JPH0924068A - 電動車椅子 - Google Patents

電動車椅子

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Publication number
JPH0924068A
JPH0924068A JP7173627A JP17362795A JPH0924068A JP H0924068 A JPH0924068 A JP H0924068A JP 7173627 A JP7173627 A JP 7173627A JP 17362795 A JP17362795 A JP 17362795A JP H0924068 A JPH0924068 A JP H0924068A
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JP
Japan
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turned
main switch
joystick
occupant
assistant
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Application number
JP7173627A
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English (en)
Inventor
Mikio Saito
幹夫 斉藤
Hiroyuki Takahashi
宏行 高橋
Yoshiaki Ezaki
芳明 江崎
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員と介助者のいずれか一方が操縦を開始す
ると、他方の者用の操縦手段による操縦を不能とする電
動車椅子を提供する。 【構成】 乗員が電動車椅子を操縦するためのジョイス
ティック1bと、介助者が操縦するためジョイスティッ
ク2bとを別個に設けると共に、ジョイスティック1b
による操縦を有効にする乗員用のメインスイッチ1a
と、ジョイスティック2bによる操縦を有効にする介助
者用のメインスイッチ2aを設ける。そして、これらの
ジョイスティック1b,2bの操作に基づいて、ジョイ
スティック1b,2bのいずれを優先的に選択するかを
CPU11で決定する。CPU11は、メインスイッチ
1a,2aが両方ともオフにされるまで、先にオンにし
たメインスイッチ1a,2aに対応するジョイスティッ
ク1b,2bを優先的に選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員及び介助者の
操作により走行する電動車椅子の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような電動車椅子として
は、実公昭57ー19144号公報に開示されたものが
知られている。この電動車椅子は、メインスイッチと各
車輪の速度制御のための操縦手段とを乗員用と介助者用
にそれぞれ別個に設けたものであり、介助者用のメイン
スイッチに乗員用のメインスイッチの回路の開閉を行う
スイッチング素子を設け、介助者用のメインスイッチを
オンにすると介助者用の操縦手段のみが有効に作動する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な電動車椅子においては、乗員用のメインスイッチをオ
ンにして乗員用の操縦手段を操作している最中に、介助
者用のメインスイッチが例えば悪戯や物にぶつかるなど
何らかの原因でオンになることがある。そのような場合
には、乗員が操縦手段を操作しても有効に作動せず、介
助者用の操縦手段しか働かなくなる。そして、乗員用の
操縦手段の操作を有効にするためには、介助者用のメイ
ンスイッチをオフする必要があり、介助者用のメインス
イッチが乗員の後方の離れた位置にあるような場合に
は、その作業は電動車椅子の乗員にとって非常に面倒で
ある。さらに、上記電動車椅子においては、スイッチン
グ素子として用いるリレーや半導体素子が故障すること
が考えられ、そのような場合には、乗員用の操縦手段と
介助者用の操縦手段との間の切替ができなくなる。
【0004】本発明は前記の事情を考慮してなされたも
のであり、乗員と介助者のいずれか一方が操縦を開始す
ると、他方の者用の操縦手段による操縦を不能とし、か
つ、故障による操縦手段間の切替不能を少なくする電動
車椅子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の電動車椅子にあっては、乗員用の
操縦手段と介助者用の操縦手段とを別個に設け、一方の
操縦手段によって操縦可能にした電動車椅子において、
前記乗員用の操縦手段による操縦を有効にする乗員用の
切替手段と、前記介助者用の操縦手段による操縦を有効
にする介助者用の切替手段と、前記乗員用及び介助者用
の切替手段の操作に基づいて、前記乗員用の操縦手段と
介助者用の操縦手段のいずれを優先的に選択するかを決
定する選択手段とを備え、両方の切替手段が無効にされ
るまで、先に有効にした切替手段に対応する操縦手段を
前記選択手段が優先的に選択するようになされたことを
特徴とする。
【0006】これによれば、両方の切替手段が無効にさ
れるまで、先に有効にした切替手段に対応する操縦手段
を選択手段が優先的に選択し、両方の切替手段が無効に
されると初期の状態にリセットされる。これにより、乗
員と介助者のいずれか一方が操縦を開始すると、両方の
切替手段を無効にしない限り、他方の者用の操縦手段に
よる操縦を不能とすることが可能である。また、前記の
ように、介助者用のメインスイッチに乗員用のメインス
イッチの回路の開閉を行うスイッチング素子を設けるの
ではなく、乗員用及び介助者用の切替手段の操作に基づ
いて、選択手段によって、乗員用の操縦手段と介助者用
の操縦手段のいずれを優先的に選択するかを決定するの
で、スイッチング素子のリレーや半導体素子が不要であ
る。
【0007】また、請求項2に記載の電動車椅子にあっ
ては、請求項1に記載の構成において、前記先に有効に
した切替手段に加えて、他方の切替手段も有効にした
後、前記先に有効にした切替手段だけが無効にされる
と、両方の切替手段が無効にされるまで、前記選択手段
がいずれの操縦手段も選択しないようになされたことを
特徴とする。これによれば、請求項1の場合と同様に、
両方の切替手段を無効にしたとき、初期状態にリセット
され、次に有効にした切替手段に応じて、選択手段がど
の操縦手段の操作が優先されるか決定する。これに対し
て、他方の切替手段も有効にした後、前記先に有効にし
た切替手段だけが無効にされると、選択手段は、いずれ
の操縦手段も選択しなくなり、電動車椅子は操縦されな
くなる。通常の場合は、一方の切替手段しか有効にする
ことはないから、優先されていた切替手段を無効にすれ
ば、電動車椅子を操縦していた乗員または介助者は、す
べての切替手段を無効にしたと判断する。しかし、この
後、いずれかの切替手段を有効にしたとき、操縦手段に
よる操縦ができなくなった場合には、それまでは両方の
切替手段を無効にしていたのではなく、切替手段の片方
が有効だったことに、乗員または介助者が気付く。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1の実施形態 (1) 実施形態の構成 まず、図1は本発明の実施形態に係る電動車椅子の制御
回路を示すブロック図である。図において符号1は乗員
用の操作パネル、2は介助者用の操作パネルである。符
号3は蓄電池等の電源、4,5は左右の車輪を回転させ
るモータ、6,7は各モータ4,5の回転を駆動するモ
ータ制御部である。各モータ4,5には、それらの回転
速度を検出する車速センサ4a,5aがそれぞれ設けら
れている。さらに、各モータ制御部6,7には、リレー
8,9を介して電流が供給されるようになされており、
リレー8,9がオフにされると、モータ4,5が停止す
る。符号10は、コントローラを示し、このコントロー
ラ10は、CPU(中央処理装置:選択手段)11、メ
モリ等のハードウェアによって構成されている。
【0009】操作パネル1,2には、それぞれコントロ
ーラ10へ電流を供給する回路の開閉を行うメインスイ
ッチ1a,2a(切替手段)が設けられている。コント
ローラ10は、メインスイッチ1a,2aのいずれか一
方がオンにされれば、電源3から通電されるようになっ
ている。また、操作パネル1,2には、ジョイスティッ
ク(速度制御操作子:操縦手段)1b,2bが設けられ
ている。後述のように、電動車椅子を進行方向を変更す
る場合には、乗員用または介助者用のジョイスティック
1b,2bを傾倒させると、その方向に電動車椅子を進
行させるべく、各車輪の速度が制御される。
【0010】CPU11には、入力インタフェース17
a〜17eから各種信号出力やスイッチ出力が取り込ま
れると共に、CPU11は、出力インターフェース17
f,17gから各種指令値等の制御信号を外部へ出力す
る。CPU11は、所定のプログラムに基づいて動作
し、各種機能を果たす。図では、これら各機能別にパネ
ル選択部12、ジョイスティック入力部13、指令車速
計算部14、PWM波計算部15および車速計算部16
と想定してブロック表示し、以下、各ブロックの機能と
して説明を行う。なお、これらのCPU11の機能をハ
ードウェアによって行わせることも可能である。
【0011】パネル選択部12は、操作パネル1,2の
メインスイッチ1a,2aから供給されるオン・オフ信
号に応じて、ジョイスティック1b,2bのいずれの傾
倒角信号を選択すべきか指示する操作子選択信号を出力
する。
【0012】ジョイスティック入力部13には、ジョイ
スティック1b,2bからの傾倒角信号が入力される。
この場合、傾倒角信号は、ジョイスティック1b,2b
の傾倒角に応じた値をとる。また、傾倒角信号は、ジョ
イスティック1b,2bが前方に傾倒されたときは正の
値、後方に傾倒されたときは負の値をとる。そして、ジ
ョイスティック入力部13は、前記の操作子選択信号に
基づいて選択したジョイスティック1bまたは2bの傾
倒角信号を出力する。指令車速計算部14は、ジョイス
ティック入力部13からの傾倒角信号に基づき、各車輪
を回転させるべき速度を算出する。そして、速度の算出
の結果、いずれかの車輪を停止、つまり速度を「0」に
すべきときは、指令車速計算部14は、リレー8,9の
いずれかにオフ信号を出力して、そのリレー8,9をオ
フにする。これにより、対応したモータ制御部6または
7がオフになり、モータ4,5のいずれかが停止する。
速度の算出結果がこれ以外のときには、指令車速計算部
14は、リレー8,9にオン信号を出力すると共に、目
標車速信号を出力する。
【0013】PWM波計算部15は、この目標車速信号
に基づき制御信号となるPWM波を出力し、各モータ制
御部6,7に与える電流値を制御する。これにより、各
モータ制御部6,7からモータ4,5に与える駆動電流
が制御され、モータ4,5の回転速度、すなわち各車輪
の速度が制御される。このようにして、左右の速度を異
ならせることにより、電動車椅子の進行方向が変更され
る。車速計算部16は、車速センサ4a,5aから入力
されたパルスを受信し、実際の各車輪の速度を算出し
て、実車速信号を出力する。PWM波計算部15は、こ
の実車速信号を取り入れて、前記電流値をフィードバッ
ク制御する。
【0014】本実施形態において、パネル選択部12
は、両方のメインスイッチ1a,2aがオフにされた
後、先にオンにされたメインスイッチ1aまたは2aの
方のジョイスティック1bまたは2bの傾倒角を優先的
に選択し、この傾倒角に応じた操作子選択信号を出力す
るようになっている。そして、この状態は、両方のメイ
ンスイッチ1a,2aがオフにされるとリセットされ、
次にオンにされたメインスイッチ1aまたは2aの方の
ジョイスティック1b,2bの傾倒角を優先的に選択
し、選択したジョイスティック1bまたは2bからの傾
倒角信号を出力するようになされている。
【0015】表1は、このようなパネル選択部12の処
理の例を時系列的に示す。
【表1】
【0016】まず初めに、両方のメインスイッチ1a,
2aがオフにされているときには、CPU11に電流が
供給されないため、システムは非動作状態にある。ここ
でいずれか一方のメインスイッチ1aまたは2aをオン
すると、パネル選択部12は、その一方のメインスイッ
チ側のジョイスティックの傾倒角信号を選択する。たと
えば、乗員用のメインスイッチ1aがオンであれば、乗
員用のジョイスティック1bを選択する。
【0017】これ以降は、他方のメインスイッチをオン
したとしても、これに拘らず、パネル選択部12は、先
にオンされた一方のメインスイッチ側のジョイスティッ
クの傾倒角信号を選択する。そして、たとえ、他方のメ
インスイッチをオンにしたまま、先にオンされた一方の
メインスイッチをオフしたとしても、パネル選択部12
は、その一方のメインスイッチ側のジョイスティックを
選択し続ける。先の例にならうと、介助者用のメインス
イッチ2aがオンされ、乗員用のメインスイッチ1aが
オフされても、乗員用のジョイスティック1bを選択す
る。したがって、介助者用のジョイスティック2bの操
作に拘わりなく、乗員用のジョイスティック1bを操作
することにより、電動車椅子の進行方向が決定されるこ
とになる。
【0018】その後、再度一方のメインスイッチをオン
したり、さらに他方のメインスイッチをオフしたりして
も、パネル選択部12が前記一方のメインスイッチ側の
ジョイスティックを選択することに変わりはない。
【0019】この状態をリセットするには、両方のメイ
ンスイッチをオフにする。これにより、CPU11に電
流が供給されなくなり、システムが非動作状態になる。
この後、いずれかのメインスイッチ1aまたは2aがオ
ンされると、パネル選択部12は、オンされたメインス
イッチの方のジョイスティックの傾倒角信号を優先的に
選択する。たとえば、前記の他方のメインスイッチをオ
ンした場合には、これ以降、他方のメインスイッチ側の
ジョイスティックを選択することになる。先の例になら
うと、リセット後に、介助者用のメインスイッチ2aが
先にオンされると、これ以降、介助者用のジョイスティ
ック2bを選択する。したがって、乗員用のジョイステ
ィック1bの操作に拘わりなく、介助者用のジョイステ
ィック2bを操作することにより、電動車椅子の進行方
向が決定されることになる。
【0020】(2) 実施形態の動作 次に、図2を参照して本実施形態の動作を説明する。ま
ず、乗員が操作パネル1のメインスイッチ1aを先にオ
ンにした場合には(ステップS1)、ステップS2に進
み、パネル選択部12は乗員用の操作パネル1からのオ
ン信号を受信する。そして、パネル選択部12は、乗員
用の操作パネル1での操作を優先的に選択するよう決定
する(ステップS3)。一方、ステップS1でメインス
イッチ1aがオンされずに、介助者が操作パネル2のメ
インスイッチ2aを先にオンした場合には(ステップS
4)、パネル選択部12は介助者用の操作パネル2から
のオン信号を受信する(ステップS5)。そして、パネ
ル選択部12は、介助者用の操作パネル2での操作を優
先的に選択するよう決定する(ステップS3)。
【0021】その後、優先しない方の操作パネルのメイ
ンスイッチをオンすることなく、優先する方の操作パネ
ルのメインスイッチをオフすると(ステップS6〜S
7)、システムが非動作状態となる。そして、パネル選
択部12で行った操作パネルの選択がリセットされ、次
のメインスイッチの操作に備える。それ以外の場合に
は、ジョイスティック入力部13で、優先しない方の操
作パネルのジョイスティックの傾倒角信号を無視し、優
先する方の操作パネルのジョイスティックの傾倒角信号
を選択して、指令車速計算部14に読み込み(ステップ
S8)、これに基づいて指令車速計算部14で左右の各
車輪を回転させるべき目標車速を算出する(ステップS
9)。
【0022】次いで、車速計算部16が、車速センサ4
a,5aからのパルスに基づいて、実車速を算出する
(ステップS10)。そして、PWM波計算部15は、
目標車速信号と実車速信号とを比較し、各モータ制御部
6,7に与えるべき電流値に相当するPWM波を算出
し、これを各モータ制御部6,7に出力する(ステップ
S11〜S12)。そして、ステップS13に移行し
て、ここで、少なくともいずれかの車輪の速度を「0」
にすべきときは、その車輪に対応するリレー8または9
をオフしてモータ制御部6または7をオフにすることに
より、対応するいずれかのモータ4または5の駆動を停
止する(ステップS14)。また、ステップS13で目
標車速度が「0」でなければ、車速を「0」にしない車
輪に対応するリレー8または9をオンにして、モータ制
御部6または7をオンにすることにより、目標車速に対
応する速度でモータ4または5を回転させる(ステップ
S15)。
【0023】この後、ステップS16に移行し、乗員お
よび介助者が両方のメインスイッチ1a,2aをオフに
しなければ、前記のステップS6ないしS15の動作を
繰り返す。これによって、先にオンにしたメインスイッ
チ側のジョイスティックによってのみ、電動車椅子の操
縦が可能な状態が継続される。一方、ステップS16に
おいて、乗員および介助者が両方のメインスイッチ1
a,2aをオフにした場合には、システムが非動作状態
となり、パネル選択部12で行った操作パネルの選択が
リセットされ、次のメインスイッチの操作に備える。こ
れと同時に、リレー8,9は両方ともオフにされて、電
動車椅子は停止される。
【0024】(3) まとめ このように本実施形態によれば、両方のメインスイッチ
1a,2aがオフされるまで、先にオンにしたメインス
イッチ1aまたは2aに対応するジョイスティック1b
または2bをパネル選択部12が、優先的に選択し続
け、両方のメインスイッチ1a,2aがオフにされると
初期の状態にリセットする。これにより、乗員と介助者
のいずれか一方が操縦を開始すると、両方のメインスイ
ッチ1a,2aをオフしない限り、いずれのメインスイ
ッチ1a,2aのオン/オフにも拘わりなく、他方の者
用のジョイスティック1bまたは2bによる操縦を不能
とすることが可能である。
【0025】したがって、メインスイッチ1a,2aの
一方をオンにしてジョイスティック1b,2bの一方を
操作している最中に、メインスイッチ1a,2aの他方
が例えば悪戯や物にぶつかるなど何らかの原因でオンに
なったとしても、先にオンにしたメインスイッチ1aま
たは2aに対応するジョイスティック1bまたは2b
が、その後も継続して有効に働く。このため、たとえ
ば、乗員の操縦の途中で、介助者用のジョイスティック
2bでなければ電動車椅子を操縦できなくなってしま
い、乗員が介助者用の操作パネル2にあるメインスイッ
チ2aを苦労してオフするような不具合をなくすことが
できる。
【0026】そして、もし現在操作中のジョイスティッ
ク1bまたは2bによる操縦を止めて、他方のジョイス
ティック1bまたは2bで電動車椅子を操縦する場合に
は、両方のメインスイッチ1a,2aをオフにする必要
があるが、この場合には、必ず、乗員と介助者の双方の
合意があり、双方が合意しなければ、先にオンにしたメ
インスイッチをオフしないことにより、それまで操縦し
ていた者が引続き電動車椅子を操縦することになる。
【0027】また、従来のように、介助者用のメインス
イッチに乗員用のメインスイッチの回路の開閉を行うス
イッチング素子を設けるのではなく、乗員用及び介助者
用のメインスイッチ1a,2aの操作に基づいて、パネ
ル選択部12によって、乗員用のジョイスティック1b
と介助者用のジョイスティック2bのいずれを優先的に
選択するかを決定するので、スイッチング素子のリレー
や半導体素子が不要である。このため、製造コストを廉
価にすることができると共に、これらのリレーや半導体
素子を設けることに伴う故障を削減することが可能であ
る。
【0028】B.第2の実施形態 (1) 実施形態の構成 次に本発明に係る第2の実施形態を説明する。本実施形
態においても、図1に示す制御回路を使用し、このうち
パネル選択部12での処理が第1の実施形態と若干異な
る。すなわち、パネル選択部12は、両方のメインスイ
ッチ1a,2aがオフにされた後、先にオンされたメイ
ンスイッチ1aまたは2aの方のジョイスティック1b
または2bの傾倒角信号を優先的に選択し、この傾倒角
信号に応じた操作子選択信号を出力する点で第1の実施
形態と同様である。しかし、先にオンにしたメインスイ
ッチ1aまたは2aに加えて、他方のメインスイッチ1
aまたは2aもオンにした場合、先にオンにしたメイン
スイッチ1aまたは2aだけがオフにされると、両方の
メインスイッチ1a,2aがオフにされるまで、パネル
選択部12は、いずれのジョイスティック1b,2bも
選択せず、操作子選択信号の代わりに、後述の優先キャ
ンセル信号を出力するようになされている。
【0029】表2は、このパネル選択部12の処理の例
を時系列的に示す。
【表2】
【0030】まず初めに、両方のメインスイッチ1a,
2aがオフにされているときには、CPU11に電流が
供給されないため、システムが非動作状態にある。ここ
でいずれか一方のメインスイッチ1aまたは2aをオン
すると、パネル選択部12は、その一方のメインスイッ
チ側のジョイスティックの傾倒角信号を選択する。たと
えば、乗員用のメインスイッチ1aがオンであれば、乗
員用のジョイスティック1bを選択する。そして、他方
のメインスイッチをオンしたとしても、これに拘らず、
パネル選択部12は、先にオンされた一方のメインスイ
ッチ側のジョイスティックの傾倒角を選択し、これに応
じた操作子選択信号を出力する。
【0031】この後、他方のメインスイッチをオンにし
たまま、先にオンされた一方のメインスイッチをオフす
ると、パネル選択部12は、その一方のメインスイッチ
側のジョイスティックを選択することをキャンセルし、
いずれのジョイスティックも選択しなくなる(以下、こ
の状態を「優先キャンセル」とする)。そして、操作子
選択信号の代わりに優先キャンセル信号を出力する。先
の例にならうと、介助者用のメインスイッチ2aがオン
され、乗員用のメインスイッチ1aがオフにされると、
乗員用のジョイスティック1bもジョイスティック2b
も選択しない。したがって、いずれのジョイスティック
1b,2bを操作したとしても、これに拘わりなく、電
動車椅子の進行方向を変更することができなくなる。
【0032】その後、再度一方のメインスイッチをオン
したり、さらに他方のメインスイッチをオフしたりして
も、パネル選択部12がいずれのジョイスティックも選
択しないことに変わりはない。
【0033】この状態をリセットするには、両方のメイ
ンスイッチをオフにする。これにより、CPU11に電
流が供給されなくなり、システムが非動作状態になる。
この後、いずれかのメインスイッチがオンされると、パ
ネル選択部12は、オンされたメインスイッチの方のジ
ョイスティックの傾倒角信号を優先的に選択する。たと
えば、前記の他方のメインスイッチをオンした場合に
は、これ以降、他方のメインスイッチ側のジョイスティ
ックを選択することになる。先の例にならうと、リセッ
ト後に、介助者用のメインスイッチ2aが先にオンされ
ると、これ以降、介助者用のジョイスティック2bを選
択する。したがって、乗員用のジョイスティック1bの
操作に拘わりなく、介助者用のジョイスティック2bを
操作することにより、電動車椅子の進行方向が決定され
ることになる。
【0034】(2) 実施形態の動作 次に、図3を参照して本実施形態の動作を説明する。ま
ず、乗員が操作パネル1のメインスイッチ1aを先にオ
ンにした場合には(ステップS21)、ステップS22
に進み、パネル選択部12は乗員用の操作パネル1から
のオン信号を受信する。そして、パネル選択部12は、
乗員用の操作パネル1での操作を優先的に選択するよう
決定する(ステップS23)。一方、ステップS21で
メインスイッチ1aがオンされずに、介助者が操作パネ
ル2のメインスイッチ2aを先にオンした場合には(ス
テップS24)、パネル選択部12は介助者用の操作パ
ネル2からのオン信号を受信する(ステップS25)。
そして、パネル選択部12は、介助者用の操作パネル2
での操作を優先的に選択するよう決定する(ステップS
23)。
【0035】その後、ステップS26の優先キャンセル
判定に移行する。ここでは、まず優先しない方のメイン
スイッチをオンにしているか否かを判断し、さらに優先
する方のメインスイッチをオフしたか否かの二つの条件
を判断する。そして、いずれかの条件でも満たさないと
きには、判断結果が「No」となり、ステップS27に
移行する。
【0036】ステップS27では、ジョイスティック入
力部13において、優先しない方の操作パネルのジョイ
スティックの傾倒角信号を無視し、優先する方の操作パ
ネルのジョイスティックの傾倒角信号を選択して、指令
車速計算部14に読み込む。そして、傾倒角信号に基づ
いて指令車速計算部14で左右の各車輪を回転させるべ
き目標車速を算出する(ステップS28)。
【0037】次いで、車速計算部16が、車速センサ4
a,5aからのパルスに基づいて、実車速を算出する
(ステップS29)。そして、PWM波計算部15が、
目標車速信号と実車速信号とを比較し、各モータ制御部
6,7に与えるべき電流値に相当するPWM波を算出
し、これを各モータ制御部6,7に出力する(ステップ
S30〜S31)。そして、ステップS32に移行し
て、ここで、少なくともいずれかの車輪の速度を0にす
べきときは、その車輪に対応するリレー8または9をオ
フしてモータ制御部6または7をオフにすることによ
り、対応するいずれかのモータ4または5の駆動を停止
する(ステップS33)。また、ステップS32で目標
車速度が0でなければ、車速を0にしない車輪に対応す
るリレー8または9をオンにして、モータ制御部6また
は7をオンにすることにより、目標車速に対応する速度
でモータ4,5を回転させる(ステップS34)。
【0038】この後、ステップS35に移行し、ここで
乗員および介助者が両方のメインスイッチ1a,2aを
オフにした場合には、システムが非動作状態となり、パ
ネル選択部12で行った操作パネルの選択がリセットさ
れ、次のメインスイッチの操作に備える。これと同時
に、リレー8,9は両方ともオフにされて、電動車椅子
は停止される。このようにして、ステップS27からス
テップS35に至るまで、先にオンにしたメインスイッ
チ側のジョイスティックによってのみ、電動車椅子の操
縦が可能な状態が継続される。一方、ステップS35に
おいて、乗員および介助者が両方の両方のメインスイッ
チ1a,2aをオフにしなければ、前記のステップS2
6に移行して優先キャンセル判定を行う。
【0039】ステップS26では、前記の二つの条件を
両方とも満たすときに、判断結果が「Yes」となり、
ステップS36に移行する。ステップS36において
は、パネル選択部12は、いずれのジョイスティック1
b,2bも選択しなくなり、優先キャンセル信号を出力
する。これにより、ジョイスティック入力部13は、両
方のジョイスティック1b,2bの傾倒角信号を無視す
るようになり、これらの傾倒角信号に拘わりなく、値
「0」の傾倒角信号を出力する。そして、指令車速計算
部14では両方の車輪の目標車速を「0」に設定する。
この後、ステップS29に移行し、ステップS35ま
で、前記と同様の動作を行う。
【0040】(3) まとめ このように本実施形態においては、両方のメインスイッ
チ1a,2aがオフにされるか、優先キャンセル判定結
果が「Yes」となるまで、先にオンにしたメインスイ
ッチ1a,2aに対応するジョイスティック1b,2b
をパネル選択部12が、優先的に選択し続ける。そし
て、両方のメインスイッチ1a,2aがオフにされると
初期の状態にリセットされ、優先キャンセル判定結果が
「Yes」となると優先キャンセルとされ、電動車椅子
の操縦ができなくなる。これにより、乗員と介助者のい
ずれか一方が操縦を開始すると、両方のメインスイッチ
1a,2aをオフにしない限り、いずれのメインスイッ
チ1a,2aのオン/オフに拘わりなく、他方の者用の
ジョイスティック1bまたは2bによる操縦を不能とす
ることが可能である。
【0041】したがって、メインスイッチ1a,2aの
一方をオンにしてジョイスティック1b,2bの一方を
操作している最中に、メインスイッチ1a,2aの他方
が例えば悪戯や物にぶつかるなど何らかの原因でオンに
なったとしても、先にオンにしたメインスイッチに対応
するジョイスティックが、その後も継続して有効に働
く。このため、たとえば、乗員の操縦の途中で、介助者
用のジョイスティック2bでなければ電動車椅子を操縦
できなくなってしまい、乗員がメインスイッチ2aを苦
労してオフするような不具合をなくすことができる。
【0042】そして、もし現在操作中のジョイスティッ
ク1bまたは2bによる操縦を止めて、他方のジョイス
ティック1bまたは2bで電動車椅子を操縦する場合に
は、両方のメインスイッチ1a,2aをオフにする必要
があるが、この場合には、必ず、乗員と介助者の双方の
合意があり、双方が合意しなければ、先にオンにしたメ
インスイッチをオフしないことにより、それまで操縦し
ていた者が引続き電動車椅子を操縦することになる。
【0043】また、第1の実施形態と同様に、スイッチ
ング素子のリレーや半導体素子が不要である。このた
め、製造コストを廉価にすることができると共に、これ
らのリレーや半導体素子を設けることに伴う故障を削減
することが可能である。
【0044】以上に加えて、本実施形態では、優先キャ
ンセルを行うことにより、次のような効果がある。すな
わち、本実施形態では、両方のメインスイッチ1a,2
aをオフにしたとき、システムが非動作状態となり、次
にオンしたメインスイッチ1aまたは2aに応じて、ど
のジョイスティック1bまたは2bの操作が優先される
か決定する。一方、優先キャンセル判定により、先にオ
ンにしたメインスイッチ1aまたは2aと別のメインス
イッチ1aまたは2aをオンにし、かつ先にオンにした
メインスイッチ1aまたは2aだけをオフにした場合に
は、優先キャンセルと判断され、次にどちらのメインス
イッチ1aまたは2aをオンにしても、いずれのジョイ
スティック1b,2bの操作も優先されなくなり、電動
車椅子は操縦されなくなる。
【0045】通常の場合は、一方のメインスイッチ1a
または2aしかオンにすることはないから、優先されて
いたメインスイッチ1aまたは2aをオフすれば、電動
車椅子を操縦していた乗員または介助者は、システムが
非動作状態つまりメインスイッチ1a,2aの両方とも
オフであると判断する。この後、いずれかのメインスイ
ッチ1aまたは2aをオンしたとき、実際に優先されて
いたメインスイッチ1a,2aだけがオンだった場合に
は、新たにオンにしたメインスイッチ1aまたは2a側
のジョイスティック1bまたは2bでの操縦が可能とな
るが、メインスイッチ1a,2aの両方ともオンだった
場合には、いずれのジョイスティック1b,2bによっ
ても操縦ができなくなる。このため、いずれかのメイン
スイッチ1aまたは2aをオンしても、ジョイスティッ
ク1bまたは2bによる操縦ができなくなった場合に
は、それまではシステムが非動作状態にあったのではな
く、メインスイッチ1a,2aの片方がオンだったこと
に、乗員または介助者が気付く。
【0046】電動車椅子の操縦中には、たとえば、悪戯
や物にぶつかる等の原因で優先されていないメインスイ
ッチ1aまたは2aがオンになることがあるが、以上の
ように、乗員または介助者が気付くことにより、優先さ
れていない方のメインスイッチ1aまたは2aがオンな
のかオフなのか不明なまま、電動車椅子の操縦が行われ
るのが中止される。したがって、後にオンにした優先さ
れていないメインスイッチ1aまたは2aのために電力
を浪費することを避けることが可能になる。
【0047】C.変更例 以上説明した本発明は、図4に示すような制御回路にも
応用することが可能である。図4において、前述の発明
の実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付け
て、その説明を省略する。図において、符号18はLE
Dからなる警告灯、19は警告ブザーを示し、これらの
警告灯18と警告ブザー19は、乗員または介助者に誤
操作を知らせるために設けられている。CPU11の機
能としては、誤操作判断部20、LED点灯制御部2
1、ブザー制御部22、タイマー23および時刻カウン
ト部24が含められている。なお、これらのCPU11
の機能もハードウェアによって行わせることも可能であ
る。
【0048】タイマー23は、メインスイッチ1aがオ
ンされて、CPU11が作動を開始してからの時間に対
応する信号を出力する。時刻カウント部24は、この信
号に基づいて経過時間信号を出力する。誤操作判断部2
0には、時刻カウント部24からこの経過時間信号が入
力される。さらに、誤操作判断部20には、メインスイ
ッチ1aからオン・オフ信号が入力され、ジョイスティ
ック入力部13から傾倒角信号が入力される。そして、
メインスイッチ1aがオンされた後、所定時間経過する
までに、傾倒角信号が入力されると、誤操作判断部20
は、指示車速=「0」の信号を出力すると共に、警告灯
18および警告ブザー19を動作させる指令信号を出力
する。
【0049】図5は、この制御回路の動作を示す。ま
ず、操作パネル1のメインスイッチ1aをオンにする
と、CPU11に電流が供給されて、システムがスター
トする。そして、メインスイッチ1aがオンされてCP
U11が作動を開始した後、所定時間経過するまでに、
傾倒角信号が入力されると(ステップS41,S4
2)、誤操作判断部20は、指令車速計算部14に、左
右の車輪を停止すべく、指示車速=「0」の信号を出力
する(ステップS43)。指令車速計算部14は、指示
車速=「0」の信号が入力されると、これに基づきオフ
信号を出力して、リレー8,9を両方ともオフにし、モ
ータ制御部6,7をオフにして、モータ4,5を停止さ
せる。
【0050】そして、誤操作判断部20は、LED点灯
制御部21及びブザー制御部22に警告灯18および警
告ブザー19を動作させる指令信号を出力する(ステッ
プS44)。これにより、警告灯18が点灯し、警告ブ
ザー19が警報音を発する。この状態は、メインスイッ
チ1aがオフされるまで継続され、メインスイッチ1a
がオフされると(ステップS45)、CPU11への電
流供給が途絶えてシステムが非動作状態となる。
【0051】他方、メインスイッチ1aがオンされてC
PU11が作動を開始した後、所定時間経過するまで
に、傾倒角信号が入力されなければ(ステップS41,
S42)、通常の処理を行うべく、ステップS46に進
み、ここで左右の車輪の速度を制御するための各種の処
理が行われる。そして、メインスイッチ1aがオフにさ
れると(ステップS47)、CPU11への電流供給が
途絶えてシステムが非動作状態となる。
【0052】このように、図4の制御回路によれば、メ
インスイッチ1aをオンしてCPU11が作動を開始し
た後、所定時間経過するまでにジョイスティック1bを
操作した場合は、誤操作と判断して、モータ4,5を駆
動せず、かつ乗員または介助者に警告を発するようにな
っている。これにより、メインスイッチ1aをオンする
前に、既にジョイスティック1bが操作されていた場合
や、メインスイッチ1aをオンしてから極めて短時間に
ジョイスティック1bを操作した場合でも、急にモータ
4,5が駆動されて、CPU11やモータ4,5などが
故障することを防止することが可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、乗員と介助者のいずれか一方が操縦を開
始すると、両方の切替手段を無効にしない限り、他方の
者用の操縦手段による操縦を不能とすることが可能であ
る。したがって、切替手段の一方を有効にして操縦手段
の一方を操作している最中に、切替手段の他方が例えば
悪戯や物にぶつかるなど何らかの原因で有効になったと
しても、先に有効にした切替手段に対応する操縦手段
が、その後も継続して有効に働く。このため、たとえ
ば、乗員の操縦の途中で、介助者用の操縦手段でなけれ
ば電動車椅子を操縦できなくなってしまい、乗員が介助
者用の切替手段を苦労して無効にするような不具合をな
くすことができる。また、乗員用及び介助者用の切替手
段の操作に基づいて、選択手段によって、乗員用の操縦
手段と介助者用の操縦手段のいずれを優先的に選択する
かを決定するので、従来のような介助者用のメインスイ
ッチに乗員用のメインスイッチの回路の開閉を行うスイ
ッチング素子が不要であり、このスイッチング素子のリ
レーや半導体素子が不要となる。このため、製造コスト
を廉価にすることができると共に、これらのリレーや半
導体素子を設けることに伴う故障を削減することが可能
である。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、先に有効
にした切替手段と別の切替手段が有効にされた場合に
は、先に有効にした切替手段を一旦無効にし再度有効に
しても、この切替手段に対応する操縦手段を操作して電
動車椅子を操縦することができなくなる。これにより、
乗員または介助者は、後に有効にした切替手段が有効で
あることに気付く。したがって、後に有効にした切替手
段のために電力を浪費することを避けることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態に係る電動車
椅子の制御回路を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】第2の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明を応用可能な変更例に係る電動車椅子の
制御回路を示すブロック図である。
【図5】図4に示す制御回路の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 乗員用の操作パネル、 2 介助者用の操作パネル、 1a,2a メインスイッチ(切替手段)、 1b,2b ジョイスティック(操縦手段)、 3 電源、4,5 モータ、 4a,5a 車速センサ、 6,7 モータ制御部、 8,9 リレー、 10 コントローラ、 11 CPU(選択手段)、 12 パネル選択部、 13 ジョイスティック入力部、 14 指令車速計算部、 15 PWM波計算部、 16 車速計算部、 17a〜17e 入力インタフェース、 17f,17g 出力インターフェース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員用の操縦手段と介助者用の操縦手段
    とを別個に設け、一方の操縦手段によって操縦可能にし
    た電動車椅子において、 前記乗員用の操縦手段による操縦を有効にする乗員用の
    切替手段と、 前記介助者用の操縦手段による操縦を有効にする介助者
    用の切替手段と、 前記乗員用及び介助者用の切替手段の操作に基づいて、
    前記乗員用の操縦手段と介助者用の操縦手段のいずれを
    優先的に選択するかを決定する選択手段とを備え、 両方の切替手段が無効にされるまで、先に有効にした切
    替手段に対応する操縦手段を前記選択手段が優先的に選
    択するようになされたことを特徴とする電動車椅子。
  2. 【請求項2】 前記先に有効にした切替手段に加えて、
    他方の切替手段も有効にした後、前記先に有効にした切
    替手段だけが無効にされると、両方の切替手段が無効に
    されるまで、前記選択手段がいずれの操縦手段も選択し
    ないようになされたことを特徴とする請求項1に記載の
    電動車椅子。
JP7173627A 1995-07-10 1995-07-10 電動車椅子 Pending JPH0924068A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000126241A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Matsushita Electric Works Ltd 電動車椅子および記録媒体
JP2002085473A (ja) * 2000-09-11 2002-03-26 Nabco Ltd 電動車椅子

Cited By (3)

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JP2002085473A (ja) * 2000-09-11 2002-03-26 Nabco Ltd 電動車椅子
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