JPH09239234A - ロータリアトマイザを備えた半乾式脱硫装置 - Google Patents

ロータリアトマイザを備えた半乾式脱硫装置

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JPH09239234A
JPH09239234A JP8048814A JP4881496A JPH09239234A JP H09239234 A JPH09239234 A JP H09239234A JP 8048814 A JP8048814 A JP 8048814A JP 4881496 A JP4881496 A JP 4881496A JP H09239234 A JPH09239234 A JP H09239234A
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JP
Japan
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rotary atomizer
semi
desulfurizing agent
flow rate
industrial water
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Withdrawn
Application number
JP8048814A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Hayashi
幸彦 林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクを長寿命化すると共に効率的運転を
可能としたロータリアトマイザを備えた半乾式脱硫装置
を提供する。 【解決手段】 スプレードライヤ1の頂部にインバータ
6を具えたモータ12より駆動され脱硫剤4と工業用水
5を噴霧するロータリアトマイザ2を装備してある。脱
硫剤4と工業用水5の流量を検出する流量検出器14,
15が設けられ、この流量検出器14,15で検出され
た流量に応じた所定の回転数でロータリアトマイザモー
タ12を駆動するようインバータ6に出力する制御装置
7が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱硫剤と工業用水
を噴霧するロータリアトマイザを装備した半乾式脱硫装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に脱硫剤と工業用水を噴霧するロー
タリアトマイザを装備した従来の半乾式脱硫装置の代表
的構成が示してある。図4において、1はスプレードラ
イヤであり、その頂部にロータリアトマイザ2が装備さ
れている。
【0003】ロータリアトマイザ2は、モータ12によ
り回転されるディスク3を有しており、モータ12はイ
ンバータ装置6′を介し一定周波数の動力13で駆動回
転される。
【0004】ディスク3は、図5に詳細構造を示すよう
に、ノズル8を設けた円筒体を有している。4及び5
は、ロータリアトマイザ2に供給される脱硫剤及び工業
用水であり、A及びA′はスプレードライヤ1に流入及
び流出するガスを示している。
【0005】このように構成された図4の半乾式脱硫装
置において、スプレードライヤ1を通過するボイラ排ガ
ス等の排ガスAは、スプレードライヤ1上部のロータリ
アトマイザ2の下部に取付けたディスク3のノズル8よ
り噴霧される脱硫剤4と工業用水5に反応し脱硫ガス
A′になる。
【0006】この時の化学反応を効率的に行うために
は、ディスク3から噴霧される脱硫剤4と工業用水5の
混合液の液滴粒径を小さくする必要がある。
【0007】ディスク3の噴霧量が一定の場合、液滴粒
径は、ロータリアトマイザ2の回転数が上がれば上がる
程小さくなる。また、回転数が一定の場合は、噴霧量を
少くすればする程、液滴粒径は小さくなる。
【0008】従来では、最大噴霧量と必要最小限の液滴
粒径から、回転数を決定し、インバータ装置6′を介し
一定周波数の動力13でロータリアトマイザ12を制御
してきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の半乾式脱硫装置
では、前記したようにロータリアトマイザ2の運転周波
数が固定されていたため、噴霧量が少い時、ロータリア
トマイザは必要液滴粒径以下の粒径で噴霧出来る必要以
上の回転数となってしまい、効率が悪いシステムとなっ
ていた。
【0010】また、ディスク3内には、脱硫剤4と工業
用水5が注入されるが、脱硫剤4による磨耗を防止する
ために、高濃液の脱硫剤4の液を注入し、ディスク3内
壁に保護層を作る運転を行う。
【0011】すなわち、ディスク3は高温環境にある
(例えば約150℃)ため高濃度の脱硫剤液を流してデ
ィスク3を低速回転することによりディスク壁に脱硫剤
を固化させ保護層を形成させることを行う。
【0012】しかしながら、従来のロータリアトマイザ
では前記したように回転数が高いため脱硫剤による保護
層が形成されにくく、ディスクの磨耗の度合が高くな
る。従って、ロータリアトマイザの効率的運転、ディス
クの長寿命化のためにも、最適な回転数で運転する制御
装置が不可欠である。
【0013】本発明は、ディスクを長寿命化すると共に
効率的運転を可能としたロータリアトマイザを備えた半
乾式脱硫装置を提供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、インバータに
より駆動され脱硫剤と工業用水を噴霧するロータリアト
マイザを装備した半乾式脱硫装置における前記課題を解
決するため、次の構成を採用する。
【0015】すなわち、本発明による半乾式脱硫装置で
は、ロータリアトマイザに供給される脱硫剤と工業用水
の流量を検出する流量検出装置、及び同流量検出装置で
検出された流量に応じた所定の回転数で前記ロータリア
トマイザを駆動するよう前記インバータに出力する制御
装置を設けた構成を採用する。
【0016】なお、本発明による装置においては、脱硫
剤と工業用水の流量を検出する検出装置に代え、又はそ
れに加えてロータリアトマイザへ供給される脱硫剤の濃
度を検出する検出装置を用いてもよい。
【0017】図3にロータリアトマイザ2の回転数、脱
硫剤と工業用水の噴霧量又は脱硫剤濃度と液滴粒径の関
係を示す。図3からわかるように、噴霧量又は脱硫剤濃
度に応じて、ロータリアトマイザの回転数を変化させる
ことで液滴粒径を必要最小限の大きさにすることが出来
る。
【0018】また、本発明による半乾式脱硫装置では、
運転直後のディスク3内壁に脱硫剤の保護層を作る工程
で、回転数を必要最小限にして運転することにより脱硫
剤の保護層をディスク内壁に所望どおり形成させること
が出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半乾式脱硫装
置について図1及び図2に示した実施の一形態に基づい
て具体的に説明する。なお、以下の実施の形態におい
て、図4に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明
を簡単にするため同じ符号を付してある。
【0020】図1において、7は、可変速インバータ装
置6へ周波数変更を出力する制御装置である。脱硫剤4
と工業用水5の流量をそれぞれ検出する流量検出装置1
4と15が設けられ、それらの出力信号9,10は制御
装置7へ供給されている。また、脱硫剤4の供給ライン
には濃度検出装置16も設けられ、その出力信号17も
制御装置7へ供給されている。
【0021】以上説明したように、図1に示した半乾式
脱硫装置では制御装置7が設けられ、その制御装置7に
は、脱硫剤4の流量信号9と工業用水5の流量信号10
が入力され図2に示す制御フローチャートに従い、脱硫
剤4と工業用水5の流量に応じた最適回転数指令信号1
1が可変速インバータ装置6に出力される。
【0022】また、脱硫剤4の濃度が変化するプラント
に用いる場合には、検出装置16で検出された脱硫剤4
の濃度信号17も制御装置7に入力するものとする。図
2のフローチャートにより図1に示した半乾式脱硫装置
の作動について以下説明する。
【0023】ロータリアトマイザ2起動後、工業用水5
の流量と脱硫剤4の流量を検出装置14,15により検
出し、該信号9,10を制御装置7に入力する…
(1)。
【0024】工業用水流量が0m2 /hで脱硫剤流量が
1 3 /h以下(ディスク3内壁に保護層を作る設定
流量)の場合、回転数指令値h1 (Hz)を出力する…
(2)。
【0025】流量が前記(2)以外の場合、脱硫剤の濃
度を入力する…(4)。
【0026】前記(4)と工業用水、脱硫剤流量より混
合濃度を計算する…(5)。
【0027】混合濃度と噴霧量(工業用水流量+脱硫剤
流量)より必要最低回転数をあらかじめ入力したグラフ
より算出する…(6)。
【0028】グラフより算出した回転数h2 (Hz)を
回転数指令値として出力する…(7)。
【0029】ロータリアトマイザ停止まで繰り返す…
(8)。
【0030】以上のようにして、図1に示した半乾式脱
硫装置においては、制御装置7が脱硫剤4の流量信号9
と工業用水5の流量信号10及び脱硫剤4の濃度信号1
7を演算し、脱硫に最適な回転数を決定する。
【0031】そして外部設定信号により運転周波数を変
更出来る可変速インバータ装置6に対して制御装置7か
らの回転数指令信号11を出力し、ロータリアトマイザ
2の回転数を最適に制御させるのである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半乾式脱
硫装置によれば、脱硫剤と工業用水の流量及び脱硫剤濃
度の少くともいづれか一方を検出する検出装置、及び同
検出装置で検出された流量又は濃度に応じた所定の回転
数でロータリアトマイザを駆動するようインバータに出
力する制御装置を設けたことによって、ロータリアトマ
イザの回転数を必要最小限にすることが出来るため、効
率的に動力を消費することが出来る。
【0033】また、ロータリアトマイザのディスクの回
転数を所望の値にした状態でディスク内壁に脱硫剤の保
護層を形成させることによりディスクの磨耗を最小にす
ることが出来、ディスクを長寿命化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る半乾式脱硫装置の
システム図。
【図2】図1に示した半乾式脱硫装置における制御装置
の制御フローチャート図。
【図3】ロータリアトマイザの回転数、噴霧量、及び液
滴粒径の関係を示す線図。
【図4】従来の半乾式脱硫装置のシステム図。
【図5】図4の半乾式脱硫装置に用いられているロータ
リアトマイザのディスクの斜視図。
【符号の説明】
1 スプレードライヤ 2 ロータリアトマイザ 3 ディスク 4 脱硫剤 5 工業用水 6 可変速インバータ装置 7 制御装置 8 ノズル 9 脱硫剤流量信号 10 工業用水流量信号 11 回転数指令信号 12 ロータリアトマイザモータ 13 モータ駆動動力 14,15 流量検出装置 16 濃度検出装置 17 脱硫剤濃度信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータにより駆動され脱硫剤と工業
    用水を噴霧するロータリアトマイザを装備した半乾式脱
    硫装置において、前記脱硫剤と工業用水の流量及び脱硫
    剤濃度の少くともいづれか一方を検出する検出装置、及
    び同検出装置で検出された流量又は濃度に応じた所定の
    回転数で前記ロータリアトマイザを駆動するよう前記イ
    ンバータに出力する制御装置を設けたことを特徴とする
    ロータリアトマイザを備えた半乾式脱硫装置。
JP8048814A 1996-03-06 1996-03-06 ロータリアトマイザを備えた半乾式脱硫装置 Withdrawn JPH09239234A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106237799A (zh) * 2016-09-30 2016-12-21 江苏绿叶环境工程集团有限公司 一种烟气脱硫系统
JP2017035695A (ja) * 2016-11-07 2017-02-16 新日本ジェット株式会社 湿式スクラバー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106237799A (zh) * 2016-09-30 2016-12-21 江苏绿叶环境工程集团有限公司 一种烟气脱硫系统
CN106237799B (zh) * 2016-09-30 2020-02-14 江苏绿叶环境工程集团有限公司 一种烟气脱硫系统
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