JPH09238473A - 電源装置、放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents

電源装置、放電灯点灯装置及び照明器具

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JPH09238473A
JPH09238473A JP8043913A JP4391396A JPH09238473A JP H09238473 A JPH09238473 A JP H09238473A JP 8043913 A JP8043913 A JP 8043913A JP 4391396 A JP4391396 A JP 4391396A JP H09238473 A JPH09238473 A JP H09238473A
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Kenichi Asami
健一 浅見
Fuminori Nakaya
文則 仲矢
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチングトランジスタの起動を確実する
こと。 【解決手段】 電源がオンすると、整流回路側3から直
流電圧が抵抗R1を介してコンデンサC3を充電し、こ
の充電電位が上昇すると、トリガダイオードTDがオン
となって、トランジスタTr2のゲートに電流を流して
このトランジスタTr2をオンとする。トランジスタT
r2がオンになると、コンデンサC1、C2の充電電流
がインダクタL、過飽和トランスCTの1次側を通っ
て、トランジスタTr2側に流れるが、この時、コンデ
ンサC3に充電されている未放出の電荷がダイオード
D、抵抗R3、過飽和トランスCTの1次側を通してト
ランジスタTr2側に流れるため、過飽和トランスCT
の2次側のCT22に発生する電圧のピーク値及びその
パルス幅を大きくでき、トランジスタTr2をオンさせ
る起動エネルギーを大きくして、トランジスタTr2を
確実にオンさせることができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電灯を点灯するた
めの電源を供給する電源装置の起動回路の構成と、この
電源装置を用いた放電点灯装置及びこの放電点灯装置を
用いた照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の電源装置(ハーフブリッジ
方式)を用いた放電灯点灯装置の第1の従来構成例を示
した回路図である。電源がオンされると、商用電源1か
ら高周波漏洩防止用のフィルタ2を介して整流回路3に
交流電源が供給される。これにより、交流電源は整流回
路3により整流され、コンデンサCにより平滑されて直
流電源になり、抵抗R1、R2及びトランジスタTr1
に印加される。
【0003】当初、抵抗R2を介して主回路のコンデン
サC1、C2に充電電流が流れると共に、抵抗R1を介
して、コンデンサC3に充電電流が流れる。コンデンサ
C3の電位が上昇すると、トリガダイオードTDがオン
になって、トランジスタTr2のゲートに電圧が発生し
て、このトランジスタTr2がオンになる。トランジス
タTr2がオンになると、コンデンサC1、C2の放電
電流がインダクタL、過飽和トランスCT、トランジス
タTr2を流れ、この時、過飽和トランスCTの2次側
CT22に発生する電圧で、トランジスタTr2がオン
状態を維持し、上記電流が流れ続ける。しかし、しばら
くすると、過飽和トランスCTが飽和して、2次側CT
22に電圧が発生しなくなり、トランジスタTr2がオ
フになる。
【0004】トランジスタTr2がオフになると、イン
ダクタLからコンデンサC1、C2側に流れる電流が発
生し、過飽和トランスCTをリセットすると共に、その
2次側CT21に電圧を発生して、トランジスタTr1
をオンにする。これにより、トランジスタTr1を通し
て直流電流が過飽和トランスCT、インダクタL、コン
デンサC1側に流れる。この電流により、過飽和トラン
スCTの2次側CT21は電圧を発生し続けて、トラン
ジスタTr1のオン状態を維持する。
【0005】その後、過飽和トランスCTが飽和する
と、前記2次側CT21の発生電圧がなくなるので、ト
ランジスタTr1がオフする。次にコンデンサC1、C
2からインダクタL、過飽和トランスCT側に電流が流
れるので、過飽和トランスCTをリセットすると共に、
その2次側CT22に電圧を発生して、トランジスタT
r2をオンにする。以降、上記動作の繰り返しで、トラ
ンジスタTr1、Tr2がスイッチングし、高圧の高周
波電圧が放電灯4に印加されて、この放電灯4を点灯す
る。
【0006】ところで、上記したトリガダイオードTD
がオンして、トランジスタTr2をオンした直後に、過
飽和トランスCTの1次側を流れる電流はコンデンサC
1、C2の放電電流のみであるため、過飽和トランスC
Tの2次側CT22に発生する電圧のパルス幅などが小
さくなって、トランジスタTr2のオン状態を持続する
ためのエネルギーが小さく、確実な起動が保証されない
という恐れがあった。
【0007】又、上記したように従来の回路では、電源
オン時に、Tr2を起動するのに、トリガダイオードT
DからトランジスタTr2のゲートに電流を供給して、
このトランジスタTr2をオンしているが、これでは、
トリガダイオードTD等の高価な素子を使用するため、
回路のコストが高くなってしまうという不具合があっ
た。
【0008】図2は従来の電源装置(フルブリッジ方
式)を用いた放電灯点灯装置の第2の構成例を示した回
路図である。本例も、トランジスタTr2が起動してオ
ンした際に、抵抗R4、コンデンサC2、インダクタ
L、過飽和トランスCTを介してトランジスタTr2に
電流が流れるが、この電流だけではトランジスタTr2
のオン状態を持続するためのエネルギーが小さく、確実
な起動が保証されないという恐れがあった。
【0009】又、上記したように従来の回路では、電源
オン時に、トランジスタTr2を起動するのに、トリガ
ダイオードTDからトランジスタTr2のゲートに電流
を供給して、このトランジスタTr2をオンしている
が、これでは、トリガダイオードTD等の高価な素子を
使用するため、回路のコストが高くなってしまうという
不具合があった。
【0010】図3は従来の電源装置(一石自励式)を用
いた放電灯点灯装置の第3の構成例を示した回路図であ
る。本例も、トランジスタTr1が起動する際に、コン
デンサC2の充電電流しか使用しないため、トランジス
タTr1のオン状態を持続するためのエネルギーが小さ
く、確実な起動が保証されないという恐れがあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の電
源装置を用いた放電灯点灯装置では、起動時に起動対象
トランジスタのオン状態を持続するためのエネルギーが
小さく、確実な起動が保証されないという恐れがあっ
た。又、前記起動対象トランジスタを起動するのに、ト
リガダイオード等の高価な素子を使用するため、回路の
コストが高くなってしまうという不具合があった。
【0012】そこで本発明は上記のような課題を解決す
るためになされたもので、スイッチングトランジスタの
起動を確実でき、或いは回路のコストを低減できる電源
装置と、この電源装置を用いて放電灯の点灯を確実にで
き、或いは装置のコストを低減できる放電灯点灯装置
と、この放電灯点灯装置を組み込んで放電ランプの点灯
を確実にでき、或いは器具のコストを低減できる照明器
具を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
電源と;1個若しくは複数個のスイッチング素子を有
し、直流電源からの出力を高周波でスイッチングして高
周波電圧を出力するスイッチング回路と;このスイッチ
ング回路から出力されるスイッチング電流を共振させて
高電圧を発生するための共振回路と;1次側で高周波出
力を検出し、スイッチング回路を構成する各スイッチン
グ素子の制御端子に2次側からスイッチング素子をオン
・オフさせるための正帰還制御信号を供給する帰還手段
と;起動時に前記直流電源から供給される直流電流を充
電する起動用コンデンサと;起動用コンデンサに充電電
流を流す充電抵抗と;起動用コンデンサの充電電圧が上
昇するとオンして、スイッチング回路を構成する1個の
スイッチング素子の制御端子に起動用コンデンサからの
放電電流を供給して、このスイッチング素子をオンにす
るトリガ素子と;トリガ素子のオンにより前記スイッチ
ング素子がオンすると、起動用コンデンサからの放電電
流を前記過飽和トランスの1次側に流すダイオードとを
具備している。
【0014】このような構成により、起動時に前記直流
電源から供給される直流電流により前記コンデンサの充
電電圧が上昇すると、前記トリガ素子がオンして、起動
用コンデンサの充電電流が前記スイッチング素子の制御
端子に流れることにより、スイッチング素子がオンする
と、起動用コンデンサの充電電流が帰還手段の1次側に
流れ、この帰還手段の2次側に電圧を発生して、これが
このスイッチング素子の制御端子に印加されて制御電流
を流すため、スイッチング素子のオン状態が維持され
て、このスイッチング素子を起動する。
【0015】請求項2の発明は、直流電源と;1個若し
くは複数個のスイッチング素子を有し、直流電源からの
出力を高周波でスイッチングして高周波電圧を出力する
スイッチング回路と;このスイッチング回路から出力さ
れるスイッチング電流を共振させて高電圧を発生するた
めの共振回路と;1次側で高周波出力を検出し、スイッ
チング回路を構成する各スイッチング素子の制御端子に
2次側からスイッチング素子をオン・オフさせるための
正帰還制御信号を供給する帰還手段と;直列接続した前
記1組のスイッチング素子のハイサイド側のスイッチン
グ素子の制御端子に前記直流電源から供給される直流電
流を供給する第1のインピーダンスと;ローサイド側の
スイッチング素子の制御端子にこれら2個のスイッチン
グ素子の中間から直流電流を供給する第2のインピーダ
ンスと;帰還手段の2次側に直列に接続されて帰還手段
の2次側のインピーダンスを高めるインピーダンス素子
とを具備している。
【0016】このような構成により、起動時、第1のイ
ンピーダンスを通して、ハイサイド側のスイッチング素
子の制御端子に直流電源から供給される直流電流を供給
して、スイッチング素子を僅かに導通状態にするため、
このスイッチング素子を通して前記スイッチング回路の
出力側に充電電流を流す。これにより、充電電圧が上昇
すると共にハイサイド側のスイッチング素子とローサイ
ド側のスイッチング素子との中間点の電位が上昇し、こ
の中間から第2のインピーダンスを通して、ローサイド
側のスイッチング素子の制御端子に電圧が印加され、こ
の電圧が飽和電圧を越えると、ローサイド側のスイッチ
ング素子がオン状態になって、ローサイド側のスイッチ
ング素子が起動する。
【0017】請求項3の発明は、前記帰還手段は、過飽
和変流器であることを特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、直流電源と;直列接続
された第1、第2のトランジスタを有し、これら第1、
第2のトランジスタにより直流電源からの出力を高周波
でスイッチングして高周波電圧を出力するスイッチング
回路と;1次側で高周波出力を検出し、スイッチング回
路を構成する第1、第2のトランジスタのゲートに2次
側からこれらトランジスタをオン・オフ制御するための
正帰還制御信号を供給する過飽和変流器と;起動時に前
記直流電源から供給される直流電圧を充電する起動用コ
ンデンサと;起動用コンデンサに充電電流を流す充電抵
抗と;起動用コンデンサの充電電圧が上昇するとオンし
て、スイッチング回路を構成する第2のトランジスタの
ゲートに起動用コンデンサからの放電電流を供給して、
第2のトランジスタをオンにするトリガダイオードと;
第2のトランジスタをオンにすると、起動用コンデンサ
の放電電流を過飽和変流器の1次側を通して、第2のト
ランジスタ側に流すダイオードとを具備している。
【0019】このような構成により、起動時に直流電源
から供給される直流電流により前記起動用のコンデンサ
の充電電圧が上昇すると、トリガダイオードがオンし
て、起動用のコンデンサの充電電流が第2のトランジス
タのゲートに流れることにより、第2のトランジスタが
オンすると、起動用コンデンサのコンデンサの充電電流
が前記過飽和変流器の1次側に流れ、この過飽和変流器
の2次側に電圧を発生して、これが第2のトランジスタ
のゲートに印加されて制御電流を流すため、この第2の
トランジスタのオン状態が維持されて、この第2のトラ
ンジスタを起動する。
【0020】請求項5の発明は、過飽和変流器トランス
の2次側に並列に抵抗とコンデンサの直列回路を接続し
ている。
【0021】このような構成により、前記抵抗とコンデ
ンサは前記過飽和変流器の2次側の時定数を調整して、
過飽和変流器の2次側に発生する電圧のピーク及びパル
ス幅を調整する。
【0022】請求項6の発明は、直流電源と;直列接続
された第1、第2のトランジスタを有し、これら第1、
第2のトランジスタにより直流電源からの出力を高周波
でスイッチングして高周波電圧を出力するスイッチング
回路と;1次側で高周波出力を検出し、スイッチング回
路を構成する第1,第2のトランジスタのゲートに2次
側からこれらトランジスタをオン・オフ制御するための
正帰還制御信号を供給する過飽和変流器と;前記直流電
源から供給される直流電流を前記第1のトランジスタの
ゲートに供給する第1の抵抗と;前記第1のトランジス
タのソースと前記第2のトランジスタのドレインとの接
続点から直流電流を前記第2のトランジスタのゲートに
供給する第2の抵抗と;前記過飽和変流器の2次側に直
列に接続されるコンデンサとを具備している。
【0023】このような構成により、起動時、第1の抵
抗を通して、ハイサイド側の第1のトランジスタのゲー
トに直流電源から供給される直流電流を供給して、第1
のトランジスタを僅かに導通状態にするため、第1のト
ランジスタを通して前記スイッチング回路の出力側に充
電電流を流す。これにより、充電電圧が上昇すると共に
ハイサイド側の第1のトランジスタとローサイド側の第
1のトランジスタとの中間点の電位が上昇し、この中間
点から第2の抵抗を通して、ローサイド側の第2のトラ
ンジスタのゲートに電圧が印加され、この電圧が飽和電
圧を越えると、ローサイド側の第2のトランジスタがオ
ン状態になって、第2のトランジスタが起動する。
【0024】請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれ
か1項記載の電源装置と;この電源装置より出力される
高周波電圧により点灯する放電灯とを具備している。
【0025】このような構成により、請求項1乃至6い
ずれか1項記載の放電灯点灯用電源回路の共振回路から
供給され高電圧が放電灯に供給されて、この放電灯点を
点灯する。
【0026】請求項8の発明は、請求項7記載の放電灯
点灯装置と;照明器具本体とを具備している。
【0027】このような構成により、照明器具本体に組
み込まれた請求項8記載の放電灯点灯装置が点灯する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図4は本発明の電源装置を用いた
放電灯点灯装置の第1の実施の形態の構成を示した回路
図である。1は商用電源、2は商用電源1側に高周波が
漏洩するのを防止する高周波漏洩防止用のフィルタ、3
はダイオードブリッジから成る整流回路、4は例えば蛍
光ランプのような放電、Cは整流電流平滑用コンデン
サ、C1、C2は主回路の共振回路を構成するコンデン
サ、C3は起動時に直流電流を充電するコンデンサ、C
TはトランジスタTr1、Tr2をスイッチングするた
めの過飽和トランス、CT21はトランジスタTr1の
ゲート(制御端子)に制御電圧を供給する過飽和トラン
スCTの2次側、CT22はトランジスタTr2のゲー
ト(制御端子)に制御電圧を供給する過飽和トランスC
Tの2次側、DはコンデンサC3の電荷を過飽和トラン
スCTの1次側に流すダイオード、Lは主回路の共振回
路を構成するインダクタ、R1はコンデンサC3に電流
を供給する起動補助用抵抗、R2は起動時、コンデンサ
C1、C2に電流を供給する起動補助用抵抗、TDはト
ランジスタTr2を起動するためのトリガダイオード
(トリガ素子)、Tr1、Tr2は整流回路3側から供
給される直流電流をスイッチングするトランジスタ(ス
イッチング素子、又は第1、第2のトランジスタ)で、
通常MOS・FETなどが使用される。ここで、放電灯
4を除いた残りの部分は本発明の電源装置を構成してい
る。又、整流回路3、コンデンサCは直流電源を構成
し、過飽和トランスCTは帰還手段を構成する。
【0029】次に本実施の形態の動作について説明す
る。電源がオンされると、商用電源1から高周波漏洩防
止用のフィルタ2を介して整流回路3に交流電源が供給
される。これにより、交流電源は整流回路3により整流
され、コンデンサCにより平滑されて直流電源になっ
て、抵抗R1、R2及びトランジスタTr1に印加され
る。当初、抵抗R2を介して主回路のコンデンサC1、
C2に充電電流が流れると共に、前記抵抗R1を介して
コンデンサC3に充電電流が流れる。
【0030】これにより、コンデンサC3の電位が上昇
すると、トリガダイオードTDがオンになって、トラン
ジスタTr2のゲートにコンデンサC3の放電電流が流
れて、このトランジスタTr2がオンになる。トランジ
スタTr2がオンになると、コンデンサC1、C2の放
電電流がインダクタL、過飽和トランスCTの1次側、
トランジスタTr2側に流れると共に、トリガダイオー
ドTDを通してだけでは放出し切れないコンデンサC3
の電荷がダイオードDを通して過飽和トランスCTの1
次側からトランジスタTr2側に流れ込む。この時、過
飽和トランスCTの2次側のCT22に発生する電圧
で、トランジスタTr2がオン状態を維持し、上記電流
が流れ続ける。
【0031】しかし、しばらくすると、過飽和トランス
CTが飽和して、2次側のCT22に電圧が発生しなく
なり、トランジスタTr2がオフになる。トランジスタ
Tr2がオフになると、インダクタLからコンデンサC
1、C2側に流れる電流が発生し、過飽和トランスCT
をリセットすると共に、その2次側CT21に電圧を発
生して、トランジスタTr1をオンにする。これ以降は
図1に示した従来の回路と同様の動作により、トランジ
スタTr1、Tr2がスイッチングして、高圧の高周波
電圧を放電灯4に印加して、この放電灯4を点灯する。
【0032】本実施の形態によれば、トランジスタTr
2の起動時に、コンデンサC1、C2の放電電流だけで
なく、コンデンサC3の放電電流も加えて過飽和トラン
スCTの1次側に流すので、過飽和トランスCTの2次
側のCT22に発生する電圧のピーク値及びそのパルス
幅を大きくできる。このため、トランジスタTr2をオ
ンさせる起動エネルギーを大きくすることができ、トラ
ンジスタTr2を確実にオンさせることができると共
に、起動動作の信頼性を高めることができる。
【0033】尚、図5に示すようにトランジスタTr1
のゲート側に接続された過飽和トランスCTの2次側の
CT22に抵抗R5とコンデンサC4の直列回路を並列
に接続して、2次側のCT22に発生する電圧の時定数
を調整することにより、そのパルス幅やピーク値をトラ
ンジスタTr2の仕様に合わせた適切な波形にすること
もできる。又、トランジスタTr2がオンした時に、コ
ンデンサC3からダイオードDを介して十分な放電電流
を過飽和トランスCTの1次側を通してトランジスタT
r2側に供給できれば、コンデンサC1、C2の放電電
流は必要がなくなり、コンデンサC3の放電電流のみで
トランジスタTr2を確実に起動することができるた
め、抵抗R2を省略することができ、回路を簡単化する
ことができる。更に、場合によっては電流制限抵抗R3
を省略することもできる。
【0034】図6は本発明の第2の実施の形態の構成を
示した回路図である。本例は、放電灯を点灯させる主回
路の接続位置が図4のそれと上下逆なだけで、動作及び
効果は第1の実施の形態と同様である。
【0035】図7は本発明の第3の実施の形態の構成を
示した回路図である。本例は電源装置を構成するインバ
ータ回路がフルブリッジで構成されている。ダイオード
Dのアノード側は抵抗R3を介して過飽和トランスCT
の1次側とインダクタLの接続点に接続されている。こ
れにより、トリガダイオードTDがオンして、トランジ
スタTr2がオンした時、抵抗R4を介して直流電流が
aのようにトランジスタTr2側に流れると共に、コン
デンサC3の放電電流もダイオードDを通って、トラン
ジスタTr2側に流れる。これにより、本例も、トラン
ジスタTr2を確実にオンさせることができ、起動動作
の信頼性を高めることができる。
【0036】図8は本発明の第4の実施の形態の構成を
示した回路図である。本例もフルブリッジ方式のインバ
ータ回路で構成されている。本例のダイオードDのアノ
ード側は抵抗R3を介して過飽和トランスCTの1次側
のトランジスタTr2側に接続されている。又、トリガ
ダイオードTDはコンデンサC3とトランジスタTr4
のゲート間を接続している。これにより、起動対象トラ
ンジスタはトランジスタTr4になる。トリガダイオー
ドTDがオンして、トランジスタTr4がオンした時、
抵抗R4を介して直流電流がトランジスタTr4側に流
れると共に、コンデンサC3の放電電流もダイオードD
を通って、トランジスタTr4側に流れる。これによ
り、本例も、トランジスタTr4を確実にオンさせるこ
とができ、起動動作の信頼性を高めることができる。
【0037】図9は本発明の第5の実施の形態の構成を
示した回路図である。本例もフルブリッジ方式のインバ
ータ回路で構成されている。本例のダイオードDのアノ
ード側は抵抗R3を介して過飽和トランスCTのトラン
ジスタTr2側に接続されている。又、トリガダイオー
ドTDはコンデンサC3とトランジスタTr1のゲート
間を接続している。これにより、起動対象トランジスタ
はトランジスタTr1になる。トリガダイオードTDが
オンして、トランジスタTr1がオンした時、直流電流
がトランジスタTr1側、放電灯4を通して抵抗R4側
に流れると共に、コンデンサC3の放電電流もダイオー
ドDを通って、抵抗R4側に流れる。これにより、本例
も、トランジスタTr1を確実にオンさせることがで
き、起動動作の信頼性を高めることができる。
【0038】図10は本発明の第6の実施の形態の構成
を示した回路図である。本例もフルブリッジ方式のイン
バータ回路で構成されている。本例のダイオードDのア
ノード側は抵抗R3を介して過飽和トランスCTとイン
ダクタLの接続点に接続されている。又、トリガダイオ
ードTDはコンデンサC3とトランジスタTr3のゲー
ト間を接続している。これにより、起動対象トランジス
タはトランジスタTr3になる。トリガダイオードTD
がオンして、トランジスタTr3がオンした時、直流電
流がトランジスタTr3、放電灯4側を通して抵抗R4
側に流れると共に、コンデンサC3の放電電流もダイオ
ードDを通って、抵抗R4側に流れる。これにより、本
例も、トランジスタTr3を確実にオンさせることがで
き、起動動作の信頼性を高めることができる。
【0039】図11は本発明の第7の実施の形態の構成
を示した回路図である。1は商用電源、2は商用電源1
側に高周波が漏洩しないようにする高周波成分漏洩防止
用のフィルタ、3はダイオードブリッジから成る整流回
路、4は例えば蛍光ランプのような放電灯、Cは整流電
流平滑用コンデンサ、C1、C2は主回路の共振回路を
構成するコンデンサ(第1のコンデンサ)、C3は起動
時に直流電流を充電するコンデンサ、C8は過飽和トラ
ンスCTの2次側のインピーダンスを高くするためのコ
ンデンサ(第2のコンデンサ)、CTはトランジスタT
r1、Tr2をスイッチングするための過飽和トラン
ス、CT21はトランジスタTr1のゲート(制御端
子)に制御電圧を供給する過飽和トランスCTの2次
側、CT22はトランジスタTr2のゲート(制御端
子)に制御電圧を供給する過飽和トランスCTの2次
側、Lは主回路の共振回路を構成するインダクタ、R
6、R7は起動補助用抵抗(第1、第2の抵抗)、トラ
ンジスタTr1、Tr2は整流回路3から供給される直
流電流をスイッチングするトランジスタ(スイッチング
素子又は第1、第2のトランジスタ)で、通常MOS・
FETなどが使用される。尚、放電灯4を除いた残りの
部分は本発明の電源装置を構成している。ここで、整流
回路3、コンデンサCは直流電源を構成し、トランジス
タTr1、Tr2はスイッチング回路を構成し、過飽和
トランスCT、インダクタL、コンデンサC1、C2は
共振回路を構成する。又、コンデンサC8は抵抗などの
インピーダンスを与える素子であれば何でもよい。
【0040】次に本実施の形態の動作について説明す
る。電源がオンされると、整流回路2からの直流電流が
トランジスタTr1及び抵抗R6に供給される。過飽和
トランスCTの2次側CT21に直列にコンデンサC8
が挿入されているため、2次側CT21のインピーダン
スが高いので、トランジスタTr1のゲートに抵抗R6
通って制御電圧が印加される。これにより、トランジス
タTr1のドレイン・ソース間が多少導通し、直流電流
がトランジスタTr1、過飽和トランスCTの1次側、
インダクタLを通って、コンデンサC1、C2を充電す
る。コンデンサC1、C2の電位が上昇すると、図中A
点の電位が図12の(A)に示すように上昇する。ここ
で、過飽和トランスCTの2次側CT22に直列にコン
デンサC8が挿入されているため、2次側CT22のイ
ンピーダンスが高く、上記A点の電位が上昇するに伴
い、トランジスタTr2のゲートに抵抗R7を通って制
御電圧が印加されることになる。
【0041】このため、抵抗R7を通してトランジスタ
Tr2のゲート電位が上昇し、飽和電位まで上昇する
と、トランジスタTr2がオンし、コンデンサC1、C
2の放電電流が過飽和トランスCTの1次側、インダク
タLを通って、トランジスタTr2に流れる。この時、
過飽和トランスCTの2次側のCT22に電圧が発生
し、トランジスタTr2のゲート電位を保持するため、
トランジスタTr2はオン状態を維持し、上記電流が流
れ続ける。又、図12(B)は上記A点の電位変化に対
するトランジスタTr2のドレイン電流波形である。
【0042】しかし、しばらくすると、過飽和トランス
CTが飽和して、2次側のCT22に電圧が発生しなく
なり、トランジスタTr2がオフになる。トランジスタ
Tr2がオフになると、インダクタLからコンデンサC
1、C2側に流れる電流が発生し、過飽和トランスCT
をリセットすると共に、その2次側のCT22に電圧を
発生して、トランジスタTr1をオンにする。これによ
り、トランジスタTr1を通して直流電流が過飽和トラ
ンスCT、インダクタL、コンデンサC1側に流れる。
この電流により、過飽和トランスCTの2次側CT21
は電圧を発生し続けて、トランジスタTr1のオン状態
を維持する。
【0043】その後、過飽和トランスCTが飽和する
と、前記2次側のCT21の発生電圧がなくなるので、
トランジスタTr1がオフする。次にコンデンサC1、
C2からインダクタL、過飽和トランスCTの1次側に
放電電流が流れるので、過飽和トランスCTをリセット
すると共に、その2次側のCT22に電圧を発生して、
トランジスタTr2をオンにする。以降、上記動作の繰
り返しで、トランジスタTr1、トランジスタTr2が
スイッチングし、高圧の高周波電圧が放電灯4に印加さ
れて、この放電灯4が点灯する。
【0044】本実施の形態によれば、トランジスタTr
2を起動するためのトリガダイオードやコンデンサ、電
流供給用ダイオード等を省略しても、抵抗R5、R6を
用いた簡単な回路構成によりトランジスタTr2を起動
して、トランジスタTr1、Tr2のスイッチングを開
始することができる。これにより、回路のコストを低減
させることができると共に、回路規模が小さくなる分、
実装を容易とすることができる。
【0045】尚、図13に示すように抵抗R7を抵抗R
6に接続して、トランジスタTr2のゲート制御電圧を
抵抗R6を通して供給する構成でも、図11に示した第
7の実施の形態と同様の動作を得ることができ、同様の
効果がある。
【0046】図14は本発明の第8の実施の形態の構成
を示した回路図である。本例は、図11に示した第7の
実施の形態の構成に対して、主回路の上下の位置が異な
るだけであり、動作及び効果は第7の実施の形態と同様
である。
【0047】図15は本発明の第9の実施の形態の構成
を示した回路図である。本例は高調波対策を施したクリ
ーンブリッジと言われる回路構成であるが、トランジス
タTr1の起動に関する構成及び動作は図11に示した
第7の実施の形態と同様で、同様の効果を得ることがで
きる。尚、本例ではコンデンサC9に整流回路3側から
充電電流を流すことにより、整流回路3から出力される
整流電圧が低い周期にも、回路への入力電流を確保し
て、入力電流の高調波成分を減少させることができる。
【0048】図16は本発明の第10の実施の形態の構
成を示した回路図である。本例は、図11に示した第7
の実施の形態の構成に対して、過飽和トランスCTの代
わりに、バラストチョークB・chを用いた回路構成を
採っているが、トランジスタTr1の起動に関する構成
及び動作は第7の実施の形態と同様で、同様の効果を得
ることができる。
【0049】図17は本発明の第11の実施の形態の構
成を示した回路図である。本例は、図16に示した第1
0の実施の形態の構成に対して、主回路の上下の位置が
異なるだけであり、動作及び効果は第10の実施の形態
と同様である。
【0050】図18は本発明の第12の実施の形態の構
成を示した回路図である。本例は高調波対策を施したク
リーンブリッジと言われる回路構成であるが、トランジ
スタTr1の起動に関する構成及び動作は図16に示し
た第10の実施の形態と同様で、同様の効果を得ること
ができる。
【0051】図19は本発明の第13の実施の形態の構
成を示した回路図である。本例では、トランジスタTr
1、Tr2のゲート回路にツェナーダイオードZD、ダ
イオードD1、及び抵抗R9から成る回路を有し、この
回路により、バラストチョークB・chの2次側B・c
h21、22からゲートに印加される電圧の立上がりと
立ち下がりを急峻にし、且つその幅を広くして、トラン
ジスタTr1、Tr2のオン時間を長くして、スイッチ
ング周波数を低くすることにより、放電灯4に供給する
パワーを上げるようにしてあるが、他の回路構成及びそ
の動作は図16に示した第7の実施の態様と同様で同様
の効果がある。
【0052】図20は本発明の第14の実施の形態の構
成を示した回路図である。本例は、図19に示した第1
3の実施の形態の構成に対して、主回路の上下の位置が
異なるだけであり、動作及び効果は第13の実施の形態
と同様である。
【0053】図21は本発明の第15の実施の形態の構
成を示した回路図である。本例は高調波対策を施したク
リーンブリッジと言われる回路構成であるが、トランジ
スタTr1の起動に関する構成及び動作は図19に示し
た第13の実施の形態と同様で、同様の効果を得ること
ができる。
【0054】図22は本発明の第16の実施の形態の構
成を示した回路図である。本例は電源装置を構成するイ
ンバータ回路がフルブリッジで構成されている。トラン
ジスタTr1のゲートと直流電源ラインとの間にインピ
ーダンスZ1が接続され、トランジスタTr2のゲート
と過飽和トランスCTのトランジスタTr2側との間に
インピーダンスZ2が接続されている。これにより、電
源がオンされると、トランジスタTr1のゲートにイン
ピーダンスZ1を通って制御電圧が印加されるため、ト
ランジスタTr1のドレイン・ソース間が多少導通し、
直流電流がトランジスタTr1、過飽和トランスCT、
インダクタL、コンデンサC2、抵抗R4を通って、コ
ンデンサC2を充電する。コンデンサC2の電位が上昇
すると、インピーダンスZ2を通してトランジスタTr
2のゲート電位が上昇し、飽和電位まで上昇すると、ト
ランジスタTr2がオンし、トランジスタTr1〜Tr
4がスイッチングを開始する。本例も、トランジスタT
r2の起動用にトリガダイオードTDのような高価な部
品を使用しないため、回路のコストを低減させることが
できると共に、回路規模が小さくなる分、実装を容易と
することができる。
【0055】図23は本発明の第17の実施の形態の構
成を示した回路図である。本例は電源装置を構成するイ
ンバータ回路がフルブリッジで構成されている。トラン
ジスタTr3のゲートと直流電源ラインとの間にインピ
ーダンスZ1(第1のインピーダンス)が接続され、ト
ランジスタTr4のゲートとトランジスタTr3のソー
スとの間にインピーダンスZ2(第2のインピーダン
ス)が接続されている。これにより、電源がオンされる
と、トランジスタTr3のゲートにインピーダンスZ1
を通って制御電圧が印加されるため、トランジスタTr
3のドレイン・ソース間が多少導通し、直流電流がトラ
ンジスタTr3、コンデンサC2、インダクタL、過飽
和トランスCT、抵抗R4を通って、コンデンサC2を
充電する。コンデンサC1の電位が上昇すると、インピ
ーダンスZ2を通してトランジスタTr4のゲート電位
が上昇し、飽和電位まで上昇すると、トランジスタTr
4がオンし、トランジスタTr1〜Tr4がスイッチン
グを開始する。本例も、トランジスタTr4の起動用に
トリガダイオードTDのような高価な部品を使用しない
ため、回路のコストを低減させることができると共に、
回路規模化が小さくなる分、実装を容易とすることがで
きる。
【0056】図24は本発明の照明器具の一実施の形態
を示した一部破砕断面図である。11は口金、12は器
具本体を形成するカバー、13は放電灯4(発光管)を
覆うグローブ、14はプリント基板で、ここに、図4〜
図24で説明した放電灯点灯用電源回路が搭載されてい
る。口金11を図示されないソケットにねじ込んで、商
用電源をオンにすると、電源装置が動作して、放電灯4
に高電圧を供給して、これを点灯する。
【0057】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の請求項1記載
の電源装置によれば、スイッチング素子を起動するため
の電流を充電するコンデンサの残りの電荷が前記スイッ
チング素子のオン状態を維持するために使用されるた
め、スイッチング素子を確実することができる。
【0058】請求項2記載の電源装置によれば、直列接
続された2個のスイッチング素子の各ゲートに制御電流
を供給する2個の抵抗を設けるだけで、トリガダイオー
ド等の高価な部品を使用せずに、スイッチング素子の起
動を行うことができ、回路のコストを低減することがで
きる。
【0059】請求項3、8記載の電源装置によれば、バ
ラストチョークを用いても、同様の効果がある。
【0060】請求項4記載の電源装置によれば、第2の
トランジスタを起動するための電流を充電する第2のコ
ンデンサの残りの電荷が前記第2のトランジスタのオン
状態を維持するために使用されるため、この第2のトラ
ンジスタを確実に起動することができる。
【0061】請求項5記載の電源装置によれば、第2の
トランジスタを起動するための電流を充電する第2のコ
ンデンサの残りの電荷が前記第2のトランジスタのオン
状態を維持するために使用されるため、この第2のトラ
ンジスタを確実に起動することができる。
【0062】請求項6記載の電源装置によれば、前記抵
抗とコンデンサの直列回路により過飽和トランスの2次
側からスイッチング素子又はトランジスタに印加される
制御電圧波形を適切な形にすることができる。
【0063】請求項7記載の電源装置によれば、起動補
助抵抗を通して共振回路の第1のコンデンサに充電され
た電流に加えて、第2のトランジスタを起動するための
電流を充電する第2のコンデンサの残りの電荷が前記第
2のトランジスタのオン状態を維持するために使用され
るため、この第2のトランジスタを確実に起動すること
ができる。
【0064】請求項9記載の放電灯点灯装置によれば、
放電灯を確実に始動でき、或いは装置のコストを低減す
ることができる。
【0065】請求項10記載の照明器具によれば、放電
灯を確実に始動でき、或いは器具のコストを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の放電灯点灯装置の第1の従来構成例を示
した回路図。
【図2】従来の放電灯点灯装置の第2の従来構成例を示
した回路図。
【図3】従来の放電灯点灯装置の第3の従来構成例を示
した回路図。
【図4】本発明の放電灯点灯装置の第1の実施の形態の
構成を示した回路図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の実施例を示した回
路図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の構成を示した回路
図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の構成を示した回路
図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の構成を示した回路
図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の構成を示した回路
図。
【図10】本発明の第6の実施の形態の構成を示した回
路図。
【図11】本発明の第7の実施の形態の構成を示した回
路図。
【図12】図11に示したA点の電圧波形及び電位をト
ランジスタTr2のドレイン電流波形例を示した波形
図。
【図13】本発明の第7の実施の形態の実施例を示した
回路図。
【図14】本発明の第8の実施の形態の構成を示した回
路図。
【図15】本発明の第9の実施の形態の構成を示した回
路図。
【図16】本発明の第10の実施の形態の構成を示した
回路図。
【図17】本発明の第11の実施の形態の構成を示した
回路図。
【図18】本発明の第12の実施の形態の構成を示した
回路図。
【図19】本発明の第13の実施の形態の構成を示した
回路図。
【図20】本発明の第14の実施の形態の構成を示した
回路図。
【図21】本発明の第15の実施の形態の構成を示した
回路図。
【図22】本発明の第16の実施の形態の構成を示した
回路図。
【図23】本発明の第17の実施の形態の構成を示した
回路図。
【図24】本発明の照明器具の一実施の形態を示した破
砕断面図。
【符号の説明】
1…商用電源 2…高周波漏洩防止用フィルタ 3…整流回路(直流電源) 4…放電灯(放電灯点灯装置) 12…カバー(照明器具本体) 13…グローブ(照明器具本体) 14…プリント基板、 B・ch…バラストチョーク C…整流電流平滑用コンデンサ(直流電源) C1、C2、…コンデンサ(共振回路) C3…コンデンサ(起動用コンデンサ) C4…コンデンサ CT…可飽和トランス D…ダイオード L…インダクタ(共振回路) R1…電流導入抵抗 R2…起動補助用抵抗 R5…抵抗 R6、R7…起動用抵抗(第1、第2の抵抗) TD…トリガダイオード(トリガ素子) Tr1、Tr2…トランジスタ(スイッチング素子又は
第1、第2のトランジスタ) Z1、Z2…インピーダンス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と;1個若しくは複数個のスイ
    ッチング素子を有し、直流電源からの出力を高周波でス
    イッチングして高周波電圧を出力するスイッチング回路
    と;このスイッチング回路から出力されるスイッチング
    電流を共振させて高電圧を発生するための共振回路と;
    1次側で高周波出力を検出し、スイッチング回路を構成
    する各スイッチング素子の制御端子に2次側からスイッ
    チング素子をオン・オフさせるための正帰還制御信号を
    供給する帰還手段と;起動時に前記直流電源から供給さ
    れる直流電圧を充電する起動用コンデンサと;起動用コ
    ンデンサに充電電流を流す充電抵抗と;起動用コンデン
    サの充電電圧が上昇するとオンして、スイッチング回路
    を構成する1個のスイッチング素子の制御端子に起動用
    コンデンサからの放電電流を供給して、このスイッチン
    グ素子をオンにするトリガ素子と;トリガ素子のオンに
    より前記スイッチング素子がオンすると、起動用コンデ
    ンサからの放電電流を前記過飽和トランスの1次側に流
    すダイオードとを具備したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 直流電源と;1個若しくは複数個のスイ
    ッチング素子を有し、直流電源からの出力を高周波でス
    イッチングして高周波電圧を出力するスイッチング回路
    と;このスイッチング回路から出力されるスイッチング
    電流を共振させて高電圧を発生するための共振回路と;
    1次側で高周波出力を検出し、スイッチング回路を構成
    する各スイッチング素子の制御端子に2次側からスイッ
    チング素子をオン・オフさせるための正帰還制御信号を
    供給する帰還手段と;直列接続した前記1組のスイッチ
    ング素子のハイサイド側のスイッチング素子の制御端子
    に前記直流電源から供給される直流電流を供給する第1
    のインピーダンスと;ローサイド側のスイッチング素子
    の制御端子にこれら2個のスイッチング素子の中間から
    直流電流を供給する第2のインピーダンスと;帰還手段
    の2次側に直列に接続されて帰還手段の2次側のインピ
    ーダンスを高めるインピーダンス素子とを具備したこと
    を特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 前記帰還手段は、過飽和変流器であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 直流電源と;直列接続された第1、第2
    のトランジスタ有し、これら第1、第2のトランジスタ
    により直流電源からの出力を高周波でスイッチングして
    高周波電圧を出力するスイッチング回路と;1次側で高
    周波出力を検出し、スイッチング回路を構成する第1、
    第2のトランジスタのゲートに2次側からこれらトラン
    ジスタをオン・オフ制御するための正帰還制御信号を供
    給する過飽和変流器と;起動時に前記直流電源から供給
    される直流電圧を充電する起動用コンデンサと;起動用
    コンデンサに充電電流を流す充電抵抗と;起動用コンデ
    ンサの充電電圧が上昇するとオンして、スイッチング回
    路を構成する第2のトランジスタのゲートに起動用コン
    デンサからの放電電流を供給して、第2のトランジスタ
    をオンにするトリガダイオードと;第2のトランジスタ
    をオンにすると、起動用コンデンサの放電電流を過飽和
    変流器の1次側を通して、第2のトランジスタ側に流す
    ダイオードとを具備したことを特徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】 過飽和変流器トランスの2次側に並列に
    抵抗とコンデンサの直列回路を接続したことを特徴とす
    る請求項4記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 直流電源と;直列接続された第1、第2
    のトランジスタを有し、これら第1、第2のトランジス
    タにより直流電源からの出力を高周波でスイッチングし
    て高周波電圧を出力するスイッチング回路と;1次側で
    高周波出力を検出し、スイッチング回路を構成する第
    1,第2のトランジスタのゲートに2次側からこれらト
    ランジスタをオン・オフ制御するための正帰還制御信号
    を供給する過飽和変流器と;前記直流電源から供給され
    る直流電流を前記第1のトランジスタのゲートに供給す
    る第1の抵抗と;前記第1のトランジスタのソースと前
    記第2のトランジスタのドレインとの接続点から直流電
    流を前記第2のトランジスタのゲートに供給する第2の
    抵抗と;前記過飽和変流器の2次側に直列に接続される
    コンデンサとを具備したことを特徴とする放電灯点灯用
    電源回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6いずれか1項記載の電源
    装置と;この電源装置より出力される高周波電圧により
    点灯する放電灯とを具備したことを特徴とする放電灯点
    灯装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の放電灯点灯装置と;照明
    器具本体とを具備したことを特徴とする照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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