JPH09237459A - 光ディスク用の信号再生回路 - Google Patents

光ディスク用の信号再生回路

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Publication number
JPH09237459A
JPH09237459A JP7127296A JP7127296A JPH09237459A JP H09237459 A JPH09237459 A JP H09237459A JP 7127296 A JP7127296 A JP 7127296A JP 7127296 A JP7127296 A JP 7127296A JP H09237459 A JPH09237459 A JP H09237459A
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JP
Japan
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signal
level
slice level
period
optical disc
Prior art date
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Application number
JP7127296A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Ogino
直幸 荻野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの傷等による入力信号のドロップ
アウトと、フィンガープリント等による入力信号のレベ
ル低下のいずれに対しても適切なスライスレベルにてデ
ジタル変換処理を行うこと。 【解決手段】 チャージポンプ部12、コンデンサC2
及び抵抗R1の時定数を小さく設定して、フィンガープ
リント等による入力アナログRF信号のレベル低下に迅
速にスライスレベルを追従させる。入力アナログRF信
号のドロップアウトは、エンベロープ信号と基準レベル
との比較により検出し、ドロップアウト直前のレベルに
スライスレベルをホールドする。さらに、予測器30が
次のトラックのドロップアウト発生を予測し、予測フレ
ーム期間の最初よりスライスレベルを直前のレベルにホ
ールドする。予測フレーム期間内にドロップアウトが発
生しなければ、予測動作をリセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)等の光ディスクに記録された信号の再生回路
に係り、特に読み出されたアナログ信号をデジタル信号
に変換する際のスライスレベルコントロールの構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】CD、CD−ROM等の光ディスクに記
録された信号の再生にあたっては、光ディスクから読み
出し、得られたアナログRF(Radio Frequency)信号
を所定のスライスレベルを基準として2値のRF信号、
即ちデジタルRF信号に変換する処理が行われている。
そして、光ディスクに記録された信号は、多くの場合、
EFM(Eight to Fourteen Modulation)信号であり、
信号の直流成分が基本的に0となるように設定されてい
る。このため、デジタル変換における上記スライスレベ
ルは、入力アナログRF信号の中心電圧レベルになるよ
うに制御されている。
【0003】図5は、このようなアナログRF信号から
デジタルRF信号へと変換するデジタル変換部及びスラ
イスレベルコントロール部の構成を示している。ピック
アップによって、光ディスクから読み出された信号は、
高周波(RF)増幅され、これがアナログRF信号とし
て、直流成分除去用の入力コンデンサC1を介して比較
器10の負入力端子に供給される。この比較器10は、
デジタル変換部であり、その正入力端子には、一定の基
準電圧Vref が供給されており、上記アナログRF信号
をこの基準電圧Vref と比較してデジタルRF信号に変
換して出力している。なお、この出力デジタルRF信号
は、インバータを介して図示しない後段の信号処理部に
供給され、ここでデジタルRF信号に基づいて音声信号
や映像信号が再生されている。
【0004】入力コンデンサC1と比較器10の負入力
端子との間には、抵抗R1の一端が接続され、この抵抗
R1の他端には、充放電によって入力アナログRF信号
の中心電圧レベルをシフトさせるためのコンデンサC2
の正側電極が接続されている。
【0005】また、比較器10の出力側とコンデンサC
2の正側電極と間には、チャージポンプ部12が設けら
れており、チャージポンプ部12は、比較器10から出
力されるデジタルRF信号の出力レベルに応じてコンデ
ンサC2の充放電を制御する。従って、コンデンサC2
の充電量が出力デジタルRF信号の平均直流レベルに応
じて制御されることとなる。このため、常時、抵抗R1
を介して、アナログRF信号の中心電圧レベルが、コン
デンサC2の正側電極の電圧レベル、即ち、デジタルR
F信号の平均直流レベルに応じて調整され、スライスレ
ベルがアナログRF信号の中心電圧レベルに追従して制
御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
表面に傷が発生した場合、その傷領域より読み出された
信号に基づくアナログRF信号は、異常、即ちドロップ
アウトしており、その期間に得られる信号は、ほとんど
ノイズ成分のみとなっている。一方、光ディスク表面に
フィンガープリント等があった場合には、信号は得られ
るものの入力されてくるアナログRF信号の電圧レベル
が小さくなっている。
【0007】従来のスライスレベルコントロールでは、
チャージポンプ部12、コンデンサC2及び抵抗R1に
よって決定される時定数は一定であり、入力アナログR
F信号のドロップアウト及び入力レベルの低下のいずれ
かに関わらず、常時、同じ速さでスライスレベルが追従
する。
【0008】アナログRF信号のドロップアウト等に対
してスライスレベルが反応しないように、時定数を大き
く設定すると、ドロップアウト等に対しては安定したス
ライスレベルが維持できる。しかし、フィンガープリン
ト等によって入力信号のレベルが低下した場合に、スラ
イスレベルが直ちに追従しないめ、正確なデジタル変換
ができず、デジタルRF信号への変換誤りが発生してし
まう可能性がある。
【0009】反対に、このようなフィンガープリント等
による入力アナログRF信号のレベル低下に対応するた
めに、時定数を小さく設定すると、フィンガープリント
等には適切に追従できるものの、入力信号の僅かな変化
やドロップアウトに対してもスライスレベルが追従して
しまい、安定したスライスレベルが得られなかった。
【0010】以上のように、従来の構成では、入力アナ
ログRF信号のドロップアウト時と、フィンガープリン
ト等による入力電圧レベルの低下時のいずれに対しても
適切に反応してスライスレベルをコントロールすること
ができなかった。
【0011】本発明は、このような課題を解決するため
になされ、入力されるアナログ信号に応じて適切なスラ
イスレベルを維持すると共に、光ディスクの傷等による
アナログ信号の異常発生を予測してスライスレベルを制
御できる光ディスク用の信号再生回路を提供することを
目的とする。
【0012】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る光ディスク用の信号再生回路は以下の
ような特徴を有する。
【0013】即ち、光ディスクより読み出したアナログ
信号をスライスレベルに基づいてデジタル信号に変換す
るデジタル変換手段と、前記変換されたデジタル信号の
信号レベルに基づいて前記スライスレベルを調節するス
ライスレベル調節手段と、前記アナログ信号のエンベロ
ープ信号が基準レベル以下となると異常検出信号を発生
する異常検出手段と、前記異常検出信号の発生に基づい
て、前期異常検出信号が発生したトラックの隣接トラッ
クにおける異常発生を予測し、予測した異常発生前に制
御信号を発生する予測手段と、前記異常検出信号及び前
記制御信号に応じて前記スライスレベルをホールドする
ホールド手段と、を有する。
【0014】このような構成とすることにより、フィン
ガープリント等に起因して、入力されるアナログ信号の
電圧レベルが小さくなった場合には、スライスレベル調
節手段がこれに対応してスライスレベルを調整する。
【0015】一方、光ディスク表面の傷等によってアナ
ログ信号に異常が発生した場合、例えばドロップアウト
が発生した場合には、上記異常検出手段がこれを検出し
て、ホールド手段がスライスレベルを異常発生直前のレ
ベルにホールドする。さらに、予測手段が入力されるア
ナログ信号の次の異常発生時期を予測する。従って、異
常が発生したアナログ信号にするスライスレベルの追従
が防止される。さらに異常が予測される期間について
は、異常な信号のレベルにスライスレベルが追従する前
にそのレベルがホールドされる。これにより、アナログ
信号が異常状態から正常状態に復帰した際に、直ちに適
切なレベルでデジタル変換を行うことが容易となる。
【0016】さらに、本発明では、予測手段が、異常発
生の予測されたデジタル信号の単位フレーム期間の先頭
から上記制御信号を発生することを特徴とする。このた
め、異常発生する前の正常なアナログ信号に基づいたス
ライスレベルがホールドされ、この単位フレーム期間中
には適切なスライスレベルが維持される。なお、通常デ
ジタル信号は、少なくとも単位データフレーム期間のデ
ータが全て揃って初めて適切な復調が行われる。このた
め、異常発生(異常予測)時においてスライスレベルを
ホールドすることにより、次の単位データフレームに対
して確実にデジタル変換処理を施すことが可能となる。
【0017】また、上記ホールド手段は、前記異常検出
信号の消滅に応じて前記スライスレベルのホールドを解
除する。このため、必要以上スライスレベルのホールド
が行われることがない。
【0018】さらに、異常発生の予測されたデジタル信
号の単位フレーム期間内に前記異常が検出されないと、
前記予測手段による異常発生の予測動作を停止する。そ
して、このホールド手段は、前記異常発生の予測された
前記単位フレーム期間内に、前記異常検出信号が発生し
ないと、前記スライスレベルのホールドを解除する。よ
って、例えばピックアップが光ディスクの傷領域が存在
しないトラックに移行した後は、前の異常発生の予測に
基づいたスライスレベルのホールドは行われない。この
ため、実際の異常発生時にのみ適切に異常検出及び異常
予測動作が実行される。
【0019】本発明において、前記スライスレベル調節
手段は、前記アナログ信号の中心電圧レベルを調整する
ことによって前記スライスレベルを調節する。もしく
は、前記スライスレベル調節手段は、前記アナログ信号
をデジタル信号に変換する際の変換基準電圧レベルを調
整している。
【0020】また、上記予測手段は、前記異常検出信号
に応じ、光ディスクに記録された絶対時間情報を用いて
次の異常発生までの期間を算出する。
【0021】他の予測方法においては、前記予測手段
が、[n(nは自然数)]回目の異常検出信号の発生か
ら[n+1]回目の異常検出信号の発生までの期間を計
測し、この計測期間に基づいて[n+2]回目又は[n
+2]回目以降の異常発生時期を予測する。
【0022】そして、前記予測手段は、前記算出した予
測期間、又は前記計測期間より短い予測期間がセットさ
れ、この予測期間の経過を計測するタイマ手段を有し、
前記タイマ手段の出力を前記制御信号として出力するこ
とを特徴とする。
【0023】あるいは、上記構成に代えて、前記予測手
段が、光ディスクに記録された絶対時間情報に基づい
て、前記算出した予測期間又は前記計測期間に基づく予
測期間の経過を検出し、前記予測期間経過の直前に前記
制御信号を出力する構成としてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。なお、既に説明した図5と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0025】(実施形態1)図1は、本実施形態1に係
る光ディスクに記録された信号の再生回路の一部、特に
アナログRF信号からデジタルRF信号への変換部及び
スライスレベルコントロール部の構成を示している。
【0026】図1において、チャージポンプ部12は、
後述するように、デジタル変換器である比較器10から
出力されるデジタルRF信号の出力レベルに応じてコン
デンサC2の充放電を制御している。そして、本実施形
態では、このチャージポンプ部12、コンデンサC2及
び抵抗R1における時定数は小さく設定されており、フ
ィンガープリント等による入力信号レベルの低下に迅速
に対応して、チャージポンプ部12がコンデンサC2を
充電制御する。このため、入力コンデンサC1を介して
入力されるアナログRF信号の中心電圧レベルは、その
レベル低下に応じて基準電圧Vref に一致するよう迅速
にレベルシフトされ、これが比較器10の負入力端子に
供給される。比較器10は、このアナログRF信号を正
入力端子に供給される基準電圧Vref に基づいて正確に
デジタルRF信号に変換し、これを出力する。
【0027】一方、光ディスク表面の傷等による入力信
号のドロップアウトに対しては、ドロップアウト検出・
予測部が、これを検出・予測してチャージポンプ部12
を制御する。これにより、後述するように、ドロップア
ウト期間及びドロップアウト予測期間中にはスライスレ
ベルが直前のレベルにホールドされ、ドロップアウト復
帰後に直ちに安定したスライスレベルでデジタル変換処
理を行うことが可能となっている。
【0028】ここで、スライスレベルは、アナログRF
信号の中心電圧レベルと、基準電圧Vref のレベルとの
関係によって決まる相対的なレベルである。従って、こ
のスライスレベルは、上述のようにチャージポンプ部1
2がアナログRF信号の中心電圧レベルを調整すること
によって調節でき、また、反対に、チャージポンプ部1
2によって、比較器10の正入力端子に供給される基準
電圧Vref のレベルを調整してもこのスライスレベルを
調節することができる。なお、以下の説明では、アナロ
グRF信号の中心電圧レベルを調整して、スライスレベ
ルを調節する構成を例にあげているが、基準電圧Vref
を調整する構成としてもよい。
【0029】[チャージポンプ部の構成]図2は、図1
のチャージポンプ部12の構成例を示している。電源V
ccとGNDとの間にはPチャンネルトランジスタTr
1とNチャンネルトランジスタTr2がこの順に設けら
れており、2つのトランジスタTr1,Tr2の接続点
が、図1のコンデンサC2と抵抗R1との間に接続され
いる。トランジスタTr1のゲート電極にはナンド回路
42の出力側が接続され、トランジスタTr2のゲート
電極にはノア回路46が接続されている。ナンド回路4
2の一方の入力端子と、ノア回路46の一方の入力端子
には、それぞれ、図1の比較器10の出力側が接続さ
れ、ノア回路46の他方の入力端子には後述する図1の
レベル制御部26が接続されている。そして、ナンド回
路42の他方の入力端子には、インバータ44を介して
図1のレベル制御部26が接続されている。
【0030】そして、このチャージポンプ部12は、レ
ベル制御部26からのホールド制御信号がLレベルの場
合、即ち、通常のスライスレベル制御の場合には、例え
ば、比較器10からの出力がHレベルならば、トランジ
スタTr1及びトランジスタTr2のゲート電極にLレ
ベルの電圧が印加され、トランジスタTr1のみがオン
して、電源VccからトランジスタTr1を介して電流
が流れ、コンデンサC2が充電される。また、比較器1
0からの出力がLレベルの場合には、トランジスタTr
1及びトランジスタTr2のゲート電極にHレベルの電
圧が印加され、トランジスタTr2のみがオンして、出
力側より電流を引き込むため、コンデンサC2が放電す
る。
【0031】一方、レベル制御部26からのホールド制
御信号がHレベルであって、スライスレベルのホールド
制御の場合には、比較器10からの出力レベルに関わら
ず、トランジスタTr1のゲート電極にHレベルの電圧
が印加され、トランジスタTr2のゲート電極にLレベ
ルの電圧が印加される。よって、トランジスタTr1、
トランジスタTr2がいずれもオフして、コンデンサC
2に対する充放電が停止し、これにより、比較器10に
おけるスライスレベルがホールドされる。
【0032】[ドロップアウト検出・予測部の構成]ア
ナログ・デジタル(A/D)変換部20には、図3
(f)に示すアナログRF信号をピークホールドして得
られたエンベロープ信号が供給され、A/D変換部20
は、この信号をデジタル信号に変換し、得られたエンベ
ロープ信号(図3(b)の一点鎖線参照)をドロップア
ウト検出器である比較器22の一方の入力端子に供給す
る。比較器22の他方の入力端子には、基準レベル発生
部24より一定の基準レベル信号が供給され、比較器2
2は、この基準レベルとエンベロープ信号とを比較す
る。
【0033】アナログRF信号にドロップアウトが発生
して、基準レベルよりエンベロープ信号の直流レベルが
低下すると、比較器22は、図3(c)に示すように、
例えばLレベルのドロップアウト検出信号を発生する。
【0034】比較器22からのドロップアウト検出信号
は、スライスレベルを制御するためのレベル制御部26
及び次のドロップアウトタイミングを予測する予測器3
0に供給される。レベル制御部26は、比較器22から
ドロップアウト検出信号が供給されるとチャージポンプ
部12にHレベルのホールド制御信号を出力する。これ
に応じて、チャージポンプ部12は、上述のようにコン
デンサC2の充電量をホールド制御する。よって、図3
(f)に示すように比較器10におけるスライスレベル
は、ドロップアウト直前のスライスレベルにホールドさ
れる。
【0035】アナログRF信号がドロップアウトより復
帰して、対応するエンベロープ信号の直流レベルが基準
レベル以上になると、比較器22からのLレベルのドロ
ップアウト検出信号はHレベルに立ち上がる。レベル制
御部26は、このドロップアウト検出信号の立ち上がり
に応じてホールド制御信号をLレベルとし、チャージポ
ンプ部12でのスライスレベルのホールド動作を停止さ
せる。これによりチャージポンプ部12は、通常のスラ
イスレベル制御状態に復帰する。
【0036】予測器30は、最初のドロップアウトに基
づいて次のドロップアウトタイミングを演算し、その結
果に応じてレベル制御部26に予測信号を供給する予測
演算部32を有する。さらに、予測器30は、タイマ1
(34)とタイマ2(36)とを有しており、タイマ1
は、予測演算部32での予測結果に基づいて次のトラッ
クにおけるドロップアウト発生予測フレームまでの期間
ΔTを計測し、タイマ2は、予測されたドロップアウト
発生フレーム期間TF を計測すると共に、その期間TF
内にドロップアウトが発生しないと予測演算動作をリセ
ットする。
【0037】[ドロップアウト検出及び予測動作]図4
は、光ディスク上に発生した傷領域を示している。読み
出して得られるアナログRF信号にドロップアウトが発
生する光ディスク上の傷領域は、図4に示されるよう
に、光ディスクに形成された複数の同心円状のトラック
(図4では、トラックn〜トラックn+3)に跨ってい
る場合が多い。このため、本実施形態においては、最初
に入力アナログRF信号がドロップアウトしたタイミン
グから、1トラック外周のトラックで対応するフレーム
(ドロップアウト発生単位期間)到達までの時間ΔTを
演算し、次の傷領域、即ち次のドロップアウトタイミン
グを予測している。
【0038】以下、本実施形態におけるドロップアウト
の検出及び予測の具体的な方法について、図1〜図4を
用いて説明する。なお、ここでは、光ディスクにCLV
(線速度一定)方式にて信号が記録されている場合につ
いて説明する。
【0039】まず、光ディスクのピックアップ位置が、
トラックnの単位フレームFa内に発生した傷領域A点
に到達し、入力アナログRF信号がドロップアウトする
と、対応するエンベロープ信号の直流レベルが基準レベ
ル以下となり、比較器22からの出力が立ち下がる(ド
ロップアウト検出信号発生)。上述のように、このドロ
ップアウト検出信号の発生に応じてレベル制御部26に
よってチャージポンプ部12が制御され、スライスレベ
ルがドロップアウト直前のレベルにホールドされる(図
3(f)の点線期間参照)。
【0040】光ディスクのピックアップ位置がトラック
nの傷領域の外に出ると、得られるアナログRF信号は
ドロップアウトから復帰し、上述のようにレベル制御部
26からのホールド制御信号は、Lレベルとなり、チャ
ージポンプ部12におけるスライスレベル制御が通常状
態、即ちレベル制御状態に復帰する。
【0041】一方、予測演算部32は、上記ドロップア
ウト検出信号の発生に応じて、A点の属するフレームF
aの絶対時間情報(いわゆるAタイム)を算出する。こ
の絶対時間情報は、光ディスクにデータフレーム98個
毎に記録されたサブコードが示す情報であり、光ディス
クの読み出し基準位置から所定フレームまでの到達時間
を示している。上記絶対時間情報に基づいて求めたA点
の属するフレームFaまでに要した時間をTとし、光デ
ィスクの回転速度をVとすると、読み出し基準位置から
A点までの移動距離Lは次式によって求められる。
【0042】
【数1】 L=T×V ・・・・(1) トラック間の距離は各トラック間で一定の1.6μmに
設定されているため、読み出し基準位置からA点までの
光ディスク上の移動面積S1は、次式(2)の演算によ
り求められる。
【0043】
【数2】 S1=L×(1.6μm) ・・・・(2) また、光ディスクの規格により、光ディスクの読み出し
基準位置は光ディスクの中心から半径25mmの距離に
設定されているため、光ディスクの中心から読み出し基
準位置までの面積S2は、次式(3)の演算によって求
められる。
【0044】
【数3】 S2=π×(25×103 2 ・・・・(3) さらに、求められた面積S1とS2とに基づいて次式
(4)を演算することにより光ディスクの中心からA点
が属する円の半径r1が得られる。
【0045】
【数4】 S1+S2=π×r12 r1={(S1+S2)/π}1/2 ・・・・(4) トラックジャンプせず、順次、光ディスクの外側のトラ
ックをピックアップする場合には、図4に示す傷領域に
よって、A点の次にアナログRF信号がドロップアウト
するのは、A点の属するトラックnの一つ外周側のトラ
ックn+1のB点である。よって、光ディスクの中心か
らこのトラックn+1までの半径r2は、次式(5)と
なる。
【0046】
【数5】 r2=r1+1.6(μm) ・・・・(5) 最後に、得られた半径r2に基づいて次式(6)を演算
すれば、次のトラックの傷領域、具体的には図4のB点
の属するフレームFbに到達するまでの時間ΔTが求め
られる。なお、ここでは、隣接するトラックの円周は、
ほとんど差がないので、例えばA点がトラックnについ
てのピックアップの途中であっても、トラックnについ
ての残りの移動距離と、トラックn+1における読み出
し開始位置からB点までの移動距離の和を下記(6)式
で近似することができる。
【0047】
【数6】 ΔT={2π×(r2)}/V ・・・・(6) 予測演算部32は、以上のようにして求めたΔTをタイ
マ1にセットする。タイマ1は、このΔTの経過を例え
ばサーボ系のサンプリング周波数fs(=44.1kH
z)や、サブコードの読み取りによって得られる絶対時
間情報等を利用して計測する。図3(d)に示すよう
に、トラックn+1のフレームFbの開始と同時にタイ
マ1がカウントアップ信号t1を発生すると、予測演算
部32はこのカウントアップ信号t1に応じて、レベル
制御部26に制御信号としてドロップアウト予測信号を
出力する。レベル制御部26は、この予測信号に基づい
てチャージポンプ部12にホールド制御信号(Hレベ
ル)を供給し、図3(f)に示されるように、ドロップ
アウト発生が予測されたフレームFbの最初からスライ
スレベルが直前のレベルにホールドされる。なお、期間
ΔTの経過については、常時絶対時間情報を検出し、こ
の絶対時間情報と期間ΔTとを比較する構成とすれば、
上述のようにタイマ1を設けることなくΔTの経過を検
出することができる。
【0048】次に、ピックアップが図4の傷領域B点に
到達してアナログRF信号がドロップアウトすると、再
びエンベロープ信号の直流電圧レベルが基準レベル以下
となり、図3(c)に示されるように、比較器22より
ドロップアウト検出信号が出力される。このとき、レベ
ル制御部26は、既にチャージポンプ部12をレベルホ
ールド制御しており、レベルホールド制御は維持され
る。
【0049】予測演算部32は、このドロップアウト検
出信号に基づいて、再び上述のような演算を行い、次の
トラックn+2上の傷領域を含む所定フレームの開始ま
での時間ΔTを演算し、このΔTをタイマ1にセットす
る。
【0050】タイマ2には、単位フレーム期間TF がセ
ットされており、タイマ2は、フレームFb開始時にお
けるタイマ1のカウントアップ信号t1に応じて計測を
開始する。そして、比較器22よりドロップアウト検出
信号が出力されると、これに応じて計測をリセットす
る。タイマ2が単位フレーム期間TF を計測するとカウ
ントアップ信号t2を発生し、これが予測演算部32に
供給されると、予測演算部32は、予測演算動作をリセ
ットして初期状態に戻る。しかし、フレームFbにおい
ては、ピックアップのB点への到達によりドロップアウ
ト検出信号が発生してタイマ2がリセットされるため、
予測演算部32における予測演算動作は継続される。
【0051】また、光ディスクのピックアップ位置がト
ラックn+1の傷領域の外に出ると、アナログRF信号
はドロップアウトから復帰し、図3(c)に示すように
比較器22からの出力が立ち上がる。レベル制御部26
は、この比較器22の出力の立ち上がり、即ちドロップ
アウト検出信号の消滅に応じてLレベルのホールド制御
信号を発生し、これによりチャージポンプ部12におけ
るスライスレベル制御がホールド状態からレベル制御状
態に復帰する。
【0052】なお、ここで、上記単位フレームは、例え
ば1サンプル周波数クロックによって計測可能な1つの
データフレーム期間TF を想定している。この単位フレ
ーム期間は、データフレーム期間には限られないが、単
位フレーム期間が長いとスライスホールド期間が長くな
るため、この単位フレーム期間は比較的短い期間とする
ことが好ましい。
【0053】次に、ピックアップがさらに光ディスクの
外周側トラックへと進み、傷領域の存在しないトラック
n+4に到達した場合について説明する。
【0054】予測演算部32は、トラックn+3でのド
ロップアウト発生に基づいて上述のような予測演算を行
い、その結果得られた時間ΔTをタイマ1にセットして
いる。よって、タイマ1は、ドロップアウト発生が予測
されたフレームFcへの到達と同時にカウントアップ信
号t1を発生し(図3(d)参照)、スライスレベルが
ホールド制御される。タイマ2は、このカウントアップ
信号t1の発生から単位フレーム期間TF の計測を開始
する。図4に示されるように、フレームFc内には傷領
域がないため、このフレームFc期間内にドロップアウ
ト検出信号は発生しない。従って、タイマ2は、単位フ
レーム期間Tf 経過後、カウントアップ信号t2を発生
し、これにより予測演算部32は、予測演算動作をリセ
ットして、次のドロップアウト発生まで予測演算を停止
する。
【0055】また、この予測演算部32のリセットに伴
って、チャージポンプ部12におけるスライスレベルの
ホールド制御が解除され、通常のレベル制御状態とな
る。
【0056】なお、単位フレーム期間Tf の終期は、光
ディスクより読み出した信号から得られるフレーム同期
信号、例えば次のフレームの同期信号の発生によって検
出してもよい。即ち、例えば、タイマ2にフレーム同期
信号を供給し、タイマ2のカウントアップのタイミング
を、次のフレームのフレーム同期信号の出力によって決
定してもよい。そして、これに応じてチャージポンプ部
12におけるスライスレベルのホールドを解除すれば、
次の単位フレームについてもレベルホールドが行われて
しまうことを防止できる。
【0057】このように、本実施形態では、フィンガー
プリント等による入力アナログRF信号のレベル低下時
には、直ちにこのレベル低下に追従してチャージポンプ
部12がコンデンサC2を充電し、これによりスライス
レベルがシフトし、適切なスライスレベルでデジタルR
F信号への変換が行われる。
【0058】一方、入力アナログRF信号にドロップア
ウトが発生した場合には、スライスレベルをホールドし
て、スライスレベルがこのドロップアウトに追従しない
ようにする。さらに、次のドロップアウトの発生を予測
して、予測結果に基づいてスライスレベルのホールドを
行う。最初の入力信号のドロップアウトの際には(例え
ば、図3のA点)、フィンガープリント等に対応するた
めに時定数が小さく設定されていることから、アナログ
RF信号のレベル低下伴って直ちにスライスレベルが低
下する。従って、図3(f)に示すように、レベルホー
ルドされるまでに、スライスレベルが多少低下してしま
う。このため、最初のドロップアウト期間中は、復帰後
の入力アナログRF信号に対して多少低いレベルがホー
ルドされることとなる。しかし、次のトラックの傷領域
では、この傷領域が属するフレームの最初、即ちドロッ
プアウトが発生する前の正常なスライスレベルがホール
ドされる。従って、ドロップアウトから復帰した直後よ
り、適切かつより安定したスライスレベルによってアナ
ログRF信号をデジタルRF信号へと変換することが可
能となっている。
【0059】なお、光ディスクへの記録信号は、本来的
には中心電圧レベルが一定であるので、傷領域が属する
フレームの最初からスライスレベルをホールドしてもそ
の期間に得られたデジタルRF信号の符号誤りが、特別
多くなることはない。
【0060】また、予測演算部32における予測演算動
作については、1トラックに1つの傷領域がある場合に
ついて説明しているが、複数箇所に傷領域がある場合に
も対応することができる。この場合には、例えば、タイ
マ1及びタイマ2を複数設け、一トラック内においてド
ロップアウトが発生する度に予測演算を行うと共に得ら
れた期間ΔTをそれぞれ異なるタイマ1にセットし、ま
た、対応するタイマ2が期間TF をそれぞれ計測する構
成とすればよい。
【0061】さらに、図4には、傷領域が一単位フレー
ム内に発生した場合について示しているが、複数フレー
ムに傷がまたがっている場合であっても、その期間中
は、ドロップアウト検出信号が比較器22より出力され
るので、スライスレベルのホールドは上述の説明と同様
に維持される。また、傷領域の開始タイミングの予測に
ついても上記と同様にして行うことができる。
【0062】(実施形態2)本実施形態1では、次のト
ラックについてのドロップアウトの予測を式(1)〜式
(6)に基づいて演算しているが、実施形態2ではこれ
に代えて以下のような方法によりドロップアウトの予測
を行う。なお、他の構成については、実施形態1と同様
である。
【0063】まず、図4のトラックnのA点において、
ドロップアウト検出信号が発生、即ち比較器22からの
出力が立ち下がると、実施形態1と同様に、レベル制御
部26からのホールド制御信号によりスライスレベルが
ドロップアウト検出信号発生直前のレベルにホールドさ
れる。そして、ピックアップがトラックnの傷領域の外
にでると、比較器22からの出力が立ち上がって、スラ
イスレベルのホールドは解除される(図3のフレームF
a参照)。
【0064】ピックアップ位置が次のトラックn+1の
B点に到達すると、再び、図3のフレームFaと同様
に、比較器22の出力の立ち下がりに応じてスライスレ
ベルが直前のレベルにホールドされ、このレベルホール
ドは、ピックアップ位置がトラックn+1の傷領域の外
にでるまで行われる。
【0065】ここで、予測器30は、A点におけるn回
目(ここではn=1)のドロップアウト検出信号の発生
から、次のトラックn+1のB点における2回目のドロ
ップアウト検出信号の発生までの期間ΔT’を計測し
て、この期間ΔT’より所定時間αだけ短い期間[Δ
T’−α]を求める。この期間[ΔT’−α]は、例え
ば、図3のフレームFbに示されるようにドロップアウ
ト発生期間が含まれる単位フレームの最初にその期間が
経過するように設定することが好ましい。
【0066】そして、予測器30は、この期間[ΔT’
−α]をタイマ1にセットし、タイマ1は、サンプリン
グクロックや絶対時間情報に基づいてこの期間[ΔT’
−α]を計測し、この期間経過後タイムアップ信号t1
を発生する。タイムアップ信号t1の発生により、レベ
ル制御部26はHレベルのホールド制御信号を発生し、
トラックn+2において、スライスレベルのホールドが
行われ、このレベルホールドがドロップアウト検出信号
の消滅まで行われる(図3のフレームFb参照)。な
お、タイマ2は、実施形態1と同様に、カウントアップ
信号t1の発生により所定単位フレーム期間TF の計測
を開始し、ドロップアウト検出信号が期間TF 内に発生
するとリセットされる。
【0067】ピックアップ位置が図4のC点に到達した
場合には、タイマ1のカウントアンプ信号t1の発生に
伴ってスライスレベルがホールドされ、タイマ2が単位
フレーム期間TF を計測してカウントアップすると、こ
れに応じてホールド制御が解除される。また、同時に予
測器30における予測動作がリセットされる。なお、こ
こで、タイマ2のカウントアップのタイミングを実施形
態1と同様にフレーム同期信号に基づいて制御すれば、
フレームFcの次のフレームに対してもスライスレベル
がホールドされることが確実に防止できる。特に、本実
施形態の場合には、上記[ΔT’−α]の経過時が単位
フレーム期間のスタートに一致しない可能性もあるた
め、タイマ2をフレーム同期信号で管理すればより確実
である。
【0068】以上のように、本実施形態2においては、
n回目からn+1回目までのドロップアウト検出信号の
発生間隔を計測し、得られた期間ΔT’に基づいてn+
2回目のドロップアウトの発生時期を予測する。なお、
このΔT’は、予測精度を向上させる観点より、ドロッ
プアウト検出信号の発生の度に計測してその値を更新
し、更新されたΔT’に基づいて、随時、次回のドロッ
プアウト発生時期を予測することが好ましい。但し、同
一の傷による1回目のドロップアウト検出信号と2回目
のドロップアウト検出信号の間隔に対してのみ行って、
3回目以降のドロップアウトの予測は、同一のΔT’に
基づいて行うこともできる。
【0069】また、期間[ΔT’−α]は、上記のよう
にタイマ1にセットして計測してもよいが、絶対時間情
報とこの期間[ΔT’−α]とを随時比較することによ
って期間[ΔT’−α]の経過を検出してもよい。そし
て、この場合には、タイマ1は不要となる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク用の信号再生回路の構成によれば、フィンガープリン
ト等によって、入力アナログ信号の電圧レベルが小さく
なった場合には、これに迅速に対応してスライスレベル
を調整できる。一方、光ディスク表面の傷等によってア
ナログ信号に異常が発生した場合には、これを別途検出
して、異常に対応することが可能である。さらに、次の
トラックについての異常発生を予測できるため、スライ
スレベルをより適切なレベルにホールドでき、アナログ
信号が正常状態に復帰した際に直ちに適切なスライスレ
ベルでアナログ信号をデジタル変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る光ディスク用の信号
再生回路のデジタル変換部及びスライスレベルコントロ
ール部の構成を示す図である。
【図2】 図1のチャージポンプ部12の構成を示す図
である。
【図3】 本発明の実施形態に係るドロップアウト検出
及び予測動作を示す図である。
【図4】 光ディスク表面に発生した傷の状態を示す図
である。
【図5】 従来の光ディスク用の信号再生回路のデジタ
ル変換部及びスライスレベルコントロール部の構成を示
す図である。
【符号の説明】
10 比較器、12 チャージポンプ部、20 A/D
変換部、22 比較器、24 基準レベル発生部、26
レベル制御部、30 予測器、32 予測演算部、3
4 タイマ1、36 タイマ2。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクより読み出したアナログ信号
    をスライスレベルに基づいてデジタル信号に変換するデ
    ジタル変換手段と、 前記変換されたデジタル信号の信号レベルに基づいて前
    記スライスレベルを調節するスライスレベル調節手段
    と、 前記アナログ信号のエンベロープ信号が基準レベル以下
    となると異常検出信号を発生する異常検出手段と、 前記異常検出信号の発生に基づいて、前期異常検出信号
    が発生したトラックの隣接トラックにおける異常発生を
    予測し、予測した異常発生前に制御信号を発生する予測
    手段と、 前記異常検出信号及び前記制御信号に応じて前記スライ
    スレベルをホールドするホールド手段と、 を有することを特徴とする光ディスク用の信号再生回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ディスク用の信号再
    生回路において、 前記予測手段は、前記異常発生の予測されたデジタル信
    号の単位フレーム期間の先頭から前記制御信号を発生す
    ることを特徴とする光ディスク用の信号再生回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光ディスク用の信号再
    生回路において、 前記ホールド手段は、前記異常検出信号の消滅に応じて
    前記スライスレベルのホールドを解除することを特徴と
    する光ディスク用の信号再生回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光ディスク用の信号再
    生回路において、 前記異常発生の予測されたデジタル信号の単位フレーム
    期間内に前記異常が検出されないと、前記予測手段によ
    る異常発生の予測動作を停止することを特徴とする光デ
    ィスク用の信号再生回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載の光
    ディスク用の信号再生回路において、 前記ホールド手段は、前記異常発生の予測された前記単
    位フレーム期間内に、前記異常検出信号が発生しない
    と、前記スライスレベルのホールドを解除することを特
    徴とする光ディスク用の信号再生回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載の光
    ディスク用の信号再生回路において、 前記スライスレベル調節手段は、前記アナログ信号の中
    心電圧レベルを調整することによって前記スライスレベ
    ルを調節することを特徴とする光ディスク用の信号再生
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか一つに記載の光
    ディスク用の信号再生回路において、 前記スライスレベル調節手段は、前記アナログ信号をデ
    ジタル信号に変換する際の変換基準電圧レベルを調整す
    ることによって前記スライスレベルを調節することを特
    徴とする光ディスク用の信号再生回路
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の光
    ディスク用の信号再生回路において、 前記予測手段は、前記異常検出信号に応じ、光ディスク
    に記録された絶対時間情報を用いて次の異常発生までの
    期間を算出することを特徴とする光ディスク用の信号再
    生回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の光
    ディスク用の信号再生回路において、 前記予測手段は、[n(nは自然数)]回目の異常検出
    信号の発生から[n+1]回目の異常検出信号の発生ま
    での期間を計測し、この計測期間に基づいて[n+2]
    回目又は[n+2]回目以降の異常発生時期を予測する
    ことを特徴とする光ディスク用の信号再生回路。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9のいずれか一つに記載
    の光ディスク用の信号再生回路において、 前記予測手段は、前記算出した予測期間、又は前記計測
    期間より短い予測期間がセットされ、この予測期間の経
    過を計測するタイマ手段を有し、前記タイマ手段の出力
    を前記制御信号として出力することを特徴とする光ディ
    スク用の信号再生回路。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9のいずれか一つに記載
    の光ディスク用の信号再生回路において、 前記予測手段は、光ディスクに記録された絶対時間情報
    に基づいて、前記算出した予測期間又は前記計測期間に
    基づく予測期間の経過を検出し、 前記予測期間経過の直前に前記制御信号を出力すること
    を特徴とする光ディスク用の信号再生回路。
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