JPH09236876A - 画像コマ位置決め装置 - Google Patents

画像コマ位置決め装置

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JPH09236876A
JPH09236876A JP4522496A JP4522496A JPH09236876A JP H09236876 A JPH09236876 A JP H09236876A JP 4522496 A JP4522496 A JP 4522496A JP 4522496 A JP4522496 A JP 4522496A JP H09236876 A JPH09236876 A JP H09236876A
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JP
Japan
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image frame
perforation
positioning
perforations
gate signal
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Application number
JP4522496A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Seki
孝利 関
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個の画像コマ領域に対して複数のパーフォ
レーションが設けられているネガフィルムにおいて、正
確に焼付位置への位置決めを行う。 【解決手段】 ネガキャリア30の搬送路30Aにはネ
ガフィルム12に設けられているパーフォレーション1
6A、16Bを検出する位置決め用センサ46A、及び
ゲート信号検出センサ46Bが設けられている。ゲート
信号検出センサ46Bによって出力されるゲート信号の
ゲート開放時に検出される位置決め用センサ46Aによ
るパーフォレーション検出信号のみをAND回路48に
よって検出する。このAND回路48によって出力され
る検出信号によって、位置決め用1パーフォレーション
16Aのみを検出することができるので、所望の画像コ
マ12Aを焼付位置へ位置決めすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各画像コマ領域に
対して、予め定められた所定の間隔で複数のパーフォレ
ーションを有し、かつ前記各画像コマ領域とこの画像コ
マ領域に対応するパーフォレーションの少なくとも1つ
との相対位置が予め定められている写真フィルムを搬送
し、前記写真フィルム上の画像コマを位置決めする画像
コマ位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネガフィルムには予め所定の間隔
でパーフォレーション(矩形状の孔)が設けられてい
る。このパーフォレーションは、カメラに装填した際に
カメラ側のスプロケットと係合してネガフィルムに駆動
力を付与したり、カメラ側に設けられた接触子等と対応
され、ネガフィルムが正しく搬送されているか否かを検
出する役目を有している。また、「110」と称される
ネガフィルムではパーフォレーションが各画像コマに対
して1個ずつ設けられ、写真焼付装置等で焼付処理を行
う場合に各画像コマを所定の焼付位置へ位置決めするた
めに用いている。
【0003】これは、装置内に設けられているセンサに
よってパーフォレーションが検出された場合に写真フィ
ルムを所定量(センサと焼付位置とのオフセット量に相
当)搬送して停止させ、焼付位置への位置決めを行って
いる。
【0004】ところで、近年、各画像コマ毎の情報(シ
ャッタースピード、絞り、撮影日時、撮影場所等)を磁
気的に記憶することができる磁気記録層が設けられてい
るネガフィルム(APS用ネガフィルム)が提案されて
いる。このネガフィルムには1個の画像コマ領域に対し
て複数(2個)のパーフォレーションが設けられてい
る。
【0005】これに対して、前述した110ネガフィル
ムは各画像コマに対して1個のパーフォレーションのみ
が設けられていたため、1個のセンサを設けることによ
ってこのセンサでパーフォレーションを検出し、焼付位
置への位置決めを行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たAPS用ネガフィルムは1個の画像コマに対して複数
(2個)のパーフォレーションが設けられている。この
ため、パーフォレーションを検出するために備えられて
いるセンサが1個であると、各パーフォレーションと焼
付位置とのオフセット量が異なり、焼付位置への正確な
位置決めを行うことができないという問題が生じてい
た。
【0007】本発明は上記事実を考慮して、1個の画像
コマに対して複数のパーフォレーションが設けられてお
り、いずれか1つのパーフォレーションが画像コマと相
関関係を保持しているネガフィルムにおいて、従来と同
様に焼付位置へ正確に位置決めを行うことができる画像
コマ位置決め装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、各画像コマ領域に対して、
予め定められた所定の間隔で複数のパーフォレーション
を有し、かつ前記各画像コマ領域とこの画像コマ領域に
対応するパーフォレーションの少なくとも1つとの相対
位置が予め定められている写真フィルムを搬送し、前記
写真フィルム上の画像コマを位置決めする画像コマ位置
決め装置であって、前記写真フィルムを案内路に沿って
搬送する案内搬送手段と、前記案内路における前記パー
フォレーションの通過位置に設けられ、少なくとも前記
画像コマとの前記相対位置が予め定められた位置決め用
パーフォレーションを検出する第1の検出手段と、前記
第1の検出手段で前記位置決め用パーフォレーションを
検出するタイミングを含む一定期間中に他のパーフォレ
ーションを検出可能に配置された第2の検出手段と、前
記第2の検出手段による検出信号をゲート信号として、
このゲート信号のゲート開放時に検出される前記第1の
検出手段の検出信号に基づいて、前記画像コマの位置決
めを制御する制御手段と、を有している。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、本発明に
適用可能なネガフィルムは各画像コマに対して複数のパ
ーフォレーションが所定の間隔で設けられていると共
に、いずれか1つのパーフォレーションと各画像コマ領
域との位置には相関関係が保持されている。また、パー
フォレーションの1つは焼付位置への位置決め用として
用いられる(位置決め用パーフォレーション)。
【0010】ネガフィルムが収納されたカートリッジを
装置に装填すると、ネガフィルムはカートリッジから引
き出され、焼付開口部が設けられた案内路を移動する。
案内路にはネガフィルムに設けられているパーフォレー
ションを検出するために2個の検出手段が備えられてい
る。一方の検出手段(第2の検出手段)は、ネガフィル
ムに設けられている複数のパーフォレーションを検出
し、これをゲート信号として用いる(ゲート信号発生用
パーフォレーション)。
【0011】従って、一方の検出手段(第2の検出手
段)によって出力されるゲート信号のゲート開放時に他
方の検出手段(第1の検出手段)によって出力される信
号のみを検出するように制御手段において処理を施すこ
とによって、焼付位置への位置決め用として利用するこ
とができる。これより、画像コマを焼付位置へ正確に位
置決めすることができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、1個の画像コマ
領域に対して予め定められた所定の間隔で設けられた2
個のパーフォレーションの一方を前記位置決め用パーフ
ォレーション、他方を前記ゲート信号発生用パーフォレ
ーションとされており、前記第1の検出手段では前記パ
ーフォレーションを少なくとも1個おきに検出すること
を特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、本発明に
適用可能なネガフィルムは1個の画像コマに対して2個
のパーフォレーションが設けられ、一方を位置決め用パ
ーフォレーションとし、他方をゲート信号発生用パーフ
ォレーションとしている。
【0014】装置に装填されたカートリッジからネガフ
ィルムが引き出され、ネガフィルムが焼付開口部が設け
られた案内路上を移動すると、検出手段によって各パー
フォレーションが検出される。一方の検出手段(第2の
検出手段)により出力されるゲート信号のゲート開放時
に他方の検出手段(第1の検出手段)によって出力され
る位置決め用パーフォレーションの検出信号を少なくと
も1個おきに検出することによって、画像コマを焼付位
置へ位置決めする際に用いる信号を得ることができる。
これによって、各画像コマを焼付位置へ正確に位置決め
することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記位置決め用
パーフォレーションの搬送方向前端エッジ又は後端エッ
ジのいずれか一方の端部を検出しているときに、前記ゲ
ート信号発生用パーフォレーションの中央部近傍を検出
するように前記第1の検出手段と前記第2の検出手段と
の相対位置が定められていることを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、本発明に
備えられている第1の検出手段と第2の検出手段を取り
付ける相対位置は予め定められている。
【0017】一方の検出手段(第1の検出手段)で位置
決め用パーフォレーションのネガフィルムの搬送方向の
前端エッジ又は後端エッジの端部を検出しているとき
に、他方の検出手段(第2の検出手段)でゲート信号発
生用パーフォレーションの中央部付近を検出することが
できるようになっている。これによって、ネガフィルム
の各画像コマに対して複数設けられているパーフォレー
ションのいずれか1つを検出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る写
真焼付装置10が示されている。
【0019】外部撮影装置であるカメラ等によって撮影
がなされ、撮影が終了したネガフィルム12はカートリ
ッジ14内の軸14Aに巻き戻された後に外部撮影装置
(カメラ等)から取り出され、DPE店を介してラボへ
持ち込まれるようになっている。ラボでは持ち込まれた
カートリッジ14に巻き取られているネガフィルム12
の現像処理等を行うようになっている。
【0020】ネガフィルム12は、図2に示されるよう
に長手方向に沿って所定の間隔で画像が記録された多数
の画像コマ12Aが設けられている。この画像コマ12
Aは、現像処理前には潜像として設けられている。ま
た、1個の画像コマ12Aに対してそれぞれ2個のパー
フォレーション16A、16Bがネガフィルム12の幅
方向の所定の一端に設けられている。なお、本実施の形
態では各画像コマ12Aに対して、ネガフィルム12の
搬送方向(図2に示される矢印A方向)の前方に設けら
れているパーフォレーションを位置決め用パーフォレー
ション16Aとし、搬送方向の後方に設けられているパ
ーフォレーションをゲート信号発生用パーフォレーショ
ン16Bとする。
【0021】位置決め用パーフォレーション16Aを基
準とすると、この位置決め用パーフォレーション16A
の後端から画像コマ12Aの中心線CLまでの寸法Lは
全ての画像コマ12Aにおいて一定となっている。本実
施の形態において、この寸法Lは11.95mmに設定
されている。
【0022】また、位置決め用パーフォレーション16
A、及びゲート信号発生用パーフォレーション16Bの
幅Wは、本実施の形態のネガフィルム12において、共
に2mmとなっており、同一ネガフィルム12における
パーフォレーションの幅Wはすべて等しい。
【0023】さらに、パーフォレーション16A、16
Bの間で画像コマ12Aに隣接する位置、及びパーフォ
レーション16A、16Bが形成された側と反対側の端
部には磁気情報が記録される磁気トラック18が設けら
れている。
【0024】ラボへ持ち込まれ、現像処理が完了したネ
ガフィルム12が収納されたカートリッジ14は、写真
焼付装置10に設けられている図示しないカートリッジ
装填部に装填するようになっている。カートリッジ装填
部にカートリッジ14を装填すると、カートリッジ14
内の軸14Aに巻き取られているネガフィルム12が引
き出され、所定の処理(本実施の形態における写真焼付
装置10においては印画紙22への焼付露光処理)が行
われるようになっている。
【0025】図1に示されるように写真焼付装置10
は、焼付時に照射される光源24の光軸上にネガキャリ
ア30が配設されており、ネガフィルム12はネガキャ
リア30に設けられている所定の搬送路30Aに案内さ
れるようになっている。
【0026】ネガキャリア30には制御装置26に接続
された駆動部28の駆動力によって回転する複数の駆動
ローラ32(図3参照)が配設されており、ネガフィル
ム12が図1及び図2に示される矢印A方向へ搬送され
るようになっている。また、ネガキャリア30には、ソ
レノイド34が設けられており、制御装置26から出力
される信号に基づいて、ネガフィルム12を焼付位置で
あるマスク36の開口部に圧着板44によって挟持圧着
することができるようになっている(図3参照)。
【0027】また、光源24とネガキャリア30との間
にはC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の
各色のカットフィルタ38が介在されており、光軸上に
配設されている。
【0028】ネガフィルム12を透過した光線はレンズ
40を介して印画紙22へ照射され、画像が焼き付けら
れるようになっている。なお、印画紙22とレンズ40
との間にはシャッタ42が介在されており、制御装置2
6からの信号で露光時に光軸上から退避されるようにな
っている。
【0029】図3にはネガキャリア30の断面図、及び
ネガキャリア30内に設けられたパーフォレーションセ
ンサ46A、46Bとネガフィルム12に設けられてい
るパーフォレーション16A、16Bとの対応が理解で
きるようにネガフィルム12の平面図が示されている。
【0030】ネガキャリア30内には、ネガフィルム1
2を搬送するための複数の駆動ローラ32が配設されて
いる。この駆動ローラ32の回転は、駆動部28によっ
て制御されるようになっている。
【0031】また、ネガキャリア30の搬送路30Aに
おけるネガフィルム12のパーフォレーション16A、
16Bの通過軌跡上には2個のパーフォレーションセン
サ46A、46Bが設けられている。
【0032】パーフォレーションセンサ46A、46B
はそれぞれ光学系のセンサを使用しており、投光部から
の光線を受光部で受光することによって必要な出力信号
を得ることができるようになっている。
【0033】2個のパーフォレーションセンサ46A、
46Bのうち、ネガフィルム12の搬送方向(矢印A方
向)の前方に設けられているパーフォレーションセンサ
を位置決め用センサ46Aとし、ネガフィルム12の搬
送方向の後方に設けられているパーフォレーションセン
サをゲート信号検出センサ46Bとしている。ゲート信
号発生用センサ46Bでは、位置決め用パーフォレーシ
ョン16A、及びゲート信号発生用パーフォレーション
16Bを検出した場合に出力される信号をゲート信号と
して用いるようになっている。
【0034】位置決め用センサ46A及びゲート信号検
出センサ46Bの取付設定位置は、位置決め用センサ4
6Aによって位置決め用パーフォレーション16Aの搬
送方向に対する後端部を検出しているときに、もう一方
のパーフォレーションセンサであるゲート信号検出セン
サ46Bがゲート信号発生用パーフォレーション16B
の中央部近傍を検出することができるように相対位置が
定められている。本実施の形態における位置決め用セン
サ46Aとゲート信号発生用センサ46Bとの間隔Mは
24.9mmとなっている。
【0035】図4には位置決め用センサ46Aによって
検出されるパーフォレーション検出信号と、ゲート信号
検出センサ46Bによって検出されるゲート信号が制御
装置26内で処理され、駆動部28へ伝達されるまでの
工程を示すブロック図が示されている。
【0036】位置決め用センサ46Aによって検出され
たパーフォレーション検出信号、及びゲート信号発生用
センサ46Bによって検出されたゲート信号は、ゲート
回路としての役割を果たすAND回路48に入力される
ようになっている。このAND回路48では、ゲート信
号のゲート開放時に検出されているパーフォレーション
検出信号のみを検出して出力するようになっている。こ
こで検出された信号を位置決め信号とし、この位置決め
信号の立ち下がり部分を検出することによって駆動部2
8の駆動が指示されるようになっている。
【0037】また、図5にはゲート信号検出センサ46
Bによって検出されるゲート信号、位置決め用センサ4
6Aによって検出されるパーフォレーション検出信号、
及びAND回路48によって出力され、焼付位置への位
置決めを行う際に用いられる位置決め信号が示されてい
る。
【0038】位置決め用センサ46A、及びゲート信号
検出センサ46Bによって出力される信号は図5(A)
及び図5(B)に示される通りである。
【0039】制御装置26内のAND回路48は、ここ
に入力されたゲート信号とパーフォレーション検出信号
に基づいて、図5(C)に示される位置決め信号を出力
するようになっている。この位置決め信号は、ゲート信
号検出センサ46Bによるゲート信号のゲート開放時
に、位置決め用センサ46Aによる検出信号のみを検出
することにより得られる。図5(C)に示される位置決
め信号は位置決め用パーフォレーション16Aのみを検
出している。すなわち、ネガフィルム12に設けられて
いる2個のパーフォレーション16A、16Bを1個お
きに検出することができるようになっている。
【0040】従って、1個の画像コマ12Aに対して2
個のパーフォレーション16A、16Bが設けられてい
る場合に1個おきのパーフォレーションのみ(本実施の
形態においては位置決め用パーフォレーション16Aの
み)を検出することができる。すなわち、1個の画像コ
マ12Aに対して過不足なく、1個のパーフォレーショ
ンのみを検出することができるようになっている。
【0041】さらに、制御装置26内ではAND回路4
8によって出力された位置決め信号の立ち下がり部分
(図5(C)に示される基準位置)を検出するようにな
っている。この位置決め信号の立ち下がり部分は、位置
決め用パーフォレーション16Aの後端部に対応してい
る。従って、位置決め信号の立ち下がり部分が検出され
ると、ネガフィルム12を所定量搬送させた後に駆動部
28の指示により駆動ローラ32を停止させるようにな
っている。このとき、ネガフィルム12が搬送される所
定量は位置決め用センサ46Aと焼付位置へのオフセッ
ト量に相当する。このようにネガフィルム12を搬送さ
せることによって、画像コマ12Aを焼付位置に位置決
めすることができる。
【0042】引き続いて、ソレノイド34が駆動するこ
とにより、ネガフィルム12が焼付位置に圧着板44を
介して挟持圧着するようになっている。
【0043】さらに、光源24からの光線をCMYの各
カットフィルタ62等を介して印画紙22に画像が焼き
付けられるようになっている。
【0044】次に本実施の形態の作用を図6に従って説
明する。撮影が終了し、外部撮影装置であるカメラから
ネガフィルム12が収容されているカートリッジ14を
取り出してDPE店にプリント処理を依頼すると、DP
E店ではラボに搬送する。ラボではまず現像処理を行
い、続いて焼付処理を行うために写真焼付装置10の所
定の位置へ配置する。
【0045】写真焼付装置10では、所定の位置へカー
トリッジ14を装填し、ネガフィルム12の先端の引き
出しが完了すると、ネガフィルム12の搬送を開始す
る。すなわち、制御装置26の制御により駆動部28を
駆動させ、複数の駆動ローラ32を回転させることによ
ってネガフィルム12を図1及び図2に示す矢印A方向
に搬送させる。
【0046】ネガフィルム12の先端を図示しない先端
検出センサによって検出した後、図6(A)に示される
位置にネガフィルム12が搬送される。ここでは、ゲー
ト信号検出センサ46Bが位置決め用パーフォレーショ
ン16Aを検出する。従って、図6(A)に示されるよ
うなゲート信号が出力される。位置決め用センサ46A
はパーフォレーションを検出しないため、パーフォレー
ション検出信号は出力されない。
【0047】続けて、駆動ローラ32を回転させること
によって図6(B)に示される位置までネガフィルム1
2を搬送させると、ゲート信号検出センサ46Bは、位
置決め用パーフォレーション16Aに引き続き、ゲート
信号発生用パーフォレーション16Bを検出する。従っ
て、ゲート信号検出センサ46Bは図6(B)に示され
るようなゲート信号を出力する。一方、位置決め用セン
サ46Aは位置決め用パーフォレーション16Aを検出
するため、図6(B)に示されるようなパーフォレーシ
ョン検出信号が出力される。
【0048】さらに、駆動ローラ32が回転することに
よってネガフィルム12が図6(C)乃至図6(E)に
示される位置に徐々に搬送されると、それぞれに図示す
るゲート信号及びパーフォレーション検出信号が検出さ
れる。
【0049】ここで、図6(B)乃至図6(E)に示さ
れる位置決め用センサ46A及びゲート信号検出センサ
46Bによる検出信号より、ゲート信号とパーフォレー
ション検出信号が同時に出力されている部分が存在する
ことが認識できる。この部分、すなわちゲート信号のゲ
ート開放時に位置決め用センサ46Aによって検出され
るパーフォレーション検出信号をAND回路48が検出
することによって図6(F)及び図5(C)に示される
位置決め信号を得ることができる。
【0050】この位置決め信号は、位置決め用パーフォ
レーション16Aのみを検出している。
【0051】従って、1個の画像コマ12Aに対して2
個設けられているパーフォレーション16A、16Bの
一方のみ(本実施の形態においては位置決め用パーフォ
レーション16Aのみ)を検出することができる。
【0052】さらに、位置決め信号の各信号の立ち下が
り部分を検出することによって、位置決め用パーフォレ
ーション16Aの後端を検出することができる。こうし
て、位置決め用パーフォレーション16Aの後端を検出
した後、ネガフィルム12を所定量だけ搬送させて所望
の画像コマ12Aを焼付位置へ正確に位置決めすること
ができる。
【0053】さらに、所望の画像コマ12Aが写真焼付
装置10の焼付位置に至ると、ソレノイド34が駆動さ
れてネガフィルム12を焼付位置に挟持圧着する。
【0054】この状態で、シャッタ42が開放され、C
MYの各カットフィルタ38を露光量に応じて光軸上に
出没させることにより、ネガフィルム12を透過した光
線はレンズ40を介して印画紙22へ照射され、印画紙
22へ所望の画像が焼き付けられる。
【0055】以上説明したように1個の画像コマ12A
に対して2個のパーフォレーション16A、16Bが設
けられている場合にでもこれらを検出するセンサ(位置
決め用センサ46A、ゲート信号検出センサ46B)を
複数個設けることにより、一方のパーフォレーション
(本実施の形態においては位置決め用パーフォレーショ
ン16A)のみを検出することができるので確実に焼付
位置への位置決めを行うことができる。
【0056】すなわち、パーフォレーションを検出する
センサを2個設けた場合にもAND回路48によって出
力される信号は1つであるため、この出力信号に基づい
て位置決めを行うことができる。
【0057】なお、本実施の形態では写真フィルム搬送
装置として写真焼付装置10を例にとり説明したが、こ
れに限るものではなく、検定器等の他の写真フィルム搬
送装置に適用することもできる。
【0058】また、本実施の形態においては位置決め信
号の立ち下がり部分を検出することによって位置決め用
パーフォレーション16Aの後端を検出し、位置決めを
行う例について説明したが、これに限定されるものでは
なく、信号の立ち上がり部分を検出してパーフォレーシ
ョンの先端を検出し、焼付位置への位置決めを行うよう
にしてもよい。
【0059】なお、センサを1個とし、フィルムを搬送
しながら1個の画像コマに対して複数個設けられたパー
フォレーションを順序良く検出し、隣接するパーフォレ
ーションとの間隔、又は間隔同士の比率から特定(焼付
位置への位置決め用)のパーフォレーションを認識し、
位置決めを制御するようにしてもよい。
【0060】この場合の必須の構成要件は、各画像コマ
領域に対して、予め定められた所定の間隔で複数のパー
フォレーションを有し、かつ前記各画像コマ領域とこの
画像コマ領域に対応するパーフォレーションの少なくと
も1つとの相対位置が予め定められている写真フィルム
を搬送し、前記写真フィルム上の画像コマを位置決めす
る画像コマ位置決め装置であって、前記写真フィルムを
案内路に沿って搬送する案内搬送手段と、前記案内路に
おける前記パーフォレーションの通過位置に設けられ、
前記全てのパーフォレーションをフィルムの搬送方向に
応じて、順に検出する隣り合うパーフォレーション同士
の間隔、又は所定の基準間隔に対する比率のいずれか一
方で前記相対位置が予め定められた位置決め用パーフォ
レーションを検索する検索手段と、検索されたパーフォ
レーションの検出信号に基づいて前記画像コマの位置決
めを制御する制御手段と、を有する画像コマ位置決め装
置、と言うことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像コマ位
置決め装置は、1個の画像コマ領域に対して複数のパー
フォレーションが設けられているネガフィルムに対し
て、パーフォレーションを検出するセンサを複数個設
け、所定のパーフォレーションのみの信号を得ることに
より、焼付位置への位置決めを正確に行うことができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る写真焼付装置の概略
構成図である。
【図2】本発明に適用可能なネガフィルムの平面図であ
る。
【図3】(A)は本発明の実施の形態に係る写真焼付装
置におけるネガキャリアの概略断面図を示しており、
(B)はネガフィルムの平面図を示している。
【図4】本発明の実施の形態に係る写真焼付装置におけ
るネガキャリアに備えられているパーフォレーションセ
ンサによる検出信号の制御装置内での処理工程を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る写真焼付装置におけ
るネガキャリア内に設けられているパーフォレーション
センサによる検出信号の出力タイミングを示すタイムチ
ャートである。(A)はゲート信号検出センサによる検
出信号(ゲート信号)を示し、(B)は位置決め用セン
サによる検出信号(パーフォレーション検出信号)を示
し、(C)は(A)及び(B)に基づいて制御装置内の
AND回路から出力される検出信号(位置決め信号)を
示している。
【図6】(A)乃至(E)は本実施の形態に係る写真焼
付装置のネガキャリアにおいてネガフィルムが搬送され
る過程でのネガフィルムの平面図の一部、及びこれに伴
って各パーフォレーションセンサによって出力される信
号の出力タイミングを示すタイムチャートであり、
(F)は制御装置内のAND回路によって出力される位
置決め信号を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 写真焼付装置 12 ネガフィルム 16A 位置決め用パーフォレーション 16B ゲート信号発生用パーフォレーション 26 制御装置(制御手段) 28 駆動部(案内搬送手段) 30 ネガキャリア(案内搬送手段) 30A 案内路(案内搬送手段) 32 駆動ローラ(案内搬送手段) 46A 位置決め用センサ(第1の検出手段) 46B ゲート信号検出センサ(第2の検出手段) 48 AND回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画像コマ領域に対して、予め定められ
    た所定の間隔で複数のパーフォレーションを有し、かつ
    前記各画像コマ領域とこの画像コマ領域に対応するパー
    フォレーションの少なくとも1つとの相対位置が予め定
    められている写真フィルムを搬送し、前記写真フィルム
    上の画像コマを位置決めする画像コマ位置決め装置であ
    って、 前記写真フィルムを案内路に沿って搬送する案内搬送手
    段と、 前記案内路における前記パーフォレーションの通過位置
    に設けられ、少なくとも前記画像コマとの前記相対位置
    が予め定められた位置決め用パーフォレーションを検出
    する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段で前記位置決め用パーフォレーショ
    ンを検出するタイミングを含む一定期間中に他のパーフ
    ォレーションを検出可能に配置された第2の検出手段
    と、 前記第2の検出手段による検出信号をゲート信号とし
    て、このゲート信号のゲート開放時に検出される前記第
    1の検出手段の検出信号に基づいて、前記画像コマの位
    置決めを制御する制御手段と、 を有する画像コマ位置決め装置。
  2. 【請求項2】 1個の画像コマ領域に対して予め定めら
    れた所定の間隔で設けられた2個のパーフォレーション
    の一方を前記位置決め用パーフォレーション、他方を前
    記ゲート信号発生用パーフォレーションとされており、
    前記第1の検出手段では前記パーフォレーションを少な
    くとも1個おきに検出することを特徴とする請求項1記
    載の画像コマ位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め用パーフォレーションの搬
    送方向前端エッジ又は後端エッジのいずれか一方の端部
    を検出しているときに、前記ゲート信号発生用パーフォ
    レーションの中央部近傍を検出するように前記第1の検
    出手段と前記第2の検出手段との相対位置が定められて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像
    コマ位置決め装置。
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