JPH0822082A - 写真フィルム搬送装置 - Google Patents

写真フィルム搬送装置

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Publication number
JPH0822082A
JPH0822082A JP15590694A JP15590694A JPH0822082A JP H0822082 A JPH0822082 A JP H0822082A JP 15590694 A JP15590694 A JP 15590694A JP 15590694 A JP15590694 A JP 15590694A JP H0822082 A JPH0822082 A JP H0822082A
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JP
Japan
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image frame
photographic film
image
perforation
recorded
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Application number
JP15590694A
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English (en)
Inventor
Sumio Yoshikawa
純生 吉川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Priority to US08/499,772 priority patent/US5617180A/en
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像コマが記録されるべき位置の画像コマの
有無を予め認識し、不要な位置決め動作をパスして各作
業工程での材料の無駄及び時間の無駄を省く。 【構成】 CCDセンサ74で画像コマ14Aの有無を
判別し、無しと判別された場合には、記録ヘッド76で
画像コマ記録領域に対応する磁気記録層25に、この画
像コマ無しの情報を記録する。この記録によって、次工
程以後の画像コマの位置決め時に磁気記録層25の情報
を読取れば、画像コマ領域に画像コマが存在しないこと
を認識でき、位置決めのための制御をパスすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め所定の間隔でかつ
1個の画像コマ領域に対して所定数設けられたパーフォ
レーションを備え、各画像が該パーフォレーションとそ
れぞれの相対位置が一定となるように撮影された写真フ
ィルムを搬送する写真フィルムの搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
135サイズのネガフィルム等には、予め所定ピッチで
パーフォレーション(矩形状の孔)が設けられている。
このパーフォレーションは、カメラに装填された際にス
プロケット等と嵌合して、ネガフィルムに駆動力を付与
したり、カメラ側に設けられた接触子等と対応されネガ
フィルムが正しく搬送されているか否かを検出する役目
を有している。カメラでの搬送は、初期位置、すなわち
最初に装填される位置が様々であり、このため、パーフ
ォレーション位置と撮影される画像コマ位置との相対位
置は不定となっている。
【0003】ところで、撮影された写真フィルムを例え
ば焼付装置で焼付処理する場合、各画像コマを焼付位置
へ位置決めする必要がある。
【0004】このとき、画像コマを特定するマーク(指
標)はなく、このため、先頭の画像コマとベース部分と
の濃度差によって、先頭の画像コマのエッジを検出し、
この検出結果に基づいて、後は所定量のコマ送りによっ
て焼付位置へ位置決めするようにしている。
【0005】しかしながら、上記コマ送り制御では、例
えば、ネガフィルムがカメラへ装填されているときに、
何らかの理由で空送りされ、1コマ分の領域がそっくり
ぬけていても、この素抜け部分も焼付位置に位置決めさ
れ、プリント作業が行われたり、その後の検定動作がな
されることになる。
【0006】このように、焼付処理等、処理を必要とし
ない部分(領域)も通常の処理が行われるため、プリン
ト材料(例えば、印画紙)等材料の無駄のみならず、作
業時間の無駄を生じることになる。
【0007】なお、近年、ネガフィルムに磁気的に情報
を記録することが提案されており、このようなネガフィ
ルムでは、予め所定の間隔でかつ1個の画像コマに対し
て所定数のパーフォレーションが設けられ、この結果、
パーフォレーションと画像コマとのそれぞれの相対位置
が一定となるように撮影されている。
【0008】このようなネガフィルムにおいても、何ら
かの理由によって空送りされた場合には、素抜けの画像
となり、同じような問題を生じる。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、画像コマが記
録されるべき位置の画像コマの有無を予め認識でき、不
要な位置決め動作をパスして、各作業工程での材料の無
駄及び時間の無駄を省くことができる写真フィルム搬送
装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、予め所定の間隔でかつ1個の画像コマ領域に対して
所定数設けられたパーフォレーションを備え、各画像が
該パーフォレーションとそれぞれの相対位置が一定とな
るように撮影された写真フィルムを搬送する際に、前記
画像コマを順次所定の位置に位置決めするようにコマ送
りする写真フィルムの搬送装置であって、前記写真フィ
ルムを長手方向に沿って搬送する搬送手段と、前記パー
フォレーションを検出するパーフォレーション検出セン
サと、前記パーフォレーション検出センサによって検出
されるパーフォレーション位置に基づいて、画像が記録
されるべき位置を認識する認識手段と、前記画像が記録
されるべき位置に画像コマが存在するか否かを判別する
画像コマ判別手段と、前記画像コマ判別手段で画像コマ
無しと判別された画像コマ記録領域に対応するパーフォ
レーションを前記パーフォレーション検出センサで検出
した場合に、前記所定の位置への位置決めをパスするよ
うに搬送手段を制御する制御手段と、を有している。
【0011】請求項2に記載の発明は、予め所定の間隔
でかつ1個の画像コマ領域に対して所定数設けられたパ
ーフォレーションを備え、各画像が該パーフォレーショ
ンとそれぞれの相対位置が一定となるように撮影された
写真フィルムを搬送する写真フィルムの搬送装置であっ
て、前記写真フィルムを長手方向に沿って搬送する搬送
手段と、前記パーフォレーションを検出するパーフォレ
ーション検出センサと、前記パーフォレーション検出セ
ンサによって検出されるパーフォレーション位置に基づ
いて、画像が記録されるべき位置を認識する認識手段
と、前記画像が記録されるべき位置に画像コマが存在す
るか否かを判別する画像コマ判別手段と、前記画像コマ
無しと判別された画像コマ記録領域に対応するパーフォ
レーションを基準として、画像コマ無しの情報を記録媒
体に記録する記録手段と、を有している。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記請求項2記
載の発明において、前記記録媒体が、前記写真フィルム
に設けられた磁気記録層であることを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記請求項2記
載の発明において、前記記録媒体が、前記写真フィルム
と共に各作業工程へ搬送されるメモリカードであること
を特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、写真フィルム
には、パーフォレーションの位置と画像コマとの相対位
置が一定となるように撮影される。従って、パーフォレ
ーションを検出することにより、画像コマの位置を認識
することができる。
【0015】そこで、各画像コマを所定の位置、例え
ば、焼付装置であれば、焼付位置に位置決めする場合、
まず、搬送手段によって写真フィルムを搬送しながら、
この画像コマに対応するパーフォレーションをパーフォ
レーション検出センサで検出し、該画像コマを所定位置
に位置決めする。
【0016】ところで、写真フィルムでは、カメラ等で
空送りしたことにより、画像コマが抜ける場合がある。
そこで、画像コマ判別手段で、画像が記録されるべき位
置に画像コマが存在するか否かを判別し、画像コマが記
録されるべき位置に画像コマが無いと判別された場合に
は、制御手段では搬送手段を制御し、この画像コマ記録
領域の所定の位置への位置決めをパスする。
【0017】これにより、無駄な時間(コマ送り時間)
を無くすことができ、例えば焼付処理のための焼付位置
への位置決めのパスであれば、間違って、露光焼付けし
た場合の印画紙等のプリント材料の無駄を省くことがで
きる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、搬送手段
で写真フィルムを搬送しながら画像コマ判別手段で各パ
ーフォレーションの検出毎にそのパーフォレーションに
対応する位置の画像コマ記録領域に画像コマが存在する
か否かを判別する。
【0019】判別の結果、画像コマ無しと判別されたと
き、記録手段では該画像コマ記録領域に対応するパーフ
ォレーションを基準として、画像コマ無しの情報を記録
媒体に記録する。これにより、以後の作業工程において
写真フィルムをコマ送り(所定ピッチ毎に位置決め)す
る場合に、記録媒体からの読み取られた情報(画像コマ
なしの状態)に基づいて、画像コマが無い領域の位置決
めをパスすることができ、位置決め処理時間の無駄を省
くことができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、写真フィ
ルムには、磁気記録層が設けられており、例えば、カメ
ラでは撮影時のシャッタースピードや絞り、或いは撮影
場所や撮影状況のコメント等の情報が記録され、ラボで
はこれらの情報を読み取って露光補正量を決定したり、
画像と共に前記コメント等を重ね焼きしたりすることが
できるようになっている。
【0021】そこで、前記画像コマ無しの情報をこの磁
気記録層に記録することによって、各作業工程前に磁気
記録層の記録内容を読み取ることにより、該各作業工程
において、画像コマ有無を認識することができる。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、通常、ラ
ボ工程では、写真フィルムの搬入時にこの写真フィルム
に対応するLSIカード(メモリカード)を発行し、写
真フィルムの現像後の検定情報をこのLSIカードに記
録し、各作業工程へ写真フィルムと共に伴送されるよう
になっている。
【0023】そこで、このLSIカードに画像コマの有
無情報(画像コマ無しの情報)を記録しておけば、例え
ば、焼付工程において画像コマの存在しない領域を位置
決めせずにパスさせることができる。
【0024】
【実施例】図2には、本実施例に係るカメラ10及び写
真焼付装置12が示されている。カメラ10には、その
一方にネガフィルム14をスプール16Aに巻き取って
収容するカートリッジ16が装填されている。カメラ1
0には、制御部18に接続されたモータ20によって駆
動される駆動リール22が設けられている。この駆動リ
ール22にネガフィルム14の先端が係止されることに
より、ネガフィルム14がコマ送りされるようになって
いる。
【0025】図1に示される如く、ネガフィルム14
は、1個の画像コマ14Aに対してそれぞれ2個のパー
フォレーション24A、24Bが設けられている。この
パーフォレーション24A、24Bは、予め穿設されて
おり、例えば前記カメラ10に装填したときの位置決め
用として適用されるようなっている。従って、画像コマ
14Aの位置は、パーフォレーション24A、24Bに
よって位置決めされることになり、各画像コマ14Aと
これに対応する2個のパーフォレーション24A、24
Bとの相対位置が常に一致している。また、2個のパー
フォレーション24A、24Bは、それぞれ対応する画
像コマ14Aのネガフィルム搬送方向の両端に位置して
る。
【0026】また、パーフォレーション24A、24B
が設けられたネガフィルム14の幅方向一端部には、磁
気記録層25が設けられている。磁気記録層25はネガ
フィルム14の全面に塗布されており、図1に示すよう
に、実際の記録領域は各画像コマ14A毎に区切られた
短尺帯状部分である。
【0027】この磁気記録層25には、カメラ10での
撮影情報(シャッタースピード、絞り、撮影日時、撮影
場所等)が記録されるようになっている。
【0028】図2に示される如く、カメラ10のネガフ
ィルム14の搬送経路上には、2個の光電センサ30が
設置されている。この光電センサ30は、前記パーフォ
レーション24A、24Bが設けられた経路に対応され
ており、ネガフィルム14の表裏を跨ぐように投光部と
受光部とが設けられ、前記投光部からの光線を受光部で
受けた場合に光電センサ30は制御部18へハイレベル
信号を出力するようになっている。
【0029】図2に示される如く、2個の光電センサ3
0のピッチ寸法は、前記ネガフィルム14に設けられた
パーフォレーション24A、24Bの接近する2個のピ
ッチ寸法と同一とされている。ここで、投光部32と受
光部34との間にネガフィルム14が通過し、接近して
いる2個のパーフォレーション24A、24Bが同時に
検出されたとき予め定められた撮影領域が所定の位置に
位置決めされるようになっている。なお、この撮影領域
が、撮影、現像後に画像コマ14Aとなる。
【0030】ここで、ネガフィルム14がカメラ10に
装填されている状態で、順次撮影していけば、現像後に
所定ピッチ毎の画像コマが存在することになるが、例え
ば、レンズキャップを閉めたままシャッターを操作した
ような場合、全く画像が撮影されずに1コマ分搬送さ
れ、結果的に空送りされたと同じ状態となる場合がある
(図3の想像線で記載された画像コマ参照)。
【0031】撮影が終了したネガフィルム14は再度カ
ートリッジ16に巻き戻された後、カメラ10から取り
出され、DPE店を介してラボへ持ち込まれる。このラ
ボでは、ネガフィルム14の現像を行い、写真焼付装置
12の所定位置へ配置する。
【0032】図2に示される如く、写真焼付装置12
は、焼付時に照射される光源52の光軸上にネガキャリ
ア54が配設されている。ネガキャリア54には、制御
装置56に接続された駆動部58の駆動力によって回転
する駆動ローラ58A(図3参照)が配設されており、
ネガフィルム14が図2の矢印A方向へ搬送されるよう
になっている。また、ネガキャリア54には、ソレノイ
ド60が設けられており、制御装置56からの信号でネ
ガフィルム14を焼付位置であるマスク開口54A(図
3参照)に挟持圧着することができる。
【0033】光源52とネガキャリア54との間にはC
MYの各フィルタ62が介在され、各色の露光量に応じ
て光軸上に出没されるようになっている。
【0034】ネガフィルム14を透過した光線はレンズ
64を介して印画紙66へ照射され、印画紙66へ画像
が焼付けられるようになっている。なお、印画紙66と
レンズ64との間にはシャッタ68が介在されており、
制御装置56からの信号で露光時に光軸上から退避され
るようになっている。
【0035】ネガフィルム14の搬送経路上における、
パーフォレーション24A、24Bの通過軌跡上には、
光電センサ72が設けられている。このため、光電セン
サ72の検出信号により、パーフォレーション24A又
は24Bを検出することができる。
【0036】ところで、本実施例のネガフィルム14
は、カメラ10においてパーフォレーション24A、2
4Bを基準にして搬送、位置決めし撮影しているため、
パーフォレーション24A、24Bと画像コマ14Aと
の相対位置が常に等しい位置とされている。従って、パ
ーフォレーション24A、24Bを検出することによっ
て、画像コマ14Aの位置を認識することができる。
【0037】また、本実施例では、図3に示される如
く、焼付位置(マスク開口54A)に位置決めされる画
像コマ14Aに対応するパーフォレーション24Bの位
置から所定距離(Xmm)上流側となる位置に前記光電
センサ72の検出点を設けている。
【0038】この光電センサ72によってパーフォレー
ション24Bを検出してからXmm搬送した時点で停止
させ、このパーフォレーション24Bに対応する画像コ
マ14Aを焼付位置に位置決めするようになっている。
【0039】また、本実施例では、前記光電センサ72
のさらに上流側(焼付位置から2コマ前に位置する画像
コマ14Aに対応する位置)にライン状のCCDセンサ
74が配設されている。このCCDセンサ74では、ネ
ガフィルム14の濃度を検出することができる。ネガフ
ィルム14は、画像が焼付けられた部分とベース部分と
では明らかに濃度が異なる。
【0040】例えば、透過濃度が高い部分は画像領域で
あり、透過濃度が低い部分はベース部分であると判断で
きる。本実施例では、焼付位置の2コマ前でCCDセン
サ74で濃度を検出し、画像コマ14Aが連続して設け
られているか否かを判断することができる。すなわち、
上述の如く、カメラ10による撮影時に空送りされて1
コマ飛んで撮影される場合があるからである。このよう
に、CCDセンサ74で画像コマ14Aの有無を判別
し、無しと判別された場合には、この部分の焼付位置へ
の位置決めはパスするようになっている。
【0041】さらに、本実施例では、前記CCDセンサ
74と焼付位置との間、かつ2個の画像コマ14Aの境
界部分に、記録ヘッド76が設けられている。この記録
ヘッド76は、ネガフィルム14の搬送中に前記磁気記
録層25の所定の位置に情報を記録することができるよ
うになっている。このため、ネガフィルム14が停止し
ているとき(1つの画像コマ14Aが焼付位置に位置決
めされているとき)には、記録位置が磁気記録層25
(実際の記録領域)から外れた位置となるように配置さ
れている。
【0042】ここで、記録ヘッド76では、前記CCD
センサ74で画像が無しと判断された画像コマ記録領域
に対応する磁気記録層25に、この画像コマ無しの情報
を記録するようになっている。
【0043】この記録によって、次工程以後の画像コマ
の位置決め時に磁気記録層25の情報を読取ることによ
って、画像コマ領域に画像コマが存在しないことを認識
でき、位置決めのための制御をパスすることができるよ
うになっている。
【0044】以下に本実施例の作用を説明する。撮影が
終了し、カメラ10からネガフィルム14(カートリッ
ジ16)を取り出して、DPE店にプリントを依頼する
と、DPE店からラボへ搬送され、まずラボでは、現像
を行い、写真焼付装置12の所定位置へ配置する。以
下、各画像コマ14Aの焼付位置への位置決め並びに一
連の焼付処理を、図4のフローチャートに従い説明す
る。
【0045】まず、ステップ200では、フラグF及び
フラグGをそれぞれリセット(0)し、次いでステップ
202で搬送の準備が完了したか否かが判断される。例
えば、カートリッジ16を装填し、ネガフィルム14の
先端の引出しが完了したか否かが判断される。
【0046】次のステップ204では、ネガキャリア5
4内に既に別のネガフィルム14が存在するか否かが判
断され、肯定判定された場合は、ネガフィルム14の搬
送ができないため、ステップ206へ移行して異常処理
を実行する。異常処理は、例えば警報を発したり、異常
を表示すると共に、既存のネガフィルム14の取出しを
オペレータに促す。
【0047】また、ステップ204において、否定判定
された場合は、ステップ208へ移行してネガフィルム
14の搬送を開始する。すなわち、制御装置56の制御
により駆動部58を駆動させ、駆動ローラ58Aの回転
でネガフィルム14を図3の矢印A方向へ搬送させる。
【0048】次のステップ210では、CCDセンサ7
4で画像コマ14Aを検出したか否か(画像コマ14A
の有無)を判断し、肯定判定の場合は、ステップ211
へ移行して画像コマ14Aが所定の画像記録領域に有る
ことを示すためのフラグGをセット(1)し、ステップ
214へ移行する。また、ステップ210で否定判定の
場合は、ステップ212へ移行し、所定時間経過したか
否かが判断され、否定判定の場合はステップ214へ移
行する。このステップ214では、パーフォレーション
24A又は24Bを検出したか否か判断され、否定判定
の場合はステップ210へ戻る。従って、パーフォレー
ション24A又は24Bを検出するか、或いは所定時間
が経過するまで、ステップ210、212、214を繰
り返し、その間に画像コマ14Aを検出すると、フラグ
Gがセットされることになる。
【0049】ステップ212で所定時間が経過する前に
ステップ214において肯定判定された場合、最初に検
出するのは、パーフォレーション24Aであり、これを
検出した場合には、ステップ216へ移行して、フラグ
Fがセット(1)されているか否かが判断される。パー
フォレーション24Aの検出時は、1回目であるので、
フラグFはリセット状態であり、このステップ216で
は、否定判定され、ステップ217へ移行してフラグF
をセットし、次いでステップ218で磁気記録層25に
画像コマ14Aの有無情報を記録した後、ステップ21
4へ戻る。
【0050】次に検出されるのはパーフォレーション2
4Bであり、ステップ214でこれを検出し、ステップ
216へ移行すると、今度はフラグFがセットされてい
るため、肯定判定され、ステップ219へ移行する。
【0051】ステップ219では、搬送中に前記検出さ
れたパーフォレーション24A、24Bに対応する画像
コマ記録領域に画像コマ14Aが存在するか否かを判断
するため、フラグGがセットされているか否かが判断さ
れる。すなわち、ステップ210、211において、画
像コマ14Aが検出されている場合は、フラグGはセッ
トされているため、ステップ219では肯定判定され、
ステップ220へ移行する。
【0052】ステップ220では、Xmm搬送後停止す
る。これにより、画像コマ14Aを焼付位置(マスク開
口54A)へ位置決めすることができ、ステップ222
へ移行して以下の焼付処理が実行される。
【0053】所定の画像コマ14Aが焼付位置に至る
と、ソレノイド60が駆動されて、ネガフィルム14を
焼付位置に挟持圧着する。
【0054】この状態で、シャッタ68が開放され、C
MYの各フィルタ62を露光量に応じて光軸上に出没さ
せることにより、ネガフィルム14を透過した光線はレ
ンズ64を介して印画紙66へ照射され、印画紙66へ
画像が焼付けられる。
【0055】次のステップ224では、搬送が再開さ
れ、ステップ226へ移行する。また、ステップ219
において否定判定された場合にもステップ226へ移行
する。すなわち、前記検出されたパーフォレーション2
4A、24Bに対応する画像コマ記録領域には画像コマ
14Aは存在しないため、位置決め制御、焼付処理等が
全てパス(キャンセル)され、搬送が所定ピッチ(画像
コマピッチ)を過ぎても継続される。
【0056】ステップ226では、フラグF及びフラグ
Gをリセットし、ステップ210へ戻る。
【0057】次に、所定時間経過しても画像コマ14A
を検出しなかった場合、すなわち、ステップ210、2
12,214の繰り返し中にステップ212で肯定判定
された場合は、最終画像コマ14Aの焼付処理が終了し
たと判断され、ステップ228へ移行して、カートリッ
ジ16への巻取りを実行する。なお、本実施例では、カ
ートリッジ16をそのまま装填して、カートリッジ16
からネガフィルム14を取り外さずに焼付処理を行うよ
うにしたが、ネガフィルム14をカートリッジ16から
取り外して焼付処理を行った場合は、そのまま図3の矢
印A方向へ搬送を継続し、送り出すようにする。
【0058】次のステップ230では、上記巻き戻し又
はパスが完了したか否かが判断され、肯定判定された場
合はこのルーチンは終了する。
【0059】このように、パーフォレーション24Bに
基づいて、画像コマ14Aを焼付位置に位置決めする場
合に、画像コマ14Aが、検出されたパーフォレーショ
ン24Bに対応する画像コマ記録領域に存在しないとき
には、搬送を継続するようにしたので、位置決めのため
の無駄な時間を省くことができる。また、位置決め後に
焼付処理を行うために画像のないコマを間違って焼付け
ることによって生じる印画紙の無駄も省くことができ
る。
【0060】また、画像コマ14Aの有無情報を記録し
ておけば、再注文時においても、再度画像コマ14Aの
有無を検出する必要がなく、作業効率が向上する。
【0061】なお、本実施例では、写真フィルム搬送装
置として写真焼付装置12を例にとり説明したが、検定
器等の他の写真フィルム搬送装置にも適用可能である。
また、画像コマ14Aの有無のみを検出する搬送装置を
別途設け、磁気記録層25に、その情報(画像コマ14
A有無情報)を磁気記録しておき、各工程の装置でこの
磁気記録層25の情報を読取るようにしてもよい。
【0062】また、磁気記録層25以外に、ラボでの各
工程の処理時にネガフィルム14と共に搬送されるLS
Iカード等のメモリカードに前記画像コマ14Aの有無
情報を記録してもよい。
【0063】さらに、本実施例では、画像コマ14Aの
有無をCCDセンサ74で検出する濃度情報に基づいて
行ったが、カメラ10での撮影時に自動又は手動で画像
コマ14Aが無いことを予め磁気記録又は光学記録して
おいてもよい。また、予め記録したものとCCDセンサ
74による濃度検出を併用してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真フィ
ルム搬送装置は、画像コマが記録されるべき位置の画像
コマの有無を予め認識でき、不要な位置決め動作をパス
して、各作業工程での材料の無駄及び時間の無駄を省く
ことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るネガフィルムの平面図である。
【図2】本実施例に係る写真焼付装置及びカメラの概略
構成図である。
【図3】本実施例に係るネガキャリア上のネガフィルム
の搬送状態を示す平面図である。
【図4】ネガフィルム搬送制御ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
12 写真焼付装置 14 ネガフィルム 14A 画像コマ 24A、24B パーフォレーション 25 磁気記録層 74 CCDセンサ 76 記録ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め所定の間隔でかつ1個の画像コマ領
    域に対して所定数設けられたパーフォレーションを備
    え、各画像が該パーフォレーションとそれぞれの相対位
    置が一定となるように撮影された写真フィルムを搬送す
    る際に、前記画像コマを順次所定の位置に位置決めする
    ようにコマ送りする写真フィルムの搬送装置であって、 前記写真フィルムを長手方向に沿って搬送する搬送手段
    と、 前記パーフォレーションを検出するパーフォレーション
    検出センサと、 前記パーフォレーション検出センサによって検出される
    パーフォレーション位置に基づいて、画像が記録される
    べき位置を認識する認識手段と、 前記画像が記録されるべき位置に画像コマが存在するか
    否かを判別する画像コマ判別手段と、 前記画像コマ判別手段で画像コマ無しと判別された画像
    コマ記録領域に対応するパーフォレーションを前記パー
    フォレーション検出センサで検出した場合に、前記所定
    の位置への位置決めをパスするように搬送手段を制御す
    る制御手段と、 を有する写真フィルム搬送装置。
  2. 【請求項2】 予め所定の間隔でかつ1個の画像コマ領
    域に対して所定数設けられたパーフォレーションを備
    え、各画像が該パーフォレーションとそれぞれの相対位
    置が一定となるように撮影された写真フィルムを搬送す
    る写真フィルムの搬送装置であって、 前記写真フィルムを長手方向に沿って搬送する搬送手段
    と、 前記パーフォレーションを検出するパーフォレーション
    検出センサと、 前記パーフォレーション検出センサによって検出される
    パーフォレーション位置に基づいて、画像が記録される
    べき位置を認識する認識手段と、 前記画像が記録されるべき位置に画像コマが存在するか
    否かを判別する画像コマ判別手段と、 前記画像コマ無しと判別された画像コマ記録領域に対応
    するパーフォレーションを基準として、画像コマ無しの
    情報を記録媒体に記録する記録手段と、 を有する写真フィルム搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体が、前記写真フィルムに設
    けられた磁気記録層であることを特徴とする請求項2記
    載の写真フィルム搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体が、前記写真フィルムと共
    に各作業工程へ搬送されるメモリカードであることを特
    徴とする請求項2記載の写真フィルム搬送装置。
JP15590694A 1994-07-07 1994-07-07 写真フィルム搬送装置 Pending JPH0822082A (ja)

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