JPH09236769A - 光走査装置及び光走査装置を有する画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び光走査装置を有する画像形成装置

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JPH09236769A
JPH09236769A JP4291996A JP4291996A JPH09236769A JP H09236769 A JPH09236769 A JP H09236769A JP 4291996 A JP4291996 A JP 4291996A JP 4291996 A JP4291996 A JP 4291996A JP H09236769 A JPH09236769 A JP H09236769A
Authority
JP
Japan
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optical
fixed point
scanning
unit
image
Prior art date
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Application number
JP4291996A
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English (en)
Inventor
Takeshi Omura
大村  健
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09236769A publication Critical patent/JPH09236769A/ja
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低コスト且つ高解像度の光走査装置及びこの光
走査装置を備えた画像形成装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】光走査装置200は、ハウジング211の
外壁の内側に3点の締結部A、B、Cを有している。ま
た、この光走査装置は、ボールベアリングを用いた軸受
を備え、高解像度に対応して高速回転可能なモータを含
む光偏向装置230、及び光源を含む偏向前光学系22
0を有している。締結部Aは、偏向前光学系220に最
も近い位置に配置され、締結部Bは、光偏向装置230
に最も近い位置に配置されている。偏向前光学系220
は、締結部A及びBを結ぶ線分AB上、又は線分ABか
らハウジング211の外壁に近接する側の位置に配置さ
れている。偏向前光学系220に含まれる第1レンズ2
22は、振動の腹になり易い線分ABの垂直二等分線上
から外れる位置に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電写真プロセ
スにより感光体に画像を形成する画像形成装置に利用可
能であって、感光体に画像情報を提供するための光走査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電複写プロセスが利用されている画像
形成装置、たとえば、電子写真式複写装置は、複写すべ
き原稿を保持する原稿保持部、原稿保持部により保持さ
れた原稿の画像情報を光の明暗情報として取り出す画像
読取部、及び、画像読取部により読取られた画像情報に
基づいて複写像を形成したのち記録材に出力する画像形
成部などを有している。
【0003】画像形成部は、画像読取部により読取られ
た原稿の像に対応する画像情報光を照射する光走査装
置、光走査装置から出射された画像情報光に応じて形成
される静電潜像を保持する感光体などを有している。こ
の電子写真式複写装置における光走査装置として、例え
ばレーザ露光装置が利用される。
【0004】レーザ露光装置は、レーザ光源から出射さ
れた光ビームを所定の走査対象物に対して走査させるた
めに所定の回転軸を中心に回転自在に形成された光偏向
装置を有している。
【0005】光偏向装置の回転軸は、ボールベアリング
を利用した軸受、動圧空気軸受、磁性流体を利用した軸
受などによって支持されている。従来、モータが100
00rpm程度の回転数で回転される場合、主にボール
ベアリングを利用した軸受が利用されている。また、モ
ータが数万回転で回転され、且つ高解像力の出力画像を
必要とする場合、動圧空気軸受、磁性流体を用いたモー
タが利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動圧空
気軸受、及び磁性流体を用いた軸受は、高価であるた
め、低コストで製品を提供することができない問題があ
る。また、ボールベアリングを利用した軸受を用いてモ
ータを高速回転させた場合、不所望な振動が発生する。
この振動は、モータの回転数が高くなるほど大きくな
り、光源、及び光源から出射された光ビームを光偏向装
置に導く偏向前光学系に伝達される。そして、この振動
により、形成される画像に画像ムラ等の悪影響を与える
問題が生じる。
【0007】これとは別に、特開平5−19196号に
は、本体にネジ固定される光学ハウジングにおいて、ハ
ウジングの歪、変形、及び振動を防止するためにハウジ
ングを略四角形とし、本体への取付部位を光学ハウジン
グの外側に突出しない形状とする例が開示されている。
しかし、このような光学ハウジングであっても、モータ
によって生ずる振動は抑制することはできない。このた
め、このような不所望な振動が光源を含む偏向前光学系
に伝達され、偏向前光学系を通過した光ビームの光学特
性、及び光偏向装置によって偏向された光ビームの走査
特性に悪影響を与え、形成される画像の画質を低下させ
るなどの問題が生じる。そこで、この発明の目的は、低
コスト且つ高解像度の光走査装置及びこの光走査装置を
備えた画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、光源から出射された光ビームに対して
所定の光学特性を与える第1光学手段と、回転体を含
み、回転体を所定の方向に回転させて前記第1光学手段
を通過した光ビームを走査対象物に向けて走査する走査
手段と、前記走査手段により走査された前記光ビームを
前記走査対象物の所定の位置に結像させる第2光学手段
と、外壁を有し、その外壁の内側で第1光学手段、走査
手段、及び第2光学手段を一体に支持するとともに、そ
の外壁の内側に、前記走査手段が支持されている位置に
近接する場所に位置する第1固定点と、前記第1固定点
と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記第1光学
手段が支持されている位置の反対側に位置する第2固定
点と、前記第1固定点と前記回転体の回転中心とを結ぶ
直線より前記第1光学手段が支持されている側に位置す
る第3固定点とを有する筐体と、を備えた光走査装置で
あって、前記第1光学手段は、前記第1固定点と第3固
定点とを結ぶ直線上、及び前記第1固定点と第3固定点
とを結ぶ直線に対して前記筐体の外壁に近接する側のい
ずれか一方に配置されていることを特徴とする光走査装
置を提供するものである。
【0009】また、この発明によれば、光ビームを発生
する光源と、前記光源から出射された光ビームに対して
所定の光学特性を与える光学部材と、を含む第1光学手
段と、回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて
前記第1光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向
けて走査する走査手段と、前記走査手段により走査され
た前記光ビームを前記走査対象物の所定の位置に結像さ
せる第2光学手段と、外壁を有し、その外壁の内側で前
記光源、第1光学手段、走査手段、及び第2光学手段を
一体に支持するとともに、その外壁の内側に、前記走査
手段が支持されている位置に近接する場所に位置する第
1固定点と、前記第1固定点と前記回転体の回転中心と
を結ぶ直線より前記第1光学手段が支持されている位置
の反対側に位置する第2固定点と、前記第1固定点と前
記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記第1光学手段
が支持されている側に位置する第3固定点とを有する筐
体と、を備えた光走査装置であって、前記第1光学手段
は、前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線上、及び
前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線に対して前記
筐体の外壁に近接する側のいずれか一方に配置されてい
るとともに、前記第1光学手段に含まれる前記光学部材
は、前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線の中点を
通る垂線上から外れる位置に配置されることを特徴とす
る光走査装置が提供される。
【0010】さらに、この発明によれば、光ビームを発
生する光源と、前記光源から出射された光ビームに対し
て所定の光学特性を与える光学部材と、を含む第1光学
手段と、所定の回転軸を中心に回転可能に形成されてい
るとともに、反射面を有する回転多面鏡と、前記回転多
面鏡を所定の回転軸を中心に回転させるために回転体を
介在した軸受を備えた駆動手段と、を含み、前記第1光
学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走査す
る走査手段と、前記走査手段により走査された前記光ビ
ームを前記走査対象物の所定の位置に結像させる第2光
学手段と、外壁を有し、その外壁の内側で前記光源、第
1光学手段、走査手段、及び第2光学手段を一体に支持
するとともに、その外壁の内側に、前記走査手段が支持
されている位置に近接する場所に位置する第1固定点
と、前記第1固定点と前記回転多面鏡の回転軸とを結ぶ
直線より前記第1光学手段が支持されている位置の反対
側に位置する第2固定点と、前記第1固定点と前記回転
多面鏡の回転軸とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支
持されている側に位置する第3固定点とを有する筐体
と、を備えた光走査装置であって、前記第1光学手段
は、前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線上、及び
前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線に対して前記
筐体の外壁に近接する側のいずれか一方に配置されてい
るとともに、前記第1光学手段に含まれる前記光学部材
は、前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線の中点を
通る垂線上から外れる位置に配置されることを特徴とす
る光走査装置が提供される。
【0011】またさらに、この発明によれば、光ビーム
を発生する光源と、前記光源から出射された光ビームに
対して所定の光学特性を与える光学部材と、を含む第1
光学手段と、回転体を含み、回転体を所定の方向に回転
させて前記第1光学手段を通過した光ビームを走査対象
物に向けて走査する走査手段と、前記走査手段により走
査された前記光ビームを前記走査対象物の所定の位置に
結像させる第2光学手段と、外壁を有し、その外壁の内
側で前記光源、第1光学手段、走査手段、及び第2光学
手段を一体に支持するとともに、その外壁の内側に、前
記走査手段が支持されている位置に近接する場所に位置
する第1固定点と、前記第1固定点と前記回転体の回転
中心とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支持されてい
る位置の反対側に位置する第2固定点と、前記第1固定
点と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記第1光
学手段が支持されている側に位置する第3固定点とを有
する筐体と、前記第2光学手段によって案内された前記
光源から出射された光ビームに対応する像を保持する像
担持体と、前記像担持体上に保持された像を可視化する
現像手段と、を備えた画像形成装置であって、前記第1
光学手段は、前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線
上、及び前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線に対
して前記筐体の外壁に近接する側のいずれか一方に配置
されているとともに、前記第1光学手段に含まれる前記
光源及び光学部材は、前記第1固定点と第3固定点とを
結ぶ直線の中点を通る垂線上から外れる位置に配置され
ることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0012】さらにまた、この発明によれば、外部から
供給される画像データを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積
手段に蓄積された画像データに応じて強度変調された光
ビームを発生する光源と、前記光源から出射された光ビ
ームに対して所定の光学特性を与える光学部材と、を含
む第1光学手段と、回転体を含み、回転体を所定の方向
に回転させて前記第1光学手段を通過した光ビームを走
査対象物に向けて走査する走査手段と、前記走査手段に
より走査された前記光ビームを前記走査対象物の所定の
位置に結像させる第2光学手段と、外壁を有し、その外
壁の内側で前記光源、第1光学手段、走査手段、及び第
2光学手段を一体に支持するとともに、その外壁の内側
に、前記走査手段が支持されている位置に近接する場所
に位置する第1固定点と、前記第1固定点と前記回転体
の回転中心とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支持さ
れている位置の反対側に位置する第2固定点と、前記第
1固定点と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記
第1光学手段が支持されている側に位置する第3固定点
とを有する筐体と、前記第2光学手段によって案内され
た前記光源から出射された光ビームに対応する像を保持
する像担持体と、前記像担持体上に保持された像を可視
化する現像手段と、を備えた画像形成装置であって、前
記第1光学手段は、前記第1固定点と第3固定点とを結
ぶ直線上、及び前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ直
線に対して前記筐体の外壁に近接する側のいずれか一方
に配置されているとともに、前記第1光学手段に含まれ
る前記光源及び光学部材は、前記第1固定点と第3固定
点とを結ぶ直線の中点を通る垂線上から外れる位置に配
置されることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0013】またさらに、この発明によれば、原稿を光
学的に走査して画像データを読み取る読取手段と、前記
読取手段により読み取られた原稿の画像データに応じて
強度変調された光ビームを発生する光源と、前記光源か
ら出射された光ビームに対して所定の光学特性を与える
光学部材と、を含む第1光学手段と、回転体を含み、回
転体を所定の方向に回転させて前記第1光学手段を通過
した光ビームを走査対象物に向けて走査する走査手段
と、前記走査手段により走査された前記光ビームを前記
走査対象物の所定の位置に結像させる第2光学手段と、
外壁を有し、その外壁の内側で前記光源、第1光学手
段、走査手段、及び第2光学手段を一体に支持するとと
もに、その外壁の内側に、前記走査手段が支持されてい
る位置に近接する場所に位置する第1固定点と、前記第
1固定点と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記
第1光学手段が支持されている位置の反対側に位置する
第2固定点と、前記第1固定点と前記回転体の回転中心
とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支持されている側
に位置する第3固定点とを有する筐体と、前記第2光学
手段によって案内された前記光源から出射された光ビー
ムに対応する像を保持する像担持体と、前記像担持体上
に保持された像を可視化する現像手段と、を備えた画像
形成装置であって、前記第1光学手段は、前記第1固定
点と第3固定点とを結ぶ直線上、及び前記第1固定点と
第3固定点とを結ぶ直線に対して前記筐体の外壁に近接
する側のいずれか一方に配置されているとともに、前記
第1光学手段に含まれる前記光源及び光学部材は、前記
第1固定点と第3固定点とを結ぶ直線の中点を通る垂線
上から外れる位置に配置されることを特徴とする画像形
成装置が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1は、この発明
の光走査装置を概略的に示す平面図である。図2は、図
1に示した光走査装置をA−A線で切断した断面図であ
る。図3は、図1に示した光走査装置が適用される画像
形成装置の概略を示す断面図である。
【0015】図3に示すように、画像形成装置すなわち
レーザ光源を用いたディジタル複写装置2は、読み取り
手段として機能する画像読取部4と画像形成手段として
機能する画像形成部6とを有している。なお、画像読取
部4の上部には、画像読取部4の後述する原稿台に対し
て開閉可能に形成され、読取対象物すなわち原稿Dを、
原稿台に向けて1枚ずつ給送するとともに、原稿台に載
置された原稿Dを原稿台に密着させる原稿押さえとして
機能する原稿自動給送装置 (以下、ADFと示す) 8が
セットされている。
【0016】画像読取部4は、その上部に、閉じた状態
にあるADF8に対向され、原稿Dがセットされる透明
なガラスからなる原稿台11と、原稿台11の一端に配
置され、原稿台11に原稿Dをセットする際の基準位置
を示すサイズ板12とを有している。なお、原稿台11
を取り巻く原稿台11の近傍には、図示しないコントロ
ールパネルが配置されている。
【0017】原稿台11の下方には、画像読取部4の構
成として、原稿台11に載置された原稿Dを照明する露
光ランプ13、露光ランプ13からの光を原稿Dに集光
させるための補助反射板14、及び、原稿Dからの反射
光を図中左方向に折曲げる第1ミラー15などが配置さ
れている。露光ランプ13、補助反射板14および第1
ミラー15は、第一キャリッジ16に固定されており、
第一キャリッジ16の移動にともなって原稿台11と平
行に移動可能に配置されている。なお、第一キャリッジ
16は、図示しない歯付きベルト等を介して図示しない
パルスモータの駆動力が伝達されて、原稿台11に沿っ
て平行に移動される。
【0018】原稿台11の図中左方、第1ミラー15に
より反射された反射光が案内される方向には、図示しな
い駆動機構たとえば歯付きベルトならびにDCモータな
どを介して原稿台11と平行に移動可能に形成された第
二キャリッジ20が配設されている。
【0019】第二キャリッジ20には、第1ミラー15
により案内される原稿Dからの反射光を下方に折曲げる
第2ミラー21および図中右方に折り曲げる第3ミラー
22が互いに直角に配置されている。第二キャリッジ2
0は、第一キャリッジ16を駆動する図示しない歯付き
ベルトなどにより第一キャリッジ16に従動されるとと
もに、第一キャリッジ16に対して1/2の速度で原稿
台11に沿って平行に移動される。
【0020】第一キャリッジ16の下方であって、第二
キャリッジ20を介して折返された光の光軸を含む面内
には、第二キャリッジ20からの反射光を所定の倍率で
結像させる結像レンズ23、及び、結像レンズ23によ
り集束性が与えられた反射光を電気信号すなわち画像デ
ータに変換するCCDイメージセンサ24が配置されて
いる。
【0021】画像形成部6は、複写装置2のほぼ中央に
回転自在に位置された像担持体としての感光体ドラム3
0を有している。感光体ドラム30は、図示しないモー
タにより所定の回転速度で回転される。
【0022】感光体ドラム30の周囲の所定の位置に
は、ドラム表面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージ
ャ31、感光体ドラム30の表面に画像データに対応し
たレーザビームを露光するすることで感光体ドラム30
の表面に静電潜像を形成する光走査装置、すなわちレー
ザ露光装置200、レーザ露光装置200による露光に
より感光体ドラム30の表面上に形成された静電潜像に
現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像
する現像ローラ33aを有する現像装置33、後述する
用紙カセットから給紙された被転写材すなわちコピー用
紙Pに感光体ドラム30に形成されたトナー像を転写す
るとともにトナー像が転写された用紙Pを感光体ドラム
30から分離させるための転写・剥離チャージャ34、
感光体ドラム30の表面からコピー用紙Pを剥離する剥
離爪35、感光体ドラム30の表面に残留したトナーを
清掃するクリーニング装置36、及び、感光体ドラム3
0の表面に残った電位を除電する除電装置37が、順
に、配置されている。
【0023】感光体ドラム30の下方に位置される複写
装置2の底部には、複写装置2の正面側より着脱自在に
上下複数段に装着された給紙手段としての多段給紙装置
(以下、PFPと示す) 40が複写装置2と一体的に配
置されている。
【0024】PFP40は、さまざまな大きさのコピー
用紙Pを複数種類収納するための上段カセット41、中
段カセット42および下段カセット43を含み、それぞ
れのカセット41,42および43は、たとえば、長手
方向に沿って搬送されるよう置かれたA4サイズのコピ
ー用紙、B4サイズのコピー用紙およびA3サイズのコ
ピー用紙を、それぞれ、500枚程度収納可能に形成さ
れている。
【0025】上段カセット41、中段カセット42およ
び下段カセット43の所定の位置には、それぞれのカセ
ット41,42および43から用紙Pを1枚づつ取り出
すピックアップローラ44a,44bおよび44cが配
置されている。
【0026】それぞれのピックアップローラ44a,4
4bおよび44cにより各カセット41,42および4
3から取り出された用紙Pの先端部が通過される位置に
は、用紙Pを1枚づつ分離するための搬送ローラ45
a,45bおよび45cと、それぞれの搬送ローラと一
体的に配置された分離ローラ46a,46bおよび46
cが配置されている。分離ローラ46a,46bおよび
46cは、それぞれ、相互に組み合わせられた搬送ロー
ラに対して軸線が平行に、かつ、所定の圧力で接触する
よう配置されるとともに、搬送ローラの回転方向と逆方
向に回転されることで、各カセットから取り出された用
紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路へ送出する。
【0027】PFP40の図中右方には、使用頻度の高
いサイズの用紙P、たとえば、A4サイズの用紙Pを3
000枚程度収納可能に形成された大容量フィーダ (以
下、LCFと示す) 47が設けられている。LCF47
の所定の位置には、LCF47に収容された用紙Pを1
枚づつ取り出すピックアップローラ48が配置されてい
る。ピックアップローラ48と感光体ドラム30との間
には、上下一対に組み合わせられた搬送ローラ49aお
よび分離ローラ49bを含む分離機構49が配置されて
いる。分離機構49は、分離ローラ49bを搬送ローラ
49aが回転される方向に対して逆方向に回転させるこ
とで、ピックアップローラ48によりLCF47から取
り出された用紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路
へ送出する。
【0028】LCF47の上部には、各カセット41,
42,43およびLCF47とは独立に、コピー用紙P
を給送可能な手差しフィーダ50が形成されている。手
差しフィーダ50と感光体ドラム30との間には、手差
しフィーダ50に挿入された用紙Pを取り込む手差し用
ピックアップローラ51、ピックアップローラ51によ
り取り込まれた用紙Pをガイドする手差しガイド52、
及び、手差しガイド52を介して感光体ドラム30に向
かって案内される用紙Pを搬送する搬送ローラ53が設
けられている。
【0029】それぞれのカセット41,42および43
ならびにLCF47と感光体ドラム30との間には、各
カセット41,42および43ならびにLCF47から
感光体ドラム30に向かって用紙Pを案内する搬送路5
4が形成されている。この搬送路54は、さらに、感光
体ドラム30と転写・剥離チャージャ34との間に規定
される転写領域を経て、複写装置2の外部まで延出され
ている。また、搬送路54には、いずれかのカセットま
たはLCFもしくは手差しガイドから給送された用紙P
を、感光体ドラム30に向かって搬送するための複数の
搬送ローラ55が設けられている。
【0030】搬送路54の感光体ドラム30の近傍、か
つ、上流側には、搬送路54を案内されたコピー用紙P
の傾きを補正するとともに、感光体ドラム30上のトナ
ー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体
ドラム30の外周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙
Pを、転写領域へ給紙するアライニングローラ56が配
設されている。また、アライニングローラ56の手前す
なわち搬送ローラ55側には、アライニングローラ56
へのコピー用紙Pの到達を検出するアライニングセンサ
56aが設けられている。
【0031】転写領域を通過された用紙Pが進行する方
向には、用紙Pを搬送する搬送ベルト57が組み込まれ
ている。搬送ベルト57により用紙Pが搬送される方向
であって、感光体ドラム30に対して熱を与えにくい位
置には、ローラ表面が互いに圧接されたヒートローラ対
を含み、トナー像が転写された用紙Pを加熱することで
トナー像を溶融させつつトナー像と用紙Pとを加圧して
用紙Pにトナー像を定着させる定着装置58が設けられ
ている。
【0032】定着装置58に対向した複写装置2の側壁
には、定着装置58によりトナー像が定着された用紙P
が排出される排出トレイ59が配置されている。定着装
置58と排出トレイ59との間には、定着装置58によ
りトナー像が定着されたコピー用紙Pを、後述する用紙
反転部あるいは排出トレイ59のいづれかに案内する排
出切換ユニット60が配置されている。
【0033】排出切換ユニット60は、定着装置58を
通過された用紙Pを推進する第1および第2の排出ロー
ラ61および62、及び、第1および第2の排出ローラ
61および62の間に配置され、定着装置58を通過さ
れたコピー用紙Pを、排出トレイ59あるいは後述する
用紙反転部のいづれかに選択的に振り分ける振り分けゲ
ート63を有している。
【0034】反転機構64は、既に転写領域および定着
装置58を通過されたコピー用紙Pを一時的に集積する
一時集積部65、定着装置58を通過したコピー用紙P
の表裏を反転して一時集積部65に導く反転路66、一
時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出す
ピックアップローラ67、一時集積部65に収容された
用紙Pを再びアライニングローラ56に案内する反転搬
送路68、及び、反転搬送路68に案内された用紙Pを
アライニングローラ56に向かって給紙する給紙ローラ
69を有している。
【0035】ADF8は、カバー71を有し、カバー7
1の後端縁部が複写装置2の上面後端縁部に図示しない
ヒンジ装置を介して取付けられており、必要に応じてA
DF8全体を回動変位させることで、既に得に説明した
ように、画像読取部4の原稿台11に対して開閉可能に
形成されている。
【0036】カバー71の上面やや左方向部位には、複
数枚の原稿Dを保持する原稿給紙台72が設けられてい
る。原稿給紙台72の図中左方すなわちADF8の一端
側には、原稿給紙台72にセットされた原稿Dを順次一
枚ずつ取出すとともに、図中左端側から画像読取部4の
原稿台11の一端側に供給するためのピックアップロー
ラ73が配置されている。原稿給紙台72の所定の位置
には、原稿給紙台72への原稿Dがセットされたか否か
を検知する原稿検知センサとしてのエンプテイセンサ7
2aが配設されている。なお、原稿給紙台72には、原
稿台11に原稿Dがセットされた位置を検知する原稿位
置検知センサ17と同様に機能する図示しない原稿幅検
知センサが配置されてもよい。
【0037】ピックアップローラ73の原稿取出し方向
には、ピックアップローラ73により取り出された原稿
Dを原稿台11に向けて送出する給紙ローラ74、給紙
ローラ74により給送された原稿Dの先端を整位するア
ライニングローラ75が配置されている。なお、アライ
ニングローラ75と給紙ローラ74との間には、原稿D
のアライニングローラ75への到達を検出するアライニ
ングセンサ75aが配置されている。
【0038】カバー71の内側であって、ADF8が閉
じられた状態で画像読取部4の原稿台11と対向される
位置には、原稿台11のほぼ全体を覆う大きさが与えら
れ、ピックアップローラ73、給紙ローラ74およびア
ライニングローラ75を介して原稿給紙台72から搬送
された原稿Dを原稿台11の所定の位置に搬送する搬送
ベルト76が配置されている。搬送ベルト76は、図中
左右一対に配置されたベルトローラ77に掛渡され、図
示しないベルト駆動機構によって、図中右側および図中
左側の両方向に向けて回転される。
【0039】ADF8の右側部位には、搬送ベルト76
により図中左側から図中右側に移動される原稿Dをカバ
ー71の外側に向けて送出する反転ローラ78、反転ロ
ーラ78に原稿Dを押し付けるピンチローラ79、反転
ローラ78とピンチローラ79により搬送される原稿D
を、再び搬送ベルト76へ戻すか所定の排出位置すなわ
ちカバー71上に排出させるかを切り換えるフラッパ8
0、フラッパ80が排出側に切り換えられている場合
に、反転ローラ78により搬送された原稿Dを排出させ
る排紙ローラ81、及び、反転ローラ78の近傍での原
稿のジャムを検知するジャムセンサ82などが配置され
ている。
【0040】図4は、図3に示したディジタル複写装置
2の制御機構を概略的に示すブロック図である。電子写
真式ディジタル複写装置2は、コントロールパネル部1
10、スキャナ部120、プリンタ部130、メモリ編
集部140、システム部150、及び、メインコントロ
ール部160に大別される。
【0041】コントロールパネル部110は、複写装置
2の複写動作の開始の指示、複写枚数および複写倍率な
どの数値データの入力ならびに用紙サイズの選択のため
の制御信号の入力等に利用されるコントロールパネル1
01、コントロールパネル101の図示しないさまざま
なスイッチおよび図示しないタッチパネルによる入力の
検知、タッチパネルへの表示、及び、図示しないLED
の点灯および消灯等を制御するコントロールパネルCP
U111、コントロールパネルCPU111に接続され
たリード・オンリ・メモリ (以下、ROMと示す) 11
2およびランダム・アクセス・メモリ (以下、RAMと
示す) 113を含み、さまざまなスイッチおよびタッチ
パネルによる入力の検知、タッチパネルへの表示、及
び、LEDの点灯および消灯などにより、利用者との間
の制御データの受け渡しに利用される。
【0042】コントロールパネルCPU111は、RO
M112およびRAM113に記憶されているデータを
もとに、コントロールパネル101の入力キーおよびタ
ッチパネルによる入力の検知、タッチパネルへの表示な
らびにLEDの点灯消灯などを制御する。
【0043】スキャナ部120は、スキャナCPU12
1と、スキャナCPU121に接続されたROM122
およびRAM123を含み、ROM122およびRAM
123に記憶されている制御データに基づいたスキャナ
CPU121の制御により、画像読み取り部4のCCD
イメージセンサ24を動作させて原稿Dの画像を光の明
暗情報として取り込むとともに、第一キャリッジ16お
よび第二キャリッジ20を所定の速度で移動させるため
の図示しないパルスモータなどを付勢するための機構制
御部124に所定の駆動信号を出力する。
【0044】また、スキャナ部120は、CCDイメー
ジセンサ24により光電変換されて出力されたアナログ
画像データを周知のA/D変換によりディジタル信号に
変換するA/D変換回路125、A/D変換回路125
を介してディジタル信号に変換された画像信号からCC
Dイメージセンサ24の出力の個体誤差ならびに照明ラ
ンプ13からの光量の不均一性などに関する影響を除去
するシェーディング補正回路126、及び、CCDイメ
ージセンサ24により読み取られた原稿Dの画像情報を
所定のタイミングで後段に接続されたメモリ編集部14
0に供給するためのラインメモリ127を有し、ROM
122およびRAM123のデータに基づいたスキャナ
CPU121の制御により、CCDイメージセンサ24
により読み取られた原稿Dの画像情報を電気信号に変換
したのち所定のスレショルドレベルで2値化して後段に
接続されたメモリ編集部140の後述するデータ蓄積装
置に出力する。
【0045】なお、スキャナCPU121には、原稿自
動給送装置8も接続されている。原稿自動給送装置8
は、後述するメインコントロール部160による制御に
基づくスキャナCPU121の制御により原稿Dを給送
する。また、スキャナCPU121には、図示しない座
標入力装置からの編集データが入力された場合に、メモ
リ編集部140の後述するデータ蓄積装置に、所定の制
御データを出力するとともに画像形成に利用される画像
データを保持するためのメモリエリアの大きさを制御す
るエディタ128も接続されている。
【0046】プリンタ部130は、プリンタCPU13
1と、プリンタCPU131に接続されたROM132
およびRAM133を含み、画像読み取り部4すなわち
スキャナ部120を介して読み取られた画像情報および
後述する外部装置から供給される画像データに基づいて
用紙Pに画像を形成する。
【0047】プリンタCPU131には、感光体ドラム
30、現像装置33の現像ローラ33a、アライニング
ローラ、搬送ベルト、定着装置、反転機構、及び、多段
給紙装置40の各カセット41,42および43ならび
に大容量フィーダ47のそれぞれに配置されたピックア
ップローラならびに搬送ローラおよび分離ローラなど回
転する図示しないモータを駆動するモータ駆動回路13
4、原稿テーブル11にセットされた原稿Dの位置を検
知する原稿位置検知センサ17、各カセット41,42
および43ならびに大容量フィーダ47のそれぞれに配
置された図示しないペーパーエンプティスイッチ、搬送
路54および反転機構64の所定の位置に配置され、用
紙Pの詰まりなどを検知する図示しないレバースイッ
チ、及び、アライニングセンサ56aなどのスイッチお
よびセンサから出力される信号の入力に利用される入力
回路135、及び、たとえば、排出切換ユニット60の
振り分けゲート63あるいは清掃装置35に含まれる図
示しないソレノイドなどを付勢するための機構制御部1
36などが接続されている。
【0048】プリンタCPU131には、また、定着装
置58の温度を制御する温度制御回路137、帯電チャ
ージャ、現像装置および転写・剥離チャージャなどに所
定の電圧を与える電圧供給回路138、及び、レーザ露
光装置200の図示しないレーザダイオードから出射さ
れるレーザビームの光強度を後述するデータ蓄積装置か
ら供給される画像データに対応して強度変調するレーザ
駆動回路139などが接続され、ROM132およびR
AM133のデータに基づいたプリンタCPU131の
制御により、用紙Pに画像を形成する。
【0049】メモリ編集部140は、メモリ制御CPU
141を含み、メインコントロール部160の後述する
メインCPUとシステム部150の後述するシステムC
PUとの双方からの指示に応じてスキャナ部120ある
いは外部装置から供給される画像データをプリンタ部1
30のレーザ露光装置200のレーザダイオードから出
射されるレーザビームの強度変調に利用されるビットマ
ップデータに変換したのち、後段に示すデータ蓄積装置
に一時的に記憶させる。
【0050】メモリ制御CPU141には、システム部
150を経由して外部装置から供給された画像データ
と、スキャナ部120を介して読み取られたのちメイン
コントロール部160の後段に説明する画像処理部によ
り所定の形式に変換された原稿Dの画像データとを編集
する画像編集部142、入力された画像データを圧縮ま
たは伸張する圧縮/伸張部143、入力された画像デー
タを拡大、縮小または回転する拡大/縮小/回転部14
4、画像編集部142、圧縮/伸張部143および拡大
/縮小/回転部144を介して処理された画像データを
1ページ分ずつ記憶するデータ蓄積装置145、メモリ
アドレスを管理するアドレス制御部146、データ蓄積
装置145のデータを管理するメモリ管理制御部14
7、及び、画像編集部142に取り込まれた画像データ
に対して圧縮/伸張および拡大/縮小/回転などの処理
のための指示を与える割込制御部148とが接続されて
いる。
【0051】システム部150は、スキャナ部120以
外から供給される画像データの取り込みを制御するシス
テムCPU151を含み、システムCPU151に接続
された通信制御部152、外部装置としてのハードディ
スク装置153、及び、通信制御部152、ハードディ
スク装置153を介して供給される画像データをコード
データから複写装置2が処理可能な形式の画像データに
変換するプリンタコントローラ155のそれぞれを制御
することでメモリ編集部140の画像編集部142に画
像データを入力させる。
【0052】通信制御部152は、一般公衆回線に接続
され、外部からのファクシミリデータを受信すると共
に、スキャナ部120によって読み取られた画像データ
をファクシミリデータとして外部に送信することが可能
である。また、通信制御部152は、図示しないコンピ
ュータおよびワードプロセッサなどが接続されたLAN
に接続されている。
【0053】メインコントロール部160は、複写装置
2の動作すなわちコントロールパネル部110、スキャ
ナ部120、プリンタ部130、メモリ編集部140お
よびシステム部150のそれぞれのCPU121,13
1,141および151を制御するメインCPU161
を有し、コントロールパネル部110、スキャナ部12
0、プリンタ部130、メモリ編集部140およびシス
テム部150のそれぞれの間の信号の受け渡しを制御す
る。
【0054】メインCPU161には、複写装置2を動
作させるためのイニシャルデータなどが記憶されている
ROM162と、各CPU121,131,141およ
び151の制御によりコントロールパネル部110、ス
キャナ部120、プリンタ部130、メモリ編集部14
0およびシステム部150のそれぞれから入力されたさ
まざまなデータを保持するRAM163とが接続されて
いる。なお、メインCPU161には、詳述しないクロ
ック発生部からの基準クロックCKが供給されている。
【0055】メインCPU161には、また、システム
部150を介して入力されたコードデータをメモリ編集
部140のデータ蓄積装置145に記憶させるために利
用されるプリンタフォントを保持するプリンタフォント
ROM164、図示しない編集用表示装置に対してシス
テム部150を介して入力されたコードデータに対応す
る画像を表示させるとともに、コントロールパネル部1
10の液晶表示/入力パネルに対して所定の画像を表示
させるためのディスプレイフォントを保持するディスプ
レイフォントROM165、スキャナ部120で読み取
った画像データの送り先の指定およびプリンタ部130
へ供給する画像データの切り替えなどに利用されるとと
もに、スキャナ部120のラインメモリ127とメモリ
編集部140のデータ蓄積装置145との間、およびデ
ータ蓄積装置145とレーザ露光装置200との間を転
送される画像データに対してバッファメモリとして機能
するデータ切り換え/バッファメモリ166、及び、入
力された画像データをマスキングあるいはトリミングす
る画像処理部167が接続されている。
【0056】図1及び図2には、この発明の実施の形態
である光走査装置すなわちレーザ露光装置が詳細に示さ
れている。レーザ露光装置200は、光源としての半導
体レーザ素子221を含み、レーザビームLを発生する
第1光学手段としての偏向前光学系220、偏向前光学
系220からのレーザビームLを画像形成形成部6の感
光体ドラム30に向かって反射すなわち偏向する走査手
段としての光偏向装置230、光偏向装置230によっ
て偏向されたレーザビームを感光体ドラム30に向けて
案内する第2光学手段としての偏向後光学系、および、
偏向前光学系220ならびに光偏向装置230および後
述する多くの光学部材を保持するハウジング211など
により構成されている。また、レーザ露光装置200の
ハウジング211には、画像形成装置本体2に固定され
るための3点の締結部(固定点)A、B、Cが形成され
ている。
【0057】締結部B(第1固定点)は、光偏向装置2
30が保持されている位置に近接する位置に形成されて
いる。締結部C(第2固定点)は、締結部Bと光偏向装
置230の回転中心とを結ぶ直線より偏向前光学系22
0が配置されている位置の反対側の位置に形成されてい
る。締結部A(第3固定点)は、締結部Bと光偏向装置
230の回転中心とを結ぶ直線に対して偏向前光学系2
20が配置されている側の位置で、且つ偏向前光学系2
20に近接する位置に形成されている。なお、この締結
部Aは、締結部B及びCを結ぶ直線上から外れる位置に
形成されている。
【0058】すなわち、光偏向装置230の回転中心
は、締結部A、B、Cによって形成される三角形の内部
に位置している。偏向前光学系220は、半導体レーザ
素子221から放射されたレーザビームLを、第1レン
ズ222によって集束光或いは平行光に変換し、絞り2
24によって所定のビームスポットに制限する。絞り2
24によって所望のビームスポットに整形されたビーム
Lは、光偏向装置230の反射鏡 (多面鏡) 233が回
転される方向すなわち主走査方向と直交する副走査方向
(感光体ドラム51の回転方向に等しい) 方向に正のパワ
ーを持つシリンドリカルレンズ (第2レンズ) 223を
通り、光偏向装置230の反射鏡233へと導かれる。
なお、第1レンズ222および第2レンズ223は、そ
れぞれ、光学ガラス (たとえばBK7) によって製造さ
れる。また、第2レンズ223を通過されたレーザビー
ムLは、ハウジング211の所定の位置に配置されてい
る第1ミラー225を介して反射され、第1の遮蔽ガラ
ス (フロートガラス、例えば白板ガラス) 229を通過
されて、反射鏡233に案内される。
【0059】偏向前光学系220は、締結部A及びBを
結ぶ線分AB上に位置している。また、この偏向前光学
系220は、偏向前光学系220に含まれる第1レンズ
222が線分ABの垂直二等分線上から外れるように配
置されている。なお、偏向前光学系220は、線分AB
からハウジング211の外壁に近接する側に配置されて
もよい。
【0060】第1レンズ222、第2レンズ223およ
び絞り224は、たとえば、アルミダイカストまたはプ
ラスチック (PPSなど) によって製造される鏡筒また
はレンズホルダ250によって、上記半導体レーザ22
1とともに保持されている。なお、半導体レーザ221
は、鏡筒 (またはレンズホルダ) 250に直接配置され
てもよいが、鏡筒とは別体に形成されたレーザホルダを
介してレンズホルダ250に固定されてもよい。また、
鏡筒250は、ハウジング211への固定のための図示
しない位置決め部材を有し、たとえば、ネジあるいは接
着により固定されている。
【0061】光偏向装置230は、スチール又はセラミ
ックボールベアリングを利用した軸受を備えたスキャナ
モータ231の回転軸231aに固定され、高速度で回
転可能に形成された複数の平面鏡 (反射面) を有する多
面鏡すなわち偏向反射鏡233により構成される。な
お、各反射面は、多面鏡本体すなわち支持体233aの
周囲を取り巻くように配置されている。上述したよう
に、回転軸231aは、締結部A、B、Cによって形成
される三角形の内側に位置している。
【0062】偏向反射鏡233は、詳細には、モータ2
31のロータ232に載置または位置決めされたのち、
図示しないばね材またはネジあるいは接着剤などによ
り、シャフト231aに固定される。なお、偏向反射鏡
233が回転されることで、レーザビームLが反射され
る方向を主走査方向とする。また、スキャナーモータ2
31は、磁性流体軸受を利用したモータ、アキシャルギ
ャップ型モータ、動圧軸受が利用されているラジアルタ
イプモータあるいはダイレクトベアリングを利用したモ
ータなども利用可能であるが、コストを低減するために
は、この実施の形態のように、ボールベアリングを利用
した軸受を用いてモータを構成することが望ましい。
【0063】ハウジング211の偏向反射鏡233すな
わち光偏向装置230の周囲には、偏向反射鏡233か
ら発生される騒音が外部に漏れることを阻止する光偏向
装置遮音壁234がハウジング211と一体に形成され
ている。また、ハウジング211、光偏向装置遮音壁2
34、第1の遮蔽ガラス229および第2の遮蔽ガラス
241は、モータ231の軸方向と直交する方向から提
供されるカバー219により密閉される。
【0064】偏向反射面233により反射すなわち偏向
されたレーザビームLは、偏向後光学系を構成する第2
の遮蔽ガラス241、第3レンズ242、第2ミラー2
43、第4レンズ244、第3 (出射) ミラー245、
および、第3の遮蔽ガラス246を順に通過あるいは反
射されて、画像形成部6の感光体ドラム30に案内され
る。なお、第3の遮蔽ガラス246は、光走査装置21
0の内部にトナーあるいは紙かすなどが侵入することを
阻止するための防塵に利用される。また、第3の遮蔽ガ
ラス246は、特願平4−17028号などに示される
方法によって、ハウジング211に対し、接着によって
固定される。
【0065】第3レンズ242および第4レンズ244
は、それぞれ、感光体ドラム30に結像されるレーザビ
ームLの歪曲収差及び像面湾曲を補正する。第3レンズ
242、第2ミラー243、および、第3ミラー245
は、それぞれ、ハウジング211に、一体に形成された
固定ガイド213、214、および216に対して所定
の方向から圧接されたのち、図示しない固定ばねなどに
より固定される。第4レンズ244は、固定ガイド21
5に対して所定の方向から圧接された後、押え部材24
9により固定されている。なお、第3レンズ242およ
び第4レンズ244は、それぞれ、同一のプラスチック
材料 (例えば、PMMA=ポリメチルメタクリルなど)
によって製造される。また、それぞれのレンズ242お
よび244の光軸O2 は、偏向前光学系220から光偏
向装置230へ向かう光軸O1 と同一平面内に配置され
ている。
【0066】第3および第4のレンズ242および24
4は、主走査方向に関し、偏向反射鏡233の各反射面
の回転角θと、感光体ドラム30における像高hすなわ
ち感光体ドラム30と光軸O2 とが交わる点とレーザビ
ームLが到達される位置との間の主走査方向の距離との
間で、偏向反射面233と感光体ドラム30との間の焦
点距離fに対し、「h=fθ」を満たすよう配置されて
いる。また、第3および第4のレンズ242および24
4は、互いに組み合わせられた状態で、主走査方向で
は、偏向反射鏡233から反射されたレーザビームLの
像面湾曲の影響を低減するとともに、歪曲収差を適切な
値にし、副走査方向では、レーザビームLが感光体ドラ
ム30のすべての面上における面倒れ補正面を一致させ
るように形成されている。
【0067】また、この光走査装置200は、偏向前光
学系220から放射されたレーザビームLの主走査方向
に関する水平同期信号を検出するための水平同期信号検
出部を備えている。
【0068】この水平同期信号検出部は、水平同期信号
に対応するレーザビームを所定の方向に反射する検出ミ
ラー247、及び検出ミラー247によって反射された
レーザビームを検出するセンサ248を備えている。
【0069】次に、図3及び図4に示した画像形成装置
としてのディジタル複写装置の動作について説明する。
複写装置2は、図示しないメインスイッチがオンされる
ことにより、ROM162に記憶されている制御プログ
ラムに従ってウォームアップされてイニシャライズされ
る。また、メインCPU161の制御によるスキャナ部
120のスキャナCPU121の指示により、原稿自動
給送装置8の図示しないADFROMに記憶されている
制御プログラムに基づいて原稿自動給送装置8もイニシ
ャライズされる。
【0070】複写すべき原稿Dが原稿自動給送装置8の
原稿トレイ72にセットされたのち図示しないコントロ
ールパネルの図示しないプリントキーがオンされると、
原稿自動給送装置8の図示しないエンプティセンサがオ
ンであることが原稿自動給送装置8の図示しないADF
CPUによりチェックされる。
【0071】エンプティセンサにより原稿Dが原稿トレ
イ72にセットされたことが検知されると、図示しない
モータ駆動回路からの図示しない給紙モータへの駆動電
流の供給にともなってピックアップローラ73が駆動さ
れて、原稿トレイ72にセットされた原稿Dの最下部の
原稿が給紙ローラ74に案内される。
【0072】給紙ローラ74に案内された原稿Dは、さ
らに、アライニングローラ75に向かって搬送される。
続いて、原稿Dの先端がアライニングセンサ75aを通
過されることにより図示しないADF機構制御部を介し
て図示しないクラッチがオンされて、アライニングロー
ラ75が停止される。これにより、ピックアップローラ
73により原稿トレイ72から取り出された原稿Dが一
時的に停止されることで、原稿Dにおける原稿搬送方向
に対する傾きが補正される。こののち、図示しない駆動
モータによりベルトローラ77が第1の方向すなわち原
稿給紙方向に回転されて搬送ベルト76が回転されたの
ち、所定のタイミングで図示しないクラッチがオフさ
れ、アライニングローラ75から搬送ベルト76へ原稿
Dが給送される。
【0073】続いて、搬送モータにより搬送ベルト76
が所定時間回転されることで、原稿Dが複写装置2の原
稿テーブル11上に搬送される。なお、搬送ベルト76
は、原稿Dの後端がアライニングセンサ75aを通過さ
れてから一定時間すなわちアライニングセンサ75aと
基準指示装置12との間隔により予め決められている時
間経過後に停止されるとともに、図示しないブレーキに
より慣性による回転が防止される。
【0074】アライニングセンサ75aにより原稿Dの
先端が検知された時点で、図示しないADFCPUから
複写装置2のスキャナ部120のスキャナCPU121
に対して原稿Dが所定位置に搬送されたことが報知さ
れ、続いて、原稿自動給送装置8を介して検知された原
稿Dの大きさと図示しないコントロールパネルを介して
設定された複写倍率とに基づいてメインCPU161に
より最適な大きさを有する用紙Pを収容しているカセッ
トが選択される。
【0075】続いて、入力された複写倍率に応じて、C
CDラインセンサ24からラインメモリ127に画像デ
ータを取り込む画像データの読み込み開始位置がROM
162から呼び出されたのちRAM163に記憶され
る。
【0076】次に、第一キャリッジ16の照明ランプ1
3が所定の明るさで点灯され、図示しないパルスモータ
の回転によって、第一キャリッジ16が原稿テーブル1
1上の原稿Dに沿って所定の速度で移動される。原稿テ
ーブル11に載置された原稿Dの画像は、第一キャリッ
ジ16上の露光ランプ13および反射板14からの照明
光により、たとえば、8〜15 [mm] の幅の帯状に照
明される。なお、第一キャリッジ16の照明ランプ13
が点灯が開始される位置は、図2に示す原稿スケール1
2の直下であって、照明ランプ13から出射される照明
光の光量が安定した時点で、原稿スケール12の照明ラ
ンプ13と対向する側の面に形成されている黒基準部1
2bおよび白基準部12wのそれぞれを照明して得られ
る反射光によるシェーディング補正に利用される。
【0077】原稿Dからの反射光は、次第に拡散されな
がら、第一キャリッジ16の第1ミラー15、及び、第
二キャリッジ20の第2ミラー21および第3ミラー2
2で順に反射され、結像レンズ23の図示しない前側主
点に案内される。
【0078】結像レンズ23の図示しない前側主点に案
内された原稿Dからの反射光は、結像レンズ23の図示
しない後側主点に向けて光軸に平行に案内されて、今度
は、次第に集束されながら、CCDラインセンサ24の
読取面に結像される。
【0079】CCDラインセンサ24に結像された原稿
Dの画像情報すなわち原稿Dからの反射光は、CCDラ
インセンサ24により光電変換されて所定の規則に従っ
て出力される。
【0080】CCDラインセンサ24からの出力信号
は、RAM163に記憶された読み込み開始位置に対応
するCCDラインセンサ24の図示しない所定位置の画
素から順にとりこまれ、A/D変換回路125により2
値化され、シェーディング補正回路126を介してスレ
ショルドレベルが補正されてラインメモリ127に出力
される。
【0081】ラインメモリ127に入力された画像デー
タは、データ切り換え/バッファメモリ166を経由し
て画像処理部167に転送され、たとえば、文字特定お
よび輪郭補正などの所定の補正および変換が施されて、
データ蓄積装置145に出力される。データ蓄積装置1
45に入力された画像データは、図示しないパラレル−
シリアル変換回路を介してレーザ駆動信号 (印字信号)
に変換されたのち、レーザ露光装置200へ供給され
る。
【0082】スキャナ部120による原稿Dの画像情報
の読取りと平行して (あるいは所定のタイミングで) 、
メインCPU161の制御によりモータ駆動回路134
からのモータ駆動電圧の供給によって図示しないモータ
が付勢され、感光体ドラム30が所望の速度で回転され
る。
【0083】同時に、電圧供給回路138の制御により
帯電装置31から感光体ドラム30の表面に所定の電位
が与えられる。一例を示すと、感光体ドラム30の初期
表面電位は、おおむね、−650ボルトに設定される。
【0084】引き続いて、レーザ露光装置200によ
り、感光体ドラム30の表面に、原稿Dの画像に対応す
る画像データすなわちデータ蓄積装置145に記憶さ
れ、図示しないパラレル−シリアル変換回路を介してビ
ットマップデータからシリアルデータに変換された印字
信号に応じて変調されたレーザビームが照射される。な
お、レーザ露光装置200から出射されるレーザビーム
の出射タイミングすなわち書き出し開始位置は、既に説
明したように、用紙Pの大きさに対応されてRAM16
3に記憶されている書き出し位置に基づいて、図示しな
い水平同期信号から所定の主走査方向クロック分だけデ
ィレイが付加されることはいうまでもない。
【0085】これにより、感光体ドラム30の外周面
に、印字信号 (画像データ) に対応する静電潜像が形成
される。このようにして形成された静電潜像は、電圧供
給回路138により、たとえば、−450ボルトの現像
バイアス電圧が印加されている現像装置33の現像ロー
ラ33aから供給されるトナーによって現像され、同様
に、電圧供給回路138により所定の転写電圧が印加さ
れている転写・剥離チャージャ34からの転写出力によ
り、用紙Pに、トナー像として転写される。
【0086】用紙Pに転写されたトナー像は、電圧供給
回路138により所定の剥離電圧が印加されている転写
・剥離チャージャ34からの剥離出力と剥離爪35によ
り、用紙Pとともに感光体ドラム30の表面から剥離さ
れ、搬送ベルト57によって定着装置58へ搬送され、
定着装置58を介して用紙Pに定着される。
【0087】トナー像が定着された用紙Pは、第1およ
び第2の排出ローラ61および62を介して複写装置2
の外部に配置されている排紙トレイ59に排紙される。
用紙Pにトナー像を転写した感光体ドラム30は、引き
続き回転され、クリーニング装置36を介して残存トナ
ーが取り除かれたのち除電装置37により除電され、引
き続いて、次の画像形成に利用される。
【0088】一方、現在、原稿テーブル11上に位置さ
れている第一の原稿Dの読み取りが終了した時点で、メ
インCPU161の制御によるスキャンCPU121の
指示により図示しないADFCPUに、次の原稿Dの給
送すなわち原稿Dの入れ換えが要求され、図示しないモ
ータ駆動回路からの図示しない搬送モータへの駆動電流
により搬送モータが回転されて、搬送ベルト76が回転
される。
【0089】これにより、現在原稿テーブル11にセッ
トされている第一の原稿が反転ローラ78に向かって搬
送され、フラッパ80および排紙ローラ81によりカバ
ー71の所定の位置に形成されている原稿受け領域に排
出される。
【0090】続いて、図示しないエンプティセンサによ
り、引き続く原稿Dの有無がチェックされ、原稿Dが残
っている場合には、原稿給送動作が繰り返され、以下、
第一の原稿と同様にして、原稿テーブル11に、第二の
原稿がセットされ、第二の原稿の画像情報が読み取られ
る。
【0091】このようにして、原稿自動給送装置8の原
稿トレイ72にセットされたすべての原稿Dについて、
一連の画像形成が繰り返される。次に、図1に示した光
走査装置に備えられる光偏向装置のスキャナモータ23
1について説明する。
【0092】図1及び図2に示した光走査装置200に
使用されているスキャナモータ231は、上述したよう
に、スチール製、あるいはセラミック製のボールベアリ
ングを使用した軸受を有している。この軸受は、従来の
ように、モータが1万回転程度の回転数で回転される場
合、偏向前光学系220が光学ハウジング211内のい
ずれの場所に配置されていてもモータの振動に関する問
題は生じない。すなわち、モータが低速度で回転してい
るため、回転数成分の振動、すなわちモータの回転に伴
って発生する振動が小さく、光走査装置200から安定
したレーザビームが出力される。従って、プリント画像
に画像ムラ等の悪影響を及ぼすことはない。
【0093】しかしながら、このスキャナモータ231
が数万回転程度の回転数で回転される場合、すなわち高
速回転している場合、スキャナモータ231から不所望
な振動が発生する。この振動は、光学ハウジング211
内を伝達し、ハウジング211内の所定の位置では、モ
ータの高速回転にともなって、大きな振動が発生する。
【0094】偏向前光学系220は、光偏向装置230
における多面鏡233の回転数、すなわちモータ231
の回転数をN(rpm)、感光体ドラム30の周速をV
(mm/sec)とすると、P=V/(N/60)=6
0V/N(mm)の式で表わされるようなピッチPで振
動している。この時のスキャナモータ231の振動が大
きい場合、ピッチPで偏向前光学系220が振動するこ
とにより、略同ピッチPでプリント画像に画像ムラが生
じる。
【0095】スキャナモータを高速回転させて使用する
場合、ボールベアリングを用いた軸受の振動レベルにつ
いて、比較例を参照しながら説明する。比較対象の軸受
の種類は、セラミックボールベアリングを用いた軸受、
スチールボールベアリングを用いた軸受、磁性流体軸
受、及び動圧空気軸受の4種類である。
【0096】これら4種類の軸受を利用したモータを擬
似的な光学箱に組み込み、モータを25000rpmで
回転させたときのモータの振動レベルを振動測定器を用
いて測定した。
【0097】図5に示した測定結果から明らかなよう
に、セラミック製、及びスチール製のボールベアリング
を用いた軸受は、高速回転時において、磁性流体軸受、
及び動圧空気軸受と比較して極めて大きな振動レベルに
達することがわかる。振動レベルが約0.3G以上の場
合、プリント画像にムラが生じるなどの悪影響を及ぼす
可能性がある。
【0098】磁性流体軸受、または動圧空気軸受を使用
したモータは、軸受自体がモータ軸と接触しないため、
高速回転時においても、大きな振動を発生することはな
いが、軸受自体のコストが高いことが問題である。
【0099】したがって、この実施の形態に係る光走査
装置は、コストの低減に有利なボールベアリングを用い
た軸受を適用している。また、この光走査装置により高
解像度なプリント画像が形成できるように、光偏向装置
230を回転させるためのスキャナモータ231を数万
回転以上の高速で回転させ、且つ、モータ231が高速
回転する場合、モータ231の振動が伝わり難い位置、
すなわち振動レベルが0.3Gより低い位置に偏向前光
学系220を配置する必要がある。
【0100】次に、モータの回転によって発生する振動
の伝わり方を比較例を参照しながら説明する。図6に示
した比較例としての光走査装置は、画像形成装置本体と
の締結部A、B、Cがハウジングの外側に突出されてい
る。そして、偏向前光学系220は、締結部A、Bを結
ぶ直線の内側に位置している。光偏向装置230の下方
に備えられたモータは、ボールベアリングを用いた軸受
を有しているため、モータの高速回転時に、振動を発生
する。この振動は、締結部を節として伝達する。特に、
締結部の間は、振動の腹となり最も振動レベルが高くな
る。逆に、締結部に近い位置は振動の節に近いため、振
動レベルは小さい。図6の例では、光源を含む偏向前光
学系220は、締結部からはなれ、振動の腹、あるいは
腹の付近に位置しているため、振動レベルが大きく、プ
リント画像に悪影響を及ぼす虞がある。
【0101】この例では、締結部がハウジングの外部に
位置するため、締結部付近を除いたハウジング内の略全
域においてモータの振動が伝達するものと考えられる。
従って、モータを高速回転させて使用する場合には、こ
のハウジングの形状は不適当である。
【0102】図7に示した比較例としての光走査装置
は、締結部がハウジングの内側に位置しているが、偏向
前光学系220は、締結部A、Bを結ぶ直線の外側に位
置している。図7の例でも、同様に、偏向光学系220
は、締結部から離れているため、振動が伝達しやすい。
従って、プリント画像に悪影響を及ぼす虞がある。
【0103】次に、図7に示した光走査装置において、
モータが配置されている位置を加振源とした場合の振動
分布をシミュレーションした。図8及び図9は、それぞ
れ異なる位置に締結部A、B、Cを設けた場合の振動分
布のシミュレーション結果を示す図である。
【0104】図8及び図9に示すように、図7に示した
光走査装置における偏向前光学系が配置されている位置
は、振動レベルが大きいことがわかる。また、締結部
A、C間においても振動レベルが大きく、また、締結部
A、CのY軸方向に関しても振動が大きいことがわか
る。従って、AC間は、偏向前光学系を配置する位置と
しては不適当である。
【0105】しかし、図8及び図9に示すように、締結
部A、B、Cの近傍、締結部A、Bを結ぶ線分AB上、
及び線分ABの外側すなわち線分ABからハウジングの
外壁に向かう側は、比較的振動レベルが小さいことがわ
かる。特に、図8及び図9中のDで示される領域の振動
レベルは、極めて小さいことがわかる。
【0106】そこで、この発明の光走査装置は、図1に
示すように、各光学系の相対的な配置位置を考慮すると
ともに上述したようなシミュレーション結果に基づい
て、3点の締結部A、B、Cが配置されている。また、
偏向前光学系220は、締結部A及びBを結ぶ線分AB
を含み、半導体レーザ素子221、及び第1レンズ22
2が線分ABの外側に位置するように配置されている。
さらに、締結部A及びBが振動の節となり、線分ABの
中点付近は、振動の腹になりやすいため、半導体レーザ
素子221、及び第1レンズ222は、線分ABの垂直
二等分線上から外れる位置に配置されている。
【0107】そして、図1に示した光走査装置を用い
て、プリント画像を形成する場合、画像ムラなどの画質
の劣化が改善されることが実験的に確認された。上述し
たように、この発明に係る光走査装置は、ハウジングの
外壁の内側に、画像形成装置本体と光走査装置とを締結
する3点の締結部A、B、Cを有している。また、この
光走査装置は、ボールベアリングを用いた軸受を備え、
高解像度に対応して高速回転可能なモータを含む光偏向
装置、及び光源を含む偏向前光学系を有している。締結
部Aは、偏向前光学系に最も近い位置に配置され、締結
部Bは、光偏向装置に最も近い位置に配置されている。
【0108】偏向前光学系は、締結部A及びBを結ぶ線
分AB上、あるいは、線分ABからハウジングの外壁に
近接する側の位置に配置されている。また、偏向前光学
系に含まれる第1レンズは、振動の腹になり易い線分A
Bの垂直二等分線上から外れる位置に配置されている。
【0109】このように、偏向前光学系は、モータが高
速回転している場合であっても、モータから発生される
振動が伝達されにくい位置に配置されている。このた
め、偏向前光学系、特に第1レンズが大きな振動を受け
ることがない。従って、不所望な振動によるプリント画
像の劣化が改善でき、高解像度なプリント画像を得るこ
とができる。また、モータは、ボールベアリングを用い
た軸受を使用しているため、モータのコストを抑えるこ
とができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、低コスト且つ高解
像度の光走査装置及びこの光走査装置を備えた画像形成
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施の形態に係る光走査装
置を概略的に示す平面図である。
【図2】図2は、図1に示されている光走査装置をa−
a線で切断した断面図である。
【図3】図3は、この発明の実施の形態に係る画像形成
装置を概略的に示す断面図である。
【図4】図4は、図3に示されている画像形成装置を制
御する制御系を概略的に示すブロック図である。
【図5】図5は、光偏向装置用のモータに用いられる軸
受の振動レベルを測定した測定結果である。
【図6】図6は、振動レベルを比較するための比較例と
しての光走査装置を概略的に示す平面図である。
【図7】図7は、振動レベルを比較するための他の比較
例としての光走査装置を概略的に示す平面図である。
【図8】図8は、光走査装置のハウジング内における振
動分布のシミュレーション結果を示す図である。
【図9】図9は、光走査装置のハウジング内における振
動分布のシミュレーション結果を示す図である。
【符号の説明】
2…画像形成装置 4…画像読取り部 6…画像形成部 30…感光体ドラム 33…現像装置 58…定着装置 200…光走査装置 220…発光ユニット 221…半導体レーザ素子 (光源) 222…第1レンズ 223…シリンドリカルレンズ 224…絞り 230…光偏向装置 231…スキャナモータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から出射された光ビームに対して所定
    の光学特性を与える第1光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記第
    1光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走
    査する走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる第2光学手段と、 外壁を有し、その外壁の内側で第1光学手段、走査手
    段、及び第2光学手段を一体に支持するとともに、その
    外壁の内側に、前記走査手段が支持されている位置に近
    接する場所に位置する第1固定点と、前記第1固定点と
    前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記第1光学手
    段が支持されている位置の反対側に位置する第2固定点
    と、前記第1固定点と前記回転体の回転中心とを結ぶ直
    線より前記第1光学手段が支持されている側に位置する
    第3固定点とを有する筐体と、を備えた光走査装置であ
    って、 前記第1光学手段は、前記第1固定点と第3固定点とを
    結ぶ直線上、及び前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ
    直線に対して前記筐体の外壁に近接する側のいずれか一
    方に配置されていることを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】光ビームを発生する光源と、前記光源から
    出射された光ビームに対して所定の光学特性を与える光
    学部材と、を含む第1光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記第
    1光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走
    査する走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる第2光学手段と、 外壁を有し、その外壁の内側で前記光源、第1光学手
    段、走査手段、及び第2光学手段を一体に支持するとと
    もに、その外壁の内側に、前記走査手段が支持されてい
    る位置に近接する場所に位置する第1固定点と、前記第
    1固定点と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記
    第1光学手段が支持されている位置の反対側に位置する
    第2固定点と、前記第1固定点と前記回転体の回転中心
    とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支持されている側
    に位置する第3固定点とを有する筐体と、を備えた光走
    査装置であって、 前記第1光学手段は、前記第1固定点と第3固定点とを
    結ぶ直線上、及び前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ
    直線に対して前記筐体の外壁に近接する側のいずれか一
    方に配置されているとともに、前記第1光学手段に含ま
    れる前記光学部材は、前記第1固定点と第3固定点とを
    結ぶ直線の中点を通る垂線上から外れる位置に配置され
    ることを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】光ビームを発生する光源と、前記光源から
    出射された光ビームに対して所定の光学特性を与える光
    学部材と、を含む第1光学手段と、 所定の回転軸を中心に回転可能に形成されているととも
    に、反射面を有する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を所
    定の回転軸を中心に回転させるために回転体を介在した
    軸受を備えた駆動手段と、を含み、前記第1光学手段を
    通過した光ビームを走査対象物に向けて走査する走査手
    段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる第2光学手段と、 外壁を有し、その外壁の内側で前記光源、第1光学手
    段、走査手段、及び第2光学手段を一体に支持するとと
    もに、その外壁の内側に、前記走査手段が支持されてい
    る位置に近接する場所に位置する第1固定点と、前記第
    1固定点と前記回転多面鏡の回転軸とを結ぶ直線より前
    記第1光学手段が支持されている位置の反対側に位置す
    る第2固定点と、前記第1固定点と前記回転多面鏡の回
    転軸とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支持されてい
    る側に位置する第3固定点とを有する筐体と、を備えた
    光走査装置であって、 前記第1光学手段は、前記第1固定点と第3固定点とを
    結ぶ直線上、及び前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ
    直線に対して前記筐体の外壁に近接する側のいずれか一
    方に配置されているとともに、前記第1光学手段に含ま
    れる前記光学部材は、前記第1固定点と第3固定点とを
    結ぶ直線の中点を通る垂線上から外れる位置に配置され
    ることを特徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】光ビームを発生する光源と、前記光源から
    出射された光ビームに対して所定の光学特性を与える光
    学部材と、を含む第1光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記第
    1光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走
    査する走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる第2光学手段と、 外壁を有し、その外壁の内側で前記光源、第1光学手
    段、走査手段、及び第2光学手段を一体に支持するとと
    もに、その外壁の内側に、前記走査手段が支持されてい
    る位置に近接する場所に位置する第1固定点と、前記第
    1固定点と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記
    第1光学手段が支持されている位置の反対側に位置する
    第2固定点と、前記第1固定点と前記回転体の回転中心
    とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支持されている側
    に位置する第3固定点とを有する筐体と、 前記第2光学手段によって案内された前記光源から出射
    された光ビームに対応する像を保持する像担持体と、 前記像担持体上に保持された像を可視化する現像手段
    と、を備えた画像形成装置であって、 前記第1光学手段は、前記第1固定点と第3固定点とを
    結ぶ直線上、及び前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ
    直線に対して前記筐体の外壁に近接する側のいずれか一
    方に配置されているとともに、前記第1光学手段に含ま
    れる前記光源及び光学部材は、前記第1固定点と第3固
    定点とを結ぶ直線の中点を通る垂線上から外れる位置に
    配置されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】外部から供給される画像データを蓄積する
    蓄積手段と、 前記蓄積手段に蓄積された画像データに応じて強度変調
    された光ビームを発生する光源と、前記光源から出射さ
    れた光ビームに対して所定の光学特性を与える光学部材
    と、を含む第1光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記第
    1光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走
    査する走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる第2光学手段と、 外壁を有し、その外壁の内側で前記光源、第1光学手
    段、走査手段、及び第2光学手段を一体に支持するとと
    もに、その外壁の内側に、前記走査手段が支持されてい
    る位置に近接する場所に位置する第1固定点と、前記第
    1固定点と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記
    第1光学手段が支持されている位置の反対側に位置する
    第2固定点と、前記第1固定点と前記回転体の回転中心
    とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支持されている側
    に位置する第3固定点とを有する筐体と、 前記第2光学手段によって案内された前記光源から出射
    された光ビームに対応する像を保持する像担持体と、 前記像担持体上に保持された像を可視化する現像手段
    と、を備えた画像形成装置であって、 前記第1光学手段は、前記第1固定点と第3固定点とを
    結ぶ直線上、及び前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ
    直線に対して前記筐体の外壁に近接する側のいずれか一
    方に配置されているとともに、前記第1光学手段に含ま
    れる前記光源及び光学部材は、前記第1固定点と第3固
    定点とを結ぶ直線の中点を通る垂線上から外れる位置に
    配置されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】原稿を光学的に走査して画像データを読み
    取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた原稿の画像データに応
    じて強度変調された光ビームを発生する光源と、前記光
    源から出射された光ビームに対して所定の光学特性を与
    える光学部材と、を含む第1光学手段と、 回転体を含み、回転体を所定の方向に回転させて前記第
    1光学手段を通過した光ビームを走査対象物に向けて走
    査する走査手段と、 前記走査手段により走査された前記光ビームを前記走査
    対象物の所定の位置に結像させる第2光学手段と、 外壁を有し、その外壁の内側で前記光源、第1光学手
    段、走査手段、及び第2光学手段を一体に支持するとと
    もに、その外壁の内側に、前記走査手段が支持されてい
    る位置に近接する場所に位置する第1固定点と、前記第
    1固定点と前記回転体の回転中心とを結ぶ直線より前記
    第1光学手段が支持されている位置の反対側に位置する
    第2固定点と、前記第1固定点と前記回転体の回転中心
    とを結ぶ直線より前記第1光学手段が支持されている側
    に位置する第3固定点とを有する筐体と、 前記第2光学手段によって案内された前記光源から出射
    された光ビームに対応する像を保持する像担持体と、 前記像担持体上に保持された像を可視化する現像手段
    と、を備えた画像形成装置であって、 前記第1光学手段は、前記第1固定点と第3固定点とを
    結ぶ直線上、及び前記第1固定点と第3固定点とを結ぶ
    直線に対して前記筐体の外壁に近接する側のいずれか一
    方に配置されているとともに、前記第1光学手段に含ま
    れる前記光源及び光学部材は、前記第1固定点と第3固
    定点とを結ぶ直線の中点を通る垂線上から外れる位置に
    配置されることを特徴とする画像形成装置。
JP4291996A 1996-02-29 1996-02-29 光走査装置及び光走査装置を有する画像形成装置 Pending JPH09236769A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008139346A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 光走査光学装置
US7589879B2 (en) 2003-11-07 2009-09-15 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for attaching part, light scanning apparatus and image forming apparatus
US7619799B2 (en) 2005-11-07 2009-11-17 Sharp Kabushiki Kaisha Light scanning device and image forming apparatus using the same

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