JPH09236667A - シンチレーションカメラ - Google Patents

シンチレーションカメラ

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Publication number
JPH09236667A
JPH09236667A JP4340096A JP4340096A JPH09236667A JP H09236667 A JPH09236667 A JP H09236667A JP 4340096 A JP4340096 A JP 4340096A JP 4340096 A JP4340096 A JP 4340096A JP H09236667 A JPH09236667 A JP H09236667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
aperture
resolution
pinhole collimator
scintillation camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP4340096A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Kishi
治夫 貴志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP4340096A priority Critical patent/JPH09236667A/ja
Publication of JPH09236667A publication Critical patent/JPH09236667A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンホールコリメータのアパーチャユニット
の交換作業を行うことなくユーザの用途に応じた分解能
や感度を得ることができるようにする。 【解決手段】 シェル1はピンホールコリメータ本体の
一部として形成され、内部がほぼ逆テーパー状にくりぬ
かれ、先端に小孔4を有している。一方、シェル2は内
部がテーパー状にくりぬかれ、先端に小孔4を有してお
り、小孔4を重ねるようにしてシェル1と2が対向し、
密着している。シェル1とシェル2はネジ部3により結
合されており、シェル2を回転させることで、シェル1
とシェル2との対向距離を離すことができる。シェル1
とシェル2との対向距離を離した場合には、焦点位置は
f2の地点に移動するので、焦点の実効口径はaではな
く、bになる。実効口径bはaよりも小さいので、ピン
ホールコリメータの分解能は向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核医学の診断に用
いられるシンチレーションカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】放射線同位元素を用いて被検体の診断を
行うシンチレーションカメラには、多種のコリメータが
用いられ、その内の一つとしてピンホールコリメータが
ある。ピンホールコリメータは、図2に示すようにシン
チレーションカメラ31に取り付けられて使用される。
このピンホールコリメータ33はほぼ逆テーパー状の形
状を有し、被検体35側には小孔が、シンチレーション
カメラ31側には大孔が存在し、内部は逆テーパー状の
中空を有している。被検者35内部から放射された放射
線がピンホールコリメータ33の小孔を通過して、シン
チレーションカメラ内のシンチレータ32に到達して画
像を形成する。
【0003】図のようにピンホールコリメータ33を被
検体35に接して使用する場合にはシンチレーションカ
メラには被検体の一部から放出される放射線が焦点36
を通過してシンチレータ32に到達するので倒立拡大さ
れた像が写し出される。
【0004】ところで、従来、ピンホールコリメータ3
3の感度や分解能を変更する場合には、ピンホールコリ
メータ33に取り付けられているアパーチャ部34を交
換している。
【0005】図3はこのアパーチャ部を拡大した断面を
示しており、ピンホールコリメータ本体とアパーチャ部
34はネジ部37により結合している。アパーチャ部3
4を回転させることによって、ピンホールコリメータ本
体に取り付けることができ、前記とは逆方向へ回転させ
ることによって取り外すことができる。アパーチャ内部
の焦点36の位置には被検体の一部から放出される放射
線が通過する小孔38が形成されており、この穴の口径
の大きさにより分解能や感度が決定される。
【0006】したがって、これらの分解能や感度を変え
たい場合にはアパーチャ部の小孔38の口径が異なるも
のを用意して交換している。
【0007】例えば、通常図3(a)のアパーチャ部が
取り付けられている場合には、小孔38の口径はR1で
あるが、(b)のアパーチャ部に取り替えた場合には小
孔38の口径はR2となり、R2はR1よりも大きいの
で、感度は向上するが、分解能は低下する。そこで、分
解能を優先させるのか、感度を優先させるのかの目的に
応じて口径の異なるいくつかのアパーチャ部を用意し交
換するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、用途に応じてユーザーは各種のアパーチャユニッ
トを用意する必要があり、コストが高くかかるととも
に、交換作業に時間がかかり、取り付けられていないア
パーチャユニットについては紛失する可能性があった。
また、口径の異なるアパーチャユニットを用意するに
も、その数は限られており、設定できる分解能や感度が
限られていた。
【0009】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、アパーチャユニットの交換作業を行うこ
となくユーザの用途に応じた任意の分解能や感度を得る
ことができるシンチレーションカメラを提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシンチレーションカメラは、焦点を境にし
て上下に各々内部が逆テーパー状にくりぬかれたシェル
とテーパー状にくりぬかれたシェルとを有するピンホー
ルコリメータを備えたシンチレーションカメラにおい
て、前記2つのシェルの対向距離を変化させる手段を設
けたことを特徴としている。
【0011】ピンホールコリメータの感度や分解能は主
としてピンホールすなわち放射線が通過する焦点部の実
効口径によって決まるが、本発明のシンチレーションカ
メラのピンホールコリメータはこの焦点を境にして上下
部分を2つのシェルによって構成し、この対向距離を変
化させる手段を有しているので、2つのシェルの対向距
離を変化させることによって、焦点部分の実効口径を連
続的に変化させることができ、感度や分解能を任意に変
化させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、以下、図面
に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明によるピンホールコリメータ
のアパーチャ部の構成を示す。
【0014】1、2は放射線遮蔽材で構成されたシェ
ル、3はネジ部、4はシェル1、2に各々形成された小
孔を、aは小孔4の口径を示す。上側がピンホールコリ
メータの本体側に相当する。
【0015】シェル1はピンホールコリメータ本体の一
部として形成され、内部がほぼ逆テーパー状にくりぬか
れ、先端に小孔4を有している。一方、シェル2は内部
がテーパー状にくりぬかれ、先端に小孔4を有してお
り、小孔4を重ねるようにしてシェル1と2が対向し、
密着している。
【0016】シェル1とシェル2はネジ部3により結合
されており、シェル2を回転させることで図1(a)に
示すようにシェル1とシェル2との対向距離を0(完全
密着状態)にすることができ、シェル2を逆回転させる
ことによって図1(b)に示すようにシェル1とシェル
2との距離を離すようにすることができる。
【0017】図1(a)に示すようにシェル1とシェル
2との対向距離が0(完全密着)の状態ではコリメータ
の焦点はf1の位置にあり、その実効口径は、小孔4の
口径aと等しくなるが、図1(b)に示すようにシェル
1とシェル2との対向距離をd離した場合には、コリメ
ータの焦点位置はf2の地点に移動するので、焦点の実
効口径はaではなく、bになる。
【0018】実効口径bはaよりも小さいので、図1
(b)の状態の方が図1(a)よりもピンホールコリメ
ータの分解能は向上するが、感度は低下する。
【0019】このように、シェル1とシェル2との対向
距離を変えることによって、焦点の実効口径を連続的に
変化させることができる。したがって、感度を上げたい
場合には、実効口径を大きくするように、分解能を上げ
たい場合には実効口径を小さくするようにシェル1とシ
ェル2との対向距離を変えれば良い。
【0020】以上の実施例では、シェル1とシェル2と
の対向距離を変えるために、回転ネジ部を用いている
が、シェル1とシェル2との間に縦方向にボルトを通
し、このボルトを回転させ、締め付けたり緩めたりする
ことによってシェル1、2相互の距離を変えるようにし
ても良い。
【0021】また、先端に形成されたシェル1はピンホ
ールコリメータ本体と一体になるように形成しても良い
し、この部分をネジ構造にして本体に脱着できるように
しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシンチレ
ーションカメラのピンホールコリメータによれば、アパ
ーチャ部分の対向するシェルの距離を連続的に変化する
ことができるようにしているので、アパーチャ部分を交
換することなく、用途に応じてピンホールコリメータの
感度、分解能を任意に変化させることができる。
【0023】また、複数のアパーチャユニットを用意す
る必要がないので、コストを低減することができ、感
度、分解能を変えるための作業時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシンチレーションカメラピンホールコ
リメータの主要部の構成を示す図である。
【図2】ピンホールコリメータの構成を示す図である。
【図3】従来のピンホールコリメータのアパーチャ部の
構成を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点を境にして上下に各々内部が逆テー
    パー状にくりぬかれたシェルとテーパー状にくりぬかれ
    たシェルとを有するピンホールコリメータを備えたシン
    チレーションカメラにおいて、前記2つのシェルの対向
    距離を変化させる手段を設けたことを特徴とするシンチ
    レーションカメラ。
JP4340096A 1996-02-29 1996-02-29 シンチレーションカメラ Pending JPH09236667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4340096A JPH09236667A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 シンチレーションカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4340096A JPH09236667A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 シンチレーションカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09236667A true JPH09236667A (ja) 1997-09-09

Family

ID=12662734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4340096A Pending JPH09236667A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 シンチレーションカメラ

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JP (1) JPH09236667A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7535008B2 (en) 2006-09-29 2009-05-19 Hitachi, Ltd. Radiation imaging system and nuclear medicine diagnosis instrument therefor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7535008B2 (en) 2006-09-29 2009-05-19 Hitachi, Ltd. Radiation imaging system and nuclear medicine diagnosis instrument therefor
US7952076B2 (en) 2006-09-29 2011-05-31 Hitachi, Ltd. Radiation imaging system and nuclear medicine diagnosis instrument therefor

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