JPH0349689Y2 - - Google Patents
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- JPH0349689Y2 JPH0349689Y2 JP15005284U JP15005284U JPH0349689Y2 JP H0349689 Y2 JPH0349689 Y2 JP H0349689Y2 JP 15005284 U JP15005284 U JP 15005284U JP 15005284 U JP15005284 U JP 15005284U JP H0349689 Y2 JPH0349689 Y2 JP H0349689Y2
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
1 産業上の利用分野
この考案は歯科矯正診断に用いられる頭部X線
規格写真撮影装置の頭部固定機構が有するイヤー
ロツトの改良に関する。
規格写真撮影装置の頭部固定機構が有するイヤー
ロツトの改良に関する。
2 従来技術
頭部X線規格写真は歯科矯正診断における不正
咬合の実体把握や、顎体の形態学的分析などに不
可欠のものであり、これを撮影する専用の装置
(一般にセフアロ撮影装置という)もあるが、一
般には歯科用全顎X線撮影(パノラマ撮影)と兼
用するパノラマ・セフアロ撮影位置として広く普
及している。この装置はパノラマ装置の撮影部に
樹設され、装置側方に突出した長尺のアーム先端
に頭部固定機構およびフイルムカセツテ保持部を
設けたものであり、この構成によつてパノラマ撮
影とセフアロ撮影とを1個のX線源にて切換え的
に行うことができる。すなわち患者頭部をX線焦
点からたとえば1.5mの位置において上記頭部固
定機構によつて正しく位置づけ固定し、X線源の
放射錐軸をセフアロ撮影基準線に照準し、撮影す
ることによつてたとえば拡大率1.1倍の頭部正
面・側面および45゜などの規格写真が得られる。
この規格写真の良否は上記頭部固定機構のイヤー
ロツトが固定する患者の両外耳孔中心点を結ぶ直
線すなわちセフアロ撮影基準線に対するX線源の
放射錐軸の照準の精度によつて左右され、照準の
不正確な写真は規格写真として用をなさない。こ
の照準の合否を判定する手段としては上記頭部固
定機構によつてその対向位置が調整される1対の
イヤーロツト支持杆の先端に設けられ患者の両外
耳孔に挿入固定する同じく1対のイヤーロツトの
映像を規格写真上に写し込み、この映像の重なり
具合によつて判定するのが通例である。したがつ
てイヤーロツトのX線像は両外耳孔位置を明確に
示すために、鮮鋭にしてコントラストの良い映像
でなければならず、従来X線吸収係数の大きい部
材を用いて上記映像を形成するようにしていた。
第1図,によつて従来のイヤーロツトの形
状・構造を説明する。第1図においてイヤーロ
ツト1はX線透過率の高い合成樹脂材たとえばメ
タクリル樹脂成型材(可視光または紫外線におい
て透過率が92%以上の材料)にて作られ、一端に
外耳孔に挿入するに適する形状すなわち尖端に丸
味を持たせたたとえば外径D1が8mm、長さL1が
25mmの円柱部2を設け、これに接してイヤーロツ
ト支持杆4(1点鎖線で示す)に嵌装する際の位
置ぎめとするつば部3は外径D2を大径たとえば
15mmとしている。他端のリング挿入軸5は上記円
柱2の同径のD1を有し、上記映像形成のための
金属円筒6たとえば肉厚tが1mm、長さL2が10
mmのしんちゆうリングを嵌着している。図は上
記イヤーロツト1のフイルム上の映像7を示す。
しかしながら金属リングを用いた従来のイヤーロ
ツト1は高価なしんちゆうを要するだけでなく、
膨張係数が数倍異なる部材のはめあい精度や円柱
部2に対するリング6の同心精度などが問題で製
作しにくく、高価となる問題点があり、さらにフ
イルム上の映像7の内腔部8は樹脂材のX線吸収
により、フイルム上に樹脂材の淡い影を生じリン
グ像9との境界がボヤけ、鮮鋭度の低いものとな
る欠点がある。また上記外のイヤーロツトとして
図示しないが金属板を棒状に絞り、中心に孔を穿
けた構造のものもあるが、外耳孔に挿入する際
「つめたい」という異和感を患者に与える欠点が
あり、余り用いられていない。
咬合の実体把握や、顎体の形態学的分析などに不
可欠のものであり、これを撮影する専用の装置
(一般にセフアロ撮影装置という)もあるが、一
般には歯科用全顎X線撮影(パノラマ撮影)と兼
用するパノラマ・セフアロ撮影位置として広く普
及している。この装置はパノラマ装置の撮影部に
樹設され、装置側方に突出した長尺のアーム先端
に頭部固定機構およびフイルムカセツテ保持部を
設けたものであり、この構成によつてパノラマ撮
影とセフアロ撮影とを1個のX線源にて切換え的
に行うことができる。すなわち患者頭部をX線焦
点からたとえば1.5mの位置において上記頭部固
定機構によつて正しく位置づけ固定し、X線源の
放射錐軸をセフアロ撮影基準線に照準し、撮影す
ることによつてたとえば拡大率1.1倍の頭部正
面・側面および45゜などの規格写真が得られる。
この規格写真の良否は上記頭部固定機構のイヤー
ロツトが固定する患者の両外耳孔中心点を結ぶ直
線すなわちセフアロ撮影基準線に対するX線源の
放射錐軸の照準の精度によつて左右され、照準の
不正確な写真は規格写真として用をなさない。こ
の照準の合否を判定する手段としては上記頭部固
定機構によつてその対向位置が調整される1対の
イヤーロツト支持杆の先端に設けられ患者の両外
耳孔に挿入固定する同じく1対のイヤーロツトの
映像を規格写真上に写し込み、この映像の重なり
具合によつて判定するのが通例である。したがつ
てイヤーロツトのX線像は両外耳孔位置を明確に
示すために、鮮鋭にしてコントラストの良い映像
でなければならず、従来X線吸収係数の大きい部
材を用いて上記映像を形成するようにしていた。
第1図,によつて従来のイヤーロツトの形
状・構造を説明する。第1図においてイヤーロ
ツト1はX線透過率の高い合成樹脂材たとえばメ
タクリル樹脂成型材(可視光または紫外線におい
て透過率が92%以上の材料)にて作られ、一端に
外耳孔に挿入するに適する形状すなわち尖端に丸
味を持たせたたとえば外径D1が8mm、長さL1が
25mmの円柱部2を設け、これに接してイヤーロツ
ト支持杆4(1点鎖線で示す)に嵌装する際の位
置ぎめとするつば部3は外径D2を大径たとえば
15mmとしている。他端のリング挿入軸5は上記円
柱2の同径のD1を有し、上記映像形成のための
金属円筒6たとえば肉厚tが1mm、長さL2が10
mmのしんちゆうリングを嵌着している。図は上
記イヤーロツト1のフイルム上の映像7を示す。
しかしながら金属リングを用いた従来のイヤーロ
ツト1は高価なしんちゆうを要するだけでなく、
膨張係数が数倍異なる部材のはめあい精度や円柱
部2に対するリング6の同心精度などが問題で製
作しにくく、高価となる問題点があり、さらにフ
イルム上の映像7の内腔部8は樹脂材のX線吸収
により、フイルム上に樹脂材の淡い影を生じリン
グ像9との境界がボヤけ、鮮鋭度の低いものとな
る欠点がある。また上記外のイヤーロツトとして
図示しないが金属板を棒状に絞り、中心に孔を穿
けた構造のものもあるが、外耳孔に挿入する際
「つめたい」という異和感を患者に与える欠点が
あり、余り用いられていない。
3 目的
この考案の目的は上記従来のイヤーロツトの問
題点や欠点を解消し、製作容易、低廉にしてしか
も従来のものに比しコントラストがよく鮮鋭な映
像を規格写真上に写し込むことによつて、撮影照
準の合否を高精度で判定することができるイヤー
ロツトを提供することを目的とする。
題点や欠点を解消し、製作容易、低廉にしてしか
も従来のものに比しコントラストがよく鮮鋭な映
像を規格写真上に写し込むことによつて、撮影照
準の合否を高精度で判定することができるイヤー
ロツトを提供することを目的とする。
4 構成
この考案の構成は頭部X線規格写真撮影装置の
頭部固定機構を有する1対のイヤーロツトをX線
透過率の高い合成樹脂材で形成するについて、X
線吸収材を一切用いることなく単一材料によつて
その形状に工夫を加え、透過X線強度に差を生ぜ
しめ、フイルム上にコントラストが大きく鮮鋭な
リング状映像を写し出すようにした点である。す
なわちイヤーロツトの一端に設ける外耳孔に挿入
する円柱部は従来と同一またはほぼ近似するもの
でよく、大きく異るのは上記円柱部の反対側の支
持杆に係止する結合軸部の外径を上記円柱外径よ
り大径とし、この結合軸部に上記円柱外径よりた
とえば約2mm小さい内径にて、かつ深さがイヤー
ロツト全長の少くとも1/3の内腔を形成してなる
ことを特徴とするイヤーロツトにかかるものであ
り、上記構成によつてX線放射方向において上記
円柱部外径と、結合軸内腔径と差が形成する円筒
状部分のX線吸収層の厚さが他の部分に比し大と
なり、その透過X線強度は従来の金属リング透過
X線強度にほぼ同等となり、さらにその周辺部と
のコントラストがすぐれ、鮮鋭な映像を形成する
イヤーロツトとなる。
頭部固定機構を有する1対のイヤーロツトをX線
透過率の高い合成樹脂材で形成するについて、X
線吸収材を一切用いることなく単一材料によつて
その形状に工夫を加え、透過X線強度に差を生ぜ
しめ、フイルム上にコントラストが大きく鮮鋭な
リング状映像を写し出すようにした点である。す
なわちイヤーロツトの一端に設ける外耳孔に挿入
する円柱部は従来と同一またはほぼ近似するもの
でよく、大きく異るのは上記円柱部の反対側の支
持杆に係止する結合軸部の外径を上記円柱外径よ
り大径とし、この結合軸部に上記円柱外径よりた
とえば約2mm小さい内径にて、かつ深さがイヤー
ロツト全長の少くとも1/3の内腔を形成してなる
ことを特徴とするイヤーロツトにかかるものであ
り、上記構成によつてX線放射方向において上記
円柱部外径と、結合軸内腔径と差が形成する円筒
状部分のX線吸収層の厚さが他の部分に比し大と
なり、その透過X線強度は従来の金属リング透過
X線強度にほぼ同等となり、さらにその周辺部と
のコントラストがすぐれ、鮮鋭な映像を形成する
イヤーロツトとなる。
5 実施例
以下図面を用いてこの考案の実施例を説明す
る。第2図はこの考案の実施例イヤーロツトを用
いたパノラマ・セフアロX線撮影装置の上方から
見た平面図であり、装置をセフアロ撮影状態にし
た図であるが、被検者は図示を省略している。装
置15の基台16に樹設した主柱17に上下方向
を昇降自在に装着された撮影部18は、基台16
と同方向に突出した架台19を1体的に設け、こ
の架台19はX線源20とパノラマ撮影用カセツ
テ支持体21とを対向配置した水平アーム22を
回動自在に懸吊している。以上の構成はパノラマ
撮影専用装置のものであり、セフアロ撮影装置と
しては、上記撮影部18から右側方に長く突出し
た支持アーム24の先端に設けた固定台25に1
対のロツド26を介して支承される固定基台27
と、この基台の中心軸28を回転中心としてハン
ドル29の操作によつて45゜および90゜回動する頭
部固定機構30と、上記基台27に対し摺動可能
な1対の支持ロツド31に支承されるセフアロ撮
影用カセツテ保持部32とで構成される。上記固
定機構30は上記X線源20のX線放射錐軸Xc
に沿つて互いにその相反する方向に移動可能の1
対のイヤーロツト支持杆4と、図示しない頭部で
こ当て部と、眼窩下縁インジケータとを備えてい
る。上記支持杆4はX線透過率の高い合成樹脂材
で作られ、その先端に同じ材料で作られたこの考
案のイヤーロツト35,35′が対向状に装着さ
れている。今患者をセフアロ撮影位置に移し、上
記固定機構30によつて位置ぎめが完了した状態
においては、上記イヤーロツト35,35′間の
距離Seは患者の両外耳孔間距離に調整され、イ
ヤーロツト中心を結ぶ直線Xaがセフアロ撮影照
準線となる。X線源20の焦点20Xから頭部中
心すなわち上記基台中心軸28までの距離Lxは
通常1.5mであり、頭部中心からカセツテ保持部
32に装填したカセツテ36内のフイルム面まで
距離Lfは可変であるが約0.15mである。この構成
によつて拡大率1.1倍のセフアロ写真を撮影する
のであるが上記X線源20のX線放射錐軸Xcが
セフアロ照準線Xaに完全に合致する照準を行な
わなければ高精度の規格写真が得られないのは自
明の理である。すなわちイヤーロツト35,3
5′のX線像がフイルム上に完全に重なつてあた
かも1個の映像となつたとき、その照準が正確で
あると判定できる。
る。第2図はこの考案の実施例イヤーロツトを用
いたパノラマ・セフアロX線撮影装置の上方から
見た平面図であり、装置をセフアロ撮影状態にし
た図であるが、被検者は図示を省略している。装
置15の基台16に樹設した主柱17に上下方向
を昇降自在に装着された撮影部18は、基台16
と同方向に突出した架台19を1体的に設け、こ
の架台19はX線源20とパノラマ撮影用カセツ
テ支持体21とを対向配置した水平アーム22を
回動自在に懸吊している。以上の構成はパノラマ
撮影専用装置のものであり、セフアロ撮影装置と
しては、上記撮影部18から右側方に長く突出し
た支持アーム24の先端に設けた固定台25に1
対のロツド26を介して支承される固定基台27
と、この基台の中心軸28を回転中心としてハン
ドル29の操作によつて45゜および90゜回動する頭
部固定機構30と、上記基台27に対し摺動可能
な1対の支持ロツド31に支承されるセフアロ撮
影用カセツテ保持部32とで構成される。上記固
定機構30は上記X線源20のX線放射錐軸Xc
に沿つて互いにその相反する方向に移動可能の1
対のイヤーロツト支持杆4と、図示しない頭部で
こ当て部と、眼窩下縁インジケータとを備えてい
る。上記支持杆4はX線透過率の高い合成樹脂材
で作られ、その先端に同じ材料で作られたこの考
案のイヤーロツト35,35′が対向状に装着さ
れている。今患者をセフアロ撮影位置に移し、上
記固定機構30によつて位置ぎめが完了した状態
においては、上記イヤーロツト35,35′間の
距離Seは患者の両外耳孔間距離に調整され、イ
ヤーロツト中心を結ぶ直線Xaがセフアロ撮影照
準線となる。X線源20の焦点20Xから頭部中
心すなわち上記基台中心軸28までの距離Lxは
通常1.5mであり、頭部中心からカセツテ保持部
32に装填したカセツテ36内のフイルム面まで
距離Lfは可変であるが約0.15mである。この構成
によつて拡大率1.1倍のセフアロ写真を撮影する
のであるが上記X線源20のX線放射錐軸Xcが
セフアロ照準線Xaに完全に合致する照準を行な
わなければ高精度の規格写真が得られないのは自
明の理である。すなわちイヤーロツト35,3
5′のX線像がフイルム上に完全に重なつてあた
かも1個の映像となつたとき、その照準が正確で
あると判定できる。
つぎに第3図によつてこの考案のかかるイヤー
ロツト35を説明する。その左側はその側断面図
であり、右側は第1図で示したように2個のイヤ
ーロツト35,35′を透過したフイルム上の映
像を示す。図において、イヤーロツト35は従来
品と同等のX線透過率の高い合成樹脂材にて作ら
れ、一端に設ける外耳孔挿入の円柱部2および位
置ぎめつば部3の各部の寸法D1,L1,D2は第1
図で示したものと同一または近似とする。つば
部3の厚みTも従来品と同じくたとえば5mmとす
る。ただし、このつば部3は支持杆との結合手段
によつて、設けないばあいもある。異なる点は他
端に設ける支持杆に係止する結合軸部38および
その内腔39であり、その形成の条件はつぎの3
項である。
ロツト35を説明する。その左側はその側断面図
であり、右側は第1図で示したように2個のイヤ
ーロツト35,35′を透過したフイルム上の映
像を示す。図において、イヤーロツト35は従来
品と同等のX線透過率の高い合成樹脂材にて作ら
れ、一端に設ける外耳孔挿入の円柱部2および位
置ぎめつば部3の各部の寸法D1,L1,D2は第1
図で示したものと同一または近似とする。つば
部3の厚みTも従来品と同じくたとえば5mmとす
る。ただし、このつば部3は支持杆との結合手段
によつて、設けないばあいもある。異なる点は他
端に設ける支持杆に係止する結合軸部38および
その内腔39であり、その形成の条件はつぎの3
項である。
(イ) 結合軸外径D3が円柱外径D1に対し、大径で
あること。その径差は2mm以上が望ましく、ま
た上記支持杆4との結合をねじで行うねじ軸の
ばあいはねじ底径をD3とする。
あること。その径差は2mm以上が望ましく、ま
た上記支持杆4との結合をねじで行うねじ軸の
ばあいはねじ底径をD3とする。
(ロ) 内腔39が円柱外径D1に対し、同心であり、
かつその内腔dが上記D1に対し、小径である
こと。もつとも望ましい径差は2mmである。
かつその内腔dが上記D1に対し、小径である
こと。もつとも望ましい径差は2mmである。
(ハ) 内腔39の深さlがイヤーロツト全長Laの
1/4以上であること。
1/4以上であること。
上記の各条件を満たし、それぞれその望ましい
寸法を採用すれば、D3=10mm、d=6mm、とな
り、今たとえばL2を10mmとすればLaは40mmであ
り、したがつてl≒14mmとなる。このように形成
したイヤーロツト35のX線映像は第3図に示す
ごとく円柱外径D1に対応する外径と、内腔内径
dに対応する内径とで形成するリング状映像40
となる。このリングすなわち(D1−d/2)の肉厚 を有する円筒部の長さLaに対応する合成樹脂材
の吸収層は40mm(2ケで80mm)にもなりX線吸収
の指数関数の法則にもとづき、その吸収係数が著
しく増大し、金属リングの吸収層10mm(2ケで20
mm)のそれとほぼ匹敵する。さらにこのリング像
40を囲む42,41の映像、とくに内腔の41
はその吸収層の厚みが(La−l)で従来品に比
して格段に短かくX線に対するすぐれた透過性を
回復し、42の映像ともども黒化して、リング像
40のコントラストをすぐれたものとしている。
寸法を採用すれば、D3=10mm、d=6mm、とな
り、今たとえばL2を10mmとすればLaは40mmであ
り、したがつてl≒14mmとなる。このように形成
したイヤーロツト35のX線映像は第3図に示す
ごとく円柱外径D1に対応する外径と、内腔内径
dに対応する内径とで形成するリング状映像40
となる。このリングすなわち(D1−d/2)の肉厚 を有する円筒部の長さLaに対応する合成樹脂材
の吸収層は40mm(2ケで80mm)にもなりX線吸収
の指数関数の法則にもとづき、その吸収係数が著
しく増大し、金属リングの吸収層10mm(2ケで20
mm)のそれとほぼ匹敵する。さらにこのリング像
40を囲む42,41の映像、とくに内腔の41
はその吸収層の厚みが(La−l)で従来品に比
して格段に短かくX線に対するすぐれた透過性を
回復し、42の映像ともども黒化して、リング像
40のコントラストをすぐれたものとしている。
以上がこの考案の実施例であるが、この考案の
イヤーロツトは円柱部2の長さとか、つば部3の
外径・厚さおよび結合軸38の外径、長さなどは
限定せず、要はリング像をコントラスト良く映像
する前述した3つの条件を満たしておればよく、
また支持杆との結合が、かめ合い式に限らず、螺
合式、接着式などのような方法のものでもよい。
イヤーロツトは円柱部2の長さとか、つば部3の
外径・厚さおよび結合軸38の外径、長さなどは
限定せず、要はリング像をコントラスト良く映像
する前述した3つの条件を満たしておればよく、
また支持杆との結合が、かめ合い式に限らず、螺
合式、接着式などのような方法のものでもよい。
6 効果
この考案は以上のように構成されているので、
単一の合成樹脂材によつて簡単に製作でき、廉価
であるにもかかわらず、金属リングに匹敵する鮮
明にして、コントラストのすぐれたリング像を規
格写真画面に映像することによつて、セフアロ撮
影照準の合否を精度よくかつ迅速に判断すること
のできる便宜なイヤーロツトを提供しえたもので
ある。
単一の合成樹脂材によつて簡単に製作でき、廉価
であるにもかかわらず、金属リングに匹敵する鮮
明にして、コントラストのすぐれたリング像を規
格写真画面に映像することによつて、セフアロ撮
影照準の合否を精度よくかつ迅速に判断すること
のできる便宜なイヤーロツトを提供しえたもので
ある。
第1図は従来のイヤーロツトの側面(1部断
面)図、図は上記イヤーロツトのフイルム上の
映像図、第2図はイヤーロツトの装置内位置関係
を説明するパノラマ・セフアロ撮影装置の平面
図、第3図はこの考案の実施例イヤーロツトの側
断面図、および上記イヤーロツトのフイルム上の
映像図である。 1……従来のイヤーロツト、2……円柱部、3
……位置ぎめつば部、4……垂下支持杆、35…
…この考案のイヤーロツト、38……結合軸部、
39……上記38と同心の内腔、D1……上記2
の外径、D3……上記38の外径、d……上記3
9の内径、l……上記39の深さ、La……イヤ
ーロツト35の全長。
面)図、図は上記イヤーロツトのフイルム上の
映像図、第2図はイヤーロツトの装置内位置関係
を説明するパノラマ・セフアロ撮影装置の平面
図、第3図はこの考案の実施例イヤーロツトの側
断面図、および上記イヤーロツトのフイルム上の
映像図である。 1……従来のイヤーロツト、2……円柱部、3
……位置ぎめつば部、4……垂下支持杆、35…
…この考案のイヤーロツト、38……結合軸部、
39……上記38と同心の内腔、D1……上記2
の外径、D3……上記38の外径、d……上記3
9の内径、l……上記39の深さ、La……イヤ
ーロツト35の全長。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 被検者頭部の正・側面X線規格写真を撮影す
る装置の頭部固定機構が有する対向し、かつそ
の相対位置が調整自在の1対の垂下支持杆の先
端に設け、被検者の両外耳孔に挿入固定され、
規格写真上に前記両外耳孔の位置を写し込むよ
うにしたイヤーロツトにおいて、X線透過率の
高い合成樹脂材にてなり、一端に前記外耳孔に
挿入するに適する形状・寸法を有する円柱部2
を、他端に前記円柱外径D1より大径D3で、前
記支持杆4に係止する結合軸部38を設けると
ともに、前記結合軸部38に同心状で、前記円
柱外径D1より小径dの内腔39を、イヤーロ
ツト全長Laの少くとも1/3の深さlを有せしめ
て形成したことを特徴とする頭部X線規格写真
撮影装置のイヤーロツト。 2 イヤーロツトに形成する内腔径dが、円柱外
径D1より約2mm小径にしてなる実用新案登録
請求の範囲第1項記載の頭部X線規格写真撮影
装置のイヤーロツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15005284U JPH0349689Y2 (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15005284U JPH0349689Y2 (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124613U JPS61124613U (ja) | 1986-08-05 |
JPH0349689Y2 true JPH0349689Y2 (ja) | 1991-10-23 |
Family
ID=30708209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15005284U Expired JPH0349689Y2 (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0349689Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-03 JP JP15005284U patent/JPH0349689Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61124613U (ja) | 1986-08-05 |
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