JPH09236619A - 縦型プローブカード - Google Patents

縦型プローブカード

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JPH09236619A
JPH09236619A JP8071512A JP7151296A JPH09236619A JP H09236619 A JPH09236619 A JP H09236619A JP 8071512 A JP8071512 A JP 8071512A JP 7151296 A JP7151296 A JP 7151296A JP H09236619 A JPH09236619 A JP H09236619A
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Japan
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substrate
probes
hole
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JP8071512A
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English (en)
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Masao Okubo
昌男 大久保
Kazumasa Okubo
和正 大久保
Hiroshi Iwata
浩 岩田
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Japan Electronic Materials Corp
Original Assignee
Japan Electronic Materials Corp
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Priority to SG1997000018A priority patent/SG71690A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 数多くのプローブを有していても、プローブ
の交換作業が容易なようにする。 【構成】 先端の接触部110が半導体集積回路600
の電極610に接触すると座屈する座屈部120を有す
る複数本のプローブ100と、プローブ100が接続さ
れる第1の配線パターン220が設けられた第1の基板
200と、第1の基板200が着脱可能に取り付けら
れ、第1の配線パターン220と接続される第2の配線
パターン320が設けられた第2の基板300と、第2
の基板300に取り付けられ、プローブ100の先端の
接触部110を支持するプローブ支持部材400とを備
えており、プローブ100は、接触部110と座屈部1
20とが一直線状に形成されており、第1の基板200
にはプローブ100が挿入される貫通孔210が開設さ
れ、かつ第2の基板300には第1の基板200が取り
付けられた状態ですべてのプローブ100を貫通させる
1つのプローブ貫通部310が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
電気的諸特性の測定に使用される縦型プローブカード、
詳しくはプローブの交換作業が容易な縦型プローブカー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の縦型プローブカードについて図9
及び図10を参照しつつ説明する。従来のこの種の縦型
プローブカードは、図9に示すように、複数本のプロー
ブ500と、このプローブ500が取り付けられる基板
510と、この基板510の裏面側に設けられるプロー
ブ支持部材520とを有している。
【0003】前記プローブ500は、先端が半導体集積
回路600の電極610に接触する接触部501となっ
ており、後端が基板510に形成された配線パターンに
金線等の接続手段540によって接続される接続部50
3となっている。また、この接触部501と接続部50
3との間には略横向きU字形状の座屈部502が設けら
れている。この座屈部502は、図10(B)に示すよ
うに、接触部501が電極610に接触した場合に座屈
して接触部501と電極610との間に所定の接触圧を
確保することを目的としている。
【0004】プローブ支持部材520は、図10(A)
及び(B)に示すように、貫通孔521A、522Aが
開設された2枚の案内板521、522と、この2枚の
案内板521、522を基板510に取り付けるための
連結体523とを有している。2枚の案内板521、5
22の貫通孔521A、522Aは、プローブ500の
接触部501が貫通する部分であって、電気的諸特性を
測定すべき半導体集積回路600の電極610の配置パ
ターンに対応して形成されている。
【0005】一方、基板510は、表面側に所定の配線
パターン (図示省略) が形成されている。また、この基
板510には、プローブ500の接続部503が貫通す
る貫通孔511が開設されている(図10参照)。この
貫通孔511を貫通した接続部503が前記配線パター
ンに接続されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の縦型
プローブカードには以下のような問題点がある。すなわ
ち、このような縦型プローブカードは、通常数百本から
数千本のプローブが用いられている。従って、プローブ
が摩耗したり破損したりした場合には、そのプローブの
みを交換するのが現状である。
【0007】このプローブの交換作業は、接続部の配線
パターンに対する半田を除去して交換すべきプローブを
基板から取り外してから行う。特に、プローブには座屈
部が設けられているため、交換すべきプローブを基板の
貫通孔を介して抜き取ることは困難である。このため、
プローブ支持部材を分解してからプローブを交換するこ
とになる。プローブ支持部材を分解せずにプローブを取
り外すことも可能であるが、そのためには座屈部近辺で
プローブを切断して取り外す必要があり、数多くのプロ
ーブがある縦型プローブカードでは、交換する必要のな
いプローブまで切断するおそれがあるので事実上不可能
である。また、交換すべきプローブを基板から取り外し
てからも、新たなプローブを基板の貫通孔と2枚の案内
板の貫通孔に貫通させ、さらに他のプローブの接触部と
の高さ位置を揃え、他のプローブと接触しないように座
屈部の方向を揃えた後、接続部と配線パターンとを半田
付けすることが必要である。このように、数多くのプロ
ーブが設けられたプローブカードにあっては、このプロ
ーブの交換作業は、熟練者が細心の注意を払って行わな
ければならないものであった。
【0008】本発明は、数多くのプローブを有していて
も、プローブの交換作業が容易な縦型プローブカードを
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る縦型プロ
ーブカードは、先端の接触部が半導体集積回路の電極に
接触すると座屈する座屈部を有する複数本のプローブ
と、このプローブが接続される第1の配線パターンが設
けられた第1の基板と、この第1の基板が着脱可能に取
り付けられ、前記第1の配線パターンと接続される第2
の配線パターンが設けられた第2の基板と、この第2の
基板に取り付けられ、前記プローブの先端の接触部を支
持するプローブ支持部材とを備えており、前記プローブ
は、前記接触部と座屈部とが一直線状に形成されてお
り、第1の基板にはプローブが挿入される貫通孔が開設
され、かつ前記第2の基板には第1の基板が取り付けら
れた状態でプローブを貫通させるプローブ貫通部が形成
されている。
【0010】また、請求項2に係る縦型プローブカード
におけるプローブ貫通部は、すべてのプローブを貫通さ
せることができる1つのものである。
【0011】さらに、請求項3に係る縦型プローブカー
ドでは、前記プローブ貫通部は複数あり、それぞれが第
1の基板の貫通孔と連通しており、前記プローブの座屈
部はプローブ貫通部、前記貫通孔又はプローブ貫通部と
貫通孔とのいずれかの内部に位置するように構成されて
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る縦型プローブカードの概略的断面図、図2は本発
明の第1の実施の形態に係る縦型プローブカードの使用
状態の概略的断面図、図3は本発明の第1の実施の形態
に係る縦型プローブカードにおけるプローブの交換作業
を示す概略的断面図、図4は本発明の第1の実施の形態
に係る縦型プローブカードの要部の概略的一部破断斜視
図である。
【0013】また、図5は本発明の第2の実施の形態に
係る縦型プローブカードの概略的断面図、図6は本発明
の第2の実施の形態に係る縦型プローブカードの使用状
態の概略的断面図、図7は本発明の第3の実施の形態に
係る縦型プローブカードの要部の概略的断面図、図8は
本発明の第4の実施の形態に係る縦型プローブカードの
要部の概略的断面図である。
【0014】第1の実施の形態に係る縦型プローブカー
ドは、先端の接触部110が半導体集積回路600の電
極610に接触すると座屈する座屈部120を有する複
数本のプローブ100と、このプローブ100が接続さ
れる第1の配線パターン220が設けられた第1の基板
200と、この第1の基板200が着脱可能に取り付け
られ、前記第1の配線パターン220と接続される第2
の配線パターン320が設けられた第2の基板300
と、この第2の基板300に取り付けられ、前記プロー
ブ100の先端の接触部110を支持するプローブ支持
部材400とを具備しており、前記プローブ100は、
前記接触部110と座屈部120とが一直線状に形成さ
れており、第1の基板200にはプローブ100が挿入
される貫通孔210が開設され、かつ前記第2の基板3
00には第1の基板200が取り付けられた状態でプロ
ーブ100を貫通させるプローブ貫通部310が形成さ
れている。
【0015】前記プローブ100は、タングステン等の
細線から形成されており、全体として一直線状に形成さ
れている。すなわち、このプローブ100は、先端が尖
った接触部110と、後端の接続部130と、この接続
部130と前記接触部110との間にある座屈部120
とを有し、これらが真っ直ぐに形成されているのであ
る。かかるプローブ100の横断面は、略円形になって
いる。
【0016】前記接触部110の先端には、難酸化性で
かつ抵抗値が低い導電性の金属がメッキ等によって被着
されている。例えば、Rh、Pd、Ir、Pt等であ
る。これらの金属を接触部110の先端に被着させる
と、電極610の構成素材であるアルミニウムが付着し
にくくり、しかも接触部110が酸化しにくくなり、そ
の結果、接触抵抗値が安定するという効果がある。
【0017】前記座屈部120は、接触部110を除く
他の部分より細く形成されている。このため、接触部1
10に上下方向の力が加わると、座屈部120は、図2
に示すように、座屈するようになっている。かかる座屈
部120を形成する手法としては、研磨砥石による研磨
や、電解研磨等がある。
【0018】前記接続部130は、プローブ100が第
1の基板200の第1の配線パターン220に接続され
る部分である。
【0019】前記第1の基板200は、絶縁性を有する
板材であって、プローブ100の配置に対応した複数の
貫通孔210が開設されている。この貫通孔210は、
前記プローブ100の接続部130が入り込む部分であ
る。かかる貫通孔210は、プローブ100が一直線状
であることから、半導体集積回路600の電極610の
配置パターンに対応して開設されている。
【0020】この第1の基板200の表面側には、銅箔
等からなる所定の第1の配線パターン220がエッチン
グ等により形成されている。この第1の配線パターン2
20は、半導体集積回路600の電極610をプローブ
100を介して図外のテスターに電気的に接続するもの
であり、図4等に示すように、その端部はランド部22
1として貫通孔210の周囲を取り囲んでいる。このラ
ンド部221にプローブ100の接続部130が半田2
50によって接続されているのである。また、この第1
の配線パターン220は、第1の基板200に設けられ
たスルーホール230を介して第1の基板200の裏面
側に導かれて露出している。かかる第1の配線パターン
220は、第1の基板200の裏面側においてバンプ2
22として形成されている。
【0021】また、かかる第1の基板200の隅部に
は、第1の基板200を後述する第2の基板300に着
脱自在に取り付けるための取付用開口240が開設され
ている。
【0022】前記第2の基板300には、第1の基板2
00が取り付けられた状態でプローブ100を貫通させ
る1つのプローブ貫通部310が形成されている。かか
るプローブ貫通部310は、この縦型プローブカードを
構成するすべてのプローブ100が貫通できるものであ
る。すなわち、第1の基板200のすべての貫通孔21
0は、第1の基板200が第2の基板300に取り付け
られると、プローブ貫通部310の内側に位置するよう
になっているのである。
【0023】かかる第2の基板300は、ガラスエポキ
シ系樹脂板やポリイミドフィルム等を積層したものであ
り、第2の配線パターン320が多層配線として形成さ
れている。この多層配線としての第2の配線パターン3
20は、一端321が第2の基板300の表面にランド
部として露出している。それも、第1の基板200が取
り付けられた状態で前記スルーホール230、すなわち
上述した第1の配線パターン220に形成されたバンプ
222に対応する位置に露出しているのである。従っ
て、第1の基板200が第2の基板300に取り付けら
れると、第1の配線パターン220と第2の配線パター
ン320とは電気的に接続されることになる。
【0024】また、前記第2の配線パターン320の他
端322は、ランド部として第2の基板300の表面に
露出している。しかも、取り付けられた第1の基板20
0とは干渉しない位置、すなわち第1の基板200を第
2の基板300に取り付けたとしても、第2の基板30
0の表面に露出した第2の配線パターン320の他端3
22は第1の基板200が被らないような位置に露出し
ているのである。
【0025】さらに、この第2の基板300には、前記
取付用開口240と対応する取付用開口330が開設さ
れている。すなわち、第2の基板300の所定位置に第
1の基板200を重ねると、両取付用開口240、33
0が重なり合い、連結手段としてのネジ810によって
第2の基板300に第1の基板200を着脱自在に取り
付けることが可能となるのである。
【0026】このようにして第1の基板200を第2の
基板300に取り付けると、第1の基板200の裏面側
にバンプ222として形成されている第1の配線パター
ン220の端部が、第2の基板300の表面側にランド
部として形成されている第2の配線パターン320の一
端321に接続されるのである。
【0027】この第2の基板300には、前記付用開口
330以外に、プローブ支持部材400を取り付けるた
めの貫通した取付用開口340も開設されている。プロ
ーブ支持部材400は、プローブ100の配置に対応し
た貫通孔411が開設された案内板410と、この案内
板410を第2の基板300の裏面側に取り付けるため
のスペーサ420とを有している。
【0028】前記スペーサ420には、前記取付用開口
340に対応した取付用開口421が開設されている。
この両取付用開口340、421に連結手段としてのネ
ジ820を螺合することによって第2の基板300にプ
ローブ支持部材400を取り付けるのである。
【0029】次に、上述したような構成の縦型プローブ
カードによる半導体集積回路600の電気的諸特性の測
定について説明する。この縦型プローブカードは、測定
すべき半導体集積回路600が多数個形成されたウエハ
600Aを真空吸着する昇降台700の真上に設けられ
ている。この昇降台700にウエハ600Aを真空吸着
させて初期位置から上昇させる。プローブ100の接触
部110が半導体集積回路600の電極610に接触し
てからも昇降台700を若干上昇させる(オーバードラ
イブと称する)。すると、プローブ100に対して上下
方向の力が加わり、プローブ100の座屈部120が図
2に示すように座屈する。この座屈によってプローブ1
00と電極610との間では、所定の接触圧が確保され
ることになる。プローブ100の接触部110は、電極
610に対して垂直方向から接触するので、オーバード
ライブを加えても接触部110が電極610の上を滑る
ことがなく、確実な接触を得ることができる。
【0030】半導体集積回路600の電気的諸特性の測
定が完了したならば、昇降台700を下降させて初期位
置に戻し、次の新たなウエハ600Aを昇降台700に
真空吸着させる。
【0031】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係る縦型プローブカードにおけるプローブ100
の交換作業について説明する。まず、交換すべきプロー
ブ100と第1の配線パターン220とを接続する半田
250を除去する。これで、交換すべきプローブ100
が、第1の基板200と物理的に分離されたことにな
る。交換すべきプローブ100を第1の基板200から
上方向に引き抜く。これで、交換すべきプローブ100
が縦型プローブカードから完全に取り外されたことにな
る。
【0032】新たなプローブ100を縦型プローブカー
ドに取り付ける。まず、接触部110を先にして第1の
基板200の貫通孔210にプローブ100を上方向か
ら挿入する。この際、接触部110は、案内板410の
所定の貫通孔411に挿入することは勿論である。新た
なプローブ100の接触部110の高さ位置を、他のプ
ローブ100の接触部110と揃えた上で、接続部13
0と第1の配線パターン220のランド部221とを半
田250で接続する。
【0033】所定期間の使用により、数多くのプローブ
100を交換しなければならなくなったならば、第1の
基板200と一緒にすべてのプローブ100を交換する
ことも可能である。この場合には、図3に示すように、
ネジ810を取り外すことによって第1の基板200を
第2の基板300から取り外し、すべてのプローブ10
0が新しい新たな第1の基板200を第2の基板300
に取り付けるのである。これにより、すべてのプローブ
100が第1の配線パターン220及び第2の配線パタ
ーン320を介して図外のテスターに電気的に接続され
たことになる。
【0034】次に、第2の実施の形態に係る縦型プロー
ブカードについて図5及び図6を参照しつつ説明する。
この第2の実施の形態に係る縦型プローブカードが第1
の実施の形態に係るものと相違する点は、第2の基板2
00にある。すなわち、第1の実施の形態に係る縦型プ
ローブカードにおける第2の基板200には、すべての
プローブ100が貫通する1つのプローブ貫通部310
が設けられていたのに対し、第2の実施の形態に係る縦
型プローブカードでは、1本のプローブ100に対して
1つのプローブ貫通部310が設けられている点で相違
し、その他の点は共通する。
【0035】この第2の実施の形態に係る縦型プローブ
カードにおけるプローブ貫通部310は、半導体集積回
路600の電極610の配置に対応している。すなわ
ち、このプローブ貫通部310は、第1の基板200の
貫通孔210及び案内板410の貫通孔411と上下方
向において一致するように設定されているのである。
【0036】また、第2の基板300の厚さ寸法等は、
縦型プローブカードに取り付けられたプローブ100の
座屈部120が、必ずプローブ貫通部310の内部に位
置するように設定されている。
【0037】かかる縦型プローブカードによると、図6
に示すように、プローブ100の接触部110を電極6
10に接触させて座屈部120を座屈させたとしても、
座屈部120は独立したプローブ貫通部310にあるの
で、隣接するプローブ100との接触を確実に回避する
ことができる。従って、より高密度にプローブ100を
配置することができるようになる。
【0038】プローブ100の交換作業は、上述した第
1の実施の形態に係る縦型プローブカードと略同等であ
る。すなわち、交換すべきプローブ100と第1の配線
パターン220とを接続する半田250を除去した後、
交換すべきプローブ100を第1の基板200から上方
向に引き抜いて縦型プローブカードから完全に取り外
す。
【0039】新たなプローブ100を縦型プローブカー
ドに取り付けるには、新たなプローブ100を接触部1
10を先にして第1の基板200の貫通孔210に上方
向から挿入する。この際、接触部110は、第2の基板
300の貫通孔310をも通過させるとともに、案内板
410の所定の貫通孔411に挿入することは勿論であ
る。新たなプローブ100の接触部110の高さ位置
を、他のプローブ100の接触部110と揃えた上で、
接続部130と第1の配線パターン220のランド部2
21とを半田250で接続する。
【0040】所定期間の使用により、数多くのプローブ
100を交換しなければならなくなったならば、第1の
基板200と一緒にすべてのプローブ100を交換する
ことも可能である。この場合には、ネジ810を取り外
すことによって第1の基板200を第2の基板300か
ら取り外し、すべてのプローブ100が新しい新たな第
1の基板200を第2の基板300に取り付けるのであ
る。
【0041】この第2の実施の形態に係る縦型プローブ
カードでは、第2の基板300のプローブ貫通部310
が、第1の基板200の貫通孔210にさらに加わるこ
とになるので、新たなプローブ100を貫通孔210に
挿入する際に、先端の接触部110の貫通孔411への
挿入が容易になるという第1の実施の形態に係る縦型プ
ローブカードにはない特有の効果がある。この第2の実
施の形態に係る縦型プローブカードでも、プローブ10
0の交換が容易であるとう効果があることは勿論であ
る。
【0042】本発明の第3の実施の形態に係る縦型プロ
ーブカードは、図7に示すように、プローブ100の座
屈部120が第1の基板200の貫通孔210の内部に
位置している。また、本発明の第4の実施の形態に係る
縦型プローブカードは、図8に示すように、プローブ1
00の座屈部120が、第2の基板300のプローブ貫
通部310と第1の基板200の貫通孔210との内部
に位置している。
【0043】このように、第1の基板200の貫通孔2
10と、第2の基板300のプローブ貫通部310とは
連通しており、かつ隣接するものとは独立しているの
で、そのいずれかにプローブ100の座屈部120が位
置するようにすれば、隣接するプローブ100との接触
を未然に防止することができる。そして、座屈部120
は、貫通孔210、プローブ貫通部310又は貫通孔2
10及びプローブ貫通部310のいずれかに位置するよ
うな大きさに自由に設定できるので、プローブ100と
電極610の接触圧を座屈部120の大きさによって適
宜変更することが可能となる。
【0044】また、これらの第3及び第4の実施の形態
に係る縦型プローブカードも、プローブ100の交換が
容易であるという効果は、第1及び第2の実施の形態に
係る縦型プローブカードとなんら変わることがないのは
勿論である。
【0045】なお、上述した4つの実施の形態では、プ
ローブ支持部材400の案内板410は1枚であるとし
たが、本発明がこれに限定されるわけではない。従来の
技術の欄において説明したように2枚、またはそれ以上
の案内板を有していてもよい。より多くの案内板が設け
られることによって、プローブ100の接触部110の
位置のずれのおそれが減少する。
【0046】
【発明の効果】請求項1に係る縦型プローブカードは、
先端の接触部が半導体集積回路の電極に接触すると座屈
する座屈部を有する複数本のプローブと、このプローブ
が接続される第1の配線パターンが設けられた第1の基
板と、この第1の基板が着脱可能に取り付けられ、前記
第1の配線パターンと接続される第2の配線パターンが
設けられた第2の基板と、この第2の基板に取り付けら
れ、前記プローブの先端の接触部を支持するプローブ支
持部材とを備えており、前記プローブは、前記接触部と
座屈部とが一直線状に形成されており、第1の基板には
プローブが挿入される貫通孔が開設され、かつ前記第2
の基板には第1の基板が取り付けられた状態でプローブ
を貫通させるプローブ貫通部が形成されている。
【0047】プローブは接触部と座屈部とが一直線状に
形成されているので、第1の基板に形成された第1の配
線パターンとプローブとの接続を解くことによって、容
易にプローブを第1の基板から引き抜くことができる。
また、新たなプローブを第1の基板に取り付ける作業も
容易に行うことができる。
【0048】また、複数のプローブの交換が必要になっ
た場合は、交換が必要になったプローブを交換すること
ができるし、すべてのプローブを第1の基板ごと交換す
ることも可能となる。従って、交換が必要となったプロ
ーブに合わせたプローブの合理的な交換が可能となる。
【0049】一方、請求項2に係る縦型プローブカード
におけるプローブ貫通部は、すべてのプローブを貫通さ
せることができる1つのものである。従って、第1の基
板を交換することによって複数種類の半導体集積回路、
すなわち電極の配置パターンが異なる複数種類の半導体
集積回路の電気的諸特性の測定が可能となる。
【0050】さらに、請求項3に係る縦型プローブカー
ドでは、前記プローブ貫通部は複数あり、それぞれが第
1の基板の貫通孔と連通しており、前記プローブの座屈
部はプローブ貫通部、前記貫通孔又はプローブ貫通部と
貫通孔とのいずれかの内部に位置するように構成されて
いる。
【0051】このため、プローブの接触部が半導体集積
回路の電極に接触して座屈しても、座屈する部分、すな
わち座屈部はそれぞれ独立したプローブ貫通部、貫通孔
又はプローブ貫通部と貫通孔とのいずれかに位置するの
で、隣接する他のプローブの座屈部と接触することがな
く、より高密度にプローブを配置することができるよう
になる。
【0052】また、座屈部は、貫通孔、プローブ貫通部
又は貫通孔及びプローブ貫通部のいずれかに位置するよ
うな大きさに自由に設定できるので、プローブと電極の
接触圧を座屈部の大きさによって適宜変更することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る縦型プローブ
カードの概略的断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る縦型プローブ
カードの使用状態の概略的断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る縦型プローブ
カードにおけるプローブの交換作業を示す概略的断面図
である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る縦型プローブ
カードの要部の概略的一部破断斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る縦型プローブ
カードの概略的断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る縦型プローブ
カードの使用状態の概略的断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る縦型プローブ
カードの要部の概略的断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る縦型プローブ
カードの要部の概略的断面図である。
【図9】従来のこの種の縦型プローブカードの概略的断
面図である。
【図10】従来のこの種の縦型プローブカードの要部の
概略的断面図である。
【符号の説明】
100 プローブ 110 接触部 120 座屈部 200 第1の基板 210 貫通孔 220 第1の配線パターン 300 第2の基板 310 プローブ貫通部 320 第2の配線パターン 400 プローブ支持部材 600 半導体集積回路 610 電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端の接触部が半導体集積回路の電極に
    接触すると座屈する座屈部を有する複数本のプローブ
    と、このプローブが挿入される複数の貫通孔が開設され
    るとともに、このプローブの接続部が接続される第1の
    配線パターンが設けられた第1の基板と、この第1の基
    板が着脱可能に取り付けられ、前記第1の配線パターン
    と接続される第2の配線パターンが設けられた第2の基
    板と、この第2の基板に取り付けられ、前記プローブの
    先端の接触部を支持するプローブ支持部材とを具備して
    おり、前記プローブは、前記接触部と座屈部とが一直線
    状に形成されており、第1の基板にはプローブが挿入さ
    れる貫通孔が開設され、かつ前記第2の基板には第1の
    基板が取り付けられた状態でプローブを貫通させるプロ
    ーブ貫通部が形成されていることを特徴とする縦型プロ
    ーブカード。
  2. 【請求項2】 前記プローブ貫通部は、すべてのプロー
    ブを貫通させることができる1つのものであることを特
    徴とする請求項1記載の縦型プローブカード。
  3. 【請求項3】 前記プローブ貫通部は複数あり、それぞ
    れが第1の基板の貫通孔と連通しており、前記プローブ
    の座屈部はプローブ貫通部、前記貫通孔又はプローブ貫
    通部と貫通孔とのいずれかの内部に位置することを特徴
    とする請求項1記載の縦型プローブカード。
JP8071512A 1996-02-13 1996-02-29 縦型プローブカード Pending JPH09236619A (ja)

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KR1019960069206A KR100212169B1 (ko) 1996-02-13 1996-12-20 프로브, 프로브의 제조, 그리고 프로브를 사용한 수직동작형 프로브 카드 어셈블리
US08/773,252 US6294922B1 (en) 1996-02-13 1996-12-23 Probe for testing a semiconductor integrated circuit
TW085116275A TW332863B (en) 1996-02-13 1996-12-30 Probe
SG1997000018A SG71690A1 (en) 1996-02-13 1997-01-07 Probe manufacture of same and vertically operative type probe card assembly employing same
EP97300909A EP0790502A3 (en) 1996-02-13 1997-02-12 Probe, manufacture of same, and vertically operative type probe card assembly employing same
CA002197373A CA2197373A1 (en) 1996-02-13 1997-02-12 Probe, manufacture of same, and vertically operative type probe card assembly employing same
CN97101852A CN1129797C (zh) 1996-02-13 1997-02-13 使用探针的立式探针卡组件
US09/148,147 US6300783B1 (en) 1996-02-13 1998-09-04 Probe, manufacture of same, and vertically operative type probe card assembly employing same

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6812723B2 (en) 2000-10-24 2004-11-02 Nec Electronics Corporation Probe pin for a probe card
JP2006330006A (ja) * 2006-09-04 2006-12-07 Hioki Ee Corp コンタクトプローブ装置および回路基板検査装置
JP2009008585A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Koyo Technos:Kk 検査冶具および検査装置
JP2018503805A (ja) * 2014-12-04 2018-02-08 テクノプローベ エス.ピー.エー. 垂直プローブを含むテストヘッド

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