JPH0923658A - Pwmインバータの出力電流検出方法 - Google Patents
Pwmインバータの出力電流検出方法Info
- Publication number
- JPH0923658A JPH0923658A JP7167318A JP16731895A JPH0923658A JP H0923658 A JPH0923658 A JP H0923658A JP 7167318 A JP7167318 A JP 7167318A JP 16731895 A JP16731895 A JP 16731895A JP H0923658 A JPH0923658 A JP H0923658A
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- JP
- Japan
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- pwm inverter
- current
- output current
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- output
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- Pending
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】PWMインバータの出力電流の検出値を求める
際にスイッチングノイズの影響を除去し、検出遅れも改
善する。 【構成】所定の周期(T)毎に、この周期(T)より十
分短い時間間隔(t S )で複数回のサンプリングをし、
得られたサンプル値それぞれの平均値を求め、この平均
値をPWMインバータの出力電流の検出値とする。
際にスイッチングノイズの影響を除去し、検出遅れも改
善する。 【構成】所定の周期(T)毎に、この周期(T)より十
分短い時間間隔(t S )で複数回のサンプリングをし、
得られたサンプル値それぞれの平均値を求め、この平均
値をPWMインバータの出力電流の検出値とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PWMインバータか
ら負荷に流れる電流を検出するPWMインバータの出力
電流検出方法に関する。
ら負荷に流れる電流を検出するPWMインバータの出力
電流検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のPWMインバータの出力
電流検出方法について、図2に示す電動機を駆動するP
WMインバータを例にとって、以下に説明する。図2に
おいて、直流電源1の直流電圧を電力用半導体スイッチ
素子などからなるPWMインバータ2により所望周波
数,電圧の交流に変換し、電動機3に供給する構成であ
る。
電流検出方法について、図2に示す電動機を駆動するP
WMインバータを例にとって、以下に説明する。図2に
おいて、直流電源1の直流電圧を電力用半導体スイッチ
素子などからなるPWMインバータ2により所望周波
数,電圧の交流に変換し、電動機3に供給する構成であ
る。
【0003】電動機3の速度制御は、電動機3の軸に直
結された、例えばパルスエンコーダなどの速度検出器4
の出力を制御回路6に入力することにより行われ、この
際に必要な電動機3の電流制御は、PWMインバータ2
の出力電流を検出する、例えばホール素子を使用した電
流検出器5の出力を制御回路6に入力することにより行
われる。
結された、例えばパルスエンコーダなどの速度検出器4
の出力を制御回路6に入力することにより行われ、この
際に必要な電動機3の電流制御は、PWMインバータ2
の出力電流を検出する、例えばホール素子を使用した電
流検出器5の出力を制御回路6に入力することにより行
われる。
【0004】上述の電動機3の電流制御のために、電流
検出器5の出力を一定周期毎に1回のサンプリングを
し、式(1)に基づく演算を行って検出値としていた。
検出器5の出力を一定周期毎に1回のサンプリングを
し、式(1)に基づく演算を行って検出値としていた。
【0005】
【数1】 演算今回値(電流検出値) =演算前回値+(今回のサンプル値−演算前回値)/N …(1) ここでNは、前記サンプリングの周期(T)と検出フィ
ルタの時定数(τ)とにより決まる定数であり、式
(2)の関係がある。
ルタの時定数(τ)とにより決まる定数であり、式
(2)の関係がある。
【0006】
【数2】N=τ/T …(2) 前記式(1)の演算は、制御回路6で行われ、制御回路
5からPWM制御されたゲート信号がPWMインバータ
2に与えられる。また、前記検出フィルタはPWMイン
バータ2の出力が正弦波状にパルス幅変調(PWM)さ
れた波形のため、PWMインバータ2の電力用半導体ス
イッチ素子がオン・オフする際に発生するスイッチング
ノイズの影響を僅かにするために設けられている。
5からPWM制御されたゲート信号がPWMインバータ
2に与えられる。また、前記検出フィルタはPWMイン
バータ2の出力が正弦波状にパルス幅変調(PWM)さ
れた波形のため、PWMインバータ2の電力用半導体ス
イッチ素子がオン・オフする際に発生するスイッチング
ノイズの影響を僅かにするために設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のPWMインバー
タの出力電流検出方法によると、前述の検出フィルタを
必要とし、このために電流検出値に検出遅れが生じ、電
動機の前記電流制御をする電流制御系の応答を速くでき
ず、電動機のトルク外乱に対する応答や電動機の前記速
度制御をする速度制御系の応答速度を阻害する要因とな
っていた。
タの出力電流検出方法によると、前述の検出フィルタを
必要とし、このために電流検出値に検出遅れが生じ、電
動機の前記電流制御をする電流制御系の応答を速くでき
ず、電動機のトルク外乱に対する応答や電動機の前記速
度制御をする速度制御系の応答速度を阻害する要因とな
っていた。
【0008】この発明の目的は、上記問題点を解決する
PWMインバータの出力電流検出方法を提供することに
ある。
PWMインバータの出力電流検出方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、PWMイン
バータから負荷に流れる電流を検出するPWMインバー
タの出力電流検出方法において、前記電流を検出する電
流検出器の出力を所定の周期毎に予め定めた時間間隔で
複数回のサンプリングをし、該複数回それぞれのサンプ
ル値に基づいた平均値を演算し、この演算した平均値を
前記PWMインバータから負荷に流れる電流の検出値と
するようにする。
バータから負荷に流れる電流を検出するPWMインバー
タの出力電流検出方法において、前記電流を検出する電
流検出器の出力を所定の周期毎に予め定めた時間間隔で
複数回のサンプリングをし、該複数回それぞれのサンプ
ル値に基づいた平均値を演算し、この演算した平均値を
前記PWMインバータから負荷に流れる電流の検出値と
するようにする。
【0010】
【作用】電流検出器の出力を所定の周期毎に予め定めた
時間間隔で複数回のサンプリングをし、該複数回それぞ
れのサンプル値に基づいた平均値を演算し、この演算し
た平均値をPWMインバータから負荷に流れる電流の検
出値とすることにより、先述のスイッチングノイズの影
響は僅かとなり、検出遅れも僅かである。
時間間隔で複数回のサンプリングをし、該複数回それぞ
れのサンプル値に基づいた平均値を演算し、この演算し
た平均値をPWMインバータから負荷に流れる電流の検
出値とすることにより、先述のスイッチングノイズの影
響は僅かとなり、検出遅れも僅かである。
【0011】
【実施例】図1は、この発明のPWMインバータの出力
電流検出方法を説明する動作説明図である。図1におい
て、正弦波状の信号波を三角波のキャリア信号でPWM
制御すると(図1(イ))、図1(ロ)に示すようなス
イッチングタイミングでPWMインバータがスイッチ動
作をし、その結果、出力電流には図2(ハ)の破線のよ
うにスイッチングノイズが重畳した状態を示す。
電流検出方法を説明する動作説明図である。図1におい
て、正弦波状の信号波を三角波のキャリア信号でPWM
制御すると(図1(イ))、図1(ロ)に示すようなス
イッチングタイミングでPWMインバータがスイッチ動
作をし、その結果、出力電流には図2(ハ)の破線のよ
うにスイッチングノイズが重畳した状態を示す。
【0012】図1(ハ)の電流波形を、図1(ニ)に示
す一定周期(T)で、この周期(T)より十分短い時間
間隔(tS )で3回ずつサンプリングをすると、このサ
ンプル値は図1(ホ)に示すようになる。図1(ホ)の
↓印のタイミングではスイッチングノイズを重畳した値
がサンプル値となっている。図1(ヘ)に示すPWMイ
ンバータの出力電流の検出値は、3回のサンプル値をそ
れぞれS1 ,S2 ,S3 とすると式(3)で示される。
す一定周期(T)で、この周期(T)より十分短い時間
間隔(tS )で3回ずつサンプリングをすると、このサ
ンプル値は図1(ホ)に示すようになる。図1(ホ)の
↓印のタイミングではスイッチングノイズを重畳した値
がサンプル値となっている。図1(ヘ)に示すPWMイ
ンバータの出力電流の検出値は、3回のサンプル値をそ
れぞれS1 ,S2 ,S3 とすると式(3)で示される。
【0013】
【数3】 電流検出値=(S1 +S2 +S3 )/3 …(3) 上記実施例の説明において、サンプリング回数は3とし
たが、できるだけ多くの回数を行うのが前述のスイッチ
ングノイズの影響を抑制するのに好適であるが、その結
果、検出遅れが増大するので、T=500μs程度と
し、10×tS ≦Tとし、サンプリング回数も2〜3回
とするのが実用的である。
たが、できるだけ多くの回数を行うのが前述のスイッチ
ングノイズの影響を抑制するのに好適であるが、その結
果、検出遅れが増大するので、T=500μs程度と
し、10×tS ≦Tとし、サンプリング回数も2〜3回
とするのが実用的である。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、電流検出器の出力を
所定の周期、例えば500μs毎に予め定めた複数回の
サンプリングを50μs間隔で行い、該複数回それぞれ
のサンプル値に基づいた平均値を演算し、この演算した
平均値をPWMインバータから負荷に流れる電流の検出
値とすることにより、先述のスイッチングノイズの影響
は僅かとなり、検出遅れも僅かとなるので、サーボモー
タの制御に好適である。
所定の周期、例えば500μs毎に予め定めた複数回の
サンプリングを50μs間隔で行い、該複数回それぞれ
のサンプル値に基づいた平均値を演算し、この演算した
平均値をPWMインバータから負荷に流れる電流の検出
値とすることにより、先述のスイッチングノイズの影響
は僅かとなり、検出遅れも僅かとなるので、サーボモー
タの制御に好適である。
【図1】この発明の実施例を説明する動作説明図
【図2】一般的な電動機の制御装置の構成図
1 直流電源 2 PWMインバータ 3 電動機 4 速度検出器 5 電流検出器 6 制御回路 T サンプリングの周期 tS サンプリングの時間間隔
Claims (1)
- 【請求項1】PWMインバータから負荷に流れる電流を
検出するPWMインバータの出力電流検出方法におい
て、 前記電流を検出する電流検出器の出力を所定の周期毎に
予め定めた時間間隔で複数回のサンプリングをし、該複
数回それぞれのサンプル値に基づいた平均値を演算し、
この演算した平均値を前記PWMインバータから負荷に
流れる電流の検出値とすることを特徴とするPWMイン
バータの出力電流検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7167318A JPH0923658A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | Pwmインバータの出力電流検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7167318A JPH0923658A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | Pwmインバータの出力電流検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0923658A true JPH0923658A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15847533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7167318A Pending JPH0923658A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | Pwmインバータの出力電流検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0923658A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077513A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Meidensha Corp | 電圧型pwmインバータ装置の出力電流検出方法 |
JP2010148158A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Meidensha Corp | Pwmインバータの出力電流検出方法 |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP7167318A patent/JPH0923658A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077513A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Meidensha Corp | 電圧型pwmインバータ装置の出力電流検出方法 |
JP2010148158A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Meidensha Corp | Pwmインバータの出力電流検出方法 |
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