JPH09236537A - 表面スベリ性測定方法及び装置 - Google Patents
表面スベリ性測定方法及び装置Info
- Publication number
- JPH09236537A JPH09236537A JP7123096A JP7123096A JPH09236537A JP H09236537 A JPH09236537 A JP H09236537A JP 7123096 A JP7123096 A JP 7123096A JP 7123096 A JP7123096 A JP 7123096A JP H09236537 A JPH09236537 A JP H09236537A
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- Japan
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- angle
- plate
- measuring
- weight
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- Pending
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 資料表面のスベリ性を測定する際に、誤差を
少なくし、資料表面のスベリ性を角度で読み取ることを
可能にする。 【構成】 土台との角度が変えられる様に土台に取りつ
けられた資料載置板にスベリ性を測定する資料を上方に
して載せ、資料の上に板状オモリを載せ、資料載置板を
傾斜させ、板状オモリが動き出したときの角度を測定す
る。
少なくし、資料表面のスベリ性を角度で読み取ることを
可能にする。 【構成】 土台との角度が変えられる様に土台に取りつ
けられた資料載置板にスベリ性を測定する資料を上方に
して載せ、資料の上に板状オモリを載せ、資料載置板を
傾斜させ、板状オモリが動き出したときの角度を測定す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は表面スベリ性の測定方法
及び装置に関するものであり、特に写真感光材料の表面
スベリ性の測定に適した、測定方法と装置に関するもの
である。
及び装置に関するものであり、特に写真感光材料の表面
スベリ性の測定に適した、測定方法と装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】写真感光材料は、通常、紙又はフイルム
支持体の上に、下引層、乳剤層、保護層、バック層が、
それぞれ単層又は複数の層として塗布されている。写真
感光材料は、シート又はロール状で使用される。シート
又はロールのいずれであっても、スベリ性が要求され
る。特に、シートの場合は、何枚、何十枚に重ねられ、
それを一枚づずつ使用するので、シートの表面にはある
程度のスベリ性が要求される。この表面スベリ性を測定
する方法として、資料の表面の上に載せたオモリの抵抗
力を荷重変換器にて電圧に変えて測定する方法がある。
しかし、この方法は、資料の表面の塵、埃などの影響や
電気的なノイズからくる誤差が大きく、かつ、装置自体
大きいため、使い難いという欠点があった。
支持体の上に、下引層、乳剤層、保護層、バック層が、
それぞれ単層又は複数の層として塗布されている。写真
感光材料は、シート又はロール状で使用される。シート
又はロールのいずれであっても、スベリ性が要求され
る。特に、シートの場合は、何枚、何十枚に重ねられ、
それを一枚づずつ使用するので、シートの表面にはある
程度のスベリ性が要求される。この表面スベリ性を測定
する方法として、資料の表面の上に載せたオモリの抵抗
力を荷重変換器にて電圧に変えて測定する方法がある。
しかし、この方法は、資料の表面の塵、埃などの影響や
電気的なノイズからくる誤差が大きく、かつ、装置自体
大きいため、使い難いという欠点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、写真
感光材料の表面のスベリ性を測定するとき際に誤差を少
なくし、表面のスベリ性を角度で読み取る方法及び装置
を提供することにある。
感光材料の表面のスベリ性を測定するとき際に誤差を少
なくし、表面のスベリ性を角度で読み取る方法及び装置
を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、土台、
土台との角度が変えられる様に土台に取りつけられた資
料載置板、板状オモリ及び土台と資料載置板との角度測
定器を有することを特徴とする表面スベリ性測定装置、
及びこの装置を使用した測定方法により達成することが
できた。
土台との角度が変えられる様に土台に取りつけられた資
料載置板、板状オモリ及び土台と資料載置板との角度測
定器を有することを特徴とする表面スベリ性測定装置、
及びこの装置を使用した測定方法により達成することが
できた。
【０００５】本発明に用いる資料載置板の素材として
は、鉄、木、プラスチック等を使用することができる。
好ましくは、重量、加工のし易さ等からプラスチックが
適している。資料載置板の厚さは、オモリを載せても平
滑さを保つ程度の厚さ、すなわち、２〜５ｍｍが適して
いる。本発明に用いる土台の素材としては、鉄、木、プ
ラスチック等を使用することができる。本発明に用いる
板状オモリとしては、鉄、ステンレス、ゴム等の素材
が、表面のスベリ性を調べる上で適している。好ましく
は、腐食等を考慮するとステンレスが適している。
は、鉄、木、プラスチック等を使用することができる。
好ましくは、重量、加工のし易さ等からプラスチックが
適している。資料載置板の厚さは、オモリを載せても平
滑さを保つ程度の厚さ、すなわち、２〜５ｍｍが適して
いる。本発明に用いる土台の素材としては、鉄、木、プ
ラスチック等を使用することができる。本発明に用いる
板状オモリとしては、鉄、ステンレス、ゴム等の素材
が、表面のスベリ性を調べる上で適している。好ましく
は、腐食等を考慮するとステンレスが適している。
【０００６】本発明では、板状オモリの接触面とスベリ
性を調べる資料の表面が接触する面積としては、６〜２
０ｃｍ2が適している。板状オモリの厚さは、操作上２
〜５ｍｍが適している。又、板状オモリの重量は５〜５
０ｇが適している。本発明に用いる板状オモリのスベリ
性を調べる接触面は、精度を上げるために研磨してもよ
い。本発明に用いる資料載置板を傾かせる方法としては
手で傾かせてもよいが、精度を上げるために資料載置板
と連動する歯車を用いてもよい。角度測定器としては、
分度器を使用することができる。又、傾斜計を使用し
て、資料載置板の角度を測定してもよい。表面のスベリ
性を測定する資料としては、写真感光材料、例えば、写
真印画紙、写真フイルムを挙げることができるが、普通
紙、プラスチックフイルム等も使用することができる。
性を調べる資料の表面が接触する面積としては、６〜２
０ｃｍ2が適している。板状オモリの厚さは、操作上２
〜５ｍｍが適している。又、板状オモリの重量は５〜５
０ｇが適している。本発明に用いる板状オモリのスベリ
性を調べる接触面は、精度を上げるために研磨してもよ
い。本発明に用いる資料載置板を傾かせる方法としては
手で傾かせてもよいが、精度を上げるために資料載置板
と連動する歯車を用いてもよい。角度測定器としては、
分度器を使用することができる。又、傾斜計を使用し
て、資料載置板の角度を測定してもよい。表面のスベリ
性を測定する資料としては、写真感光材料、例えば、写
真印画紙、写真フイルムを挙げることができるが、普通
紙、プラスチックフイルム等も使用することができる。
【０００７】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する。 実施例１ 図１は、本発明の表面スベリ性測定装置の測定中の断面
図である。始め、土台５と接触している資料載置板４の
上に、スベリ性を調べる面を上方にした資料３を置き、
その上に板状オモリ２を置く。手で資料載置板４を持ち
上げ、板状オモリ２が滑り出すときの資料載置板４と土
台５の角度を分度器１で読み取る。又は、傾斜計で角度
を測定してもよい。このようにして、資料３のスベリ性
を測定することができる。
図である。始め、土台５と接触している資料載置板４の
上に、スベリ性を調べる面を上方にした資料３を置き、
その上に板状オモリ２を置く。手で資料載置板４を持ち
上げ、板状オモリ２が滑り出すときの資料載置板４と土
台５の角度を分度器１で読み取る。又は、傾斜計で角度
を測定してもよい。このようにして、資料３のスベリ性
を測定することができる。
【０００８】実施例２ 図２は、本発明の別の態様の表面スベリ性測定装置の測
定中の断面図である。始め、水平状態の歯車６の付いた
資料載置板４上にスベリ性を調べる面を上方にして資料
３を置き、その上に板状オモリ２を置く。歯車７の付い
た資料載置板４と連動するハンドルの付いた歯車９をま
わし、力が歯車８、７と伝わり、資料載置板４が傾いて
ゆき、板状オモリ２の滑り出すときの角度を分度器１で
読み取る。又は、傾斜計で角度を測定してもよい。この
ようにして、資料のスベリ性を測定することができる。
定中の断面図である。始め、水平状態の歯車６の付いた
資料載置板４上にスベリ性を調べる面を上方にして資料
３を置き、その上に板状オモリ２を置く。歯車７の付い
た資料載置板４と連動するハンドルの付いた歯車９をま
わし、力が歯車８、７と伝わり、資料載置板４が傾いて
ゆき、板状オモリ２の滑り出すときの角度を分度器１で
読み取る。又は、傾斜計で角度を測定してもよい。この
ようにして、資料のスベリ性を測定することができる。
【０００９】実施例３ 下引層を有する樹脂被覆紙上に、次のハロゲン化銀乳剤
層とトップ保護層を多層同時塗布して写真印画紙１を作
成した。 乳剤層 ゼラチン １．０ｇ／ｍ2 ハロゲン化銀 銀換算で０．５ｇ／ｍ2 トップ保護層 ゼラチン ０．８ｇ／ｍ2 ジオクチルスルホネート・ナトリウム塩 ２２ｍｇ／ｍ2 サポニン ５ｍｇ／ｍ2 平均粒子径４μｍのマット剤 １０ｍｇ／ｍ2 マット剤を含まない以外は写真印画紙１と同様にして写
真印画紙２を作成した。写真印画紙１と２を、温度２５
°Ｃ、相対湿度４０％の雰囲気中で、図２のスベリ性測
定装置を用いて、オモリが滑り出すときの角度をそれぞ
れ５回測定した。結果を表１に示す。
層とトップ保護層を多層同時塗布して写真印画紙１を作
成した。 乳剤層 ゼラチン １．０ｇ／ｍ2 ハロゲン化銀 銀換算で０．５ｇ／ｍ2 トップ保護層 ゼラチン ０．８ｇ／ｍ2 ジオクチルスルホネート・ナトリウム塩 ２２ｍｇ／ｍ2 サポニン ５ｍｇ／ｍ2 平均粒子径４μｍのマット剤 １０ｍｇ／ｍ2 マット剤を含まない以外は写真印画紙１と同様にして写
真印画紙２を作成した。写真印画紙１と２を、温度２５
°Ｃ、相対湿度４０％の雰囲気中で、図２のスベリ性測
定装置を用いて、オモリが滑り出すときの角度をそれぞ
れ５回測定した。結果を表１に示す。
【００１０】
【表１】
【００１１】表１の結果から、本発明の表面スベリ性測
定装置を使用することにより、写真印画紙１の方が、写
真印画紙２よりもスベリ性が良好であることを、容易に
判別することができる。
定装置を使用することにより、写真印画紙１の方が、写
真印画紙２よりもスベリ性が良好であることを、容易に
判別することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明により、スベリ性を角度に変換し
て読み取ることができ、誤差も生じにくく、装置の縮小
をすることが可能になった。
て読み取ることができ、誤差も生じにくく、装置の縮小
をすることが可能になった。
【図１】本発明の表面スベリ性測定装置の測定中の断面
図である。
図である。
【図２】本発明の別の態様の表面スベリ性測定装置の測
定中の断面図である。
定中の断面図である。
１ 分度器 ２ 板状オモリ ３ 資料 ４ 資料載置板 ５ 土台 ６ 蝶番 ７ 資料載置板と連動する歯車 ８ 歯車 ９ ハンドルの付いた歯車
Claims (3)
- 【請求項１】 土台、土台との角度が変えられる様に土
台に取りつけられた資料載置板、板状オモリ、及び土台
と資料載置板との角度測定器を有することを特徴とする
表面スベリ性測定装置。 - 【請求項２】 土台との角度が変えられる様に土台に取
りつけられた資料載置板に資料のスベリ性を測定する面
を上方にして載せ、資料の上に板状オモリを載せ、資料
載置板を傾斜させ、板状オモリが動き出した時の角度を
測定することを特徴とする表面スベリ性測定方法。 - 【請求項３】 資料が写真感光材料であることを特徴と
する請求項２記載の表面スベリ性測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7123096A JPH09236537A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 表面スベリ性測定方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7123096A JPH09236537A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 表面スベリ性測定方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09236537A true JPH09236537A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=13454692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7123096A Pending JPH09236537A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 表面スベリ性測定方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09236537A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103063187A (zh) * | 2012-12-28 | 2013-04-24 | 镇江市丰泰化验制样设备有限公司 | 煤的摩擦角测量装置 |
| CN103307959A (zh) * | 2013-05-17 | 2013-09-18 | 中国科学院武汉岩土力学研究所 | 一种测量岩石节理面滑动摩擦角各向异性的倾斜试验装置 |
| CN103471986A (zh) * | 2013-09-24 | 2013-12-25 | 许昌学院 | 用于岩体结构面基本摩擦角测试的倾斜台试验装置 |
| CN104020102A (zh) * | 2014-06-18 | 2014-09-03 | 河南科技大学 | 测量谷物籽粒表面动摩擦系数的装置及其测量方法 |
| CN104515457A (zh) * | 2014-10-08 | 2015-04-15 | 东华大学 | 一种测试面料表面滑动角的简易装置 |
| GB2589089A (en) * | 2019-11-14 | 2021-05-26 | Surface Control Ltd | A surface testing device |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP7123096A patent/JPH09236537A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103063187A (zh) * | 2012-12-28 | 2013-04-24 | 镇江市丰泰化验制样设备有限公司 | 煤的摩擦角测量装置 |
| CN103307959A (zh) * | 2013-05-17 | 2013-09-18 | 中国科学院武汉岩土力学研究所 | 一种测量岩石节理面滑动摩擦角各向异性的倾斜试验装置 |
| CN103471986A (zh) * | 2013-09-24 | 2013-12-25 | 许昌学院 | 用于岩体结构面基本摩擦角测试的倾斜台试验装置 |
| CN104020102A (zh) * | 2014-06-18 | 2014-09-03 | 河南科技大学 | 测量谷物籽粒表面动摩擦系数的装置及其测量方法 |
| CN104515457A (zh) * | 2014-10-08 | 2015-04-15 | 东华大学 | 一种测试面料表面滑动角的简易装置 |
| GB2589089A (en) * | 2019-11-14 | 2021-05-26 | Surface Control Ltd | A surface testing device |
| GB2589089B (en) * | 2019-11-14 | 2022-05-25 | Surface Control Ltd | A surface testing device |
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