JP2002181644A - ローラ状回転体の摩擦力測定方法及びローラ状回転体の摩擦力測定装置 - Google Patents

ローラ状回転体の摩擦力測定方法及びローラ状回転体の摩擦力測定装置

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Kazumasa Saito
和正 齋藤
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    • G01N19/00Investigating materials by mechanical methods
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラ状回転体の摩擦力測定方法及びローラ
状回転体の摩擦力測定装置に関し、実際の使用状態と同
等の状態における動的摩擦力を精度良く測定する。 【解決手段】 被測定ローラ状回転体1への印加荷重
を、バネやゴム等の弾性体3を用いて被測定ローラ状回
転体1の回転軸と、被測定ローラ状回転体1と搬送媒体
との接触線とを結ぶ方向の押し荷重として印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はローラ状回転体の摩
擦力測定方法及びローラ状回転体の摩擦力測定装置に関
するものであり、例えば、紙葉類を搬送するゴムローラ
やプラスチックローラ等に代表されるローラ状回転体の
動的摩擦力を精度良く測定するための荷重印加機構に特
徴のあるローラ状回転体の摩擦力測定方法及びローラ状
回転体の摩擦力測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりゴムローラやプラスチックロー
ラは、複写機、プリンタ、スキャナ装置、或いは、現金
自動預入・支払装置(ATM)等のOA装置において、
普通紙、感熱紙、紙幣等、或いは、両面印刷された種々
の紙葉類等の搬送媒体を繰り出し・搬送するために広く
使用されている。
【0003】また、OA装置以外にも、プラスチックフ
ィルムや布等を繰り出し・搬送するための機構として、
広く用いられている。
【0004】これらの搬送媒体をゴムローラやプラスチ
ックローラ等のローラにより搬送する場合、ローラと搬
送媒体との間の摩擦力が小さいと、ローラと搬送媒体と
の間にすべりを生じて、搬送媒体の搬送が不可能とな
る。一方、ローラと搬送媒体との間の摩擦力が大きい
と、搬送媒体を傷つける等の不具合を生ずる場合もあ
る。
【0005】したがって、適切なローラの開発或いは性
能の良い媒体搬送装置の製作に際しては、ローラと搬送
媒体との間の摩擦力を適切な値に設定することが必要に
なり、ローラと搬送媒体との間の摩擦力を精度良く測定
することが、開発費低廉化を実現する上で極めて重要と
なっている。なお、この場合の摩擦力とは、ローラが搬
送媒体を搬送する時に、ローラから搬送媒体が受ける搬
送方向の力をいう。
【0006】この場合、ローラ摩擦力の測定は、実際の
装置に搭載されている場合のローラについて測定するの
が最良であるが、ローラは装置内部に搭載される場合が
多いため、この様な実際の搭載状態のままでローラ摩擦
力を測定することが困難な場合が極めて多い。
【0007】そこで、従来におけるローラ摩擦力測定に
おいては、実機とは別個に摩擦力測定装置によりローラ
摩擦力を測定するのが通常であるので、以下において、
図6及び図7を参照して、従来のローラ摩擦力測定方法
を説明する。
【0008】図6参照 図6は、従来のローラ摩擦力測定装置の概略的構成図で
あり、天秤ハカリ状の構成となっており、一端に被測定
ローラ31が装着されるとともに、他端にロードセル3
8に接続した荷重支持体37を介してバランス荷重36
を垂下させる秤量棒34が支点35を介してバランスす
るように構成されている。
【0009】この場合、実機においてゴムローラ等の被
測定ローラ31に印加される荷重を、ローラ支持体32
を介して印加荷重33として印加するものであり、この
ように被測定ローラ31を固定した状態で、搬送媒体3
9を図に示す矢印で示す方向に移動させた時に被測定ロ
ーラ31が受ける水平逆方向の力をロードセル38によ
って測定するものである。なお、ロードセル38はバネ
秤に置き換えても良いものである。
【0010】図7参照 図7は、従来の他のローラ摩擦力測定装置の概略的構成
図であり、ゴムローラ等の被測定ローラ41を搬送媒体
46を介して基台44に当接させるとともに、実機にお
いて被測定ローラ41に印加される荷重を、押圧板42
を介して分銅等の印加荷重43によって印加する。
【0011】この様な構成において、被測定ローラ41
を回転させた時に搬送媒体46が受ける水平逆方向の力
をロードセル45によって測定を行うものである。な
お、この場合もロードセル45はバネ秤に置き換えても
良いものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
ローラ摩擦測定方法においては、いずれの場合において
も、実機に搭載した場合に実情にそぐわないという問題
がある。
【0013】即ち、図6に示した従来のローラ固定方式
においては、実機の場合と異なってローラが固定されて
いるので、実態とかけ離れた状態における測定方法であ
り、測定値を実機に適用した場合には、最適の状態とし
て設定できないという問題がある。
【0014】また、図7に示した従来のローラ回転方式
においては、ローラが回転するという点では実態に沿っ
ているが、荷重の印加の仕方は分銅等の印加荷重43を
押圧板42に載置するだけであるので、被測定ローラ4
1と搬送媒体46との接触が不安定となり、測定精度が
低いという問題がある。
【0015】即ち、被測定ローラ41の回転数が小さい
場合にはあまり問題がないものの、被測定ローラ41を
高速で回転させた場合には、分銅等の印加荷重43が被
測定ローラ41から外れたり、ホッピング現象を起こし
て測定不能となる。
【0016】また、基台44と搬送媒体46との間の摩
擦力を考慮する必要があり、被測定ローラ41と搬送媒
体46との間の摩擦力を精確に評価することが困難であ
るという問題がある。
【0017】したがって、本発明は、実際の使用状態と
同等の状態における動的摩擦力を精度良く測定すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 上述の目的を達成するために、本発明においては、ロー
ラ状回転体の摩擦力測定方法において、被測定ローラ状
回転体1への印加荷重を、バネやゴム等の弾性体3を用
いて被測定ローラ状回転体1の回転軸と、被測定ローラ
状回転体1と搬送媒体との接触線とを結ぶ方向の押し荷
重として印加することを特徴とする。
【0019】この様に、被測定ローラ状回転体1に印加
する荷重を、押し荷重として被測定ローラ状回転体1の
回転軸と、被測定ローラ状回転体1と搬送媒体との接触
線とを結ぶ方向から印加する方法において、荷重印加部
材として弾性体3を用いることにより、安定した荷重を
印加することができるので、高速回転においても印加荷
重がホッピングすることがなくなり、精度の高い測定が
可能になる。
【0020】この場合、被測定ローラ状回転体1に対向
させて自由回転し得るフリーローラ2を設けるととも
に、フリーローラ2を介して押し荷重を被測定ローラ状
回転体1に印加することが望ましい。
【0021】また、本発明は、ローラ状回転体の摩擦力
測定装置としては、被測定ローラ状回転体1、被測定ロ
ーラ状回転体1への印加荷重を、被測定ローラ状回転体
1の回転軸と、被測定ローラ状回転体1と被接触媒体5
との接触線とを結ぶ方向の押し荷重として印加する弾性
体3、被接触媒体5に加わる引張力を測定するロードセ
ル或いはバネ秤等の引張力測定器4とにより構成するこ
とが好適である。
【0022】この場合、引張力測定器4としてロードセ
ルを用いることによって、ロードセルに接続した電子計
算器によって被接触媒体5に加わる引張力を自動測定す
ることが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】ここで、図2及び図3を参照し
て、本発明の第1の実施の形態の摩擦力測定装置を説明
する。 図2及び図3参照 図2は、本発明の第1の実施の形態の摩擦力測定装置の
概略的正面図であり、図3は、その側面図である。この
第1の実施の形態の摩擦力測定装置は、被測定ローラ1
2と、回転自由なフリーローラ13とを対向させて摩擦
力測定装置筐体11に取り付けるとともに、押し荷重印
加用バネ秤15からの押し荷重を押圧板14を介してフ
リーローラ13に印加する。
【0024】この場合の押し荷重は、荷重設定つまみ1
6によって、実機における押し荷重を想定して設定する
ものであり、また、被測定ローラ12の回転速度は、回
転数設定つまみ17によって適宜設定するものである。
この場合、押圧板14の移動方向を案内部材(図示を省
略)に沿って行うことによって、荷重の印加方向を常に
安定にすることができ、且つ、押し荷重印加用バネ秤1
5を用いているので、荷重のホッピング等が生ずること
がない。
【0025】この様に対向配置した被測定ローラ12と
フリーローラ13との接触部に紙葉等の搬送媒体19を
挟んだ状態で被測定ローラ12を回転させた場合に、搬
送媒体19に加わる引張力を摩擦力測定装置筐体11と
一体に設けたタワーに装着した摩擦力測定用バネ秤18
によって測定する。即ち、荷重印加方向と摩擦力測定方
向とは直交するように構成する。
【0026】ここで、搬送媒体として普通紙を用いた場
合における、ウレタンゴムローラ(硬度:48°)及び
シリコーンゴムローラ(硬度:45°)の摩擦力の測定
結果を表1及び表2に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示すように、ゴムローラの材質がウ
レタンゴムの場合には、押し荷重が一定の場合には、摩
擦力はゴムローラの回転数によらず、略一定の値となる
ことが理解される。また、押し荷重が増大すると摩擦力
は大幅に増加するとともに、回転数が多くなると摩擦力
が小さくなる傾向が見られる。なお、摩擦係数は、摩擦
力を押し荷重で除することによって得られ、 摩擦係数=摩擦力(gf)/押し荷重(gf) となる。
【0029】
【表2】
【0030】一方、表2に示すように、ゴムローラの材
質がシリコーンゴムの場合には、押し荷重が一定の場合
に、摩擦力はゴムローラの回転数の増加とともに増加す
る傾向が見られる。また、押し荷重が増大すると摩擦力
は増加し、回転数が増加すると摩擦力は増加する。した
がって、この場合には、ウレタンゴムローラと比較し
て、摩擦力が小さく、また、回転数の増加とともに摩擦
力が低下する傾向は見られない特徴があることが理解さ
れる。
【0031】この様に、本発明の第1の実施の形態にお
いては、被測定ローラに印加される荷重を押し荷重印加
用バネ秤15を用い、押圧板14を案内部材に沿って移
動させることによって行っているので、荷重を常に安定
して印加することができ、それによって精度の良い摩擦
力の測定が可能になる。
【0032】また、上記の表1及び表2に示す結果から
明らかなように、ローラにおける摩擦力の押し荷重依存
性及び回転数依存性は、ローラを構成する材質によって
大きく異なるので、本発明の第1の実施の形態において
は、この様な材質依存性を精確に反映した状態での測定
が可能になる。
【0033】次に、図4を参照して、本発明の第2の実
施の形態の摩擦力測定装置を説明するが、上記の第1の
実施の形態の摩擦力測定装置における押し荷重の印加方
向と引張力測定方向を入れ換えただけで、他の構成は実
質的に同様であるので、側面の図示を省略する。
【0034】図4参照 図4は、本発明の第2の実施の形態の摩擦力測定装置の
概略的正面図であり、被測定ローラ12と、回転自由な
フリーローラ13とを対向させて摩擦力測定装置筐体1
1に取り付けるとともに、摩擦力測定装置筐体11と一
体に設けたタワーに押し荷重印加用バネ秤15を装着
し、この押し荷重印加用バネ秤15からの押し荷重を押
圧板14を介してフリーローラ13に印加する。この場
合も、押圧板14の移動方向を案内部材(図示を省略)
に沿って行うことによって、荷重の印加方向を常に安定
にすることができる。
【0035】この場合の押し荷重も、荷重設定つまみ1
6によって、実機における押し荷重を想定して設定する
ものであり、また、被測定ローラ12の回転速度は、回
転数設定つまみ17によって適宜設定するものである。
【0036】この様に対向配置した被測定ローラ12と
フリーローラ13との接触部に紙葉等の搬送媒体19を
挟んだ状態で被測定ローラ12を回転させた場合に、搬
送媒体19に加わる引張力を摩擦力測定装置筐体11に
装着した摩擦力測定用バネ秤18によって測定する。こ
の場合も、荷重印加方向と摩擦力測定方向とは直交す
る。
【0037】この第2の実施の形態においても、上記の
第1の実施の形態と同様の安定した精度の良い摩擦力の
測定が可能になる。
【0038】次に、図5を参照して、本発明の第3の実
施の形態の摩擦力測定装置を説明するが、上記の第1の
実施の形態の摩擦力測定装置における摩擦力測定バネ秤
18をロードセル20に置き換えるとともに、ロードセ
ル20をコンピュータ21に接続して摩擦力を自動測定
するようにしたものであり、他の構成は実質的に同様で
あるので、側面の図示を省略する。
【0039】図5参照 図5は、本発明の第3の実施の形態の摩擦力測定装置の
概略的正面図であり、被測定ローラ12と、回転自由な
フリーローラ13とを対向させて摩擦力測定装置筐体1
1に取り付けるとともに、押し荷重印加用バネ秤15か
らの押し荷重を押圧板14を介してフリーローラ13に
印加する。
【0040】この場合の押し荷重は、荷重設定つまみ1
6によって、実機における押し荷重を想定して設定する
ものであり、また、被測定ローラ12の回転速度は、回
転数設定つまみ17によって適宜設定するものである。
この場合も、押圧板14の移動方向を案内部材(図示を
省略)に沿って行うことによって、荷重の印加方向を常
に安定にすることができる。
【0041】この様に対向配置した被測定ローラ12と
フリーローラ13との接触部に紙葉等の搬送媒体19を
挟んだ状態で被測定ローラ12を回転させた場合に、搬
送媒体19に加わる引張力を摩擦力測定装置筐体11と
一体に設けたタワーに装着したロードセル20によって
測定する。なお、この場合も、荷重印加方向と摩擦力測
定方向とは直交する。
【0042】この場合、ロードセル20をコンピュータ
21に接続しているので、搬送媒体19に加わる引張力
をロードセル20を介して自動測定することが可能にな
り、測定時間の短縮が可能になる。
【0043】この場合も、上記の第1の実施の形態と同
様の安定して精度良い摩擦力の測定が可能になるととも
に、測定時間の短縮が可能になる。
【0044】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は各実施の形態に記載された構成・条件に
限られるものではなく、各種の変更が可能である。例え
ば、上記の実施の形態においては、押し荷重を印加する
手段として押し荷重印加用バネ秤15を用いているが、
バネ秤に限られるものではなく、ゴム等の他の弾性体を
用いても良いものである。
【0045】また、上記の各実施の形態においては、押
し荷重をフリーローラ13側から印加しているが、図7
の従来例と同様に被測定ローラ12側から印加しても良
いものである。この場合、被測定ローラ12とフリーロ
ーラ13の設置位置を入れ換えれば良い。
【0046】また、上記の第3の実施の形態において
は、水平方向から押し荷重を印加しているが、上記の第
2の実施の形態と同様に、押し荷重の印加方向と引張力
の測定方向とを入れ換えても良いものである。
【0047】また、上記の各実施の形態においては、紙
葉等の搬送媒体を搬送する搬送ローラにおける摩擦力の
測定を前提に説明しているが、測定対象は搬送ローラに
限られるものではなく、複写機やプリンタ等におけるピ
ックアップローラの摩擦力の測定にも適用されるもので
ある。
【0048】また、本発明は、熱定着ローラの摩擦力の
測定にも用いられるものであり、さらには、紙葉類の搬
送機能を伴わないローラ、例えば、現像ローラの感光体
ドラム或いは感光体ベルトに対する摩擦力、或いは、逆
に、感光体ドラムの現像ローラに介する摩擦力の測定に
も適用されるものである。
【0049】この場合には、測定対象のローラに対し、
当接する媒体を板状体として、例えば、感光体ドラムの
表面と同じ摩擦係数を有する板状体を準備し、ローラの
回転とともにこの板状体に加わる引張力を測定すれば良
い。
【0050】ここで、再び、図1を参照して、本発明の
詳細な構成の特徴点を説明する。 図1参照 (付記1) 被測定ローラ状回転体1への印加荷重を、
弾性体3を用いて前記被測定ローラ状回転体1の回転軸
と、前記被測定ローラ状回転体1と被接触媒体5との接
触線とを結ぶ方向の押し荷重として印加することを特徴
とするローラ状回転体の摩擦力測定方法。 (付記2) 上記弾性体3として、バネを用いたことを
特徴とする付記1記載のローラ状回転体の摩擦力測定方
法。 (付記3) 上記被測定ローラ状回転体1に対向させて
自由回転し得るフリーローラ2を設けるとともに、前記
フリーローラ2を介して押し荷重を前記被測定ローラ状
回転体1に印加することを特徴とする付記1または2に
記載のローラ状回転体の摩擦力測定方法。 (付記4) 上記被測定ローラ状回転体1が搬送ローラ
であり、上記被接触媒体5が搬送媒体であり、前記搬送
媒体に加わる引張力をロードセルに接続した電子計算機
で自動測定することを特徴とする付記1乃至3のいずれ
か1に記載のローラ状回転体の摩擦力測定方法。 (付記5) 被測定ローラ状回転体1、前記被測定ロー
ラ状回転体1への印加荷重を、前記被測定ローラ状回転
体1の回転軸と、前記被測定ローラ状回転体1と被接触
媒体5との接触線とを結ぶ方向の押し荷重として印加す
る弾性体3、前記被接触媒体5に加わる引張力を測定す
る引張力測定器4とを少なくとも備えたことを特徴とす
るローラ状回転体の摩擦力測定装置。 (付記6) 上記被測定ローラ状回転体1に対向させて
自由回転し得るフリーローラ2を設けるとともに、前記
フリーローラ2を介して押し荷重を前記被測定ローラ状
回転体1に印加することを特徴とする付記5記載のロー
ラ状回転体の摩擦力測定装置。 (付記7) 上記引張力測定器4が、ロードセル或いは
バネ秤のいずれかであることを特徴とする付記5または
6に記載のローラ状回転体の摩擦力測定装置。 (付記8) 上記引張力測定器4がロードセルであり、
ロードセルを電子計算器に接続して上記被接触媒体5に
加わる引張力を測定することを特徴とする付記7記載の
ローラ状回転体の摩擦力測定装置。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、ローラ状回転体の摩擦
力を測定する際に、ローラ状回転体に荷重が確実に且つ
安定に印加されるように押し荷重を用いるとともに、ロ
ーラ状回転体を回転させた状態で測定を行っているの
で、ローラ状回転体の摩擦力を任意の回転速度において
精度良く測定することができ、それによって、搬送装置
を開発するための期間を短縮することができ、搬送装置
の低価格化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の摩擦力測定装置の
概略的正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の摩擦力測定装置の
概略的側面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の摩擦力測定装置の
概略的正面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の摩擦力測定装置の
概略的正面図である。
【図6】従来のローラ摩擦力測定装置の概略的構成図で
ある。
【図7】従来の他のローラ摩擦力測定装置の概略的構成
図である。
【符号の説明】
1 被測定ローラ状回転体 2 フリーローラ 3 弾性体 4 引張力測定器 5 被接触媒体 11 摩擦力測定装置筐体 12 被測定ローラ 13 フリーローラ 14 押圧板 15 押し荷重印加用バネ秤 16 荷重設定用つまみ 17 回転数設定用つまみ 18 摩擦力測定用バネ秤 19 搬送媒体 20 ロードセル 21 コンピュータ 31 被測定ローラ 32 ローラ支持体 33 印加荷重 34 秤量棒 35 支点 36 バランス荷重 37 荷重支持体 38 ロードセル 39 搬送媒体 41 被測定ローラ 42 押圧板 43 印加荷重 44 基台 45 ロードセル 46 搬送媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ローラ状回転体への印加荷重を、
    弾性体を用いて前記被測定ローラ状回転体の回転軸と、
    前記被測定ローラ状回転体と被接触媒体との接触線とを
    結ぶ方向の押し荷重として印加することを特徴とするロ
    ーラ状回転体の摩擦力測定方法。
  2. 【請求項2】 上記弾性体として、バネを用いたことを
    特徴とする請求項1記載のローラ状回転体の摩擦力測定
    方法。
  3. 【請求項3】 上記被測定ローラ状回転体に対向させて
    自由回転し得るフリーローラを設けるとともに、前記フ
    リーローラを介して押し荷重を前記被測定ローラ状回転
    体に印加することを特徴とする請求項1または2に記載
    のローラ状回転体の摩擦力測定方法。
  4. 【請求項4】 被測定ローラ状回転体、前記被測定ロー
    ラ状回転体への印加荷重を、前記被測定ローラ状回転体
    の回転軸と、前記被測定ローラ状回転体と被接触媒体と
    の接触線とを結ぶ方向の押し荷重として印加する弾性
    体、前記被接触媒体に加わる引張力を測定する引張力測
    定器とを少なくとも備えたことを特徴とするローラ状回
    転体の摩擦力測定装置。
  5. 【請求項5】 上記引張力測定器がロードセルであり、
    ロードセルを電子計算器に接続して上記被接触媒体に加
    わる引張力を測定することを特徴とする請求項4記載の
    ローラ状回転体の摩擦力測定装置。
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