JPH09236187A - ホースとその製造方法 - Google Patents

ホースとその製造方法

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JPH09236187A
JPH09236187A JP8071227A JP7122796A JPH09236187A JP H09236187 A JPH09236187 A JP H09236187A JP 8071227 A JP8071227 A JP 8071227A JP 7122796 A JP7122796 A JP 7122796A JP H09236187 A JPH09236187 A JP H09236187A
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hose portion
fitting
convex ring
thick
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智英 青木
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雪治 竹内
Masayuki Nakagawa
正幸 中川
Katsumi Tanaka
克己 田中
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
    • F16L11/11Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with corrugated wall
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L25/00Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means
    • F16L25/0036Joints for corrugated pipes

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重ホースの内外のホースを高いシール性を
確保して固定すると共に、外部の部材へのホースの締め
付け固定作業の簡略化を図る。 【解決手段】 外ホース部12の内部に内ホース部14
を配置したホース10では、内ホース部14の両端に形
成した嵌合凸リング部26が、外ホース部12の厚肉筒
状部18における内周溝24にその凹形状を拡張して変
形させた状態で嵌り込んでいる。このため、嵌合凸リン
グ部26による内周溝24の凹形状の拡張・変形を通し
て、厚肉筒状部18にはゴムの復元力が生じ、この復元
力が、内周溝24の凹形状に沿って、内ホース部14の
嵌合凸リング部26に緊迫力として作用する。しかも、
この緊迫力は、厚肉筒状部18の厚肉化により、嵌合凸
リング部26が嵌め込まれている間に亘って維持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流路を形成
する外部の部材に接続され、該外部の部材の流路に連続
するホース流路を形成するホースとその製造方法に関
し、詳しくは、ゴムを基材として形成された外ホース部
の内部に、樹脂を基材として形成された内ホース部を配
置して備えるホースとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のホースは、内ホース部がガソリ
ン燃料等の蒸気に対する高いバリヤ性を発揮することか
ら、近年になり車両等の燃料ホースとして多用されてい
る。この燃料ホースで用いられている構成を説明する
と、図10に示すように、ゴムを基材として形成された
外ホース部100の内部に、ほぼ同軸的に内ホース部2
00が配置されており、外部の部材300がこのホース
端部に接続されている。この外部の部材300との接続
は、内ホース部200の端部201と外部の部材300
との間にシール部材400を介装させた状態で、外ホー
ス部100と内ホース部200とシール部材400とを
環状のクランプ部材402で共締めすることでなされて
いる。この場合、外ホース部100のホース端部を軸方
向に長くしておいて、そのホース端部を内ホース部20
0の端部201の内側に折り返し、当該折り返し部分を
シール部材400の代用とすることもなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホースでは、次のような問題点が指摘されるに至ってい
る。
【0004】上記した構成のホースでは、外部の部材3
00との接続に当たって、シール部材400の介装や外
ホース部100のホース端部の折り返しを必要とするた
め、組み付け工数がかかり煩雑であった。もっとも、内
ホース部200を外部の部材300の端部に至らないよ
うすれば、外ホース部100を外部の部材300に直に
締め付けることができるが、外ホース部100に対する
内ホース部200の固定と両ホース間のシール性が不十
分となり現実的ではない。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、外ホース部に対して確実に内ホース部を固定して
両ホース間のシール性を確保すると共に、外部の部材へ
のホースの締め付け固定作業の簡略化を図ることのでき
るホースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題を解決するため、第1の発明のホースは、流体
の流路を形成する外部の部材に接続され、該外部の部材
の流路に連続するホース流路を形成するホースであっ
て、ゴムを基材として形成され、前記外部の部材が嵌合
して接続される嵌合筒状部を端部に有する外ホース部
と、樹脂を基材として形成され、前記外ホース部の内部
に配置されて前記ホース流路を形成する内ホース部とを
有し、前記外ホース部は、前記嵌合筒状部に連続して形
成され、径方向およびホースの長手方向に沿ってゴムの
復元力を発現させこれを維持できる程度に厚肉とされた
厚肉筒状部と、該厚肉筒状部の内周面に環状に凹形状で
形成された内周溝とを備え、前記内ホース部は、前記内
周溝の前記凹形状を拡張して変形させた状態で前記内周
溝に嵌り込む環状の凸形状の嵌合凸リング部を備えてな
る。
【0007】上記構成を有する第1の発明のホースで
は、外ホース部における厚肉筒状部の内周面に形成され
た内周溝に、内ホース部の嵌合凸リング部がその内周溝
の凹形状を拡張して変形させた状態で嵌り込むことで、
外ホース部に対して内ホース部の配置が規定され、且
つ、外ホース部に対して内ホース部は固定される。こう
して内ホース部が外ホース部に固定されると、ゴムを基
材とする外ホース部の中に樹脂を基材とする内ホース部
が配置されたいわゆる二重ホースとなる。そして、外部
の部材が外ホース部の嵌合筒状部に嵌合して接続される
と、この外部の部材における流体の流路には、内ホース
部が形成するホース流路が連続する。
【0008】この際、外ホース部の内周溝は、内ホース
部の嵌合凸リング部によりその凹形状が拡張・変形され
ているので、この拡張・変形と外ホース部がゴムを基材
とすることに起因して、外ホース部の厚肉筒状部にはゴ
ムの復元力が生じる。そして、この復元力が内ホース部
の嵌合凸リング部に緊迫力として作用する。しかも、こ
の緊迫力は、厚肉とされた厚肉筒状部により、嵌合凸リ
ング部が嵌め込まれている間に亘って維持される。この
ため、第1の発明のホースによれば、この緊迫力により
外ホース部と内ホース部とを、内周溝とこれに嵌め込ま
れた嵌合凸リング部とにより高いシール性を確保して固
定することができる。その一方、外部の部材への本発明
のホースの締め付けに当たっては、外ホース部をその嵌
合筒状部において直に外部の部材に締め付ければよく、
従来のようにホース端部の折り返しや他の部材の介装等
を要しない。よって、この第1の発明のホースによれ
ば、外部の部材への締め付け固定作業を簡略化すること
ができる。
【0009】この場合、外ホース部および内ホース部の
材質はそれぞれ適宜選択可能であり、外ホース部につい
ては、耐火炎性,耐摩耗性,耐油性等を考慮して、ブタ
ジエン系のゴム(ブタジエン・アクリロニトリル共重合
物:NBR等),ブタジエン・アクリロニトリル共重合
物(NBR)と塩化ビニル(PVC)とを混合したゴ
ム,エーテル系のゴム(エピクロルヒドリンゴム:C
O,エピクロルヒドリン・エチレンオシド共重合物:E
CO等),フッ素化合物系のゴム(ビニリデンフロライ
ド・ヘキサフロロプロピレン・テトラフロロエチレン共
重合物:FKM等)を採用できる。また、内ホース部に
ついては、ホース内を流れる媒体に対してのバリヤ性を
考慮して、例えばガソリン燃料に対するバリヤ性に優れ
たポリアミド樹脂,フッ素系樹脂等を採用できる。
【0010】また、内ホース部の嵌合凸リング部を外ホ
ース部の内周溝にその凹形状を拡張して変形させた状態
で嵌り込ませるには、嵌合凸リング部の形状寸法を、内
周溝の凹形状における形状寸法より、径方向で約10〜
20%程度大きく、ホース経路に沿った方向で0.5〜
2mm程度長くすればよい。つまり、形状寸法の調整
で、外ホース部の内周溝に内ホース部の嵌合凸リング部
を内周溝の凹形状を拡張して変形させた状態で嵌り込ま
せることができる。
【0011】なお、外ホース部の内周溝に内ホース部の
嵌合凸リング部を内周溝の凹形状を拡張して変形させた
状態で嵌り込ませた場合、内ホース部の嵌合凸リング部
は、外ホース部の厚肉筒状部から緊迫力を受けるので、
この緊迫力に対する耐性を有することは勿論である。そ
して、この耐性を付与するには、内ホース部の嵌合凸リ
ング部における径方向の厚みを、厚くすればよい。或い
は、この内ホース部の嵌合凸リング部を、樹脂中に補強
用の繊維等を含有させた複合材構造を有するよう形成す
ればよい。
【0012】また、第2の発明のホース製造方法は、ゴ
ムを基材として形成された外ホース部の内部に、樹脂を
基材として形成された内ホース部を配置して備え、流体
の流路を形成する外部の部材に接続されて、該流路に連
続するホース流路を前記内ホース部で形成するホースの
製造方法であって、前記外部の部材が嵌合して接続され
る嵌合筒状部を端部に有し、該嵌合筒状部に連続して形
成され、径方向およびホースの長手方向に沿ってゴムの
復元力を発現させこれを維持できる程度に厚肉とされた
厚肉筒状部と、該厚肉筒状部の内周面に環状に凹形状で
形成された内周溝とを備える前記外ホース部を準備する
工程と、前記内周溝の前記凹形状を拡張して変形させた
状態で前記内周溝に嵌り込む環状の凸形状の嵌合凸リン
グ部を備える前記内ホース部を準備する工程と、前記外
ホース部をその管路に亘って径方向に膨張させて置き、
前記内周溝と前記嵌合凸リング部とが対向する位置に前
記内ホース部を前記外ホース部の内部に配置する工程
と、前記外ホース部の膨張を解除する工程とを備える。
【0013】上記構成を有する第2の発明のホースで
は、ゴムを基材とする外ホース部の中に樹脂を基材とす
る内ホース部を配置するに当たり、外ホース部をその管
路に亘って径方向に膨張させて置くので、外ホース部の
内部に内ホース部を容易に挿入して、外ホース部の内周
溝と内ホース部の嵌合凸リング部とを対向させることが
できる。そして、その後に、外ホース部の膨張を解除す
るので、膨張していた内周溝に予め嵌合凸リング部を入
り込ませておいてからこの内周溝が元の形状に戻る。こ
のため、膨張解除後には、外ホース部の内周溝に内ホー
ス部の嵌合凸リング部が、この凹形状を拡張して変形さ
せた状態で嵌り込むことになる。よって、この第2の発
明のホース製造方法によれば、外ホース部と内ホース部
とが高いシール性を確保して固定され、しかも、外部の
部材への締め付け固定作業が簡略化されたホースを容易
に製造することができる。
【0014】この場合、外ホース部をその管路に亘って
径方向に膨張させて置くには、種々の手法を採ることが
できる。例えば、外ホース部の一端に圧縮エアーの吹き
出し孔を有するキャップ体を気密に嵌め、その他端側で
エアーの流出を抑える。このようにすれば、キャップか
ら吹き出されたエアーと流出するエアーの差で、外ホー
ス部はその管路に亘って径方向に膨張する。そして、こ
の際のエアーの流出の抑制は、内部のホース流路を塞い
だ内ホース部を外ホース部の他端側の開口部に配置する
ことでなされる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るホースの実施
の形態を実施例に基づき説明する。図1は実施例のホー
ス10の半断面図である。
【0016】図示するように、ホース10は、外部の部
材11が嵌合して接続される外ホース部12と、この外
ホース部12の内部に当該ホース部とその管路に亘って
略同心に配置された内ホース部14とを有する。外ホー
ス部12は、ゴムを基材として形成されており、この図
1およびその端部の拡大断面図である図2に示すよう
に、両端に形成された嵌合筒状部16と、この嵌合筒状
部16に連続して形成され径方向に厚肉とされた厚肉筒
状部18と、この両端の厚肉筒状部18の間に形成され
た蛇腹筒部20とストレート筒部22とを有する。
【0017】この場合、ホース10がガソリン燃料を流
通させるホースであれば、蛇腹筒部20における凹凸の
頂上部での外径は40〜80mm程度であり、谷部での
内径は30〜70mm程度とされる。この際、凹凸のピ
ッチは、10〜20mm程度である。また、ストレート
筒部22の内径も、この谷部と同様の30〜70mmで
ある。そして、蛇腹筒部20,ストレート筒部22の肉
厚は、約3〜5mm程度とされている。
【0018】嵌合筒状部16は、外部の部材11への締
め付け代および外部の部材11とのシール確保のため、
約4〜5mm程度の肉厚とされており、その内径は当然
に外部の部材11の外径より若干小さくされている。厚
肉筒状部18は、嵌合筒状部16から外側に盛り上がっ
て形成されている。この厚肉筒状部18には、その内周
面に、環状の凹形状で内周溝24が形成されている。こ
のように内周溝24が形成された厚肉筒状部18は、内
周溝24に後述するように嵌合凸リング部26が嵌合さ
れる以前には、図示するように径方向の内側に撓んでお
り、嵌合筒状部16にあっても、内周溝24側の端部が
厚肉筒状部18の撓みに追従して内周壁が内側に垂れて
いる。そして、厚肉筒状部18は、内周溝24が図中に
二点鎖線で示すようにその凹形状を拡張して変形された
場合に、径方向およびホースの長手方向に沿ってゴムの
復元力を発現させこれを維持できる程度に厚肉とされて
いる。具体的には、厚肉筒状部18は、約4〜6mm程
度の肉厚の厚肉部とされており、本実施例では嵌合筒状
部16と同程度の厚みである。
【0019】また、嵌合筒状部16では、外部の部材1
1が嵌合されると、当該部材先端の湾曲凸部11aによ
り内周溝24の側の端部の内周壁が径方向の外側に変形
され、外部の部材11端部におけるシール性向上が図ら
れる。
【0020】内周溝24は、内ホース部14の後述する
嵌合凸リング部26の外観形状に適合する凹形状をなし
ており、嵌合凸リング部26の嵌合以前におけるその内
径Aは、嵌合凸リング部26をホースの径方向において
十分緊迫できるよう、嵌合凸リング部26の外径より小
さな径とされている。例えば、嵌合凸リング部26の外
径が42mmであれば、内周溝24の内径Aは37mm
程度とされている。また、内周溝24の有効溝幅B(溝
の角と角との間隔)は、適宜定められるが、この内周溝
24に後述するように嵌め込まれた内ホース部14の嵌
合凸リング部26を、ホースの長手方向において十分緊
迫できるよう、5〜10mm程度とされている。
【0021】上記した外ホース部12の材質は、本実施
例のホース10がガソリン燃料を流通させるホースであ
る都合上、耐火炎性,耐摩耗性,耐油性等を考慮して、
ブタジエン・アクリロニトリル共重合物(NBR)と塩
化ビニル(PVC)とを混合したゴムが採用されてい
る。そして、加硫型を用いる型成形により170〜19
0℃程度で加硫処理されて、上記した形状並びに寸法で
外ホース部12が成形されている。
【0022】一方、外ホース部12の内部に配置される
内ホース部14は、樹脂を基材として形成されており、
図1に示すように、外ホース部12における規定の位置
に配置されて、外部の部材11の流路13に連続するホ
ース流路15を形成する。つまり、内ホース部14が外
ホース部12に配置されると、外部の部材11は、その
端面で内ホース部14と当接し、流路13とホース流路
15が連続する。
【0023】この内ホース部14は、図1およびその端
部の拡大断面図である図3に示すように、両端に凸形状
で形成された嵌合凸リング部26と、この嵌合凸リング
部26に連続し徐々に薄肉となるよう形成された繋ぎ部
28と、この両端の嵌合凸リング部26の間に形成され
た蛇腹筒部30とを有する。
【0024】この場合、内ホース部14では、上記した
外ホース部12の内部に配置できるよう、蛇腹筒部30
における凹凸の頂上部での外径は、外ホース部12にお
ける蛇腹筒部20の谷部での内径およびストレート筒部
22の内径とほぼ等しくされている。この際、蛇腹筒部
30での凹凸のピッチは、外ホース部12の場合より狭
く、1〜5mm程度である。そして、この蛇腹筒部30
の肉厚は、0.2〜1.0mm程度とされている。
【0025】また、嵌合凸リング部26は、厚肉筒状部
18の内周溝24にその凹形状を拡張して変形させた状
態で嵌り込んだ場合に、この厚肉筒状部18から受ける
緊迫力に対して耐性を有するよう、その径方向の厚みが
厚くされている。本実施例の場合には、この嵌合凸リン
グ部26は、径方向の厚みが約2.5mmとされてい
る。なお、嵌合凸リング部26の厚みは、緊迫力に対し
て耐性を有するよう定めればよく、内ホース部14の材
質も考慮してその設計段階で決定される。
【0026】この嵌合凸リング部26は、外ホース部1
2の上記した内周溝24の凹形状に適合する凸形状をな
しており、その外径A’は、内周溝24の内径A(37
mm)より約5mm程度大きくされている。また、嵌合
凸リング部26の有効幅B’(凸形状の角と角との間
隔)は、内周溝24の有効溝幅Bより約0.5mm程度
長くされている。なお、嵌合凸リング部26の外径A’
および有効幅B’の上記した寸法は、内周溝24に合わ
せて決定され、ストレート筒部22の内径が変わったた
めに内周溝24の内径Aや有効溝幅Bが変更されれば、
その変更に合わせて個別に決定される。
【0027】上記した内ホース部14の材質は、本実施
例のホース10がガソリン燃料を流通させるホースであ
る都合上、ガソリン燃料に対するバリヤ性並びに柔軟性
を考慮して、ポリアミド樹脂の一種である11ナイロン
が採用されている。そして、内ホース部14は、11ナ
イロンを流動状態にしてパリソンとして押し出す押出ダ
イと成形金型とを用いたブロー成形により、上記した形
状並びに寸法に成形されている。この場合、嵌合凸リン
グ部26は、押出ダイからの押出の際のパリソンコント
ロールにより厚肉とされ、成形金型により上記した寸法
の凸形状に形成されている。なお、この内ホース部14
を、フッ素樹脂を内層とし他の樹脂をその外層として多
層に形成する多層ブロー成形により形成してもよいこと
は勿論である。この場合の他の樹脂としてナイロンを使
用すれば、内層でフッ素樹脂により耐アルコールバリヤ
性が向上し、外層でナイロンにより緊迫力の耐性が発揮
される。
【0028】次に、上記した構成のホース10の製造方
法について説明する。まず、図4に示すように、外ホー
ス部12の一方の嵌合筒状部16をエアー吹き出し治具
40に嵌め込み、外ホース部12をこの治具にセットす
る。こうして外ホース部12がセットされると、エアー
吹き出し治具40のOリング41により、嵌合筒状部1
6は、エアー吹き出し治具40に対して気密とされる。
また、他方の嵌合筒状部16に拡張治具42を入れ込ん
で、この嵌合筒状部16を径方向に拡張する。次いで、
コンプレッサ等の圧縮エアー源43から、バルブ44並
びにエアー吹き出し治具40のエアー吹き出し孔45を
経て、外ホース部12の内部に圧縮エアーを吹き込む。
なお、このエアーの吹き込みは、バルブ44が閉じられ
るまで継続される。
【0029】この拡張治具42による嵌合筒状部16の
拡張とエアー吹き出し治具40からの圧縮エアーの吹き
込みに平行して、内ホース部14を外ホース部12の内
部に配置するための作業が行なわれる。即ち、図5に示
すように、内ホース部14のホース流路15にホース支
持シャフト46を嵌め込んで、内ホース部14を支持す
る。この際、内ホース部14は、ホース支持シャフト4
6の鍔部47におけるエアピッカー48により、ホース
流路15が外部と気密状態にされる。なお、この際に
は、ホース支持シャフト46に形成されたエアー通路4
6aからエアーが通気されてエアピッカー48は拡張状
態とされ、これにより内ホース部14の支持並びにホー
ス流路の気密保持がなされる。
【0030】そして、このように支持された内ホース部
14は、拡張治具42により拡張済みの嵌合筒状部16
の開口部にまで移動され、当該嵌合筒状部16から外ホ
ース部12に入れ込まれる。この際、内ホース部14が
その端部をこの嵌合筒状部16の開口部に望ませると、
当該開口部はホース流路15が気密とされた内ホース部
14により塞がされる。従って、この開口部からのエア
ーの流出は、内ホース部14により抑制されるため、エ
アー吹き出し治具40から吹き出された圧縮エアーの圧
力により、外ホース部12は、図4に二点鎖線で示す元
の形状からその管路に亘って径方向に膨張された状態に
置かれる。このように外ホース部12が膨張状態に置か
れている間に、内ホース部14は、内周溝24と嵌合凸
リング部26とが対向するまで、ホース支持シャフト4
6ごと外ホース部12に挿入され、外ホース部の内部に
配置される。
【0031】こうして、内ホース部14を配置した後に
は、バルブ44を閉じて圧縮エアーの吹き出しを停止す
ると共に、拡張治具42を径方向に復帰させてこれを嵌
合筒状部16から取り出す。これにより、外ホース部1
2の上記した膨張並びに嵌合筒状部16の拡張は解除さ
れるので、膨張状態にあった内周溝24は、嵌合凸リン
グ部26が入り込んでから元の形状に戻る。このため、
外ホース部12の内周溝24に内ホース部14の嵌合凸
リング部26が、内周溝24の凹形状を拡張して変形さ
せた状態で嵌り込むことになる。なお、エアー吹き出し
の停止後に、図示しない治具により外ホース部12をし
ごいて、内周溝24への嵌合凸リング部26の上記した
嵌り込みを確実に行なうよう構成することもできる。
【0032】その後は、エアー吹き出し治具40から外
ホース部12が内ホース部14ごと引き離され、外ホー
ス部12の内部に内ホース部14をその管路に亘って略
同心に配置したホース10が完成する(図1参照)。つ
まり、ゴムを基材とする外ホース部12の中に樹脂を基
材とする内ホース部14が配置された二重ホースとし
て、ホース10が完成する。そして、このホース10の
外ホース部12における嵌合筒状部16には、外部の部
材11が嵌合されて図示しないクランプ部材により固定
される。これにより、ホース10はこの外部の部材11
に接続され、流路13には上記したように内ホース部1
4のホース流路15が連続するので、ホース10を通し
て外部の部材11にガソリン燃料が支障なく流通する。
なお、ホース支持シャフト46は、エアー吹き出し治具
40からの外ホース部12の引き離しと同時に或いはこ
れと前後して、内ホース部14から抜き出され、この際
には、エアーの通気停止を通してエアピッカー48は収
縮状態とされている。
【0033】以上説明したように本実施例のホース10
では、外ホース部12における厚肉筒状部18の内周溝
24に内ホース部14の嵌合凸リング部26を嵌り込ま
せ、その際には、内周溝24をその凹形状が拡張して変
形された状態とする。そして、この内周溝24への嵌合
凸リング部26の嵌り込みで、外ホース部12に対して
内ホース部14の配置を規定し、且つ、外ホース部12
に対して内ホース部14を固定する。
【0034】このように両ホース部が固定された状態で
は、外ホース部12の内周溝24は、内ホース部14の
嵌合凸リング部26によりその凹形状が拡張・変形され
ているので、この拡張・変形と外ホース部12がゴムを
基材とすることに起因して、厚肉筒状部18にはゴムの
復元力が生じる。そして、この復元力が、図6中に矢印
で示すように内周溝24の凹形状に沿って、内ホース部
14の嵌合凸リング部26に緊迫力として作用する。し
かも、この緊迫力は、厚肉筒状部18の厚肉化により、
嵌合凸リング部26が嵌め込まれている間に亘って維持
される。このため、本実施例のホース10によれば、こ
の緊迫力により外ホース部12と内ホース部14とを、
内周溝24とこれに嵌め込まれた嵌合凸リング部26と
により高いシール性を確保して固定することができる。
その一方、外部の部材11へのホース10の締め付けに
当たっては、外ホース部12をその嵌合筒状部16にお
いて直に外部の部材11に締め付ければよく、従来のよ
うにホース端部の折り返しや他の部材の介装等を要しな
い。よって、この実施例のホース10によれば、外部の
部材11への締め付け固定作業を簡略化することができ
る。
【0035】また、本実施例でホース10を製造する上
で採用した方法によれば、外ホース部12の中に内ホー
ス部14を配置するに当たり、外ホース部12をその管
路に亘って径方向に膨張させて置くので、外ホース部1
2の内部に内ホース部14を容易に挿入できる。また、
外ホース部12の膨張解除を経て、外ホース部12の内
周溝24に内ホース部14の嵌合凸リング部26を、内
周溝24の凹形状が拡張して変形された状態で嵌り込ま
せることができる。よって、外ホース部12と内ホース
部14とが高いシール性を確保して固定され、しかも、
外部の部材11への締め付け固定作業が簡略化されたホ
ース10を容易に製造することができる。
【0036】このほか、本実施例のホース10によれ
ば、次のような利点がある。
【0037】ホース10は、外ホース部12の蛇腹筒
部20と内ホース部14の蛇腹筒部30とを、蛇腹筒部
20の形成領域に亘って重ねて有する。よって、この蛇
腹筒部20の形成領域においてホース10自体を緩やか
に湾曲させたり、ある程度伸縮させたりすることができ
るので、二つの外部の部材11を結ぶホース経路の自由
度が増し、ホースの適用範囲を拡大することができる。
また、この内外の蛇腹筒部20と蛇腹筒部30とによ
り、使用時において発生するホースの伸縮を吸収するこ
とができる。
【0038】ホース10は、内ホース部14を外ホー
ス部12に対して蛇腹筒部30における凹凸の頂上部で
しか接触させない。このため、摩擦抵抗の低下を通し
て、容易に内ホース部14を独立に湾曲並びに伸縮等す
ることができ、ホースの柔軟性や湾曲等の際の作業性を
向上させることができる。
【0039】ホース10は、内ホース部14と外ホー
ス部12の間に、蛇腹筒部30並びに蛇腹筒部20で形
成されるエアー残存領域を残す。このため、このエアー
残存領域がもたらす熱遮蔽作用により、内ホース部14
のホース流路15を流通するガソリン燃料に対しての断
熱性や耐火炎性を高めることができる。
【0040】ホース10は、外ホース部12と内ホー
ス部14とでなる二重ホース構造とし、外側の外ホース
部12を耐火炎性を有するゴム(ブタジエン・アクリロ
ニトリル共重合物(NBR)と塩化ビニル(PVC)と
を混合したゴム)で形成し、内ホース部14をバリヤ性
に富むポリアミド樹脂(11ナイロン)で形成した。こ
のため、上記のエアー残存領域がもたらす熱遮蔽作用と
相俟って、ガソリン燃料に対しての断熱性や耐火炎性を
より高めることができる。また、内ホース部14自体の
発揮するバリヤ性により、ガソリン燃料およびその蒸気
のホース流路15からの透過を効果的に阻止することが
できる。
【0041】ホース10は、内ホース部14を、嵌合
凸リング部26と繋ぎ部28を除く総ての領域に亘って
蛇腹筒部30を有するものとした。よって、いずれの側
からこの内ホース部14を外ホース部12に入れ込んで
も、外ホース部12の蛇腹筒部20は、内ホース部14
の蛇腹筒部30と同心に重なる。また、外ホース部12
の内周溝24と内ホース部14の嵌合凸リング部26と
を、ホースの両端で同じ形状並びに寸法とした。よっ
て、いずれの側からこの内ホース部14を外ホース部1
2に入れ込んでも、それぞれの内周溝24に嵌合凸リン
グ部26を嵌め込むことができる。このため、内ホース
部14の組み付け方向が規定されないので、組み付け作
業が容易となる。
【0042】次に、ホース管路が大きく湾曲したホース
に適用した実施例(第2実施例)について説明する。な
お、この第2実施例のホースを説明するに当たっては、
上記した実施例と同一の作用をなす部材については、上
記の符号にAを付すこととし、その詳細説明については
省略することとする。
【0043】第2実施例のホース10Aは、図7に示す
ように、外ホース部12Aの内部にその管路に亘って略
同心に内ホース部14Aを配置した二重ホース構造を有
する。この外ホース部12Aは、図示する湾曲形状を取
るに当たり、その湾曲部の内側に当たる範囲に亘って蛇
腹筒部20Aが縮み、外側で蛇腹筒部20Aが伸びるこ
とになる。そして、このホース10Aであっても、厚肉
筒状部18Aの内周溝24Aには、嵌合凸リング部26
Aが、その凹形状を拡張して変形させた状態で嵌り込ん
でいる。よって、このホース10Aによっても、厚肉筒
状部18Aが作用させる緊迫力により、外ホース部12
Aと内ホース部14Aとが高いシール性を確保して固定
することができる。また、外ホース部12Aを直に外部
の部材に締め付ければよいことから、やはり、外部の部
材への締め付け固定作業を簡略化することができる。
【0044】次に、上記のホース10Aの製造方法につ
いて説明する。まず、図8に示すように、外ホース部1
2Aを、ブタジエン・アクリロニトリル共重合物(NB
R)と塩化ビニル(PVC)とを混合したゴムを、加硫
型を用いる型成形により170〜190℃程度で加硫処
理して、成形する。つまり、外ホース部12Aは、当初
から湾曲済みの形状で成形される(図8(a))。そし
て、この湾曲済みの外ホース部12Aを、図8(b)に
示すように、ストレート状に延ばした状態に保持し、こ
の状態で、既述したエアー吹き出し治具40と拡張治具
42にセットして、圧縮エアーの吹き出しと嵌合筒状部
16Aの拡張を行なう(図4参照)。もっとも、エアー
吹き出し治具40に外ホース部12Aをセットしてから
ストレート状にしてもよいことは勿論である。
【0045】一方、内ホース部14Aは、次のようにし
て製造される。まず、11ナイロンを流動状態にして押
出ダイからパリソンとして押し出してブロー成形に処
し、図9(a)に示すように、ストレート状のブロー成
形品を成形する。次いで、所定の形状に湾曲した内筒部
を有するマンドレルにこのブロー成形品を入れ込んで、
100℃×5分程度の熱処理を施し、その後冷却する。
これにより、図9(b)に示すように、内ホース部14
A(図8(a))と同様に湾曲した内ホース部14Aが
得られる。この場合、マンドレルの内筒部は、その径が
内ホース部14Aに適合した径とされていることは勿論
である。そして、この湾曲済みの内ホース部14Aを強
制的にストレート状にしてからホース流路15Aにホー
ス支持シャフト46を嵌め込み、内ホース部14Aをス
トレート状のまま支持する(図5参照)。
【0046】次いで、ホース10の場合と同様に、外ホ
ース部12Aへの内ホース部14Aの挿入,圧縮エアー
の吹き出し停止,拡張治具42の復帰・取り出し,エア
ー吹き出し治具40からの引き離し並びにホース支持シ
ャフト46の抜き出しを行なう。そして、ホース支持シ
ャフト46の抜き出し後に外ホース部12Aのストレー
ト状の保持を解除すると、外ホース部12A並びに内ホ
ース部14Aは既に付与されていた湾曲済みの形状に復
帰するので、図7に示すように湾曲したホース10Aが
完成する。
【0047】以上説明したように、ホース管路が大きく
湾曲した第2実施例のホース10Aであっても、予め外
ホース部12A,内ホース部14Aを湾曲させて形成し
ておき、その組み付け時には両ホース部をストレート状
にすることで、上記の実施例のホース10と同様に、容
易に製造することができる。
【0048】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0049】例えば、ホース管路が大きく湾曲したホー
ス10Aを、次のようにして製造することもできる。ま
ず、ストレート状の外ホース部12Aと内ホース部14
Aとから、ホース管路がストレートのホース10を上記
した工程を経て製造する。次に、用いた材質に応じた熱
処理をこのホース10に施すことで、ホース管路が大き
く湾曲したホース10Aに熱変形させる。この製造方法
並びに第2実施例で採った製造方法によれば、60度,
90度といった急角度で曲がった二重ホース構造のホー
スを、外ホース部と内ホース部とを高いシール性を確保
して固定した状態で容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のホース10の半断面図。
【図2】このホース10の外ホース部12の端部拡大断
面図。
【図3】このホース10の内ホース部14の端部拡大断
面図。
【図4】ホース10の製造方法を説明するための説明
図。
【図5】ホース10の製造方法を説明するための説明
図。
【図6】外ホース部12の内周溝24への内ホース部1
4の嵌合凸リング部26の嵌り込みの様子を説明するた
めの説明図。
【図7】第2実施例のホース10Aの半断面図。
【図8】このホース10Aにおける外ホース部12Aの
製造方法を説明するための説明図。
【図9】このホース10Aにおける内ホース部14Aの
製造方法を説明するための説明図。
【図10】従来のホースの構成を説明するための説明
図。
【符号の説明】
10,10A…ホース 11…外部の部材 12,12A…外ホース部 13…流路 14,14A…内ホース部 15,15A…ホース流路 16,16A…嵌合筒状部 18,18A…厚肉筒状部 24,24A…内周溝 26,26A…嵌合凸リング部 30,30A…蛇腹筒部 40…エアー吹き出し治具 42…拡張治具 46…ホース支持シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 正幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 田中 克己 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流路を形成する外部の部材に接続
    され、該外部の部材の流路に連続するホース流路を形成
    するホースであって、 ゴムを基材として形成され、前記外部の部材が嵌合して
    接続される嵌合筒状部を端部に有する外ホース部と、 樹脂を基材として形成され、前記外ホース部の内部に配
    置されて前記ホース流路を形成する内ホース部とを有
    し、 前記外ホース部は、 前記嵌合筒状部に連続して形成され、径方向およびホー
    スの長手方向に沿ってゴムの復元力を発現させこれを維
    持できる程度に厚肉とされた厚肉筒状部と、 該厚肉筒状部の内周面に環状に凹形状で形成された内周
    溝とを備え、 前記内ホース部は、 前記内周溝の前記凹形状を拡張して変形させた状態で前
    記内周溝に嵌り込む環状の凸形状の嵌合凸リング部を備
    えてなることを特徴とするホース。
  2. 【請求項2】 ゴムを基材として形成された外ホース部
    の内部に、樹脂を基材として形成された内ホース部を配
    置して備え、流体の流路を形成する外部の部材に接続さ
    れて、該流路に連続するホース流路を前記内ホース部で
    形成するホースの製造方法であって、 前記外部の部材が嵌合して接続される嵌合筒状部を端部
    に有し、該嵌合筒状部に連続して形成され、径方向およ
    びホースの長手方向に沿ってゴムの復元力を発現させこ
    れを維持できる程度に厚肉とされた厚肉筒状部と、該厚
    肉筒状部の内周面に環状に凹形状で形成された内周溝と
    を備える前記外ホース部を準備する工程と、 前記内周溝の前記凹形状を拡張して変形させた状態で前
    記内周溝に嵌り込む環状の凸形状の嵌合凸リング部を備
    える前記内ホース部を準備する工程と、 前記外ホース部をその管路に亘って径方向に膨張させて
    置き、前記内周溝と前記嵌合凸リング部とが対向する位
    置に前記内ホース部を前記外ホース部の内部に配置する
    工程と、 前記外ホース部の膨張を解除する工程とを備えることを
    特徴とするホースの製造方法。
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