JPH09235711A - 排気ガスを利用した融雪方法と積雪防止方法、及びその方法に直接使用する加熱装置 - Google Patents

排気ガスを利用した融雪方法と積雪防止方法、及びその方法に直接使用する加熱装置

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JPH09235711A
JPH09235711A JP4441196A JP4441196A JPH09235711A JP H09235711 A JPH09235711 A JP H09235711A JP 4441196 A JP4441196 A JP 4441196A JP 4441196 A JP4441196 A JP 4441196A JP H09235711 A JPH09235711 A JP H09235711A
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JP
Japan
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snow
exhaust pipe
exhaust gas
road surface
exhaust
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JP4441196A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Izumi
三雄 和泉
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SUNAO DENKI KK
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SUNAO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方法の実施及び装置の製造に掛かるコストが
低くし、かつエネルギーの有効利用を図る。 【解決手段】 車輌Aに搭載した内燃機関から排出され
る排気ガスを、道路の路面または堆積した雪に向かって
噴射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の排気ガ
スを利用して路面上の雪を融かす融雪方法と、路面上へ
雪が積もるのを防止する積雪防止方法、及びこれらの方
法の実施に直接使用する加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路等に積もった雪が、交通渋滞や交通
事故の原因となることは多く、このため、特に雪国で
は、地中に埋設したスプリンクラーから道路に温水を散
布して、道路に積もった雪を融かしたり、除雪車等を用
いて除雪している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スプリンクラ
ーの設置や除雪車の製造に掛かるコストは大きく、さら
に、一冬当たりに必要となる、これらの運営費用も多大
な額であり、これらの費用を負担する自治体等にとって
大きな問題であった。
【0004】また、スプリンクラーや除雪車の操業に必
要なエネルギーの一部、例えばスプリンクラーの温水を
加熱するためのエネルギーとして、ゴミ処理工場等から
生じる排熱を利用することもあるが、スプリンクラーや
除雪車の操業に必要な全てのエネルギーを、これらの排
熱によってまかなうことは不可能であり、エネルギーの
再利用という面においても問題があった。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上述のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、方法の実施及び装置
の製造に掛かるコストが低く、かつエネルギーの有効利
用を図るようにした排気ガスを利用した融雪方法と積雪
防止方法、及びこれらの方法の実施に直接使用する加熱
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 車輌に搭載した内燃機関から排出される排気ガス
を、道路の路面または堆積した雪に向かって噴射する。
【0007】(2) 車輌に搭載した内燃機関と、該内燃
機関の排気口に一端が接続され、かつ他端が車輌の車体
の下面より道路の路面に向かって延出する排気管とを備
える。
【0008】(3) 上記(2)項において、排気管の他端
が、車輌の側方の斜め下方に向かって開口させる。
【0009】(4) 上記(2)または(3)項において、排
気管の他端の開口部を、車輌の幅方向に長い形状とす
る。
【0010】(5) 上記(2)〜(4)項のいずれかにおい
て、排気管の少なくとも一部を可撓性の蛇腹とする。
【0011】(6) 上記(2)〜(5)項のいずれかにおい
て、排気管が、車輌の車体の下面に取り付けられ、先端
部が後方を向く主排気管と、基部が前記主排気管の後端
部に着脱自在に装着され、かつ先端部が下方を向く補助
排気管とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、請求項1、2及び6に記載
の発明を具体化した本発明の第1の実施例を、図1及び
図2を参照しながら説明する。
【0013】自動車(A)における図示を省略したエンジ
ンには、マフラー(2)及びテールパイプ(3)等を備える
主排気管(1)が接続されており、テールパイプ(3)の後
端外周には、後部を下方に向けて折曲した、側面視倒立
L字形をなす補助排気管(4)が着脱自在に装着され、主
排気管(1)と補助排気管(4)とにより、排気管が構成さ
れている。
【0014】補助排気管(4)の上面には、ねじ孔(図示
略)が設けられ、ねじ孔に螺合した固定ねじ(5)の下端
を、テールパイプ(3)の上面に締め付けることにより、
補助排気管(4)は、テールパイプ(3)に固定されてい
る。
【0015】自動車(A)のエンジンを作動させると、排
気ガスは、補助排気管(4)の下端の排気口(6)から下方
に向けて噴射され、排気口(6)の直下において、路面
(B)は熱せられる。
【0016】このようにして熱せられた路面(B)に雪が
降ると、雪は、路面(B)の熱によって直ちに融解するの
で、路面(B)に雪が堆積することはない。また、既に若
干の積雪のある路面(B)に対して、排気口(6)から排気
ガスを噴射させると、その熱と量に応じた融雪が行われ
る。
【0017】このように本実施例は、路面(B)自体又は
路面(B)上の雪を熱するためのエネルギーとして、エン
ジンの排気ガスを利用するもので、かつ補助排気管(4)
を既存の自動車に取り付けるだけでよいので、従来のス
プリンクラー等に比して、極めて低いコストで、道路の
積雪防止あるいは融雪を効率的に行うことができる。
【0018】また、エネルギーの再利用という点におい
ても、従来技術に比して優れている。
【0019】広範囲の道路の加熱若しくは道路上の融雪
を十分行わせるためには、例えば、法律や条例等によっ
て、可及的に多くの自動車に、補助排気管(4)の取り付
けを促すのがよい。
【0020】次に、請求項1、2、4及び6記載の発明
を具体化した本発明の第2の実施例を、図3及び図4を
参照しながら説明する。
【0021】尚、第1の実施例と同様の部材には、同じ
符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
【0022】本実施例では、補助排気管(7)の開口部
(8)を、自動車(A)の左右方向に細長くしてある。
【0023】このような補助排気管(7)を用いると、排
気ガスは、車幅方向に広がりながら噴射されるので、路
面(B)の加熱範囲が、第1の実施例に比して格段に広く
なり、より大きな融雪効果及び積雪防止効果が得られ
る。
【0024】次に、請求項1〜5及び6記載の発明を具
体化した本発明の第3の実施例を、図5及び図6を参照
しながら説明する。
【0025】尚、第1及び第2の実施例と同様の部材に
は、同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略す
る。
【0026】本実施例の補助排気管(9)の中間部は、可
撓性の蛇腹(10)となっており、開口部(11)を、前後左右
の様々な方向に向けることができる。
【0027】このような補助排気管(9)により、排気ガ
スを路面(B)上の雪(C)に向けて噴射すると、排気ガス
の熱により、雪(C)は融かされるとともに、排気ガスの
風圧により、道路の中央部に積もっていた雪(C)は、道
路の路肩側に吹き飛ばされ、道路の中央部が効果的に除
雪されることとなる。
【0028】上述した第1〜第3の実施例では、いずれ
も補助排気管(4)(7)(9)とテールパイプ(3)とを別体
としているが、各補助排気管(4)(7)(9)とテールパイ
プ(3)とを一体として成型することもある。
【0029】また、いずれの実施例も、自動車だけでな
く、内燃機関を備える様々な車輌に適用することができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 路面を熱するためのエネルギーとして排気ガスを
利用するとともに、車輌から生じる排気ガスを、路面
か、路面上の雪に向けて噴射するようにしただけなの
で、従来のスプリンクラー等に比して、極めて低いコス
トで道路の融雪及び積雪防止を行うことができる。ま
た、エネルギーの再利用という点においても、従来技術
に比して優れている。さらに、既に雪が積もっている路
面上を車輌が走行した場合には、排気ガスの風圧によっ
て、路面上の雪を除雪する作用も生じ、上述の融雪作用
と協働して、雪を効果的に排除できる(請求項1及び
2)。
【0031】(b) 請求項3記載の発明によれば、既に
雪が積もっている道路上を車輌が走行すると、排気ガス
の風圧により、道路の中央部に積もっていた雪が、道路
の路肩側に吹き飛ばされ、好都合である。
【0032】(c) 請求項4記載の発明によれば、排気
ガスは、車輌の幅方向に広がりながら噴射されるので、
積雪の防止及び融雪しうる範囲が広くなり、より大きな
積雪防止効果及び融雪効果が得られるようになる。
【0033】(d) 請求項5記載の発明によれば、排気
管の開口部を様々な方向に向けることができるので、例
えば、雪が降らない時期には開口部を後方に向け、冬季
だけ、開口部を下方に向けることができ、好都合であ
る。
【0034】(e) 請求項6記載の発明によれば、例え
ば、融雪時だけ、補助排気管を自動車のテールパイプ等
へ取り付けて、融雪時以外は、補助排気管を取り外すこ
とができができ、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱装置の第1実施例を備える自動車
の後方斜視図である。
【図2】図1の加熱装置の要部を示す側面図である。
【図3】本発明の加熱装置の第2実施例の要部を示す側
面図である。
【図4】図3の加熱装置を取り付けた自動車の要部の背
面図である。
【図5】本発明の加熱装置の第3実施例の要部を示す側
面図である。
【図6】図5の加熱装置を取り付けた自動車の要部の背
面図である。
【符号の説明】
(1)主排気管 (2)マフラー (3)テールパイプ (4)補助排気管 (5)固定ねじ (6)排気口 (7)補助排気管 (8)開口部 (9)補助排気管 (10)蛇腹 (11)開口部 (A)自動車 (B)路面 (C)雪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌に搭載した内燃機関から排出される
    排気ガスを、道路の路面または堆積した雪に向かって噴
    射することを特徴とする排気ガスを利用した融雪方法及
    び積雪防止方法。
  2. 【請求項2】 車輌に搭載した内燃機関と、該内燃機関
    の排気口に一端が接続され、かつ他端が車輌の車体の下
    面より道路の路面に向かって延出する排気管とを備える
    ことを特徴とする排気ガスを利用した融雪方法及び積雪
    防止方法に直接使用する加熱装置。
  3. 【請求項3】 排気管の他端が、車輌の側方の斜め下方
    に向かって開口している請求項2記載の排気ガスを利用
    した融雪方法及び積雪防止方法に直接使用する加熱装
    置。
  4. 【請求項4】 排気管の他端の開口部が、車輌の幅方向
    に長い形状である請求項2または3記載の排気ガスを利
    用した融雪方法及び積雪防止方法に直接使用する加熱装
    置。
  5. 【請求項5】 排気管の少なくとも一部が可撓性の蛇腹
    となっている請求項2〜4のいずれかに記載の排気ガス
    を利用した融雪方法及び積雪防止方法に直接使用する加
    熱装置。
  6. 【請求項6】 排気管が、車輌の車体の下面に取り付け
    られ、先端部が後方を向く主排気管と、基部が前記主排
    気管の後端部に着脱自在に装着され、かつ先端部が下方
    を向く補助排気管とを備えている請求項2〜5のいずれ
    かに記載の排気ガスを利用した融雪方法及び積雪防止方
    法に直接使用する加熱装置。
JP4441196A 1996-03-01 1996-03-01 排気ガスを利用した融雪方法と積雪防止方法、及びその方法に直接使用する加熱装置 Pending JPH09235711A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200473591Y1 (ko) * 2014-04-15 2014-07-10 조일봉 배기가스를 이용한 도로 해빙장치
CN109972582A (zh) * 2017-12-27 2019-07-05 河南森源重工有限公司 融雪车的吸雪装置连接结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200473591Y1 (ko) * 2014-04-15 2014-07-10 조일봉 배기가스를 이용한 도로 해빙장치
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