JPH0923550A - 電線のクランプ構造 - Google Patents

電線のクランプ構造

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Publication number
JPH0923550A
JPH0923550A JP7171205A JP17120595A JPH0923550A JP H0923550 A JPH0923550 A JP H0923550A JP 7171205 A JP7171205 A JP 7171205A JP 17120595 A JP17120595 A JP 17120595A JP H0923550 A JPH0923550 A JP H0923550A
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JP
Japan
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insulator
electric wire
bolt
nut
clamp structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP7171205A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Uchida
進午 内田
Koichi Murata
孝一 村田
Kaoru Araki
薫 荒木
Yoshinobu Noda
佳伸 野田
Mitsuhiro Honda
光洋 本田
Masanori Iwashima
正典 岩島
Manabu Koyama
学 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAYOU DENKI KOGYOSHO KK
NGK Insulators Ltd
Iwabuchi Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
KAYOU DENKI KOGYOSHO KK
NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
Iwabuchi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by KAYOU DENKI KOGYOSHO KK, NGK Insulators Ltd, Tokyo Electric Power Co Inc, Iwabuchi Corp filed Critical KAYOU DENKI KOGYOSHO KK
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 碍子の頂部に電線をクランプする際に、その
作業をマニピュレータにより容易かつ能率的に遂行でき
るようにする。 【解決手段】 碍子1の頂部に1本のボルト5を突設す
る。碍子1の頂部との間で電線7を挟持するために、ボ
ルト5には押え具8をボルト5の軸線方向へ移動可能に
支持する。付勢部材としてのコイルバネ9により押え具
8を碍子1の頂部から離間する方向に付勢する。コイル
バネ9の付勢力に抗して押え具8を碍子1の頂部と接近
する方向に移動させるために、ボルト5にはナット11
を螺合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、碍子の頂部に
電線をクランプする電線のクランプ構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】 従来のこの種の電線のクランプ構造と
しては、例えば実公平3−56968号公報に示すよう
なものが知られている。このクランプ構造においては、
碍子の頂部に2本のボルトが突設されている。第1のボ
ルトには押え具が碍子の頂部の電線引通し用台座を覆う
位置と、同台座の上面を開放する位置とに回動可能に支
持され、その先端には第2のボルトに係脱可能な切欠溝
が形成されている。
【0003】そして、碍子の頂部に電線をクランプする
場合には、第2のボルト上のナットを緩めるとともに押
え具を回動させて、電線引通し用台座の上面を開放す
る。この状態で、電線引通し用台座上に電線を載置し、
押え具を同台座の覆い位置まで回動させて、切欠溝を第
2のボルトに係合させる。その後、第2のボルト上のナ
ットを締め付けることにより、碍子の頂部と押え具との
間で電線を挟持することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、この従来
の電線のクランプ構造においては、碍子の頂部に電線を
クランプする際に、ナットを回転させるとともに、押え
具を二位置間で回動させる必要がある。また、電線を2
本のボルト間へ上方から落とし込むので、電線の取扱い
や、クランプ操作が繁雑で、マニピュレータによる作業
性が低いという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、碍子の頂部に電線をクランプする際に、
その作業をマニピュレータにより容易かつ能率的に遂行
することができる電線のクランプ構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の電線のクランプ構造の発明で
は、碍子の頂部に突設された1本のボルトと、碍子の頂
部との間で電線を挟持するために、ボルトにその軸線方
向へ移動可能に支持された押え具と、押え具を碍子の頂
部から離間する方向に付勢する付勢部材と、付勢部材の
付勢力に抗して押え具を碍子の頂部と接近する方向に移
動させるために、ボルトに螺合されたナットとを備えた
ものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電線のクランプ構造において、前記碍子の頂部には
押え具の回転を防止するための回り止め部材を配設した
ものである。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の電線のクランプ構造において、前記ボルトにはナッ
トの移動端部を規制するためのストッパを配設したもの
である。
【0009】従って、請求項1に記載の電線のクランプ
構造において、碍子の頂部に電線をクランプする際に
は、ボルト上のナットを緩めると、押え具が付勢部材の
付勢力により、碍子の頂部から離間した位置に移動し
て、クランプの側方が開放される。この状態で、側方か
ら碍子の頂部上に電線を移動して載置した後、ナットを
締め付けると、押え具が付勢部材の付勢力に抗して、碍
子の頂部と接近した位置に移動される。これにより、押
え具と碍子の頂部との間で電線が挟持される。
【0010】従って、ナットを回転させるのみの簡単な
操作で、碍子の頂部に電線をクランプすることができ
る。このため、電線のクランプ作業をマニピュレータに
より容易かつ能率的に遂行することができる。
【0011】また、請求項2に記載の電線のクランプ構
造においては、ナットを緩めたとき及び締め付けたとき
に、回り止め部材によって押え具の回転が阻止されてい
る。このため、ナットの回転に伴って、押え具が連れ回
りするおそれを防止することができる。
【0012】さらに、請求項3に記載の電線のクランプ
構造においては、ナットを緩めたときに、ストッパによ
ってナットの移動端部が規制される。このため、ナット
がボルトから抜け落ちるおそれを防止することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】 以下、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すよう
に、支持碍子1は図示しない電柱の支持アーム上に装着
され、碍子本体2の先端にセメント3を介してキャップ
金具4を嵌着した構成になっている。1本のボルト5は
キャップ金具4の頂部に螺着され、キャップ金具4から
上方に向かって突出している。
【0014】電線導体と同系統材料の金属板よりなるラ
イナ6は前記キャップ金具4の頂部に接合するようにボ
ルト5に嵌挿され、その一部にはキャップ金具4上の溝
部4aに嵌合する引通し溝6aが形成されている。電線
7は導体7aの外周に絶縁被覆7bを施してなり、絶縁
被覆7bを部分的に剥離した状態で、その導体7aの露
出部をライナ6の引通し溝6a上に載置するようになっ
ている。
【0015】銅またはアルミニウム合金等の金属材料よ
りなる押え具8は前記ボルト5にその軸線方向へ移動可
能に嵌挿され、その一部にはライナ6の引通し溝6aと
の間で電線7を挟持するための挟持部8aが形成されて
いる。付勢部材としてのコイルバネ9は押え具8の下面
のバネ座10とライナ6との間に介装され、押え具8を
支持碍子1の頂部から離間する方向に付勢している。
【0016】ナット11は前記押え具8上において、平
座金12及び皿バネ座金13を介してボルト5に螺合さ
れている。そして、このナット11を締め付けたときに
は、図1に実線で示すように、押え具8がコイルバネ9
の付勢力に抗して、支持碍子1の頂部と接近する方向に
移動され、押え具8の挟持部8aとライナ6の引通し溝
6aとの間で電線7をクランプすることができる。
【0017】図2及び図3に示すように、回り止め部材
14は一対のネジ15により前記キャップ金具4の頂部
に取り付けられ、押え具8の側面に近接配置されてい
る。そして、ナット11が緩められまたは締め付けられ
たとき、この回り止め部材14の拘束により押え具8の
回転が阻止されて、ボルト5の軸線方向への移動のみが
許容されるようになっている。
【0018】図1〜図4に示すように、Cリングまたは
Eリング等よりなるストッパ16は前記ボルト5の先端
の所定位置に取り付けられ、ナット11上の凹部11a
の底面と係合可能に対応している。そして、図4に示す
ように、ナット11が緩められたとき、このストッパ1
6がナット11上の凹部11aの底面と係合して、ナッ
ト11の移動端部が規制される。
【0019】次に、前記のように構成された電線のクラ
ンプ構造について動作を説明する。さて、支持碍子1の
頂部に電線7をクランプする際には、マニピュレータを
使用して、ボルト5上のナット11を緩める。すると、
押え具8がコイルバネ9の付勢力により、支持碍子1の
頂部から離間する方向に移動され、図4に示すように、
ライナ6の引通し溝6aが開放される。この状態で、電
線7を側方へ移動して支持碍子1上に電線7を落とし込
み、ライナ6の引通し溝6a内に、電線7の導体7aの
露出部を載置する。
【0020】その後、ナット11を締め付けると、押え
具8がコイルバネ9の付勢力に抗して、支持碍子1の頂
部と接近する方向に移動される。そして、図1に実線で
示すように、押え具8の挟持部8aが電線7の導体7a
の露出部に圧接して、押え具8の挟持部8aとライナ6
の引通し溝6aとの間で電線7が挟持される。従って、
ナット11を回転させるのみの簡単な操作で、支持碍子
1の頂部に電線7をクランプすることができる。このた
め、電線7のクランプ作業をマニピュレータにより容易
かつ能率的に遂行することができる。
【0021】また、この実施形態においては、図3から
明らかなように、ナット11が緩められるとき及び締め
付けられるときに、回り止め部材14の拘束によって押
え具8の回転が阻止される。従って、ナット11の回転
に伴って、押え具8が連れ回りするおそれを確実に防止
することができる。
【0022】さらに、この実施形態においては、図4に
示すように、ナット11が緩められたときに、ストッパ
16との係合によってナット11の移動範囲が規制され
る。従って、ナット11を緩める際に、ボルト5の端部
から抜け落ちるおそれを確実に防止することができる。
【0023】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (a)回り止め部材をボルト5側に固設すること。 (b)押え具8の幅を拡げたり、ナット11の形状を四
角形状にしたりすること。
【0024】また、前記実施形態より把握される技術的
思想について、以下に記載する。 (1)ナット上にはその底面がストッパと係合可能な凹
部を有する請求項3に記載の電線のクランプ構造。この
ように構成すれば、ボルトを長くすることなく、ストッ
パによりナットの抜けを防止することができる。 (2)碍子の頂部と電線との間には、適用電線の導体と
同系統の金属製のライナが介装されている請求項1に記
載の電線のクランプ構造。この構成によれば、電線導体
を傷めることなく、碍子の頂部と押え具との間で安定に
保持することができる。
【0025】
【発明の効果】 この発明は、以上のように構成されて
いるため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の
発明によれば、碍子の頂部に電線をクランプする際に、
その作業をマニピュレータにより容易かつ能率的に遂行
することができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、ナットを
回転させたときに、押え具が連れ回りするおそれを、回
り止め部材によって防止することができる。請求項3に
記載の発明によれば、ナットを緩めたときに、ナットが
ボルトから抜け落ちるおそれを、ストッパによって防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態における電線のクランプ構造の部分
破断正面図。
【図2】 その電線のクランプ構造の部分側面図。
【図3】 同じく電線のクランプ構造の部分平面図。
【図4】 電線をクランプする過程を示す部分断面図。
【符号の説明】
1…支持碍子、4…キャップ金具、5…ボルト、7…電
線、8…押え具、9…付勢部材としてのコイルバネ、1
1…ナット、14…回り止め部材、16…ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 進午 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力 株式会社内 (72)発明者 村田 孝一 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力 株式会社内 (72)発明者 荒木 薫 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力 株式会社内 (72)発明者 野田 佳伸 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 本田 光洋 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 岩島 正典 千葉県松戸市上本郷167番地 イワブチ 株式会社内 (72)発明者 小山 学 千葉県佐倉市大作1丁目8番1号 株式会 社華陽電機工業所佐倉工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍子の頂部に突設された1本のボルト
    と、碍子の頂部との間で電線を挟持するために、ボルト
    にその軸線方向へ移動可能に支持された押え具と、押え
    具を碍子の頂部から離間する方向に付勢する付勢部材
    と、付勢部材の付勢力に抗して押え具を碍子の頂部と接
    近する方向に移動させるために、ボルトに螺合されたナ
    ットとを備えた電線のクランプ構造。
  2. 【請求項2】 前記碍子の頂部には押え具の回転を防止
    するための回り止め部材を配設した請求項1に記載の電
    線のクランプ構造。
  3. 【請求項3】 前記ボルトにはナットの移動端部を規制
    するためのストッパを配設した請求項1に記載の電線の
    クランプ構造。
JP7171205A 1995-07-06 1995-07-06 電線のクランプ構造 Pending JPH0923550A (ja)

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JP7171205A JPH0923550A (ja) 1995-07-06 1995-07-06 電線のクランプ構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112305276A (zh) * 2020-10-29 2021-02-02 国家电网有限公司 变压器试验用多功能高压测试线

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112305276A (zh) * 2020-10-29 2021-02-02 国家电网有限公司 变压器试验用多功能高压测试线
CN112305276B (zh) * 2020-10-29 2023-07-14 国家电网有限公司 变压器试验用多功能高压测试线

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