JPH09234785A - シートの加熱方法及びその装置 - Google Patents

シートの加熱方法及びその装置

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JPH09234785A
JPH09234785A JP4304196A JP4304196A JPH09234785A JP H09234785 A JPH09234785 A JP H09234785A JP 4304196 A JP4304196 A JP 4304196A JP 4304196 A JP4304196 A JP 4304196A JP H09234785 A JPH09234785 A JP H09234785A
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heating
heater
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thermoplastic resin
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Norio Toyoshima
範男 豊嶋
Yuji Chiba
裕司 千葉
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの成形ゾーンに対して、シートに加わ
る熱を的確にコントロールすることができるシートの加
熱方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑
性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シート(以下、
シート又は素材と略称する)1から、立体的成形品2を
加熱成形する方法において、最大エネルギー波長が1〜
3μmである短波長あるいは中波長ヒータ又は長波長ヒ
ータ(遠赤外線ヒータ)を用いて、前記シート1を間接
加熱する際、間接加熱用ヒータ9裏側に反射板22を設
け、シート1中央部で、シート1と間接加熱用ヒータ9
の間には遮蔽板21を設け、シート1の均一加熱を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂シー
トの加熱方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂シート素材の加熱成
形方法としては、最大エネルギー波長が1〜3μmであ
る短波長あるいは中波長ヒータを用いて、素材を間接加
熱し、成形を行う方法がある(例えば、特開平7−27
6490号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た熱可塑性樹脂シート素材の加熱成形方法においては、
間接加熱用短波長もしくは中波長ヒータが棒状であり、
ヒータ長手方向間では温度差を設定できないため、被加
熱素材中央部の温度が、端部の温度より速く上昇し、素
材全体が成形可能温度域まで加熱すると、素材中央部の
温度が高くなり、発泡、酸化による変色を生じる。
【0004】また、賦形形状によっては局部加熱を必要
とするものがあるが、上記加熱方法では、素材全体の温
度も上昇するため、任意の形状、特性が得られなかった
り、賦形後の冷却時間がかかり、成形に長い時間を要す
る場合がある。ところで、(1)シート素材の温度分布
を任意に設ける構成の提案は、特開昭61−56738
号公報にも開示されている。
【0005】しかし、この方法では、ヒータとシートの
間に筒状の遮蔽板を設けているため、シートの高温領域
と低温領域の差が大きい。従って、成形品に悪影響をあ
たえる。 (2)また、ヒータとシートの間に遮蔽板を設ける構成
の提案は、特開昭61−193825号公報にも開示さ
れている。
【0006】しかし、この方法では、シートのある部分
に熱を加えない。換言すれば、ある部分はヒータからの
熱を略完全に遮蔽するものである。上記から明らかなよ
うに、従来の方法は、種々の問題点を有しており、シー
トの成形ゾーンに対して、シートに加わる熱をコントロ
ールする提案はなされていないのが現状である。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みて、シートの
成形ゾーンに対して、シートに加わる熱を的確にコント
ロールすることができるシートの加熱方法及びその装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑
性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シート(以下、
シート又は素材と略称する)から、立体的成形品を加熱
成形する方法において、最大エネルギー波長が1〜3μ
mである短波長あるいは中波長ヒータ又は長波長ヒータ
(遠赤外線ヒータ)を用いて、前記シートを間接加熱す
る際、間接加熱ヒータ裏側に反射板を設け、シート中央
部で、シートと間接加熱ヒータ間には遮蔽板を設け、シ
ートの均一加熱を行うようにしたものである。
【0009】もしくは、任意の位置に遮蔽板を設定する
ことにより、任意の位置のシート温度上昇を抑え、任意
位置以外の局部加熱を行うようにしたものである。ま
た、間接加熱ヒータ中央部もしくは任意の部分(総称し
て、所定部分という)の反射板を冷却することで雰囲気
温度を下げ、シートの所定部分でのシート温度上昇を抑
え、シートの均一加熱もしくは冷却部以外の局部加熱を
行うようにしたものである。
【0010】更に、熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱
可塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シート素材
から立体的成形品を加熱成形する方法において、シート
の加熱を均一に行い、シートの発泡及び酸化による変色
を回避することができる。もしくは、シート温度分布を
任意に付け、形状付加性向上による成形性の向上、冷却
時間短縮による生産性の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例を示すシートの成形機の概要を示す全体構成図で
ある。この図において、1は成形に供する熱可塑性樹脂
シート素材あるいは熱可塑性樹脂を主構成材料とする繊
維強化複合シート(素材)、2は成形品、3は上型(雌
型)、4は下型(雄型)、5は下フレーム、6はシート
積載装置、7はシート吊上装置、8はシート吊上昇降用
シリンダ、9a,9bは間接加熱用ヒータ9としての上
ヒータ及び下ヒータである。
【0012】また、10aは上ヒータ9aの駆動用ラッ
ク、10bは上ヒータ9aの駆動用ピニオン、11は下
ヒータ9bの昇降用シリンダ、12は上型3の昇降用シ
リンダ、13は下フレーム5の昇降用シリンダ、14は
成形品2の取出装置、15aは成形品の取り出しのため
の駆動用ベルト、15bは成形品の取り出しのためのプ
ーリーである。
【0013】図は省略しているが、シート1をシート積
載装置6から間接加熱用ヒータ9→成形部→取出装置1
4へ搬送する装置が用いられる。以下、上面からの間接
加熱装置の構成を図2に、遮蔽板の構成を図3〜図7
に、反射板の構成を図8〜図11に、間接加熱ヒータの
配置を図12〜図15にそれぞれ示す。
【0014】図2において、21はシート1の中央部と
間接加熱用ヒータ9間に設置された遮蔽板、22は間接
加熱用ヒータ9の裏側に設置された反射板、23は加熱
中、シート1の中央部と端部の温度を計測する温度計
(放射温度計)である。図3において、遮蔽板21は複
数の開口部を有している。図4において、24は遮蔽板
用スリットである。
【0015】図5において、遮蔽板21は遮蔽板固定棒
31を介して反射板22に取り付けられている。遮蔽板
用スリット24は、モータ32より伝動軸33、スプロ
ケット34、チェーン35を介して作動する。チェーン
35の端が遮蔽板用スリット24に連結されている。遮
蔽板21には、図6に示すように、遮蔽板用スリット2
4を案内するスライドガイド25が付いている。
【0016】図7において、41は傾斜遮蔽板であり、
傾斜遮蔽板41の作動用シリンダ42の作動により、ラ
ック43、ピニオン44を介して、傾斜遮蔽板41の傾
斜を調整することができる。図8において、51は反射
板22の裏面に設置される水もしくは空冷却管であり、
間接加熱用ヒータ9はシート1と対向している。
【0017】図9には、開口部を有する反射板22aが
示されている。図10には、開口部を有する反射板22
aと、これに対応する反射板用スリット61が示されて
いる。図11には、反射板70には反射板用スリット7
1が形成され、その反射板用スリット71には傾斜反射
板72が設けられている。
【0018】以下、本発明の熱可塑性樹脂シートの加熱
方法について説明する。図1及び図2に示すように、シ
ート1から、立体的成形品を加熱成形するプロセスにお
いて、間接加熱用ヒータ9(ここでは、最大エネルギー
波長が1〜3μmである短波長、あるいは中波長ヒー
タ)を用いて前記シート1を間接加熱する際、間接加熱
用ヒータ9の裏側に反射板22を設け、シート1の中央
部もしくは任意の位置で、シート1と間接加熱用ヒータ
9の間に遮蔽板21を設け、その位置での被輻射熱を低
下させることで、温度上昇を抑え、シート1全体の均一
加熱もしくは遮蔽板21部以外の局部加熱を行う。
【0019】以下、各図にしたがって、説明を行う。図
3は、図2における遮蔽板21に開口部を有するもの
で、開口率の異なるものを使用することで、被輻射熱の
度合いを変化させることが可能となる。遮蔽板21はシ
ート1の中央部を遮蔽するように設けられている。図4
〜図6は、図3における遮蔽板21と遮蔽板用スリット
24を組み合わせたものであり、遮蔽板用スリット24
がスライドすることにより、任意の開口率が得られるも
のである。またこれは、加熱中、シート1中央部と端部
の温度上昇を放射温度計等(図示なし)で比較しなが
ら、遮蔽板用スリット24を図5に示すように、モータ
32の回転を伝動軸33、スプロケット34、チェーン
35を介して、開閉することが可能である。
【0020】チェーン35を駆動する他の例として、シ
リンダのピストン先端とチェーン35の途中を連結し、
シリンダの伸縮により、前記開口率を変化させる様にし
てもよい。遮蔽板用スリット24と遮蔽板21とを組合
せたものは、前記開口率を変化させることができるの
で、シート1の中央部の加熱温度を調整することが可能
である。
【0021】図7は、図2における遮蔽板21に傾斜機
能を有するようにしたもので、図4のものと同様、加熱
中に傾斜遮蔽板の作動用シリンダ42によりラック4
3、ピニオン44を作動させ、傾斜角度を変化させるこ
とで任意の開口率を得るものである。また、傾斜遮蔽板
41の傾斜角度を変化させる他の例として、ピニオン4
4をスプロケットにし、それにチェーンを掛け、そのチ
ェーンをスプロケット付モータで回転駆動させる様にし
てもよい。
【0022】図8は間接加熱用ヒータ9の中央部もしく
は任意の位置の反射板22を水もしくは空冷却管51で
冷却することにより、シート1の中央部もしくは任意の
位置の雰囲気温度を下げ、対流熱伝達を低下させること
で、温度上昇を抑え、シート1全体の均一加熱もしくは
冷却部以外の局部加熱を行う。図9は、図2における反
射板22に開口部を有するもので、これによりシート1
中央部もしくは任意の位置での雰囲気温度を下げること
が可能であり、構造が簡単である。
【0023】図10は図9における開口部を有する反射
板22aと反射板用スリット61とを合わせたもので、
反射板用スリット61をスライドさせることで、任意の
開口率が得られる。また、加熱中、シート1中央部と端
部の温度上昇を放射温度計等(図示なし)で比較しなが
ら反射板用スリット61をモータ等(図5と同様)で開
閉する方法も可能である。
【0024】図11は図2における反射板22に傾斜機
能を有するものであり、加熱中に傾斜角度を図7と同
様、変化させることで任意の開口率が得られるようにな
っている。図12及び図13において、間接加熱用ヒー
タ9が加熱中、シート1の中央部と端部の温度上昇を放
射温度計等(図示なし)で比較しながら、シート1温度
の高い部分と間接加熱用ヒータ9との距離を変化させ、
被輻射熱を抑えることで、シート1の中央部での温度上
昇を抑え、シート1の均一加熱を行う。
【0025】図13は、中央部の間接加熱用ヒータ9を
長手方向で3分割し、端部ゾーン(A,B)の設定温度
を中央部ゾーン(C)のものより高くすることで、シー
ト1の中央部でのシート温度上昇を抑え、シート全体の
均一加熱を行う。もしくは、任意の位置の温度を高く設
定することで、局部加熱を行う。間接加熱用ヒータ9は
シリンダ81で上下動させる。なお、間接加熱用ヒータ
9−1は端部ゾーン(B)の間接加熱用ヒータ、間接加
熱用ヒータ9−2は端部ゾーン(A)の間接加熱用ヒー
タ、間接加熱用ヒータ9−3は中央部ゾーン(C)の間
接加熱用ヒータである。
【0026】図14は、間接加熱用ヒータ9間の端部に
短い間接加熱用ヒータ9−4を設置し、シート1の端部
でのシート温度上昇を速めることで、シート1全体の均
一加熱を行う。もしくは、任意の位置に短い間接加熱用
ヒータ9−4を設置し、その部分のシート温度上昇を速
めることで、局部加熱を行うようにしたものである。
【0027】
【実施例1】厚さ2.5mmのABSシートを、最大エ
ネルギー波長1.2μmの従来の短波長棒状ヒータで所
定時間加熱した時のシート表面温度分布を図15に示
す。現状では、シート表面における温度分布は最大30
℃生じている。次に、上記した開口部を有する遮蔽板を
使用した場合のシートの加熱方法によれば、図16に示
すように、シート表面における温度分布は、最大15℃
に収まっており、遮蔽板によるシート均一加熱の効果が
得られた。
【0028】
【実施例2】シート中央部の温度を下げ、外周部の温度
を上げ気味にする遮蔽板を使用して実施例1に記載のシ
ートを加熱した。結果は、図17に示すように、シート
中央部での温度は外周部より低くなり、所望の効果が得
られた。
【0029】なお、間接加熱ヒータ、遮蔽板、反射板の
配置は、シートの加熱の態様に応じて、上記実施例以外
にも種々の変形が可能であることは言うまでもない。ま
た、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (A)発泡、酸化による変色を生じることなく、シート
全体を成形可能温度域まで加熱でき、もしくは、シート
温度分布を任意に設定することにより、形状付加性向上
による成形性の向上、冷却時間短縮による生産性の向上
を図ることができる。
【0031】(B)熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱
可塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートか
ら、立体的成形品を加熱成形する方法において、最大エ
ネルギー波長が1〜3μmである短波長あるいは中波長
ヒータ又は長波長ヒータ(遠赤外線ヒータ)を用いて、
前記シートを間接加熱する際、間接加熱用ヒータ裏側に
反射板を設け、シート中央部で、シートと間接加熱用ヒ
ータの間には遮蔽板を設け、シートの均一加熱を行うよ
うにしたものである。
【0032】(C)間接加熱用ヒータの所定部分の反射
板を冷却することで、雰囲気温度を下げ、シートの所定
部分でのシート温度上昇を抑え、シートの均一加熱もし
くは冷却部以外の局部加熱を行うようにしたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すシートの成形機の概要を
示す全体構成図である。
【図2】本発明の実施例を示すシートの成形機の間接加
熱装置の構成である。
【図3】本発明の実施例を示すシートの成形機の遮蔽板
の構成図(その1)である。
【図4】本発明の実施例を示すシートの成形機の遮蔽板
の構成図(その2)である。
【図5】本発明の実施例を示すシートの成形機の遮蔽板
の構成図(その3)である。
【図6】図5のA矢視部分断面図である。
【図7】本発明の実施例を示すシートの成形機の遮蔽板
の構成図(その4)である。
【図8】本発明の実施例を示すシートの成形機の反射板
の構成図(その1)である。
【図9】本発明の実施例を示すシートの成形機の反射板
の構成図(その2)である。
【図10】本発明の実施例を示すシートの成形機の反射
板の構成図(その3)である。
【図11】本発明の実施例を示すシートの成形機の反射
板の構成図(その4)である。
【図12】本発明の実施例を示すシートの成形機の間接
加熱ヒータの配置を示す図(その1)である。
【図13】本発明の実施例を示すシートの成形機の間接
加熱ヒータの配置を示す図(その2)である。
【図14】本発明の実施例を示すシートの成形機の間接
加熱ヒータの配置を示す図(その3)である。
【図15】従来の短波長棒状ヒータで所定時間加熱した
時のシート表面温度分布を示す図である。
【図16】本発明の開口部を有する遮蔽板を使用した場
合のシートの加熱方法によるシート表面温度分布を示す
図である。
【図17】本発明のシート中央部の温度を下げ、外周部
の温度を上げ気味にする遮蔽板を使用した場合のシート
の加熱方法によるシート表面温度分布を示す図である。
【符号の説明】
1 シート(素材) 2 成形品 3 上型(雌型) 4 下型(雄型) 5 下フレーム 6 シート積載装置 7 シート吊上装置 8 シート吊上昇降用シリンダ 9,9−1,9−2,9−3 間接加熱用ヒータ 9−4 短い間接加熱ヒータ 9a 上ヒータ 9b 下ヒータ 10a 上ヒータの駆動用ラック 10b 上ヒータの駆動用ピニオン 11 下ヒータの昇降用シリンダ 12 上型の昇降用シリンダ 13 下フレームの昇降用シリンダ 14 成形品の取出装置 15a 成形品取出のための駆動用ベルト 15b 成形品取出のためのプーリー 21 遮蔽板 22,70 反射板 22a 開口部を有する反射板 23 温度計(放射温度計) 24 遮蔽板用スリット 25 スライドガイド 31 遮蔽板固定棒 32 モータ 33 伝動軸 34 スプロケット 35 チェーン 41 傾斜遮蔽板 42 傾斜遮蔽板の作動用シリンダ 43 ラック 44 ピニオン 51 水もしくは空冷却管 61,71 反射板用スリット 72 傾斜反射板 81 シリンダ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑
    性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、立
    体的成形品を加熱成形する方法において、 間接加熱ヒータを用いて前記シートを間接加熱する際、
    前記シートと前記間接加熱ヒータ間に遮蔽板を設け、該
    遮蔽板により前記間接加熱ヒータからの熱の伝達を調整
    し、前記シートの所定部分の温度上昇を抑え、前記シー
    トに加わる熱を調整することを特徴とするシートの加熱
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシートの加熱方法におい
    て、前記遮蔽板を前記シートの中央部に設定することに
    より、前記シートの中央部の温度上昇を抑え、前記シー
    トの均一加熱を行うことを特徴とするシートの加熱方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のシートの加熱方法
    において、前記遮蔽板に開口部を設けることにより、前
    記シートの所定部分の温度上昇を抑え、前記シートに加
    わる熱を調整することを特徴とするシートの加熱方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシートの加熱方法におい
    て、前記遮蔽板の開口度合いを調整することにより、前
    記シートの所定部分の温度上昇を抑え、前記シートに加
    わる熱を調整することを特徴とするシートの加熱方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のシートの加熱方法におい
    て、前記遮蔽板の開口部に傾斜板を設け、該傾斜板の傾
    斜角度を調整することにより、前記シートの所定部分の
    温度上昇を抑え、前記シートに加わる熱を調整すること
    を特徴とするシートの加熱方法。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑
    性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、立
    体的成形品を加熱成形する方法において、 間接加熱ヒータを用いて前記シートを間接加熱する際、
    前記間接加熱ヒータの裏側に反射板を設け、該反射板の
    裏面を冷却することにより、前記シートの所定部分の雰
    囲気温度を抑え、前記シートの温度上昇を抑え、前記シ
    ートに加わる熱を調整することを特徴とするシートの加
    熱方法。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可塑
    性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、立
    体的成形品を加熱成形する方法において、 間接加熱ヒータを用いて前記シートを間接加熱する際、
    前記間接加熱ヒータの裏側に反射板を設け、該反射板に
    開口部を設けることにより、前記シートの所定部分の温
    度上昇を抑え、前記シートに加わる熱を調整することを
    特徴とするシートの加熱方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシートの加熱方法におい
    て、前記反射板の開口度合いを調整することにより、前
    記シートの所定部分の温度上昇を抑え、前記シートに加
    わる熱を調整することを特徴とするシートの加熱方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のシートの加熱方法におい
    て、前記反射板の開口部に傾斜板を設け、該傾斜板の角
    度を調整することにより、前記シートの所定部分の温度
    上昇を抑え、前記シートに加わる熱を調整することを特
    徴とするシートの加熱方法。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、
    立体的成形品を加熱成形する方法において、 間接加熱ヒータを用いて前記シートを間接加熱する際
    に、前記シートと間接加熱ヒータとの距離を変化させる
    ことにより、前記シートの所定部分の温度上昇を抑え、
    前記シートに加わる熱を調整することを特徴とするシー
    トの加熱方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のシートの加熱方法に
    おいて、中間部の間接加熱ヒータを長手方向で分割し、
    該分割された間接加熱ヒータの中間部を上下動させて端
    部の設定温度を中央部のものより高くすることにより、
    前記シート端部の温度上昇を速め、前記シート全体の均
    一加熱を行うことを特徴とするシートの加熱方法。
  12. 【請求項12】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、
    立体的成形品を加熱成形する方法において、間接加熱ヒ
    ータを用いて前記シートを間接加熱する際に、前記間接
    加熱ヒータ間の端部に短い間接加熱ヒータを設置し、前
    記シート端部での該シートの温度上昇を速め、前記シー
    ト全体の均一加熱を行うことを特徴とするシートの加熱
    方法。
  13. 【請求項13】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、
    立体的成形品を加熱成形する装置において、(a)前記
    シートを加熱する間接加熱ヒータと、(b)前記シート
    と前記間接加熱ヒータ間に配置される遮蔽板と、(c)
    該遮蔽板に前記間接加熱ヒータからの熱の伝達を調整す
    る加熱調整手段とを具備することを特徴とするシートの
    加熱装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のシートの加熱装置に
    おいて、前記遮蔽板を前記シートの中央部に設定してな
    るシートの加熱装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のシートの加熱装置に
    おいて、前記加熱調整手段は遮蔽板に形成される開口部
    であるシートの加熱装置。
  16. 【請求項16】 請求項13記載のシートの加熱装置に
    おいて、前記加熱調整手段は前記遮蔽板の開口度合いを
    調整する遮蔽板用スリットを具備するシートの加熱装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項13記載のシートの加熱装置に
    おいて、前記加熱調整手段は前記遮蔽板の開口部に配置
    される傾斜板であるシートの加熱装置。
  18. 【請求項18】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、
    立体的成形品を加熱成形する装置において、(a)前記
    シートを加熱する間接加熱ヒータと、(b)前記間接加
    熱ヒータの裏側に配置される反射板と、(c)該反射板
    の所定部分の裏面を冷却する手段を具備することを特徴
    とするシートの加熱装置。
  19. 【請求項19】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、
    立体的成形品を加熱成形する装置において、(a)前記
    シートを加熱する間接加熱ヒータと、(b)前記間接加
    熱ヒータの裏側に配置される反射板と、(c)該反射板
    に設けられた開口部を具備することを特徴とするシート
    の加熱装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のシートの加熱装置に
    おいて、前記反射板の開口度合いを調整する手段を具備
    するシートの加熱装置。
  21. 【請求項21】 請求項19記載のシートの加熱装置に
    おいて、前記反射板の開口度合いを調整する手段は該反
    射板の開口部に設けられる傾斜板であるシートの加熱装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項18、19、20、21記載の
    シートの加熱装置において、前記シートと前記間接加熱
    ヒータとの間に遮蔽板を具備するシートの加熱装置。
  23. 【請求項23】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、
    立体的成形品を加熱成形する装置において、(a)前記
    シートを加熱する間接加熱ヒータと、(b)前記シート
    と前記間接加熱ヒータとの距離を変化させる手段とを具
    備することを特徴とするシートの加熱装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のシートの加熱装置に
    おいて、中間部の間接加熱ヒータを長手方向で分割し、
    該分割された間接加熱ヒータの中間部を上下動させて端
    部の設定温度を中央部のものより高くすることにより、
    前記シート端部の温度上昇を速め、前記シート全体の均
    一加熱を行うことを特徴とするシートの加熱装置。
  25. 【請求項25】 熱可塑性樹脂シート素材あるいは熱可
    塑性樹脂を主構成材料とする繊維強化複合シートから、
    立体的成形品を加熱成形する装置において、(a)前記
    シートを加熱する間接加熱ヒータと、(b)前記間接加
    熱ヒータに隣接して設けられた短い間接加熱ヒータとを
    具備することを特徴とするシートの加熱装置。
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