JPH09234582A - レーザ切断方法 - Google Patents

レーザ切断方法

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JPH09234582A
JPH09234582A JP8041317A JP4131796A JPH09234582A JP H09234582 A JPH09234582 A JP H09234582A JP 8041317 A JP8041317 A JP 8041317A JP 4131796 A JP4131796 A JP 4131796A JP H09234582 A JPH09234582 A JP H09234582A
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JP
Japan
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gas
workpiece
refractive index
laser beam
cutting
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JP8041317A
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English (en)
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Shigehiro Yoshiyasu
重宏 吉安
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空部品内部への溶融物の付着防止はもちろ
んのこと、所望とする切断部位に照射されたレーザビー
ムが、その切断中に切断部位を通過し、中空部品内部の
対向する面に照射されることにより生ずる対向面への熱
的な損傷(「溶け」、「変形」、ひいては「破れ」や
「貫通」)をも解消できるレーザ切断方法を提供するこ
と。 【解決手段】 レーザビームの光路上にある、加工すべ
き第1の被加工物部位と上記光路の延長線上にある加工
を不要とする第2の被加工物部位とが存在する被加工物
を切断加工するレーザ切断方法において、上記第1の被
加工物部位と上記第2の被加工物部位との間で形成され
る空間に、上記第1の被加工物部位と上記第2の被加工
物部位とを結ぶ線分をはさんで対称な位置に、周囲雰囲
気より屈折率の大きな流体を流通させた状態で切断加工
するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザビームの
照射方向の延長線上に、被加工物の中で所望とする切断
部位以外に少なくとも1ケ所以上の被加工物の一部が存
在する部品に対するレーザ切断方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通常、レーザビームの照射方向の延長線
上に、被加工物の中で所望とする切断部位以外に少なく
とも1ケ所以上の被加工物の一部が存在する部品をレー
ザ切断する場合、その外部より所望とする切断部位にレ
ーザビームを照射して切断すると、所望とする切断部位
に照射されたレーザビームは、その切断中に切断部位を
通過して、部品内部の対向する面に照射されることによ
り、対向面に熱的な損傷を与えていた。
【0003】このような問題を改善する方法として、例
えば従来には特開平5−261581で示される公報に
よる切断方法がある。図9は、中空部品として配管を取
り上げ、これをレーザ切断する場合の方法について説明
した概略図である。
【0004】これによれば、まず、配管31を同芯支持
器33によりレーザカッタ34の回転中心と同芯となる
様に支持する。図中、32はメクラ栓、34は回転しな
がら前記配管31を溶断するレーザカッタである。前記
配管31の内部を予め不活性ガスで置換しておき、前記
配管31の一端の前記メクラ栓32で閉塞し、更にもう
一端から配管31内部に不活性ガスを供給し、該配管3
1内部を外部に対して正圧とする。この状態で前記同芯
支持器33で配管を固定し、切断所要箇所を前記レーザ
カッタ34で全周溶断する。
【0005】これにより、切断時に配管31内部に充填
された正圧不活性ガスが切断部から配管31外部に流出
することによって、蒸発金属に生成される微粒子やそれ
等の化合物、又、大気中の浮遊物が配管31内部に混入
するのを防ぐことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来切
断法では、部品の内部に溶融物が付着するのを防止する
効果はあるものの、所望とする切断部位に照射されたレ
ーザビームが、その切断中に切断部位を通過し、部品内
部の対向する面に照射されることにより対向面に熱的な
損傷(対向面の「溶け」、「変形」、ひいては「破れ」
や「貫通」)を与えるという問題を防止することはでき
なかった。
【0007】また、特開昭57−138600では中空
部品の内部に冷却ガスを流通させる方法を、あるいは、
実開平5−49186では中空部品内に高圧気体を流入
・吸引させた方法について提案されているが、これらは
いずれも、中空部品の内部に付着する溶融物を防止する
のみであり、所望とする切断部位に照射されたレーザビ
ームが、その切断中に切断部位を通過し、中空部品内部
の対向する面に照射されることによる対向面への熱的な
損傷(対向面の「溶け」、「変形」ひいては「破れ」や
「貫通」)を防止するものではなかった。
【0008】さらに、特開昭60−184487、ある
いは、実開平1−153874では、中空部品内部の対
向する面に照射されることによる対向面への熱的な損傷
を防止する方法が提案されているものの、具体的な手段
としては、通過したレーザビームを対向面から遮蔽する
目的で、金属製パイプや管を中空部品の内部に挿入する
方法を採っている。したがって、通過ビームにより遮蔽
用のパイプ・管等が損傷を受けるという挿入部材の寿命
の問題と、中空部品の形状によっては、これら遮蔽用パ
イプ・管を挿入することができないケースも多くあり、
特に、密閉型中空部品へは挿入が不可能であるといった
問題があった。
【0009】そこで、本発明は、上記に示した従来の問
題点に鑑みてなされたものであり、部品内部への溶融物
の付着防止、および、所望とする切断部位に照射された
レーザビームが、その切断中に切断部位を通過し、中空
部品内部の対向する面に照射されることにより生ずる対
向面への熱的な損傷(対向面の「溶け」、「変形」、ひ
いては「破れ」や「貫通」)をも解消し、中空部品への
本格的な高品位レーザ切断を可能とすることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるレーザ
切断方法は、レーザビームの光路上にある、加工すべき
第1の被加工物部位と上記光路の延長線上にある加工を
不要とする第2の被加工物部位とが存在する被加工物を
切断加工するレーザ切断方法において、上記第1の被加
工物部位と上記第2の被加工物部位との間で形成される
空間に、上記第1の被加工物部位と上記第2の被加工物
部位とを結ぶ線分をはさんで対称な位置に、周囲雰囲気
より屈折率の大きな流体を流通させた状態で切断加工す
るようにしたものである。
【0011】また、レーザビームの光路上にある、加工
すべき第1の被加工物部位と上記光路の延長線上にある
加工を不要とする第2の被加工物部位とが存在する被加
工物を切断加工するレーザ切断方法において、上記第1
の被加工物部位と上記第2の被加工物部位との間で形成
される空間に、周囲雰囲気より屈折率の大きな流体を一
筋、その中心軸を上記第1の被加工物部位と上記第2の
被加工物部位とを結ぶ線分からわずかにずらして流通さ
せた状態で切断加工するようにしたものである。
【0012】また、上記流体はその温度を周囲雰囲気の
温度より上昇させたものである。
【0013】また、上記流体は、不活性ガスであるもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、この発明の第1の実施の形
態を図について説明する。図1及び図2は、本発明によ
る切断方法を説明する説明図であり、レーザビームの光
路(照射方向)の延長線上に、被加工物の中で所望とす
る切断部位A以外に少なくとも1ケ所以上の被加工物の
一部Bn(n=1,2,3…)が存在する加工対象物と
して、例えばパイプへのレーザ穴加工をする場合につい
て説明する。
【0015】被加工物1であるパイプの開口部4、及び
開口部5のうち一方の開口部より、流体として、周囲雰
囲気(大気)よりも屈折率の大きな気体(例えばアルゴ
ンガス)6を二筋流入させ、被加工物1のもう一方の開
口部5より、該気体を流出させる。
【0016】ここで、気体6を流通させる位置は、所望
とする加工穴の中心点Aと対向面上の点Bを結ぶ線分A
Bをはさんで対称な位置に、わずかな距離だけ離して、
周囲雰囲気より屈折率の大きな気体を二筋流通させる。
【0017】このような状況のもとで、被加工物1に対
して加工部位2のレーザ切断を実施する。
【0018】従来、被加工物1に対してレーザビーム3
を照射してレーザ切断を行う場合、そのレーザ切断中に
は、被加工物1を貫通したレーザビーム3が被加工物1
内部の対向面に照射される。その結果、従来は、対向面
にはレーザビーム照射に伴う熱的損傷が付き物となる
が、本実施の形態では、被加工物1に対してレーザビー
ム3を照射してレーザ切断を行う場合、そのレーザ切断
中に被加工物1を貫通したレーザビーム3は、図2に示
すように被加工物1内部に流通された二筋の屈折率の大
きな気体6によって大きく発散される。
【0019】すなわち、図2から、集光レンズ7により
収束されたレーザビーム3は、被加工物1のA点を通過
した後わずかに拡散され、二筋の屈折率の大きな気体6
に突入する。この場合の気体6への入射角をθ1、気体
6での屈折角をθ2とする。また、気体6の屈折率をn
2とすると、周囲雰囲気の屈折率n1=1であることか
ら、 n1sinθ1=n2sinθ2 の関係が成り立つため、周囲雰囲気の屈折率n1より大
きな屈折率として、例えばn2=1.2の気体を流通
し、気体6への入射角θ1=30゜とした場合、 θ2=arcsin(n1/n2×sinθ1) =arcsin(1/1.2×sin30゜) ≒25゜ となり、図2に示すように、さらにレーザビームは大き
く屈折され発散される。さらに、気体6の中を通過した
レーザビームが周囲雰囲気に抜け出た時には、屈折率が
大きな媒質(気体6)から屈折率が小さな媒質(大気)
に戻ることから、屈折率θ1=30゜で屈折され、図2
に示すように、最終的には元のレーザビームの進行方向
からさらに発散されて対向面上のB点に達する。
【0020】このように、周囲雰囲気(大気)より大き
な屈折率を持つ気体6によって、被加工物1の内部にお
いてレーザビームは大きく拡散し、対向面上のB点での
照射ビーム径が大きくなる結果、対向面を熱的に溶融で
きるほどのエネルギーを有さないこととなる。
【0021】また、被加工物1へのレーザ切断により、
被加工物1の加工部位2の裏側に付着が懸念される溶融
物についても、被加工物1内部に流通された気体の物理
的圧力によって溶融物付着を防止することもできる。
【0022】以上のように、部品内部において線分AB
をはさんで対称な位置に、わずかな距離だけ離して、周
囲雰囲気より屈折率の大きな気体を二筋流通させて切断
加工することにより、その切断中に切断部位を通過した
レーザビームは、周囲雰囲気のもつ屈折率と部品内部に
流通された気体の屈折率の差により、この部品内部にお
いてレーザビームは大きく発散される。その結果、対向
する面における照射ビーム径が大となるため、対向面へ
の熱的損傷を防止するとともに、流通された気体の圧力
により、加工部位裏側への溶融物の付着をも防止するこ
とができる。
【0023】発明の実施の形態2.次に、この発明の第
2の実施の形態を図について説明する。図3〜6は、本
実施の形態による切断方法を説明する説明図である。図
3は、被加工物として、レーザビームの光路(照射方
向)の延長線上に、被加工物の中で所望とする切断部位
A以外に少なくとも1ケ所以上の被加工物の一部Bn
(n=1,2,3…)が存在するといった加工対象品の
具体例であり、この被加工物1に対する加工部位2は図
示したとおりである。また、切断部位の中で特に説明が
必要となる部分の加工部位詳細断面図を図4に示す。
【0024】まず図4において、被加工物1に対して照
射されたレーザビーム3は、被加工物1の一部であり所
望とされる加工部位Aをレーザ切断するわけであるが、
この加工部位Aをレーザ切断することにより、その加工
部位Aを貫通したレーザビームは、その延長線8上に存
在する被加工物1の一部との交わる交点B1に照射され
る。したがって、従来はこの交点B1の部分にレーザビ
ーム貫通光が照射されることにより、交点B1の部分に
熱的損傷が発生し、ひいては、交点B1をも貫通してし
まい、さらにその延長上に存在する交点B2に対しても
熱的損傷を与えていたというケースも少なくなかった。
【0025】そこで、本発明の第2の実施の形態では、
図4及び図5に示すように、レーザビーム3の照射方向
の延長線8上に、被加工物1の中で所望とする切断部位
Aと、最も切断部位Aに近い被加工物の一部B1との間
で形成される空間に対し、線分AB1からわずかな距離
だけ離れた位置に、周囲雰囲気(大気)より屈折率の大
きな気体6を一筋流通させる。
【0026】このような状況のもとで、被加工物1に対
して加工部位2のレーザ切断を実施する。
【0027】つまり、レーザ切断中に被加工物1を貫通
したレーザビーム3は、図4に示すように被加工物1内
部に流通された一筋の屈折率の大きな気体6によって、
その進路を大きく屈折されられる。
【0028】つまり、図6から、切断部位2を貫通した
レーザビーム3は、一筋の屈折率の大きな気体6に突入
する。この場合の気体6への入射角をθ1、気体6での
屈折角をθ2とする。また、気体6の屈折率n2とする
と、周囲雰囲気の屈折率n1=1であることから、 n1sinθ1=n2sinθ2 の関係が成り立つため、周囲雰囲気の屈折率n1より大
きな屈折率として、例えばn2=1.2の気体を流通
し、気体6への入射角θ1=45゜とした場合、 θ2=arcsin(n1/n2×sinθ1) =arcsin(1/1.2×sin45゜) ≒36゜ となり、図6に示すように、レーザビーム3は図面上、
右側へ大きく屈折される。さらに、気体6の中を通過し
たレーザビームが周囲雰囲気(大気)に抜け出た時に
は、屈折率が大きな媒質(気体6)から屈折率が小さな
媒質(大気)に戻ることから、屈折率θ1=45゜で屈
折され、図のように最終的には元のレーザビームの進行
方向から大きく右側に逸れる。
【0029】このように、周囲雰囲気(大気)より大き
な屈折率を持つ気体6によって、被加工物1の内部にお
いてレーザビームは大きく屈折する結果、対向面上への
レーザビームの直射を回避することができる。
【0030】また、被加工物1へのレーザ切断により、
被加工物1の加工部位2の裏側に付着が懸念される溶融
物についても、被加工物1内部に流通された気体の物理
的圧力によって溶融物付着を防止することもできる。
【0031】以上のように、部品内部において線分AB
1からわずかな距離だけ離れた位置に、周囲雰囲気(大
気)より屈折率の大きな気体6を一筋流通させて切断加
工することにより、その切断中に切断部位を通過したレ
ーザビームは、周囲雰囲気のもつ屈折率と部品内部に流
通された気体の屈折率の差により、この部品内部におい
てレーザビームは大きく屈折される。その結果、対向す
る面へのレーザビームの直射を回避することができると
ともに、流通された気体の圧力によって、加工部位裏側
への溶融物の付着をも防止することができる。
【0032】発明の実施の形態3.次に、この発明の第
3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態に
係わるレーザ切断方法は、周囲雰囲気(大気)より屈折
率の大きな気体に関して、その気体の温度を上昇させた
ことにより、周囲雰囲気のもつ屈折率と部品内部に流通
された気体の屈折率の差を、さらに大きくすることがで
きる。
【0033】すなわち、気体の温度の上昇に応じて、そ
の屈折率も増大することはよく知られていることである
が、仮に、第1及び第2の実施の形態で用いた気体6の
屈折率n2(=1.2)が、気体の温度上昇によって、
n2=1.2→1.4に増大したとする。この結果、例
えば第1の実施の形態の場合であれば、気体6での屈折
率θ2は25゜→21゜となって、図7に示すように気
体6を抜け出たレーザビームの進行路33は、第1の実
施の形態の場合のレーザビーム進行路31に比べてさら
に大きく屈折される結果、対向面への照射ビーム径は一
段と大きくなる。一方、第2の実施の形態の場合であれ
ば、気体6での屈折率θ2は36゜→30゜となって、
図8に示すように気体6を抜け出たレーザビームの進行
路33は、第2の実施の形態の場合のレーザビーム進行
路32に比べてさらに大きく屈折される結果、対向面へ
のレーザビーム直射の回避はより確実なものとなる。
【0034】なお、流通された気体の圧力によって、加
工部位裏側への溶融物の付着をも防止できることは言う
までもない。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0036】周囲雰囲気(大気)より大きな屈折率を持
つ気体6によって、被加工物1の内部においてレーザビ
ームは大きく拡散し、対向面上のB点での照射ビーム径
が大きくなるため、対向面への熱的損傷が防止できる。
しかも、流通された該気体の物理的圧力により加工部位
裏側への溶融物の付着をも防止することができる。
【0037】また、周囲雰囲気(大気)のもつ屈折率と
部品内部に流通された気体の屈折率の差により、この部
品内部においてレーザビームは大きく屈折されるため、
対向する面へのレーザビームの直射を回避することがで
きる。しかも、流通された気体の圧力によって、加工部
位裏側への溶融物の付着をも防止することができる。
【0038】また、気体の温度上昇による屈折率の増加
により、気体を抜け出たレーザビームの進行路はさらに
大きく屈折・発散される結果、対向面への照射ビームに
よる熱的損傷を防止または回避することができる。しか
も、流通された気体の圧力によって、加工部位裏側への
溶融物の付着をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による切断方法を
示す概略図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態による切断方法を
説明する説明図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態による切断方法を
示す概略図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態による切断方法を
説明する説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態による切断方法を
説明する説明図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態による切断方法を
説明する説明図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態による切断方法を
説明する説明図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態による切断方法を
説明する説明図である。
【図9】 従来の切断方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 被加工物、2 加工部位、3 レーザビーム、4,
5 開口部、6 気体、7 集光レンズ、8 レーザビ
ーム照射方向の延長線、31 レーザビーム進行路、3
2 レーザビーム進行路、33 レーザビーム進行路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームの光路上にある、加工すべ
    き第1の被加工物部位と上記光路の延長線上にある加工
    を不要とする第2の被加工物部位とが存在する被加工物
    を切断加工するレーザ切断方法において、上記第1の被
    加工物部位と上記第2の被加工物部位との間で形成され
    る空間に、上記第1の被加工物部位と上記第2の被加工
    物部位とを結ぶ線分をはさんで対称な位置に、周囲雰囲
    気より屈折率の大きな流体を流通させた状態で切断加工
    することを特徴とするレーザ切断方法。
  2. 【請求項2】 レーザビームの光路上にある、加工すべ
    き第1の被加工物部位と上記光路の延長線上にある加工
    を不要とする第2の被加工物部位とが存在する被加工物
    を切断加工するレーザ切断方法において、上記第1の被
    加工物部位と上記第2の被加工物部位との間で形成され
    る空間に、周囲雰囲気より屈折率の大きな流体を一筋、
    その中心軸を上記第1の被加工物部位と上記第2の被加
    工物部位とを結ぶ線分からわずかにずらして流通させた
    状態で切断加工することを特徴とするレーザ切断方法。
  3. 【請求項3】 上記流体は、その温度を周囲雰囲気の温
    度より上昇させたことを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載のレーザ切断方法。
  4. 【請求項4】 上記流体は、不活性ガスであることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ切断方
    法。
JP8041317A 1996-02-28 1996-02-28 レーザ切断方法 Pending JPH09234582A (ja)

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