JPH09233749A - 回転電機の磁石付回転子 - Google Patents

回転電機の磁石付回転子

Info

Publication number
JPH09233749A
JPH09233749A JP8037626A JP3762696A JPH09233749A JP H09233749 A JPH09233749 A JP H09233749A JP 8037626 A JP8037626 A JP 8037626A JP 3762696 A JP3762696 A JP 3762696A JP H09233749 A JPH09233749 A JP H09233749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
cylindrical body
rotor
electric machine
rotor center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8037626A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoichi Furukawa
倫一 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP8037626A priority Critical patent/JPH09233749A/ja
Publication of JPH09233749A publication Critical patent/JPH09233749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】接着剤の毛管現象を克服して積層鉄心の固定子
の内径部分を捨てないで活用したり、ロータセンタと磁
石との熱膨張差を吸収する。 【解決手段】軸1に嵌合した積層鉄心12からなるロー
タセンタの外周に、金属などの薄肉の円筒状体13を圧
入又は焼嵌めなどの固着手段で固着する。円筒状体13
の外周に磁石4を接着剤3で固着する。磁石4にバイン
ディング5を形成する。積層鉄心12はリベット19で
軸方向に結合される。磁石4の固着に接着剤3を使用し
ても、円筒状体13があるので、接着剤3の毛管現象が
なく、固定子の内径部分をロータセンタの積層鉄心12
に活用する。接着剤3に代えて円筒状体13と磁石4と
の間に細いキーを使用してもよい。円筒状体13に盛り
上がり部を設けると、ロータセンタと磁石との熱膨張差
を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サーボモータな
どの回転電機の磁石付回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来例の正断面図であり、軸1
に圧入した、充実した(ソリッドともいう)ロータセン
タ2に接着剤3で磁石4を固着する。磁石4にガラス繊
維のテープを巻回してワニス処理してバインディング5
を形成する。磁石4は、周方向に分割されたもの又は筒
状のものがある。ロータセンタ2が積層鉄心でなくて充
実しているのは、積層鉄心であると接着剤3が硬化する
まえに、液状の接着剤3が積層鉄心の隙間に毛管現象で
吸収されて接着が不充分になるからである。また、一般
に、積層鉄心又は充実したロータセンタ2の熱膨張係数
は磁石のそれより大きい(約10倍)ので、回転子の温
度上昇により、磁石4はロータセンタ2の熱膨張により
内圧を受けて割れる。このため、バインディング5は厚
くて強固である必要があり、ステンレス鋼を使用するこ
ともある。周方向に分割された磁石4のときは当然とし
て筒状のときも遠心力と熱膨張差に耐えるため、バイン
ディング5は強固である必要がある。バインディング5
は寸法精度を向上させるため、機械加工することもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例では、固
定子を打ち抜いたあとの内径部分は廃棄されて材料の無
駄があり、ロータセンタと磁石との熱膨張差に耐えるた
め、バインディングは強固でなければならない。この発
明の課題は、接着剤の毛管現象を克服して固定子の内径
部分を捨てないで活用したり、ロータセンタと磁石との
熱膨張差を吸収してバインディングを望ましくは不要に
できる回転電機の磁石付回転子を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明群の共通要件
は、ロータセンタと磁石との間に円筒状体を介装するこ
とである。発明1の回転電機の磁石付回転子は、積層鉄
心からなるロータセンタの外周に円筒状体を固着手段で
固着し、円筒状体の外周に磁石を固着するものである。
【0005】発明1の回転電機の磁石付回転子によれ
ば、磁石の固着に接着剤を使用しても、円筒状体がある
ので、接着剤の毛管現象を克服し、固定子の内径部分を
捨てないでロータセンタに活用する。もっとも、接着剤
に代えて円筒状体と磁石との間にキーや軸方向に延びて
円周方向に凹凸して嵌合する凹凸などの慣用技術を使用
することは自由である。また、磁石が遠心力により耐え
るために、または、磁石が円周方向に分割されているた
めに、バインディングをすることは自由である。
【0006】発明2は発明1において、固着手段を、ロ
ータセンタと円筒状体との間に軸方向に延びて円周方向
に凹凸して嵌合する凹凸とするものである。発明2によ
れば、ロータセンタと円筒状体との間の凹凸は、両者の
間のトルクに耐えて空転を防止する。発明3は発明1に
おいて、固着手段を、溶接とするものである。
【0007】発明3によれば、ロータセンタと円筒状体
との間の溶接は、両者の間のトルクに耐えて空転を防止
する。固着手段は発明2又は発明3の他に、圧入又は焼
嵌めでもよい。発明4は発明1、2又は3において、ロ
ータセンタの両端に軸方向に突出する円筒状体を内側に
折り曲げるものである。
【0008】発明4によれば、円筒状体の折り曲げは、
積層鉄心を軸方向に結合する。発明5の回転電機の磁石
付回転子は、充実した又は積層鉄心からなるロータセン
タの外周に円筒状体を固着手段で固着し、円筒状体の外
周に磁石を固着し、円筒状体に多数の盛り上がり部を形
成してその内側に薄い空気層を設けるものである。
【0009】発明5の回転電機の磁石付回転子によれ
ば、円筒状体の空気層を持つ盛り上がり部は、ロータセ
ンタと磁石との熱膨張差を吸収してバインディングを不
要にできる。磁石がより遠心力に耐えるために、また
は、磁石が円周方向に分割されているために、バインデ
ィングをすることは自由である。ロータセンタが積層鉄
心からなる場合には、磁石の固着に接着剤を使用して
も、円筒状体があるので、接着剤の毛管現象を克服し、
固定子の内径部分を捨てないでロータセンタに活用す
る。もっとも、接着剤に代えて円筒状体と磁石との間に
キーや軸方向に延びて円周方向に凹凸して嵌合する凹凸
などの慣用技術を使用することは自由である。
【0010】発明6は発明5において、固着手段を、ロ
ータセンタと円筒状体との間に軸方向に延びて円周方向
に凹凸して嵌合する凹凸とするものである。発明6によ
れば、ロータセンタと円筒状体との間の凹凸は、両者の
間のトルクに耐えて空転を防止する。発明7は発明5に
おいて、固着手段を、溶接とするものである。
【0011】発明7によれば、ロータセンタと円筒状体
との間の溶接は、両者の間のトルクに耐えて空転を防止
する。固着手段は発明2又は発明3の他に、圧入又は焼
嵌めでもよい。発明8は発明5、6又は7において、盛
り上がり部又はその近辺に軸方向のスリットを入れるも
のである。
【0012】発明8によれば、スリットは盛り上がり部
の円周方向への伸びを容易にして、ロータセンタと磁石
との熱膨張差を吸収してバインディングを不要にできる
作用を強化する。発明9は発明5、6、7又は8におい
て、円筒状体を、円周方向に分割するものである。
【0013】発明9によれば、円周方向に分割された円
筒状体の相互の隙間は、発明8と同様に、盛り上がり部
の円周方向への伸びを容易にして、ロータセンタと磁石
との熱膨張差を吸収してバインディングを不要にできる
作用を強化する。発明8と発明9は併用できる。発明9
は、円筒状体の圧入又は焼嵌めができない。発明10は
発明5、6、7、8又は9において、円筒状体の材料の
熱膨張係数を磁石のそれと同等にするものである。
【0014】発明10によれば、円筒状体が磁石と同等
の熱膨張係数の小さい材料なので、ロータセンタと磁石
との熱膨張差を吸収してバインディングを不要にできる
作用を強化する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は実施例1の正断面図、図2
は図1の側面図、図3は実施例2の側面図、図4は実施
例3の要部の正面図、図5は実施例4の要部の正断面
図、図6は実施例5の要部の側断面図、図7は図6の正
断面図、図8は実施例6の要部の側断面図、図9は図8
の正断面図、図10は実施例7の要部の側断面図、図1
1は図10の正面図、図12は実施例8の要部の側断面
図、図13は図12の正面図である。従来例及び各図に
おいて同一符号を付ける部分はおよそ同一機能を持ち説
明を省くことがある。
【0016】図1及び図2に示す実施例1において、軸
1に嵌合した積層鉄心12からなるロータセンタの外周
に、金属などの薄肉の円筒状体13を圧入又は焼嵌めの
固着手段で固着する。円筒状体13の外周に磁石4を固
着する。磁石4の円筒状体13への固着には接着剤3を
使用し、磁石4にバインディング5を形成する。積層鉄
心12は慣用技術の1つとしてリベット19で軸方向に
結合する。
【0017】実施例1によれば、磁石4の固着に接着剤
3を使用しても、円筒状体13があるので、接着剤3の
毛管現象を克服して固定子の内径部分を積層鉄心12に
活用し、捨てる無駄を省く。もっとも、接着剤3に代え
て円筒状体13と磁石4との間に図2に示される細いキ
ー18や軸方向に延びて円周方向に凹凸して嵌合する凹
凸などの慣用技術を使用することは自由である。また、
磁石4が遠心力に耐えるために、または、磁石4が円周
方向に分割されているために、バインディング5をする
ことは自由である。
【0018】図3に示す実施例2において、積層鉄心2
2からなるロータセンタを多角形に固定子鉄心の内径部
分からプレスで打ち抜く。円筒状体23を多角形の積層
鉄心22に圧入する。円筒状体23は始めから多角形で
もよく、真円筒を圧入してもよい。積層鉄心22を多角
形にする固着手段を、ロータセンタと円筒状体との間に
軸方向に延びて円周方向に凹凸して嵌合する一般的な凹
凸としてもよい。
【0019】実施例2によれば、積層鉄心22からなる
ロータセンタと円筒状体23との間の多角形などの凹凸
は、両者の間のトルクに耐えて空転を防止する。楔状の
接着剤3は、磁石4と円筒状体23との間のトルクに耐
えて空転を防止する。実施例1のキー18を使用でき
る。図4に示す実施例3において、積層鉄心12からな
るロータセンタに円筒状体13を溶接31をして固着手
段とする。溶接31は、スポット溶接、シーム溶接、プ
ロジェクション溶接又はアーク溶接でもよく、円筒状体
13の全面の各所でもよく、軸方向両端のみでもよい。
円筒状体13に設けた穴に溶接してもよい。溶接31は
実施例2にも使用できる。
【0020】実施例3によれば、積層鉄心12からなる
ロータセンタと円筒状体13との間の溶接31は、両者
の間のトルクに耐えて空転を防止する。溶接31が積層
鉄心12の両端に及べば、実施例1のリベット19に代
わる。図5に示す実施例4において、積層鉄心12から
なるロータセンタの両端に、軸方向に突出する円筒状体
43の内側への折り曲げ部43aを設ける。
【0021】実施例4によれば、円筒状体43の折り曲
げ部43aは、積層鉄心12を軸方向に結合するので、
実施例1のリベット19を必要としない。もっとも、積
層鉄心12を軸方向に結合するには、積層鉄心12間の
軸方向のプレス押出の凹凸を結合する慣用技術がある。
実施例4では、円筒状体43を利用しただけである。な
お、円筒状体43に図示される盛り上がり部は後述され
る。
【0022】図6及び図7に示す実施例5において、積
層鉄心12からなるロータセンタの外周に円筒状体53
を溶接31の固着手段で固着する。円筒状体53に多数
の盛り上がり部53aを形成してその内側に薄い空気層
59を設ける。盛り上がり部53aは、軸方向と周方向
とに分散される。円筒状体53の外周に磁石4を接着剤
3で固着する。
【0023】実施例5の回転電機の磁石付回転子によれ
ば、円筒状体53の空気層59を持つ盛り上がり部53
aは、積層鉄心12からなるロータセンタと磁石4との
熱膨張差を吸収してバインディングを不要にできる。空
気層59は熱膨張差を吸収できる範囲の寸法でよい。接
着剤3も本来的に弾力性があり、空気層59の間ではそ
の量が少ないから、積層鉄心12からなるロータセンタ
と磁石4との熱膨張差を吸収する。磁石4がより遠心力
に耐えるために、または、磁石4が円周方向に分割され
ているために、バインディングをすることは自由であ
る。磁石4の固着に接着剤3を使用しても、円筒状体5
3があるので、接着剤3の毛管現象を克服し、固定子の
内径部分を捨てないでロータセンタに活用する。楔状の
接着剤3は、磁石4と円筒状体53との間のトルクに耐
えて空転を防止する。もっとも、接着剤3に代えて、円
筒状体53と磁石4との間に実施例1のキー18やこの
実施例で図示する軸方向に延びて円周方向に凹凸して嵌
合する凹凸58などの慣用技術を使用することは自由で
ある。積層鉄心12からなるロータセンタと円筒状体5
3との間の溶接31は、両者の間のトルクに耐えて空転
を防止する。固着手段は、溶接31の他に、圧入又は焼
嵌めでもよく、積層鉄心12からなるロータセンタと円
筒状体53との間に軸方向に延びて円周方向に凹凸して
嵌合する凹凸としてもよい。
【0024】図8及び図9に示す実施例6は、充実した
ロータセンタに盛り上がり部を形成する例である。充実
したロータセンタ2の外周に円筒状体63を溶接31の
固着手段で固着する。円筒状体63に多数の盛り上がり
部63aを形成してその内側に薄い空気層59を設け
る。盛り上がり部63aは、軸方向に延びるが、環状で
もよい。円筒状体63の外周に磁石4を接着剤3で固着
する。
【0025】実施例6の回転電機の磁石付回転子によれ
ば、円筒状体63の空気層59を持つ盛り上がり部63
aは、充実したロータセンタ2と磁石4との熱膨張差を
吸収してバインディングを不要にできる。接着剤3も弾
力性があり、空気層59の間では量が少ないから、ロー
タセンタ2と磁石4との熱膨張差を吸収する。磁石4が
遠心力により耐えるために、または、磁石4が円周方向
に分割されているために、バインディングをすることは
自由である。楔状の接着剤3は、磁石4と円筒状体63
との間のトルクに耐えて空転を防止する。接着剤3に代
えて、円筒状体63と磁石4との間に、前述した空転防
止の慣用技術を使用することは自由である。ロータセン
タ2と円筒状体63との間の溶接31は、両者の間のト
ルクに耐えて空転を防止する。固着手段は、溶接31の
他に、圧入又は焼嵌めでもよく、ロータセンタ2にフラ
イス加工された溝と円筒状体63との間に軸方向に延び
て円周方向に凹凸して嵌合する凹凸としてもよい。盛り
上がり部63aが軸方向に延びるのに代えて、環状に周
方向に延びてもよいし、実施例5の盛り上がり部53a
を採用してもよいし、実施例6の盛り上がり部63aを
実施例5に採用してもよい。
【0026】図10及び図11に示す実施例7は、実施
例5又は実施例6の変形である。図において、積層鉄心
12からなるロータセンタの外周に円筒状体63を固着
し、円筒状体63の多数の盛り上がり部63a又はその
近辺(溶接31を除く)に軸方向のスリット79を設け
る。積層鉄心12はエアホール12aを持つ。実施例7
によれば、軸方向のスリット79は盛り上がり部63a
の円周方向への伸びを容易にして、積層鉄心12からな
るロータセンタと図示しない磁石との熱膨張差を吸収し
てバインディングを不要にできる作用を強化する。スリ
ット79から空気層59への接着剤の侵入は局部的であ
る。軸方向のスリット79は実施例5の盛り上がり部5
3aにも採用できる。
【0027】図12及び図13に示す実施例8は、実施
例5又は実施例6の変形である。図において、充実した
ロータセンタ2の外周の円筒状体83を隙間89を介し
て円周方向に分割する。分割されたそれぞれの円筒状体
83は、盛り上がり部63aを持つ。実施例8によれ
ば、円周方向に分割された円筒状体83の相互の隙間8
9は、実施例7と同様に、盛り上がり部63aの円周方
向への伸びを容易にして、ロータセンタ2と図示しない
磁石との熱膨張差を吸収してバインディングを不要にで
きる作用を強化する。隙間89から空気層59への接着
剤の侵入は局部的である。実施例8と実施例9は併用で
きる。この実施例は、円筒状体83のロータセンタへの
圧入又は焼嵌めができない。しかし、組立は可能であ
る。この実施例に先の実施例を組合せ可能であり、積層
鉄心に適用したり、固着手段31を前述の慣用の技術に
よることもできる。
【0028】特に図示しないが、盛り上がり部53a、
63aなどを持つ、円筒状体53、63の材料の熱膨張
係数を磁石4のそれと同等な、例えば、インバーにする
と、円筒状体が磁石と同等の熱膨張係数の小さい材料な
ので、ロータセンタと磁石との熱膨張差を吸収してバイ
ンディングを不要にできる作用を強化する。
【0029】
【発明の効果】発明1の回転電機の磁石付回転子によれ
ば、磁石の固着に接着剤を使用しても、円筒状体がある
ので、接着剤の毛管現象を克服し、固定子の内径部分を
プレスで捨てないでロータセンタに活用するという効果
がある。発明2によれば、ロータセンタと円筒状体との
間の凹凸は、両者の間のトルクに耐えて空転を防止する
という効果がある。
【0030】発明3によれば、ロータセンタと円筒状体
との間の溶接は、両者の間のトルクに耐えて空転を防止
するという効果がある。発明4によれば、円筒状体の折
り曲げは、積層鉄心を軸方向に結合する。発明5の回転
電機の磁石付回転子によれば、円筒状体の空気層を持つ
盛り上がり部は、積層鉄心の又は充実したロータセンタ
と磁石との熱膨張差を吸収してバインディングを不要に
できるという効果があり、ロータセンタが積層鉄心の場
合は、固定子の内径部分をプレスで捨てないでロータセ
ンタに活用するという効果がある。
【0031】発明6によれば、ロータセンタと円筒状体
との間の凹凸は、両者の間のトルクに耐えて空転を防止
するという効果がある。発明7によれば、ロータセンタ
と円筒状体との間の溶接は、両者の間のトルクに耐えて
空転を防止するという効果がある。発明8によれば、ス
リットは盛り上がり部の円周方向への伸びを容易にし
て、ロータセンタと磁石との熱膨張差を吸収してバイン
ディングを不要にできる作用を強化するという効果があ
る。
【0032】発明9によれば、円周方向に分割された円
筒状体の相互の隙間は、発明8と同様に、盛り上がり部
の円周方向への伸びを容易にして、ロータセンタと磁石
との熱膨張差を吸収してバインディングを不要にできる
作用を強化するという効果がある。発明10によれば、
円筒状体が磁石と同等の熱膨張係数の小さい材料なの
で、ロータセンタと磁石との熱膨張差を吸収してバイン
ディングを不要にできる作用を強化するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の正断面図
【図2】図1の側面図
【図3】実施例2の側面図
【図4】実施例3の要部の正面図
【図5】実施例4の要部の正断面図
【図6】実施例5の要部の側断面図
【図7】図6の正断面図
【図8】実施例6の要部の側断面図
【図9】図8の正断面図
【図10】実施例7の要部の側断面図
【図11】図10の正面図
【図12】実施例8の要部の側断面図
【図13】図12の正面図
【図14】従来例の正断面図
【符号の説明】
1 軸 2 ロータセン
タ 3 接着剤 4 磁石 5 バインディング 12 積層鉄心 13 円筒状体 18 キー 22 積層鉄心 23 円筒状体 31 溶接 43 円筒状体 53 円筒状体 53a 盛り上が
り部 58 凹凸 59 空気層 63 円筒状体 63a 盛り上が
り部 79 スリット 83 円筒状体 89 隙間

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層鉄心からなるロータセンタの外周に円
    筒状体を固着手段で固着し、円筒状体の外周に磁石を固
    着することを特徴とする回転電機の磁石付回転子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転電機の磁石付回転子に
    おいて、固着手段を、ロータセンタと円筒状体との間に
    軸方向に延びて円周方向に凹凸して嵌合する凹凸とする
    ことを特徴とする回転電機の磁石付回転子。
  3. 【請求項3】請求項1記載の回転電機の磁石付回転子に
    おいて、固着手段を、溶接とすることを特徴とする回転
    電機の磁石付回転子。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の回転電機の磁石
    付回転子において、ロータセンタの両端に軸方向に突出
    する円筒状体を内側に折り曲げることを特徴とする回転
    電機の磁石付回転子。
  5. 【請求項5】充実した又は積層鉄心からなるロータセン
    タの外周に円筒状体を固着手段で固着し、円筒状体の外
    周に磁石を固着し、円筒状体に多数の盛り上がり部を形
    成してその内側に薄い空気層を設けることを特徴とする
    回転電機の磁石付回転子。
  6. 【請求項6】請求項5記載の回転電機の磁石付回転子に
    おいて、固着手段を、ロータセンタと円筒状体との間に
    軸方向に延びて円周方向に凹凸して嵌合する凹凸とする
    ことを特徴とする回転電機の磁石付回転子。
  7. 【請求項7】請求項5記載の回転電機の磁石付回転子に
    おいて、固着手段を、溶接とすることを特徴とする回転
    電機の磁石付回転子。
  8. 【請求項8】請求項5、6又は7記載の回転電機の磁石
    付回転子において、盛り上がり部又はその近辺に軸方向
    のスリットを入れることを特徴とする回転電機の磁石付
    回転子。
  9. 【請求項9】請求項5、6、7又は8記載の回転電機の
    磁石付回転子において、円筒状体を、円周方向に分割す
    ることを特徴とする回転電機の磁石付回転子。
  10. 【請求項10】請求項5、6、7、8又は9記載の回転
    電機の磁石付回転子において、円筒状体の材料の熱膨張
    係数を磁石のそれと同等にすることを特徴とする回転電
    機の磁石付回転子。
JP8037626A 1996-02-26 1996-02-26 回転電機の磁石付回転子 Pending JPH09233749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8037626A JPH09233749A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 回転電機の磁石付回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8037626A JPH09233749A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 回転電機の磁石付回転子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09233749A true JPH09233749A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12502854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8037626A Pending JPH09233749A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 回転電機の磁石付回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09233749A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318889A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Jtekt Corp ロータのリング磁石固定構造及び電動パワーステアリング用モータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318889A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Jtekt Corp ロータのリング磁石固定構造及び電動パワーステアリング用モータ
JP4721008B2 (ja) * 2006-05-25 2011-07-13 株式会社ジェイテクト ロータのリング磁石固定構造及び電動パワーステアリング用モータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4236056B2 (ja) 磁石発電機
KR910007213A (ko) 회전전기 및 회전전기의 제조방법
US7608959B2 (en) Brushless motor
JP2002186206A (ja) 永久磁石を有する同期機のロータの製作法及び該方法で製作されたロータ
US20090015093A1 (en) Miniature electrical drive and magnetic return path element, and method for its production
US7629721B2 (en) Stator of motor
US7211917B2 (en) Motor with a magnet fixed on the inner peripheral face of a circumferential wall
JP2007068304A (ja) 回転電機の回転子
JP4102749B2 (ja) リラクタンスモータの回転子
JP2001065552A (ja) 動圧軸受装置
US5969453A (en) Motor
JP2019122146A (ja) 回転電機、送風機、および回転電機の製造方法
JP4495802B2 (ja) 永久磁石形回転子
JPH09233749A (ja) 回転電機の磁石付回転子
JPH05207690A (ja) 同期電動機のロータ
JP3268762B2 (ja) 回転電機の回転子及びその製造方法
JP4368643B2 (ja) 回転電機
JPH07322576A (ja) 永久磁石形回転子の製造方法
JP3727475B2 (ja) 回転電機の固定子
JP3727476B2 (ja) 回転電機の固定子
JPH09191589A (ja) 回転電機の磁石付回転子
JP2001286085A (ja) モータのロータ用コアインシュレータ
JP2001136685A (ja) 鉄芯積層構造
JP2581674Y2 (ja) ステッピングモータ
JP2003111327A (ja) モータの回転子構造および回転子固定方法ならびに鉄心保持具