JPH09233286A - 受信装置及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信された受信データに付加された識別情
報に基づいて、受信データを分類して保持できるように
する。 【解決手段】 受信ＦＡＸ装置１４から送信されてきた
受信イメージデータはイメージバッファ１５−２に書き
込まれ、マーク検出部１５−３はイメージバッファ１５
−２内の受信イメージデータの中から優先順位識別マー
ク１２ａの個数を検出し、制御部１５−１は検出された
マーク個数に基づいて優先順位管理テーブル１５−４を
検索し、対応する優先順位を優先順位管理テーブル１５
−４から読み出して優先順位を認識し、受信イメージデ
ータをスプールキューメモリ１５−６〜１５−８のう
ち、その優先順位に対応するスプールキューメモリへ転
送する。スプールキューメモリ１５−６〜１５−８は複
数の受信イメージデータを優先順位別に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、受信装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】一般に、原稿送受信方式としては帳票等
の原稿をファクシミリ装置で読み込ませ、他のファクシ
ミリ装置に送信して印刷させる方式あるいはホストコン
ピュータにＦＡＸアダプタを接続し、ファクシミリ装置
から送信されて来たイメージデータをホストコンピュー
タに接続されている印刷装置に転送して印刷させる方式
が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような原稿送受信
方式において、受信側では受信原稿が多い場合、たとえ
至急度の高いものであってもそれをすぐには印刷するこ
とができないという欠点があった。この原因は、イメー
ジデータを受信した順序にしたがって印刷することに起
因している。してみれば、受信側において先の受信イメ
ージデータに優先して後の受信イメージデータを印刷で
きれば、至急度の高いものから順に印刷を行い得ること
は明らかである。この発明の課題は、受信された受信デ
ータに付加された識別情報に基づいて、受信データを分
類して保持できるようにすることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明の課題は次の通
りである。請求項１記載の発明は、送信手段から送信さ
れるデータを受信する受信手段と、この受信手段により
受信された受信データに付加された識別情報を認識する
認識手段と、この認識手段により認識された識別情報に
基づいて前記受信データを分類して保持する保持手段と
を具備したことを特徴とするものである。従って、受信
された受信データに付加された識別情報に基づいて、受
信データを分類して保持できる。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、図１および図２を参照して
一実施形態を説明する。図１はファクシミリ伝送による
帳票送受信システムの全体構成を示したシステム構成図
である。

【０００６】送信側のファクシミリ装置（送信ＦＡＸ装
置）１１から伝送すべき送信用帳票１２上には、予め帳
票の至急度に応じて優先順位識別マーク１２ａが形成さ
れている。この優先順位識別マーク１２ａは正方形の黒
マークで、送信用帳票１２の左上部に印刷形成されてい
る。この場合、優先順位識別マーク１２ａの個数が優先
順位を示し、マーク個数が「１」のとき優先順位は第１
位、「２」のときには第２位、「３」のときには第３位
に対応している。

【０００７】送信ＦＡＸ装置１１は原稿差込口に任意の
送信用帳票１２が挿入された際、送信用帳票１２からの
反射光を光電変換して帳票イメージデータを得ると共
に、このイメージデータをイメージ圧縮器１１ａでデー
タ圧縮して交換網１３へ送信する通常の構成となってい
る。ここで、送信用帳票１２にファクシミリドロップア
ウトカラー（例えば青系色）によって印刷されている表
枠等の読み取りは行われず、ドロップアウトカラーを除
く他の色、即ち優先順位識別マーク１２ａや黒インク等
で書き込まれた文字等が読み取られて帳票イメージデー
タとなる。

【０００８】受信側のファクシミリ装置（受信ＦＡＸ装
置）１４は、交換網１３を通じて伝送されて来た帳票イ
メージデータを受信するもので、この受信イメージデー
タはイメージ伸張部１４ａによって元のイメージデータ
にデータ伸張されたのち、制御装置１５に送られる。

【０００９】制御装置１５はホストコンピュータで、制
御部１５−１を中核とし、イメージバッファ１５−２、
マーク検出部１５−３、優先順位管理テーブルメモリ１
５−４、出力優先管理部１５−５等を有し、またこの制
御装置１５にはプリンタ１６がケーブル接続されてい
る。

【００１０】制御部１５−１は予め格納されているマイ
クロプログラムにしたがってこの制御装置１５の各種の
動作を制御するもので、受信ＦＡＸ装置１４から送信さ
れて来た受信イメージデータは、イメージバッファ１５
−２に書き込まれる。マーク検出部１５−３はイメージ
バッファ１５−２内を検索し、帳票イメージデータの中
から優先順位識別マーク１２ａの個数を検出し、制御部
１５−１に与える。ここで、制御部１５−１はマーク検
出部１５−３で検出されたマーク個数に基づいて優先順
位管理テーブルメモリ１５−４を検索し、対応する優先
順位を優先順位管理テーブルメモリ１５−４から読み出
して優先順位を認識し、イメージバッファ１５−２内の
帳票イメージデータをスプールキューメモリ１５−６〜
１５−８のうち優先順位に対応するスプールキューメモ
リへ転送する。

【００１１】スプールキューメモリ１５−６〜１５−８
は複数の帳票イメージデータを並列的な待ち行列として
優先順位別に保持するもので、帳票イメージデータの優
先順位が第１位のものはスプールキューメモリ１５−６
へ転送され、第２位のものはスプールキューメモリ１５
−７へ転送され、第３位のものはスプールキューメモリ
１５−８へ転送される。ここで、制御部１５−１はイメ
ージバッファ１５−２内の帳票イメージデータを対応す
るスプールキューメモリ１５−６〜１５−８へ転送する
毎に、出力優先管理部１５−５に割り込み信号を与え
る。

【００１２】出力優先管理部１５−５はスプールキュー
メモリ１５−６〜１５−８内の帳票イメージデータを優
先順位の高いものから順に読み出してプリンタ１６から
印字出力させる。

【００１３】次に、本実施形態の動作を説明する。先
ず、制御部１５−１は受信ＦＡＸ装置１４から受信イメ
ージデータ（帳票イメージデータ）を受け取ると、この
帳票イメージデータをイメージバッファ１５−２に書き
込む。そして、マーク検出部１５−３はこの帳票イメー
ジデータの中から優先順位識別マーク１２ａの個数を検
出し、制御部１５−１に与える。すると、制御部１５−
１はマーク検出個数に基づいて優先順位管理テーブルメ
モリ１５−４を検索し、優先順位の認識を行う。

【００１４】いま、マーク検出個数が「１」のとき、制
御部１５−１はイメージバッファ１５−２内の帳票イメ
ージデータをスプールキューメモリ１５−６へ転送し、
「２」のときにはスプールキューメモリ１５−７へ転送
し、更に「３」のときにはスプールキューメモリ１５−
８へ転送する。即ち、制御部１５−１は複数の帳票イメ
ージデータが受信ＦＡＸ装置１４から転送されて来た場
合、その優先順位別に帳票イメージデータをスプールキ
ューメモリ１５−６〜１５−８へ転送し、出力待ち状態
にセットする。この際制御部１５−１は出力優先管理部
１５−５へ割り込み信号を与える。

【００１５】すると、出力優先管理部１５−５は第図２
のフローチャートにしたがって動作する。先ず出力優先
管理部１５−５は優先順位レジスタｉに初期値「１」を
セットする（ステップＳ１）。そして、スプールキュー
メモリ１５−６〜１５−８のうち優先順位がｉ番目（優
先順位レジスタｉの値）に対応するスプールキューメモ
リ内に帳票イメージデータが格納されているか否かを調
べる（ステップＳ２）。いま、優先順位レジスタｉの値
は「１」、したがって、優先順位第１位に対応するスプ
ールキューメモリ１５−６内に帳票イメージデータが格
納されていなければ、ステップＳ５に進み、優先順位レ
ジスタｉに「１」を加算するインクリメント処理を行
い、その値が予め決められている最大値（本実施例にお
いては「３」）を越えたか否かを調べる（ステップＳ
６）。この場合、優先順位レジスタｉの値は「２」であ
るからステップＳ２に戻り、今度は優先順位第２位で示
されるスプールキューメモリ１５−７内に帳票イメージ
データが格納されているか否かを調べる。

【００１６】いま、スプールキューメモリ１５−７内に
帳票イメージデータが格納されているものとすると、ス
テップＳ３に進み、優先順位ｉ番目（第２位）に対応す
るスプールキューメモリ１５−７内の帳票イメージデー
タを読み出してプリンタ１６から印字出力させる。

【００１７】このようにして１帳票分のイメージデータ
を印刷し終ったら、次のステップＳ４に進み、制御部１
５−１から割り込み信号が入力されたか、否かを調べ
る。いま、割り込み信号が入力されたものとすると、ス
テップＳ１に戻り、再び優先順位レジスタｉに初期値
「１」をセットする。したがって、いま印刷した帳票よ
りも優先順位の高い帳票の割り込み信号が入力された場
合、即座にその優先順位の高い帳票印刷に移る。

【００１８】このように出力優先管理部１５−５は優先
順位の高い帳票イメージを印刷し終ったら次に高い帳票
イメージデータの印刷を開始し、そして全てのスプール
キューメモリ１５−６〜１５−１８内に帳票イメージデ
ータが無くなると、優先順位レジスタｉの値がその最大
値を越える為、そのことがステップＳ６で検出されてこ
のフローから抜け、待ち状態となる。

【００１９】この待ち状態において、割り込み信号が入
力されると、いま入力された帳票イメージデータが即座
に印刷される。

【００２０】なお、上記実施例は送信用帳票１２上に形
成した優先順位識別マーク１２ａの個数を変えることに
より優先順位を表わしたが、優先順位識別マーク１２ａ
の大きさ等を変えることにより優先順位を表わしてもよ
い。

【００２１】

【発明の効果】この発明によれば、受信された受信デー
タに付加された識別情報に基づいて、受信データを分類
して保持できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ファクシミリ伝送による原稿送受信システムを
示したシステム構成図。

【図２】出力優先管理部１５−５の動作を示したフロー
チャート。

【符号の説明】

１１ 送信ＦＡＸ装置 １２ 送信用帳票 １２ａ 優先順位識別マーク １４ 受信ＦＡＸ装置 １５ 制御装置 １５−１ 制御部 １５−２ イメージバッファ １５−３ マーク検出部 １５−４ 優先順位管理テーブルメモリ １５−５ 出力優先管理部 １５−６、１５−７、１５−８ スプールキューメモリ １６ プリンタ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 送信手段から送信されるデータを受信す
   る受信手段と、 この受信手段により受信された受信データに付加された
   識別情報を認識する認識手段と、 この認識手段により認識された識別情報に基づいて前記
   受信データを分類して保持する保持手段と、 を具備したことを特徴とする受信装置。
2. 【請求項２】 コンピュータを、 受信手段にて受信された受信データに付加された識別情
   報を認識する手段と、 この認識された識別情報に基づいて前記受信データを分
   類して保持させる手段として機能させるためのプログラ
   ムを記録した記録媒体。