JPH09233239A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH09233239A
JPH09233239A JP8033536A JP3353696A JPH09233239A JP H09233239 A JPH09233239 A JP H09233239A JP 8033536 A JP8033536 A JP 8033536A JP 3353696 A JP3353696 A JP 3353696A JP H09233239 A JPH09233239 A JP H09233239A
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JP8033536A
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Genya Soga
厳哉 曽我
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョブの実行状態あるいは実行結果を容易に
検索せしめ、相手先のファクシミリ装置に送信ジョブを
指示した指示者の名称を明確に伝える。 【解決手段】 ジョブ管理テーブル30内に、オペレー
タ氏名・所属30a、オペレータの端末のIPアドレス
30b、各ジョブに対して受付順に連番で自動的に付与
される受付番号30c、RAMにそのジョブ内容を格納
した際のファイル名、相手先の電話番号等の関連データ
30d、ジョブ実行状態30eおよびジョブ実行結果3
0fを各送信ジョブごとに対応づけて格納するようにし
て、検索が必要な場合には、IPアドレスをキーワード
として検索し、そのオペレータに関連しているジョブの
みを検索して表示する。また、ジョブ内容とともに、オ
ペレータ氏名・所属を相手先に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ装
置に関し、特に、複数の端末からアクセス可能なローカ
ルエリアネットワーク(以下、LANとする。)に接続
されるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来のファクシミリ装置が接
続された情報通信網の一例を示した概略部分接続図であ
る。図において、100は従来のファクシミリ装置、1
10はLAN12に接続された複数の端末、112は端
末110に設けられたディスプレイ装置等の表示手段、
114は端末110に接続されたプリンタ等の印字手段
である。11は電話回線であり、通信の相手先となる外
部の他のファクシミリ装置または外部のLAN等に接続
されている。また、100aはファクシミリ装置100
に設けられ、送信するべき原稿をセットするための原稿
台、100bは送信済みまたは送信予約済みの原稿を受
ける送信済原稿スタッカ、100cは種々の操作をオペ
レータが行うための操作キー100c1、テンキー10
0c2およびディスプレイ100c3等が設けられてい
る操作部である。
【0003】動作について簡単に説明する。原稿を送信
したい送信者は、送信するべき原稿をファクシミリ装置
100の原稿台100aにセットするか、または、端末
110においてその原稿の内容の文書ファイルを作成し
てファクシミリ装置100にそれを送信するかして、フ
ァクシミリ装置100および電話回線11を介して、外
部のファクシミリ装置等に対して送信を行う。この送信
動作時(以下、ジョブ実行時とする。)に、従来のファ
クシミリ装置100は、受け付けた順に各ジョブに対し
て自動的に受付番号を付与する。この受付番号は、ファ
クシミリ装置100の操作部100cのディスプレイ1
00c3上に所定の数秒間だけ表示される。また、必要
に応じて、送信者の会社名を予めファクシミリ装置10
0に登録しておけば、ジョブ実行時に、その会社名のデ
ータが原稿データとともに相手側のファクシミリ装置に
送られ、相手側のファクシミリ装置から出力される出力
用紙にその会社名が文書データとともに印字されるの
で、受信者はそれによりどこの会社から送信されてきた
ものであるかを知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置100においては、送信元の会社名は
わかるものの、ジョブの実行指示者、すなわち、文書デ
ータの送信者を相手側の受信者に知らせることは出来な
かった。
【0005】また、従来のファクシミリ装置100にお
いては、上述したように、ジョブの実行指示者を特定す
ることができないため、例えば、ジョブの実行状態、あ
るいは、実行結果を検索したい場合にも、ファクシミリ
装置100がジョブ実行時に自動的に付与する受付番号
に頼る以外に方法がなった。しかしながら、この受付番
号は、ファクシミリ装置100がジョブを受け付けたと
きに、操作部100cのディスプレイ100c3上に所
定の数秒間だけ表示されるので、従って、オペレータが
受付番号を見損なった、もしくは、忘れてしまった場合
等には、送信予約したジョブを削除したり、または、送
信先を変更したい場合に、送信予約されている複数のす
べてのジョブの中からオペレータが対象ジョブを見つけ
るのには多大な労力と時間が必要であった。
【0006】さらに、通信の相手先においてもジョブの
実行指示者が特定できないため、送信されてきた文書を
開封したかどうかの開封確認情報をジョブの実行指示者
に相手先から通知することも不可能であった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ジョブの実行を指示したジョ
ブ実行指示者を特定できるようにし、それにより、ジョ
ブの実行状態あるいは実行結果の検索を容易にし、か
つ、相手先にもジョブ実行指示者の名称を明確に伝える
ことを可能にして、文書が相手先によって受信されたか
どうかの開封確認情報をジョブ実行指示者に対して相手
先から知らせることができるファクシミリ装置を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるファク
シミリ装置は、原稿データの送信ジョブおよび受信ジョ
ブを行うためのジョブ実行手段と、送信ジョブの指示者
を表す指示者情報を特定するための指示者情報特定手段
と、指示者情報を、原稿データとともに各送信ジョブご
とに格納するためのジョブ管理情報格納手段とを備えて
いる。
【0009】また、複数の端末を含むLANに接続され
て、受信した上記原稿データを端末に配信するととも
に、端末から送信ジョブに関する指示信号および指示者
情報を受けてジョブ実行手段にそれを出力するためのL
ANインターフェース手段を備えている。
【0010】また、指示者情報特定手段が、指示者情報
が外部から直接入力される入力部を備えている。
【0011】また、指示者情報特定手段が、指示者ごと
に予め設定されている識別情報と指示者情報とが互いに
対応づけられて格納されている第一の対応テーブルから
構成されている。
【0012】また、ジョブ管理情報格納手段内に、ジョ
ブの実行状態および実行結果が格納されており、指示者
情報を用いて、指示者情報に関連するジョブの実行状態
および実行結果を検索するための検索手段を備えてい
る。
【0013】また、検索手段による検索結果を、指示者
にLANを介して伝達する検索結果伝達部を、LANイ
ンターフェース手段が備えている。
【0014】また、指示者からの送信ジョブの再実行指
示が入力されたときに、この再実行指示に基づいて送信
ジョブを新規ジョブとしてジョブ管理情報格納手段に再
登録するためのジョブ再実行指示手段を備えている。
【0015】また、指示者からの送信ジョブの変更指示
及び削除指示が入力されたときに、変更指示及び削除指
示に基づいて、ジョブ管理情報格納手段内の内容の書き
換えおよび削除を行うためのジョブ変更削除指示手段を
備えている。
【0016】また、指示者情報が、指示者氏名を含んで
いる。
【0017】また、指示者情報が、指示者の所属部署名
および所属会社名をさらに含んでいる。
【0018】また、指示された送信ジョブを実行する時
に、指示者情報を原稿データとともに相手先に送信する
ための指示者情報送信部を、ジョブ実行手段が備えてい
る。
【0019】また、ジョブ実行手段が、原稿データを画
情報データに変換して相手先に送信し、指示者情報送信
部が、指示者情報を画情報の一部として相手先に送信す
る。
【0020】また、原稿データを相手先から受信したと
きに、その原稿データを送信した相手先の指示者に関す
る指示者情報を受信して、指示者情報を原稿データの付
加情報として、相手先から指定された端末に対して配信
するための指示者情報配信部を、上記LANインターフ
ェース手段が備えている。
【0021】また、相手先の指示者に関する指示者情報
と配信先の端末ごとに予め設定された識別情報とが互い
に対応づけられて格納されている第二の対応テーブルか
ら構成されて、原稿データを相手先から受信したとき
に、その原稿データを送信した相手先の指示者に関する
指示者情報を受信して、この指示者情報に基づいて第二
の対応テーブルから配信すべき端末を特定するための配
信先端末特定手段を備えている。
【0022】また、原稿データを相手先から受信したと
きに、その原稿データを送信した相手先の指示者に関す
る指示者情報を受信して、表示するための表示手段を備
えている。
【0023】また、原稿データを相手先から受信したと
きに、その原稿データを送信した相手先の指示者に関す
る指示者情報を受信して、原稿データが開封されたとき
に、原稿データが開封された旨を示す開封確認情報を、
指示者情報に基づいて相手先の指示者に対して送信する
ための開封確認情報送信手段をさらに備えている。
【0024】また、受信した原稿データを記録紙に印字
するための印字手段を備えている。
【0025】また、印字手段が、印字指示信号が入力さ
れるための印字指示信号入力部を備え、印字指示信号入
力部に印字指示信号が入力されたときに、印字を行うも
のであって、開封確認情報送信手段が、印字手段による
印字が行われたことをもって、原稿データが開封された
と判断する。
【0026】また、送信すべき原稿データの内容を走査
して読み取るための原稿読み取り手段を備えている。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態を図につい
て説明する。図1は、本実施の形態におけるファクシミ
リ装置20Aの構成を示したブロック図であり、図2
は、その動作の流れを示したフローチャート図、図3は
本実施の形態におけるファクシミリ装置20Aの後述す
るRAM7内に設けられたジョブ管理テーブルの構造を
示した図である。本実施の形態におけるファクシミリ装
置20Aの外形形状については、図24のファクシミリ
装置100とほぼ同じであるため、そちらを参照する。
また、本実施の形態におけるファクシミリ装置20A
も、図24に示す如く、複数の端末110が接続された
LAN12に接続されているものとする。
【0028】図1において、1は、送信すべき原稿の内
容を読み取ってその内容を電気信号に変換するための読
み取り部であり、具体的には、例えば、ファクシミリ装
置20A内に内蔵されたスキャナ(図示せず)と図24
に示したような原稿台100a等から構成されるもので
ある。2は、後述する符号/復号部3から出力される画
データを印字するための記録部である。3は、読み取り
部1から出力される電気信号を符号化するとともに、後
述するモデム8により復調された符号化データを画デー
タに変換するための符号/復号器等から構成された符号
/復号部である。4は、ファクシミリ装置20Aの内部
動作の制御を行うためのCPUである。5は、オペレー
タ(送信者)がファクシミリ装置20Aの種々の操作を
行うための操作キー100c1、テンキー100c2お
よびディスプレイ100c3(図24参照)等が設けら
れた操作部であり、図24の操作部100cに相当する
ものである。6は、CPU4の動作プログラム等が格納
されたROMであり、7は、種々の処理データや文書デ
ータ等を格納するためのRAMである。8は、送受信デ
ータの変調および復調を行うためのモデムである。9
は、モデム8と電話回線11との間に接続されて、モデ
ム8で変調された送信すべきデータを電話回線11に出
力するとともに、電話回線11を介して外部から送信さ
れてきたデータの着信の検出を行うための網制御部であ
る。10は、LAN12に接続されて、LAN12に接
続されている複数の端末110に対する信号の送受信を
行うためのLANインターフェース部である。オペレー
タ(送信者)は、LANインターフェース部10及びL
AN12を介して、端末110から、ファクシミリ装置
20Aへの指示を出すことができる。13は、上述した
ような内部の構成部1〜10を互いに接続している内部
バスである。
【0029】次に、ファクシミリ装置20Aの動作につ
いて説明する。まず、送信動作について説明する。ま
ず、送信者によって、送信すべき原稿がファクシミリ装
置20Aに設けられた原稿台100a(図24参照)に
セットされると、読み取り部1によりその内容が読み取
られ、電気信号に変換される。次に、その電気信号は、
符号/複号部3により符号化されて、RAM7に格納さ
れる。このとき、オペレータにより操作部5または端末
110を介して指示された実行するべきジョブ情報、す
なわち、相手側の電話番号等も同時にRAM7に格納さ
れる。このときに、ファクシミリ装置20Aは、受け付
けた各ジョブに対して受付順に自動的に受付番号を付与
する。この受付番号は、ファクシミリ装置20Aの操作
部5のディスプレイ100c3(図24参照)上に所定
の数秒間だけ表示されるとともに、上記の各ジョブ情報
とともにRAM7内に格納される。RAM7内の符号化
データは、そのジョブ情報に基づいて、モデム8で変調
された後に、網制御部9を介して、電話回線11に出力
され、電話回線11を介して外部の相手側のファクシミ
リ装置に伝送される。
【0030】次に、受信動作について説明する。電話回
線11を介して外部から送信されてきたデータの着信は
網制御部9で検出される。着信が検出された受信信号
は、モデム8で復調され、符号化データとして、同時に
伝送された付加情報とともにRAM7に格納される。こ
の符号化データは符号/復号部3にて画データに変換さ
れ、記録部2にて印字される。また、LANインターフ
ェース部10及びLAN12を介して、受信した旨を端
末110に通知した後に、RAM7に格納された符号化
データを特定のファイル形式に、あるいは、符号/復号
部3によって特定の符号化変換を施して、この符号化デ
ータの付加情報とともに、LANインターフェース部1
0及びLAN12を介して、端末110に送出する。な
お、ここで、LANインターフェース部10は、LAN
12の物理的インターフェース、プロトコル・スタッ
ク、および、ファイル転送手段等を備えている。また、
CPU4は、ROM6に格納されたプログラムおよびR
AM7に格納されたジョブ情報に基づいて種々の処理お
よび制御を行う。
【0031】つぎに、図2のフローチャート図を用い
て、さらに詳細に動作について説明する。まず、LAN
12を介して、データを送信したい旨を示すオペレータ
(送信者)からのログイン要求(ステップST101)
がLANインターフェース部10に入ると、それに対し
て、CPU4の制御により、ログインのための処理が行
われ(ステップST102)、ログイン名およびパスワ
ード等からそのログイン要求が受理可能なものか否かを
チェックする。つぎに、オペレータの所属および氏名等
のオペレータ情報をLANインターフェース部10を介
してログイン要求のあった端末110に要求し(ステッ
プST103)、当該オペレータ情報をその端末110
から受信した(ステップST104)後に、ジョブ内
容、すなわち、送信したい文書データを受信して(ステ
ップST105)、図3に示す構造を持つジョブ管理テ
ーブル30にそれらを登録する(ステップST10
6)。ジョブ管理テーブル30の内容としては、図3に
示すように、オペレータ(送信者)の氏名・所属30
a、オペレータ(送信者)からのログイン要求があった
端末110のIPアドレス30b、そのジョブに対して
受付順に連番で自動的に付与される受付番号30c、関
連データ30d(そのジョブをRAM7に格納したとき
のファイル名及びそのパス、相手先の電話番号等を含
む)、ジョブの実行状態30e、および、ジョブの実行
結果30f等が含まれる。このようにすることにより、
この実施の形態においては、送信者であるオペレータの
所属及び氏名をジョブに関連づけて記憶することができ
る。
【0032】ここで、CPU4、符号/復号部3、RO
M6、RAM7、モデム8および網制御部9とは、原稿
データの送信ジョブおよび受信ジョブを行うためのジョ
ブ実行手段を構成しており、操作部5または/及びLA
Nインターフェース部10が、送信ジョブの指示者を表
す指示者情報(オペレータ情報)を特定するための指示
者情報特定手段を構成しており、RAM7内のジョブ管
理テーブル30が、指示者情報を、原稿データとともに
各送信ジョブごとに格納するためのジョブ管理情報格納
手段を構成している。LANインターフェース部10
が、複数の端末を含むLANに接続されて、受信した上
記原稿データを上記端末に配信するとともに、上記端末
から送信ジョブに関する指示信号および上記指示者情報
を受けて上記ジョブ実行手段にそれを出力するためのL
ANインターフェース手段を構成している。操作部5
が、指示者情報がオペレータによって外部から直接入力
される入力部を構成している。また、記録部2が、受信
した原稿データを記録紙と呼ばれるファクシミリ装置2
0A内にセットされている用紙に印字するための印字手
段を構成している。読み取り部1が、送信すべき原稿デ
ータの内容を走査して読み取るための原稿読み取り手段
を構成している。
【0033】上述したように、この実施の形態において
は、ログイン要求があったときに、送信者であるオペレ
ータの所属および氏名等をログイン要求のあった端末1
10に要求して、それらを、各ジョブ毎に、ログイン要
求があった端末110のIPアドレス30b、そのジョ
ブに対して付与された受付番号30c、関連データ30
d、ジョブ実行状態30e、および、ジョブ実行結果3
0f等とともにジョブ管理テーブル30内に格納するよ
うにしたので、ジョブの実行を指示したオペレータを容
易に特定することができるので、それにより、ジョブの
実行状態あるいは実行結果の検索も容易に行うことがで
き、かつ、相手側にも必要に応じてジョブの実行を指示
したオペレータの名称を容易に送信することができる。
さらに、ジョブ実行結果30fにより、ジョブの実行を
指示したオペレータに対して送信したい文書データが相
手側によって受信されたかどうかの開封確認情報を容易
に知らせることができる。
【0034】なお、この実施の形態においては、LAN
12のプロトコル・スタックとして、TCP/IP(Tr
ansmission Control Protocol/Internet Protocol)を
想定しているため、IPアドレスを使用したが、その場
合に限らず、例えば、IPX/SPX(Internetwork P
acket Exchange/Sequenced Packet Exchange)をプロト
コル・スタックとして使用し、そのアドレス情報を使用
するようにしてもよく、また、オペレータのログインコ
ード、パスワード、アカウント等を用いるようにしても
よい。また、この実施の形態においては、ジョブを格納
したファイルは、RAM7に格納するようにした例につ
いて説明したが、その場合に限らず、NFS(Network
File System)等を使用して、LAN12上の記憶媒体
(図示せず)に格納するようにしてもよく、RAM7の
代わりにディスク装置(図示せず)をファクシミリ装置
20A内に内蔵して、それに格納するようにしてもよ
い。
【0035】実施の形態2.本発明によるファクシミリ
装置の他の実施の形態を図について説明する。この実施
の形態におけるファクシミリ装置の構成は、基本的に、
上述した実施の形態1と同様であるため、ここではその
説明は省略し、図1を参照することとする。図4は、こ
の実施の形態による動作の流れを示したフローチャート
図である。図5は、本実施の形態におけるファクシミリ
装置のRAM7内に設けられた対応テーブル32を示し
たものである。対応テーブル32は、図5に示すよう
に、各オペレータ毎に、オペレータ氏名・所属32aと
使用端末のIPアドレス32bとが対応づけられて格納
されているものである。ここで、オペレータ氏名・所属
32aと使用端末のIPアドレス32bとは、対応テー
ブル32に予め登録しておいてもよく、また、ジョブの
実行が支障なく行われたときに次回以降の送信のために
その都度自動的に登録されるようにしてもよい。ここ
で、対応テーブル32は、オペレータ(指示者)ごとに
予め設定されているIPアドレス等の識別情報と、オペ
レータ氏名・所属等の指示者情報とが、互いに対応づけ
られて格納されている第一の対応テーブルを構成してい
る。
【0036】動作について説明する。まず、LAN12
からログイン要求(ステップST201)が入ると、こ
れに対して、ログインのための処理(ステップST20
2)を行ない、ログイン名及びパスワード等からログイ
ン要求が受理可能なものか否かをチェックする。ここま
での動作は上記の実施の形態1と同様である。つぎに、
ログイン時に確認されたIPアドレスを使って、図5に
示す対応テーブル32によって、オペレータ氏名・所属
を特定する(ステップST204)。その上で、ジョブ
内容を受信し(ステップST205)、図3に示すジョ
ブ管理テーブル30に登録する(ステップST20
6)。以上のように、この実施の形態においても、送信
者であるオペレータの所属及び氏名をジョブに関連づけ
て記憶することができるので、上述の実施の形態1と同
様の効果が得られるとともに、さらに、オペレータの所
属及び氏名をオペレータに要求しなくても、予め格納さ
れた対応テーブル32により特定できるので、オペレー
タの操作をより簡単にすることができる。さらに、ジョ
ブ実行時の度にオペレータが所属及び氏名をいちいち入
力しなくてもよいので、オペレータのタイプミス等によ
る所属及び氏名の誤入力等を防止することができる。
【0037】なお、この実施の形態においては、オペレ
ータの所属及び氏名の情報の取得にIPアドレスを使用
する例について説明したが、その場合に限らず、各オペ
レータに付与されているログイン名、ユーザID、パス
ワード、グループID等を使用するようにしてもよい。
その場合には、図5の対応テーブルのIPアドレス32
bの代わりにそれらを格納するようにすればよい。
【0038】また、この実施の形態においては、LAN
12のプロトコル・スタックとして、TCP/IP(Tr
ansmission Control Protocol/Internet Protocol)を
想定しているため、IPアドレスを使用したが、実施の
形態1と同様に、その場合に限らず、例えば、IPX/
SPX(Internetwork Packet Exchange/Sequenced Pac
ket Exchange)をプロトコル・スタックとして使用し、
そのアドレス情報を使用するようにしてもよい。また、
この実施の形態においては、ジョブを格納したファイル
は、RAM7に格納するようにした例について説明した
が、その場合に限らず、NFS(Network File Syste
m)等を使用して、LAN12上の記憶媒体(図示せ
ず)に格納するようにしてもよく、RAM7の代わりに
ディスク装置(図示せず)をファクシミリ装置内に内蔵
して、それに格納するようにしてもよい。
【0039】実施の形態3.本発明のファクシミリ装置
の他の実施の形態を図について説明する。この実施の形
態におけるファクシミリ装置の構成は、基本的に、上述
した実施の形態1と同様であるため、ここではその説明
は省略し、図1を参照することとする。図6は、この実
施の形態による動作の流れを示したフローチャート図で
ある。
【0040】この実施の形態における動作について説明
する。送信者であるオペレータの所属及び氏名を各ジョ
ブに関連づけて記憶する処理(以下、オペレータ情報格
納処理とする。ステップST601)を行う。該処理に
ついては、実施の形態1で説明した図2のステップST
201〜ステップST206と同じであるため、ここで
はその詳細な説明は省略する。このとき、オペレータか
らの操作部5を介するジョブの状況検索の要求を検知
(ステップST602)した場合には、図3に示したジ
ョブ管理テーブル30から、オペレータの氏名・所属3
0aをキーワードとして、関連のあるジョブを検索し
(ステップST603)、検索されたジョブの一覧を操
作部5のディスプレイ100c3(図24参照)等に表
示する。ここで、CPU4およびROM6が、オペレー
タ情報を用いて、オペレータ情報に関連するジョブの実
行状態および実行結果を検索するための検索手段を構成
している。
【0041】この実施の形態においては、上述した実施
の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、オ
ペレータからのジョブの状況検索の要求があった場合に
も、ジョブ管理テーブル30を用いることにより、オペ
レータの氏名・所属30aをキーワードとして、そのオ
ペレータに関連のあるジョブだけを検索して、操作部5
のディスプレイ100c3等にその一覧を表示するよう
にしたので、オペレータは従来のように自分に関係のな
いジョブが含まれた多数のすべてのジョブの中から対象
ジョブを見つける必要はなく、その自分に関係のある一
覧の中から対象ジョブを見つければよいので、迅速にか
つ容易に対象ジョブを見つけることができるという効果
が得られる。
【0042】実施の形態4.本発明のファクシミリ装置
の他の実施の形態を図について説明する。この実施の形
態におけるファクシミリ装置の構成は、基本的に、上述
した実施の形態1と同様であるため、ここではその説明
は省略し、図1を参照することとする。図7は、この実
施の形態による動作の流れを示したフローチャート図で
ある。
【0043】この実施の形態における動作について説明
する。送信者であるオペレータの所属及び氏名を各ジョ
ブに関連づけて記憶するオペレータ情報格納処理(ステ
ップST701)を行う。該処理については、実施の形
態1で説明した図2のステップST201〜ステップS
T206と同じであるため、ここではその詳細な説明は
省略する。このとき、オペレータからのLAN12及び
LANインターフェース部10を介するジョブの状況検
索の要求を検知(ステップST702)した場合には、
図3に示したジョブ管理テーブル30から、オペレータ
の氏名・所属30aをキーワードとして、関連のあるジ
ョブを検索する(ステップST703)。この結果、検
索されたジョブの一覧を1つのファイルとして、ファイ
ル転送プログラム(FTP:File Transfer Program)
によって、オペレータからの要求があった端未110に
そのファイルを転送して、端末110の表示手段112
(図24参照)に表示する(ステップST704)。こ
こで、LANインターフェース部10が、CPU4及び
ROM6により構成された検索手段による検索結果を、
オペレータにLAN12を介して伝達する検索結果伝達
部を構成している。なお、この実施の形態においては、
検索結果の転送にFTPを用いる場合を例に挙げて説明
したが、その場合に限らず、個々に決めた他の手順を用
いるようにしてもよい。
【0044】この実施の形態においては、上述した実施
の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、オ
ペレータからのジョブの状況検索の要求があった場合に
も、ジョブ管理テーブル30を用いることにより、オペ
レータの氏名・所属30aをキーワードとして、関連の
あるジョブを容易に検索することができ、検索結果を要
求があった端末110に送信するようにしたので、オペ
レータはファクシミリ装置のところに行かなくても、容
易に自分の端末110においてジョブの状況を把握する
ことができるという効果が得られる。
【0045】実施の形態5.本発明のファクシミリ装置
の他の実施の形態を図について説明する。この実施の形
態におけるファクシミリ装置の構成は、基本的に、上述
した実施の形態1と同様であるため、ここではその説明
は省略し、図1を参照することとする。図8は、この実
施の形態による動作の流れを示したフローチャート図で
ある。
【0046】この実施の形態における動作について説明
する。送信者であるオペレータの所属及び氏名を各ジョ
ブに関連づけて記憶するオペレータ情報格納処理を行
い、その後に、オペレータからのジョブの状況検索要求
のあったジョブを検索して、オペレータの端末110に
検索結果、すなわち、関連のあるジョブの一覧のファイ
ルを転送して表示する処理(以下、ジョブ状況検索・転
送処理とする。ステップST801)を行う。これら2
つの処理については、実施の形態4で説明した図7のス
テップST701〜ステップST704と同様であるた
め、ここでは詳細な説明は省略する。このとき、検索さ
れたジョブの一覧を端未110の表示手段112で確認
したオペレータから、ジョブの再実行指示が、ファイル
転送プログラム(FTP)によってLAN12を介して
ファクシミリ装置20Aに出された場合には、その指示
をLANインターフェース部10において検知して(ス
テップST802)、再実行するべきジョブを新たに図
3のジョブ管理テーブル30に新規ジョブとして再登録
する(ステップST803)。これによって、そのジョ
ブは、再度実行されることとなる。ここで、CPU4及
びROM6が、オペレータからの送信ジョブの再実行指
示が入力されたときに、この再実行指示に基づいてその
送信ジョブを新規ジョブとしてジョブ管理情報格納手段
であるジョブ管理テーブル30に再登録するためのジョ
ブ再実行指示手段を構成している。
【0047】以上のように、この実施の形態において
は、上記実施の形態4と同様の効果が得られるととも
に、オペレータからジョブの状況を把握したい要求のあ
ったジョブについてそれを容易に検索して、オペレータ
の端末110の表示手段にその検索結果を表示し、その
検索結果に基づいて、オペレータからジョブの再実行指
示がなされた場合には、それを直ちに検知して、ジョブ
管理テーブル30にそのジョブを新規ジョブとして新た
に登録するようにしたので、オペレータは容易にジョブ
の状況を把握して、再実行の必要のあるものについて
は、再度あらためて原稿を用意するなどの送信操作をし
なくても、再実行指示を単に端末110から出すだけ
で、容易に再実行を行うことができるという効果が得ら
れる。
【0048】なお、この実施の形態では、再実行指示に
FTPを用いる例について説明したが、その場合に限ら
ず、個々に決めた他の手順、例えば、telnet等を
用いてもよく、その場合にも同様な効果を得ることがで
きる。
【0049】実施の形態6.本発明による他の実施の形
態を図について説明する。この実施の形態におけるファ
クシミリ装置の構成は、基本的に、上述した実施の形態
1と同様であるため、ここではその説明は省略し、図1
を参照することとする。図9は、この実施の形態による
動作の流れを示したフローチャート図である。
【0050】この実施の形態における動作について説明
する。送信者であるオペレータの所属及び氏名を各ジョ
ブに関連づけて記憶するオペレータ情報格納処理を行
い、その後に、オペレータからのジョブの状況検索要求
のあったジョブを検索して、オペレータの端末110に
検索結果、すなわち、関連のあるジョブの一覧のファイ
ルを転送して表示するジョブ状況検索・転送処理を行う
(ステップST901)。これら2つの処理について
は、実施の形態4で説明した図7のステップST701
〜ステップST704と同様であるため、ここでは詳細
な説明は省略する。このとき、検索されたジョブの一覧
を端未110の表示手段112で確認したオペレータか
ら、実行前のジョブまたは実行結果が異常で保留ジョブ
として残存しているジョブについて、ジョブの内容変更
指示、例えば、送信先を変更したい等の指示が、ファイ
ル転送プログラム(FTP)によってLAN12を介し
てファクシミリ装置20Aに出力されてきた場合には、
その指示をLANインターフェース部10において検知
して(ステップST902)、CPU4の制御により、
変更するべきジョブの内容をその指示に従って変更し、
図3のジョブ管理テーブル30の内容を書き換える(ス
テップST903)。これによって、ジョブ実行時に
は、このジョブは変更された内容で処理されることとな
る。
【0051】以上のように、この実施の形態において
は、上記実施の形態4と同様の効果が得られるととも
に、オペレータからジョブの状況を把握したい要求のあ
ったジョブについてそれを容易に検索して、オペレータ
の端末110の表示手段にその検索結果を表示し、その
検索結果に基づいて、オペレータからジョブの内容変更
指示がなされたきた場合には、それを直ちに検知して、
ジョブ管理テーブル30におけるそのジョブの内容を変
更して実行するようにしたので、オペレータは容易にジ
ョブの状況を把握して、内容変更の必要のあるものにつ
いては、再度あらためて送信のための操作をしなくて
も、内容変更指示を単に端末110から出すだけで、容
易に内容変更を行うことができるという効果が得られ
る。
【0052】なお、この実施の形態では、内容変更指示
にFTPを用いる例について説明したが、その場合に限
らず、個々に決めた他の手順、例えば、telnet等
を用いてもよく、その場合にも同様な効果を得ることが
できる。また、これと全く同様な手順によって、ジョブ
の削除、ジョブの実行順序の入れ替え等の変更も容易に
可能となる。ここで、CPU4及びROM6とが、オペ
レータからの送信ジョブの変更指示及び削除指示が入力
されたときに、その変更指示及び削除指示に基づいて、
ジョブ管理情報格納手段であるジョブ管理テーブル30
内の内容の書き換えおよび削除を行うためのジョブ変更
削除指示手段を構成している。
【0053】実施の形態7.本発明による他の実施の形
態を図について説明する。この実施の形態においては、
上述した実施の形態2の図5に示した対応テーブル32
の代わりに、図10に示すような所属部署および所属会
社等の情報を加えた対応テーブル34がRAM7内に設
けられている。対応テーブル34には、図10に示すよ
うに、各オペレータ毎に、オペレータ氏名34a、所属
部署34b、所属会社34cおよび使用端末のIPアド
レス34dが対応づけられて格納されている。ここで、
対応テーブル34の内容は、予め登録しておいてもよ
く、また、ジョブの実行が支障なく行われたときに自動
的に登録されるようにしてもよい。
【0054】動作について説明する。基本的には上述の
実施の形態2と同じであるため、フローチャート図とし
ては実施の形態2の説明で用いた図4を参照する。ま
ず、LAN12からログイン要求(ステップST20
1)が入ると、これに対して、ログインのための処理
(ステップST202)を行ない、ログイン名及びパス
ワード等からログイン要求が受理可能なものか否かをチ
ェックする。つぎに、ログイン時に確認されたIPアド
レスを使って、図10に示す対応テーブル34によっ
て、オペレータの氏名、所属部署および所属会社等を特
定する(ステップST204参照)。その上で、ジョブ
内容を受信し(ステップST205)、図3に示すジョ
ブ管理テーブル30に登録する(ステップST20
6)。
【0055】以上のように、この実施の形態において
も、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるととも
に、さらに、オペレータの所属部署及び氏名等をオペレ
ータに要求しなくても、予め格納された対応テーブル3
4により容易に特定できるので、オペレータの操作をよ
り簡単にすることができる。
【0056】実施の形態8.本発明による他の実施の形
態を図について説明する。この実施の形態におけるファ
クシミリ装置の構成は、基本的に、上述した実施の形態
1と同様であるため、ここではその説明は省略し、図1
を参照することとする。図11は、この実施の形態によ
る動作の流れを示したフローチャート図である。
【0057】この実施の形態における動作について説明
する。送信者であるオペレータの所属及び氏名を各ジョ
ブに関連づけて記憶するオペレータ情報格納処理(ステ
ップST1101)を行う。該処理については、実施の
形態1で説明した図2のステップST201〜ステップ
ST206と同じであるため、ここではその詳細な説明
は省略する。次に、この実施の形態においては、ジョブ
実行時に、まず、ジョブ管理テーブル30から実行する
べきジョブの送信者であるオペレータの氏名・所属30
aの内容を取り出し(ステップST1102)、つぎ
に、ジョブ管理テーブル30の関連データ30dから相
手先の電話番号を取り出し、その電話番号に電話回線1
1を介して発呼して、接続を確認する(ステップST1
103)。接続が確認できると、ステップST1101
のオペレータ情報格納処理において格納したオペレータ
情報を、接続が確認された電話回線11により相手先の
ファクシミリ装置に送信し(ステップST1104)、
その後に、関連データ30dに格納されているジョブを
実行する(ステップST1105)。
【0058】以上のように、この実施の形態において
は、上述した実施の形態1と同様の効果が得られるとと
もに、さらに、ステップST1101のオペレータ情報
格納処理において格納したオペレータ情報を、接続が確
認された電話回線11により相手先のファクシミリ装置
に送信するようにしたので、相手先においてもオペレー
タ情報を容易に得ることができるという効果を奏する。
【0059】なお、この実施の形態では、ジョブ実行及
びオペレータ情報を通知する相手先と電話回線11を介
して接続される例について説明したが、これは、その場
合に限らず、LAN12を介して、あるいは、専用線や
無線回線等を介して接続するようにしても同様の効果が
得られる。
【0060】実施の形態9.本発明によるファクシミリ
装置の他の実施例を図について説明する。図12はその
構成を示したブロック図である。図13は、その動作の
流れを示したフローチャート図である。この実施の形態
におけるファクシミリ装置20Bは、図12に示すよう
に、図1に示した上述の実施の形態1のファクシミリ装
置20Aから、LAN12に接続されたLANインター
フェース部10を取り除いたものである。他の構成につ
いては、図1のファクシミリ装置20Aと同じであるた
め、ここではその説明は省略する。この実施の形態にお
いては、すなわち、オペレータは端末110を介してフ
ァクシミリ装置20Bに指示を出したり、端末110で
作成した文書ファイルを送信原稿として送信したりする
ことは出来ない。従って、オペレータは、指示はすべて
ファクシミリ装置20Bに設けられた操作部5(図24
の100c参照)により行い、原稿は原稿台100aに
セットしたものを読み取り部1により読み取るようにす
る。
【0061】動作について説明する。送信者であるオペ
レータの所属及び氏名を各ジョブに関連づけて記憶する
オペレータ情報格納処理(ステップST1201)を行
う。該処理については、実施の形態1で説明した図2の
ステップST201〜ステップST206と同じである
ため、ここではその詳細な説明は省略する。この実施の
形態においては、ジョブ実行時に、まず、ジョブ管理テ
ーブル30から実行するべきジョブの送信者であるオペ
レータの氏名・所属30aの内容を取り出し(ステップ
ST1202)、つぎに、ジョブ管理テーブル30の関
連データ30dから相手先の電話番号を取り出し、その
電話番号に電話回線11を介して発呼して、接続を確認
する(ステップST1203)。接続が確認できると、
ステップST1201のオペレータ情報格納処理におい
て格納したオペレータ情報を符号/復号部3において画
データ(イメージデータ)に変換し、モデム8及び網制
御部9を介して電話回線11により相手先のファクシミ
リ装置に送信し(ステップST1204)、その後に、
ジョブ管理テーブル30の関連データ30dに格納され
ているジョブを実行する(ステップST1205)。こ
こで、CPU4、ROM6、モデム8および網制御部9
が、指示された送信ジョブを実行する時に、オペレータ
情報を原稿データとともに相手先に送信するための指示
者情報送信部を構成している。
【0062】以上のように、この実施の形態において
は、オペレータ情報を、送信するべき原稿の内容に相当
する画情報の中に画情報の一部として埋め込んで、相手
先に送信するようにしたので、相手先において画情報を
印字する際に、必要に応じて、同時に、オペレータ情報
を印字することができるので、それにより、相手先の受
信者は容易に送信者を特定することができるという効果
を奏する。
【0063】実施の形態10.本発明による他の実施例
を図について説明する。この実施の形態におけるファク
シミリ装置の構成は、基本的に、上述した実施の形態1
と同様であるため、ここではその説明は省略し、図1を
参照することとする。図14は、この実施の形態による
動作の流れを示したフローチャート図である。
【0064】この実施の形態における動作について説明
する。外部のファクシミリ装置から電話回線11を介し
てデータが送信されてくると、網制御部9により、その
データの着信を検出し、受信を開始する(ステップST
1401)。まず、送信元から送信された送信元オペレ
ータ情報(氏名・所属)を受信し(ステップST140
2)、つぎに、送信元のオペレータによって指定された
配信するべき端未110のIPアドレスを取得する(ス
テップST1403)。このIPアドレスを使用して、
送信元オペレータ情報とともに、データを受信した旨
を、LAN12を介して配信先の端末110に通知する
(ステップST1404)。ここで、LANインターフ
ェース部10が、原稿データを相手先から受信したとき
に、その原稿データを送信した相手先の指示者に関する
オペレータ情報を受信して、オペレータ情報を原稿デー
タの付加情報として、相手先から指定された端末に対し
て配信するための指示者情報配信部を構成している。
【0065】以上のように、この実施の形態において
は、データを着信した時に、送信元からのオペレータ情
報を受信して、データを受信した旨とともに、そのオペ
レータ情報を配信先の端末110に通知するようにした
ので、配信先のオペレータは、送信元のオペレータ情報
から、送信者を容易に特定することができる。
【0066】なお、この実施の形態では、LAN12の
プロトコル・スタックとして、TCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Internet Protocol)を想定し
ているため、IPアドレスを使用する例について説明し
たが、実施の形態1と同様に、その場合に限らず、例え
ば、IPX/SPX(Internetwork Packet Exchange/S
equenced Packet Exchange)をプロトコル・スタックと
して使用し、そのアドレス情報を使用するようにしても
よい。
【0067】実施の形態11.本発明による他の実施の
形態を図について説明する。この実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置の構成は、基本的に、上述した実施の形
態1と同様であるため、ここではその説明は省略し、図
1を参照することとする。図15は、この実施の形態の
動作の流れを示したフローチャート図である。なお、こ
の実施の形態においては、図16に示すような送信元オ
ペレータの氏名・所属36aと配送先IPアドレスとが
対応づけられて予め格納されている対応テーブル36が
RAM7内に設けられている。ここで、送信元オペレー
タの氏名・所属36aと配送先IPアドレスとは、対応
テーブル32に予め登録しておいてもよく、また、ジョ
ブの実行が支障なく行われたときに次回以降の送信のた
めにその都度自動的に登録されるようにしてもよい。
【0068】この実施の形態における動作について説明
する。外部のファクシミリ装置から電話回線11を介し
てデータが送信されてくると、網制御部9により、その
データの着信を検出し、受信を開始する(ステップST
1501)。まず、送信元から送信された送信元オペレ
ータ情報(氏名・所属)を受信し(ステップST150
2)、つぎに、その送信元オペレータ情報(氏名・所
属)を元に、図16に示す対応テーブル36から、配信
するべき端末110のIPアドレスを取得する(ステッ
プST1503)。ここで、対応テーブル32が、相手
先の指示者に関するオペレータ情報と、配信先の端末ご
とに予め設定されたIPアドレス等の識別情報とが、互
いに対応づけられて格納されている第二の対応テーブル
から構成されて、原稿データを相手先から受信したとき
に、その原稿データを送信した相手先の指示者に関する
オペレータ情報を受信して、このオペレータ情報に基づ
いて第二の対応テーブルから配信すべき端末を特定する
ための配信先端末特定手段を構成している。
【0069】この実施の形態においては、上記実施の形
態10と同様の効果が得られるとともに、対応テーブル
36に予め登録されている配送先IPアドレスについて
は、送信元オペレータが配送先IPアドレスを指定しな
くても、自動的に、配送できるので、送信元オペレータ
の操作を容易にすることができるとともに、送信元オペ
レータのタイプミス等による配送先IPアドレスの誤指
定を防止することができる。
【0070】実施の形態12.本発明による他の実施の
形態を図について説明する。この実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置の構成は、基本的に、上述した実施の形
態1と同様であるため、ここではその説明は省略し、図
1を参照することとする。図17は、この実施の形態の
動作の流れを示したフローチャート図である。
【0071】この実施の形態における動作について説明
する。外部のファクシミリ装置から電話回線11を介し
てデータが送信されてくると、網制御部9により、その
データの着信を検出し、受信を開始する(ステップST
1601)。まず、送信元から送信された送信元オペレ
ータ情報(氏名・所属)を受信し(ステップST160
2)、つぎに、その送信元オペレータ情報(氏名・所
属)を元に、図16に示す対応テーブル36から、配信
するべき端末110のIPアドレスを取得する(ステッ
プST1603)。その後、そのIPアドレスを使用し
て、送信元オペレータ情報とともに、データを受信した
旨を、LAN12を介して配信先の端末110に通知す
る(ステップST1604)とともに、受信内容をRA
M7内に格納して、RAM内に格納した際のファイル名
及びパスを、配信先の端末110に通知する(ステップ
ST1605)。
【0072】以上のように、この実施の形態において
は、上記実施の形態10及び11と同様の効果を奏する
とともに、さらに、受信内容をRAM7内に格納して、
RAM内に格納した際のファイル名及びパスを配信先の
端末110に通知するようにしたので、受信側のオペレ
ータはそのファイル名を指定することにより、そのジョ
ブ内容を容易に検索したり、読み出したりすることがで
きる。
【0073】なお、この実施の形態では、LAN12の
プロトコル・スタックとして、TCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Internet Protocol)を想定し
ているため、IPアドレスを使用する例について説明し
たが、実施の形態1と同様に、その場合に限らず、例え
ば、IPX/SPX(Internetwork Packet Exchange/S
equenced Packet Exchange)をプロトコル・スタックと
して使用し、そのアドレス情報を使用するようにしても
よい。
【0074】実施の形態13.本発明による他の実施の
形態を図について説明する。この実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置の構成は、基本的に、上述した実施の形
態9と同様であるため、ここではその説明は省略し、図
12を参照することとする。図18は、この実施の形態
の動作の流れを示したフローチャート図である。
【0075】この実施の形態における動作について説明
する。外部のファクシミリ装置から電話回線11を介し
てデータが送信されてくると、網制御部9により、その
データの着信を検出し、受信を開始する(ステップST
1701)。まず、送信元から送信された送信元オペレ
ータ情報(氏名・所属)を受信し(ステップST170
2)、受信した送信元オペレータ情報(氏名・所属)を
操作部5のディスプレイ100c3(図24参照)に表
示する(ステップST1703)。ここで、操作部5
は、原稿データを相手先から受信したときに、その原稿
データを送信した相手先の指示者に関するオペレータ情
報を受信して、表示するための表示手段を構成してい
る。
【0076】以上のように、この実施の形態において
は、送信元オペレータ情報(氏名・所属)を受信して、
受信した送信元オペレータ情報(氏名・所属)を操作部
5のディスプレイ100c3に表示するようにしたの
で、受信側のオペレータはそれにより、容易に、送信者
を特定することができる。
【0077】実施の形態14.本発明による他の実施の
形態を図について説明する。この実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置の構成は、基本的に、上述した実施の形
態1と同様であるため、ここではその説明は省略し、図
1を参照することとする。図19は、この実施の形態の
動作の流れを示したフローチャート図である。なお、こ
の実施の形態においては図20に示すような受信ジョブ
管理テーブル38が設けられている。受信ジョブ管理テ
ーブル38には、送信元オペレータ氏名・所属38a、
送信元電話番号38b、送信元IPアドレス38c、及
び、RAM7内に格納された際のファイル名38d等
が、各ジョブ毎に格納されている。
【0078】この実施の形態における動作について説明
する。外部のファクシミリ装置から電話回線11を介し
てデータが送信されてくると、網制御部9により、その
データの着信を検出し、受信を開始する(ステップST
1901)。まず、送信元から送信された送信元オペレ
ータ情報(氏名・所属)を受信し(ステップST190
2)、つぎに、その送信元オペレータ情報(氏名・所
属)を元に、図16に示す対応テーブル36から、配信
するべき端末110のIPアドレスを取得する(ステッ
プST1903)。その後、そのIPアドレスを使用し
て、送信元オペレータ情報とともに、データを受信した
旨を、LAN12を介して配信先の端末110に通知す
る(ステップST1904)とともに、受信内容をRA
M7内に格納して、RAM内に格納した際のファイル名
及びパスを、配信先の端末110に通知する(ステップ
ST1905)。ここまでの処理は、上記実施の形態1
2と同様である。
【0079】次に、この実施の形態においては、上記の
通知を受けた受信側オペレータから、受信文書を開くた
めのファイルの読み出し要求が出されると、それをLA
Nインターフェース部10にて検知して、受信側オペレ
ータに当該ファイルの読み出しを許可する(ステップS
T1906)。それにより、受信側オペレータはRAM
7内に格納されている当該ファイルを読み出すことがで
きる。また、それと同時に、当該ファイルのファイル名
を用いて、図20の受信ジョブ管理テーブルから送信元
オペレータの電話番号を検索する(ステップST190
7)。つぎに、検索した電話番号に電話回線11により
発呼し(ステップST1908)、送信側オペレータ情
報を付加して、当該受信文書の開封通知を送出する(ス
テップST1909)。
【0080】以上のように、この実施の形態において
は、上記実施の形態12と同様の効果が得られるととも
に、文書を受信した際に、送信側オペレータ情報を付加
して、当該受信文書の開封通知を、送信側に送出するよ
うにしたので、送信側においてもその送信側オペレータ
情報に基づいて、その文書の送信者を容易に特定するこ
とができるので、当該送信者に対して確実に受信文書の
開封確認情報を通知することができ、操作性を向上させ
ることができるという効果が得られる。
【0081】なお、この実施の形態では、LAN12の
プロトコル・スタックとして、TCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Internet Protocol)を想定し
ているため、IPアドレスを使用する例について説明し
たが、実施の形態1と同様に、その場合に限らず、例え
ば、IPX/SPX(Internetwork Packet Exchange/S
equenced Packet Exchange)をプロトコル・スタックと
して使用し、そのアドレス情報を使用するようにしても
よい。
【0082】実施の形態15.本発明による他の実施の
形態を図について説明する。この実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置の構成は、基本的に、上述した実施の形
態9と同様であるため、ここではその説明は省略し、図
12を参照することとする。図21は、この実施の形態
の動作の流れを示したフローチャート図である。
【0083】この実施の形態における動作について説明
する。外部のファクシミリ装置から電話回線11を介し
てデータが送信されてくると、網制御部9により、その
データの着信を検出し、受信を開始する(ステップST
2001)。まず、送信元から送信された送信元オペレ
ータ情報(氏名・所属)を受信し(ステップST200
2)、つぎに、画情報(イメージデータ)をRAM7内
にファイルとして格納する(ステップST2003)。
このとき、記録部2による印字動作は起動させない。次
に、送信元オペレータ情報(氏名・所属)をRAM7内
の画情報ファイルに付加し(ステップST2004)、
受信側のオペレータからの印字指示を待つ。受信側のオ
ペレータから操作部5を介して印字指示があったら、そ
れを検知して(ステップST2005)、当該ファイル
の内容を記録部2により印字する(ステップST200
6)。この印字操作が行われたということにより、当該
ファイルが開封されたことがわかるので、次に、上記フ
ァイルのファイル名を用いて、図20に示す受信ジョブ
管理テーブル38から、送信元オペレータの電話番号を
検索し、検索した電話番号に電話回線11により発呼し
て(ステップST2007)、送信元オペレータ情報
(氏名・所属)を付加して、当該受信文書の開封通知を
画データ信号に変換して送出する(ステップST200
8)。ここで、CPU4、ROM6、モデム8及び網制
御部9が、原稿データを相手先から受信したときに、そ
の原稿データを送信した相手先の指示者に関するオペレ
ータ情報を受信して、原稿データが開封されたときに、
原稿データが開封された旨を示す開封確認情報を、オペ
レータ情報に基づいて相手先の指示者に対して送信する
ための開封確認情報送信手段を構成している。
【0084】以上のように、この実施の形態において
は、受信文書をRAM7内に蓄積して、受信側オペレー
タの印字指示を待って印字を行うようにしたので、その
受信文書の印字操作によって、当該受信文書が開封され
たものと判断できるので、それにより、送信元オペレー
タの電話番号に対して当該受信文書の開封通知を行うこ
とができ、オペレータの操作を必要とせずに、当該受信
文書の開封通知を容易にかつ確実に行うことができる。
【0085】なお、この実施の形態では、開封通知を画
データ信号として送出する例について説明したが、その
場合に限らず、キャラクタデータとして送出してもよ
い。また、この際の手順として、ITU−T勧告T.3
0に準じた手順を使用してもよく、あるいは、MNP手
順等を使用するようにしてもよい。
【0086】実施の形態16.本発明による他の実施の
形態を図について説明する。図22は、本実施の形態に
おけるファクシミリ装置20Cの構成を示したブロック
図である。本実施の形態におけるファクシミリ装置20
Cにおいては、図22に示すように、図1のファクシミ
リ装置20Aの構成から記録部2を取り除いたものであ
る。他の構成については、図1のファクシミリ装置20
Aと同様であるため、ここではその説明は省略する。こ
の実施の形態においては、記録部2がないため、受信文
書の内容を確認する場合には、例えば、端末110に接
続された表示手段112(図24参照)に表示させる
か、または、プリンタ等の印字手段114(図24)に
より印字するようにする。
【0087】この実施の形態においても、上記の実施の
形態1〜15で説明したような処理を適用することがで
き、その場合にも、上記の実施の形態1〜15と同様の
効果を得ることができる。
【0088】実施の形態17.本発明による他の実施の
形態を図について説明する。図23は、本実施の形態に
おけるファクシミリ装置20Dの構成を示したブロック
図である。本実施の形態におけるファクシミリ装置20
Dにおいては、図23に示すように、図22のファクシ
ミリ装置20Cの構成から、さらに、読み取り部1を取
り除いたものである。他の構成については、図22のフ
ァクシミリ装置20Cと同様であるため、ここではその
説明は省略する。この実施の形態においては、記録部2
及び読み取り部1がないため、受信文書の内容を確認す
る場合には、例えば、端末110に接続された表示手段
112(図24参照)に表示させるか、または、プリン
タ等の印字手段114(図24)により印字するように
して、また、送信するべき原稿については、例えば、端
末110において送信文書を作成して、送信するように
する。
【0089】この実施の形態においても、上記の実施の
形態1〜15で説明したような処理を適用することがで
き、その場合にも、上記の実施の形態1〜15と同様の
効果を得ることができる。
【0090】
【発明の効果】この発明に係わるファクシミリ装置によ
れば、原稿データの送信ジョブおよび受信ジョブを行う
ためのジョブ実行手段と、送信ジョブの指示者を表す指
示者情報を特定するための指示者情報特定手段と、指示
者情報を、原稿データとともに各送信ジョブごとに格納
するためのジョブ管理情報格納手段とを設けるようにし
たので、指示者情報を用いて検索するようにすればジョ
ブの実行状態や実行結果等の把握も容易に行え、また、
必要に応じて、相手先にも指示者情報を送信することが
できるので、相手先においても送信ジョブの指示者を容
易に特定することができるとともに開封確認情報を相手
先から送信元に送信することができるという効果を奏す
る。
【0091】また、複数の端末を含むLANに接続され
て、受信した原稿データを端末に配信するとともに、端
末から送信ジョブに関する指示信号および指示者情報を
受けてジョブ実行手段にそれを出力するためのLANイ
ンターフェース手段を備えているので、ファクシミリ装
置の設置場所に行かなくても、LANに接続された端末
からファクシミリ装置へ種々の指示を出したり指示者情
報を入力したりすることができる。
【0092】また、指示者情報特定手段が、指示者情報
が外部から直接入力される入力部を備えているので、オ
ペレータ(指示者)は入力部の操作キー等を用いて容易
に指示者情報を入力することができる。
【0093】また、指示者情報特定手段が、指示者ごと
に予め設定されている識別情報と指示者情報とが互いに
対応づけられて格納されている第一の対応テーブルから
構成されているので、オペレータに指示者情報を要求し
なくても、第一の対応テーブルから特定でき、オペレー
タの操作をより簡単にすることができる。
【0094】また、ジョブ管理情報格納手段内に、ジョ
ブの実行状態および実行結果が格納されており、指示者
情報を用いて、指示者情報に関連するジョブの実行状態
および実行結果を検索するための検索手段を備えている
ので、その指示者に関連のあるジョブだけを容易に検索
することができ、その中から対象ジョブを見つければよ
いので、ジョブの検索が簡単になり、短い時間で対象ジ
ョブを見つけることができる。
【0095】また、検索手段による検索結果を、指示者
にLANを介して伝達する検索結果伝達部を、LANイ
ンターフェース手段が備えているので、オペレータはフ
ァクシミリ装置の設置場所に行かなくても、自分の端末
により容易に検索結果を知ることができる。
【0096】また、指示者からの送信ジョブの再実行指
示が入力されたときに、この再実行指示に基づいて送信
ジョブを新規ジョブとしてジョブ管理情報格納手段に再
登録するためのジョブ再実行指示手段を備えているの
で、オペレータは再度あらためて送信操作を行わなくて
も、再実行指示を出すだけで、容易に、送信ジョブの再
実行を行うことができる。
【0097】また、指示者からの送信ジョブの変更指示
及び削除指示が入力されたときに、変更指示及び削除指
示に基づいて、ジョブ管理情報格納手段内の内容の書き
換えおよび削除を行うためのジョブ変更削除指示手段を
備えているので、オペレータは再度あらためて送信操作
を行わなくても、変更指示を出すだけで、容易に、送信
ジョブの変更を行うことができ、削除についても、単
に、削除指示を出すだけで不要な送信ジョブを容易に削
除することができる。
【0098】また、指示者情報が、指示者氏名を含んで
いるので、送信元においても相手先においても指示者を
明確に特定することができる。
【0099】また、指示者情報が、指示者の所属部署名
および所属会社名をさらに含んでいるので、より明確
に、指示者を特定することができる。
【0100】また、指示された送信ジョブを実行する時
に、指示者情報を原稿データとともに相手先に送信する
ための指示者情報送信部を、ジョブ実行手段が備えてい
るので、相手先においても指示者を明確にかつ容易に特
定することができる。
【0101】また、ジョブ実行手段が、原稿データを画
情報データに変換して相手先に送信し、指示者情報送信
部が、指示者情報を画情報の一部として相手先に送信す
るようにしたので、相手先において、当該原稿データを
印字する際に、同時に、指示者情報を印字することがで
きるので、利便性をさらに向上させることができる。
【0102】また、原稿データを相手先から受信したと
きに、その原稿データを送信した相手先の指示者に関す
る指示者情報を受信して、指示者情報を原稿データの付
加情報として、相手先から指定された端末に対して配信
するための指示者情報配信部を、LANインターフェー
ス手段が備えているので、配信先のオペレータは受信し
た原稿データの指示者を容易に特定することができる。
【0103】また、相手先の指示者に関する指示者情報
と配信先の端末ごとに予め設定された識別情報とが互い
に対応づけられて格納されている第二の対応テーブルか
ら構成されて、原稿データを相手先から受信したとき
に、その原稿データを送信した相手先の指示者に関する
指示者情報を受信して、この指示者情報に基づいて第二
の対応テーブルから配信すべき端末を特定するための配
信先端末特定手段を備えているので、発信元オペレータ
が配信先の端末を指定しなくても、第二の対応テーブル
から配信先の端末を特定することができる。
【0104】また、原稿データを相手先から受信したと
きに、その原稿データを送信した相手先の指示者に関す
る指示者情報を受信して、表示するための表示手段を備
えているので、原稿データを受信した側のオペレータ
は、その表示により、容易に相手先の指示者を特定する
ことができる。
【0105】また、原稿データを相手先から受信したと
きに、その原稿データを送信した相手先の指示者に関す
る指示者情報を受信して、原稿データが開封されたとき
に、原稿データが開封された旨を示す開封確認情報を、
指示者情報に基づいて相手先の指示者に対して送信する
ための開封確認情報送信手段をさらに備えているので、
原稿データを送信した側に受信側から開封確認情報を送
信することができるので、原稿データが開封された旨を
容易に原稿データの送信した側に伝達することができ
る。
【0106】また、受信した原稿データを記録紙に印字
するための印字手段を備えているので、必要に応じて、
受信した原稿データを印字することができる。
【0107】また、印字手段が、印字指示信号が入力さ
れるための印字指示信号入力部を備え、印字指示信号入
力部に印字指示信号が入力されたときに、印字を行うも
のであって、開封確認情報送信手段が、印字手段による
印字が行われたことをもって、原稿データが開封された
と判断するので、オペレータが特に開封確認情報を送信
するための指示をださなくても、確実に開封確認情報を
送信することができる。
【0108】また、送信すべき原稿データの内容を走査
して読み取るための原稿読み取り手段を備えているの
で、オペレータは所定位置に原稿をセットするだけで、
容易に、原稿データを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1、2、3、4、5、
6、7、8、10、11、12及び14によるファクシ
ミリ装置の構成を示したブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるファクシミリ
装置の動作の流れを示したフローチャート図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるファクシミリ
装置のジョブ管理テーブルのデータ構造図である。
【図4】 この発明の実施の形態2及び7によるファク
シミリ装置の動作の流れを示したフローチャート図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2によるファクシミリ
装置のオペレータ氏名・所属とIPアドレスとの対応テ
ーブルのデータ構造図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるファクシミリ
装置の動作の流れを示したフローチャート図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるファクシミリ
装置の動作の流れを示したフローチャート図である。
【図8】 この発明の実施の形態5によるファクシミリ
装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態6によるファクシミリ
装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態7によるファクシミ
リ装置の対応テーブルのデータ構造図である。
【図11】 この発明の実施の形態8によるファクシミ
リ装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態9、13及び15に
よるファクシミリ装置の構成を示したブロック図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態9によるファクシミ
リ装置の動作の流れを示したフローチャート図である。
【図14】 この発明の実施の形態10によるファクシ
ミリ装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態11によるファクシ
ミリ装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態11によるファクシ
ミリ装置の対応テーブルのデータ構造図である。
【図17】 この発明の実施の形態12によるファクシ
ミリ装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態13によるファクシ
ミリ装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図19】 この発明の実施の形態14によるファクシ
ミリ装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図20】 この発明の実施の形態14によるファクシ
ミリ装置の受信ジョブ管理テーブルのデータ構造図であ
る。
【図21】 この発明の実施の形態15によるファクシ
ミリ装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図22】 この発明の実施の形態16によるファクシ
ミリ装置の構成を示したブロック図である。
【図23】 この発明の実施の形態17によるファクシ
ミリ装置の構成を示したブロック図である。
【図24】 LANを含む情報通信網の一例を示した概
略部分接続図である。
【符号の説明】
1 読み取り部、2 記録部、3 符号/復号器、4
CPU、5 操作部、6 ROM、7 RAM、8 モ
デム、9 網制御部、10 LANインターフェース
部、11 電話回線、12 LAN、30 ジョブ管理
テーブル、32,34,36 対応テーブル、38 受
信ジョブ管理テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/58

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿データの送信ジョブおよび受信ジョ
    ブを行うためのジョブ実行手段と、 上記送信ジョブの指示者を表す指示者情報を特定するた
    めの指示者情報特定手段と、 上記指示者情報を、上記原稿データとともに各送信ジョ
    ブごとに格納するためのジョブ管理情報格納手段とを備
    えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 複数の端末を含むLANに接続されて、
    受信した上記原稿データを上記端末に配信するととも
    に、上記端末から送信ジョブに関する指示信号および上
    記指示者情報を受けて上記ジョブ実行手段にそれを出力
    するためのLANインターフェース手段を、さらに備え
    たことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記指示者情報特定手段が、上記指示者
    情報が外部から直接入力される入力部を備えたことを特
    徴とする請求項1または2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 上記指示者情報特定手段が、上記指示者
    ごとに予め設定されている識別情報と上記指示者情報と
    が互いに対応づけられて格納されている第一の対応テー
    ブルから構成されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 上記ジョブ管理情報格納手段内に、上記
    ジョブの実行状態および実行結果が格納されており、 上記指示者情報を用いて、上記指示者情報に関連する上
    記ジョブの実行状態および実行結果を検索するための検
    索手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 上記検索手段による検索結果を、上記指
    示者に上記LANを介して伝達する検索結果伝達部を、
    上記LANインターフェース手段が備えたことを特徴と
    する請求項5記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 上記指示者からの送信ジョブの再実行指
    示が入力されたときに、この再実行指示に基づいて上記
    送信ジョブを新規ジョブとして上記ジョブ管理情報格納
    手段に再登録するためのジョブ再実行指示手段を、さら
    に備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    に記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 上記指示者からの送信ジョブの変更指示
    及び削除指示が入力されたときに、変更指示及び削除指
    示に基づいて、上記ジョブ管理情報格納手段内の内容の
    書き換えおよび削除を行うためのジョブ変更削除指示手
    段を、さらに備えたことを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 上記指示者情報が、上記指示者氏名を含
    んでいることを特徴とする請求項4記載のファクシミリ
    装置。
  10. 【請求項10】 上記指示者情報が、上記指示者の所属
    部署名および所属会社名をさらに含んでいることを特徴
    とする請求項9記載のファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 指示された上記送信ジョブを実行する
    時に、上記指示者情報を上記原稿データとともに相手先
    に送信するための指示者情報送信部を、上記ジョブ実行
    手段が備えたことを特徴とする請求項1ないし10のい
    ずれかに記載のファクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 上記ジョブ実行手段が、上記原稿デー
    タを画情報データに変換して相手先に送信し、 上記指示者情報送信部が、上記指示者情報を上記画情報
    の一部として相手先に送信することを特徴とする請求項
    11記載のファクシミリ装置。
  13. 【請求項13】 原稿データを相手先から受信したとき
    に、その原稿データを送信した相手先の指示者に関する
    指示者情報を受信して、上記指示者情報を上記原稿デー
    タの付加情報として、相手先から指定された上記端末に
    対して配信するための指示者情報配信部を、上記LAN
    インターフェース手段が備えたことを特徴とする請求項
    2ないし12のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  14. 【請求項14】 相手先の指示者に関する指示者情報と
    配信先の上記端末ごとに予め設定された識別情報とが互
    いに対応づけられて格納されている第二の対応テーブル
    から構成されて、原稿データを相手先から受信したとき
    に、その原稿データを送信した相手先の指示者に関する
    指示者情報を受信して、この指示者情報に基づいて上記
    第二の対応テーブルから配信すべき上記端末を特定する
    ための配信先端末特定手段を、さらに備えたことを特徴
    とする請求項1ないし13のいずれかに記載のファクシ
    ミリ装置。
  15. 【請求項15】 原稿データを相手先から受信したとき
    に、その原稿データを送信した相手先の指示者に関する
    指示者情報を受信して、表示するための表示手段を備え
    たことを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記
    載のファクシミリ装置。
  16. 【請求項16】 原稿データを相手先から受信したとき
    に、その原稿データを送信した相手先の指示者に関する
    指示者情報を受信して、上記原稿データが開封されたと
    きに、上記原稿データが開封された旨を示す開封確認情
    報を、上記指示者情報に基づいて上記相手先の指示者に
    対して送信するための開封確認情報送信手段を、さらに
    備えたことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか
    に記載のファクシミリ装置。
  17. 【請求項17】 受信した原稿データを記録紙に印字す
    るための印字手段を、さらに備えたことを特徴とする請
    求項1ないし16のいずれかに記載のファクシミリ装
    置。
  18. 【請求項18】 上記印字手段が、印字指示信号が入力
    されるための印字指示信号入力部を備え、上記印字指示
    信号入力部に上記印字指示信号が入力されたときに、印
    字を行うものであって、 開封確認情報送信手段が、上記印字手段による印字が行
    われたことをもって、上記原稿データが開封されたと判
    断することを特徴とする請求項16記載のファクシミリ
    装置。
  19. 【請求項19】 送信すべき原稿データの内容を走査し
    て読み取るための原稿読み取り手段を、さらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし18のいずれかに記載の
    ファクシミリ装置。
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