JPH09232790A - プリント基板回路のシールド方法 - Google Patents
プリント基板回路のシールド方法Info
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- JPH09232790A JPH09232790A JP3762996A JP3762996A JPH09232790A JP H09232790 A JPH09232790 A JP H09232790A JP 3762996 A JP3762996 A JP 3762996A JP 3762996 A JP3762996 A JP 3762996A JP H09232790 A JPH09232790 A JP H09232790A
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0213—Electrical arrangements not otherwise provided for
- H05K1/0216—Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
- H05K1/0218—Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference by printed shielding conductors, ground planes or power plane
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/18—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
- H05K1/181—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
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- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金属ケースや金属板の使用を不要とし、部品コ
ストや製造工程を削減し、機器の更なる小型化を可能と
し、調整保守を容易にするプリント基板回路のシールド
方法を提供する。 【解決手段】プリント配線基板1上に電子部品2A,3A,3B
を搭載し、同一プリント配線基板1上に形成される回路
の一部をシールド回路部3と他の回路部2とに区分し、
シールド回路部3と他の回路部2との間での不要信号成
分の輻射混入あるいは回路間のクロストークを抑制する
プリント基板回路のシールド方法において、プリント配
線基板1は、少なくとも片側の面を接地パターン面と
し、シールド回路部3に第1接地パターン面31と、他の
回路部2に第2接地パターン面21と、備え、第1接地パ
ターン面31と第2接地パターン面21との接続は、シール
ド回路部3と他の回路部2との間の回路接続を行う入出
力部位で接続する。
ストや製造工程を削減し、機器の更なる小型化を可能と
し、調整保守を容易にするプリント基板回路のシールド
方法を提供する。 【解決手段】プリント配線基板1上に電子部品2A,3A,3B
を搭載し、同一プリント配線基板1上に形成される回路
の一部をシールド回路部3と他の回路部2とに区分し、
シールド回路部3と他の回路部2との間での不要信号成
分の輻射混入あるいは回路間のクロストークを抑制する
プリント基板回路のシールド方法において、プリント配
線基板1は、少なくとも片側の面を接地パターン面と
し、シールド回路部3に第1接地パターン面31と、他の
回路部2に第2接地パターン面21と、備え、第1接地パ
ターン面31と第2接地パターン面21との接続は、シール
ド回路部3と他の回路部2との間の回路接続を行う入出
力部位で接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば局部発振回
路など、主にVHF帯以上(30MHz〜)の周波数の信号を
扱うプリント配線基板上の回路において、シールド処理
を必要とする装置、あるいは高集積化により同一基板上
の回路同士がクロストークなどの影響がある装置、のプ
リント基板回路のシールド方法に関する。
路など、主にVHF帯以上(30MHz〜)の周波数の信号を
扱うプリント配線基板上の回路において、シールド処理
を必要とする装置、あるいは高集積化により同一基板上
の回路同士がクロストークなどの影響がある装置、のプ
リント基板回路のシールド方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来技術のプリント基板回路のシ
ールド方法を説明する説明図である。図7において、図
示例のプリント基板回路は、プリント配線基板6上に電
子部品2A,3A,3Bを搭載し、同一プリント配線基板6上に
形成される回路の一部をシールド回路部3と、他の回路
部2とに区分し、シールド回路部3は、他の回路部2と
の間での不要信号成分の輻射混入あるいは回路間のクロ
ストークを抑制するため、金属製のシールドケース5の
内部に収納されている。
ールド方法を説明する説明図である。図7において、図
示例のプリント基板回路は、プリント配線基板6上に電
子部品2A,3A,3Bを搭載し、同一プリント配線基板6上に
形成される回路の一部をシールド回路部3と、他の回路
部2とに区分し、シールド回路部3は、他の回路部2と
の間での不要信号成分の輻射混入あるいは回路間のクロ
ストークを抑制するため、金属製のシールドケース5の
内部に収納されている。
【0003】一般的に、高周波信号を取り扱うプリント
基板回路は、接地インピーダンスをなるべく低くするた
めに、プリント配線基板6の少なくとも片側の面すべて
を接地パターン面とするのが通常である。さらに、外部
からノイズなどの影響を受けやすい回路部分3、あるい
は、例えば、局部発振回路など外部へ不要信号成分を輻
射し他の回路に影響を与える回路部分3、などのシール
ドを必要とする回路部分3(以下、この様な回路をシー
ルド回路部3と称する)は、その他の回路部2に対して
図7に図示される様に金属で箱状に作られたケース5ま
たはシールド回路部3の周辺部分のみを囲みケース5に
較べて上部の金属部分がない金属板5A、で外部との遮蔽
を施すことによって影響を避けている。また、同一プリ
ント配線基板6上の回路2、3同士が悪影響してクロス
トークが発生する場合には、回路2、3同士を十分に離
すか、金属板5Aを立てて遮蔽することが行われている。
基板回路は、接地インピーダンスをなるべく低くするた
めに、プリント配線基板6の少なくとも片側の面すべて
を接地パターン面とするのが通常である。さらに、外部
からノイズなどの影響を受けやすい回路部分3、あるい
は、例えば、局部発振回路など外部へ不要信号成分を輻
射し他の回路に影響を与える回路部分3、などのシール
ドを必要とする回路部分3(以下、この様な回路をシー
ルド回路部3と称する)は、その他の回路部2に対して
図7に図示される様に金属で箱状に作られたケース5ま
たはシールド回路部3の周辺部分のみを囲みケース5に
較べて上部の金属部分がない金属板5A、で外部との遮蔽
を施すことによって影響を避けている。また、同一プリ
ント配線基板6上の回路2、3同士が悪影響してクロス
トークが発生する場合には、回路2、3同士を十分に離
すか、金属板5Aを立てて遮蔽することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近、機器の小型化要
求により、回路同士を離してレイアウトすることが困難
になってきている。そのため、回路同士の相互影響が大
きくなるので、回路のシールドは必要不可欠な技術であ
る。従来技術によるプリント基板回路のシールド方法で
は、金属ケースや金属板をプリント配線基板に実装でき
るようにするため、プリント配線基板に半田付けを可能
とするピンを金属ケースや金属板に加えるなどの加工が
必要である。また、部品点数が増えるため、コストアッ
プにつながる。そして通常、これらの金属部品の実装に
は、熱容量に違いなどの点から専用の半田ペーストを用
いた半田付けを行うことが必要となるため、製造工程も
増える。さらに、金属ケースを付与すると、浮遊容量な
どの影響が増大し、調整・保守などがやり難くなる問題
がある。
求により、回路同士を離してレイアウトすることが困難
になってきている。そのため、回路同士の相互影響が大
きくなるので、回路のシールドは必要不可欠な技術であ
る。従来技術によるプリント基板回路のシールド方法で
は、金属ケースや金属板をプリント配線基板に実装でき
るようにするため、プリント配線基板に半田付けを可能
とするピンを金属ケースや金属板に加えるなどの加工が
必要である。また、部品点数が増えるため、コストアッ
プにつながる。そして通常、これらの金属部品の実装に
は、熱容量に違いなどの点から専用の半田ペーストを用
いた半田付けを行うことが必要となるため、製造工程も
増える。さらに、金属ケースを付与すると、浮遊容量な
どの影響が増大し、調整・保守などがやり難くなる問題
がある。
【0005】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、その目的は前記した課題を解決して、金属ケ
ースや金属板の使用を不要とし、部品コストや製造工程
を削減し、機器の更なる小型化を可能とし、調整保守を
容易にするプリント基板回路のシールド方法を提供する
ことにある。
のであり、その目的は前記した課題を解決して、金属ケ
ースや金属板の使用を不要とし、部品コストや製造工程
を削減し、機器の更なる小型化を可能とし、調整保守を
容易にするプリント基板回路のシールド方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、プリント配線基板上に電子部品
を搭載し、同一プリント配線基板上に形成される回路の
一部をシールド回路部と他の回路部とに区分し、シール
ド回路部と他の回路部との間での不要信号成分の輻射混
入あるいは回路間のクロストークを抑制するプリント基
板回路のシールド方法において、プリント配線基板は、
少なくとも片側の面を接地パターン面とし、シールド回
路部に第1接地パターン面と,他の回路部に第2接地パ
ターン面と,備え、第1接地パターン面と第2接地パタ
ーン面との接続は、シールド回路部と他の回路部との間
の回路接続を行う入出力部位で接続するものとする。
に、本発明においては、プリント配線基板上に電子部品
を搭載し、同一プリント配線基板上に形成される回路の
一部をシールド回路部と他の回路部とに区分し、シール
ド回路部と他の回路部との間での不要信号成分の輻射混
入あるいは回路間のクロストークを抑制するプリント基
板回路のシールド方法において、プリント配線基板は、
少なくとも片側の面を接地パターン面とし、シールド回
路部に第1接地パターン面と,他の回路部に第2接地パ
ターン面と,備え、第1接地パターン面と第2接地パタ
ーン面との接続は、シールド回路部と他の回路部との間
の回路接続を行う入出力部位で接続するものとする。
【0007】また、第1接地パターン面は、入出力部位
を除いてシールド回路部と他の回路部との境界部分を予
め定められた間隔でスリット状に除去して、分離・形成
することができる。また、シールド回路部と他の回路部
分との接続を行う入出力部位は1箇所に集め、この入出
力部位での回路接続はヘリカルフィルタを介して接続す
ることができる。
を除いてシールド回路部と他の回路部との境界部分を予
め定められた間隔でスリット状に除去して、分離・形成
することができる。また、シールド回路部と他の回路部
分との接続を行う入出力部位は1箇所に集め、この入出
力部位での回路接続はヘリカルフィルタを介して接続す
ることができる。
【0008】また、第1接地パターン面は、シールド回
路部と他の回路部との境界部分を予め定められた間隔で
スリット状に除去して、分離・形成し、入出力部位の回
路接続はヘリカルフィルタを介して接続し、第1接地パ
ターン面と第2接地パターン面との接続はヘリカルフィ
ルタのハウジングの導体部分を介して接続することがで
きる。
路部と他の回路部との境界部分を予め定められた間隔で
スリット状に除去して、分離・形成し、入出力部位の回
路接続はヘリカルフィルタを介して接続し、第1接地パ
ターン面と第2接地パターン面との接続はヘリカルフィ
ルタのハウジングの導体部分を介して接続することがで
きる。
【0009】また、プリント配線基板の接地パターン面
内における電子部品接続ピン間を接続する配線は、配線
路に沿ってこの配線路の周辺を予め定められた間隔で接
地パターン面の一部を除去して形成することができる。
上記構成により、第1接地パターン面と第2接地パター
ン面との間にスリット部を構成して両接地パターン面を
分離することにより、第1接地パターン面に分布してい
る接地電流が第2接地パターン面への混入、あるいはそ
の逆に、第2接地パターン面に分布している接地電流が
第1接地パターン面への混入を防ぐことができる。特
に、第1接地パターン面と第2接地パターン面との接続
部であるシールド回路部と他の回路部との接続部である
入出力部位を1箇所に集めることにより、両接地パター
ン面の多点接地化を防ぎ、両接地パターン面内に分布し
ている接地電流が他の接地パターン面内混入する機会を
少なくすることができる。
内における電子部品接続ピン間を接続する配線は、配線
路に沿ってこの配線路の周辺を予め定められた間隔で接
地パターン面の一部を除去して形成することができる。
上記構成により、第1接地パターン面と第2接地パター
ン面との間にスリット部を構成して両接地パターン面を
分離することにより、第1接地パターン面に分布してい
る接地電流が第2接地パターン面への混入、あるいはそ
の逆に、第2接地パターン面に分布している接地電流が
第1接地パターン面への混入を防ぐことができる。特
に、第1接地パターン面と第2接地パターン面との接続
部であるシールド回路部と他の回路部との接続部である
入出力部位を1箇所に集めることにより、両接地パター
ン面の多点接地化を防ぎ、両接地パターン面内に分布し
ている接地電流が他の接地パターン面内混入する機会を
少なくすることができる。
【0010】この結果、不要輻射信号成分が他の回路部
に伝わり難くすることができるため、結果として不要信
号成分をシールド回路部回路部内に閉じ込めることがで
き、クロストークや不要輻射・混入を避けることができ
る。
に伝わり難くすることができるため、結果として不要信
号成分をシールド回路部回路部内に閉じ込めることがで
き、クロストークや不要輻射・混入を避けることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるプリント基板
回路のシールド方法を説明する説明図、図2は一実施例
の接地パターン面内に形成される回路接続部分およびス
リット部を説明する説明図、図3はヘリカルフィルタの
説明図、図4は本発明によるシールド方法の効果を検証
する一実験セットの構成図、図5は実験データをまとめ
た特性図、図6は実験に用いた水晶発振回路図である。
回路のシールド方法を説明する説明図、図2は一実施例
の接地パターン面内に形成される回路接続部分およびス
リット部を説明する説明図、図3はヘリカルフィルタの
説明図、図4は本発明によるシールド方法の効果を検証
する一実験セットの構成図、図5は実験データをまとめ
た特性図、図6は実験に用いた水晶発振回路図である。
【0012】図1において、本発明に基づくプリント基
板回路は、プリント配線基板1上に電子部品2A,3A,3Bを
搭載し、同一プリント配線基板1上に形成される回路の
一部をシールド回路部3と他の回路部2とに区分し、シ
ールド回路部3と他の回路部2との間での不要信号成分
の輻射混入あるいは回路間のクロストークを抑制するた
め、以下に述べる構成で、プリント基板回路のシールド
処理が行われる。
板回路は、プリント配線基板1上に電子部品2A,3A,3Bを
搭載し、同一プリント配線基板1上に形成される回路の
一部をシールド回路部3と他の回路部2とに区分し、シ
ールド回路部3と他の回路部2との間での不要信号成分
の輻射混入あるいは回路間のクロストークを抑制するた
め、以下に述べる構成で、プリント基板回路のシールド
処理が行われる。
【0013】即ち、プリント配線基板1は、少なくとも
片側の面を接地パターン面とし、シールド回路部3には
スリット部35で分離された第1接地パターン面31を備
え、他の回路部2には第2接地パターン面21を備え、第
1接地パターン面31と第2接地パターン面21との接続
は、シールド回路部3と他の回路部2との間の回路接続
を行う入出力部位で接続されて構成される。
片側の面を接地パターン面とし、シールド回路部3には
スリット部35で分離された第1接地パターン面31を備
え、他の回路部2には第2接地パターン面21を備え、第
1接地パターン面31と第2接地パターン面21との接続
は、シールド回路部3と他の回路部2との間の回路接続
を行う入出力部位で接続されて構成される。
【0014】図1の図示例では、第1接地パターン面31
は、入出力部位に相当する橋絡部36除いてシールド回路
部3と他の回路部2との境界部分を予め定められた間隔
でスリット状(スリット部35) に除去して、分離・形成
され、さらにこの入出力部位は、1箇所に集められる。
図示例ではこの入出力部位での回路接続は一個のヘリカ
ルフィルタFで図示されているが、必要に応じて必要個
数のヘリカルフィルタFが橋絡部36で示される1箇所に
集められ、シールド回路部3と他の回路部2との間の回
路接続が行われる。
は、入出力部位に相当する橋絡部36除いてシールド回路
部3と他の回路部2との境界部分を予め定められた間隔
でスリット状(スリット部35) に除去して、分離・形成
され、さらにこの入出力部位は、1箇所に集められる。
図示例ではこの入出力部位での回路接続は一個のヘリカ
ルフィルタFで図示されているが、必要に応じて必要個
数のヘリカルフィルタFが橋絡部36で示される1箇所に
集められ、シールド回路部3と他の回路部2との間の回
路接続が行われる。
【0015】また、図1では図示省略されているが、第
1接地パターン面31は、シールド回路部3と他の回路部
2との境界部分を全周囲にわたって予め定められた間隔
でスリット状(スリット部35) に除去して、分離・形成
することができる。このため、橋絡部36はないが、入出
力部位の回路接続は後述の図3に図示するヘリカルフィ
ルタFのハウジングの導体部分を介して第1接地パター
ン面31と第2接地パターン面21とを接続することができ
る。
1接地パターン面31は、シールド回路部3と他の回路部
2との境界部分を全周囲にわたって予め定められた間隔
でスリット状(スリット部35) に除去して、分離・形成
することができる。このため、橋絡部36はないが、入出
力部位の回路接続は後述の図3に図示するヘリカルフィ
ルタFのハウジングの導体部分を介して第1接地パター
ン面31と第2接地パターン面21とを接続することができ
る。
【0016】図2は一実施例の接地パターン面21、31内
に形成される回路接続部分22、32およびスリット部35を
説明する説明図である。即ち、プリント配線基板1の接
地パターン面21、31内で電子部品2Aあるいは電子部品3
A,3B の接続ピン間を接続配線する必要があるとき、回
路接続部分である配線22、32は、配線路22、32に沿って
この配線路22、32の周辺23、33を予め定められた間隔で
接地パターン面21、31の一部を除去して形成することが
できる。また、第1接地パターン面31と第2接地パター
ン面21との間には、ここでは拡大表示されているスリッ
ト部35があり、両接地パターン面21、31を分離・形成し
ている。
に形成される回路接続部分22、32およびスリット部35を
説明する説明図である。即ち、プリント配線基板1の接
地パターン面21、31内で電子部品2Aあるいは電子部品3
A,3B の接続ピン間を接続配線する必要があるとき、回
路接続部分である配線22、32は、配線路22、32に沿って
この配線路22、32の周辺23、33を予め定められた間隔で
接地パターン面21、31の一部を除去して形成することが
できる。また、第1接地パターン面31と第2接地パター
ン面21との間には、ここでは拡大表示されているスリッ
ト部35があり、両接地パターン面21、31を分離・形成し
ている。
【0017】図3は一実施例で用いたヘリカルフィルタ
Fの説明図である。図3において、ヘリカルフィルタF
は、コイルと容量とからなる2組の直列回路(F2,F3),(F
4,F5) がヘリカルフィルタFのハウジングF1内に収容さ
れ、この直列回路(F2,F3),(F4,F5) の両端の端子がハウ
ジングF1を介して短絡されて、並列共振回路を構成して
いる。一方の端子から入力された信号はこの並列共振回
路で所要信号成分を共振・増強し、高調波信号成分を除
去し、電磁波としてコイルF3,F5 間を結合し、必要信号
成分が伝達される。ハウジングF1は、それぞれ第1接地
パターン面31、第2接地パターン面21に接続されるの
で、橋絡部36の機能はこのハウジングF1で兼ね備えるこ
ともできる。
Fの説明図である。図3において、ヘリカルフィルタF
は、コイルと容量とからなる2組の直列回路(F2,F3),(F
4,F5) がヘリカルフィルタFのハウジングF1内に収容さ
れ、この直列回路(F2,F3),(F4,F5) の両端の端子がハウ
ジングF1を介して短絡されて、並列共振回路を構成して
いる。一方の端子から入力された信号はこの並列共振回
路で所要信号成分を共振・増強し、高調波信号成分を除
去し、電磁波としてコイルF3,F5 間を結合し、必要信号
成分が伝達される。ハウジングF1は、それぞれ第1接地
パターン面31、第2接地パターン面21に接続されるの
で、橋絡部36の機能はこのハウジングF1で兼ね備えるこ
ともできる。
【0018】かかる構成により、第1接地パターン面31
と第2接地パターン面21との間にスリット部35を構成し
て両接地パターン面を分離することにより、シールド回
路部3と他の回路部2との回路間の接地間距離を通常よ
りも長くすることができ、スリット部35の両側の接地間
インピーダンスを高くすることができる。この結果、シ
ールドを必要とするシールド回路部3から見た接地イン
ピーダンスは、両接地パターン面21、31を接続している
入出力部位 (橋絡部36またはヘリカルフィルタF) が最
も低く、それ以外の他の回路部2は比較的高くなる。イ
ンピーダンスが高いということは、信号が相互に伝わり
難いということであり、シールド回路部3と他の回路部
2との相互の影響を軽減することができる。
と第2接地パターン面21との間にスリット部35を構成し
て両接地パターン面を分離することにより、シールド回
路部3と他の回路部2との回路間の接地間距離を通常よ
りも長くすることができ、スリット部35の両側の接地間
インピーダンスを高くすることができる。この結果、シ
ールドを必要とするシールド回路部3から見た接地イン
ピーダンスは、両接地パターン面21、31を接続している
入出力部位 (橋絡部36またはヘリカルフィルタF) が最
も低く、それ以外の他の回路部2は比較的高くなる。イ
ンピーダンスが高いということは、信号が相互に伝わり
難いということであり、シールド回路部3と他の回路部
2との相互の影響を軽減することができる。
【0019】また、入出力部位で両接地パターン面21、
31を接続する橋絡部36やヘリカルフィルタFのハウジン
グの導体部分F1あるいは図示省略されたジャンパ線など
による接続部分には、インダクタンス成分があり、この
インダクタンス成分は高い周波数を阻止する作用がある
ため、高次高調波などを信号成分を減衰することができ
る。
31を接続する橋絡部36やヘリカルフィルタFのハウジン
グの導体部分F1あるいは図示省略されたジャンパ線など
による接続部分には、インダクタンス成分があり、この
インダクタンス成分は高い周波数を阻止する作用がある
ため、高次高調波などを信号成分を減衰することができ
る。
【0020】この結果、シールド回路部3側の接地電流
が他の回路部2の第2接地パターン面21への混入とか、
また逆に、他の回路部2の接地電流がシールド回路部3
側の第1接地パターン面31への混入とかを防止すること
ができ、不要輻射信号成分が他の回路部に伝わり難くな
るため、結果として不要信号成分をシールド回路部3内
に閉じ込めることができ、クロストークや不要輻射・混
入を避けることができる。
が他の回路部2の第2接地パターン面21への混入とか、
また逆に、他の回路部2の接地電流がシールド回路部3
側の第1接地パターン面31への混入とかを防止すること
ができ、不要輻射信号成分が他の回路部に伝わり難くな
るため、結果として不要信号成分をシールド回路部3内
に閉じ込めることができ、クロストークや不要輻射・混
入を避けることができる。
【0021】また、シールド回路部3と他の回路部2と
の接続を行う入出力部位を1箇所に集めることにより、
接地パターン面21(31)に分布して流れている接地電流成
分が他方の接地パターン面31(21)に分流することを防止
することができる。尚、回路構成上の都合により、例え
ば、入力部位と出力部位とを別々の箇所に配置する必要
があるとき、ヘリカルフィルタFのハウジングが接続さ
れる接地パターン面のパッド部の内、一方のパッド部を
当該接地パターン面21または31から予め定められた間隔
で除去して形成することにより、入出力部位の多点接地
化を防止し、入出力部位を1箇所に集めることができ
る。
の接続を行う入出力部位を1箇所に集めることにより、
接地パターン面21(31)に分布して流れている接地電流成
分が他方の接地パターン面31(21)に分流することを防止
することができる。尚、回路構成上の都合により、例え
ば、入力部位と出力部位とを別々の箇所に配置する必要
があるとき、ヘリカルフィルタFのハウジングが接続さ
れる接地パターン面のパッド部の内、一方のパッド部を
当該接地パターン面21または31から予め定められた間隔
で除去して形成することにより、入出力部位の多点接地
化を防止し、入出力部位を1箇所に集めることができ
る。
【0022】次に、本発明のシールド方法によるシール
ド効果を図4、図5、図6を用いて説明する。図4にお
いて、本発明のシールド効果を検証する実験セットは、
図6に図示する水晶発振回路OSC を用いて118MHzの不要
輻射となる信号を発生させ、その傍に設けたアンテナパ
ターン42で不要輻射成分の大きさをスペクトルアナライ
ザ41で測定するものである。即ち、この実験セットで
は、同一プリント配線基板1上に不要輻射信号成分を発
振する水晶発振回路OSC を点線で囲まれた第1接地パタ
ーン面31を備えるシールド回路部3として構成し、スリ
ット部35でこのシールド回路部3を囲み、橋絡部36で他
の回路部2の第2接地パターン面21と接続する。
ド効果を図4、図5、図6を用いて説明する。図4にお
いて、本発明のシールド効果を検証する実験セットは、
図6に図示する水晶発振回路OSC を用いて118MHzの不要
輻射となる信号を発生させ、その傍に設けたアンテナパ
ターン42で不要輻射成分の大きさをスペクトルアナライ
ザ41で測定するものである。即ち、この実験セットで
は、同一プリント配線基板1上に不要輻射信号成分を発
振する水晶発振回路OSC を点線で囲まれた第1接地パタ
ーン面31を備えるシールド回路部3として構成し、スリ
ット部35でこのシールド回路部3を囲み、橋絡部36で他
の回路部2の第2接地パターン面21と接続する。
【0023】そして、橋絡部36の反対側に位置する他の
回路部2の第2接地パターン面21内に、不要輻射信号成
分を受信するアンテナパターン42を形成する。この誘導
電磁波を検出するアンテナパターン42は、第2接地パタ
ーン面21内にスリット部43でアンテナパターン42の周辺
を除去して形成し、実験を簡明化するため、その他の回
路はここでは形成しない。
回路部2の第2接地パターン面21内に、不要輻射信号成
分を受信するアンテナパターン42を形成する。この誘導
電磁波を検出するアンテナパターン42は、第2接地パタ
ーン面21内にスリット部43でアンテナパターン42の周辺
を除去して形成し、実験を簡明化するため、その他の回
路はここでは形成しない。
【0024】比較検証する従来技術のプリント基板回路
は、図示省略されているが、上記検証実験セットと異な
る点はスリット部35が形成されていないプリント配線基
板6を用い、その他の回路は検証実験セットと同一の回
路構成でプリント基板回路を構成し、(1) 水晶発振回路
OSC 部分を金属ケース5のシールド手段でシールドを行
った場合と、(2) 金属ケース5などのシールド手段を用
いていない場合と、の2種類のプリント基板回路を構成
した。
は、図示省略されているが、上記検証実験セットと異な
る点はスリット部35が形成されていないプリント配線基
板6を用い、その他の回路は検証実験セットと同一の回
路構成でプリント基板回路を構成し、(1) 水晶発振回路
OSC 部分を金属ケース5のシールド手段でシールドを行
った場合と、(2) 金属ケース5などのシールド手段を用
いていない場合と、の2種類のプリント基板回路を構成
した。
【0025】先に図6の水晶発振回路OSC を説明する。
図6において、水晶発振回路OSC は、抵抗R1,R2 で5V電
圧を分圧してバイアス回路を構成しこのバイアス電圧が
ベース回路に印加されるトランジスタT1と、このトラン
ジスタT1のコレクタ回路にトランスLと容量C4との並列
回路と、トランジスタT1のエミッタ回路に動作点安定化
のための抵抗R3と容量C2との並列回路と、からなる直列
回路を5V電源回路に接続し、トランジスタT1のコレクタ
電圧は水晶発振器Qと容量C1とで分圧してトランジスタ
T1のベース回路に帰還回路を形成する。この水晶発振回
路OSC は、5V電源回路への高周波発振周波数の還流を防
止するため、容量C3で水晶発振回路OSCと5V電源回路と
の結合を阻止している。また、水晶発振回路OSC から他
の回路部2への出力の取り出しは、トランスLの2次巻
線から取り出しができる様に構成されている。一実施例
では、水晶発振器Qは118MHzの発振周波数の水晶を用い
て正弦波信号を発振させた。ここでは、118MHzおよびこ
の高調波成分を不要輻射信号として測定を行った。
図6において、水晶発振回路OSC は、抵抗R1,R2 で5V電
圧を分圧してバイアス回路を構成しこのバイアス電圧が
ベース回路に印加されるトランジスタT1と、このトラン
ジスタT1のコレクタ回路にトランスLと容量C4との並列
回路と、トランジスタT1のエミッタ回路に動作点安定化
のための抵抗R3と容量C2との並列回路と、からなる直列
回路を5V電源回路に接続し、トランジスタT1のコレクタ
電圧は水晶発振器Qと容量C1とで分圧してトランジスタ
T1のベース回路に帰還回路を形成する。この水晶発振回
路OSC は、5V電源回路への高周波発振周波数の還流を防
止するため、容量C3で水晶発振回路OSCと5V電源回路と
の結合を阻止している。また、水晶発振回路OSC から他
の回路部2への出力の取り出しは、トランスLの2次巻
線から取り出しができる様に構成されている。一実施例
では、水晶発振器Qは118MHzの発振周波数の水晶を用い
て正弦波信号を発振させた。ここでは、118MHzおよびこ
の高調波成分を不要輻射信号として測定を行った。
【0026】図5はかかる検証実験セットで本発明に基
づくシールド方法の効果を検証する実験データである。
図5において、縦軸にアンテナパターン42が受信した電
磁波をスペクトラムアナライザ41で測定した値をデシベ
ル単位で表示し、スペクトラムアナライザ41の0デシベ
ル基準は1μボルトを基準としたものである。横軸は測
定周波数範囲を示し、0〜2.6GHzの範囲の均等目盛りで
ある。
づくシールド方法の効果を検証する実験データである。
図5において、縦軸にアンテナパターン42が受信した電
磁波をスペクトラムアナライザ41で測定した値をデシベ
ル単位で表示し、スペクトラムアナライザ41の0デシベ
ル基準は1μボルトを基準としたものである。横軸は測
定周波数範囲を示し、0〜2.6GHzの範囲の均等目盛りで
ある。
【0027】図5において、図5の(A) は本発明に基づ
くシールド回路部3をスリット部35で囲み他の回路部2
から分離・形成したときのシールド効果を示し、図5の
(B)は従来技術による(1) 水晶発振回路OSC 部分を金属
ケース5でシールドしたときのシールド効果を示し、図
5の(C) は従来技術による(2) 金属ケース5などのシー
ルド手段を行っていないときの特性を示す。
くシールド回路部3をスリット部35で囲み他の回路部2
から分離・形成したときのシールド効果を示し、図5の
(B)は従来技術による(1) 水晶発振回路OSC 部分を金属
ケース5でシールドしたときのシールド効果を示し、図
5の(C) は従来技術による(2) 金属ケース5などのシー
ルド手段を行っていないときの特性を示す。
【0028】図5の(A) において、本発明に基づくシー
ルド方法では、アンテナパターン42に受信される電磁波
はほぼ50dBであり、この値は、図5の(B) に図示される
従来技術による(1) 水晶発振回路OSC 部分を金属ケース
5でシールドしたときと較べて、分布周波数範囲はやや
広いが、最大振幅値ではほぼ同じレベルである。また、
図5の(C) に図示される従来技術による(2) 金属ケース
5などのシールド手段を行っていないときの受信電磁波
のレベル約63dBと較べて、最大振幅値で約4.5倍のシー
ルド効果が得られる。
ルド方法では、アンテナパターン42に受信される電磁波
はほぼ50dBであり、この値は、図5の(B) に図示される
従来技術による(1) 水晶発振回路OSC 部分を金属ケース
5でシールドしたときと較べて、分布周波数範囲はやや
広いが、最大振幅値ではほぼ同じレベルである。また、
図5の(C) に図示される従来技術による(2) 金属ケース
5などのシールド手段を行っていないときの受信電磁波
のレベル約63dBと較べて、最大振幅値で約4.5倍のシー
ルド効果が得られる。
【0029】本実施例では、シールド回路部3の第1接
地パターン面31と,他の回路部2の第2接地パターン面
21と,を回路上で同電位にするため、橋絡部36やヘリカ
ルフィルタFのハウジングの導体部分で接続している
が、これらの接続方法以外に、ジャンパ線で接続する、
フェライトビーズなどのインダクタで接続するあるいは
抵抗で接続する、といった方法もある。このように接地
パターンの接続を工夫することによって、シールド回路
部3と他の回路部2との相互影響を避けることができ
る。
地パターン面31と,他の回路部2の第2接地パターン面
21と,を回路上で同電位にするため、橋絡部36やヘリカ
ルフィルタFのハウジングの導体部分で接続している
が、これらの接続方法以外に、ジャンパ線で接続する、
フェライトビーズなどのインダクタで接続するあるいは
抵抗で接続する、といった方法もある。このように接地
パターンの接続を工夫することによって、シールド回路
部3と他の回路部2との相互影響を避けることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構成によれ
ば、シールド回路部の第1接地パターン面と,他の回路
部の第2接地パターン面と,をスリット部で分離し、両
接地パターン面を同電位にするため、1箇所で接続する
ことにより、従来技術における金属ケースによるシール
ド方法と同程度の遮蔽効果を確保することができる。
ば、シールド回路部の第1接地パターン面と,他の回路
部の第2接地パターン面と,をスリット部で分離し、両
接地パターン面を同電位にするため、1箇所で接続する
ことにより、従来技術における金属ケースによるシール
ド方法と同程度の遮蔽効果を確保することができる。
【0031】このように、接地パターンにスリットを設
けることによって、分離したい回路同士の接地間距離が
長くなり、信号の伝達が阻害され、遮蔽効果を得ること
ができる。この結果、金属板や金属ケースが不要とな
り、コストと製造工程を削減し、機器の更なる小型化を
可能とすることができる。また、回路部分を金属ケース
で覆い隠さなくてすむので、回路の微調整や保守がし易
くなる。
けることによって、分離したい回路同士の接地間距離が
長くなり、信号の伝達が阻害され、遮蔽効果を得ること
ができる。この結果、金属板や金属ケースが不要とな
り、コストと製造工程を削減し、機器の更なる小型化を
可能とすることができる。また、回路部分を金属ケース
で覆い隠さなくてすむので、回路の微調整や保守がし易
くなる。
【図1】本発明によるプリント基板回路のシールド方法
を説明する説明図
を説明する説明図
【図2】一実施例の接地パターン面内に形成される回路
接続部分およびスリット部を説明する説明図
接続部分およびスリット部を説明する説明図
【図3】ヘリカルフィルタの説明図
【図4】本発明によるシールド効果を検証する一実験セ
ットの構成図
ットの構成図
【図5】実験データをまとめた特性図
【図6】実験に用いた水晶発振回路図
【図7】従来技術による従来技術のプリント基板回路の
シールド方法を説明する説明図
シールド方法を説明する説明図
1、6 プリント配線基板 2 他の回路部 21 第2接地パターン面 22,32 回路接続部分 23,33 配線路の周辺 3 シールド回路部 31 第1接地パターン面 35 スリット部 36 橋絡部 41 スペクトラムアナライザ 42 アンテナパターン 2A,3A,3B 電子部品 F ヘリカルフィルタ F1 ハウジング F2,F4 容量 F3,F4 コイル OSC 水晶発振動回路 R1〜R3 抵抗 C1〜C4 容量 Q 水晶振動子 L コイル
Claims (5)
- 【請求項1】プリント配線基板上に電子部品を搭載し、
同一プリント配線基板上に形成される回路の一部をシー
ルド回路部と他の回路部とに区分し、シールド回路部と
他の回路部との間での不要信号成分の輻射混入あるいは
回路間のクロストークを抑制するプリント基板回路のシ
ールド方法において、 プリント配線基板は、少なくとも片側の面を接地パター
ン面とし、シールド回路部に第1接地パターン面と、他
の回路部に第2接地パターン面と、備え、 第1接地パターン面と第2接地パターン面との接続は、
シールド回路部と他の回路部との間の回路接続を行う入
出力部位で接続する、 ことを特徴とするプリント基板回路のシールド方法。 - 【請求項2】請求項1に記載のプリント基板回路のシー
ルド方法において、 第1接地パターン面は、入出力部位を除いてシールド回
路部と他の回路部との境界部分を予め定められた間隔で
スリット状に除去して、分離・形成する、 ことを特徴とするプリント基板回路のシールド方法。 - 【請求項3】請求項2に記載のプリント基板回路のシー
ルド方法において、シールド回路部と他の回路部分との
接続を行う入出力部位は1箇所に集め、この入出力部位
での回路接続はヘリカルフィルタを介して接続する、 ことを特徴とするプリント基板回路のシールド方法。 - 【請求項4】請求項1に記載のプリント基板回路のシー
ルド方法において、 第1接地パターン面は、シールド回路部と他の回路部と
の境界部分を予め定められた間隔でスリット状に除去し
て、分離・形成し、 入出力部位の回路接続はヘリカルフィルタを介して接続
し、第1接地パターン面と第2接地パターン面との接続
はヘリカルフィルタのハウジングの導体部分を介して接
続する、 ことを特徴とするプリント基板回路のシールド方法。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかの項に
記載のプリント基板回路のシールド方法において、プリ
ント配線基板の接地パターン面内における電子部品接続
ピン間を接続する配線は、配線路に沿ってこの配線路の
周辺を予め定められた間隔で前記接地パターン面の一部
を除去して形成する、 ことを特徴とするプリント基板回路のシールド方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3762996A JPH09232790A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | プリント基板回路のシールド方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3762996A JPH09232790A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | プリント基板回路のシールド方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09232790A true JPH09232790A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12502941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3762996A Pending JPH09232790A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | プリント基板回路のシールド方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09232790A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002158988A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Maspro Denkoh Corp | 棟内catvシステム用増幅装置及び棟内catvシステム |
JP2005302885A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Daikin Ind Ltd | 半導体回路基板及び半導体回路 |
WO2006134629A1 (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-21 | Daikin Industries, Ltd. | 半導体回路基板及び半導体回路 |
CN103220879A (zh) * | 2013-05-02 | 2013-07-24 | 安伏(苏州)汽车电源科技有限公司 | 磁性元器件与电路板连接结构 |
WO2014199507A1 (ja) * | 2013-06-14 | 2014-12-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 通信制御装置及び実装基板 |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP3762996A patent/JPH09232790A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002158988A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Maspro Denkoh Corp | 棟内catvシステム用増幅装置及び棟内catvシステム |
JP4616462B2 (ja) * | 2000-11-17 | 2011-01-19 | マスプロ電工株式会社 | 棟内catvシステム用増幅装置及び棟内catvシステム |
JP2005302885A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Daikin Ind Ltd | 半導体回路基板及び半導体回路 |
WO2006134629A1 (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-21 | Daikin Industries, Ltd. | 半導体回路基板及び半導体回路 |
US8130052B2 (en) | 2005-06-13 | 2012-03-06 | Daikin Industries Ltd. | Semiconductor circuit board and semiconductor circuit |
CN103220879A (zh) * | 2013-05-02 | 2013-07-24 | 安伏(苏州)汽车电源科技有限公司 | 磁性元器件与电路板连接结构 |
WO2014199507A1 (ja) * | 2013-06-14 | 2014-12-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 通信制御装置及び実装基板 |
JP6067110B2 (ja) * | 2013-06-14 | 2017-01-25 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 通信制御装置及び実装基板 |
US9705363B2 (en) | 2013-06-14 | 2017-07-11 | Renesas Electronics Corporation | Communication control device and mounting board |
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