JPH09232735A - 回路基板及びその製造方法 - Google Patents

回路基板及びその製造方法

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JPH09232735A
JPH09232735A JP3170296A JP3170296A JPH09232735A JP H09232735 A JPH09232735 A JP H09232735A JP 3170296 A JP3170296 A JP 3170296A JP 3170296 A JP3170296 A JP 3170296A JP H09232735 A JPH09232735 A JP H09232735A
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JP
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substrate
hole
circuit board
resin
metal layer
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Application number
JP3170296A
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Inventor
Fumio Miyagawa
文雄 宮川
Tsutomu Higuchi
努 樋口
Toru Adachi
透 安達
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OSAKA SHINKU KAGAKU KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
OSAKA SHINKU KAGAKU KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/4007Surface contacts, e.g. bumps
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/42Plated through-holes or plated via connections

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を貫通するスルーホールの開口部の一端
に形成した、樹脂製の凸状突出部から成る端子用バンプ
を外部接続用端子とする回路基板において、多数個の端
子用バンプの各高さを可及的に一定にし得る回路基板を
提供する。 【解決手段】 樹脂製の基板10の一面に形成された導
体パターン18と、基板10の他面に形成された外部接
続用端子としての端子用バンプ30とが、電気的に接続
された回路基板において、該端子用バンプ30が、基板
10の他面から半球状に突出するように、基板10と一
体に成形された凸状突出部20と、凸状突出部20の表
面を覆う金属層22とから構成され、且つ基板10を貫
通し凸状突出部20の略中央部に一端が開口された貫通
孔12の内壁面に金属層14が形成されて成るスルーホ
ール16によって、導体パターン18と端子用バンプ3
0とが電気的に接続されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板及びその製
造方法に関し、更に詳細には樹脂製基板の一面に形成さ
れた導体パターンと、前記基板の他面に形成された外部
接続用端子としての端子用バンプとが、前記基板を貫通
するスルーホールを介して電気的に接続された回路基板
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置等に使用される回路基板に
は、図8に示す回路基板100が使用されている。この
回路基板100は、樹脂製基板102の略中央部に半導
体素子を搭載する搭載穴104が形成され、基板102
の底面には、搭載穴104を囲むように、多数の外部接
続用端子としての端子用バンプ106、106・・が装
着されている。かかる端子用バンプ106は、はんだボ
ールを溶融して形成されたものであり、図9に示すよう
に、基板102の他面に形成されたランド108から半
球状に突出して形成されている。このランド108は、
基板102の一面に形成された導体パターン110と、
基板102を貫通する貫通孔114の内壁面に金属層1
16が形成されて成るスルーホール112を介して電気
的に接続されており、半球状の端子用バンプ106は導
体パターン110と電気的に接続されている。また、端
子用バンプ106を形成するはんだボールの一部は、ス
ルーホール112中に充填され、半球状の端子用バンプ
106と導体パターン110との電気的な接続をより確
実なものとしている。
【0003】図9に示す端子用バンプ106を外部接続
用端子とすることによって、基板面全体を外部接続用端
子の設置スペースとすることができ、半導体装置の多ピ
ン化を図ることができる。しかし、図9に示す端子用バ
ンプ106では、端子用バンプ106が装着された半導
体装置を実装した際に、端子用バンプ106が潰れるお
それがある。また、端子用バンプ106を形成するはん
だの融点は、回路基板100に搭載した半導体素子と導
体パターン110とのボンディングや樹脂封止の際に、
基板102等に加えられる加熱温度よりも低温の場合が
多いため、ボンディングや樹脂封止後に、はんだボール
を溶融して端子用バンプ106を形成する。かかるはん
だボールの溶融の際に、ボンディングや樹脂封止後の半
導体装置を加熱するため、半導体装置内に熱ストレスが
生じ、半導体装置を構成する構成部材の破損等を惹起す
ることがある。
【0004】この様な、図9に示す従来の端子用バンプ
106に対し、特開平7−226456号公報には、は
んだボールを溶融することなく外部接続用端子としての
端子用バンプを形成し得る半導体装置用パッケージの製
造方法が提案されている。かかる半導体装置用パッケー
ジの製造方法の概要を図10によって説明する。先ず、
樹脂製基板102の両面に金属層122を形成すると共
に、基板102を貫通する貫通孔120の内壁面にも金
属層122を形成してスルーホール124とする〔図1
0(a)〕。この基板102の裏面において、スルーホ
ール124の開口縁の周囲に、フォトリソ法によってラ
ンド126を形成する〔図10(b)〕。ランド126
は、基板102の表面の金属層122とスルーホール1
24を介して電気的に接続されている。
【0005】次いで、スルーホール124の表側開口部
から電気絶縁性又は導電性の樹脂ペーストを押し込み、
樹脂ペーストの一部をスルーホール124の裏側開口部
からランド126上に一定量押し出し、押し出された樹
脂ペーストの自重と表面張力とに因り半球状の凸状突出
部128を形成する〔図10(c)〕。この半球状の凸
状突出部128を形成する樹脂ペーストを固化した後、
樹脂製の凸状突出部128の表面及び基板102の表面
に、めっき等によって金属層130、130を形成する
〔図10(c)〕。凸状突出部128の表面に金属層1
30が形成されて成る外部接続用端子としての端子用バ
ンプ132は、金属層130によってスルーホール12
4と電気的に接続され且つ保護される。その後、金属層
122、130が形成された基板102の表面に、フォ
トリソ法によって導体パターン134を形成する〔図1
0(d)〕。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す方法で得
られた半導体装置用パッケージでは、端子用バンプ13
2が実質的に樹脂製であるため、実装時に潰れるおそれ
を解消でき、且つはんだボールの溶融のために半導体装
置を再加熱することを要せず、半導体装置の再加熱に起
因する問題も解消できる。しかしながら、通常、スルー
ホールの径は約0.3mm程度であるため、基板に形成
された多数個のスルホールから高粘度の樹脂ペーストを
押し出して半球状の突出部を形成することは困難であ
る。特に、多数個のスルーホールの各々に形成した半球
状の突出部の高さを等しくすることは至難のことであ
る。但し、図10に示すように、基板を貫通するスルー
ホールの開口部の一端に形成した、樹脂製の凸状突出部
を外部接続用端子としての端子用バンプに形成すること
は、はんだボールを溶融して外部接続用端子を形成する
従来の回路基板において発生した種々の問題を解決でき
る可能性が高い。そこで、本発明の課題は、基板を貫通
するスルーホールの開口部の一端に形成した、実質的に
樹脂製の凸状突出部から成る端子用バンプを外部接続用
端子とする回路基板において、多数個の端子用バンプの
各高さを可及的に一定にし得る回路基板及びその製造方
法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を
解決すべく検討した結果、基板を貫通するスルーホール
の開口部の一端に形成する樹脂製の凸状突出部を、基板
と共に溶融成形することによって、基板を貫通するスル
ーホールの各開口部の一端に形成した、実質的に樹脂製
の凸状突出部から成る端子用バンプの高さを可及的に一
定にできることを見出し、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明は、樹脂製基板の一面に形成された導体パタ
ーンと、前記基板の他面に形成された外部接続用端子と
しての端子用バンプとが、電気的に接続された回路基板
において、該端子用バンプが、前記基板の他面から凸状
に突出するように、前記基板と一体に成形された凸状突
出部と、前記凸状突出部の表面を覆う金属層とから構成
され、且つ前記基板を貫通し凸状突出部の略中央部に一
端が開口された貫通孔の内壁面に金属層が形成されて成
るスルーホールによって、前記導体パターンと端子用バ
ンプとが電気的に接続されていることを特徴とする回路
基板にある。
【0008】また、本発明は、樹脂製基板の一面に形成
された導体パターンと、前記基板の他面に形成された外
部接続用端子としての端子用バンプとを、前記基板を貫
通するスルーホールを介して電気的に接続した回路基板
を製造する際に、該基板の他面から凸状に突出する凸状
突出部が形成された樹脂製の基板を溶融成形すると共
に、前記基板を貫通して一端が前記凸状突出部の略中央
部に開口する貫通孔を形成し、次いで、前記貫通孔の内
壁面を含む基板の全表面にめっき等によって金属層を形
成した後、前記基板の一面に形成した金属層にエッチン
グを施して導体パターンを形成すると共に、前記基板の
他面に形成した金属層にエッチングを施し、前記貫通孔
の内壁面に金属層が形成されて成るスルーホールと電気
的に接続された金属層が凸状突出部の表面に形成されて
成る、端子用バンプを形成することを特徴とする回路基
板の製造方法にある。
【0009】この様な本発明において、基板を構成する
樹脂を熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂とし、凸状突出部
と貫通孔とを具備する基板を溶融成形することによっ
て、凸状突出部と貫通孔とを同時に成形できる。また、
スルーホールの断面形状を、導体パターン側の開口部よ
りも凸状突出部側の開口部が狭いテーパ形状とすること
により、本発明の回路基板を使用した半導体装置を実装
基板に実装する際に、接合に使用する溶融はんだの毛細
管現象に因るスルーホール内への吸い上げ現象を可及的
に防止できる。この溶融はんだの毛細管現象に因るスル
ーホール内への吸い上げ現象を完全防止せんとする場合
には、スルーホールを樹脂や金属等の充填材で閉塞する
ことが好ましい。更に、本発明においては基板を溶融成
形するため、凸状突出部の形状を任意の形状、例えば半
球状、角錐状、円錐状、角柱状、又は円柱状とすること
が可能である。
【0010】かかる本発明によれば、基板を貫通するス
ルーホールの開口部の一端に形成する凸状突出部を、基
板と一体に溶融成形によって形成する。このため、前掲
の公報に記載された如く、スルーホールの開口の一端か
ら樹脂ペーストを押し出して凸状突出部を形成する場合
に比較して、凸状突出部を容易に成形でき、しかも形成
された凸状突出部の高さを可及的に一定とすることがで
きる。従って、最終的に得られる回路基板には、高さが
可及的に一定の端子用バンプを外部接続用端子として具
備することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を図面によって更に詳細に
説明する。図1は、本発明に係る回路基板の部分断面図
であり、熱可塑性樹脂から成る樹脂製の基板10には、
基板10を貫通する貫通孔12の内壁面に金属層14が
形成されたスルーホール16が設けられている。このス
ルーホール16の一端が開口された基板10の一面に
は、スルーホール16を形成する銅層等の金属層14と
電気的に接続された導体パターン18が形成されてい
る。また、スルーホール16の他端は、基板10の他面
から半球状に突出する凸状突出部20の略中央部に開口
されている。この凸状突出部20は、後述するように、
基板10と一体に溶融成形されたものである。かかる凸
状突出部20の表面は、スルーホール16を形成する金
属層14と電気的に接続された銅層等の金属層22によ
って覆われ、外部接続用端子としての端子用バンプ30
を形成している。この様に、本発明に係る回路基板にお
いては、基板10の一面に形成された導体パターン18
と端子用バンプ30とは、スルーホール16を介して電
気的に接続されている。
【0012】図1に示す端子用バンプ30を外部接続用
端子として具備する回路基板を、実装基板に実装した状
態を図2に示す。図2に示す実装基板24のパッド26
に当接した端子用バンプ30は、はんだ等の金属ろう材
32によってパッド26に固着されている。かかる金属
ろう材32は、加熱溶融されたとき、その表面張力によ
って端子用バンプ30の表面を形成する金属層22に沿
って這い上がり、端子用バンプ30とパッド26との接
合を確実なものとする。ところで、図1に示すスルーホ
ール16の断面形状が円柱状であるため、スルーホール
16が細径化された回路基板を実装基板に実装する際
に、はんだ等の金属ろう材を溶融したとき、溶融した金
属ろう材が毛細管現象でスルーホール16内に吸い上げ
られる吸い上げ現象が発生する。このため、はんだ等の
金属ろう材の使用量が増加することがある。
【0013】かかる金属ろう材の吸い上げ現象は、図3
に示すように、スルーホールの断面形状を、導体パター
ン18側の開口部よりも半球状端子用バンプ30側の開
口部を狭いテーパ形状とすることがよって抑制すること
ができる。また、金属ろう材の吸い上げ現象の完全防止
を図るには、図4に示すように、スルーホール16を樹
脂や金属等の充填材28で閉塞することが好ましい。こ
こで、充填材28として、はんだ等の金属を使用する場
合、はんだ浴中の溶融はんだ中に端子用バンプ30を浸
漬し、毛細管現象で溶融はんだを吸い上げることによっ
て、スルーホール16内を閉塞できる。この際に、はん
だを充填材28として使用する場合には、半導体素子の
アッセンブリ工程等における加熱温度よりも高融点のも
のを使用する。一方、充填材として樹脂を使用する場合
には、基板10の一面又は他面或いは両面に、樹脂ペー
ストをスクリーン印刷等によって塗布する際に、スルー
ホール16内に樹脂ペーストを押し込み閉塞することが
できる。尚、スルーホール16の金属又は樹脂に因る閉
塞は、スルーホール16内に樹脂又は金属を完全充填す
ることが好ましいが、金属ろう材の吸い上げ現象防止の
観点からはスルーホール16の少なくとも一部が閉塞さ
れていればよい。
【0014】図1〜図3に示す端子用バンプ30を具備
する回路基板は、図5に示す製造方法で形成できる。先
ず、基板10の他面から半球状に突出する凸状突出部2
0と、基板10の厚み方向に貫通し凸状突出部20の略
中央部に一端が開口する貫通孔12とを具備する樹脂製
基板10を成形する〔図5(a)〕。この基板10は、
熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を使用する溶融成形によ
って成形できる。かかる基板10を成形する成形金型の
上型又は下型の一方に、貫通孔形成用のピンを立設する
ことによって、図5(a)に示す基板10を成形でき
る。ここで、熱可塑性樹脂としては、芳香族ポリエステ
ル等の液晶ポリマー、ポリエーテルイミド、ポリフェニ
レンサルファイド、芳香族ポリアミド等を好適に使用で
き、熱硬化性樹脂としては、エポキシ等を好適に使用で
きる。特に、端子用バンプ30の高密度化や基板の薄肉
化には、熱硬化性樹脂が好適である。尚、かかる熱可塑
性樹脂又は熱硬化性樹脂を使用する溶融成形によって、
凸状突出部20が他面に形成された基板10を成形した
後、貫通孔12をドリルやレーザー等によって基板10
に穿設してもよい。
【0015】次いで、貫通孔12の内壁面を含む基板1
0の表面に、銅層等の金属層14を形成する〔図5
(b)〕。この金属層14は、基板10の表面に無電解
めっきや蒸着によって金属薄膜を形成した後、電解めっ
きで所定厚さの金属層とすることが好ましい。更に、必
要に応じてニッケルめっき等のめっきを施してもよい。
この様に、金属層14を貫通孔12の内壁面にも形成す
ることによって、貫通孔16を基板10の両面に形成さ
れた金属層14、14を電気的に接続するスルーホール
16とすることができる。かかる基板10の両面に形成
された金属層14、14には、フォトリソ法によって導
体パターン等を形成すべく、基板10の両面に感光性レ
ジストを塗布し、感光性レジスト層36、36を形成す
る〔図5(c)〕。かかる感光性レジストを塗布する際
に、スルーホール16内にも感光性レジストを押し込
む。尚、図5(c)に示す様に、スルーホール16内に
感光性レジストを完全充填することが好ましいが、スル
ーホール16の少なくとも一部が閉塞されるように、感
光性レジストをスルーホール16内に押し込んでいても
よい。
【0016】更に、基板10の両面に形成した感光性レ
ジスト層36、36に、所望パターンを露光し現像する
ことよって、エッチング等によって除去する金属層14
を露出させる〔図5(d)〕。この様にして露出した金
属層14をエッチング等によって除去した後、残留した
感光性レジスト層36、36及びスルーホール16内の
感光性レジストの全てを除去することによって、図1に
示す半球状の端子用バンプ30が形成された回路基板を
得ることができる。一方、スルーホール16内の感光性
レジストを除去することなく基板10の表面上に残留さ
れた感光性レジスト層36、36のみを除去することに
よって、図4に示す回路基板を得ることができる。得ら
れた回路基板の導体パターン18や半球状端子用バンプ
30の表面には、更に金めっき等のめっきを施してもよ
い。尚、図1に示す回路基板においても、導体パターン
18等を保護すべくソルダーレジストを塗布する際に、
スルーホール16内にソルダーレジストを押し込むこと
によって、図4に示す回路基板を得ることができる。
【0017】図3に示す回路基板を形成する場合は、図
5(a)の工程において、一面側の開口部よりも他面側
の開口部を狭いテーパ形状とする貫通孔12を具備する
基板10を溶融成形することによって、容易に得ること
ができる。この様に、貫通孔12の断面形状をテーパ状
とすることによって、貫通孔12の内壁面にもめっき等
により金属層14を容易に形成できる。更に、基板10
の両面及び貫通孔12の内壁面に形成した金属層14を
パターニングする際に、金属層14に塗布した感光性レ
ジストに所定パターンを露光・現像するとき、テーパ状
の貫通孔12の内壁面にも充分露光することができ、金
属層14のパターニング精度を向上し得る。また、図1
又は図3に示す基板10に形成されたスルーホール16
の導体パターン18側の開口部に、他の基板10に形成
された端子用バンプ30を挿入することによって、基板
10同士の位置決めを容易に行いつつ複数枚の基板を積
層できる。
【0018】図5に示す製造方法では、図5(d)に示
す工程において、導体パターン18や端子用バンプ30
の金属層22を形成する部分の感光性レジスト層36、
36を残存しているが、図6(e)に示す様に、導体パ
ターン18や端子用バンプ30の金属層22を形成する
部分の感光性レジスト層36、及びスルーホール16内
の感光性レジストを除去し、導体パターン18や端子用
バンプ30の金属層22を形成する部分の金属層14、
及びスルーホール16の金属層14を露出させてもよ
い。この場合、スルーホール16を含む金属層14の露
出面に、電解めっきによって銅、ニッケル、金等の金属
層38を積層する〔図6(f)の工程〕。次いで、図6
(f)の工程にて、残存させた感光性レジスト層36、
36を剥離した後、金属層14のみを溶解するエッチン
グ液によって、露出した金属層14を除去し、図1に示
す回路基板を得ることができる〔図6(g)の工程〕。
【0019】以上、説明してきた回路基板に形成した端
子用バンプ30は、半球状であったが、本発明において
は、凸状突出部20を溶融成形で形成できるため、凸状
突出部20の形状を任意に形成でき、端子用バンプ30
の形状も任意とすることができる。このため、回路基板
に要求される実装特性等を考慮して端子用バンプ30の
形状を決定できる。尚、図7(a)に示す様に、三角錐
状又は円錐状、或いは図7(b)に示す様に、角柱状又
は円柱状とすることによって、凸状突出部20を具備す
る基板10を容易に溶融成形できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、高さが可及的に一定の
端子用バンプを外部接続用端子として具備する回路基板
を容易に得ることができる。このため、例えば本発明の
回路基板を使用した半導体装置を実装基板に実装する際
に、半導体装置を容易に且つ確実に実装することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路基板の一例を示す部分断面図
である。
【図2】図1に示す回路基板を実装基板に実装した状態
を説明するための部分断面図である。
【図3】本発明に係る回路基板の他の例を示す部分断面
図である。
【図4】本発明に係る回路基板の他の例を示す部分断面
図である。
【図5】本発明に係る回路基板を製造する製造方法の一
例を説明するための工程図である。
【図6】本発明に係る回路基板を製造する製造方法の他
の例を説明するための工程図である。
【図7】基板10に形成する凸状突出部20の他の例を
示す部分断面図である。
【図8】外部接続用端子としての端子用バンプが形成さ
れた回路基板を説明するための底面図である。
【図9】従来の回路基板を説明するための部分断面図で
ある。
【図10】特開平7−226456号公報において提案
された回路基板の製造方法を説明するための工程図であ
る。
【符号の説明】
10 基板 12 貫通孔 14、22 金属層 16 スルーホール 18 導体パターン 20 凸状突出部 28 充填材 30 端子用バンプ 36 感光性レジスト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 透 大阪市平野区加美北9丁目14番29号 大阪 真空化学株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製基板の一面に形成された導体パタ
    ーンと、前記基板の他面に形成された外部接続用端子と
    しての端子用バンプとが、電気的に接続された回路基板
    において、 該端子用バンプが、前記基板の他面から凸状に突出する
    ように、前記基板と一体に成形された凸状突出部と、前
    記凸状突出部の表面を覆う金属層とから構成され、 且つ前記基板を貫通し凸状突出部の略中央部に一端が開
    口された貫通孔の内壁面に金属層が形成されて成るスル
    ーホールによって、前記導体パターンと端子用バンプと
    が電気的に接続されていることを特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 基板を構成する樹脂が熱可塑性樹脂又は
    熱硬化性樹脂である請求項1記載の回路基板。
  3. 【請求項3】 スルーホールの断面形状が、導体パター
    ン側の開口部よりも凸状突出部側の開口部が狭いテーパ
    形状である請求項1又は請求項2記載の回路基板。
  4. 【請求項4】 スルーホールの少なくとも一部が、樹脂
    や金属等の充填材で閉塞されている請求項1〜3のいず
    れか一項記載の回路基板。
  5. 【請求項5】 凸状突出部の形状が、半球状、角錐状、
    円錐状、角柱状、又は円柱状である請求項1〜4のいず
    れか一項記載の回路基板。
  6. 【請求項6】 複数枚の基板が積層されている請求項1
    〜5のいずれか一項記載の回路基板。
  7. 【請求項7】 樹脂製基板の一面に形成された導体パタ
    ーンと、前記基板の他面に形成された外部接続用端子と
    しての端子用バンプとを、前記基板を貫通するスルーホ
    ールを介して電気的に接続した回路基板を製造する際
    に、 該基板の他面から凸状に突出する凸状突出部が形成され
    た樹脂製の基板を溶融成形すると共に、前記基板を貫通
    して一端が前記凸状突出部の略中央部に開口する貫通孔
    を形成し、 次いで、前記貫通孔の内壁面を含む基板の全表面にめっ
    き等によって金属層を形成した後、 前記基板の一面に形成した金属層にエッチング等を施し
    て導体パターンを形成すると共に、 前記基板の他面に形成した金属層にエッチング等を施
    し、前記貫通孔の内壁面に金属層が形成されて成るスル
    ーホールと電気的に接続された金属層が凸状突出部の表
    面に形成されて成る、端子用バンプを形成することを特
    徴とする回路基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板を構成する樹脂を熱可塑性樹脂又は
    熱硬化性樹脂とし、凸状突出部と貫通孔とを具備する基
    板を溶融成形する請求項7記載の回路基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 スルーホールの断面形状を、導体パター
    ン側の開口部よりも凸状突出部側の開口部が狭いテーパ
    形状とする請求項7又は請求項8記載の回路基板の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 スルーホールの少なくとも一部を、樹
    脂や金属等の充填材で閉塞する請求項7〜9のいずれか
    一項記載の回路基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 凸状突出部の形状を、半球状、角錐
    状、円錐状、角柱状、又は円柱状とする請求項7〜10
    のいずれか一項記載の回路基板の製造方法。
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