JPH09232534A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH09232534A
JPH09232534A JP8036443A JP3644396A JPH09232534A JP H09232534 A JPH09232534 A JP H09232534A JP 8036443 A JP8036443 A JP 8036443A JP 3644396 A JP3644396 A JP 3644396A JP H09232534 A JPH09232534 A JP H09232534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
layer
forming
gate electrode
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8036443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3512936B2 (ja
Inventor
Masami Aoki
正身 青木
Takeshi Hamamoto
毅司 浜本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP03644396A priority Critical patent/JP3512936B2/ja
Priority to US08/806,247 priority patent/US6043528A/en
Publication of JPH09232534A publication Critical patent/JPH09232534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3512936B2 publication Critical patent/JP3512936B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/03Making the capacitor or connections thereto
    • H10B12/038Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/05Making the transistor
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/37DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor being at least partially in a trench in the substrate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/908Dram configuration with transistors and capacitors of pairs of cells along a straight line between adjacent bit lines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】キャパシタ絶縁膜として高誘電体膜を使用しト
レンチ型キャパシタ構造を有する高集積化された半導体
記憶装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】半導体基板上1に形成されたMOS型トラ
ンジスタT1とこのMOS型トランジスタT1に隣接し
て半導体基板中1に形成されている開口部の内部に形成
されたキャパシタとから構成される半導体素子を集積し
てなり、キャパシタのキャパシタ絶縁膜16は高誘電体
膜により構成され、MOS型トランジスタT1の各ゲー
ト電極6は開口部が形成されている領域上に存在しない
ように島状に分離されて構成され、この分離されている
各ゲート電極6を接続するゲート電極6とは異なる階層
の導電層により構成される配線層5を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に形成された
溝の内部に蓄積電極を構成するメモリーセルを用いた半
導体記憶装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路、特にDRAM
(ダイナミックランダムアクセスメモリ)等の半導体記
憶装置における高集積化に伴い、メモリーセルの面積は
ますます減少する傾向にある。このため、半導体基板に
開口部を形成し、この開口部の内部に蓄積電極を構成す
ることにより、蓄積電極と対向電極により構成されるキ
ャパシタ面積を増大させることが可能なトレンチキャパ
シタ構造のメモリーセルを用いた半導体記憶装置が開発
され実用化されている。また、蓄積電極の対向電極であ
るプレート電極を半導体基板により構成する基板プレー
ト型トレンチキャパシタ構造のメモリーセルは、蓄積電
極を開口部の内部に構成するため、隣り合うメモリーセ
ルの間における蓄積電荷のリークを低減することができ
る。これにより、メモリーセルの間の距離を短縮するこ
とが可能であり、半導体記憶装置の高集積化に適した構
造となっている。
【0003】図33および図34に、従来の基板プレー
ト型トレンチキャパシタ構造のメモリーセルの上面図お
よび断面図を示す。図34の(a)は、図33のA−A
´断面図、図34の(b)は、図33のB−B´断面図
である。この図に示すメモリ−セルは、1つのトランジ
スタと1つのキャパシタとにより構成される。このトラ
ンジスタT1は、例えばN型半導体基板2の表面領域に
形成された例えばPウェル1上にゲート絶縁膜3を介し
て形成され、ワード線を構成するゲート電極5と、ゲー
ト電極5に隣接するようにPウェル1内部に形成される
ソースおよびドレイン領域19a、19bとを具備して
いる。また、キャパシタは、半導体基板中に形成された
開口部13の内部に構成されている。開口部13の上部
内壁面に素子分離用の厚い絶縁膜14が形成されてお
り、この絶縁膜14をマスクとしてさらに開口された開
口部の内壁にキャパシタ絶縁膜16が形成されている。
蓄積電極は、このキャパシタ絶縁膜16と絶縁膜14と
を介して開口部13の内部に埋め込まれており、プレー
ト電極は半導体基板2により構成されている。すなわ
ち、キャパシタは、半導体基板2と、開口部13の内壁
面に形成されているキャパシタ絶縁膜16と、開口部1
3の内部に埋め込まれている蓄積電極8とにより構成さ
れる。開口部13の内部に埋め込まれた蓄積電極8は、
トランジスタT1の一方のソースまたはドレイン領域1
9aと接続電極10を介して接続されている。また、図
33には図示していないが、ビット線28はワード線5
と直行するように形成されている。このビット線28
は、トランジスタの他方のソースまたはドレイン領域1
9bと接続孔29を介して接続されている。また、この
図33に示すような配置のメモリーセル構造では、ある
メモリーセルを通過してゲート電極としては機能しない
通過ワード線5の下方にキャパシタ7が構成されてい
る。
【0004】このように、従来の基板プレート型トレン
チキャパシタ構造のメモリーセルでは、開口部13の内
部に蓄積電極8を構成するため、蓄積電極8と半導体基
板2とにより構成されるキャパシタの面積を増大させる
ことができる。また、蓄積電極8はキャパシタ絶縁膜1
6、または素子分離絶縁膜4、14により覆われる構造
となっているため、蓄積された電荷のリークを抑制する
ことができる。このように、メモリーセルを微細化し、
メモリーセルの間の間隔を短縮することができるため、
半導体記憶装置を高集積化することが可能である。
【0005】しかし、メモリーセルの面積の縮小に伴
い、開口部13の開口部の面積も縮小されるため、キャ
パシタ容量を確保するためには、開口部13の深さを深
くする必要がある。一般に、このようなアスペクト比の
大きい開口部を均一に形成することは非常に困難であ
る。
【0006】アスペクト比の増加を抑制し、かつキャパ
シタ面積を確保するために、例えばTa2 5 等の比誘
電率の大きい絶縁膜をキャパシタ絶縁膜として用いると
いう方法がある。しかし、図33または図34に示すよ
うに、トレンチ型キャパシタ構造を用いたメモリーセル
構造では、以下の理由により、高誘電体膜をキャパシタ
絶縁膜として用いることが困難であった。
【0007】すなわち、一般に高誘電体膜は、例えば7
50℃乃至800℃程度の熱工程を経ると、膜の組成が
変化して誘電率が低下するという性質を有する。例えば
Ta2 5 等の酸素を含有する絶縁膜では、この熱工程
により例えば酸素が離脱する等、組成が変化する可能性
がある。また、例えば750℃乃至800℃程度の熱工
程により、半導体基板2または蓄積電極8を構成する金
属と反応する可能性がある。
【0008】一方、図33または図34に示すようなト
レンチ型キャパシタ構造を有するメモリーセルは、ゲー
ト電極5と同一の層により構成されている通過ワード線
5の下方にキャパシタ7が構成されているため、このよ
うな構造のメモリーセルを製造するためには、開口部1
3の内部にキャパシタ7を形成した後に、ゲート電極5
を形成する必要がある。このため、例えばゲート電極5
の下に構成されているゲート絶縁膜3を形成する時の熱
工程により、高誘電体膜の膜質が変化したり、蓄積電極
8を構成する金属と反応する可能性がある。しかしなが
ら、例えばゲート絶縁膜3として酸化膜(SiO2 )等
を用いた場合、その形成温度は高い方がゲート絶縁膜3
の膜質が良くなる傾向にあるため、高温の熱処理が要求
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の半
導体記憶装置では、特に、通過ワード線の下方にキャパ
シタが構成される構造のトレンチ型キャパシタ構造のメ
モリーセルを用いた場合、ワード線と同一の層で構成さ
れるゲート電極をキャパシタより後に形成していた。ま
た、キャパシタ絶縁膜を高誘電体膜により形成した場合
には、この後の熱工程により高誘電体膜の膜質が変化し
てしまうため、キャパシタ絶縁膜を形成した後にゲート
絶縁膜を形成する等の熱工程を行うことができなかっ
た。このため、上記のような構造のメモリーセルを有す
る半導体記憶装置では、キャパシタ絶縁膜として高誘電
体膜を用いることが困難であった。
【0010】本発明の目的は、キャパシタ絶縁膜として
高誘電体膜を使用することができるトレンチ型キャパシ
タ構造を有する高集積化された半導体記憶装置およびそ
の製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明による半導体記憶装置は、半導
体基板上に形成されたMOS型トランジスタとこのMO
S型トランジスタに隣接して前記半導体基板中に形成さ
れている開口部の内部に形成されたキャパシタとから構
成される半導体素子を集積してなる半導体記憶装置にお
いて、前記キャパシタのキャパシタ絶縁膜は高誘電体膜
により構成され、前記MOS型トランジスタの各ゲート
電極は前記開口部が形成されている領域上に存在しない
ように島状に分離されて構成され、この分離されている
各前記ゲート電極を接続する前記ゲート電極とは異なる
階層の導電層により構成される配線層を具備することを
特徴とする。
【0012】また、上記の半導体記憶装置において、前
記配線層は前記ゲート電極の表面上に直接接触するよう
に構成されていることも可能である。
【0013】また、前述の半導体記憶装置において、前
記配線層がワード線を構成することも可能である。
【0014】また、前述の半導体記憶装置において、前
記配線層が前記開口部の上方を通過して形成されている
ことも可能である。
【0015】さらに、前述の半導体記憶装置において、
前記MOS型トランジスタと前記キャパシタとを接続す
る接続手段が、前記MOS型トランジスタのソースまた
はドレイン拡散層の表面と前記蓄積電極の表面とに接触
するように形成された導電膜により構成され、この導電
膜上を通過するように前記配線層が構成されていること
も可能である。
【0016】また、前述の半導体記憶装置において、前
記接続手段は、前記ソースまたはドレイン拡散層と接続
され前記開口部の上部側壁面において前記蓄積電極と接
続するように形成されている拡散層により構成されるこ
とも可能である。
【0017】また、前述の半導体記憶装置において、前
記プレート電極は前記半導体基板により構成されること
も可能である。
【0018】また、前述の半導体記憶装置において、前
記プレート電極は前記開口部の内壁面に形成されている
絶縁膜により前記半導体基板と電気的に分離された導電
膜により構成されることも可能である。
【0019】さらに、前述の半導体記憶装置において、
前記蓄積電極または前記プレート電極のうち少なくとも
一方は前記キャパシタ絶縁膜に接触している界面が金属
層により構成されることも可能である。
【0020】また、本発明による半導体記憶装置の製造
方法は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電
極を構成する導電層を形成する工程と、前記導電層と前
記半導体基板との一部領域をエッチングして開口部を形
成する工程と、前記開口部の内部に蓄積電極とキャパシ
タ絶縁膜とプレート電極とを具備するキャパシタを形成
する工程と、前記導電層をエッチングしてゲート電極を
形成する工程と、このゲート電極を覆うように層間絶縁
膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜の一部を除去して
前記ゲート電極の表面を露出する工程と、露出された前
記ゲート電極に接続する配線層を形成する工程とを具備
することを特徴とする。
【0021】また、本発明による半導体記憶装置の製造
方法は、第1の導電型を有する半導体基板の表面の一部
領域に素子分離層を形成する工程と、この素子分離層が
形成されていない領域の前記半導体基板上にゲート絶縁
膜を形成する工程と、このゲート絶縁膜および前記素子
分離層上にゲート電極を構成する第1の導電層を形成す
る工程と、この第1の導電層上に一部領域が開口された
絶縁膜を形成する工程と、この絶縁膜をマスクとして前
記第1の導電層と前記半導体基板とをエッチングして前
記半導体基板中に開口部を形成する工程と、前記開口部
の内壁面にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、前記開
口部の内部を蓄積電極層により充填する工程と、前記第
1の導電層をエッチングしてゲート電極を形成する工程
と、このゲート電極の両側の前記半導体基板中に第2の
導電型を有する拡散層を形成する工程と、この拡散層と
前記蓄積電極層とを接続する接続電極を形成する工程
と、この接続電極と前記ゲート電極とを覆うように層間
絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の一部領域を
除去して前記ゲート電極の表面を露出するように溝を形
成する工程と、この溝の内部に配線層を構成する第2の
導電層を充填する工程とを具備することを特徴とする。
【0022】また、前述の半導体記憶装置の製造方法に
おいて、前記ゲート電極を形成する工程において、第1
の導電層を島状に分離されたパターンを有するマスク層
を用いてエッチングすることも可能である。
【0023】また、前述の半導体記憶装置の製造方法に
おいて、前記開口部の内部に蓄積電極層を充填した後
に、前記開口部を形成するために前記第1の導電層が除
去されている領域に絶縁層を充填してこの絶縁層の表面
と前記第1の導電層上の前記絶縁膜の表面とが単一の平
面を構成するように前記絶縁層を平坦化する工程と、帯
状のパターンを有するマスク層を用いて前記第1の導電
層並びに前記充填した絶縁層および前記第1の導電層上
の前記絶縁膜をエッチングして前記ゲート電極を形成し
前記半導体基板の表面と前記蓄積電極の表面とを露出す
る工程と、露出される前記半導体基板中に第2の導電型
を有する拡散層を形成する工程と、残存する前記絶縁層
および前記ゲート電極をマスクとして露出されている前
記拡散層および前記蓄積電極上に選択的に導電膜を形成
して前記拡散層と前記蓄積電極とを接続する工程とを具
備することも可能である。
【0024】また、本発明による半導体記憶装置の製造
方法は、第1の導電型を有する半導体基板の表面の一部
領域に素子分離層を形成する工程と、この素子分離層が
形成されていない領域の前記半導体基板上にゲート絶縁
膜を形成する工程と、このゲート絶縁膜および前記素子
分離層上にゲート電極を構成する第1の導電層を形成す
る工程と、この第1の導電層上に一部領域が開口された
絶縁膜を形成する工程と、この絶縁膜をマスクとして前
記第1の導電層と前記半導体基板とをエッチングして前
記半導体基板中に開口部を形成する工程と、前記開口部
の内壁面にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、前記開
口部の内部を蓄積電極層により充填する工程と、前記開
口部の上部領域において前記開口部の側壁面と前記蓄積
電極層とを接触させて前記側壁面に第2の導電型を有す
る拡散層を形成する工程と、前記第1の導電層をエッチ
ングしてゲート電極を形成する工程と、このゲート電極
の両側の前記半導体基板中に第2の導電型を有するソー
スまたはドレイン拡散層を形成し前記拡散層と接続する
工程と、前記ゲート電極とを覆うように層間絶縁膜を形
成する工程と、この層間絶縁膜の一部領域を除去して前
記ゲート電極の表面を露出するように溝を形成する工程
と、この溝の内部に配線層を構成する第2の導電層を充
填する工程とを具備することを特徴とする。
【0025】また、前述の半導体記憶装置の製造方法に
おいて、前記層間絶縁膜を形成した後に、前記半導体基
板の一部領域を露出する接続孔を開口する工程と、露出
された前記半導体基板の一部領域と前記ゲート電極とを
前記接続孔を介して前記配線層により接続する工程とを
具備することも可能である。
【0026】このように、本発明による半導体記憶装置
は、トランジスタとキャパシタとから構成され、トラン
ジスタのゲート電極は、キャパシタを構成するために半
導体基板中に形成されている開口部以外の領域に島状に
分離されるように構成されているため、半導体基板上に
ゲート絶縁膜とゲート電極とを形成した後に、半導体基
板中に開口部を形成して、キャパシタを形成することが
できる。このため、高誘電体膜を用いてキャパシタ絶縁
膜を形成した後に、ゲート絶縁膜を形成する等の熱処理
を行う必要がなくなり、キャパシタ絶縁膜の膜質が変化
することを防止することができる。このようにして、キ
ャパシタ絶縁膜として、高誘電体膜を使用することが可
能となる。また、本発明による半導体記憶装置は、島状
に分離されているゲート電極を接続する配線層を具備
し、この配線層がゲート電極と異なる導電層により構成
されているため、キャパシタを形成した後に配線層を形
成し、ゲート電極を接続することができる。
【0027】また、配線層がゲート電極の表面上に直接
接触するように構成されている本発明による半導体記憶
装置では、島状に分離されたゲート電極とこのゲート電
極を接続する配線層とを異なる導電層により構成するこ
とに起因して段差が増大することを防止することができ
る。
【0028】さらに、配線層がワード線を構成する本発
明による半導体記憶装置では、このワード線を介して各
ゲート電極に信号を伝達し、半導体記憶装置を駆動する
ことができる。
【0029】また、配線層が開口部の上方を通過するよ
うに構成されている本発明による半導体記憶装置では、
半導体記憶装置を高集積化することができる。
【0030】また、トランジスタのソースまたはドレイ
ン拡散層の表面と蓄積電極の表面とに接触するように形
成された導電膜により構成される接続手段を具備する本
発明による半導体記憶装置では、この導電膜によりトラ
ンジスタのソースまたはドレイン拡散層とキャパシタの
蓄積電極とを接続することができる。また、ゲート電極
と配線層とが同一の導電層により構成されていた従来の
半導体記憶装置では、ゲート電極と配線層との間の非常
に狭い空間領域に、この接続手段である導電膜を形成す
る必要があり、この導電膜と拡散層または蓄積電極との
間の十分な接触面積を確保することが困難であった。こ
れに対して、本発明の半導体記憶装置では、ゲート電極
と配線層とが異なる導電層により構成されているため、
配線層を接続手段である導電膜の上方に形成することが
できる。これにより、導電膜を形成するための十分に広
い領域を確保することが可能となり、半導体記憶装置を
高集積化した場合にも接続抵抗を低減することができ
る。
【0031】また、ソースまたはドレイン拡散層と蓄積
電極とを接続する接続手段が、ソースまたはドレイン拡
散層に接続され開口部の上部側壁面において蓄積電極に
接続するように形成されている拡散層により構成される
本発明による半導体記憶装置では、この拡散層を介して
ソースまたはドレイン拡散層と蓄積電極とを接続するこ
とができる。また、接続手段を開口部の側壁面に形成さ
れた拡散層により構成するため、前述のようにソースま
たはドレイン拡散層の表面に形成された導電膜により接
続手段を構成する場合に比べて、接続手段と配線層との
間の距離を離すことができ、接続手段と配線層との短絡
を防止することができる。
【0032】さらに、プレート電極が半導体基板により
構成される本発明による半導体記憶装置では、開口部の
内部にキャパシタ絶縁膜を介して蓄積電極が構成される
ため、蓄積電極から電流がリークすることを防止するこ
とができる。また、半導体基板によりプレート電極が構
成されているため、プレート電極を形成する工程を省略
することができ、製造工程を簡略化することができる。
【0033】また、プレート電極が開口部の内壁面に形
成されている絶縁膜により半導体基板と電気的に分離さ
れた導電膜により構成される本発明による半導体記憶装
置では、プレート電極が絶縁膜により半導体基板と分離
されて開口部の内部に構成されているため、例えば蓄積
電極に接続されているソースまたはドレイン拡散層等の
他の電極とプレート電極との間において電流がリークす
る可能性を低減することができる。また、キャパシタ絶
縁膜として高誘電体膜を使用する場合に、プレート電極
においてキャパシタ絶縁膜と接触している界面が金属層
により構成されていることが望ましいが、この時、この
金属層と半導体基板とが絶縁膜により分離されて直接接
触することを防止することができるため、この金属層に
起因してリーク電流が増大する可能性を抑制することが
できる。
【0034】さらに、蓄積電極またはプレート電極のう
ち少なくとも一方はキャパシタ絶縁膜に接触している界
面が金属層により構成される本発明による半導体記憶装
置では、キャパシタ絶縁膜を構成する高誘電体膜と蓄積
電極またはプレート電極とが反応して新たな絶縁層を形
成して実効的にキャパシタ絶縁膜が増大することを防止
することができる。
【0035】また、本発明の半導体記憶装置の製造方法
では、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極
を構成する導電層を形成した後に、導電層と半導体基板
との一部領域をエッチングして開口部を形成し、この開
口部の内部にキャパシタを形成するため、キャパシタ絶
縁膜を形成する前に、ゲート絶縁膜を形成し、キャパシ
タ絶縁膜を形成した後には熱工程を行わないようにする
ことができる。このため、キャパシタ絶縁膜を高誘電体
膜により構成した場合にも、キャパシタ絶縁膜を形成し
た後の熱工程により、キャパシタ絶縁膜の膜質が変化す
ることを防止することができる。また、キャパシタを形
成した後に、導電層をエッチングしてゲート電極を形成
し、さらに、このゲート電極を接続する配線層を形成す
るため、開口部の形成工程等において分離されたゲート
電極を配線層により接続することができる。
【0036】また、本発明による半導体記憶装置の製造
方法では、半導体基板上にゲート絶縁膜を形成し、ゲー
ト絶縁膜および素子分離層上にゲート電極を構成する第
1の導電層を形成した後に、第1の導電層上に一部領域
が開口された絶縁膜を形成し、この絶縁膜をマスクとし
て導電層と半導体基板とをエッチングして半導体基板中
に開口部を形成し、開口部の内壁面にキャパシタ絶縁膜
を形成するため、前述の製造方法と同様に、キャパシタ
絶縁膜を形成した後に熱工程を行うことを防止すること
ができる。このため、キャパシタ絶縁膜として高誘電体
膜を使用した場合に、熱工程によりこのキャパシタ絶縁
膜の膜質が変化することを防止することができる。
【0037】さらに、開口部の内部を蓄積電極層により
充填し、第1の導電層をエッチングしてゲート電極を形
成し、このゲート電極の両側の半導体基板中に第2の導
電型を有するソースまたはドレイン拡散層を形成した後
に、この拡散層と蓄積電極層とを接続する接続電極を形
成するため、拡散層と蓄積電極とを接続電極により接続
することができる。
【0038】また、この接続電極とゲート電極とを覆う
ように層間絶縁膜を形成し、この層間絶縁膜の一部領域
を除去してゲート電極の表面を露出するように溝を形成
し、この溝の内部に配線層を構成する第2の導電層を充
填するため、前述の開口部の形成工程において分離され
たゲート電極を配線層を用いて接続することができる。
また、この配線層を層間絶縁膜に形成された溝の内部に
導電層を充填することにより形成するため、配線層の形
成により段差が増大することを防止することができる。
さらに、ゲート電極の表面を露出するように層間絶縁膜
に溝を形成し、露出された表面においてゲート電極と接
触するように配線層を形成するため、配線層とゲート電
極とを接続するための接続孔を形成する必要がない。こ
れにより、接続孔とゲート電極との間のパターニングの
合わせ余裕を確保する必要がないため、半導体記憶装置
を微細化することができる。また、接続孔を形成する必
要がないため、工程を簡略化することができる。
【0039】さらに、ゲート電極を形成する工程におい
て、第1の導電層を島状に分離されたパターンを有する
マスク層を用いてエッチングする本発明による半導体記
憶装置の製造方法では、トランジスタ領域のみに第1に
導電層を残存させてゲート電極を形成し、これ以外の領
域の第1の導電層を除去するため、例えば接続電極のよ
うに、第1の導電層が除去された領域に形成される電極
の確保できる面積を増大させることができる。これによ
り、設計の自由度が増大し、半導体記憶装置の高密度化
を図ることができる。
【0040】また、開口部の内部に蓄積電極層を充填し
た後に、開口部を形成するために第1の導電層が除去さ
れている領域に絶縁層を充填してこの絶縁層の表面と第
1の導電層上の絶縁膜の表面とが単一の平面を構成する
ように絶縁層を平坦化する本発明の半導体記憶装置の製
造方法では、第1の導電層をパターニングしてゲート電
極を加工する時に、表面が平坦化されているため、リソ
グラフィー工程およびエッチング工程が容易になる。
【0041】さらに、帯状のパターンを有するマスク層
を用いて第1の導電層および絶縁層の一部をエッチング
してゲート電極を形成し、残存する絶縁層およびゲート
電極をマスクとして拡散層および蓄積電極上に選択的に
導電層を形成して拡散層と蓄積電極とを接続する本発明
の半導体記憶装置の製造方法では、ゲート電極を形成す
る時のパターニングにより残存した絶縁層およびゲート
電極に対して自己整合的に接続電極を形成するため、リ
ソグラフィー工程を省略することができ、工程を簡略化
することができる。
【0042】また、本発明の半導体記憶装置の製造方法
では、開口部の内部を蓄積電極層により充填し、開口部
の上部領域において開口部の側壁面と蓄積電極層とを接
触させて側壁面に第2の導電型を有する拡散層を形成
し、ゲート電極を形成した後にソースまたはドレイン拡
散層を形成しこの拡散層と接続するため、ソースまたは
ドレイン拡散層と蓄積電極とを開口部の上部側壁面に形
成された拡散層により接続することができる。この時、
例えばエッチバック等の技術を用いて開口部の上部の導
電膜を除去し、さらに開口部の側壁に形成されている絶
縁膜を除去した後に、再び導電膜を充填することによ
り、開口部の上部側壁面と蓄積電極層とを接触させるこ
とができ、リソグラフィー工程を行う必要がない。この
ため、ソースまたはドレイン拡散層の表面と蓄積電極の
表面上に接続電極を形成する方法に比べて、工程を簡略
化することができる。
【0043】また、ゲート電極を覆うように層間絶縁膜
を形成した後に、半導体基板の一部領域を露出する接続
孔を開口し、露出された半導体基板の一部領域とゲート
電極とを接続孔を介して配線層により接続する本発明に
よる半導体記憶装置の製造方法では、ゲート電極を接続
する配線層を用いて、ゲート電極と半導体基板の例えば
拡散層とを接続することができるため、設計の自由度が
増大し、半導体記憶装置をより高集積化することができ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0045】図1は、本発明の第1の実施の形態による
半導体記憶装置の構造を示す上面図、図2は、その断面
図である。図2の(a)は、図1のA−A´断面図、図
2の(b)は、図1のB−B´断面図を示している。
【0046】従来と同様に、本実施の形態による半導体
記憶装置は、トランジスタT1とキャパシタとにより構
成される。このトランジスタT1は、例えばn型半導体
基板2の表面領域に形成された例えばpウェル1上にゲ
ート絶縁膜3を介して形成されたゲート電極6と、ゲー
ト電極6に隣接するようにpウェル1内部に形成される
ソースおよびドレイン領域19a、19bとを具備す
る。また、キャパシタは、半導体基板中に形成された開
口部13の内部に構成されている。開口部13の上部内
壁面に素子分離用の厚い絶縁膜14が形成されており、
この絶縁膜14をマスクとしてさらに開口された開口部
の内壁にキャパシタ絶縁膜16が形成されている。蓄積
電極は、このキャパシタ絶縁膜16と絶縁膜14とを介
して開口部13の内部に埋め込まれており、プレート電
極は半導体基板2により構成されている。すなわち、キ
ャパシタは、半導体基板2と、開口部13の内壁面に形
成されているキャパシタ絶縁膜16と、開口部13の内
部に埋め込まれている蓄積電極8とにより構成される。
開口部13の内部に埋め込まれた蓄積電極8は、トラン
ジスタT1の一方のソースまたはドレイン領域19aと
接続電極10を介して接続されている。また、図1には
図示していないが、ビット線28はワード線5と直行す
るように形成されている。このビット線28は、トラン
ジスタの他方のソースまたはドレイン領域19bと接続
孔29を介して接続されている。
【0047】さらに、本実施の形態による半導体記憶装
置では、ゲート電極とワード線とが同一の層により構成
されていた従来の半導体記憶装置と異なり、ゲート電極
6は島状に分離して形成され、このゲート電極6とは異
なる層により構成されるワード線5により接続されてい
る。すなわち、図2の(a)に示すように、通過ワード
線5は、ゲート電極6と異なる層により構成されている
ことが本実施の形態の特徴である。
【0048】このような構造にすることにより、ゲート
電極6を形成した後に、開口部13を形成し、この後に
ゲート電極6を接続するようにワード線5を形成するこ
とができる。
【0049】次に、図3乃至図12を用いて、上記の本
発明の第1の実施の形態による半導体記憶装置を製造す
る方法について、説明する。図3乃至図12において、
それぞれ図中の(a)は、図1のA−A´断面図、図中
の(b)は、図1のB−B´断面図を示している。
【0050】まず、図3に示すように、例えばn型Si
等の半導体基板2の表面領域に形成されたpウェル1の
表面領域に素子分離領域4を形成する。この図では、半
導体基板に開口部を設けて、この開口部の中に絶縁膜を
埋め込むいわゆるトレンチ素子分離技術を用いている
が、例えば選択酸化法等の他の素子分離方法を用いるこ
とも可能である。次に、例えば酸化膜(SiO2 )等の
ゲート絶縁膜3を形成し、このゲート絶縁膜3上に、例
えば膜厚が100〜150nm程度の多結晶シリコン膜
等導電膜6をゲート電極材料として形成する。さらに、
この導電膜6上に例えば厚さが100〜150nm程度
の例えばSiN等の絶縁膜12を形成する。
【0051】次に、図4に示すように、例えば通常のリ
ソグラフィー法とエッチング技術を用いて、キャパシタ
が形成される領域の絶縁膜12が除去されるように絶縁
膜12をエッチングする。次に、このエッチングにより
除去されずに残存する絶縁膜12をマスクに、導電膜6
とゲート絶縁膜3とをエッチングする。さらに、例えば
残存する絶縁膜12をマスクに、半導体基板をエッチン
グして、pウェル1より深い第1の開口部13を形成す
る。この開口部の深さは、例えば0.5〜1.0μm程
度とする。この後、第1の開口部13の側壁に絶縁膜1
4を形成する。この絶縁膜14は、例えばCVD(気相
化学成長)法により、例えば膜厚25〜50nmの例え
ば酸化膜(SiO2 )等の絶縁膜を第1の開口部13の
内部と絶縁膜12上に堆積し、例えばRIE(反応性イ
オンエッチング)法等の異方性エッチングを行うことに
より、第1の開口部13の底面の絶縁膜14を除去する
ことにより、形成することができる。
【0052】次に、図5に示すように、絶縁膜12およ
び14をマスクに、半導体基板2をさらにエッチングし
て第2の開口部15を形成する。ここで、開口部13と
開口部15を合わせた合計の深さは、例えば3〜5μm
程度とする。この後、例えば固相拡散法またはイオン注
入技術等を用いて、第2の開口部15の内壁面にn型の
不純物を拡散して、n型半導体基板よりも高濃度の拡散
層領域を形成することも可能である。次に、少なくとも
第2の開口部15の内壁面に、例えばTa2 2 等のキ
ャパシタ絶縁膜16を実効膜厚が例えば0.8〜2.5
μmとなるように形成する。さらに、蓄積電極となる例
えばTiN等の導電膜8により、第1の開口部13およ
び第2の開口部15を、図5に示すように、完全に埋め
込む。このために、例えば、第1および第2の開口部1
5の内壁面および絶縁膜12上に、キャパシタ絶縁膜1
6を形成し、さらに、第1の開口部13および第2の開
口部15が完全に埋め込まれるような膜厚の導電膜8を
形成する。この時に、絶縁膜12の上にも導電膜8が形
成されるため、この絶縁膜12上の導電膜8およびキャ
パシタ絶縁膜16を、例えばエッチバック法またはCM
P(化学機械的研磨)法等を用いて、除去することによ
り、図5に示すようなキャパシタ構造が完成する。
【0053】この後、図6に示すように、開口部の内部
に埋め込まれている導電膜8の表面の高さと半導体基板
の表面がほぼ一致するまで、導電膜8およびキャパシタ
絶縁膜16の一部を例えばエッチンバック法を用いて除
去する。さらに、このエッチバックにより導電膜8が除
去された開口部13の上部の空間部分に、たとえば酸化
膜(SiO2 )等の絶縁膜18を埋め込み、埋め込まれ
た絶縁膜18の表面と絶縁膜12および14の表面と
が、同一の平面を構成するようにする。これには、例え
ばCVD法を用いて、絶縁膜18を開口部13の上部の
空間部分および絶縁膜12上に堆積した後に、例えばC
MP法等を用いて、絶縁膜12上の絶縁膜18を除去す
ることにより、このように構成することができる。
【0054】次に、例えば図1に6で示すような、島状
に分離されたパターンを有するレジスト膜を形成し、こ
のレジスト膜をマスクに例えばRIE等のエッチング技
術を用いて、絶縁膜12と導電膜6と絶縁膜14と絶縁
膜18とを除去して、図7に示すようにゲート電極6を
形成する。ここで、導電膜6と絶縁膜12、14、18
とのエッチング速度が等しくなるようにエッチング条件
を設定することにより、導電膜6と絶縁膜12、14、
16とを同時にエッチングすることが可能である。
【0055】または、レジスト膜をマスクに、まず絶縁
膜12と導電膜6とをエッチングした後に、このレジス
ト膜を除去し、絶縁膜14および18を除去することも
可能である。この場合、絶縁膜14および18のエッチ
ング速度に対して、絶縁膜12および導電膜6のエッチ
ング速度が十分に遅くなるようにエッチング条件を設定
する必要がある。
【0056】また、先に絶縁膜12と導電膜6とをエッ
チングし、レジスト膜を除去した後に、絶縁膜14およ
び18を除去する方法では、第1の開口部13を形成す
る時に、この領域の導電膜6はすでに除去されているた
め、島状のパターンを有するレジスト膜を第1の開口部
13上に重なるように形成した場合にも、第1の開口部
13上に導電膜6が残存することはない。
【0057】さらに、例えば図1に5で示すような帯状
のパターンを有するレジスト膜を形成し、このレジスト
膜をマスクに絶縁膜12と導電膜6とをエッチングし、
このレジスト膜を除去した後に、絶縁膜14および18
を除去することも可能である。
【0058】このようにゲート電極を加工する時、通常
のリソグラフィー法では、表面に大きい段差が存在する
と、解像度が劣化するという問題がある。しかし、本実
施の形態では、開口部13の上部の空間部分に絶縁膜1
8を埋め込み、埋め込まれた絶縁膜18の表面と絶縁膜
12および14の表面とにより同一の平面を構成するこ
とにより、通常のリソグラフィー法を用いて微細なパタ
ーンを形成することが可能となる。
【0059】このようにしてゲート電極6を加工した後
に、例えばイオン注入法によりn型の不純物をpウェル
1の表面に注入して、n型ソースおよびドレイン拡散層
19aおよび19bを形成する。
【0060】次に、図8に示すように、ゲート電極6お
よびゲート上の絶縁膜12の側壁に側壁絶縁膜20を形
成する。この側壁絶縁膜20は、例えばシリコン窒化膜
等の絶縁膜を、例えばCVD法を用いてゲート電極6お
よび絶縁膜12の側壁と絶縁膜12上と半導体基板上に
形成し、例えばRIE等の異方性エッチング技術を用い
てエッチングすることにより、形成することができる。
この後、島状に形成されているゲート電極6および絶縁
膜12の間の空間が完全に充填されるように層間絶縁膜
21を形成し、例えばCMP法等を用いて、ゲート電極
6上の絶縁膜12が露出するまで、この層間絶縁膜21
を除去することにより、ゲート電極6の間の空間に層間
絶縁膜21が埋め込まれた状態とする。さらに、通常の
リソグラフィー法とエッチング技術を用いて、n型拡散
層19aの一部領域と開口部13の内部に埋め込まれて
いる蓄積電極8の一部領域が露出するように、層間絶縁
膜21を除去して開口部を形成する。この時、絶縁膜1
2および20のエッチング速度が、層間絶縁膜21のエ
ッチング速度に対して十分遅くなるようにエッチング条
件を設定することにより、この開口部をゲート電極6に
対して自己整合的に形成することができる。この後に、
この開口部の内部が完全に充填されるように、開口部の
内部および絶縁膜12および21の上に、例えばCVD
法により、例えばW等の導電膜10を形成する。さら
に、例えばエッチバック法またはCMP法等を用いて、
絶縁膜12および21が露出されるまで絶縁膜12およ
び21上の導電膜10を除去して、拡散層19aと蓄積
電極8とを接続する接続電極10を形成する。
【0061】この後、図9に示すように、接続電極10
の表面の高さがゲート電極6の表面の高さに比べて低く
なるように、例えばエッチバック法を用いて、接続電極
10の表面を後退させる。この時、接続電極10の厚さ
は、例えば25〜50μm程度とする。さらに、接続電
極10のエッチバックにより形成された開口部の上部の
空間領域が完全に充填されるように、例えばCVD法を
用いて例えばシリコン窒化膜等の絶縁膜22を形成した
後、例えばエッチバック法により、この絶縁膜22の表
面を後退させる。
【0062】次に、接続電極10上の空間部分が完全に
充填されるように層間絶縁膜23を形成する。この後、
図10に示すように、例えばCMP法等を用いて、例え
ば絶縁膜12が露出するまで層間絶縁膜21および23
を除去することにより、層間絶縁膜21および23の表
面を平坦化する。
【0063】さらに、通常のリソグラフィー法とエッチ
ング技術とを用いて、例えば図11に示すように、ゲー
ト電極6の表面を露出するように、層間絶縁膜21およ
び23の一部を除去して、例えば深さ50〜100nm
程度の溝24を形成する。この時、溝24は、図1にワ
ード線5として示すような、帯状のパターンにより構成
される。
【0064】次に、図12に示すように、溝24の側壁
に、例えばSiN等の絶縁膜により、例えば厚さが25
〜100nmの側壁絶縁膜25を形成する。さらに、側
壁に絶縁膜25が形成されている溝24の内部が完全に
充填されるように、例えばW等の導電膜5を溝24の内
部に埋め込み、この導電膜5とゲート電極6とを接続す
る。この時、導電膜5の表面と側壁絶縁膜25の表面と
が層間絶縁膜23の表面に比べて低くなるように、導電
膜5および側壁絶縁膜25の表面を、例えばエッチバッ
ク法により、後退させる。さらに、この後退により形成
された溝24の上部の空間部分に絶縁膜27を埋め込
み、ワード線5が完成する。ここで、ここには図示して
いないが、例えばワード線5を直接拡散層等に接続する
可能性もある。このため、例えばワード線5を構成する
W等の金属が、拡散層に拡散することを防止するため
に、例えばワード線5を形成する前に、例えばTiN等
によりバリアメタルを形成することも可能である。
【0065】この後、層間絶縁膜23および絶縁膜27
上に、図2に示されている層間絶縁膜23´を形成す
る。さらに、通常のリソグラフィー法とエッチング技術
を用いて、拡散層19bが露出されるまで、層間絶縁膜
23´および23をエッチングし、接続孔29を形成す
る。この時、層間絶縁膜23´および23のエッチング
速度が、絶縁膜27、25、20のエッチング速度に比
べて十分に速くなるように、エッチング条件を設定する
ことにより、接続孔29をゲート電極6に対して自己整
合的に形成することができる。次に、ワード線5の形成
工程と同様にして、層間絶縁膜23´に例えば深さが5
0〜100nm程度の帯状の溝を例えばワード線5に直
行するような方向に形成し、この溝の内部に例えばW等
の導電膜を埋め込むことにより、ビット線28を形成す
る。ここで、ビット線28を形成する前に、例えばTi
N等によりバリアメタルを形成することも可能である。
このようにして、図2に示すような半導体記憶装置が完
成する。
【0066】このように、本実施の形態では、ゲート電
極6とワード線5とを別の導電層により構成し、ゲート
電極6を形成した後に、開口部15および開口部15の
内部に構成されるキャパシタを形成し、さらにこの後に
ワード線を形成することが特徴である。
【0067】このようにすることにより、キャパシタ絶
縁膜16を形成する前に、ゲート絶縁膜3を形成するこ
とができるため、キャパシタ絶縁膜16として高誘電体
膜を用いた場合にも、ゲート絶縁膜3を形成する時の熱
工程により、キャパシタ絶縁膜16の特性が劣化するこ
とを防止することができる。
【0068】また、ゲート電極6とワード線5とを別の
導電層により構成し、開口部13、15を形成した後
に、ワード線5を形成するため、ワード線5が開口部1
3の上方を通過するような構成とすることができる。
【0069】また、トランジスタのソースまたはドレイ
ン拡散層19aと蓄積電極8とを接続する接続電極10
を形成した後に、ワード線5を形成するため、この接続
電極10の上方を通過するようにワード線5を構成する
ことができる。従来は、ゲート電極とワード線とが同一
の導電層により構成されており、拡散層19aをゲート
電極に対して自己整合的に形成するために、ゲート電極
およびワード線を形成した後に、拡散層19aを形成し
ていた。このため、この拡散層19aに接続される接続
電極10は、図34に示すように、ゲート電極と通過ワ
ード線との間の非常に狭い領域に形成される必要があ
る。特に、半導体記憶装置の高集積化によりワード線5
の間隔が短縮され、接続電極10と蓄積電極8との間の
接触面積が低減し接続抵抗が増大するという問題があっ
た。
【0070】これに対して、本実施の形態では、ゲート
電極6とワード線5とは異なる導電層により構成される
ため、ゲート電極6を形成した後に、このゲート電極6
に自己整合的に拡散層19aを形成し、この拡散層19
aに接続するように接続電極10を形成した後に、ワー
ド線5を形成することができる。このため、図2に示す
ように、接続電極10の上方にワード線5を構成するこ
とが可能となり、接続電極10と蓄積電極8との間の接
触面積を確保することができる。このように、本実施の
形態では、拡散層19aと蓄積電極8との間の接続抵抗
を低減することができる。
【0071】また、本実施の形態による製造方法では、
層間絶縁膜23にゲート電極6の表面を露出するように
溝24を形成し、この溝24の中に導電膜を埋め込むこ
とにより、ゲート電極6に接続するようにワード線5を
形成するため、ワード線5を形成した後の層間絶縁膜2
3および絶縁膜27の表面は、全く平坦化されている。
また、ゲート電極6とワード線5とを接続孔を介して接
続するのではなく、直接接触させて接続する。このた
め、ゲート電極6とワード線5とを異なる導電層により
構成したことに起因して、段差が増大することを防止す
ることができる。
【0072】次に、本発明による半導体記憶装置の製造
方法の第2の実施の形態として、接続電極10をゲート
電極6に対して自己整合的に形成する方法について、図
13乃至図16を用いて説明する。
【0073】図13は、本実施の形態の半導体記憶装置
の上面図、図14乃至図16は、本実施の形態による半
導体記憶装置の製造方法を示す断面図である。図中、そ
れぞれ(a)は図13のA−A´断面図、(b)は図1
3のB−B´断面図である。
【0074】図6に示すような構造を得るまでは、前述
の第1の実施の形態と同様にして製造する。この後、ゲ
ート電極6を形成する時に、半導体基板上の絶縁膜14
および18をすべて除去した前述の第1の実施の形態と
異なり、本実施の形態では、図14に示すように、島状
に分離されたゲート電極6の間の空間を帯状に充填する
絶縁膜14および18を残存させる。このため、図13
に6で示すような帯状のパターンを有するレジスト膜を
形成し、このレジスト膜をマスクとして、絶縁膜12と
導電膜6と絶縁膜14と絶縁膜18とキャパシタ絶縁膜
16とをエッチングする。この時、前述の第1の実施の
形態と同様に、これらすべての被エッチング膜が同様の
エッチング速度を有するようにエッチング条件を設定し
て、すべての被エッチング膜を同時にエッチングするこ
とも、それぞれの被エッチング膜を別個にエッチングす
ることも可能である。
【0075】次に、図15に示すように、加工されたゲ
ート電極6および絶縁膜12と、絶縁膜18の側壁に、
前述の第1の実施の形態と同様にして、側壁絶縁膜20
を形成し、拡散層19a、19bと蓄積電極8の表面と
を露出する。この後、例えば選択CVD法等の成膜技術
を用いて、露出された拡散層19a、19b上と蓄積電
極8の表面上に、例えばW等の導電膜を選択的に成長さ
せて、接続電極10を形成する。
【0076】この後は、前述の第1の実施の形態と同様
にして、図16に示すように、ゲート電極6および絶縁
膜12と絶縁膜18との間の空間に充填されるように、
層間絶縁膜23を形成し、この層間絶縁膜23中に溝2
4を形成して、この溝に導電膜を埋め込むことにより、
ゲート電極5を形成する。
【0077】さらに、前述の第1の実施の形態と同様に
して、ビット線を形成し、半導体記憶装置が完成する。
【0078】このように、本実施の形態では、ゲート電
極6を加工する時のレジスト膜のパターンを島状ではな
く帯状に形成し、このレジスト膜により加工されたゲー
ト電極6および絶縁膜18をマスクとして、露出された
拡散層19a、19bおよび蓄積電極8上に選択的に接
続電極10を形成することが特徴である。このようにす
ることにより、前述の第1の実施の形態のように、接続
電極10を形成するために、リソグラフィー法等を用い
て、層間絶縁膜21を加工する必要がなくなり、製造工
程を簡略化することができる。
【0079】また、島状に分離されたゲート電極6の間
の空間を帯状に充填するように残存された絶縁膜14お
よび18により、蓄積電極8と蓄積電極8のワード線方
向に隣合うメモリーセルのゲート電極6とが短絡するこ
とを防止することができる。
【0080】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図17乃至図24を用いて説明する。図17の
(a)は、本実施の形態による半導体記憶装置の上面
図、図17の(b)は、本実施の形態による半導体記憶
装置の製造途中における上面図、図18乃至図24は、
図17の(a)におけるA−A´断面図である。
【0081】前述の第1または第2の実施の形態では、
トランジスタのソースまたはドレイン拡散層19aと蓄
積電極8とを接続電極10を用いて接続したが、本実施
の形態では、この接続電極10の替わりに、開口部13
の上部の側壁面に形成された拡散層19cにより、拡散
層19aと蓄積電極8とを接続することが特徴である。
【0082】図17の(a)および図18に示すよう
に、本実施の形態による半導体記憶装置では、前述の第
1および第2の実施の形態と同様に、ゲート電極6とワ
ード線5とが異なる導電層により構成され、各メモリー
セルのゲート電極6は、ワード線5により接続されてい
る。また、開口部13が形成されている領域ではゲート
電極6を構成する導電層が除去されており、ゲート電極
6とは異なるワード線5が開口部13の上部を通過して
いる。
【0083】ここで、本実施の形態では、図18の断面
図に示すように、前述の第1および第2の実施の形態と
異なり、蓄積電極8は、開口部13の途中まで埋め込ま
れた例えばTiN等の金属膜により構成され、この蓄積
電極8上に例えば多結晶シリコン膜等の導電膜8´、8
´´が絶縁膜14を介して開口部13の内部に埋め込ま
れている。また、開口部13の上部において側壁絶縁膜
14の一部が除去されており、露出された開口部13の
側壁面において導電膜8´´と拡散層19cとが接触し
ている。このように、トランジスタのソースまたはドレ
イン拡散層19aと蓄積電極8とが、開口部13の側壁
面に形成されている拡散層19cと開口部13の上部領
域に埋め込まれている導電膜8´´を介して接続されて
いる。また、この拡散層19cは、例えば導電膜8´ま
たは8´´に添加されているn型の不純物を開口部13
の側壁面からpウェル1内に拡散させることにより形成
することができる。
【0084】以下、このような構造の半導体記憶装置を
製造する方法について、図17乃至図24を用いて説明
する。
【0085】まず、前述の第1乃至第2の実施の形態と
同様に、半導体基板に形成されている例えばpウェル1
上にゲート絶縁膜3とゲート電極となる導電層6と絶縁
膜12とを形成する。この後、例えば通常のリソグラフ
ィー法とエッチング技術を用いて開口部13を形成す
る。ここで、第1の開口部13と第2の溝15との2回
に分けて溝を形成した前述の第1の実施の形態と異な
り、本実施の形態では、例えば1回のエッチングによ
り、例えば3〜5μm程度の所望の深さの開口部13を
形成する。
【0086】次に、図19に示すように、開口部13の
内壁面に例えばTa2 5 等のキャパシタ絶縁膜16を
形成し、蓄積電極となる例えばTiN等の導電膜8を、
開口部13の内部が完全に充填されるように、開口部1
3の内部および絶縁膜12の上部に形成する。さらに、
例えばエッチバック法等を用いて、開口部13の上部領
域の導電膜8を除去し、さらにこの領域のキャパシタ絶
縁膜16を除去する。
【0087】この後、図20に示すように、開口部13
の上部の側壁面と開口部13の内部の蓄積電極の表面上
と絶縁膜12上に、例えば酸化膜(SiO2 )等の絶縁
膜14を、例えばCVD法を用いて形成する。次に、例
えばRIE等の異方性エッチング技術を用いて、蓄積電
極の表面上の絶縁膜14を除去し、開口部13の上部の
側壁面に絶縁膜14を残存させる。次に、蓄積電極8と
トランジスタのソースまたはドレイン領域とを接続する
電極を形成するために、例えば第1の多結晶シリコン膜
として導電膜8´を開口部13の内部が完全に充填され
るように形成する。ここで、この第1の多結晶シリコン
膜8´に、例えばイオン注入法等の技術を用いて、例え
ばヒ素等のn型の不純物を添加する次に、図21に示す
ように、例えばエッチバック技術を用いて、導電膜8´
の一部を除去して、開口部13の上部領域の側壁絶縁膜
14の一部を露出する。さらに、この側壁絶縁膜14の
露出された部分を除去して、開口部13の側壁面を露出
する。
【0088】この後、図22に示すように、側壁面が露
出されている開口部13の上部領域が完全に充填される
ように、例えば第2の多結晶シリコン膜として導電膜8
´´を形成する。
【0089】さらに、図23に示すように、例えばエッ
チバック法等を用いてこの第2の多結晶シリコン膜8´
´を半導体基板の表面とほぼ等しい高さまで除去し、開
口部13の上部に第2の多結晶シリコン膜8´´を埋め
込む。この時、第1の多結晶シリコン膜8´に添加され
ている例えばヒ素等の不純物が、第2の多結晶シリコン
膜8´´中を拡散し、開口部13の側面に拡散層19c
を形成する。ここで、第2の多結晶シリコン膜8´´に
例えばヒ素等のn型の不純物を添加し、この第2の多結
晶シリコン膜8´´から不純物を開口部13の側壁面に
拡散させて拡散層19cを形成することも可能である
が、この場合には、拡散層19cの濃度が高くなり、リ
ーク電流が増大する可能性がある。このため、本実施の
形態のように、第2の多結晶シリコン膜8´´には不純
物を添加せず、第1の多結晶シリコン膜8´に添加され
ている不純物を第2の多結晶シリコン膜8´´中を拡散
させて拡散層19cを形成することにより、拡散層19
cの濃度を低減し、拡散層19cからPウェル1中への
リーク電流を抑制することができる。
【0090】この後、絶縁膜12と導電膜6とを、例え
ばリソグラフィー法と例えばRIE等の異方性エッチン
グ技術を用いてエッチングし、トランジスタのゲート電
極6を形成する。ここで、ゲート電極6は、前述の第1
または第2の実施の形態と同様に、例えば図17の
(b)に示すような、島状に分離されたパターンを用い
て、加工する。さらに、図24に示すように、例えばイ
オン注入法により、例えばn型の拡散層19aおよび1
9bを形成し、この拡散層19aと開口部13の側壁面
に形成されている拡散層19cとを接続する。次に、前
述の第1または第2の実施の形態と同様にして、ゲート
電極6および絶縁膜12の側壁に側壁絶縁膜20を形成
する。さらに、ゲート電極6の間の空間領域が完全に充
填されるように、層間絶縁膜21を形成し、例えばCM
P法等の平坦化技術を用いて、ゲート絶縁膜の表面が露
出するまで、層間絶縁膜21を除去する。
【0091】ここで、前述の第1および第2の実施の形
態では、拡散層19aと蓄積電極8とを接続するため
に、接続電極10を形成したが、本実施の形態では、拡
散層19aと蓄積電極8とはすでに拡散層19cを介し
て接続されているため、接続電極10を形成する必要は
ない。すなわち、この後は、前述の第1または第2の実
施の形態と同様にして、ワード線5を例えば埋め込み技
術を用いて形成し、さらに、ビット線も同様に例えば埋
め込み技術を用いて形成して、図18に示すような半導
体記憶装置が完成する。
【0092】このように、本実施の形態では、蓄積電極
8とトランジスタのソースまたはドレイン拡散層19c
とを、開口部13の側壁面に形成された拡散層19cに
より、接続することが特徴である。また、この拡散層1
9cは、例えば開口部13の上部領域の絶縁膜14を除
去することにより露出された側壁面に接触するように、
例えば第2の多結晶シリコン膜8´´を形成し、この第
2の多結晶シリコン膜8´´から不純物を拡散させるこ
とにより、形成することが特徴である。
【0093】このようにすることにより、半導体基板上
に接続電極10を形成していた前述の第1または第2の
実施の形態に比べて、ワード線5と蓄積電極8との短絡
を防止することができる。すなわち、前述の第1または
第2の実施の形態では、半導体基板上に接続電極10が
形成されるため、接続電極10とワード線との間の層間
絶縁膜21が薄く、これらが短絡したり、ワード線5の
電位が蓄積電極8に影響を与えることを防止するため
に、例えば層間絶縁膜21の膜質を向上させる等の工夫
が必要である。これに対して、本実施の形態では、蓄積
電極8は半導体基板中の開口部13の側壁面に形成され
た拡散層19cを介してトランジスタのソースまたはド
レイン拡散層19aと接続されるため、蓄積電極8とワ
ード線5との間の距離を確保することができ、これらの
短絡を防止することができる。
【0094】また、前述の第1または第2の実施の形態
では、ゲート電極6の表面に直接接触するようにワード
線5を形成するため、このワード線5と接続電極10と
の短絡を防止するために、接続電極10の表面の高さ
は、ゲート電極の表面の高さに比べて低く形成される必
要があった。ここで、接続電極10を例えばエッチバッ
ク等の埋め込み技術により形成する場合、表面の高さを
厳密に制御する必要がある。これに対して、本実施の形
態では、拡散層19aを形成するために、開口部13の
側壁絶縁膜14を除去する必要があり、このために、開
口部13の上部の第1の多結晶シリコン膜8´をエッチ
バックを用いて除去するが、このエッチバック工程は接
続電極10のエッチバックに比べて、厳密に制御する必
要がない。このように、本実施の形態によれば、厳密な
制御性を必要とせず、ワード線5と蓄積電極8との短絡
を容易に防止することができる。
【0095】さらに、前述の第1または第2の実施の形
態では、接続電極10を形成する時に、拡散層19aと
蓄積電極8とを露出するために、例えば図1に10で示
すようなパターニングを行う必要がある。これに対し
て、本実施の形態では、拡散層19aと蓄積電極8とを
接続する拡散層19cを形成する時に、第1の多結晶シ
リコン膜8´をエッチバックを用いて除去することによ
り、開口部13の側壁面を露出するため、パターニング
を行う必要はない。このため、製造工程を大幅に短縮す
ることができる。
【0096】また、本実施の形態では、例えば金属膜に
より構成される蓄積電極8が開口部13の途中まで埋め
込まれており、開口部13の上部には例えば多結晶シリ
コン膜等の導電膜8´、8´´が形成されている。前述
のように高誘電体膜により構成されるキャパシタ絶縁膜
を薄膜化するためには、蓄積電極8は多結晶シリコン膜
ではなく、例えばTiN等の金属膜により形成されるこ
とが望ましい。ここで、例えばこのような金属膜と拡散
層19cとが直接接触するように蓄積電極8を形成した
場合に、金属膜中の金属が半導体基板中へ拡散すること
により、拡散層19cからのリーク電流が増大する可能
性がある。このため、例えばバリアメタル等を形成する
必要が生じる等、製造工程が複雑になる。このため、本
実施の形態のように、蓄積電極8上に多結晶シリコン膜
を埋め込み、拡散層19cと金属膜8との間の距離を確
保することにより、拡散層19cからのリーク電流を低
減することができる。
【0097】また、蓄積電極に接続されている例えばn
型の拡散層19aとnウェルと蓄積電極とは、蓄積電極
をゲート電極とする寄生トランジスタを構成している。
このため、蓄積電極の電位によりpウェル1中の開口部
13の側面において蓄積電極に対向する半導体基板が反
転層を形成して、このトランジスタがオン状態となり、
蓄積電極から電流がリークする可能性がある。このよう
な問題を防止するために、開口部13の上部の側壁に厚
い絶縁膜14が形成されている。
【0098】次に、本発明の第4の実施の形態として、
キャパシタ構造の異なる半導体記憶装置について図25
および図26を用いて説明する。図25は、本実施の形
態の半導体記憶装置の構造を示す断面図、図26は、図
25の領域Aの拡大図である。また、上面図は図17に
示すものと同様であり、図25は、図17のA−A´断
面に対応する図である。
【0099】プレート電極が例えばn型の半導体基板2
により構成されていた前述の第1乃至第3の実施の形態
と異なり、本実施の形態では、プレート電極が、開口部
13の内部に例えば酸化膜(SiO2 )等の絶縁膜30
を介して形成された例えばルテニウム(Ru)等の金属
膜31により構成されている。また、この金属膜31に
内側には、前述の第1乃至第3の実施の形態と同様に、
キャパシタ絶縁膜16を介して蓄積電極8が形成されて
おり、この金属膜31と蓄積電極8とはキャパシタを構
成している。
【0100】また、この金属膜31に電位を印加するた
めに、金属膜31は、開口部13の底面領域に形成され
た例えばn型の拡散層32に、開口部13の底面におい
て例えばTi等のバリアメタル31´を介して接続さ
れ、さらに、各メモリーセルの拡散層32は互いに重な
るように形成され、電気的に接続されている。また、こ
の図には示していないが、互いに電気的に接続された拡
散層32は、例えばメモリーセルが集積されているセル
領域の端において半導体基板の表面に形成された電極と
接続され、この電極を介してプレート電位を印加するこ
とができる。
【0101】さらに、前述の第1乃至第3の実施の形態
では、プレート電極の電位とトランジスタの基板バイア
スとを分離するために、プレート電極は例えばn型半導
体基板またはnウェル2により構成され、トランジスタ
はpウェル1内に形成されていたが、本実施の形態で
は、例えばpウェル1中にトランジスタおよび開口部1
3、15を形成し、溝の底面領域のみにn型拡散層32
を構成することにより、プレート電位とトランジスタの
基板バイアスとを分離することができる。なお、プレー
ト電極を構成する金属膜31と溝の底面において接続さ
れるように構成されていれば、n型拡散層32をnウェ
ルで代用することも可能である。
【0102】このように、本実施の形態では、プレート
電極が金属膜31、31´により構成されていることが
特徴である。前述の第1乃至第3の実施の形態では、プ
レート電極が半導体基板により構成されているため、キ
ャパシタ絶縁膜16を例えばTa2 5 等の高誘電体膜
により構成した場合に、このキャパシタ絶縁膜16中の
酸素が半導体基板と反応してキャパシタ絶縁膜16と半
導体基板との間に酸化膜が形成される。これにより、キ
ャパシタ絶縁膜16の膜厚が厚くなり、キャパシタ容量
が低減する。このため、高誘電体膜をキャパシタ絶縁膜
16として使用する効果が十分に得ることができないと
いう可能性がある。これに対して、本実施の形態では、
プレート電極を、その酸化物が金属導電性を示す金属
膜、例えばRu膜、により構成するため、キャパシタ絶
縁膜16とプレート電極との間に絶縁酸化膜が形成され
ることを防止し、十分なキャパシタ容量を得ることが可
能となる。
【0103】また、前述の第1乃至第3の実施の形態に
おいて、開口部13の側壁面上に例えば選択的にW等の
金属膜を形成して、キャパシタ容量を確保することも可
能である。しかし、この場合には、金属膜が半導体基板
に接触するため、金属が半導体基板中に拡散して、例え
ばリーク電流が増大する等の可能性がある。このため、
例えばバリアメタル等を形成して、このような可能性を
抑制する必要がある。
【0104】これに対して、本実施の形態では、プレー
ト電極を構成する金属膜31、31´が、絶縁膜30を
介して開口部13の内部に形成されており、開口部13
の底部においてのみ半導体基板と接触している。このた
め、上述のようなリーク電流が発生する可能性を低減す
ることができる。
【0105】さらに、前述の第1乃至第3の実施の形態
では、拡散層19cとプレート電極を構成するnウェル
2との間において、蓄積電極8をゲート電極とする寄生
トランジスタにより拡散層19cからnウェル2へ電流
がリークする可能性があり、これを防止するために、厚
い側壁酸化膜14を形成する必要がある。これに対し
て、本実施の形態では、プレート電極31、31´は開
口部13の内部に絶縁膜30を介して形成されており、
プレート電極と同電位になるように構成されている拡散
層32と、拡散層19cとの間の距離が大きいため、拡
散層19cからプレート電極へ電流がリークする可能性
をほとんど無視することが可能となる。
【0106】なお、前述の第1乃至第4の実施の形態で
は、第1の開口部13を形成する時に、半導体基板上に
ゲート絶縁膜3とゲート電極となる導電膜6とゲート電
極上の例えばシリコン窒化膜等の絶縁膜12とを形成
し、この絶縁膜12をマスクとして、第1の開口部13
を形成したが、例えば絶縁膜12上にさらに例えばシリ
コン酸化膜等の絶縁膜を形成し、このシリコン酸化膜を
マスクとして、第1の開口部13を形成することも可能
である。このように、半導体基板中に溝を形成する工程
において、ゲート電極となる導電膜6上に形成される例
えば絶縁膜12等のマスク層は、溝の開口面積、深さ、
形状等により、最適な材質と膜厚を設定することができ
る。
【0107】また、前述の第1乃至第4の実施の形態で
は、1つのセルにつき2本のワード線が通過するメモリ
ーセル構造について示した。この場合には、最小加工寸
法をFとした場合に、1つのメモリーセルの面積が約8
×F2 となるが、例えば図27または図28に示すよう
に、メモリーセルの面積が約6×F2 となるような配置
のメモリーセルに本発明を適用することも可能である。
この場合には、1つのセルにつき1.5本のワード線が
通過する。図27および図28は、6×F2 のメモリー
セル面積を有する本発明による半導体記憶装置の上面図
であり、図1に示すような、前述の第1の実施の形態に
対応する構造となっている。すなわち、ゲート電極6と
ワード線5とが異なる導電層により構成され、開口部1
3の内部に蓄積電極8が形成され、この蓄積電極8とト
ランジスタのソースまたはドレイン拡散層19aとは接
続電極10により接続されている。トランジスタと接続
電極10とキャパシタとがビット線方向に直線的に配置
されていた前述の実施の形態に対して、本実施の形態で
は、接続電極10がビット線に対して直角に配置されて
いる。
【0108】また、図28は、図27に対して、開口部
13の開口径を縮小した構造となっている。キャパシタ
絶縁膜を高誘電体膜により構成することにより、十分な
キャパシタ容量を確保することができる場合には、開口
部13の開口径を縮小することが可能である。これによ
り、ゲート電極6を形成した後に、キャパシタを形成し
た場合にも、ゲート電極6を島状に孤立させずに連続し
て形成することができる。このため、このような配置で
は、ゲート電極6とは異なる導電層により構成されるワ
ード線5は必ずしも必要ない。
【0109】さらに、前述の第1乃至第4の実施の形態
によるメモリーセルでは、ゲート電極6とワード線5と
が2つの異なる導電膜により構成されているが、例えば
これらのメモリーセルを駆動する周辺回路において、ワ
ード線5を構成する導電層を用いて配線層とすることが
可能である。次に、本発明の第5の実施の形態として、
フリップフロップ回路において、導電層5を配線層とし
て用いた場合について、図29乃至図32を用いて説明
する。図29は、本発明の第5の実施の形態による回路
の上面図、図30は図29のA−A´断面図である。
【0110】本実施の形態では、例えば図29において
二点鎖線により囲まれた領域に、トランジスタT2が形
成されている。これらの図に示すように、ゲート電極6
と拡散層19とを接続するための配線層を、導電層5に
より構成することが特徴である。ここで、導電層5の例
えば一方の端は、ゲート電極6の表面上に直接接触する
ように形成され、例えば他方の端は、接続孔29´を介
して拡散層19に接続されている。
【0111】次に、図31および図32に示す断面図を
用いて、このような構造を製造する方法について説明す
る。前述の第1乃至第4の実施の形態と同様にして、半
導体基板1上にゲート電極6を形成し、半導体基板1の
表面領域に拡散層19を形成する。この後、ゲート電極
6の間の空間領域に層間絶縁膜21を埋め込み、さら
に、層間絶縁膜23を形成する。
【0112】ここで、前述の第1乃至第4の実施の形態
とは異なり、図31に示すように、ワード線5を形成す
るための溝24を形成する前に、拡散層19を露出する
ように層間絶縁膜23および21の一部を開口し、接続
孔29´を形成する。
【0113】次に、前述の第1乃至第4の実施の形態と
同様にして、図32に示すように、例えば層間絶縁膜2
3をゲート電極6の表面が露出するまで除去して、溝2
4を形成する。さらに、溝24および接続孔29´の側
壁に側壁絶縁膜25を形成する。
【0114】次に、メモリーセルのワード線を構成する
導電膜5が接続孔29´の内部および溝24の内部に充
填されるように形成し、この後は前述の第1乃至第4の
実施の形態と同様にして、例えばCMP法またはエッチ
バック等の方法を用いて、接続孔29および溝24の内
部に導電層5を埋め込み、図30に示すような構造が完
成する。
【0115】このように、本実施の形態では、メモリー
セルにおいてワード線を構成する導電層5を、ゲート電
極6と例えば拡散層19とを接続する配線層として構成
することが特徴である。
【0116】従来は、ゲート電極6と拡散層19とを接
続する場合には、例えばビット線28または上層のAl
配線等を介して接続する必要があった。さらに、これら
の配線層は層間絶縁膜を介して上層に配置されているた
め、接続孔の深さが非常に深くなり、特に高集積化に伴
い接続孔の開口径が縮小されると、微細な接続孔の内部
に十分に導電膜を充填できずに、接続抵抗が増大すると
いう問題があった。しかし、本実施の形態によれば、導
電層5は、ゲート電極6の表面に接触するような高さに
形成されている。このため、この導電層5と拡散層19
とを接続するような接続孔の深さを従来に比べて浅くす
ることができる。このようにして、導電膜を接続孔の内
部に十分に充填することが可能となり、接続抵抗を低減
することができる。
【0117】なお、前述の実施の形態では、ゲート電極
6として例えば多結晶シリコン膜を用いたが、これに限
らず、多結晶シリコン膜と、例えばWSi、TSi等の
シリサイド膜またはW、TiN等の導電膜との積層膜を
用いることも可能である。ここで、多結晶シリコン層と
して、例えばリン等のn型の不純物が添加されたn+
結晶シリコン膜、またはボロン等の不純物が添加された
+ 多結晶シリコン膜を用いることが可能である。さら
に、例えばn型トランジスタのゲート電極にはn+ 多結
晶シリコン膜を、p型トランジスタのゲート電極にはp
+ 多結晶シリコン膜を用いる等、トランジスタの型に応
じて異なる型を有する多結晶シリコン膜を用いることが
できる。
【0118】また、ワード線5としては、例えばWまた
はAl等の金属膜を用いることが可能である。また、例
えばTiN等の他の金属膜またはWSi等のシリサイド
膜等の導電膜を用いることも可能である。ただし、配線
抵抗を低減するために、ワード線5を構成する導電膜は
抵抗の小さいものが好ましい。
【0119】さらに、ビット線28としては、ワード線
と同様に、抵抗の小さい導電膜であれば、例えばWまた
はAl等種々の膜を用いることが可能である。
【0120】また、前述の第1および第2の実施の形態
では、接続電極10としてWを用いたが、Wに限らず、
例えばWSi、TiN、TiSi、または非結晶シリコ
ン等の他の導電膜を用いることが可能である。さらに、
接続電極10は、前述の第1の実施の形態のように、例
えばエッチバック法を用いて形成することも、前述の第
2の実施の形態に示すように、選択成長法を用いて形成
することも可能である。選択成長法としては、Wの選択
CVD法の他に、シリコンの選択エピタキシャル成長法
を用いることが可能である。
【0121】さらに、キャパシタ絶縁膜16を構成する
高誘電体膜として、例えばTa2 5 を用いた場合に
は、実効膜厚として例えば0.8nm乃至2.5nmの
キャパシタ絶縁膜16を形成することができる。また、
この時には、プレート電極として半導体基板を、蓄積電
極として例えばTiNまたはW等の導電膜を用いること
ができる。
【0122】また、キャパシタ絶縁膜16を構成する高
誘電体膜として、例えばBSTO(Sr1-x Bax Ti
3 、バリウムストロンチウムチタンオキサイド)を用
いた場合には、実効膜厚として例えば0.1nm乃至
0.5nmのキャパシタ絶縁膜を形成することができ
る。また、この時、プレート電極および蓄積電極とし
て、Ru、Pt、RuO2 、WN、W、TiN等の導電
膜を使用することができる。
【0123】
【発明の効果】本発明による半導体記憶装置では、トレ
ンチ型キャパシタ構造を有し、キャパシタ絶縁膜として
高誘電体膜を使用し、高集積化することができる。ま
た、本発明による半導体記憶装置の製造方法では、キャ
パシタ絶縁膜として高誘電体膜を使用しトレンチ型キャ
パシタ構造を有する高集積化された半導体記憶装置を簡
単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の構造を示す上面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の構造を示す断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の製造方法を示す断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の製造方法を示す断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の製造方法を示す断面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の製造方法を示す断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の製造方法を示す断面図。
【図8】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の製造方法を示す断面図。
【図9】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶装
置の製造方法を示す断面図。
【図10】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図11】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図12】本発明の第1の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態による半導体記憶
装置の構造を示す上面図。
【図14】本発明の第2の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図15】本発明の第2の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図16】本発明の第2の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図17】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の構造を示す上面図。
【図18】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の構造を示す断面図。
【図19】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図20】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図21】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図22】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図23】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図24】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図25】本発明の第4の実施の形態による半導体記憶
装置の構造を示す断面図。
【図26】本発明の第4の実施の形態による半導体記憶
装置の構造を示す拡大断面図。
【図27】本発明による半導体記憶装置の他の構造を示
す上面図。
【図28】本発明による半導体記憶装置の他の構造を示
す上面図。
【図29】本発明の第5の実施の形態による半導体記憶
装置の構造を示す上面図。
【図30】本発明の第5の実施の形態による半導体記憶
装置の構造を示す断面図。
【図31】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図32】本発明の第3の実施の形態による半導体記憶
装置の製造方法を示す断面図。
【図33】従来の半導体記憶装置の構造を示す上面図。
【図34】従来の半導体記憶装置の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…pウェル、 2…n型半導体基板、 3…ゲート絶縁膜、 4…素子分離絶縁膜、 5…ワード線、 6…ゲート電極、 8…蓄積電極 10…接続電極、 12、14、18、20、21、22、25、27、3
0…絶縁膜、 13、15、24…開口部、 16…キャパシタ絶縁膜、 19、32…拡散層、 21、23…層間絶縁膜、 28…ビット線、 29…接続孔、 31、31´…プレート電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたMOS型トラ
    ンジスタとこのMOS型トランジスタに隣接して前記半
    導体基板中に形成されている開口部の内部に形成された
    キャパシタとから構成される半導体素子を集積してなる
    半導体記憶装置において、前記キャパシタのキャパシタ
    絶縁膜は高誘電体膜により構成され、前記MOS型トラ
    ンジスタの各ゲート電極は前記開口部が形成されている
    領域上に存在しないように島状に分離されて構成され、
    この分離されている各前記ゲート電極を接続する前記ゲ
    ート電極とは異なる階層の導電層により構成される配線
    層を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記配線層がワード線を構成する請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記配線層が前記開口部の上方を通過し
    て形成されている請求項1または2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記蓄積電極または前記プレート電極の
    うち少なくとも一方は前記キャパシタ絶縁膜に接触して
    いる界面が金属層により構成される請求項1乃至3記載
    の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲ
    ート電極を構成する導電層を形成する工程と、前記導電
    層と前記半導体基板との一部領域をエッチングして開口
    部を形成する工程と、前記開口部の内部に蓄積電極とキ
    ャパシタ絶縁膜とプレート電極とを具備するキャパシタ
    を形成する工程と、前記導電層をエッチングしてゲート
    電極を形成する工程と、このゲート電極を覆うように層
    間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜の一部を除
    去して前記ゲート電極の表面を露出する工程と、露出さ
    れた前記ゲート電極に接続する配線層を形成する工程と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 第1の導電型を有する半導体基板の表面
    の一部領域に素子分離層を形成する工程と、この素子分
    離層が形成されていない領域の前記半導体基板上にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、このゲート絶縁膜および前
    記素子分離層上にゲート電極を構成する第1の導電層を
    形成する工程と、この第1の導電層上に一部領域が開口
    された絶縁膜を形成する工程と、この絶縁膜をマスクと
    して前記第1の導電層と前記半導体基板とをエッチング
    して前記半導体基板中に開口部を形成する工程と、前記
    開口部の内壁面にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
    前記開口部の内部を蓄積電極層により充填する工程と、
    前記第1の導電層をエッチングしてゲート電極を形成す
    る工程と、このゲート電極の両側の前記半導体基板中に
    第2の導電型を有する拡散層を形成する工程と、この拡
    散層と前記蓄積電極層とを接続する接続電極を形成する
    工程と、この接続電極と前記ゲート電極とを覆うように
    層間絶縁膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の一部領
    域を除去して前記ゲート電極の表面を露出するように溝
    を形成する工程と、この溝の内部に配線層を構成する第
    2の導電層を充填する工程とを具備することを特徴とす
    る半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ゲート電極を形成する工程におい
    て、第1の導電層を島状に分離されたパターンを有する
    マスク層を用いてエッチングする請求項6記載の半導体
    記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記開口部の内部に蓄積電極層を充填し
    た後に、前記開口部を形成するために前記第1の導電層
    が除去されている領域に絶縁層を充填してこの絶縁層の
    表面と前記第1の導電層上の前記絶縁膜の表面とが単一
    の平面を構成するように前記絶縁層を平坦化する工程
    と、帯状のパターンを有するマスク層を用いて前記第1
    の導電層並びに前記充填した絶縁層および前記第1の導
    電層上の絶縁膜をエッチングして前記ゲート電極を形成
    し前記半導体基板の表面と前記蓄積電極の表面とを露出
    する工程と、露出される前記半導体基板中に第2の導電
    型を有する拡散層を形成する工程と、残存する前記絶縁
    層および前記ゲート電極をマスクとして露出されている
    前記拡散層および前記蓄積電極上に選択的に導電膜を形
    成して前記拡散層と前記蓄積電極とを接続する工程とを
    具備する請求項6記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1の導電型を有する半導体基板の表面
    の一部領域に素子分離層を形成する工程と、この素子分
    離層が形成されていない領域の前記半導体基板上にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、このゲート絶縁膜および前
    記素子分離層上にゲート電極を構成する第1の導電層を
    形成する工程と、この第1の導電層上に一部領域が開口
    された絶縁膜を形成する工程と、この絶縁膜をマスクと
    して前記第1の導電層と前記半導体基板とをエッチング
    して前記半導体基板中に開口部を形成する工程と、前記
    開口部の内壁面にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
    前記開口部の内部を蓄積電極層により充填する工程と、
    前記開口部の上部領域において前記開口部の側壁面と前
    記蓄積電極層とを接触させて前記側壁面に第2の導電型
    を有する拡散層を形成する工程と、前記第1の導電層を
    エッチングしてゲート電極を形成する工程と、このゲー
    ト電極の両側の前記半導体基板中に第2の導電型を有す
    るソースまたはドレイン拡散層を形成し前記拡散層と接
    続する工程と、前記ゲート電極とを覆うように層間絶縁
    膜を形成する工程と、この層間絶縁膜の一部領域を除去
    して前記ゲート電極の表面を露出するように溝を形成す
    る工程と、この溝の内部に配線層を構成する第2の導電
    層を充填する工程とを具備することを特徴とする半導体
    記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記層間絶縁膜を形成した後に、前記
    半導体基板の一部領域を露出する接続孔を開口する工程
    と、露出された前記半導体基板の一部領域と前記ゲート
    電極とを前記接続孔を介して前記配線層により接続する
    工程とを具備する請求項5乃至9記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
JP03644396A 1996-02-23 1996-02-23 半導体記憶装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3512936B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03644396A JP3512936B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 半導体記憶装置およびその製造方法
US08/806,247 US6043528A (en) 1996-02-23 1997-02-21 Semiconductor memory device having trench-type capacitor structure using high dielectric film and its manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03644396A JP3512936B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 半導体記憶装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09232534A true JPH09232534A (ja) 1997-09-05
JP3512936B2 JP3512936B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=12469961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03644396A Expired - Fee Related JP3512936B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 半導体記憶装置およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6043528A (ja)
JP (1) JP3512936B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521938B2 (en) 1997-12-04 2003-02-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Dynamic-type semiconductor memory device
JP2006093635A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JPWO2004061947A1 (ja) * 2002-12-27 2006-05-18 富士通株式会社 半導体装置、dram集積回路装置およびその製造方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6297086B1 (en) * 1999-03-11 2001-10-02 International Business Machines Corporation Application of excimer laser anneal to DRAM processing
US20020163072A1 (en) * 2001-05-01 2002-11-07 Subhash Gupta Method for bonding wafers to produce stacked integrated circuits
US6664161B2 (en) 2002-05-01 2003-12-16 International Business Machines Corporation Method and structure for salicide trench capacitor plate electrode
US6875653B2 (en) * 2002-08-02 2005-04-05 Promos Technologies Inc. DRAM cell structure with buried surrounding capacitor and process for manufacturing the same
US20040191923A1 (en) * 2003-03-31 2004-09-30 Tomasso David Angelo Test element holder with a probe guide for an analyzer
JP2004348808A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Sharp Corp 半導体記憶装置、携帯電子機器、イレース動作を制御する方法及びプログラム動作を制御する方法
JP2004349349A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Sharp Corp 半導体記憶装置及び携帯電子機器
JP2004348809A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Sharp Corp 半導体記憶装置及び携帯電子機器

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60245271A (ja) * 1984-05-21 1985-12-05 Hitachi Ltd 半導体記憶装置
JPS61258468A (ja) * 1985-05-13 1986-11-15 Hitachi Ltd 半導体記憶装置およびその製造方法
US4910567A (en) * 1986-02-26 1990-03-20 Texas Instruments, Incorporated Dram cell and method for fabricating
JPS645052A (en) * 1987-06-29 1989-01-10 Mitsubishi Electric Corp Capacitor cell of semiconductor storage device
US4935380A (en) * 1987-08-04 1990-06-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method for manufacturing semiconductor device
US4914740A (en) * 1988-03-07 1990-04-03 International Business Corporation Charge amplifying trench memory cell
US5097381A (en) * 1990-10-11 1992-03-17 Micron Technology, Inc. Double sidewall trench capacitor cell
US5202279A (en) * 1990-12-05 1993-04-13 Texas Instruments Incorporated Poly sidewall process to reduce gated diode leakage
JPH04328860A (ja) * 1991-04-30 1992-11-17 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP2994110B2 (ja) * 1991-09-09 1999-12-27 株式会社東芝 半導体記憶装置
US5508541A (en) * 1992-09-22 1996-04-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Random access memory device with trench-type one-transistor memory cell structure
JP2974561B2 (ja) * 1993-11-08 1999-11-10 株式会社東芝 半導体記憶装置及びその製造方法
JP3107691B2 (ja) * 1993-12-03 2000-11-13 株式会社東芝 半導体記憶装置及びその製造方法
US5521118A (en) * 1994-12-22 1996-05-28 International Business Machines Corporation Sidewall strap
US5606188A (en) * 1995-04-26 1997-02-25 International Business Machines Corporation Fabrication process and structure for a contacted-body silicon-on-insulator dynamic random access memory

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521938B2 (en) 1997-12-04 2003-02-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Dynamic-type semiconductor memory device
JPWO2004061947A1 (ja) * 2002-12-27 2006-05-18 富士通株式会社 半導体装置、dram集積回路装置およびその製造方法
US7741213B2 (en) 2002-12-27 2010-06-22 Fujitsu Semiconductor Limited Semiconductor device, DRAM integrated circuit device, and method of producing the same
JP2006093635A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6043528A (en) 2000-03-28
JP3512936B2 (ja) 2004-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3466938B2 (ja) 半導体メモリ装置及びその製造方法
JP3455097B2 (ja) ダイナミック型半導体記憶装置及びその製造方法
US6365452B1 (en) DRAM cell having a vertical transistor and a capacitor formed on the sidewalls of a trench isolation
US8647944B2 (en) Semiconductor device and semiconductor device manufacturing method
JP4167727B2 (ja) 半導体記憶装置
US7595231B2 (en) Semiconductor device and its manufacture
US6344692B1 (en) Highly integrated and reliable DRAM adapted for self-aligned contact
JP3923653B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
US6008513A (en) Dynamic random access memory (DRAM) cells with minimum active cell areas using sidewall-space bit lines
JPH1154724A (ja) 半導体装置の製造方法
US20030082900A1 (en) Method of forming contact plugs
KR100325472B1 (ko) 디램 메모리 셀의 제조 방법
JP2001217403A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH1197629A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3512936B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
US6246085B1 (en) Semiconductor device having a through-hole of a two-level structure
JP4064496B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6632715B2 (en) Semiconductor device having nonvolatile memory cell and field effect transistor
KR20000073342A (ko) 반도체장치의 제조방법
KR100282238B1 (ko) 다이나믹형 반도체 기억 장치 및 그 제조 방법
JPH0758217A (ja) 半導体記憶装置
JP2000323652A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JPH06120450A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees