JPH09232452A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JPH09232452A
JPH09232452A JP8036790A JP3679096A JPH09232452A JP H09232452 A JPH09232452 A JP H09232452A JP 8036790 A JP8036790 A JP 8036790A JP 3679096 A JP3679096 A JP 3679096A JP H09232452 A JPH09232452 A JP H09232452A
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oxide film
tunnel oxide
gate electrode
flash memory
forming
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JP8036790A
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Setsuo Wake
節雄 和気
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれがフラッシュメモリを有する、記憶
保持特性の良好な切り替え素子と、書き換え特性の良好
な記憶素子とを備えた半導体記憶装置及びその製造方法
を得る。 【解決手段】 トンネル酸化膜2aの膜厚が厚いフラッ
シュメモリ9を有し、欠陥ビットのアドレス選択時に欠
陥ビットへの電気的な接続状態を解除し冗長ビットに接
続する切り替え素子と、トンネル酸化膜2bの膜厚が薄
いフラッシュメモリ10を有し、情報を記憶する記憶素
子とを設けるとともに、上記フラッシュメモリ9、10
にはそれぞれ、半導体基板1上にトンネル酸化膜2a、
2bを介して形成される浮遊ゲート電極3a、3bと、
この浮遊ゲート電極3a、3b上に層間絶縁膜4a、4
bを介して形成される制御ゲート電極5a、5bとを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフラッシュメモリ
を有する半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、Dynamic Random
Access Memory等の半導体記憶装置におい
ては、製造時において発生する異物などの影響により生
ずる欠陥を救済するため、冗長回路が予め設けられてい
る。これにより、万一、欠陥ビットが存在し、かつ、そ
の欠陥ビットのアドレス選択が行われた場合において
も、その欠陥ビットへの電気的な接続を解除し、その代
わりに、冗長ビットに電気的な接続を切り替えること
で、所望の動作が可能となり良品を得ることが可能とな
る。
【0003】この欠陥ビットを冗長ビットに切り替える
方法としては、従来は、ポリシリコン配線などのヒュー
ズを形成しておき、このヒューズをレーザービーム照射
などにより切断する方法を採っていた。しかし、上記の
ような切り替え方法では、ヒューズの切断時においてそ
の切り屑などが発生し、それにより欠陥ビットが発生し
歩留まりが下がるといった問題があった。
【0004】そこで、上記のような問題を解決するた
め、フラッシュメモリを情報を記憶する記憶素子に用い
ると同時に、欠陥ビットのアドレス選択時に欠陥ビット
への電気的な接続状態を解除し冗長ビットに接続する切
り替え素子にも利用する半導体記憶装置が提案されてい
る。
【0005】ここで、フラッシュメモリとは、電気的な
書き込み、消去が可能で、電源を切った場合においても
情報を保持し続けることが可能な素子であり、その構造
は、図13に示すように、例えばP型のシリコン基板か
らなる半導体基板1上に形成される100Å程度の膜厚
を有するトンネル酸化膜2と、このトンネル酸化膜2上
に形成される例えばポリシリコンからなる浮遊ゲート電
極3と、この浮遊ゲート電極3上に形成される層間絶縁
膜4と、この層間絶縁膜4上に形成され制御ゲート電極
5と、このゲート電極3、5の下の半導体基板1に互い
に対向して形成される例えばN型の拡散領域からなるソ
ース6及びドレイン7を備えている。
【0006】又、フラッシュメモリは、ドレイン7近傍
の高電界により発生したホットエレクトロンの浮遊ゲー
ト電極3への注入により書き込みを行い、浮遊ゲート電
極3とソース6の間の高電界による浮遊ゲート電極3か
らソース6への電子の引き抜きにより消去を行ってい
る。
【0007】ここで、上記消去動作時において、消去の
開始から終了までに必要な消去時間は、上記浮遊ゲート
電極3からソース6への電流が大きいほど短くなるが、
この電流はFowler−Nordheim電流(以
下、FN電流と呼ぶ。)と呼ばれ、浮遊ゲート電極3と
ソース6の間の電界に対して極めて敏感である。又、こ
の電界は浮遊ゲート電極3とソース6の間に印加される
電圧を上記トンネル酸化膜2の厚さで除したものであ
る。
【0008】このため、トンネル酸化膜2の膜厚が厚く
なれば電界は弱まり、FN電流が減少し、消去時間が長
くなる。したがって、良好な書き換え特性を得るために
はトンネル酸化膜2の膜厚を薄くする必要がある。実際
の製品においては、トンネル酸化膜の品質維持、製造精
度、ストレス起因電流などの問題より100Å程度の膜
厚が用いられている。
【0009】また、ここで、書き込み動作後の記憶保持
状態、つまり、浮遊ゲート電極3にホットエレクトロン
が注入されている状態下では、注入されていない時と比
べてしきい値電圧がシフトし、浮遊ゲート電極3は3V
程度帯電している。
【0010】上記書き込み動作後の記憶保持状態におい
て、記憶情報の保持が可能な時間は、浮遊ゲート電極3
に蓄えられた電荷の半導体基板1への流出が激しいほど
短くなり、この電荷の流出はFN電流であると想定でき
るため、浮遊ゲート電極3が帯電している電位をトンネ
ル酸化膜2の膜厚で除した値である電界から見積もられ
る。
【0011】このため、トンネル酸化膜2の膜厚が厚く
なれば電界は弱まり、FN電流が減少し、記憶情報の保
持可能時間が長くなる。したがって、良好な記憶情報の
保持の信頼性を確保するためにはトンネル酸化膜2の膜
厚を厚くする必要がある。例えば、トンネル酸化膜2の
膜厚を、従来一般的に用いられている100Åとした場
合、10年以上の記憶情報の保持が可能と見積もられ
る。しかし、製造上の膜厚のばらつき、テストにより検
出できなかった欠陥などにより、このトンネル酸化膜の
信頼性が低下した場合、電荷の流出が増大し、記憶情報
の保持ができなくなる可能性がある。
【0012】又、フラッシュメモリは、情報の書き込み
は1バイト毎に可能であるが、消去は例えば16kバイ
ト程度のブロック単位でしか行うことができないという
特徴を有する。
【0013】上記のような、フラッシュメモリを用いた
切り替えを行う半導体記憶装置においては、切り屑など
の発生がなく切り替えを電気的に行うことができ、ま
た、ヒューズ切断用のレーザー照射装置を必要とせず、
さらに、テスト工程のどの段階においても切り替えが可
能であるため様々な不良発生モードに対応できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このように
構成された半導体記憶装置においては、一方において、
フラッシュメモリを記憶素子に用いているため、そのフ
ラッシュメモリの記憶情報の消去時間をできる限り短く
して、書換特性を向上する必要があり、他方において、
切り替え素子に用いるため、そのフラッシュメモリの記
憶情報の保持の信頼性をできる限り向上する必要があ
る。しかし、上述のように、書き換え特性はトンネル酸
化膜2の膜厚が薄いほど向上し、一方で、記憶保持の信
頼性はトンネル酸化膜2の膜厚が厚いほど向上するた
め、従来のように100Å程度の膜厚のトンネル酸化膜
2を有するフラッシュメモリを、記憶素子と切り替え素
子の両方に用いると、記憶保持の信頼性は所望の性能を
示さないものとなるという問題があった。
【0015】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、それぞれがフラッシュメモリを有する、記憶
保持特性の良好な素子と、書き換え特性の良好な素子と
を備えた半導体記憶装置及びその製造方法を得ることを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、トンネル酸化膜の膜厚が厚いフラッシュメモ
リを有し、欠陥ビットのアドレス選択時に欠陥ビットへ
の電気的な接続状態を解除し冗長ビットに接続する切り
替え素子と、トンネル酸化膜の膜厚が薄いフラッシュメ
モリを有し、情報を記憶する記憶素子とを設け、上記フ
ラッシュメモリが半導体基板上にトンネル酸化膜を介し
て形成される浮遊ゲート電極と、この浮遊ゲート電極上
に層間絶縁膜を介して形成される制御ゲート電極とを有
することを特徴とするものである。
【0017】又、切り替え素子が有するフラッシュメモ
リのトンネル酸化膜の膜厚が100Åより厚いことを特
徴とするものである。
【0018】又、トンネル酸化膜の膜厚が厚いフラッシ
ュメモリを有し、長時間の記憶保持が必要な情報を記憶
する第1の記憶素子と、トンネル酸化膜の膜厚が薄いフ
ラッシュメモリを有し、書き換え頻度の高い情報を記憶
する第2の記憶素子とを設け、上記フラッシュメモリが
半導体基板上にトンネル酸化膜を介して形成される浮遊
ゲート電極と、この浮遊ゲート電極上に層間絶縁膜を介
して形成される制御ゲート電極とを有することを特徴と
するものである。
【0019】又、それぞれが複数の第1又は第2の記憶
素子のいずれか一方を有する複数のブロックを設け、記
憶情報の消去が上記ブロック毎に行われることを特徴と
するものである。
【0020】この発明に係る半導体記憶装置の製造方法
は、半導体基板の一主面に第1及び第2の素子形成領域
を分離するための分離酸化膜を形成する工程と、上記第
1及び第2の素子形成領域の半導体基板表面にトンネル
酸化膜を形成する工程と、上記第1の素子形成領域を耐
エッチング性を有する被覆部材で覆う工程と、上記被覆
部材をマスクとするエッチングにより、上記第2の素子
形成領域の半導体基板表面に形成されているトンネル酸
化膜を除去する工程と、上記被覆部材を除去する工程
と、上記第1の素子形成領域のトンネル酸化膜表面及び
上記第2の素子形成領域の半導体基板表面に、再びトン
ネル酸化膜を形成する工程と、上記第1の素子形成領域
に、当該領域に形成されたトンネル酸化膜を有するフラ
ッシュメモリを形成する工程と、上記第2の素子形成領
域に、当該領域に形成されたトンネル酸化膜を有するフ
ラッシュメモリを形成する工程とを具備するものであ
る。
【0021】又、第1及び第2の素子形成領域に形成さ
れたトンネル酸化膜の上に浮遊ゲート電極となる第1の
導電層を形成する工程と、上記第1の導電層上に層間絶
縁膜を形成する工程と、上記層間絶縁膜上に制御ゲート
電極となる第2の導電層を形成する工程と、上記第1の
導電層、層間絶縁膜及び第2の導電層を連続してパター
ニングすることにより、上記各トンネル酸化膜上に、浮
遊ゲート電極と上記浮遊ゲート電極上に上記層間絶縁膜
を介して配置される制御ゲート電極とをそれぞれ形成す
る工程と、上記浮遊ゲート電極をマスクとして、上記第
1及び第2の素子形成領域の半導体基板内部に不純物を
導入することにより、ソース及びドレインを形成する工
程とを具備するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下に、この発明の実施の形態1につい
て図1ないし図11に基づいて説明する。図1はこの発
明の実施の形態1を示す要部断面図であり、図1におい
て、1はP型のシリコン基板からなる半導体基板、2a
は約200Åの膜厚のトンネル酸化膜、2bは約100
Åの膜厚のトンネル酸化膜、3a、3bはこのトンネル
酸化膜2a、2bの上にそれぞれ形成されたポリシリコ
ンからなる浮遊ゲート電極、4a、4bはこの浮遊ゲー
ト電極3a、3bの上に形成された層間絶縁膜、5a、
5bはこの層間絶縁膜4a、4bの上に形成された制御
ゲート電極である。
【0023】6aは上記半導体基板1の一主面の、上記
ゲート電極3a、5aの直下の一部及びその外側に形成
される、N型の不純物を含有するソース、7aは半導体
基板1の一主面の、上記ゲート電極3a、5aの直下の
一部及びその外側のソース6aに対向する位置に形成さ
れる、N型の不純物を含有するドレインであり、6bは
上記半導体基板1の一主面の、上記ゲート電極3b、5
bの直下の一部及びその外側に形成される、N型の不純
物を含有するソース、7bは半導体基板1の一主面の、
上記ゲート電極3b、5bの直下の一部及びその外側の
ソース6bに対向する位置に形成される、N型の不純物
を含有するドレインである。
【0024】8は上記半導体基板1の一主面に形成さ
れ、複数の素子形成領域を電気的に分離するための分離
酸化膜である。9はトンネル酸化膜2a、浮遊ゲート電
極3a、層間絶縁膜4a、制御ゲート電極5a、ソース
6a及びドレイン7a等からなる切り替え素子用のフラ
ッシュメモリであり、10はトンネル酸化膜2b、浮遊
ゲート電極3b、層間絶縁膜4b、制御ゲート電極5
b、ソース6b及びドレイン7b等からなる記憶素子用
のフラッシュメモリである。11はコンタクトホール1
1a,11bを有する絶縁膜、12a,12bは金属配
線、13は絶縁膜である。
【0025】つぎに、このように構成された半導体装置
の製造方法について図2ないし図11を用いて説明す
る。図2ないし図11は本実施の形態1を示す半導体装
置を工程順に示すものである。まず図2に示されるよう
に、半導体基板1の表面に、LOCOS(LocalO
xidation of Silicon)法などを用
いて、切り替え素子用フラッシュメモリ9を形成するた
めの半導体基板1の一主面の所望の領域である切り替え
素子形成領域16と、記憶素子用フラッシュメモリ10
を形成するための半導体基板1の一主面の所望の他の領
域である記憶素子形成領域17を電気的に分離するため
の分離酸化膜8を形成する。
【0026】次に、図3に示すように、半導体基板1表
面の分離酸化膜8を除く部分に、例えば熱酸化法を用い
て、切り替え素子用フラッシュメモリ9のトンネル酸化
膜2aとなる膜厚約150Åの第1のトンネル酸化膜1
8を形成する。
【0027】次に、図4に示すように、半導体基板1上
にレジスト19を塗布し、写真製版技術を用いてレジス
ト19をパターニングすることにより、切り替え素子形
成領域16をこのレジスト19で覆う。その後、このレ
ジスト19をマスクとして、エッチングを行うことによ
り、記憶素子形成領域17に形成されている第1のトン
ネル酸化膜18を除去する。そして、上記レジスト19
を除去する。
【0028】次に、図5に示すように、半導体基板1の
全面に、熱酸化法等を用いて、記憶素子用フラッシュメ
モリ10のトンネル酸化膜2bとなる膜厚約100Åの
第2のトンネル酸化膜20を形成する。この時、第1の
トンネル酸化膜18は、この酸化が終了する時点で約2
00Åの膜厚となる。
【0029】次に、図6に示すように、半導体基板1の
全面に、例えばポリシリコン層からなる第1の導電層2
1を化学気相成長法などを用いて堆積し、この第1の導
電層21を、通常の写真製版技術及びエッチング技術を
用い、例えばX方向(図6においては、紙面に垂直方
向)にのみパターニングする。
【0030】次に、図7に示すように、熱酸化法、又
は、化学気相成長法等を用いて、上記X方向のみパター
ニングされた第1の導電層21上に層間絶縁膜22を形
成する。次に、図8に示すように、この層間絶縁膜22
上に化学気相成長法等を用いて、例えばポリシリコンと
高融点金属のシリサイドとの多層膜等からなる第2の導
電層23を形成する。
【0031】その後、通常の写真製版技術を用い、これ
ら積層された第1の導電層21、層間絶縁膜22及び第
2の導電層23を、連続して、例えばY方向(図6及び
図8においては、紙面に平行な方向)にパターニングす
ることにより、切り替え素子形成領域16に位置する上
記第1のトンネル酸化膜18上に浮遊ゲート電極3a
を、この浮遊ゲート電極3a上に層間絶縁膜4aを、こ
の層間絶縁膜4a上に制御ゲート電極5aを形成する。
又、これと同時に、記憶素子形成領域17に位置する上
記第2のトンネル酸化膜20上に浮遊ゲート電極3b
を、この浮遊ゲート電極3b上に層間絶縁膜4bを、こ
の層間絶縁膜4b上に制御ゲート電極5bを形成する。
【0032】この時、浮遊ゲート電極3aの下に位置す
る第1のトンネル酸化膜18は、切り替え素子用フラッ
シュメモリ9のトンネル酸化膜2aに相当することとな
り、同様に、浮遊ゲート電極3bの下に位置する第2の
トンネル酸化膜20は、記憶素子用フラッシュメモリ1
0のトンネル酸化膜2bに相当することとなる。
【0033】その後、イオン注入技術などを用い、上記
浮遊ゲート電極3a、3bをマスクとして、切り替え素
子形成領域16の半導体基板1内部にソース6a及びド
レイン7aを、また記憶素子形成領域17の半導体基板
1内部にソース6b及びドレイン7bを形成する。
【0034】次に、図9に示すように、化学気相成長法
等を用いて、上記制御ゲート電極5a等が形成されてい
る半導体基板1上の全面に層間絶縁膜11を形成する。
その後、通常の写真製版技術を用い、上記制御ゲート電
極5a、5bおよびソース6a、6bドレイン7a、7
b等と、層間絶縁膜11上に形成される金属配線層12
a,12bとを電気的に接続するためのコンタクトホー
ル11a,11bを、この層間絶縁膜11の所望の位置
に形成する。
【0035】次に、図10に示すように、この層間絶縁
膜19上にスパッタ法等を用いて、例えばアルミ合金等
からなる金属膜を形成し、この金属膜を通常の写真製版
技術などを用いてパターニングすることにより、ビット
ライン又はソースラインなどを構成する金属配線層20
を形成する。
【0036】次に、図11に示すように、この層間絶縁
膜11及び金属配線層12a,12b上に、化学気相成
長法等を用いて表面保護膜13を形成する。
【0037】このように構成された半導体装置において
は、切り替え素子と記憶素子のどちらもフラッシュメモ
リを用いて形成され、かつ、この切り替え素子の記憶保
持特性と記憶素子の書き換え特性のどちらも良好である
という効果を有する。又、上記実施の形態1において
は、半導体基板1としてP型のSi基板を用いている
が、N型のSi基板を用いるなど、半導体基板1、ソー
ス6a、6b、ドレイン領域7a、7b等の極性を反対
にしても良く、この場合においても、上記と同様の効果
を得ることができる。
【0038】実施の形態2.実施の形態1では切り替え
用素子のトンネル酸化膜の膜厚を厚くする場合を示した
が、フラッシュメモリの使用環境によっては記憶セル内
に複数の膜厚を作り分けることも可能である。例えば、
図12に示すように消去ブロック毎に膜厚を変えること
によって、全ビット一括消去するのではなく、記憶容量
を分割しブロック毎に消去できるように構成することが
できる。
【0039】図12では8個のブロック101〜108
に分割した例を示している。フラッシュメモリを使用す
るシステムにおいて、書換えを殆ど行わずに長期間ん記
憶保持特性を優先させたい情報と、頻繁に書換えを行う
情報の2種類を取り扱う場合に、ブロック101、10
2では各素子のトンネル酸化膜の膜厚を、他のブロック
のそれより厚くしておき、高信頼性が求められる記憶情
報の記憶を行わせる。一方他のブロックでは書換え頻度
の高い情報を記憶させることによって、情報の書換えを
高速に行わせことが可能となる。
【0040】以上のようにこの実施の形態2では記憶情
報の種類により高度の記憶信頼性を優先する情報と書換
えの高速性を優先する情報を一つのチップ上で取り扱う
ことができる。
【0041】
【発明の効果】この発明に係る半導体記憶装置及びその
製造方法は、フラッシュメモリを用いて、記憶保持特性
の良好な素子と書き換え特性の良好な素子を形成するこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す要部断面図。
【図2】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図3】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図4】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図5】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図6】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図7】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図8】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図9】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要部
断面図。
【図10】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要
部断面図。
【図11】 この発明の実施の形態1を工程順に示す要
部断面図。
【図12】 この発明の実施の形態2を示す要部平面
図。
【図13】 従来の半導体記憶装置を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板、 2、2a、2b トンネル酸化膜、
3 3a、3b 浮遊ゲート電極、 4、4a、4b
層間絶縁膜、5、5a、5b 制御ゲート電極、 6、
6a、6b ソース、7、7a、7b ドレイン、 8
分離酸化膜9 切り替え素子用フラッシュメモリ、1
0 記憶素子用フラッシュメモリ、11 層間絶縁膜、
12a,12b 金属配線層、 13 表面保護膜、1
6 切り替え素子形成領域、 17 記憶素子形成領
域、18 第1のトンネル酸化膜、 19 レジスト、
20 第2のトンネル酸化膜、 21 第1の導電層、
22 層間絶縁膜、 23 第2の導電層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル酸化膜の膜厚が厚いフラッシュ
    メモリを有し、欠陥ビットのアドレス選択時に欠陥ビッ
    トへの電気的な接続状態を解除し冗長ビットに接続する
    切り替え素子と、 トンネル酸化膜の膜厚が薄いフラッシュメモリを有し、
    情報を記憶する記憶素子とを備え、 上記フラッシュメモリは半導体基板上にトンネル酸化膜
    を介して形成される浮遊ゲート電極と、この浮遊ゲート
    電極上に層間絶縁膜を介して形成される制御ゲート電極
    とを有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 切り替え素子が有するフラッシュメモリ
    のトンネル酸化膜の膜厚が100Åより厚いことを特徴
    とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 トンネル酸化膜の膜厚が厚いフラッシュ
    メモリを有し、長時間の記憶保持が必要な情報を記憶す
    る第1の記憶素子と、 トンネル酸化膜の膜厚が薄いフラッシュメモリを有し、
    書き換え頻度の高い情報を記憶する第2の記憶素子とを
    備え、 上記フラッシュメモリは半導体基板上にトンネル酸化膜
    を介して形成される浮遊ゲート電極と、この浮遊ゲート
    電極上に層間絶縁膜を介して形成される制御ゲート電極
    とを有することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 それぞれが複数の第1又は第2の記憶素
    子のいずれか一方を有する複数のブロックを備え、 記憶情報の消去が上記ブロック毎に行われることを特徴
    とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板の一主面に第1及び第2の素
    子形成領域を分離するための分離酸化膜を形成する工程
    と、 上記第1及び第2の素子形成領域の半導体基板表面にト
    ンネル酸化膜を形成する工程と、 上記第1の素子形成領域を耐エッチング性を有する被覆
    部材で覆う工程と、 上記被覆部材をマスクとするエッチングにより、上記第
    2の素子形成領域の半導体基板表面に形成されているト
    ンネル酸化膜を除去する工程と、 上記被覆部材を除去する工程と、 上記第1の素子形成領域のトンネル酸化膜表面及び上記
    第2の素子形成領域の半導体基板表面に、再びトンネル
    酸化膜を形成する工程と、 上記第1の素子形成領域に、当該領域に形成されたトン
    ネル酸化膜を有するフラッシュメモリを形成する工程
    と、 上記第2の素子形成領域に、当該領域に形成されたトン
    ネル酸化膜を有するフラッシュメモリを形成する工程と
    を含む半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の素子形成領域に形成され
    たトンネル酸化膜の上に浮遊ゲート電極となる第1の導
    電層を形成する工程と、 上記第1の導電層上に層間絶縁膜を形成する工程と、 上記層間絶縁膜上に制御ゲート電極となる第2の導電層
    を形成する工程と、 上記第1の導電層、層間絶縁膜及び第2の導電層を連続
    してパターニングすることにより、上記各トンネル酸化
    膜上に、浮遊ゲート電極と上記浮遊ゲート電極上に上記
    層間絶縁膜を介して配置される制御ゲート電極とをそれ
    ぞれ形成する工程と、 上記浮遊ゲート電極をマスクとして、上記第1及び第2
    の素子形成領域の半導体基板内部に不純物を導入するこ
    とにより、ソース及びドレインを形成する工程とを含む
    請求項5記載の半導体記憶装置の製造方法。
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