JPH09231248A - 自動配置処理方法およびその装置 - Google Patents

自動配置処理方法およびその装置

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JPH09231248A
JPH09231248A JP8033890A JP3389096A JPH09231248A JP H09231248 A JPH09231248 A JP H09231248A JP 8033890 A JP8033890 A JP 8033890A JP 3389096 A JP3389096 A JP 3389096A JP H09231248 A JPH09231248 A JP H09231248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短い処理時間でより良い配置改良結果を得る自
動配置処理方法を提供する。 【解決手段】ブロック選択手段3Aが、配置対象ブロッ
ク106を領域分割線104で分割した配置対象領域1
03A,103Bのいずれか一方の側に存在するグルー
プ所属かを判定してこのブロック106の配置位置を直
接グループの指定配置領域に設定する分割配置対象領域
設定ステップS33を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動配置処理方法お
よびその装置に関し、特に下地基板上に複数のトランジ
スタから成る論理回路の論理機能単位ブロックを配置す
る自動配置処理方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動配置処理方法は、例
えば、特公平6−65222号公報(文献1)記載のよ
うに配置対象領域および領域分割線の位置決定後、その
配置対象領域に配置すべきブロックを選択し、上記ブロ
ックの配置位置を配置対象領域内で領域分割線の左右ど
ちらか一方に決定する、換言すると上記ブロックの集合
を領域分割線を挟んで2つのブロックの集合に分割す
る。これらの処理を予め決められた配置対象領域全てに
対して反復実行することで上記ブロックを下地基板上に
配置するという方法であった。
【0003】また、上記従来の方法は、後述するよう
に、LSIの高速度化に対応した配線長の短縮のため階
層構造設計を採用する例が増加しつつあり、この階層構
造設計における配置処理の前段階処理において、上記ブ
ロックを論理機能単位にそれぞれグループ化し、各グル
ープに含まれている上記ブロックの配置可能領域を下地
基板上に指定した場合にも効率的に上記ブロックを配置
可能とするものである。
【0004】文献1記載の従来の自動配置処理装置の一
例をブロックで示す図7を参照すると、この従来の自動
配置処理装置は、配置対象のブロック情報を含み処理に
必要な全データを入力する情報入力手段1と、LSI等
の下地基板上でのブロックの配置対象領域を決定する配
置対象領域決定手段2と、上記配置対象領域に配置され
るべきブロックをグループ情報記憶手段11に格納され
ている指定グループ配置位置も考慮して選択するブロッ
ク選択手段3と、決定された配置対象領域内に配置する
ため配置情報記憶手段12に記憶されているブロック間
の接続情報,グループ情報に基づき上記ブロックの全て
を指定された数のクラスタに分割するクラスタリング手
段4と、クラスタ情報記憶手段12に記憶されているク
ラスタ情報および配置情報記憶手段13に記憶されてい
るブロック間の接続情報,ブロックの外形情報に基づい
てクラスタ領域を決定するクラスタ領域決定手段5と、
決定したクラスタ領域情報に基づきブロックの初期配置
を決定し配置情報記憶手段13にブロック配置情報とし
て格納する初期配置手段6と、分割された上記各クラス
タに含まれるブロックを記憶されたブロック間の接続情
報,グループ情報に基づき交換対象として選択する交換
対象ブロック選択手段7と、選択されたブロックの交換
結果を判定する交換結果良否判定手段8と、交換結果良
否判定結果に基づいてブロック配置情報を更新する交換
手段9と、自動配置処理結果情報を出力する情報出力手
段10と、前段階の配置処理により指定されたグループ
情報を記憶するグループ情報記憶手段11と、分割され
たクラスタ情報を記憶するクラスタ情報記憶手段12
と、ブロック間の接続情報およびブロック外形情報を格
納する配置情報記憶手段13と、全体の動作を制御する
制御手段14とを備える。
【0005】次に、図7,全体処理の工程を示す図8を
参照して、従来の自動配置処理方法の動作について説明
すると、まず、情報入力手段1は処理に必要なデータを
全て入力し、それらを以後使用しやすい形に変換して、
配置情報記憶手段13およびグループ情報記憶手段11
に格納する。これらのデータの内容は、ブロック接続情
報、ブロック外形情報、下地情報、グループ配置領域情
報等を含む。
【0006】これらのデータの格納が終了すると、制御
手段14は配置対象領域決定手段2に制御を渡し、配置
対象領域決定手段2は下地基板101上での配置対象領
域103としてこの下地基板101のほぼ全体を設定す
る。この際、配置対象領域103内のほぼ中央の垂直方
向に領域分割線104を設定し、配置対象のブロックの
集合を領域分割線104の左右に2分割して配置する。
次に、水平方向にも領域分割線を設定し、左右に分割さ
れたブロックの集合をさらに上下に2分割して配置する
(図示省略)。すなわち最初の配置対象ブロックの集合
が4つのブロックの集合に分割されたことになる。これ
らの処理を順次繰り返すことで、最終的なブロックの配
置位置を決定する。
【0007】ブロックの集合を2つのブロックの集合に
分割する方法は、まずクラスタリング手段4により各ブ
ロックをクラスタにまとめ、クラスタ領域決定手段5、
初期配置手段6により各ブロックの初期配置を決定した
後、領域分割線104を横切るブロック間の結線数が低
減するように配置位置の改善を行うために交換対象ブロ
ック選択手段7、交換結果良否判定手段8、交換手段9
の各手段の処理を実行する。
【0008】最近、LSIの動作速度の高速度化によ
り、レイアウト後の配線による遅延が回路特性に重大な
影響を及ぼしている。そのため、配線長を短縮し遅延を
抑圧するために階層構造設計手法が広く採用されてい
る。
【0009】階層構造設計手法の一例を模式的に示す図
4を参照すると、配置処理の前に、一般にフロアプラン
と呼ばれる前処理段階において、配置対象の複数のトラ
ンジスタから構成されたブロック106を論理機能的に
1つのグループとしてまとめ、そのグループに含まれる
ブロックの配置領域であるグループ配置領域107を下
地基板101上(の配置対象領域103)に指定して配
置処理を実行する。
【0010】従来の自動配置処理方法をこの階層構造設
計手法に適用した場合のグループおよびグループ配置領
域が指定された場合における配置処理の工程の詳細を示
す図9を参照すると、配置処理の前段階処理において、
ブロック集合を機能単位に各々グループ化し、各グルー
プのグループ配置領域107が下地基板101上に指定
されている場合には、ブロック選択手段3では領域分割
線104からみた指定グループ配置領域の位置にかかわ
らず配置対象領域内に配置すべきブロックを全て配置対
象ブロックとして選択する。以下、クラスタリング手段
4によるクラスタリング処理、クラスタ領域決定手段5
によるクラスタ領域決定処理(B)、初期配置手段6に
よる初期配置処理(C)、交換対象ブロック選択手段7
によるブロック選択および交換手段9によるブロック交
換処理(D),(E)の各処理を実行することにより配
置位置を決定している(F)。
【0011】しかしながら、指定配置領域が着目領域分
割線104の片側にしか存在していないグループすなわ
ちグループA,C,D,Fに所属するブロックは、所属
グループの指定配置領域の存在する側すなわちグループ
A,D所属のブロックは領域分割線104の左側の対象
配置領域103A,グループC,F所属のブロックは領
域分割線104の右側の対象配置領域103Bにそれぞ
れ配置位置を設定しなけばならない。換言すると各手段
4〜9の処理P1〜P2を実行しなくてもグループ配置
領域107を決定した時点でグループA,C,D,F各
所属ブロックはその配置位置をグループ配置領域が存在
している側に既に決定している。
【0012】したがって、領域分割線の片側にしか指定
配置領域が存在していないグループ所属のブロックに対
しても無駄な処理を実行しているため余分な実行時間を
必要とし、その情報を格納するための無駄なメモリを使
用することになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自動配
置処理方法およびその装置は、階層構造設計において配
置すべきブロックがグループ化されそのグループ配置領
域が下地基板上に指定されている場合に、領域分割線の
片側にしか指定配置領域が存在していないグループ所属
のブロックに対しても無駄な処理を実行しているため余
分な実行時間を必要とし、その処理時の情報を格納する
ための無駄なメモリを使用するという欠点があった。
【0014】本発明の目的は、領域分割線の片側にしか
指定配置領域が存在していないグループ所属のブロック
に対する処理を省略しることにより、上記欠点を解消
し、処理の高速化を図るとともに処理用メモリ容量の削
減可能な自動配置処理方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の自動配置処理方
法は、半導体基板から成る下地基板上に複数のトランジ
スタから成る論理機能単位であるブロックを機能毎にグ
ループ化し前記グループの各々が含む前記ブロックの配
置可能領域を既に前記下地基板上に指定した指定グルー
プ配置領域を含むグループ情報を考慮して設定した配置
対象領域に配置する自動配置処理方法において、前記配
置対象領域を予め定めた領域分割線で分割して第1,第
2の分割配置対象領域を生成し、前記指定グループ配置
領域が前記領域分割線を横切ることなく前記第1,第2
の分割配置対象領域のいずれか一方に存在するとき前記
グループに所属する前記ブロックを直接前記指定グルー
プ配置領域に配置することを特徴とするものである。
【0016】本発明の自動配置処理装置は、半導体基板
から成る下地基板上に設定した複数のトランジスタから
成る論理機能単位であるブロックの配置領域領域を予め
定めた領域分割線で分割する処理を反復することにより
決定する配置対象領域決定手段と、前段階の配置処理に
より前記ブロックを機能毎にグループ化し前記グループ
の各々が含む前記ブロックの配置可能領域を既に前記下
地基板上に指定した指定グループ配置位置を含むグルー
プ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、前記グルー
プ情報を考慮して前記配置領域に配置されるべき配置対
象ブロックを選択し選択ブロックを生成するブロック選
択手段と、前記ブロック相互間の接続情報および前記グ
ループ情報に基づき前記ブロックの全てを指定された数
のクラスタに分割しクラスタ情報を生成するクラスタリ
ング手段と、前記クラスタ情報および前記接続情報およ
びブロックの外形情報に基づいてクラスタ領域を決定し
クラスタ領域情報を生成するクラスタ領域決定手段と、
前記クラスタ領域情報に基づき前記ブロックの初期配置
を決定しブロック配置情報を生成する初期配置手段と、
前記クラスタの各々が含む前記ブロックを前記接続情報
および前記グループ情報に基づき交換対象ブロックとし
て選択する交換対象ブロック選択手段と、前記交換対象
ブロックの交換結果を判定する交換結果判定手段と、前
記交換結果の判定結果に基づいてブロック配置情報を更
新する交換手段と、前記クラスタ情報を記憶するクラス
タ情報記憶手段と、前記接続情報およびブロック外形情
報を格納する配置情報記憶手段とを備え、前記ブロック
を前記下地基板上に配置する自動配置処理装置におい
て、前記ブロック選択手段が、前記配置対象ブロックが
前記領域分割線で分割して生成した第1,第2の分割配
置対象領域のいずれか一方の側に存在するグループ所属
かを判定してこの配置対象ブロックの配置位置を直接前
記グループの指定配置領域に設定する分割配置対象領域
設定手段を備えて構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図7
と共通の構成要素は共通の文字を付して同様にブロック
で示す図1を参照すると、この図に示す本実施の形態の
自動配置処理方法は、従来と共通の情報入力手段1と、
配置対象領域決定手段2と、クラスタリング手段4と、
クラスタ領域決定手段5と、初期配置手段6と、交換対
象ブロック選択手段7と、交換結果良否判定手段8と、
交換手段9と、情報出力手段10と、グループ情報記憶
手段11と、クラスタ情報記憶手段12と、配置情報記
憶手段13と、制御手段14とに加えて、ブロック選択
手段3の代りに配置対象ブロックが領域分割線のいずれ
の側のグループ所属かを判定してこの配置対象ブロック
の配置位置を直接グループの指定配置領域に設定するブ
ロック選択手段3Aを備える。
【0018】次に、図1および処理のフローをフローチ
ャートで示す図2および詳細については後述する配置処
理工程を示す図5を参照して本実施の形態の動作につい
て説明すると、まず、従来と同様に、ステップS1で情
報入力手段1は、処理に必要なブロック接続情報等のデ
ータを入力する。次に、ステップS2で、配置対象領域
決定手段2により配置対象領域を下地基板101上での
配置対象領域103としてこの下地基板101のほぼ全
体を設定し、同時に配置対象領域103内のほぼ中央の
垂直方向に領域分割線104を設定する。以降ではブロ
ックをこの領域分割線の左右どちらかに配置するかを決
定するための処理を行う。
【0019】配置対象領域103が決定すると、ステッ
プS3でブロック選択手段3Aはブロック選択処理を実
行する。ブロック選択手段3Aは、配置対象領域内10
3に配置すべきブロックの中からステップS4以降の処
理対象となるブロックの選択を行う。この処理時におい
ては、グループ所属のブロックはグループ情報記憶手段
11に格納されている各所属先グループの配置領域等に
基づき選択を行う。
【0020】本発明を特徴ずけるブロック選択手段3A
の選択処理をフローチャートで示す図3を参照してこの
選択方法について説明すると、この図に示すステップS
31〜S34のうち、ステップS31は従来と共通の処
理であり、ステップS32〜S34は今回新たに加えた
新規な処理である。まず、ステップS31で配置対象領
域内へ配置すべき対象ブロックかどうかを判断し、配置
対象ブロックならステプS32へ進みグループに所属す
るかどうかを判断する。グループに所属するブロックな
らばステップS33へ進み、グループに所属しないブロ
ックならば配置対象ブロックとして選択する。ステップ
S33では、ブロックの所属グループの指定配置領域が
領域分割線104の片側にのみに存在しているかどうか
を判断し、片側にのみ存在しているグループに所属する
ブロックすなわち領域決定ブロックBGならば、ステッ
プS34によりグループ配置領域の存在している側に配
置位置を決定し、配置情報記憶手段13に配置位置情報
を格納する。これにより、このグループ所属ブロックに
ついてはステップS4〜S9の処理、すなはち、クラス
タリング手段4から交換手段9までの各手段の処理を省
略でき、大幅な処理時間短縮となる。
【0021】領域分割線104をまたぐすなわち両側の
領域に存在する指定配置領域のグループに所属するブロ
ックは配置対象ブロックとして選択し従来と共通のステ
ップS4以降の処理を行う。
【0022】次に、ステップS4で、クラスタリング手
段4は、ブロック選択手段4で選択したブロックを予め
決められた数のクラスタに分割する。この時、1つのク
ラスタ内にはできるだけ接続関係の強いブロックがまと
まるよう考慮し、またグループ所属ブロックの場合は、
同一グループに所属するブロック同志でクラスタに分割
するようにする。この結果をクラスタ情報記憶手段11
に格納する。次に、今分割したクラスタを更に小さいク
ラスタに分割し、その結果をクラスタ情報記憶手段11
に格納する。この処理を階層的に繰り返し、指定された
階層数に達するまで処理を反復する。この時の上記階層
数はデータの規模に基づき決定する。
【0023】次に、ステップS5で、クラスタ領域決定
手段5は、今得られた最上位階層のクラスタ情報および
配置情報記憶手段13内にあるブロック外形情報に基づ
きクラスタの領域を決定する。この際、クラスタ間の接
続ができるだけ短くなるような、換言すると、領域分割
線104を横切る接続数が少なくなるような領域決定方
法を用いる。
【0024】次に、ステップS6で、初期配置手段6
は、今得られたクラスタの領域情報より各ブロックの初
期配置を決定し、この配置結果を配置情報記憶手段13
に格納する。これ以降では、領域分割線104の左側領
域103Aのブロックの面積和と右側領域103Bのブ
ロックの面積和が指定された分割比になるという制約下
で処理を行って行く。
【0025】次に、ステップS7で、交換対象ブロック
選択手段7は、クラスタ情報記憶手段12に記憶されて
いるクラスタ情報に基づいてクラスタに含まれるブロッ
クを全部選択する。この時、クラスタに含まれるブロッ
ク数はα個(α≧1)とする。そして今選んだブロック
と交換するためのブロックをβ個(β≧1)選択する。
この時交換するためのブロックもクラスタ単位で選択す
る。
【0026】次に、ステップS8で、交換結果良否判定
手段8は今選択したブロックの交換結果を判定する。判
定基準はいくつかのバリエーションが考えられるが、通
常は領域分割線を横切る接続数が減少するかどうかで判
定する。この段階で否となった場合は、交換対象ブロッ
ク選択手段7に制御を戻し、再度ステップS7で新たな
ブロックを選択する。また、良となった場合にはステッ
プS9で、交換手段9は、配置情報記憶手段13内にあ
るブロックの配置結果を上記交換結果と置換する。
【0027】次に、次の組み合わせを求めるためにステ
ップS7に戻り、交換対象ブロック選択手段7に制御を
戻す。交換可能ブロック全部について交換が終了した場
合に、制御手段14は、クラスタ情報記憶手段12内の
クラスタ情報よりクラスタ分割を下位階層のクラスタに
戻し、ステップS7〜S9の処理を反復する。最下位の
階層における処理まで終了した場合に、制御手段14
は、配置対象領域決定手段2に制御を戻し、新たに配置
対象領域を決定した後、ステップS3〜S9の処理を反
復する。全配置対象領域について処理が終了すると、初
めてステップS10で、情報出力手段10は、得られた
配置結果を配置情報記憶手段13から読出し、それを外
部に出力する。
【0028】従来の技術で説明した階層構造設計手法に
おける前処理段階のフロアプランを示す図5を参照する
と、配置対象配置対象の複数のトランジスタから成るブ
ロック106を論理機能的にまとめた複数のグループに
分割し、各グループのグループ配置領域107を下地基
板101上に指定する。配置処理では、これらグループ
配置領域107を考慮して配置を実行しなければいけな
い。
【0029】本実施の形態の配置処理工程の詳細を示す
図5を参照すると、この図は、ある配置対象領域におけ
るブロックの配置位置の決定までの処理を示す。ここで
従来と同様に、配置領域103の内部にグループA〜F
のグループ配置領域107が指定されているものとする
(A)。上述のステップS3の処理で説明したように、
グループA,Dは領域分割線104の左側領域103A
にのみにグループ配置領域107が存在し、グループ
C,Fは右側領域103Bにのみにグループ配置領域1
07が存在するためこれらのグループに含まれるブロッ
クは、ステップS3でブロック選択手段3Aにより配置
位置が決定される(B)。これにより、この後のステッ
プS4以降の無駄な処理を省くことにより処理時間と各
データの記憶容量を削減できる。一方、配置対象ブロッ
クとして選択されたブロックに対しては、ステップS4
以降の処理を行う(B)〜(E)。ここでは、処理の中
のステップS4のクラスタリング処理(B)、ステップ
S6のブロックの初期配置処理(C)、ステップS9の
ブロック交換処理(D),(E)、および最終配置結果
(F)を示す。
【0030】近年のLSIの大規模化に伴い、設計時間
短縮のために階層構造設計手法により機能単位のブロッ
クの配置および上記ブロック間配線が終了したマクロブ
ロックを下地基板上にまず配置し、その後で配置対象ブ
ロックを下地基板上の空いている領域に配置を行うこと
が広く採用されている。
【0031】上記マクロブロックを用いる事例である、
本発明の第2の実施の形態の処理工程の詳細を示す図6
を参照すると、この図に示す本実施の形態の上述の第1
の実施の形態との相違点は、マクロブロック111をま
ず下地基板の配置対象領域に配置し、その後、第1の実
施例と同様の処理を実行することである。第1の実施例
と同様に、処理の中のステップS4のクラスタリング処
理(B)、ステップS6のブロックの初期配置処理
(C)、ステップS9のブロック交換処理(D),
(E)、および最終配置結果(F)を示す。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動配置
処理方法は、配置対象領域を領域分割線で分割して第
1,第2の分割配置対象領域を生成し、指定グループ配
置領域が上記領域分割線を横切ることなく上記第1,第
2の分割配置対象領域のいずれか一方に存在するとき、
上記グループに所属するブロックを直接上記指定グルー
プ配置領域に配置することにより、指定グループ配置領
域が領域分割線の片側にのみ存在しているグループ所属
のブロックに対し無駄な処理を省くことで処理時間の短
縮並びに使用メモリの削減ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動配置処理装置の第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の自動配置処理方法における処理
を示すフローチャートである。
【図3】ブロック選択手段の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図4】階層構造設計手法における前処理段階のフロア
プランを示す説明図である。
【図5】本実施の形態の配置処理工程の詳細を段階的に
示す工程図である。
【図6】本発明の自動配置処理装置の第2の実施の形態
の配置処理工程の詳細を段階的に示す工程図である。
【図7】従来の自動配置処理方法の一例を示すブロック
図である。
【図8】従来の自動配置処理方法の配置処理工程の詳細
を段階的に示す工程図である。
【符号の説明】
1 情報入力手段 2 配置対象領域決定手段 3,3A ブロック選択手段 4 クラスタリング手段 5 クラスタ領域決定手段 6 初期配置手段 7 交換対象ブロック選択手段 8 交換結果良否判定手段 9 交換手段 10 情報出力手段 11 グループ情報記憶手段 12 クラスタ情報記憶手段 13 配置情報記憶手段 14 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板から成る下地基板上に複数の
    トランジスタから成る論理機能単位であるブロックを機
    能毎にグループ化し前記グループの各々が含む前記ブロ
    ックの配置可能領域を既に前記下地基板上に指定した指
    定グループ配置領域を含むグループ情報を考慮して設定
    した配置対象領域に配置する自動配置処理方法におい
    て、 前記配置対象領域を予め定めた領域分割線で分割して第
    1,第2の分割配置対象領域を生成し、 前記指定グループ配置領域が前記領域分割線を横切るこ
    となく前記第1,第2の分割配置対象領域のいずれか一
    方に存在するとき前記グループに所属する前記ブロック
    を直接前記指定グループ配置領域に配置することを特徴
    とする自動配置処理方法。
  2. 【請求項2】 前記領域分割線を用いて前記ブロックの
    配置対象領域を決定する配置対象領域決定ステップと、
    前記指定グループ配置領域を含むグループ情報を考慮し
    て前記配置対象領域に配置されるべき配置対象ブロック
    を選択し選択ブロックを生成するブロック選択ステップ
    と、前記ブロック相互間の接続情報および前記グループ
    情報に基づき前記ブロックの全てを指定された数のクラ
    スタに分割しクラスタ情報を生成するクラスタリングス
    テップと、前記クラスタ情報および前記接続情報および
    ブロックの外形情報に基づいてクラスタ領域を決定しク
    ラスタ領域情報を生成するクラスタ領域決定ステップ
    と、前記クラスタ領域情報に基づき前記ブロックの初期
    配置を決定しブロック配置情報を生成する初期配置ステ
    ップと、前記クラスタの各々が含む前記ブロックを前記
    接続情報および前記グループ情報に基づき交換対象ブロ
    ックとして選択する交換対象ブロック選択ステップと、
    前記交換対象ブロックの交換結果を判定する交換結果判
    定ステップと、前記交換結果の判定結果に基づいてブロ
    ック配置情報を更新する交換ステップとを含む自動配置
    処理方法において、 前記ブロック選択ステップが、前記配置対象ブロックが
    前記第1,第2の分割配置対象領域のいずれか一方の側
    に存在するグループ所属かを判定してこの配置対象ブロ
    ックの配置位置を直接前記グループの指定配置領域に設
    定する分割配置対象領域設定ステップを有することを特
    徴する請求項1記載の自動配置処理方法。
  3. 【請求項3】 前記分割配置対象領域設定ステップが、
    前記配置対象ブロックが前記グループに所属することを
    判定するグループ所属判定ステップと、 前記グループの指定配置領域が前記第1,第2の分割配
    置対象領域のいずれか一方のみに存在することを判定す
    る分割配置対象領域判定ステップとを含むことを特徴と
    する請求項2記載の自動配置処理方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板から成る下地基板上に設定し
    た複数のトランジスタから成る論理機能単位であるブロ
    ックの配置領域領域を予め定めた領域分割線で分割する
    処理を反復することにより決定する配置対象領域決定手
    段と、前段階の配置処理により前記ブロックを機能毎に
    グループ化し前記グループの各々が含む前記ブロックの
    配置可能領域を既に前記下地基板上に指定した指定グル
    ープ配置位置を含むグループ情報を記憶するグループ情
    報記憶手段と、前記グループ情報を考慮して前記配置領
    域に配置されるべき配置対象ブロックを選択し選択ブロ
    ックを生成するブロック選択手段と、前記ブロック相互
    間の接続情報および前記グループ情報に基づき前記ブロ
    ックの全てを指定された数のクラスタに分割しクラスタ
    情報を生成するクラスタリング手段と、前記クラスタ情
    報および前記接続情報およびブロックの外形情報に基づ
    いてクラスタ領域を決定しクラスタ領域情報を生成する
    クラスタ領域決定手段と、前記クラスタ領域情報に基づ
    き前記ブロックの初期配置を決定しブロック配置情報を
    生成する初期配置手段と、前記クラスタの各々が含む前
    記ブロックを前記接続情報および前記グループ情報に基
    づき交換対象ブロックとして選択する交換対象ブロック
    選択手段と、前記交換対象ブロックの交換結果を判定す
    る交換結果判定手段と、前記交換結果の判定結果に基づ
    いてブロック配置情報を更新する交換手段と、前記クラ
    スタ情報を記憶するクラスタ情報記憶手段と、前記接続
    情報およびブロック外形情報を格納する配置情報記憶手
    段とを備え、前記ブロックを前記下地基板上に配置する
    自動配置処理装置において、 前記ブロック選択手段が、前記配置対象ブロックが前記
    領域分割線で分割して生成した第1,第2の分割配置対
    象領域のいずれか一方の側に存在するグループ所属かを
    判定してこの配置対象ブロックの配置位置を直接前記グ
    ループの指定配置領域に設定する分割配置対象領域設定
    手段を備えることを特徴する自動配置処理装置。
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