JPH09230965A - 電池駆動型装置 - Google Patents

電池駆動型装置

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JPH09230965A
JPH09230965A JP8032445A JP3244596A JPH09230965A JP H09230965 A JPH09230965 A JP H09230965A JP 8032445 A JP8032445 A JP 8032445A JP 3244596 A JP3244596 A JP 3244596A JP H09230965 A JPH09230965 A JP H09230965A
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JP
Japan
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battery
power
voltage
state
power supply
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JP8032445A
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Inventor
Takashi Hayasaka
尚 早坂
Kazumasa Sudo
和政 須藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電池により電源が供給される電池
駆動型装置に関し、該電池駆動型装置での電池の消費電
力が少なくなるように電源を制御する。 【解決手段】 電池により電源が供給される電池駆動型
装置のキー操作をプログラム制御で行い、電源投入(レ
ジューム)状態と、プログラム内容保持(サスペンド)
状態と、タイマ等の最低源な状態のみ保持している電源
オフ状態との何れかの状態を、上記装置に対して指示す
る電源制御手段とを備えた電池駆動型装置であって、該
装置に複数の電源電圧を供給するために使用される主電
池の電圧をディジタル値に変換する A/Dコンバータを設
けて、該A/D コンバータが指示する主電池の電圧を上記
プログラム制御で監視する手段と、該監視電圧が所定の
閾値を越えて低下していない場合には、上記主装置を上
記レジューム状態とする手段と、上記サスペンド状態に
なったとき、所定のタイマを起動し、タイマアウトを検
出したとき等、上記電源オフ状態とする電源制御手段を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主装置と、電源制
御装置とから構成された電池駆動型装置の電源制御装置
における電源制御手段に関する。
【0002】近年、電池の容量増大、小型・軽量化が進
み、以前に比べて、携帯型装置の普及が著しく延びてい
る。該携帯型装置は、いろいろな場所で使用されるた
め、電源として、電池を用いているものが大半である。
電池駆動の場合には、電池の容量に限りがあるので、電
源切断/投入(電源オフ/サスペンド/レジューム)を
頻繁に行い、電池の容量の低下を防いでいる。
【0003】この電源切断/投入(電源オフ/サスペン
ド/レジューム)機能のため、専用の電池電圧監視回路
を設ける必要があり、部品数が増加し、コスト高とな
る。又、装置の長期保存(バックアップ用装置等)の要
望も高まっているが、現状のサスペンド(プログラム内
容保持)状態では、プログラムの内容の保持を行うた
め、メモリ(RAM等) での電池の消費電力が大きく、長期
保存には不向きであることから、これらの電源制御手段
の改善が要望されている。
【0004】
【従来の技術】図6は、従来の電池駆動型装置の電源制
御装置を説明する図であり、図6(a)は、全体の構成例
を示し、図6(b) は、従来のレジューム処理を流れ図で
示している。
【0005】先ず、図6(a) において、従来の電池駆動
型装置は、電源制御装置 1と、例えば、所定のデータ処
理を行う主装置(CPU等) 2 とから構成されており、該電
源制御装置 1は、図示されていないキーボード、タッチ
パネル等からのキー操作を読み取り、主装置 2に、所定
の信号を送出するためのサブCPU 10と、電池から上記
主装置に複数の電源(VCC1,VCC2, 〜) を供給する電源制
御回路 11 と、主電池13 の電圧を監視する電池電圧監
視回路 12 と、上記複数の電源を生成するためのDC-DC
コンバータ 15a,15bと、電源制御を行う電源キー 14 と
から構成されており、該電源キー 14 が押下されると、
主電池 13 の電圧を、上記電池電圧監視回路 12 からの
電池電圧として読み取り、電池の電圧が所定の閾値電圧
より高い場合には、電源オンにして、電源投入 (レジュ
ーム) 状態としていた。{図6(b) の処理ステップ 100
〜103 参照} 従って、該電源キー 14 を押下したとき、主電池 13 の
電圧を確認するために、電池電圧監視回路 12 を必要と
していた。
【0006】又、電源状態を、プログラム内容を保持す
るサスペンド状態、或いは、時計等最低限な機能を確保
する電源オフ状態にするために、ハードウェアスイッチ
16a,16bを備えていた。
【0007】又、該電池駆動型装置の電源を切断する場
合、従来はハードウェアスイッチ 16a,16bにより、電池
の元から切り離し、電源を完全に切断していた。そのた
め、主装置に複数の電源(VCC1,VCC2, 〜) {例えば、後
述の図4、図5に示されているように、+5V が供給され
る集積回路素子と、+3V が供給される集積回路素子とが
ある}を使用する集積回路素子において、該集積回路素
子の負荷容量の違いにより、各電源のオフ時間に違い
(即ち、ラッチアップ) が生じ、電源オフ状態にある集
積回路素子のロック状態、即ち、後述の図4(a),(b) に
示されているように、電源電圧の回り込み{図4(b) で
は、+5V → +3Vへの回り込み}により、該回り込みの受
けた集積回路 21 側がロック状態になり、次に正規に電
源が投入されたときに、該回り込みの受けた集積回路 2
1 が起動できなくなる状態が発生する可能性があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、図6(a) に示
されているように、レジューム処理において、電源キー
の押下時に主電池の電圧を確認するために、専用の電池
電圧監視回路 12 が必要であり、回路規模が増大すると
いう問題があった。
【0009】又、プログラムの内容を保持するサスペン
ド状態では、主装置 2でプログラムの内容を保持するた
めに消費電力が大きく、装置の長期保存が困難であると
いう問題があった、又、ハードウェアスイッチ 16a,16b
で電源オフ状態とする場合には、操作性が悪いという問
題があった。
【0010】又、複数の電源を使用する集積回路素子 2
0,21から構成される主装置 2{図4(a) 参照}では、各
電源の負荷容量の違いにより、オフ時間の違い(ラッチ
アップ)が発生し、前述のように、電源電圧の回り込み
{図4(a),(b) では、+5V →+3Vへの回り込み}によ
り、該電源の回り込みの受けた集積回路 21 側がロック
状態になり、次に正規に電源が投入されたときに、該電
源の回り込みの受けた集積回路 21 が起動できなくなる
状態が発生する可能性があった。
【0011】本発明は上記従来の欠点に鑑み、主装置と
電源制御装置とからなる電池駆動型装置のキー操作をプ
ログラム制御で行い、電源投入(レジューム)状態と、
プログラム内容保持(サスペンド)状態と、タイマ等の
最低源な状態のみ保持している電源オフ状態との何れか
の状態を、上記主装置に対して指示する手段とを備え
た電源制御装置において、主電池の消費電力が少なくな
るように、主装置に対する電源の供給を制御することが
できる電源制御手段を提供することを目的とするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1〜図3、図5は、
は、本発明の一実施例を示した図であって、図1は、電
池駆動型装置の構成例を示し、図2は、本発明のレジュ
ーム処理を流れ図で示しており、図3は、本発明のサス
ペンド時でのレジューム状態、電源オフ状態に以降する
処理を流れ図で示しており、図4は、従来技術の問題点
を説明する図であって、電源のラッチアップの発生によ
る集積回路素子のロック状態の発生を説明しており、図
5(a) は、上記ラッチアップの発生を回避するための複
数の電源の接続例 (ダイオードオア接続) を示し、図5
(b) は、該ラッチアップを回避したときの複数の電源の
オフ制御の例をタイムチャートで示している。上記の問
題点は下記の如くに構成した電源制御装置によって解決
される。
【0013】(1) 電池により電源が供給される電池駆動
型装置において、前記電池の電圧をプログラムの制御に
基づいて監視する電圧監視手段 (処理ステップ 200〜20
2)と、前記電圧監視手段 (処理ステップ 200〜202)によ
る電圧監視の結果、前記電池電圧が所定の閾値以下とな
っていない場合に、装置に対する電源投入を行う電源制
御部 (処理ステップ 203〜205)とを備えるように構成す
る。
【0014】(2) 上記(1) 項に記載の電池駆動型装置に
おいて、前記電圧監視手段 (処理ステップ 200〜202)
は、前記電池の電圧をディジタル値に変換するA/Dコ
ンバータ 101を備え、前記A/Dコンバータ 101から出
力されるディジタル値と前記閾値とが比較されて電圧監
視が行われるように構成する。
【0015】(3) 電池により電源が供給され、少なくと
も、装置で処理されているプログラム内容が保持されて
いるサスペンド状態と、電源オフ状態とのいずれかの状
態をとる電池駆動型装置において、該電池駆動型装置が
サスペンド状態に移行した場合に起動されるタイマ 102
と、前記タイマ 102のタイムアウトが検出されたとき、
該電池駆動型装置を電源オフ状態に移行させる電源制御
部 (処理ステップ 400,401) と、を備えるように構成す
る。
【0016】(4) 電池により電源が供給され、少なくと
も、装置で処理されているプログラム内容が保持されて
いるサスペンド状態と、電源オフ状態とのいずれかの状
態をとる電池駆動型装置において、前記電池の電圧をデ
ィジタル値に変換するA/Dコンバータ 101と、前記A
/Dコンバータ 101からの出力信号に基づいて、該装置
がサスペンド状態となっている場合、電源キーの操作に
応じて前記電池電圧が所定の閾値を下回っているか否か
をプログラム制御により監視する電圧監視手段 (処理ス
テップ 200〜203)と、前記電圧監視手段 (処理ステップ
200〜203)により、前記電池電圧が前記閾値を下回って
いることを検出した場合、該装置を電源オフ状態に移行
させる電源制御部 (処理ステップ 500,501) と、を備え
るように構成する。
【0017】(5) 電池により電源が供給される電池駆動
型装置において、複数の回路要素に、それぞれ異なる電
圧の電源電圧を供給する電源制御手段 (ダイオード論理
和接続手段) を備え、前記電源制御手段は、更に、前記
複数の回路要素のうち、電源の負荷が軽い回路要素に対
する電源を切断し、所定の時間Tを経過したときに、次
に電源の負荷が軽い回路要素に対する電源を切断する電
源制御部 (図5参照)を備えるように構成する。
【0018】即ち、本発明の電池駆動型装置における電
源制御装置 1では、元々、プログラム制御 (例えば、フ
ァームウェア) で、キー操作を検出して、主装置 2に送
出しているプログラム手段があることに着目して、該主
電池の電圧監視をプログラム制御で行うようにし、前記
主電池の電圧が所定の第1の閾値以下となっていない場
合に、装置に対する電源投入を行うようにした為、前述
の図6で説明したハードウェアによる電池電圧監視回路
12 を削除でき、コストダウンが図れる。{請求項1、
2に対応} 又、主装置 2が、レジューム状態にある期間が所定期間
tになったことを検出したとき、或いは、該レジューム
状態での主電池の電圧を監視して、第2の閾値以下にな
っていることを検出したとき、主装置を電源オフの状態
に遷移させているので、装置の長期保存が可能になる。
{請求項3、4に対応} 又、複数の電源、例えば、図4,図5に示されているよ
うに、"+3V","+5V" を備えていて、"+5V" の負荷が軽く
て、図4(a),(b) に示されているように、従来での電源
オフ操作では、"+5V" 電源のラッチアップが発生して、
"+3V" 電源で動作している集積回路で、ロック状態が発
生し、電源投入 (レジューム) 状態にしても、該"+3V"
電源で動作している集積回路 21 が動作しない問題に対
して、図5(a),(b) に示されているように、負荷の軽い
"+5V" 電源から所定の時間差Tを付けて、負荷の重い"+
3V" 電源の切断をするようにし、且つ、図5(a) に示さ
れているように、該"+3V","+5V" をダイオードオアし
て、"+5V" 系の集積回路 21に供給するようにしている
ので、電源切断用のスイッチ手段 16a,16bが削除でき、
コストダウンが図れる効果が得られる。{請求項5に対
応} 又、上記負荷の軽い"+5V" 電源から所定の時間差Tを付
ける際、主装置 2で走行しているプログラムの種別、プ
ログラムのアドレス領域、動作している入出力装置の種
別等を参照して、該時間差Tに変化を付けることによ
り、主装置の動作状態に動的に対応して、電源切断 (電
源オフ) 状態にする制御を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面によっ
て詳述する。前述の図1〜図3、図5は、本発明の一実
施例を示した図であり、図4は従来技術の問題点を説明
する図である。
【0020】本発明においては、主装置 2と、電源制御
装置 1とから構成された電池駆動型装置において、前記
主装置 2に対するキー操作をプログラム制御で行い、電
源投入状態であるレジューム状態と、プログラム内容を
保持するサスペンド状態と、タイマ等の最低限な状態の
み保持している電源オフ状態との何れかの状態を、上記
主装置 2に対して指示する手段とを備えた電源制御装置
1であって、前記主装置 2に複数の電源電圧を供給する
ために使用される主電池 13 の電圧をディジタル値に変
換するA/Dコンバータ 101を設けて、該A/Dコンバ
ータ 101が指示する主電池 13 の電圧を上記プログラム
制御で監視する電圧監視手段 (処理ステップ 200〜202)
と、電源キー操作で該監視電圧が所定の第1の閾値を越
えて低下していないことを検出した場合には、前記主装
置を上記レジューム状態とする手段 (処理ステップ 203
〜205)、又、所定の要因に基づいて、前記主装置 2が上
記サスペンド状態になったとき、所定のタイマ 102を起
動し、タイマアウトを検出したとき、前記主装置 2を前
記電源オフ状態とする手段 (処理ステップ 400,401) 、
又、所定の要因に基づいて、前記主装置 2が上記サスペ
ンド状態であって、電源キー操作で、前記電圧監視手段
(処理ステップ 200〜203)が所定の第2の閾値(<第1
の閾値)を越えて低下していることを検出した場合に
は、前記主装置2を前記電圧オフ状態とする手段 (処
理ステップ 500〜501)、更に、前記電源制御装置 1から
前記主装置 2に複数の電源電圧を供給する手段として、
前記複数の電源をダイオード論理和接続して供給する手
段{図5(a) 参照}と、前記複数の電源電圧を切断する
際には、主装置側の負荷状態を参照して、負荷の軽い電
源系から順番に、所定の時間差Tをつけて各電源を切断
する手段が、本発明の一実施形態を実施するのに必要な
手段である。
【0021】以下、図1〜図5によって、本発明の電池
駆動型装置における電源制御装置 1の構成と動作を説明
する。本発明の電池駆動型装置は、図1に示されている
ように、電源制御装置 1と主装置 2とからなり、該電源
制御装置 1では、例えば、サブCPU 10 が実行するフ
ァームウェアによるプログラム制御で、キーボード、タ
ッチパネル等の操作を検出して、その結果得られる信号
を主装置 2に送出している。又、該電池駆動型装置の
電源制御回路 11 では、サブCPU 10 から得られる主
電池 13 の電圧情報に基づいて、電源投入状態であるレ
ジューム状態と、主装置 2でプログラム内容を保持する
サスペンド状態と、タイマ等の最低限な状態のみ保持し
ている電源オフ状態との何れかの状態を指示する信号
を、上記主装置 2に対して出力するように構成されて
いる。
【0022】本発明の電源制御装置 1では、上記の構成
において、サブCPU 10 で、主電池 13 の電圧を、上
記ファームウェアによるプログラム制御で監視する為
に、該主電池 13 を抵抗器R1,R2 で分圧した電圧をディ
ジタル信号に変換するためのA/D コンバータ 101と、電
源キー 14 の操作等で、電源投入 (レジューム) 状態か
らサスペンド状態に遷移したとき起動されるタイマ 102
を、該サブCPU 10 に付加する。
【0023】先ず、図2の流れ図により、本発明の電源
制御装置 1でのレジューム処理{従来のレジューム処理
を示す図6(b) 対応}を説明する。当該電池駆動型装置
は、前述のプログラムの内容を、主装置 2の図示してい
ない主記憶装置にロードして保持しているサスペンド状
態にあるものとする。ここで、電源キー 14 が押下され
ると、電源制御回路 11 で、当該電池駆動型装置を上記
サスペンド状態から復帰させ、サブCPU 10 に対し
て、主電池 13 の電圧を監視するプログラムを走行さ
せ、上記A/Dコンバータ 101に入力されている主電池
13 の電圧に対するディジタル値の電圧情報を読み取
り、電源制御回路11 に通知する。{図2の処理ステッ
プ 200〜202 参照} 該電源制御回路 11 では、上記サブCPU 10 から送ら
れてきた主電池の電圧情報から、主電池 13 の容量が充
分にあるか否かの判断を第1の閾値(電圧)との比較で
行う。{図2の処理ステップ 203参照} 主電池 13 の容量が充分にあると判断された場合には、
該電源制御回路 11 は、電源の投入を行い、主装置
(例えば、データ処理装置) 2 に対して、電源投入 (レ
ジューム) の指示を出すことで、該主装置 2は、サス
ペンド状態を解除し、電源投入 (レジューム) 状態に
する。{図2の処理ステップ 204,205参照} 上記の処理ステップ 203で、主電池 13 の容量が充分に
ないと判断{具体的には、第1の閾値と比較して、該第
1の閾値より低いことが検出された場合}された場合に
は、再び、サブCPU 10 のプログラム状態をサスペン
ド状態 (即ち、上記主電池 13 の電圧を監視するプログ
ラムから復帰した状態) とし、主装置 2にそのための指
示を通知する。
【0024】このようにして、本発明の電源制御装置 1
では、サブCPU 10 のプログラム制御により、主電池
13 の電圧を監視して、レジューム処理を実行すること
ができるので、従来の電池電圧監視回路 12 (図5参
照)を削除することができる。{請求項1、2に記載の
発明に対応する実施例} 次に、図3により、サスペンド状態の監視処理について
説明する。図3(a) は、当該電池駆動型装置を電源投入
(レジューム) 状態{オンモード動作状態}からサスペ
ンド状態に遷移させる動作の例を流れ図で示している。
【0025】電源投入 (レジューム) 状態{オンモード
動作状態}にあるとき、前述の電源キー 14 が押下され
ると、サブCPU 10 をサスペンド状態とする。或い
は、主装置 2でのプログラム走行終了信号を検出して、
サブCPU 10 を該サスペンド状態としても良い。
【0026】本発明の電源制御装置 1では、サブCPU
10 がサスペンド状態になると、前述のタイマ 102が起
動される。或いは、前述の主電池 13 の電圧を監視する
プログラムを起動する。{図3(a) の処理ステップ 300
〜302 参照} 該サスペンド状態は、前述のように、主装置 2におい
て、プログラムの内容を図示されていない主記憶装置に
保持されているため、該主記憶装置に対してバックアッ
プ電源電圧を供給しなければならず消費電力が大きい
が、電源オフ状態では、タイマ等の最低限必要な状態の
み保持する状態であるので、消費電力は小さいという特
徴がある。
【0027】又、バックアップ用電池 (例えば、リチウ
ム電池) は、容量に限りがあるため、上記サスペンド状
態が長く続くと、電池切れを起こす危険があり、上記サ
スペンド状態の保持時間は短いのが現状である。
【0028】そこで、本発明の電源制御装置 1では、図
3(b1)の流れ図で示されているように、サブCPU 10
が実行している主電圧監視プログラムで、タイマ 102が
タイムアウト(時間t)になるのを監視し、タイムアウ
トを検出した場合には、電源制御回路 11 に該タイムア
ウトを指示し、電源制御回路 11 では、主装置 2の電源
を全て切断し、前述の電源オフ状態に遷移させる。
{図3(b1)の処理ステップ 400〜401 参照} 該タイマ 102がタイムアウトを検出する前に、電源キー
14 が押下された場合には、図2で説明したレジューム
処理{図2の処理ステップ 201}に遷移する。{図3(b
1)の処理ステップ 402,403参照} 又、上記サスペンド状態で、上記主電池 13 の電圧を監
視するプログラムが起動された場合には、図3(b2)に示
されているように、サブCPU 10 で実行されている監
視プログラムにより、主電池 13 の電圧を監視して、主
電池の電圧が第2の閾値(<上記第1の閾値)より低い
ことが検出され、最早、該サスペンド状態を維持するこ
とが困難であると認識された場合には、電源制御回路 1
1 に対して主装置 2の電源を全て切断し、前述の電源
オフ状態に遷移させる。{図3(b2)の処理ステップ 500
〜501 参照} 該電圧監視処理で、主電池の電圧が上記第2の閾値(<
上記第1の閾値)より高いことが検出され、未だ、主電
池 13 の電圧が充分高くて、少なくとも、サスペンド状
態が維持できると認識された場合で、且つ電源キー 14
が押下された場合には、図2で説明したレジューム処理
{図2の処理ステップ 201}に遷移する。{図3(b2)の
処理ステップ 502,503参照} 以上のように制御することで、当該電池駆動型装置の長
期保存が可能になる。{請求項3、4に記載の発明に対
応する実施例} 次に、図4, 図5によって、当該電池駆動型装置の主装
置 2内の集積回路 20,21が複数の電源を使用している場
合で、電源を切断したときに発生するラッチアップ現象
と、該ラッチアップによる集積回路 21 がロック状態に
陥るのを回避する手段について説明する。
【0029】従来の電源制御装置の例では、図4(a) に
示されているように、主装置 2を構成している一つの集
積回路 20 が "+5V"で動作し、他の集積回路 21 が "+3
V"で動作しているものとし、且つ、"+5V" で動作してい
る集積回路の負荷が軽いものであるとする。そうする
と、図4(b) のタイムチャートで示されているように、
▽で示したタイミングで、主装置 2に対する全ての電源
の切断が行われると、"+5V" 側の電圧が、"+3V" の電源
電圧に比較して長時間、供給状態が続き、所謂、ラッチ
アップ状態となる。
【0030】この状態では、図4(a) に示されている主
装置 2の集積回路 20 から集積回路21 側に電源の回り
込みが発生して、集積回路 21 の内部構成によっては、
図示されていない制御フリップフロップ等がロック状態
になり、次に電源投入 (レジューム) 状態にしても、該
ロック状態を解除することができず、主装置 2を動作さ
せることができなくなるという問題が発生する。
【0031】そこで、本発明の電源制御装置 1では、図
5(a) に示されているように、電源制御装置 1から前記
主装置 2に複数の電源電圧を供給する手段として、前記
複数の電源をダイオードオア接続して供給する手段と、
図5(b) に示されているように、前記複数の電源電圧を
切断する際には、主装置側の負荷状態を参照して、負荷
の軽い電源系から順番に、所定の時間差Tをつけて各電
源を切断する手段、即ち、図1の DC-DCコンバータ 15
a,15bを切断制御する手段とを備えるようにする。
【0032】具体的には、図5(b) のタイムチャートで
説明すると、負荷の軽い "+5V"の電源を切断した後、一
定の時間 (例えば、予め、定められた固定時間) Tが経
過した時点で、負荷の重い "+3V"の電源を切断するよう
にすると共に、該 "+5V"電源と、"+3V" 電源とを、図5
(a) に示されているようにダイオードオアで接続して電
流の逆流を防止するようにし、集積回路 21 に "+5V"を
供給するように構成する。
【0033】このように構成することで、負荷の重い電
源 "+3V"の電源を切断して、該 "+3V"の電源がオフ状態
になるタイミングで、"+5V" 側も同時にオフ状態とする
ことができ、前述のような電圧の回り込みによる集積回
路 21 でのロック状態の発生を回避させることができ
る。又、図6で説明した電源 ON/OFF スイッチ 16a,16b
を削除することができる。尚、時間Tは、図5の場合を
例にすると、+5V 側の電圧が+3V となるのに要する時間
とする。
【0034】上記の実施例では、一定時間Tを固定的な
時間で説明したが、主装置 2で走行しているプログラム
の種類、該走行しているプログラムの走行領域 (アドレ
ス領域) 、或いは、該主装置 2で動作している入出力装
置の種類等によって、負荷の軽い電源系から順番に、所
定の時間差Tを付けて各電源を切断する時間差を制御す
るようにすれば、より細かい電源切断制御を動的に行う
ことができる。
【0035】このように、本発明の電池駆動型装置の電
源制御装置は、主装置と電源制御装置とからなる電池駆
動型装置のキー操作をプログラム制御で行い、電源投入
(レジューム)状態と、プログラム内容保持(サスペン
ド)状態と、タイマ等の最低源な状態のみ保持している
電源オフ状態との何れかの状態を、上記主装置に対して
指示する手段とを備えた電源制御装置であって、該主装
置に複数の電源電圧を供給するために使用される主電池
の電圧をディジタル値に変換する A/Dコンバータを設け
て、該A/D コンバータが指示する主電池の電圧を上記プ
ログラム制御で監視する手段と、該監視電圧が所定の第
1の閾値を越えて低下していない場合には、該主装置を
上記レジューム状態とする手段と、所定の要因 (キー操
作等) に基づいて該主装置が上記サスペンド状態になっ
たとき、所定のタイマを起動し、タイマアウトを検出し
たとき、又は、上記監視電圧が所定の第2の監視電圧
(<第1の監視電圧)を越えて低下している場合には、
上記電源オフ状態とする手段を備えるように構成する。
又、主装置を構成している複数の集積回路に対して、複
数の電源が個別に供給されていて、それぞれの負荷が異
なる場合には、負荷の軽い方から、所定の時間差Tを付
けて、順番に電源の切断を行うようにすると共に、該複
数の電源をダイオードオア接続して、一方の電源に供給
するようにした所に特徴がある。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
電源制御装置によれば、元々、プログラム制御 (例え
ば、ファームウェア) で、キー操作を検出して、主装置
2に送出しているプログラム手段があることに着目し
て、該主電池の電圧監視をプログラム制御で行うように
した為、前述の図6で説明したハードウェアによる電池
電圧監視回路 12 を削除でき、コストダウンが図れる。
【0037】又、主装置 2が、サスペンド状態にある期
間が所定期間Tになったことを検出したとき、或いは、
該サスペンド状態での主電池の電圧を監視して、第1の
閾値以下になっていることを検出したとき、主装置を電
源オフの状態に遷移させているので、装置の長期保存が
可能になる。
【0038】又、複数の電源、例えば、図4,図5に示
されているように、"+3V","+5V" を備えていて、"+5V"
の負荷が軽くて、図4(a) に示されているように、従来
での電源オフ操作では、"+5V" 電源のラッチアップが発
生して、"+3V" 電源で動作している集積回路で、ロック
状態が発生し、電源投入 (レジューム) 状態にしても、
該"+3V" 電源で動作している集積回路が動作しない問題
に対して、図5(b) に示されているように、負荷の軽い
"+5V" 電源から所定の時間差Tを付けて、負荷の重い"+
3V" 電源の切断をするようにし、且つ、図5(a) に示さ
れているように、該"+3V","+5V" をダイオードオアし
て、"+5V" 系の集積回路に供給するようにしているの
で、電源切断用のスイッチ回路が削除でき、コストダウ
ンが図れる効果が得られる。
【0039】又、上記負荷の軽い"+5V" 電源から所定の
時間差Tを付ける際、主装置 2で走行しているプログラ
ムの種別、プログラムのアドレス領域、動作している入
出力装置の種別等を参照して、該時間差Tに変化を付け
ることにより、主装置の動作状態に動的に対応して、電
源切断 (電源オフ) 状態にする制御を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図2】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図3】本発明の一実施例を示した図(その3)
【図4】従来技術の問題点を説明する図
【図5】本発明の一実施例を示した図 (その4)
【図6】従来の電池駆動型装置の電源制御装置を説明す
る図
【符号の説明】
1 電源制御装置 10 サブCPU 11 電源制御回路 12 電池電圧監
視回路 13 主電池 14 電源キー 15a,15b DC-DC コンバータ 101 A/D コンバータ 102 タイマ 2 主装置 (データ処理装置) 100 〜103,200 〜206,300,301,400 〜403,500 〜503
処理ステップ キーボード, タッチパネル等の操作指示信号の送
出 電源投入 (レジューム),サスペンド, 電源オフの
出力,指示 サスペンド時での電源投入、切断 サスペンド状態の解除、サスペンド状態への復帰 T 時間差

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池により電源が供給される電池駆動型装
    置において、前記電池の電圧をプログラムの制御に基づ
    いて監視する電圧監視手段と、前記電圧監視手段による
    電圧監視の結果、前記電池電圧が所定の閾値以下となっ
    ていない場合に、装置に対する電源投入を行う電源制御
    部とを備えることを特徴とする、電池駆動型装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電池駆動型装置におい
    て、前記電圧監視手段は、前記電池の電圧をディジタル
    値に変換するA/Dコンバータを備え、 前記A/Dコンバータから出力されるディジタル値と前
    記閾値とが比較されて電圧監視が行われることを特徴と
    する電池駆動型装置。
  3. 【請求項3】電池により電源が供給され、少なくとも、
    装置で処理されているプログラム内容が保持されている
    サスペンド状態と、電源オフ状態とのいずれかの状態を
    とる電池駆動型装置において、 該電池駆動型装置がサスペンド状態に移行した場合に起
    動されるタイマと、前記タイマのタイムアウトが検出さ
    れたとき、該電池駆動型装置を電源オフ状態に移行させ
    る電源制御部と、を備えたことを特徴とする電池駆動型
    装置。
  4. 【請求項4】電池により電源が供給され、少なくとも、
    装置で処理されているプログラム内容が保持されている
    サスペンド状態と、電源オフ状態とのいずれかの状態を
    とる電池駆動型装置において、 前記電池の電圧をディジタル値に変換するA/Dコンバ
    ータと、前記A/Dコンバータからの出力信号に基づい
    て、該装置がサスペンド状態となっている場合、電源キ
    ーの操作に応じて前記電池電圧が所定の閾値を下回って
    いるか否かをプログラム制御により監視する電圧監視手
    段と、 前記電圧監視手段により、前記電池電圧が前記閾値を下
    回っていることを検出した場合、該装置を電源オフ状態
    に移行させる電源制御手段と、を備えたことを特徴とす
    る電池駆動型装置。
  5. 【請求項5】電池により電源が供給される電池駆動型装
    置において、複数の回路要素に、それぞれ異なる電圧の
    電源電圧を供給する電源制御手段を備え、 前記電源制御手段は、更に、前記複数の回路要素のう
    ち、電源の負荷が軽い回路要素に対する電源を切断し、
    所定の時間Tを経過したときに、次に電源の負荷が軽い
    回路要素に対する電源を切断する電源制御部を備えたこ
    とを特徴とする電池駆動型装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014149671A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Fujitsu Ten Ltd デバイス制御装置およびデバイス制御方法

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JP2014149671A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Fujitsu Ten Ltd デバイス制御装置およびデバイス制御方法

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