JPH09230764A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09230764A
JPH09230764A JP8034709A JP3470996A JPH09230764A JP H09230764 A JPH09230764 A JP H09230764A JP 8034709 A JP8034709 A JP 8034709A JP 3470996 A JP3470996 A JP 3470996A JP H09230764 A JPH09230764 A JP H09230764A
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JP
Japan
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paper dust
paper
roller
recording
dust removing
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Application number
JP8034709A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Sakai
千展 堺
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Publication of JPH09230764A publication Critical patent/JPH09230764A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、紙粉除去手段にたまる紙粉を効果的
に排除して紙粉が溜り過ぎることによる不具合の発生を
抑制し、以て紙粉除去手段の交換を回避し、あるいは交
換時期をできるだけ長期に設定できて、紙粉除去手段に
かかわる保守管理を改善し、特に経済性を大幅に向上さ
せた画像形成装置を提供することを課題とする。 【解決手段】用紙を搬送する搬送路を形成する搬送ガイ
ド4と、前記用紙を挟持して回転により前記用紙Pを移
動させる対をなすローラ5、6、7、8と、このローラ
の少なくとも外周面に付着している紙粉Hを前記ローラ
の回転によって取り除く紙粉除去手段21、22とを具
備し、前記ローラは、前記用紙が前記搬送ガイドにない
時に前記用紙を移動させる回転方向とは逆の方向に回転
させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録紙などの用紙を
搬送する装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばファクシミリ装置において、受信
した情報を記録する受信記録部として設けられる画像記
録装置は、記録紙カセットに収容されたカット形の記録
紙を一枚づつ分離して搬送して、電子写真方式を採用し
た画像形成部装置で画像を形成するものである。
【0003】図4はファクシミリ装置に設ける受信記録
部の従来に構成を示している。図中1は記録紙カセッ
ト、2はピックアップローラであり、これはモータ(図
示しない)により回転される。3は記録紙分離装置で、
これは分離ローラ3aおよび分離ローラ3aに接触する
分離パット3bを組み合わせた摩擦分離方式を採用して
おり、分離ローラは回転駆動装置(図示しない)により
回転される。
【0004】4は搬送ガイドである。5は搬送ローラ、
6はこの搬送ローラ5に接触する搬送ローラで、搬送ロ
ーラ5は回転駆動装置M1 により回転されるとともに搬
送ローラ6はピンチピンチローラとして搬送ローラ5に
従動して回転する。7、8は互いに接触する一対のレジ
ストローラであり、一方のレジストローラ7は回転駆動
装置M2 により回転されるとともに他方のレジストロー
ラ8はレジストローラ7から歯車を介して回転される。
【0005】9は電子写真方式を採用した画像形成部
で、これはモータ(図示しない)により回転される感光
体ドラム10の周囲に帯電装置11、現像装置12、転
写装置13、クリーニング装置14を設けるとともに、
露光装置15、定着装置16を設けている。
【0006】画像形成部9は記録紙カセット1の上側に
設けられ、搬送ガイド4はこの記録紙カセット1と画像
形成部9とを結ぶ形態で設けられて記録紙Pを搬送する
搬送路を形成している。搬送ローラ5、6は搬送ガイド
の途中に設けられており、一対のレジストローラ7、8
は搬送ローラ5、6に対して記録紙搬送方向下流側であ
って感光体ドラム10の直前に設けられる。露光装置1
5は感光体ドラム10の上側に設けられる。定着装置1
6は画像形成部9に対して記録紙搬送方向下流側に設け
られる。
【0007】このように構成された画像記録装置の動作
について述べる。画像形成部9では、感光体ドラム10
を記録紙搬送回転方向に回転する。帯電装置11により
感光体ドラム10の表面を帯電し、次いで露光装置15
により感光体ドラム10の表面に静電画像を形成し、次
いで現像装置12により感光体ドラム10の表面の静電
潜像を現像してトナー像を形成する。
【0008】一方、記録紙カセット1には多数のカット
形をなす記録紙Pを積層する。そして、ピックアップロ
ーラ2を搬送方向に回転して記録紙カセット1に積層し
た記録紙Pを上側から繰り出す。次いで、分離装置3の
分離ローラ3aを記録紙搬送回転方向に回転して分離パ
ット3bとともに記録紙Pを一枚づつ分離して順次搬送
ガイド4へ送り出す。搬送ローラ5、6を回転して送り
出されてきた記録紙Pを画像形成部9に向けて搬送ガイ
ド4に沿って移動させて搬送する。
【0009】レジストローラ7、8は、回転を停止した
状態で搬送されてきた記録紙Pを受けて一旦記録紙Pを
停止させ、記録紙Pの先端を感光体ドラム10の画像の
位置と整合させるとともに記録紙Pが記録紙搬送方向に
対して傾斜した状態を修正し、その後記録紙搬送回転方
向に回転して記録紙Pを挟持しながら画像形成部9にお
ける感光体ドラム10へ向けて移動させて搬送する。
【0010】そして、画像形成部9では、感光体ドラム
4と転写装置13が搬送回転方向に回転して、記録紙P
を挟持して搬送する。この過程で感光体ドラム10のト
ナー像を記録紙Pに転写する。記録紙Pはさらに移動し
て定着装置16を通過してトナー像を定着する。なお、
感光体ドラム10の表面に残ったトナーはクリーニング
装置14により取り除かれる。
【0011】このような画像形成装置においては、記録
紙Pが搬送される過程で記録紙Pから発生する紙粉が画
像形成部9へ混入し、様々な悪影響を与えることがあ
る。
【0012】すなわち、ピックアップローラ2により記
録紙カセット1から引き出す際に、記録紙Pの表面にス
トレスが与えられ、記録紙Pの表面から記録紙Pの繊維
や填料などが脱落し易くなり、紙粉発生の原因となる。
同じく分離装置3においても、記録紙Pの表面にストレ
スが与えられて紙粉が発生し易くなる。特に分離装置3
に分離ローラ3aおよび分離パット3bを組合わせた場
合には、記録紙Pのストレスが大きいために多く紙粉が
発生する。また、搬送ローラ5、6やレジストローラ
7、8による記録紙Pへのストレスや、搬送ガイド4へ
の記録紙Pの接触によっても紙粉が発生する。
【0013】記録紙Pから発生した紙粉は、一時的には
搬送ローラ5、6やレジストローラ7、8に付着するも
のもあるが、最終的には記録紙Pとともに転写ローラへ
搬送されて、電気的な力や感光体ドラム10と記録紙P
との接触力によって感光体ドラム10の表面へ移る。感
光体ドラム10へ移った紙粉はクリーニング装置14と
感光体ドラム10との間にてクリーニング不良を起こす
ことがある。
【0014】また、クリーニング装置14が無い場合や
クリーニング装置14を紙粉がすり抜けてしまった場合
には、紙粉により帯電装置11での帯電不良、露光装置
15の露光不良などの不具合を発生させることがある。
さらには、現像装置12の内部に紙粉が混入することに
より画像かぶりなどが発生する原因ともなる。
【0015】このような不具合の発生を抑制するため
に、従来から搬送ローラやレジストローラに一時的に付
着した紙粉を取り除く紙粉除去手段を設けることが行わ
れている。図5はこの従来紙粉除去手段を設ける例を拡
大して示している。図中21は紙粉除去ブレードで、こ
こでは一方の搬送ローラ6に接触して設けている。すな
わち、紙粉除去ブレード21は例えば弾性を有する合成
樹脂により搬送ローラ6における記録紙Pと接触する部
分の軸方向長さに相当する長さもって形成され、ファク
シミリ装置の装置本体(図示せず)に取り付けられてお
り、先端が搬送ローラ6の表面における記録紙Pと接触
する部分の軸方向全体に接触している。そして、搬送ロ
ーラ6が記録紙Pを搬送するために搬送方向に回転する
ことにより、搬送ローラ6の表面に摺接して紙粉除去ブ
レード21が搬送ローラ6の表面に付着している紙粉H
を掻き落とす。
【0016】22は紙粉除去ブラシで、ここでは一方の
レジストローラ8に接触して設けている。すなわち、紙
粉除去ブラシ22は、レジストローラ8における記録紙
Pと接触する部分の軸方向長さに相当する長さ有するブ
ラシ本体22aに多数の毛22bを植えたものであり、
ブラシ本体22aが装置本体に取り付けられ、毛22b
がレジストローラ8の表面における記録紙Pと接触する
部分の軸方向全体に接触している。そして、レジストロ
ーラ7、8が記録紙Pを搬送するために搬送方向に回転
することにより、レジストローラ7、8の表面に摺接し
て紙粉除去ブラシ22がレジストローラ7、8の表面に
付着している紙粉Hを掻き落とす。
【0017】これらの紙粉除去ブレード21と紙粉除去
ブラシ22は、搬送ろーら5、6およびレジストローラ
7、8に一時的に付着する紙粉Hを取り除いて、紙粉H
が画像形成部Aに入り込む量を低減する効果がある。
【0018】しかし、これらの紙粉除去手段を備えた画
像形成装置は長期間の使用に伴い次ぎに述べる問題があ
る。すなわち、紙粉除去ブレード21を用いる場合に
は、取り除いた紙粉Hがブレード21に付着して溜るの
で、溜り過ぎると搬送ローラ5、6の表面とこの表面に
接触する紙粉除去ブレード21の先端との間に入り込ん
でしまい、ローラから紙粉を充分に取り除くことができ
ないことがある。
【0019】また、紙粉除去ブラシ22は、取り除いた
紙粉Hがブラシの内部に付着して溜めてゆくので、紙粉
Hが溜り過ぎると紙粉Hが詰ってしまいローラ5、6か
ら紙粉を充分に取り除くことができないことがある。
【0020】そして、紙粉除去ブレード21および紙粉
除去ブラシ22の両方ともに、取り除いた紙粉Hが付着
して溜ってゆくと塊となり,大量に溜った紙粉Hの塊が
何かの機会にファクシミリ装置の装置本体内部に落下す
ることがある。特に紙粉Hが搬送ガイド4上に落下した
場合には、紙粉Hの塊が搬送ガイド4上を搬送される記
録紙Pによって画像形成部9へ一度に大量に搬送される
ことになり、記録紙Pにおける画像形成に悪影響を与え
る。
【0021】このように従来の紙粉除去手段では、ロー
ラから取り除いた紙粉が付着して溜り、溜り過ぎると紙
粉除去能力が低下し、さらに付着して溜った紙粉が塊と
なり落下することにより画像形成部に悪影響を与えるこ
とがある。
【0022】なお、これまで述べた不具合は、紙粉除去
ブレード21でレジストンローラ7、8の紙粉を取り除
き、紙粉除去ブラシ22で搬送ローラ5、6の紙粉を取
り除く場合にも同様に発生する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】そこで、これらの不具
合を避けるために、従来は記録紙をある程度の枚数を搬
送する毎に、紙粉除去ブレード21および紙粉除去ブラ
シ22を清掃して溜った紙粉の塊を取り除く、あるいは
紙粉除去ブレード21および紙粉除去ブラシ22自体を
交換することが行なわれている。
【0024】しかし、紙粉除去ブレード21および紙粉
除去ブラシ22を清掃するという対応の方法は、掃除の
時期を管理する必要があり、また清掃する作業も大変面
倒であって不経済である。そして、紙粉除去ブレード2
1および紙粉除去ブラシ22を交換するという対応の方
法もまた、交換の時期を管理する必要があるとともに、
交換する作業も大変面倒であり、特に紙粉除去ブレード
21および紙粉除去ブラシ22に要する費用が大きくか
さみ大変不経済である。
【0025】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、紙粉除去手段に溜る紙粉を効果的に排除して紙粉が
溜り過ぎることによる不具合の発生を抑制し、以て紙粉
除去手段の交換を回避し、あるいは交換時期をできるだ
け長期に設定できて、紙粉除去手段にかかわる保守管理
を改善し、特に経済性を大幅に向上させた画像形成装置
を提供することを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像形成装置
は、用紙を搬送する搬送路を形成する搬送ガイドと、前
記用紙を挟持して回転により前記用紙を搬送させる対を
なすローラと、このローラの少なくとも一方の表面に接
してその表面に付着している紙粉を前記ローラの回転に
よって取り除く紙粉除去手段とを具備し、前記ローラ
は、前記用紙が前記搬送ガイドに無い時に前記用紙を搬
送させる回転方向とは逆の方向に回転させることを特徴
とする。
【0027】請求項2の画像形成装置は、請求項1にお
いて、前記ローラの近傍に、前記ローラから取り除かれ
た紙粉を受けて溜める紙粉溜めが設けられていることを
特徴とする。
【0028】この発明によれば、ローラが用紙搬送回転
方向に回転する時には、紙粉除去手段がローラに付着し
た用紙の紙粉を取り除く。取り除いた紙粉は紙粉除去手
段に溜る。そして、用紙が搬送ガイドに無い時にローラ
を用紙搬送回転方向とは逆の方向に回転すると、紙粉除
去手段がローラの回転とともにローラの用紙搬送回転方
向とは逆向きに動す。紙粉除去手段の逆向きの動きによ
り紙粉除去手段に溜って付着している紙粉が紙粉除去手
段から外されて分散する。ローラから外れた紙粉の一部
分は紙粉除去手段に残るが、他の部分は逆回転するロー
ラの表面に載って運ばれ紙粉溜めに落下する。
【0029】このようにローラを用紙搬送回転方向とは
逆の方向に回転することにより、紙粉除去手段に溜って
いる紙粉を紙粉除去手段から外して遠ざけて、紙粉除去
手段での紙粉の溜り過ぎを阻止する。このため、紙粉除
去手段における紙粉の溜り過ぎが原因となって、紙粉除
去手段がローラから紙粉を取り除く能力が低下すること
を防止することができる。
【0030】また、紙粉除去手段で溜り過ぎた紙粉が塊
となり、この紙粉の塊が紙粉除去手段から搬送ガイドや
画像形成部に落下して画像形成に悪影響を与えることを
防止することができる。
【0031】従って、用紙を搬送しない時を利用して紙
粉除去手段に溜る紙粉を効果的に排除して、紙粉が溜り
過ぎることによる不具合の発生を阻止し、これにより紙
粉除去手段の交換を回避し、あるいは交換時期をできる
だけ長期に設定できて、紙粉除去手段にかかわる保守管
理性を改善し、特に経済性を大幅に向上させることがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。第一の実施の形態について図1お
よび図2を参照して説明する。この実施の形態は、図4
および図5で示すファクシミリ装置において記録紙を搬
送して受信した情報の画像を記録する受信信記録部に適
用したものであり、図4および図5の構成と同じ構成の
部分は、図4および図5で示す符号と同じ符号を用いて
示している。
【0033】ここで、搬送ガイド4はこの記録紙カセッ
ト1と画像形成部9とを結ぶ形態で設けられて記録紙P
を搬送する搬送路を形成している。対をなす搬送ローラ
5、6は搬送ガイド4の途中に設けられ、搬送ローラ5
は回転駆動装置M1 により回転されるとともに搬送ロー
ラ6はピンチピンチローラとして搬送ローラ5に従動し
て回転する。対をなすレジストローラ7、8は、搬送ロ
ーラ5、6に対して記録紙搬送方向下流側であって感光
体ドラム10の直前に設けられる。一方のレジストロー
ラ8は回転駆動装置M2 により回転されるとともに他方
のレジストローラ8はレジストローラ8から歯車を介し
て回転される。なお、この実施の形態において、請求項
1および2で述べるローラは、対をなす搬送ローラ5、
6と対をなすレジストローラ7、8をいう。請求項1お
よび2で述べる用紙は記録紙である。
【0034】紙粉除去ブレード21は、ファクシミリ装
置の装置本体(図示せず)に取り付けられて、記録紙P
の画像記録面に面する側に位置する一方の搬送ローラ6
の表面に接触している。紙粉除去ブラシ22は、ブラシ
本体22aが装置本体に取り付けられ、毛22bが記録
紙Pの画像記録面に面する側に位置する一方のレジスト
ローラ8の表面に接触している。
【0035】本発明の特徴について述べる。搬送ローラ
6を回転駆動する回転駆動装置M1は、記録紙Pを搬送
して画像記録を行なう時は、搬送ローラ6を図1に実線
矢印で示す記録紙搬送回転方向に回転させる。そして、
搬送ガイド4に記録紙Pが無い時、例えば記録紙Pを搬
送する前および記録紙Pを搬送した後の一方または両方
の時に、搬送ローラ6を図2に破線矢印で示すように記
録紙搬送回転方向とは逆向きの方向に回転させる。ま
た、多数枚の記録紙Pを連続して搬送して画像記録を行
なう場合には、ページ間で搬送ローラ6を記録紙搬送回
転方向とは逆向きの方向に回転させる、あるいはある枚
数を画像記録する毎に搬送ローラ6を記録紙搬送回転方
向とは逆向きの方向に回転させる。この制御はファクシ
ミリ装置の装置本体に設けた図示しない制御回路により
自動的に行なう。また、装置本体に使用者が適宜搬送ロ
ーラ6を記録紙搬送回転方向とは逆向きの方向に回転さ
せるためのキーを設けても良い。搬送ローラ6を記録紙
搬送回転方向とは逆向きの方向に回転させるのは、搬送
ローラ6の表面に接触する紙粉除去ブレード21に付着
して溜っている紙粉を外すためである。
【0036】レジストローラ8を回転駆動する回転駆動
装置M2 は、記録紙Pを搬送して画像記録を行なう時
は、レジストローラ8を図1に実線線矢印で示す記録紙
搬送回転方向に回転させる。そして、搬送ガイド4に記
録紙Pが無い時、例えば記録紙Pを搬送する前および記
録紙Pを搬送した後の一方または両方の時に、レジスト
ローラ8を図2に破線矢印で示すように記録紙搬送回転
方向とは逆向きの方向に回転させる。また、多数枚の記
録紙Pを連続して搬送して画像記録を行なう場合には、
ページ間でレジストローラ8を記録紙搬送回転方向とは
逆向きの方向に回転させる、あるいはある枚数を画像記
録する毎にレジストローラ8を記録紙搬送回転方向とは
逆向きの方向に回転させる。この制御はファクシミリ装
置の装置本体に設けた図示しない制御回路により自動的
に行なう。また、装置本体に使用者が適宜搬送ローラ6
を記録紙搬送回転方向とは逆向きの方向に回転させるた
めのキーを設けても良い。レジストローラ8を記録紙搬
送回転方向とは逆向きの方向に回転させるのは、レジス
トローラ8の表面に接触する紙粉除去ブラシ22に付着
して溜っている紙粉を外すためである。
【0037】また、図1および図2に示すように搬送ロ
ーラ6の下方には紙粉溜め23が設けられている。この
紙粉溜め23は、搬送ローラ6から落下する紙粉を受け
て溜めるもので、搬送ローラ6における記録紙Pと接触
する部分の軸方向長さに相当する長さを有しており、上
面部が紙粉入口として開放されている。紙粉溜め23
は、搬送ローラ6から落下する紙粉を最も受け易い位置
に搬送ローラ6の軸方向に沿って配置されている。
【0038】レジストローラ8の下方には紙粉溜め23
が設けられている。この紙粉溜め23は、レジストロー
ラ8から落下する紙粉を受けて溜めるもので、レジスト
ローラ8における記録紙Pと接触する部分の軸方向長さ
に相当する長さを有しており、上面部が紙粉入口として
開放されている。紙粉溜め23は、レジストローラ8か
ら落下する紙粉を最も受け易い位置に5レジストローラ
8の軸方向に沿って配置されている。これら各紙粉溜め
23、24は例えば装置本体の一部として形成されてい
る。
【0039】なお、これら紙粉溜め23および24の上
面開放部は記録紙Pの搬送に支障を来さないように、必
要に応じて上面開放部にリブを設けても良い。このリブ
は紙粉溜め23および24の上面開放部の長手方向に間
隔を存して複数個並べて設け、落下してくる紙粉を受け
入れるとともに記録紙Pが上面開放部で引っ掛からない
ようにする。
【0040】このように構成された画像形成装置の作動
について述べる。
【0041】搬送ローラ6を記録紙Pを搬送するために
搬送方向に回転することにより、搬送ローラ6の表面に
摺接して紙粉除去ブレード21が搬送ローラ6の表面に
付着している紙粉Hを掻き落とす。掻き落とした紙粉は
紙粉除去ブレード21の上面に付着して溜る。
【0042】また、レジストローラ8を記録紙Pを搬送
するために搬送方向に回転することにより、レジストロ
ーラ7、8の表面に摺接して紙粉除去ブラシ22がレジ
ストローラ8の表面に付着している紙粉Hを掻き落と
す。掻き落とした紙粉Hは紙粉除去ブラシ22の毛22
に付着して溜る。
【0043】ところが、紙粉除去ブレード21を用いる
場合には、取り除いた紙粉Hがブレード21に付着して
溜り、溜り過ぎると搬送ローラ5、6の表面とこの表面
に接触する紙粉除去ブレード21の先端との間に入り込
んでしまい、ローラから紙粉を充分に取り除くことがで
きないことがある。
【0044】そこで、図2に示すように例えば記録紙P
を搬送する前および記録紙Pを搬送した後の一方または
両方の時に、搬送ローラ5を図示破線矢印で示すように
記録紙搬送回転方向とは逆向きの方向に回転させる。そ
うすると、搬送ローラ5が記録紙搬送回転方向に回転す
る時には、紙粉除去ブレード21は搬送ローラ5に付着
した記録紙の紙粉を取り除く。取り除いた紙粉は紙粉除
去ブレード21に付着して溜る。
【0045】そして、記録紙Pを搬送していない時に搬
送ローラ6を記録紙搬送回転方向とは逆の方向に回転す
ると、紙粉除去ブレード21が搬送ローラ6の回転とと
もに記録紙搬送回転方向とは逆向きに動かされる。紙粉
除去ブレード21の逆向きの動きにより紙粉除去ブレー
ド21に付着して溜っている紙粉Hが紙粉除去ブレード
21から外されて分散する。
【0046】搬送ローラ6から外れた紙粉Hの一部分は
紙粉除去ブレード21に残る。搬送ローラ6から外れた
紙粉Hの他の部分は逆回転する搬送ローラ6の表面に載
って下側まで運ばれ、さらに自重により搬送ローラ6の
表面から離れて落下する。落下した紙粉Hは紙粉溜め2
3の上面開放部から内部へ入って受け止められる。搬送
ローラ6の逆向きの回転を継続することにより前述した
作用により、紙粉Hは順次紙粉除去ブレード21から外
されて搬送ローラ6より運ばれて紙粉溜め23へ落下し
て溜められる。
【0047】なお、紙粉溜め23に溜った紙粉Hは適宜
な時期に例えば使用者が清掃して取り除く。
【0048】また、紙粉除去ブラシ22は、取り除いた
紙粉Hがブラシの内部に付着して溜めてゆくので、紙粉
除去ブラシ22を繰り返して使用してゆくと、紙粉Hが
溜り過ぎると紙粉が詰ってしまいローラ5から紙粉を充
分に取り除くことができないことがある。
【0049】そこで、図2に示すように例えば記録紙P
を搬送する前および記録紙Pを搬送した後の一方または
両方の時に、レジストローラ8を図示破線矢印で示すよ
うに記録紙搬送回転方向とは逆向きの方向に回転させ
る。そうすると、レジストローラ8が記録紙搬送回転方
向に回転する時には、紙粉除去ブラシ22がレジストロ
ーラ8に付着した記録紙の紙粉を取り除く。取り除いた
紙粉は紙粉除去ブラシ22に付着して溜る。
【0050】そして、記録紙Pを搬送していない時にレ
ジストローラ8を記録紙搬送回転方向とは逆の方向に回
転すると、紙粉除去ブラシ22がレジストローラ8の回
転とともに記録紙搬送回転方向とは逆向きに動かされ
る。紙粉除去ブラシ22の逆向きの動きにより紙粉除去
ブラシ22に溜って付着している紙粉Hが紙粉除去ブラ
シ22から外されて分散する。レジストローラ8から外
れた紙粉Hの一部は紙粉除去ブラシ22に残る。レジス
トローラ8から外れた他の紙粉Hは逆回転するレジスト
ローラ8の表面に載って下側まで運ばれ、さらに自重に
よりレジストローラ8の表面から離れて落下する。落下
した紙粉Hは紙粉溜め24の上面開放部から内部へ入っ
て受け止められる。レジストローラ8の逆向きの回転を
継続することにより前述した作用により、紙粉は順次紙
粉除去ブラシ22から外されてレジストローラ8より運
ばれて紙粉溜め24へ落下して溜められる。
【0051】なお、紙粉溜め24に溜った紙粉Hは適宜
な時期に例えば使用者が清掃して取り除く。
【0052】このように各ローラ5、7を記録紙搬送回
転方向とは逆の方向に回転することにより、紙粉除去手
段であるブレード21およびブラシ22に溜っている紙
粉Hをブレード21およびブラシ22から外して遠ざけ
て、紙粉除去手段での紙粉Hの溜り過ぎを阻止する。こ
のため、紙粉除去ブレード21およびブラシ22におけ
る紙粉Hの溜り過ぎを原因とする紙粉除去ブレード21
およびブラシ22がローラ6、8から紙粉Hを除去する
能力が低下することを防止できる。
【0053】すなわち、紙粉除去ブレード21を用いる
場合には、紙粉Hが搬送ローラ6の表面と紙粉除去ブレ
ード21の先端との間に入り込んでローラ5から紙粉を
充分に取り除くことができなくなるという事態の発生を
阻止できる。また、紙粉除去ブラシ22では、紙粉Hが
溜り過ぎて搬送ローラ6から紙粉Hを充分に取り除くこ
とができなくなるという事態の発生を阻止できる。
【0054】また、紙粉除去ブレード21およびブラシ
22で溜り過ぎた紙粉が塊となり、この紙粉の塊が段紙
粉除去ブレード21およびブラシ22から搬送ガイド4
や画像形成部Aに落下して画像形成に悪影響を与えると
いう事態の発生をことを防止することができる。
【0055】従って、記録紙を搬送しない時を利用して
紙粉除去手段に溜る紙粉を効果的に排除して、紙粉が溜
り過ぎることによる不具合の発生を阻止し、これにより
紙粉除去手段の交換を回避し、あるいは交換時期をでき
るだけ長期に設定できて、紙粉除去手段にかかわる保守
管理を改善し、特に経済性を大幅に向上させることがで
きる。
【0056】前述した実施の形態では、搬送ローラ5に
紙粉除去ブレード21を、レジストローラ8に紙粉除去
ブラシ22を夫々組み合せている。しかし、この組合せ
に限定されずに、例えば図3に示すように搬送ローラ6
に紙粉除去ブラシ22を、レジストローラ8に紙粉除去
ブレード21を夫々組み合せても良い。
【0057】また、搬送ローラ6およびレジストローラ
8に紙粉除去ブレード21のみを、あるいは搬送ローラ
6およびレジストローラ8に紙粉除去ブラシ22のみを
夫々組み合せるようにしても良い。搬送ローラ6および
レジストローラ8の一方のみに紙粉除去ブレード21ま
たは紙粉除去ブラシ22を組合せても良い。
【0058】さらに、前述した実施の形態では、記録紙
Pの画像形成面側に位置する搬送ローラ6およびレジス
トローラ8に紙粉除去ブレード21および紙粉除去ブラ
シ22を組み合せているが、これに限定されずに記録紙
Pの画像形成面とは反対側の面側に位置する搬送ローラ
5およびレジストローラ7に紙粉除去手段を組み合せて
も良い。
【0059】なお、本願発明は前述した実施の形態に限
定されずに、種々変形して実施することができる。本発
明はファクシミリ装置の受信記録部に限定されず、種々
の画像形成装置に適用することができる。すなわち、用
紙は記録紙に限定されずに、原稿などであっても良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本願発明の画像形成
装置によれば、ローラを用紙搬送回転方向とは逆の方向
に回転することにより、紙粉除去手段に溜っている紙粉
を紙粉除去手段から外して遠ざけて、紙粉除去手段での
紙粉の溜り過ぎを阻止する。そして、紙粉除去手段から
外して遠ざけた紙粉は紙粉受けで受けて溜める。このた
め、紙粉除去手段における紙粉の溜り過ぎが原因となっ
て、紙粉除去手段がローラから紙粉を取り除く能力が低
下することを防止することができる。
【0061】また、紙粉除去手段で溜り過ぎた紙粉が塊
となり、この紙粉の塊が紙粉除去手段から搬送ガイドや
画像形成部に落下して画像形成に悪影響を与えることを
防止することができる。
【0062】従って、用紙を搬送しない時を利用して紙
粉除去手段に溜る紙粉を効果的に排除して、紙粉が溜り
過ぎることによる不具合の発生を阻止し、以て紙粉除去
手段の交換を回避し、あるいは交換時期をできるだけ長
期に設定できて、紙粉除去手段の保守管理を改善し、特
に経済性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の画像形成装置にかかわる第一の実施
の形態を示す図。
【図2】本願発明の画像形成装置にかかわる第一の実施
の形態を示す図。
【図3】本願発明の画像形成装置にかかわる第二の実施
の形態を示す図。
【図4】画像形成装置にかかわる従来の形態を示す図。
【図5】画像形成装置にかかわる従来の形態を示す図。
【符号の説明】
4…帆走ガイド、 5…搬送ローラ、 6…搬送ローラ、 7…レジストローラ、 8…レジストローラ、 21…紙粉除去ブレード、 22…紙粉除去ブラシ、 23…紙粉溜め、 24…紙粉溜め。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する搬送路を形成する搬送ガ
    イドと、前記用紙を挟持して回転により前記用紙を搬送
    させる対をなすローラと、このローラの少なくとも一方
    の表面に接してその表面に付着している紙粉を前記ロー
    ラの回転によって取り除く紙粉除去手段とを具備し、前
    記ローラは、前記用紙が前記搬送ガイドに無い時に前記
    用紙を搬送させる回転方向とは逆の方向に回転させるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラの近傍に、前記ローラから取
    り除かれた紙粉を受けて溜める紙粉溜めが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP8034709A 1996-02-22 1996-02-22 画像形成装置 Pending JPH09230764A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007928A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2012036007A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Toshiba Corp 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007928A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
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