JPH09230094A - 界面活性剤を含む放射性廃液の処理方法及びその処理装置 - Google Patents

界面活性剤を含む放射性廃液の処理方法及びその処理装置

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JPH09230094A
JPH09230094A JP3766896A JP3766896A JPH09230094A JP H09230094 A JPH09230094 A JP H09230094A JP 3766896 A JP3766896 A JP 3766896A JP 3766896 A JP3766896 A JP 3766896A JP H09230094 A JPH09230094 A JP H09230094A
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凉三 吉川
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龍男 泉田
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康雄 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理装置をコンパクトにできかつ二次廃棄物を
処理しやすい状態にする。 【解決手段】界面活性剤を含む放射性廃液が充填された
廃液収集タンク17内に活性炭を混合する。その後、放
射性廃液を活性炭分離乾燥装置22内に供給して、活性
炭を放射性廃液から分離する。活性炭が分離された廃液
は、サンプルタンク23を介して外部環境に放出され
る。分離された活性炭は、活性炭分離乾燥装置22内で
乾燥され、焼却炉31内に導かれて焼却される。 【効果】分離された活性炭を乾燥するので、二次廃棄物
となる活性炭を処理しやすい状態、すなわち焼却等によ
る減容しやすい状態にすることができる。また、活性炭
の放射性廃液からの除去、及び分離した活性炭の乾燥
が、活性炭分離乾燥装置内で行われるので、放射性廃液
の処理装置をコンパクト化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性廃液の処理
方法及びその処理装置に係り、特に原子力発電所から発
生する洗剤成分を含む洗濯廃液又はシャワ排水を処理す
るのに好敵な放射性廃液の処理方法及びその処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所内の作業者の衣類の洗濯
は、オゾン層保護の観点からドライクリニングから水洗
に移行しつつある。作業者の衣類の水洗による洗濯によ
って、有機物である洗剤成分、及び極微量の放射性物質
を含む多量の洗濯廃液が発生する。洗濯廃液は、洗剤成
分及び放射性物質を除去し、環境放出基準を満足する水
質に浄化された後に海洋等に放出される。また、原子力
発電所における手洗い水等のシャワ排水は、簡易ろ過後
に外部環境に放出されているが、洗濯廃液と一括して処
理することが望ましい。
【0003】特開昭63−85498 号公報は、放射性物質を
含む洗濯廃液を蒸発缶で濃縮し、その後、乾燥粉体化し
て焼却する洗濯廃液の処理方法を記載する。この処理方
法は、洗濯廃液中の放射能の除染係数が高く、かつ二次
廃棄物が焼却灰のみでありこの発生量が少ないという利
点がある。特開平6−43292号公報も、放射性物質を含む
洗濯廃液の処理方法を記載する。この処理方法は、洗濯
廃液に粉末活性炭を混合して洗剤成分等の有機成分を粉
末活性炭に吸着させ、その後、この粉末活性炭を連続的
にろ過分離するものである。本方法は、前述の濃縮処理
方法に比べて設備構成を単純化できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−85498 号公
報記載の洗濯廃液の処理方法は、前述したように大型の
設構成が必要であると共に、人の汗に含まれる塩分によ
る腐食のために濃縮倍率を大きくできない。このため本
処理方法は、洗濯廃液の大量処理に適さない。このよう
な問題が生じない特開平6−43292号公報記載の洗濯廃液
の処理方法は、湿潤な活性炭が二次廃棄物として発生す
る。この活性炭は、含水率が高いので、直接焼却するこ
とは困難である。
【0005】本発明の目的は、処理装置をコンパクトに
できかつ二次廃棄物を処理しやすい状態にできる、界面
活性剤を含む放射性廃液の処理方法及びその処理装置を
提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、外部に放出する廃液
中の放射性物質の量を著しく低減できる、界面活性剤を
含む放射性廃液の処理方法及びその処理装置を提供する
ことにある。
【0007】本発明の他の目的は、分離された活性炭の
乾燥を短時間に行うことができる、界面活性剤を含む放
射性廃液の処理方法及びその処理装置を提供することに
ある。
【0008】本発明の他の目的は、活性炭を簡単にろ過
手段から取り除くことができる、界面活性剤を含む放射
性廃液の処理方法及びその処理装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、活性炭に付着している水分の
蒸発を促進できる、界面活性剤を含む放射性廃液の処理
方法及びその処理装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、発生する放射性廃棄
物の量を著しく減少させることができる、界面活性剤を
含む放射性廃液の処理方法及びその処理装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1の発明の特徴は、前記界面活性剤を含む前記放射性
廃液に活性炭を混合し、その後、前記放射性廃液を活性
炭分離装置内に供給して前記活性炭を前記放射性廃液か
ら分離し、前記分離された活性炭を前記活性炭分離装置
内で乾燥させ、前記乾燥した活性炭が前記活性炭分離装
置から排出されることにある。
【0011】界面活性剤及び放射性物質を吸着した活性
炭は、活性炭分離装置内で廃液から分離されるので、界
面活性剤及び放射性物質が放射性廃液から簡単に除去で
きる。分離された活性炭が乾燥されるので、二次廃棄物
となる活性炭を処理しやすい状態、すなわち焼却等によ
る減容しやすい状態にすることができる。また、活性炭
の放射性廃液からの除去、及び分離した活性炭の乾燥
が、活性炭分離装置内で行われるので、放射性廃液の処
理装置をコンパクト化できる。
【0012】上記他の目的を達成する請求項2の発明の
特徴は、前記活性炭分離装置は容器内にろ過手段を有し
ており、前記活性炭を含む前記放射性廃液が前記容器内
に供給されて前記活性炭が前記ろ過手段によって前記放
射性廃液から分離され、前記分離された活性炭の乾燥は
前記容器内で行われ、前記乾燥した活性炭が前記容器か
ら排出されることにある。
【0013】ろ過手段を用いて活性炭を分離するので、
放射性廃液の流れに対してろ過手段の上流側に分離され
た活性炭の層が形成される。この活性炭層によって、放
射性廃液に含まれている活性炭以外の固形分(例えば、
粒子状の放射性物質など)も除去できる。このため、活
性炭分離装置から排出される廃液は、放射性物質がほと
んど含まれていない。請求項2の発明は、請求項1の発
明の作用も生じる。
【0014】上記他の目的を達成する請求項3の発明の
特徴は、前記分離された活性炭の乾燥は、この活性炭を
加熱することによって行われることにある。
【0015】分離された活性炭を加熱するので、活性炭
に付着している水分を短時間に蒸発させることができ
る。このため、分離された活性炭の乾燥を短時間に行う
ことができる。請求項3の発明は、請求項1または請求
項2の発明の作用も生じる。
【0016】上記他の目的を達成する請求項4の発明の
特徴は、前記ろ過手段を回転させることによって、前記
ろ過手段に捕捉されている前記乾燥された活性炭が前記
ろ過手段から取り除かれることにある。
【0017】ろ過手段を回転させることによってろ過手
段に捕捉されている活性炭に遠心力が作用する。この遠
心力の作用により、ろ過手段に捕捉されている活性炭
は、容器内面に向かって飛ばされるので、活性炭は簡単
にろ過手段から取り除くことができる。請求項4の発明
は、請求項2の発明の作用も生じる。
【0018】上記他の目的を達成する請求項5の発明の
特徴は、活性炭の乾燥の際に、前記容器内に乾燥ガスを
供給することにある。
【0019】ろ過手段が設けられる容器内に乾燥ガスを
供給することにより、ろ過手段で分離された活性炭の乾
燥処理によって発生した蒸気を、容器外に容易に排出で
きる。これは、容器内に発生した蒸気が充満し容器内の
湿度が飽和することによる活性炭の乾燥が阻害されるこ
とを防止できる。乾燥ガスの供給により、容器内の湿度
を低い状態に保持でき、活性炭に付着している水分の蒸
発が促進される。結果として分離された活性炭の乾燥時
間が著しく短縮される。請求項5の発明は、請求項2,
3または4の発明の作用も生じる。
【0020】上記他の目的を達成する請求項6の発明の
特徴は、容器から排出された活性炭を焼却することにあ
る。
【0021】活性炭を焼却することにより、二次廃棄物
の量を著しく低減できる。活性炭に吸着されている界面
活性剤等の有機物も焼却され、減容される。この結果、
界面活性剤を含む放射性廃液の処理によって、発生する
放射性廃棄物の量を著しく減少させることができる。更
に、活性炭が乾燥されているので、活性炭の焼却を、効
率良く行うことができる。請求項6の発明は、請求項1
または請求項2の発明の作用も生じる。
【0022】
【発明の実施の形態】界面活性剤を含む放射性廃液処理
装置(以下、単に放射性廃液処理装置という)の好適な一
実施例を図1を用いて以下に説明する。
【0023】本実施例は、廃液収集タンク17,粉末活
性炭貯槽19,活性炭分離乾燥装置22,サンプルタン
ク23,活性炭搬送装置40、及び焼却炉31を備え
る。廃液収集タンク17は、管路41により洗濯設備1
6に連絡され、管路42より活性炭分離乾燥装置22に
連絡される。ポンプ21が、管路42に設けられる。粉
末活性炭貯槽19は、ポンプ20を備えた管路43によ
って廃液収集タンク17に接続される。活性炭分離乾燥
装置22は、管路44によってサンプルタンク23に接
続される。ポンプ24を有する廃液放出管45が、サン
プルタンク23に接続される。
【0024】活性炭搬送装置40は、ドラム缶搬送コン
ベア29,ドラム缶移動機46,粉体供給機(フィーダ
ー)30を備える。ドラム缶搬送コンベア29は、コン
ベアの高さを調節するリフタ28を有する。ドラム缶移
動機46は、自走式であり、ドラム缶把持部47及びマ
スト48を有する。ドラム缶把持部47は、昇降装置
(図示せず)によってマスト48に沿って上下に移動で
き、ドラム缶転倒装置(図示せず)によって回転され
る。昇降装置(図示せず)及びドラム缶転倒装置(図示
せず)はマスト48に設置される。ドラム缶把持部47
は、ドラム缶転倒装置により、マスト48に向かって左
右に回転される。
【0025】活性炭分離乾燥装置22の構造を図2を用
いて詳細に説明する。活性炭分離乾燥装置22は、内側
容器1、及び内側容器1を取り囲む外側容器49を有す
る。廃液供給管2及び給気管3が、外側容器49を貫通
し内側容器1に接続される。蒸気供給管6及び蒸気排出
管7が、外側容器49に接続される。ろ過装置50が、
内側容器1内に設置されている。ろ過装置50は、回転
軸51に複数のろ板4が取り付けられる。ろ板4は、回
転軸51を取り囲むリング状の形状を有し、回転軸51
の軸方向に間隔をおいて複数設けられる。ろ板4は、ろ
布または金網等のろ材を有し、液体が通過できるように
なっている。ろ材上にケイソウ土等をプリコートしても
よい。回転軸51は、上下端部で内側容器1を貫通して
いる。これらの貫通部において、回転軸51と内側容器
1との間は、シールがなされている。このため、内側容
器1の気密性が保たれる。回転軸51は、外側容器49
の上端部に設けられた軸受52、及び外側容器49の下
端部に設けられた軸受(図示せず)により回転可能に支
持される。モーター10が、内側容器49の外側に配置
される。モーター10の回転力は、伝達装置(図示せ
ず)によって、外側容器49より下方に伸びている回転
軸51の部分に伝えられる。ろ過物排出機11が、内側
容器1内で最下部に位置するろ板4より下方に設けられ
る。活性炭排出管9が、内部容器1に接続される。ろ液
排出管8が、内側容器1に接続される。洗濯設備16
は、原子力発電所内で働く作業者の作業服等の衣類を洗
濯する。洗濯設備16で発生した界面活性剤及び放射性
物質を含む洗濯廃液は、廃液収集タンク17に集められ
る。粉末活性炭貯槽19内には、粉末活性炭と水が混合
された懸濁液が充填されている。粉末活性炭は可燃性の
吸着材である。ポンプ20の駆動により、粉末活性炭を
含む懸濁液が廃液収集タンク17内に供給される。洗濯
廃液と懸濁液は、撹拌機18により廃液収集タンク17
内で混合される。洗濯廃液に含まれている界面活性剤等
の有機成分(COD),油成分(n−HX抽出物)、及び
イオン状の放射性物質は、粉末活性炭に吸着される。粉
末活性炭、及び粒子状の放射性物質を含む洗濯廃液は、
ポンプ21の駆動により、管路42及び廃液供給管2を
介して活性炭分離乾燥装置22の内側容器1内に導かれ
る。洗濯廃液は、内側容器1内を上方より下方に向かっ
て流下する。洗濯廃液に含まれる粉末活性炭、及び粒子
状の放射性物質は、ろ板4によってろ過分離される。分
離された粉末活性炭、及び粒子状の放射性物質は、ろ板
4の上面にろ過物12として蓄積されケーキ層を形成す
る。粉末活性炭,界面活性剤及び放射性物質が除去され
て浄化された洗濯廃液は、ろ液排出管8から排出されて
サンプルタンク23に導かれ、廃液放出管45にて外部
に放出される。このような洗濯廃液の処理は、ろ板4上
のろ過物12の厚みが設定された厚みになるまで行われ
る。
【0026】ろ過物12の厚みが設定厚みに達したと
き、分離された粉末活性炭及び粒子状の放射性物質の乾
燥処理が行われる。ろ過物12の厚みが設定厚みに達し
たことは、例えば、回転軸51の下端部に荷重計を設け
ることによって計測できる。その乾燥処理は、内側容器
1と外側容器49との間に形成されるジャケット5内に
加熱蒸気(または温水)を蒸気供給管6から供給すると
共に、給気管3から乾燥空気を内側容器1内に供給する
ことにより行う。乾燥空気は、給気管3に達する前に、
除湿された空気を、ジャケット5内に供給される加熱蒸
気によって加熱されることによって得られる。乾燥処理
によって、ろ板4上の粉末活性炭及び粒子状の放射性物
質に付着している水分が蒸発する。ジャケット5内に供
給された加熱蒸気は、蒸気排出管7から排出される。内
側容器1内に供給された乾燥空気、及びろ板4上の粉末
活性炭及び粒子状の放射性物質を乾燥することにより発
生した蒸気は、ろ液排出管8から排出され、サンプルタ
ンク23に導かれる。蒸気はサンプルタンク23内の浄
化された排水によって凝縮され、空気はサンプルタンク
23内を上昇しサンプルタンク23の上端部に接続され
た排気管(図示せず)から外部に排気される。
【0027】乾燥処理時に内側容器1から排出された蒸
気を含む空気は、図示されていないが、管路44から分
岐された配管を通って凝縮器に導いて蒸気を分離した
後、外部に排気してもよい。その凝縮器で凝縮された蒸
気は、水となってサンプルタンク23に導かれる。
【0028】乾燥処理時において、ろ液排出管8に設け
られた湿度計(図示せず)にて計測された排気空気の湿
度が設定値以下になったとき、給気管3からの乾燥空気
の供給を停止し、モーター10を駆動する。排気空気の
湿度が設定値以下になったことは、ろ板4上の粉末活性
炭及び粒子状の放射性物質が乾燥されたことを示してい
る。これらの粉末活性炭及び粒子状の放射性物質の乾燥
状態は、湿度計の替りに温度計をろ液排出管8に設け排
気空気の温度を計測することによっても確認できる。モ
ーター10の駆動により、回転軸51が回転し、同時に
ろ板4も回転する。ろ板4上のろ過物12に遠心力が作
用し、ろ過物12がろ板4から剥離される。剥離された
ろ過物12は、内側容器1内で下部に落下し、ろ過物排
出機11により活性炭排出管9に排出される。このろ過
物12、すなわち乾燥された粉末活性炭及び粒子状の放
射性物質は、ドラム缶搬送コンベア29上のドラム缶2
5内に充填される。
【0029】乾燥された粉末活性炭及び粒子状の放射性
物質が充填されたドラム缶27は、ドラム缶移動機46
のドラム缶把持部47に把持されて、ドラム缶搬送コン
ベア29上から、粉体供給機30のホッパー(図示せ
ず)の上方に移動される。ドラム缶転倒装置が駆動され
てドラム缶把持部47が回転し、ドラム缶27は、粉体
供給機30のホッパーの上方で転倒される。ドラム缶2
7内の粉末活性炭及び粒子状の放射性物質は、そのホッ
パー内に排出される。ホッパー内の粉末活性炭及び粒子
状の放射性物質は、粉体供給機30の駆動によって、焼
却機31内に搬送される。粉末活性炭及び粒子状の放射
性物質は、原子力発電所内に保管されている可燃性の雑
固体廃棄物と共に焼却される。発生した焼却灰は、ドラ
ム缶32内に充填される。
【0030】廃液収集タンク17へは、洗濯設備16か
ら排出される洗濯廃液の替りにシャワ設備から排出され
るシャワ廃液を供給することも可能である。また、洗濯
設備16から排出される洗濯廃液、及びシャワ設備から
排出されるシャワ廃液の両廃液を、廃液収集タンク17
に供給することも可能である。シャワ設備は例えば手洗
い設備である。手洗い設備で作業者が洗剤を用いて手等
を洗ったときに発生する廃液が、シャワ廃液である。シ
ャワ廃液は、界面活性剤を含有する。
【0031】本実施例は、粉末活性炭を洗濯廃液に混合
するので、洗濯廃液中の界面活性剤及び油成分等の有機
成分を粉末活性炭に吸着させることができる。これによ
り、洗濯廃液中の有機成分及び油成分を除去することが
できる。放射性廃液に含まれる界面活性剤,油成分等の
有機成分は、廃液中の化学的酸素要求量(OCD)の1
0倍の濃度の粉末活性炭を放射性廃液に添加することに
より、粉末活性炭にほぼ全量吸着される。このため、濃
縮処理で問題となる発泡性を有する界面活性剤を有する
放射性廃液を効率良く浄化できる。
【0032】本実施例は、界面活性剤及び放射性物質を
吸着した粉末活性炭が、活性炭分離乾燥装置22のろ過
装置50によって放射性廃液から分離されるので、界面
活性剤及び放射性物質が放射性廃液から簡単に除去でき
る。分離された粉末活性炭が乾燥されるので、二次廃棄
物となる活性炭を処理しやすい状態、すなわち焼却等に
よる減容しやすい状態にすることができる。分離された
ろ過物12の含水率を乾燥処理によって30%以下に低
減することにより、焼却処理が可能になる。また、粉末
活性炭の放射性廃液からの除去、及び分離した粉末活性
炭の乾燥が、活性炭分離乾燥装置22の内側容器1内で
行われるので、放射性廃液処理装置をコンパクト化でき
る。これは、分離した粉末の乾燥装置を活性炭分離装置
とは別に設ける必要がなく、更に分離した粉末活性炭を
活性炭分離装置から活性炭乾燥装置に搬送する手段が不
要であるからである。放射性廃液処理装置の設置スペー
スも少なくてすむ。
【0033】ろ板4の上面に分離された粉末活性炭の層
が形成される。この蓄積された粉末活性炭の層はろ板4
のプリコート層となり、放射性廃液に含まれるによって
粉末活性炭以外の固形分、例えば粒子状の放射性物質等
も除去できる。このため、活性炭分離乾燥装置22から
排出される廃液は、放射性物質がほとんど含まれていな
い。
【0034】ろ過装置50はろ板4を積層して設けてい
るので、設置床面積が小さな活性炭分離乾燥装置22で
も大きなろ過面積が得られる。これによっても、放射性
廃液処理装置の設置スペースを減少できる。本実施例
は、ろ過面積が大きいので、界面活性剤を含む放射性廃
液の大量処理が可能となる。
【0035】内側容器1と外側容器49との間に形成さ
れるジャケット5、及びジャケット5に加熱蒸気を供給
する手段を有する加熱手段を備えており、この加熱手段
によって分離されたろ過物12、すなわち粉末活性炭等
に付着している水分を短時間に蒸発させることができ
る。従って、分離された粉末活性炭等の乾燥を短時間に
行うことができる。界面活性剤が粉末活性炭に吸着され
ているので、加熱によりこの界面活性剤が発泡しなく、
粉末活性炭等に付着している水分の蒸発処理をスムーズ
に行うことができる。
【0036】ろ板4上に蓄積している乾燥した粉末活性
炭は、回転軸51を回転させることにより作用する遠心
力によって、内側容器1の内面に向かって飛ばされる。
このように、回転するだけで、放射性物質を吸着してい
る粉末活性炭を簡単にろ板4から取り除くことができ
る。
【0037】内側容器1内に乾燥ガス、すなわち乾燥空
気を供給することにより、分離されてろ板4上にある粉
末活性炭の加熱によって発生した蒸気を、内側容器1外
に容易に排出できる。内側容器1内に発生した蒸気が充
満し内側容器1から排出されない場合は、内側容器1内
の湿度が飽和することにより粉末活性炭の乾燥が阻害さ
れる。乾燥ガスの供給して蒸気を内側容器1から排出す
るという簡単な操作により、内側容器1内の湿度を低い
状態に保持できる。このため、粉末活性炭に付着してい
る水分の蒸発が促進される。結果として分離された粉末
活性炭の乾燥時間が著しく短縮され、粉末活性炭の乾燥
を短時間に行える。
【0038】本実施例は、粉末活性炭を焼却炉31で焼
却するので、二次廃棄物の量を著しく低減できる。更
に、粉末活性炭が乾燥されているので、粉末活性炭の焼
却を、効率良く行うことができる。粉末活性炭に吸着さ
れている界面活性剤等の有機物も焼却され、減容され
る。この結果、界面活性剤を含む放射性廃液の処理によ
って、発生する放射性廃棄物の量を著しく減少させるこ
とができる。焼却炉31で生じる焼却灰は、ドラム缶3
2に充填されてセメント等の固化材で固化される。焼却
灰を固化密封したドラム缶32の発生量が著しく減少す
る。特に、本実施例は、有機成分を焼却により無機化す
るので、その固化体を埋設処分する際に有害な有機成分
を低減できる。
【0039】界面活性剤等を吸着した粉末活性炭を前述
の可燃性の雑固体廃棄物と共に焼却する場合は、粉末活
性炭が燃料となるので、可燃性の雑固体廃棄物を焼却す
るために必要な燃料が節約できる。
【0040】活性炭分離乾燥装置の他の実施例を図3を
用いて説明する。本実施例の活性炭分離乾燥装置22A
は、活性炭分離乾燥装置22のろ板4を螺旋状に形成し
たろ板13を、回転軸51に取り付けたろ過装置50A
を備えている。活性炭分離乾燥装置22Aの他の構成
は、活性炭分離乾燥装置22と同じである。
【0041】活性炭分離乾燥装置22Aは、ろ板4を螺
旋状に配置しているので、活性炭分離乾燥装置22より
もろ過面積を増加する。このため、活性炭分離乾燥装置
22Aは、活性炭分離乾燥装置22よりも多くの放射性廃
液を処理することができる。また、活性炭分離乾燥装置
22Aは、活性炭分離乾燥装置22で得られる効果も生
じる。
【0042】活性炭分離乾燥装置の他の実施例を図4を
用いて説明する。本実施例の活性炭分離乾燥装置22B
は、ろ過装置50B及びろ過物除去装置53を備えてい
る。ろ過物除去装置53は、回転軸51Aにスクレーパ
ー15を設け、回転軸51Aを回転させるモーター10
Aを有する。ろ過装置50Bは、回転軸51Aを取り囲
む環状のろ板4を内側容器1の軸方向に多層配置してい
る。これらのろ板4は、内側容器1の内面に取り付けら
れる。
【0043】ろ過装置50Bのろ板4が粉末活性炭を含
む放射性廃液から界面活性剤を吸着した粉末活性炭を除
去する。ろ板4上に蓄積された分離された粉末活性炭等
のろ過物12は、回転軸を中心としたスクレーパー15
の回転により、ろ板4上から除去される。除去されたろ
過物12は、ろ過物排出機11により、活性炭排出管8
から排出される。
【0044】本発明の他の実施例である放射性廃液処理
装置を図5を用いて説明する。本実施例は、洗濯設備1
6及びシャワ設備33を廃液収集タンク17に接続した
ものである。本実施例の作用効果は、図1の実施例と同
じである。
【0045】
【発明の効果】請求項1及び請求項7の発明によれば、
処理装置をコンパクトにできかつ二次廃棄物を処理しや
すい状態(例えば、焼却しやすい状態)にすることがで
きる。請求項2及び請求項8の発明によれば、請求項1
の発明の効果を得ることができると共に、粒子状の放射
性物質などを効率良く除去でき、外部に放出する廃液中
の放射性物質の量を著しく低減できる。
【0046】請求項3及び請求項9の発明によれば、請
求項1または請求項2の発明の効果を得ることができる
と共に、分離された活性炭の乾燥を短時間に行うことが
できる。
【0047】請求項4及び請求項10の発明によれば、
請求項2の発明の効果を得ることができると共に、遠心
力の作用により活性炭を簡単にろ過手段から取り除くこ
とができる。
【0048】請求項5及び請求項11の発明によれば、
請求項2、請求項3または請求項4の発明の効果を得る
ことができると共に、活性炭に付着している水分の蒸発
を促進でき、活性炭の乾燥時間を著しく短縮できる。
【0049】請求項6及び請求項12の発明によれば、
請求項1または請求項2の発明の効果を得ることができ
ると共に、発生する放射性廃棄物の量を著しく減少させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である放射性廃液処理
装置の構成図である。
【図2】図1の活性炭分離乾燥装置の詳細縦断面図であ
る。
【図3】活性炭分離乾燥装置の他の実施例の詳細縦断面
図である。
【図4】活性炭分離乾燥装置の他の実施例の詳細縦断面
図である。
【図5】本発明の他の実施例である放射性廃液処理装置
の構成図である。
【符号の説明】
1…内側容器、4…ろ板、5…ジャケット、6…蒸気供
給管、8…ろ液排出管、9…活性炭排出管、10,10
A…モーター、11…ろ過物排出機、16…洗濯設備、
17…廃液収集タンク、19…粉末活性炭貯槽、22…
活性炭分離乾燥装置、25,32…ドラム缶、29…ド
ラム缶搬送コンベア、30…粉体供給機、31…焼却
炉、40…活性炭搬送装置、49…外側容器、50…ろ
過装置、51…回転軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 凉三 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 泉田 龍男 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 西 高志 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 服部 康雄 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 日立ニ ュークリアエンジニアリング株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性剤を含む放射性廃液を処理する方
    法において、前記界面活性剤を含む前記放射性廃液に活
    性炭を混合し、その後、前記放射性廃液を活性炭分離装
    置内に供給して前記活性炭を前記放射性廃液から分離
    し、前記分離された活性炭を前記活性炭分離装置内で乾
    燥させ、前記乾燥した活性炭が前記活性炭分離装置から
    排出されることを特徴とする界面活性剤を含む放射性廃
    液の処理方法。
  2. 【請求項2】前記活性炭分離装置は容器内にろ過手段を
    有しており、前記活性炭を含む前記放射性廃液が前記容
    器内に供給されて前記活性炭が前記ろ過手段によって前
    記放射性廃液から分離され、前記分離された活性炭の乾
    燥は前記容器内で行われ、前記乾燥した活性炭が前記容
    器から排出される請求項1の界面活性剤を含む放射性廃
    液の処理方法。
  3. 【請求項3】前記分離された活性炭の乾燥は、この活性
    炭を加熱することによって行われる請求項1または請求
    項2の界面活性剤を含む放射性廃液の処理方法。
  4. 【請求項4】前記ろ過手段を回転させることによって、
    前記ろ過手段に捕捉されている前記乾燥された活性炭が
    前記ろ過手段から取り除かれる請求項2の界面活性剤を
    含む放射性廃液の処理方法。
  5. 【請求項5】前記活性炭の乾燥の際に、前記容器内に乾
    燥ガスを供給する請求項2,請求項3または請求項4の
    界面活性剤を含む放射性廃液の処理方法。
  6. 【請求項6】前記排出された活性炭を焼却する請求項1
    または請求項2の界面活性剤を含む放射性廃液の処理方
    法。
  7. 【請求項7】界面活性剤を含む放射性廃液を処理する放
    射性廃液処理装置において、 前記界面活性剤を含む前記放射性廃液に活性炭を添加す
    る手段と、 容器、前記容器内に設けられ前記界面活性剤を吸着した
    前記活性炭を前記放射性廃液から分離する手段、分離さ
    れて前記容器内に存在する前記活性炭を乾燥する手段を
    有する活性炭分離装置と、を備えたことを特徴とする放
    射性廃液処理装置。
  8. 【請求項8】界面活性剤を含む放射性廃液を処理する放
    射性廃液処理装置において、 前記界面活性剤を含む前記放射性廃液に活性炭を添加す
    る手段と、 容器、前記容器内に設けられ前記界面活性剤を吸着した
    前記活性炭を前記放射性廃液から分離するろ過手段、分
    離されて前記容器内に存在する前記活性炭を乾燥する手
    段を有する活性炭分離装置と、を備えたことを特徴とす
    る放射性廃液処理装置。
  9. 【請求項9】前記乾燥手段が前記容器に設けられた加熱
    手段である請求項7または請求項8の界面活性剤を含む
    放射性廃液処理装置。
  10. 【請求項10】前記ろ過手段を回転させる手段を備えた
    請求項8の界面活性剤を含む放射性廃液処理装置。
  11. 【請求項11】前記容器内に乾燥ガスを供給する手段を
    備えた請求項8,請求項9または請求項10の界面活性
    剤を含む放射性廃液処理装置。
  12. 【請求項12】前記容器から排出された活性炭を焼却す
    る焼却手段を備えた請求項1または請求項2の界面活性
    剤を含む放射性廃液処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100364379B1 (ko) * 2000-01-27 2002-12-11 주식회사 한국화이바 중·저준위 방사성 폐기물 처리 장치
JP2015081852A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 株式会社東芝 原子力発電所の排水処理方法及び排水処理装置
JP2016050780A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 株式会社東芝 排水処理装置および排水処理方法

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