JPH0922987A - シングルエンド・デュアル・ポート・メモリ・セル - Google Patents

シングルエンド・デュアル・ポート・メモリ・セル

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JPH0922987A
JPH0922987A JP7349467A JP34946795A JPH0922987A JP H0922987 A JPH0922987 A JP H0922987A JP 7349467 A JP7349467 A JP 7349467A JP 34946795 A JP34946795 A JP 34946795A JP H0922987 A JPH0922987 A JP H0922987A
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transistor
port
terminal
coupled
gate
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JP7349467A
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Andrew L Hawkins
アンドリュー・エル・ホーキンズ
Stefan P Sywyk
ステファン・ピイ・シウィク
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SAIPURESU SEMICONDUCTOR CORP
Cypress Semiconductor Corp
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SAIPURESU SEMICONDUCTOR CORP
Cypress Semiconductor Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/16Multiple access memory array, e.g. addressing one storage element via at least two independent addressing line groups

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのポートから同時に読み書きできるシン
グル・エンド・デュアル・ポート・メモリ・セルを提供
する。 【解決手段】 第1のポートと第2のポートへ接続され
るワード線を連結せずにそれぞれ別々にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリの分
野に関する。具体的には、本発明は小型化されたデュア
ル・ポートSRAMメモリ・セルの提供に係わる。
【0002】
【従来の技術】一般的なランダム・アクセス・メモリ
(RAM)アーキテクチャは、メモリ・セルのアレーか
ら成る。各セルには1ビットの情報を記憶することがで
きる。アレーはメモリ・セルの行と列として配列され
る。各行はワード線とも呼ばれる。各列はビット線とも
呼ばれる。2m行と2n列のこのようなアレーが含まれた
メモリ・デバイスには、2m・n ビットの情報を記憶する
ことができる。このようなアレーの製造に1単位面積が
必要であるとすると、このようなアレーのメモリ・セル
密度は、1単位面積当たり2m・n となる。
【0003】メモリ・デバイスを必要とするシステムで
は、メモリの記憶容量と動作速度が重要な属性である。
システム・スループットの点からは、メモリ・デバイス
のアクセス可能度がもう1つの重要な属性である。記憶
容量とは、メモリ・デバイスが記憶できるデータの量を
指す。動作速度とは、メモリ・デバイスがデータを記憶
または取り出しすることができる速度を指す。アクセス
可能度は、システムのアーキテクチャに大きく左右され
る。一般にシステム・スループットは、複数のシステム
装置がメモリ・デバイスに直接アクセスすることができ
れば向上する。システム・スループットは、一般に、メ
モリに複数の装置が同時にアクセスすることができれば
さらに向上する。
【0004】メモリ・デバイスには通例、1つまたは複
数のメモリ・セル・アレーが含まれているため、メモリ
・デバイスの記憶容量はメモリ・セルの大きさに大きく
左右される。構成要素の数が固定されているとすれば、
セルの大きさは製造技術の進歩に従って変化するであろ
う。しかし、メモリ・セルを小型化すれば、より高密度
のメモリ・セルを含むメモリ・デバイスの製造が可能に
なろう。セル面積が縮小すれば、その縮小率に近い率で
アレーのセル密度の向上が可能となろう。
【0005】したがって、たとえば他のセルの40%の
面積を使用するセルの縮小率は2.5になる。したがっ
て、小型化されたセルのアレーのセル密度は、より大型
のセルのアレーのほぼ2.5倍になる。
【0006】記憶容量はセル密度に直接関係する。メモ
リ・セルのアレーの単位面積が固定されているとすれ
ば、縮小率2.5によって、小型化されたセルで構成さ
れたメモリ・デバイスの記憶容量は、より大型のセルで
構成されたメモリ・デバイスの記憶容量の2.5倍にす
ることが可能になる。
【0007】システム・アクセス速度は、デュアル・ポ
ート・メモリ・アーキテクチャの使用により大幅に向上
させることができることが多い。デュアル・ポート・メ
モリは2つのアクセス・ポートを備えているため、メモ
リには複数のシステム装置が直接アクセスすることがで
きる。単一ポート・メモリは、1つのシステム装置にし
か接続することができないため、他のシステム装置はメ
モリにアクセスするためにポートを争奪しなければなら
ない。デュアル・ポート・アーキテクチャはメモリのポ
ートへのアクセスの争奪を減少させるため、複数のシス
テム装置への直接接続を可能にすることによって、通常
は全体のシステム・パフォーマンスが向上する。
【0008】デュアル・ポート・メモリ・アーキテクチ
ャを利用したメモリ・デバイスの例としては、デュアル
・ポート・スタティック・ランダム・アクセス・メモリ
(SRAM)と先入れ先出し(「FIFO」)バッファ
がある。集積回路デュアル・ポート・メモリ・デバイス
には、デュアル・ポート・メモリ・セルのアレーを組み
込むことができる。このような従来技術のデュアル・ポ
ート・セルの1つを図1に示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のデュアル・ポー
ト・メモリ・セルにはいくつかの欠点がある。従来技術
のデュアル・ポート・メモリ・セルの1つの欠点は、セ
ルのレイアウト・サイズが、同一の製造技術を用いて作
製された単一ポート・セルの約2倍ないし2.5倍であ
ることである。従来技術のデュアル・ポート・メモリ・
セルのもう1つの欠点は、セルの差動的性質のため、各
ポートそれぞれに1対のビット線が必要なことである。
【0010】実用上、デュアル・ポート・メモリ・デバ
イスの効果を実現する他の方法は、デュアル・ポート・
メモリ・デバイス内で単一ポート・メモリ・セルのアレ
ーを使用する方法である。このような従来技術の単一ポ
ート・メモリ・セルを図2に示す。この例では、メモリ
・デバイスのポートは、メモリ・アレーへアクセスする
前に多重化される。したがって、2つのデバイスが、ア
レー内のメモリ・セルのレベルではなく、デバイス・レ
ベルでアクセスを争奪する。
【0011】多重化単一ポート・メモリ・セルの使用の
1つの欠点は、より多数のメモリ・セルを構成するため
に利用できるはずのスペースが、多重化回路によって使
われることである。さらに、単一ポートセルにアクセス
するための多重化機能は、デュアル・ポート・メモリ・
セルを使用する直接アクセス方法よりも低速である。そ
の結果、一般にメモリ・デバイスの動作速度が遅くな
る。メモリ・アクセスを頻繁に必要とする場合、メモリ
の動作速度が遅くなるとシステム全体のスループットに
悪影響を及ぼすことになる。
【0012】
【課題を解決するための手段】シングル・エンド・デュ
アル・ポート・メモリ・セルについて説明する。このメ
モリ・セルは、第1のポートおよび第2のポートから受
け取った1ビットのデータを記憶することができる。記
憶されたビットは、第1と第2のポートが同時に検出す
ることができる。
【0013】デュアル・ポート・メモリ・デバイスにお
いてシングル・エンド・デュアル・ポート・メモリ・セ
ルのアレーを利用して、複数のシステム装置によるメモ
リ・デバイスの同時アクセスを容易にすることができ
る。
【0014】本発明の他の目的、特徴、および利点は、
添付図面および以下の詳細な説明から明らかになろう。
【0015】本発明について、例を用いて図解するが、
添付図面の図に限定されるものではない。図では同様の
参照符号は同様の要素を示す。
【0016】
【発明の実施の形態】図3に、金属酸化膜半導体(MO
S)技術を用いて実施されたシングル・エンド・デュア
ル・ポート・スタティック・メモリ・セルの1つの実施
形態を示す回路図を図示する。図3のセル300は、ス
タティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)
セルである。デュアル・ポート・メモリ・デバイスに
は、このようなセルのアレーを組み込むことができる。
【0017】NMOSトランジスタ350、360が、
第1のポート370および第2のポート380のビット
線372および382へのパス・ゲートとして機能す
る。
【0018】1ビットのデータを記憶するためのラッチ
素子が、NMOSトランジスタ310および320と、
PMOSトランジスタ330および340によって形成
されている。図5に、図3のPMOSトランジスタ33
0および340の代わりに抵抗負荷素子530および5
40を使用する他の実施形態を示す。
【0019】図3を参照すると、第1のポートはビット
線372およびワード線374に関連づけられている。
第1のポートのビット線372は、第1のポート370
からメモリ・セル300に1ビットのデータを書き込む
ために使用される。第1のポートのビット線372は、
第1のポート370を介してメモり・セル300から1
ビットの情報を読み出すためにも使用される。第1のポ
ートのワード線374は、第1のポート370を介した
読取り動作または書込み動作のために、メモリ・セル3
00を選択するために使用される。
【0020】第2のポートも同様に動作する。第2のポ
ート380にはビット線382およびワード線384が
関連づけられている。第2のポートのビット線382
は、第2のポート380からメモリ・セル300に1ビ
ットのデータを書き込むために使用される。第2のポー
トのビット線382は、第2のポート380を介してメ
モり・セル300から1ビットの情報を読み取るために
も使用される。第2のポートのワード線384は、第2
のポート380を介した読取り動作または書込み動作を
行うために、メモリ・セル300を選択するのに使用さ
れる。
【0021】第1と第2のポートがメモリ・セルを共用
することができるようにするため、第1と第2の両方の
ポートが記憶のために同じ論理基盤を用いなければなら
ない。言い換えると、第1と第2のポートの両方が、正
論理方式か負論理方式のいずれか一方を使用しなければ
ならない。
【0022】第1と第2の両方のポートによって同じ論
理方式が使用されるようにするために、ビット線(37
2または382)の一方から供給されたデータを反転す
る必要がある。反転論理はメモリ・セル・レベルではな
く素子ポート・レベルで付加することができるため、メ
モリ・アレーの支持回路に反転論理を付加することによ
って、実質的な面積は消費されないはずである。図6
に、シングル・エンド・デュアル・ポート・メモリ・セ
ル610のアレーの支持回路600の1つの実施形態
を、ブロック図形式で示す。たとえば、32K×1ビッ
トのデュアル・ポート・メモリ・デバイスでは、両方の
素子ポートではなく一方の素子ポートに反転論理を付加
することができる。図6で、右側のポート・データ入力
バッファ622とポート出力バッファおよびパッド・ド
ライバ624には、ポート・レベルでのデータ反転を行
うための反転論理を組み込むことができる。他の実施形
態では、反転データ入力ドライバ632と反転センス増
幅器(SAMP)634を利用することもできる。これ
を、アレー610の各メモリ・セルごとに必要な反転論
理と対比されたい。
【0023】このような反転論理は一般に、前述のよう
に多重化単一ポート・セルを使用する従来のメモリ・デ
バイスの多重化回路と比べて高速であり、使用される面
積も小さくなる。
【0024】特に明記のない限り、読取りと書込みの例
では、第1のポート370について正論理方式を用いる
ものとする。つまり、低論理レベルまたは「0」を表す
電圧よりも高い電圧によって高論理レベルすなわち
「1」を表す。ノード351の電圧レベルは、セルの状
態を示す。したがって、この例では支持回路はビット線
382の信号を反転させる(ビット線372上の信号は
反転させない)。
【0025】一般に、シングル・エンド単一ポート・メ
モリ・セルの読取りまたは書込みには、差動セルと対比
すると問題がある場合がある。図2を参照すると、書込
み動作時にはビット線272aおよび272bを介して
差動メモリ・セル200に1対の相補信号が送られる。
これによって、メモリ・セル200は、セルの内容が記
憶する値と一致しないときに、確実に「フリップ」すな
わち状態を変えることができるようになる。たとえば、
「1」を記憶する場合、ビット線272aは論理「1」
を伝送し、ビット線272bは論理「0」を伝送するこ
とになる。ワード線274が高レベルになると、セル2
00の一方が「押され」、他方が「引かれ」て、セルが
論理「1」を記憶するようになる。これは、書込み動作
時のセルの差動的性質またはデュアル・エンド的性質で
ある。それに対して、図3のシングル・エンド・セルを
参照すると、書込み動作時のセル300での「押し」と
「引き」の組み合わせ動作の代わりに、一方または他方
のポートからの「押し」か「引き」かいずれか一方しか
ない。これは、各ポートに関連するビット線が1つしか
なく、ポートが互いに独立して動作することによる。セ
ル300の書込み動作または読取り動作は単一のビット
線を使用して行われるため、他の技法を用いてメモり・
セル300の状態を強制的に変え、記憶されている値が
保持されるようにしなければならない。これを行わない
と、セル300は書込み動作中に書き込まれた値をラッ
チすることができなくなる可能性がある。
【0026】差動メモリ・セルは一般に、電荷ポンプや
基準信号などの特別な支持回路を使用せずに、読取り動
作時にセル安定性を維持し、書込み動作時に値をラッチ
できるように構成されている。通常の支持回路を使用す
る書込み動作の場合、シングル・エンド・メモリ・セル
は、書き込まれた値をラッチすることができない可能性
がある。図4に、従来技術のシングル・エンド単一ポー
ト・セルの1つの例を示す。図4で、セル400に書き
込まれた値をラッチすることができないのは、パス・ゲ
ート・トランジスタ450のコンダクタンス(高抵抗)
がトランジスタ410に比べて低いことによる。
【0027】図2の従来技術の差動メモリ・セル200
を参照すると、トランジスタ210のゲート幅/長さ比
とトランジスタ250のゲート幅/長さ比の比率は、約
1.5ないし2.0の範囲である。トランジスタ220
のゲート幅/長さ比とトランジスタ260のゲート幅/
長さ比の比率は、トランジスタ250のゲート幅/長さ
比とトランジスタ210のゲート幅/長さ比の比率とほ
ぼ同じである。パス・ゲート(すなわち250)の有効
幅/長さ比を上回るプルダウン素子またはラッチ素子
(すなわち210)の幅/長さ比を、メモリ・セルのベ
ータ比と呼ぶ。これを代数で表すと、セル200の場合
は((W210/L210)/(W250/L250))に等しい。
トランジスタ210および250が同じゲート長で構成
されている場合、ベータ比は単純にゲート幅の比(すな
わちW210/W250)である。図2には2つのパス・ゲー
ト(250、260)と2つのプルダウン素子(21
0、220)が図示されているが、セルは一般に対称に
なっているため、セルにはベータ比が1つしかない。言
い換えると、負荷素子240と230の特性は同じであ
り、トランジスタ210および250の幅、長さ、およ
び動作特性はそれぞれトランジスタ220および260
と同じである。したがって、従来技術のセル200のベ
ータ比は一般に、1.5ないし2.0の範囲である。抵
抗負荷を使用する従来技術のセルのベータ比は、一般に
2.5ないし3.0の範囲である。言い換えると、抵抗
負荷を使用した場合、従来技術の差動セル200では、
トランジスタ210および220のゲート幅/長さ比
は、最大でそれぞれトランジスタ250および260の
3倍までである。図4のシングル・エンド・セル400
で1.5ないし2.0のベータ比を用いると、書込み動
作中にセルに書き込まれた値を正常にラッチすることが
できなくなる可能性がある。
【0028】セル400で値を正常にラッチできないと
いう問題を克服するための1つの方法は、ワード線ブー
スト回路を使用して書込み動作中にトランジスタ450
のコンダクタンスを増大させる(抵抗を小さくする)こ
とである。トランジスタ450のコンダクタンスを増大
させると、単一のビット線472を使用する書込み動作
が可能になる。ワード線474にVccを超える電圧を
加えると、トランジスタ450のコンダクタンスは増大
する。読取り動作時には、ワード線474に定常電圧
(たとえばVcc)が加えられ、セルは読取り動作のた
めに安定を保つ。
【0029】他の方法は、メモリ・セル400のベータ
比を、一般的な差動メモリ・セルのものから変える方法
である。たとえば、メモリ設計者は、入力パス・ゲート
・トランジスタ450のサイズを、410および420
のサイズの2倍にすることもできる。トランジスタ45
0のサイズをトランジスタ410および420に対して
2倍にすることによって、メモリ設計者はメモリ・セル
のベータ比を約0.5まで小さくしたことになる。これ
によって、通常の支持回路と定常ワード線電圧(たとえ
ばVcc)を使用する書込み動作が可能になる。しか
し、パス・ゲート450の抵抗を下げると、一般に、メ
モリ・セルが読取り動作について不安定になる。言い換
えると、読取り動作によって、セルは記憶されている値
を失う。セルの安定性は、読取り動作時のパス・ゲート
・トランジスタ450のコンダクタンスを小さくするこ
とによって維持することができる。パス・ゲート・トラ
ンジスタ450のコンダクタンスは、読取り動作時にワ
ード線474上でVccより低い電圧を用いることによ
って小さくすることができる。
【0030】シングル・エンド単一ポート・セル400
の読取りまたは書込みの問題を克服するために適用され
るこれらの方法は、図3に示すシングル・エンド・デュ
アル・ポート・メモリ・セル300にも拡大することが
できる。したがって、メモリ・セル設計者は、従来技術
の差動メモリ・セルと同様のベータ比を維持すること
も、より低いベータ比のセルを設計することもできる。
それに応じて、設計者は書込み動作または読取り動作の
ための支持回路を修正する必要がある。
【0031】第1のポート370からメモリ・セル30
0の読取り動作を実行するには、ワード線374を論理
高レベルに設定する。セル300が従来技術の差動メモ
リ・セルと同様のベータ比を持つように設計する場合
は、ワード線電圧を約Vccとする必要がある。そうで
はなくセル300をより低いベータ比で設計する場合
は、支持回路はワード線374電圧としてVccより低
い電圧を供給する必要がある。これによって、ビット線
パス・ゲート・トランジスタ350がオンになり、セル
300からビット線372にデータ・ビットを伝送でき
るようになる。第1のポートについて正論理方式を用い
ると仮定すると、セル300に論理「1」が入っていれ
ば、トランジスタ340および320はオンになってお
り、トランジスタ330および310はオフにである。
トランジスタ340がオンでトランジスタ310がオフ
になっているため、ビット線372にノード351から
ほぼVccの電圧が加えられる。
【0032】セル300に論理「0」が入っている場
合、トランジスタ310および330はオンで、トラン
ジスタ320および340はオフである。トランジスタ
310がオンでトランジスタ340がオフであるため、
ビット線372にノード351からほぼVssの電圧が
加えられる。
【0033】第2のポートから実行される読取り動作も
同様であるが、メモリ・セルが第1のポートに対して正
論理として参照される点が異なる。第2のポート380
からセル300の読取り動作を実行するには、ワード線
384を論理高レベルに設定する。これによって、ビッ
ト線パス・ゲート・トランジスタ360がオンになり、
セル300からビット線382にデータ・ビットを伝送
できるようになる。第1のポートに対して正論理方式を
用いると仮定すると、第1のポートから読取り動作を行
うときと同様に、セル300に論理「1」が入っている
場合にトランジスタ340および320はオンになりト
ランジスタ330および310はオフになる。トランジ
スタ320がオンでトランジスタ330がオフであるた
め、ビット線382にほぼVssの電圧が加えられるこ
とになる。Vssは論理「0」を表すので、メモリ・セ
ル300の内容を正確に表すために、メモリ・アレーの
支持回路はビット線382からのデータを反転させなけ
ればならない。前述のように、反転論理を、セル単位で
はなく第2のデバイス・ポートで備えることもできる。
また他の実施形態では、反転論理をビット線のグループ
など、中間レベルで利用することもできる。
【0034】以下に、書込み動作を実行する1つの方式
を説明する。ポート370への書込み動作を実行するた
めに、ワード線374を論理高レベルに上げる。セル3
00を典型的な差動メモリ・セル・ベータ比を用いて設
計する場合、ワード線374の電圧は、Vccを超える
必要がある。それ以外の場合は、セル300をより小さ
いベータ比になるように設計する場合には、ワード線3
74はほぼVccとなる。これによって、ビット線パス
・ゲート・トランジスタ350は十分なコンダクタンス
によってオンになることができ、書き込むデータ・ビッ
トをビット線372からセル300に伝送することがで
きるようになる。セル300に現在、論理レベル「0」
(ノード351の電圧はほぼVss)が記憶されている
と仮定すれば、セル300に論理レベル「1」を書き込
む場合、ビット線372上の論理「高」電圧によって、
ノード351の電圧が上がり始める。ノード351の電
圧が上がると、PMOSトランジスタ330のコンダク
タンスが減少し、NMOSトランジスタ320のコンダ
クタンスが増大する。これによってノード361の電圧
が下がる。ノード361の電圧が下がると、NMOSト
ランジスタ310のコンダクタンスが減少し、PMOS
トランジスタ340のコンダクタンスが増大する。NM
OSトランジスタ310のコンダクタンスが減少する
と、ノード351の電圧が上がる。したがって、正帰還
サイクルが確立され、その状態は、トランジスタ310
および330がオフになりトランジスタ320および3
40がオンになるまで続き、ノード351がほぼVcc
の電圧レベルでラッチされる。同様に、ノード361は
ほぼVssの電圧レベルでラッチされる。この動作の前
にセルに「1」が記憶されていたとすれば、ノード35
1は単にほぼVccのレベルを維持するだけである。セ
ルの直前の状態に関係なく、セル300は今度は論理
「1」状態にラッチされ、ビット線372に加えられる
電圧はほぼVccになる。
【0035】メモリ・セル300へのこの書込み方法が
適切に機能するようにするには、パス・ゲート・トラン
ジスタ350の「オン」抵抗(ソース対ドレイン抵抗)
を310の「オン」抵抗より小さくなるようにする。同
じ関係は、パス・ゲート・トランジスタ360とトラン
ジスタ320の「オン」抵抗についても当てはまる。こ
れによって、典型的な支持回路とワード線電圧(Vc
c)を使用したメモリ・セル300への書込みが可能に
なる。他の実施形態では、標準差動メモリ・セルと同じ
ベータ比を維持することもできる。前述のように、これ
には書込み動作中にワード線374または384にVc
cを超える電圧を加える支持回路が必要である。
【0036】トランジスタ330および340(または
他の実施形態では抵抗負荷素子)は、メモリ設計者が決
めた漏れ制約を満たすと同時に、セル安定性を保証する
のに十分な大きさである。1つの実施形態として、それ
ぞれ、NMOSトランジスタ310および320の「オ
ン」抵抗の約2倍の「オン」抵抗を持つPMOSトラン
ジスタ340および330が考えられる。図5に図示す
るような他の実施形態では、それぞれトランジスタ51
0および520の「オン」抵抗の2倍の抵抗を持つ抵抗
負荷素子540および530を組み込むこともできる。
【0037】図3に戻ると、ポート370に論理「0」
を書き込むプロセスは、論理「1」を書き込むプロセス
と同様である。ワード線374を論理高レベルに上げ
て、ビット線372からセル300にデータ・ビットを
伝送できるようにする。メモリ・セル300を典型的な
差動メモリ・セル・ベータ比を用いて設計する場合、ワ
ード線374電圧はVccを超える必要がある。そうで
はなく、より小さいベータ比を持つようにメモリ・セル
300を設計する場合には、ワード線374電圧はほぼ
Vccである。これによって、ビット線パス・ゲート・
トランジスタ350が十分なコンダクタンスによってオ
ンになり、書き込むデータ・ビットをビット線372か
らセル300に伝送できるようになる。セル300に現
在、論理レベル「1」が記憶されていると仮定すると
(ノード351の電圧はほぼVcc)、セル300に論
理レベル「0」を書き込む場合、ビット線372上の論
理「低」電圧によってノード351の電圧が低下し始め
る。ノード351の電圧が下がると、PMOSトランジ
スタ330のコンダクタンスが増大し、NMOSトラン
ジスタ320のコンダクタンスが減少する。これによっ
てノード361の電圧が上がる。ノード361の電圧が
上がると、NMOSトランジスタ310のコンダクタン
スが増大し、PMOSトランジスタ340のコンダクタ
ンスが減少する。NMOSトランジスタ310のコンダ
クタンスが増大するにつれて、ノード351の電圧は低
下する。したがって、正帰還サイクルが確立され、その
状態が、トランジスタ310および330がオンになり
トランジスタ320および340がオフになるまで維持
され、ノード351がほぼVssの電圧レベルでラッチ
される。同様に、ノード361はほぼVccの電圧レベ
ルでラッチされる。この動作の前にセルに「0」が記憶
されていたとすれば、ノード351は単にほぼVssの
レベルを維持することになる。セルの直前の状態に関係
なく、セル300は今度は論理「0」状態にラッチさ
れ、ビット線372に加えられる電圧はほぼVssにな
る。
【0038】ポート380への書込み動作を実行するプ
ロセスでは、ワード線384を論理高レベルに上げて、
ビット線382からセル300にデータ・ビットを伝送
できるようにする必要がある。メモリ・セルがポート3
70に対して正の論理に基づいているため、ポート38
0に書き込むデータを反転させなければならない。たと
えば、メモリ・デバイスの第2のポートに論理「1」を
書き込むときは、アレーの支持回路は信号を反転させ
て、セル300のポート380に論理「0」が提示され
るようにしなければならない。セル300に現在、論理
レベル「0」が記憶されていると仮定すると(ノード3
61の電圧はほぼVcc)、ビット線382上の論理
「低」電圧によって、ノード361の電圧が下がり始め
る。この時点から、セルはポート370に「1」が書き
込まれた場合と同様に動作する。ノード361の電圧が
下がると、PMOSトランジスタ340のコンダクタン
スが増大し、NMOSトランジスタ310のコンダクタ
ンスが減少する。これによってノード351の電圧が上
がる。ノード351の電圧が上がると、NMOSトラン
ジスタ320のコンダクタンスが増大し、PMOSトラ
ンジスタ330のコンダクタンスが減少する。NMOS
トランジスタ320のコンダクタンスが増大すると、ノ
ード361の電圧が下がる。したがって、正帰還サイク
ルが確立され、トランジスタ310および330がオフ
になりトランジスタ320および340がオンになるま
で続いて、ノード361がほぼVssの電圧レベルでラ
ッチされる。同様に、ノード351はほぼVccの電圧
レベルでラッチされる。この動作の前にセルに「1」が
記憶されていた場合、ノード361は単にほぼVssの
レベルを維持することになる。セルの直前の状態に関係
なく、セル300は今度は論理「1」状態にラッチされ
る。
【0039】メモリ・デバイスの第2のポートを使用し
て論理「0」を記憶するために、ポート380を使用す
る動作も、支持回路によってデータ・ビットを反転し、
ビット線382によって論理「1」がセルに伝送される
ようにすることで同様に実行される。
【0040】各ポートで読取り動作と書込み動作が可能
なデュアル・ポート・メモリ・セルをデュプレックス・
セルと呼ぶ。デュプレックス・デュアル・ポート・メモ
リ・セルでは、各ポートで書込み動作と読取り動作が行
われるため、各ポートに関連する素子についての対称性
が重要である。デュプレックス・セルに非対称を採用す
ると、各ポートの読取り能力または書込み能力に相違が
できる可能性がある。
【0041】メモリ設計者は、パス・ゲート・トランジ
スタ350および360を、それぞれトランジスタ31
0および320よりも大きく(すなわち抵抗を低く)す
ることができる。より大きなトランジスタ350および
360を選定することによって、セル300を読取り動
作について意図的に不安定にし、書込み動作の場合にワ
ード線374および384上のブースト電圧(すなわち
Vccより高い電圧)が不要になる。しかし、読取り動
作の場合には、ワード線374および384上でより低
い電圧(すなわちVccより低い電圧)が必要になるこ
とがある。
【0042】あるいは、メモリ設計者はパス・ゲート・
トランジスタ350および360をそれぞれトランジス
タ310および320より小さく(すなわち抵抗を大き
く)することもできる。より小さいトランジスタ350
および360を選定することによって、読取り動作の場
合、ワード線374および384上ではVccより低い
電圧が不要になる。しかし、書込み動作の場合は、ワー
ド線374および384上でブースト電圧(すなわちV
ccより高い電圧)が必要になることがある。
【0043】ソース対ドレイン抵抗がトランジスタ・ゲ
ート幅と反比例する(固定ゲート長を前提として)た
め、高抵抗素子を可能な限り小さく作り、より小さい素
子のサイズを決めた後で低抵抗素子のサイズを選定する
ことができる。1つの実施形態では、トランジスタ31
0、320、330、および340を、同じ素子形状寸
法(すなわち等しいゲート幅と等しいゲート長)を持つ
ように選定することができる。パス・ゲート350およ
び360はそれぞれ、NMOSトランジスタ310およ
び320よりもかなり大きいゲート幅を持つように選定
する。このように、0.5ミクロンの最小形状寸法を可
能にするプロセスを用いることによって、PMOSトラ
ンジスタ330および340のゲート幅を0.5ミクロ
ン、ゲート長を0.5ミクロンとすることができる。パ
ス・ゲート350および360は、ゲート幅を1.2ミ
クロン、ゲート長を0.5ミクロンとすることができ
る。トランジスタ310および320は、ゲート幅を
0.5ミクロン、ゲート長を0.5ミクロンとすること
ができる。
【0044】他の実施形態では、トランジスタ310お
よび320は1.2ミクロンのゲート幅と0.5ミクロ
ンのゲート長を有するようにすることができる。トラン
ジスタ350および360と、PMOSトランジスタ3
30および340は、それぞれゲート幅を0.5ミクロ
ン、ゲート長を0.5ミクロンにすることができる。
【0045】いずれの実施形態でも、ビット線の電圧が
Vccで、そのビット線に関連するノードがほぼVss
の値にラッチされている読取り動作について、セルを安
定に維持するために、パス・ゲート・トランジスタ35
0および360のソース対ドレイン抵抗はトランジスタ
310および320よりも大きい。前述のように、これ
は素子形状寸法またはワード線電圧によって実現され
る。たとえば、セル300に「0」が記憶されている場
合、ノード351はほぼVssにラッチされる。したが
って、ワード線374によってパス・ゲート350が選
択されているときに、ビット線372の電圧がほぼVc
cであっても、セルの内容は変化しない(すなわちノー
ド351はVssからVccに変化しない)。しかし、
パス・ゲート350または360が選択されていると
き、ノードがほぼVccの値にラッチされ、そのノード
に関連するビット線の電圧がVssである場合、パス・
ゲート350および360はセル300の状態が変化し
ないようにするのに十分な抵抗を有することができな
い。たとえば、ノード351がほぼVccの値にラッチ
され、ビット線372の電圧がVssである場合、ポー
ト370からの読取りを実行するときにパス・ゲート3
50はセル300の状態が変化しないようにするのに十
分な抵抗を有することができない(すなわちノード35
1がVccからVssに変化する可能性がある)。これ
は、読取り動作時に、対応するワード線をオンにする前
に、読取り動作に使用するビット線にプリチャージして
Vccになるようにすることによって回避することがで
きる。
【0046】図3のシングル・エンド・デュアル・ポー
ト・メモリ・セルでは、ポート370と380の両方か
ら同時アクセスが可能になる。両方のポートで書込み動
作と読取り動作のいずれかを行うことができるため、セ
ル300はデュプレックス・セルと呼ばれる。したがっ
て、このメモリ・セルでは両方のポートからの同時読取
り動作が可能である。セル300には、一方のポートか
らの読取り動作と他方のポートからの書込み動作が同時
にアクセスすることができる。
【0047】セル300は、各ポートが異なる値を書き
込もうとしたときには予測可能な動作を行わない可能性
がある。また、一方のポートからの読取り動作を実行す
ると同時に、他方のポートに書込み動作を実行するとき
には、取り出された値が予想した値ではない場合があ
る。しかし、この2つの状況には、いくつかの方法で対
処することができる。1つの方法は、データが正確でな
い可能性があるということを単に無視することである。
もう1つの方法は、これらの状況での同時アクセスをで
きないようにすることによって、このような支持回路の
競合を解決する方法である。
【0048】図1、図2、および図3を比較すると、い
くつかの利点が明らかになるはずである。図1には、2
つのラッチ・トランジスタ(110、120)、4つの
ビット線パス・ゲート・トランジスタ(130、14
0、150、160)、および2つの抵抗負荷(162
および164)を必要とする従来技術のデュアル・ポー
ト・メモリ・セル100が図示されている。4つのビッ
ト線パス・ゲートによって、2つの別個の非同期ポート
170および180から、非同期読取り動作と書込み動
作を行うことができる。それに対して、図3に図示する
実施形態は4つのラッチ・トランジスタと2つのパス・
ゲート・トランジスタしか必要としない。したがって、
デュアル・ポート・セル300は、より少数のメモリ・
セル構成要素でデュアル・ポート・セル100の機能を
実現することができる。
【0049】図1および図2の従来技術のセルと図3の
回路とのもう1つの相違は、図1および図2に示されて
いるのは差動またはデュアル・エンド・メモリ・セル
(100および200)であるが、図3に示されている
のはシングル・エンド・メモリ・セル300であるとい
うことである。メモリ・セルの内容は、一般に、セルに
結合されたセンス増幅器によって検出される。図2にお
いて、メモリ・セルの状態はメモリ・セル200によっ
てビット線272aに提示される信号と272bに提示
される相補信号との差を測定することによって検出され
る。したがって、センス増幅器はビット線272aと2
72bとの間の電位差を測定することによって、従来技
術のメモリ・セルの内容を検出する。同様に、図1にお
いて、メモリ・デバイスの状態は、ポート170の場合
はビット線172aと172bとの間の電位差を測定す
るか、またはポート180の場合はビット線182aと
182bとの間の電位差を測定することによって判断さ
れる。しかし図3では、セル300の状態は、メモリ・
セルによって提示される他の相補信号(たとえば図1の
相補ビット線172bおよび182bまたは図2の27
2b)ではなく、ビット線372または382上で検知
された電位と基準電圧(たとえばVcc、Vss、また
は信号用設置)とを比較することによって判断すること
ができる。
【0050】シングル・エンド・デュアル・メモリ・セ
ルを利用したメモリ・デバイスは、(1)通例は図1に
示すようなデュアル・ポート・セルに付随するアクセス
可能性をもたせることができると同時に、(2)図2に
示すような単一ポート・メモリセル構造で構成されたメ
モリ・デバイスの記憶容量を実現することができる。
【0051】以上、本発明について特定の実施形態を参
照しながら説明した。しかし、特許請求の範囲に記載さ
れている本発明のより広い精神および範囲から逸脱する
ことなく、本発明に様々な修正および変更を加えること
ができることは明らかであろう。したがって、本明細書
および図面は、限定的なものではなく例示的なものとみ
なされたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1つの従来技術の差動デュアル・ポート・メ
モリ・セルの配線略図である。
【図2】 1つの従来技術の差動単一ポート・メモリ・
セルの配線略図である。
【図3】 シングル・エンド・デュアル・ポート・メモ
リ・セルの配線略図である。
【図4】 従来技術のシングル・エンド単一ポート・メ
モリ・セルの配線略図である。
【図5】 シングル・エンド・デュアル・ポート・メモ
リ・セルの他の実施形態の図である。
【図6】 シングル・エンド・デュアル・ポート・メモ
リ・セルのアレーの支持回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
230、240 負荷素子 274、374、384、474 ワード線 310、350、360 NMOSトランジスタ 330、340 PMOSトランジスタ 351、361 ノード 370 第1のポート 380 第2のポート 530、540 抵抗負荷素子 600、700 支持回路 610 シングル・エンド・デュアル・ポート・メモリ
・セルのアレー 622 データ入力バッファ 624、724 パッドドライバ 634 反転センス増幅器 734 反転シングル・エンド・センス増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン・ピイ・シウィク アメリカ合衆国 95128 カリフォルニア 州・サン ホゼ・コリー アヴェニュ・ 2376

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のポートを備え、第1お
    よび第2のポートのいずれか一方から受け取ったデータ
    のビットを記憶することができ、同時に第1および第2
    のポートが、記憶されているビットを検出することがで
    きるシングル・エンド・デュアル・ポート・メモリ・セ
    ル。
  2. 【請求項2】 第1および第2のポートがそれぞれワー
    ド線とビット線とに接続され、第1のポートのワード線
    が第2のポートのワード線へ接続されていない請求項1
    記載のシングル・エンド・デュアル・ポート・メモリ・
    セル。
  3. 【請求項3】 a)第1の端子が第1の電圧レベルを受
    け取れるように結合されている第1のタイプの第1のト
    ランジスタと、 b)第1の端子が第1のトランジスタの第1の端子に結
    合され、第2の端子が第1のトランジスタのゲートに結
    合され、ゲートが第1のトランジスタの第2の端子に結
    合されている第1のタイプの第2のトランジスタと、 c)第1の端子が第2の電圧レベルを受け取れるように
    結合され、第2の端子が第1のトランジスタの第2の端
    子に結合されている第1の負荷素子と、 d)第1の端子が第2の電圧レベルを受け取れるように
    結合され、第2の端子が第2のトランジスタの第2の端
    子に結合されている第2の負荷素子と、 e)第1の端子が第1のトランジスタの第2の端子に結
    合され、第2の端子が第1のポートを形成している第1
    のパス・ゲート・トランジスタと、 f)第1の端子が第2のトランジスタの第2の端子に結
    合され、第2の端子が第2のポート・ビット線に結合さ
    れた第2のポートを形成し、ゲートが第2のポート・ワ
    ード線に結合され、第2のトランジスタのゲートの幅対
    長さの比を第2のパス・ゲート・トランジスタのゲート
    の幅対長さの比で割ることによって決まる第2の数が約
    1.5と4.0の間の範囲になるように第2のパス・ゲ
    ート・トランジスタおよび第2のトランジスタを選定し
    た第2のパス・ゲート・トランジスタとを備えるメモリ
    ・セル。
  4. 【請求項4】 a)第1のデバイス・ポートと、 b)第2のデバイス・ポートと、 c)第1および第2のデバイス・ポートのいずれか一方
    から受け取ったデータのビットをアレーの選択されたメ
    モリ・セルに記憶することができ、第1および第2のデ
    バイス・ポートがアレーの選択されたメモリ・セル内に
    記憶されているビットを同時に検出することができる、
    第1および第2のデバイス・ポートに結合されたシング
    ル・エンド・デュアル・ポート・メモリ・セルのアレー
    とを備えるデュアル・ポート・メモリ・デバイス。
  5. 【請求項5】 検出動作がほぼ同時に行われたとき、記
    憶動作を妨げる支持回路を有する請求項4記載のシング
    ル・エンド・デュアル・ポート・メモリ・セル。
  6. 【請求項6】 a)第1の端子が第1の電圧レベルを受
    け取れるように結合されている第1のタイプの第1のト
    ランジスタと、 b)第1の端子が第1のトランジスタの第1の端子に結
    合され、第2の端子が第1のトランジスタのゲートに結
    合され、ゲートが第1のトランジスタの第2の端子に結
    合されている第1のタイプの第2のトランジスタと、 c)第1の端子が第2の電圧レベルを受け取れるように
    結合され、第2の端子が第1のトランジスタの第2の端
    子に結合されている第1の負荷素子と、 d)第1の端子が第2の電圧レベルを受け取れるように
    結合され、第2の端子が第2のトランジスタの第2の端
    子に結合されている第2の負荷素子と、 e)第1の端子が第1のトランジスタの第2の端子に結
    合され、第2の端子が第1のポート・ビット線に結合さ
    れた第1のポートを形成し、ゲートが第1のポート・ワ
    ード線に結合されている第1のパス・ゲート・トランジ
    スタと、 f)その第1の端子が第2のトランジスタの第2の端子
    に結合され、第2の端子が第2のポート・ビット線に結
    合された第2のポートを形成し、ゲートが第2のポート
    ・ワード線に結合され、第1のトランジスタのゲートの
    幅対長さの比を第1のパス・ゲート・トランジスタのゲ
    ートの幅対長さの比で割ることによって決まる第1の数
    が第2のトランジスタのゲートの幅対長さの比を第2の
    パス・ゲート・トランジスタのゲートの幅対長さの比で
    割ることによって決まる第2の数とほぼ等しくなるよう
    に、第2のパス・ゲート・トランジスタおよび第2のト
    ランジスタを選定した、第2のパス・ゲート・トランジ
    スタとを備えるメモリ・セル。
  7. 【請求項7】 1.5未満のベータ率を有するシングル
    ・エンド・デュアル・ポート・メモリ・セルに記憶され
    た値を読み取る方法であって、 a)メモリ・セルの選択されたポートに関連するワード
    線を選択するステップであって、そのワード線はメモリ
    ・セルとビット線との交信を制御するためにゲート・デ
    バイスに結合され、ゲート・デバイスが第1のワード線
    電圧で第1のコンダクタンスを有し、第2のワード線電
    圧で第2のコンダクタンスを有し、前記第2のコンダク
    タンスが第1のコンダクタンスよりも小さいステップ
    と、 b)第2のワード線電圧とほぼ等しい選択電圧を、ワー
    ド線に加えるステップと、 c)ビット線から値を取り出すステップとを含む方法。
JP7349467A 1994-12-22 1995-12-22 シングルエンド・デュアル・ポート・メモリ・セル Pending JPH0922987A (ja)

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