JPH09229766A - 光検出装置、日射センサ及び当該日射センサを用いた空調装置 - Google Patents

光検出装置、日射センサ及び当該日射センサを用いた空調装置

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JPH09229766A
JPH09229766A JP6710796A JP6710796A JPH09229766A JP H09229766 A JPH09229766 A JP H09229766A JP 6710796 A JP6710796 A JP 6710796A JP 6710796 A JP6710796 A JP 6710796A JP H09229766 A JPH09229766 A JP H09229766A
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light receiving
light
optical element
photodetector
incident
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Application number
JP6710796A
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English (en)
Inventor
Yutaro Okuno
雄太郎 奥野
Shigeru Aoyama
茂 青山
Norisada Horie
教禎 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光検出装置(日射センサ)の受光視野角を拡
大する。複合化した光学素子を用いることにより、光検
出装置の受光特性を体感温度特性に近づける。 【解決手段】 受光素子11の上方に設けた受光素子カ
バー3の下面に光学素子14aを設ける。光学素子は、
レンズによって形成された第1輪帯15及び第2輪帯1
6と、プリズムによって形成された第3輪帯17とから
なる。光検出装置Cの受光特性は、第1〜第3輪帯1
5,16,17の受光特性の重ね合せとして実現でき、
各輪帯の受光特性はそれぞれの面積比や焦点距離などに
より制御することができ、それによって全体の受光特性
を容易に設計できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光検出装置に関す
る。特に、外部から進入してくる光を受光し、その受光
量に応じた出力を送り出す光検出装置に関する。さら
に、当該光検出装置で日射量を検出する日射センサ及び
当該日射センサを用いた空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などに用いられている車内空調用
の空調制御システムでは、通常、車室内外の温度を感知
するセンサと、太陽からの日射量を感知する光検出装置
(日射センサ)とが、設けられている。そして、車室内
外の温度差や車内に入射してくる太陽光の日射強度に応
じて、空調装置(エアコン)からの吹き出し温度や風
量、風向き等の空調制御を行なっている。
【0003】従来より用いられている光検出装置Aの概
略断面図を図1に示す。この光検出装置Aにあっては、
樹脂モールドされたフォトダイオード等の受光素子1の
上方に受光素子カバー2を設けた構造となっており、車
両のダッシュボード上面などに設置され、入射してくる
太陽光の日射強度を受光素子1で検出している。
【0004】自動車などの空調制御に用いられる光検出
装置では、高い受光感度と共にある特定の受光特性(受
光素子における受光量の入射角依存特性)が必要とされ
る。この受光特性は、太陽高度に対する受光出力を表わ
したものであって、人間工学に基づいて想定されてい
る。
【0005】しかしながら、従来の光検出装置における
太陽高度に対する受光素子の受光特性と、太陽高度に対
する人の体感温度特性とでは異なっていた。すなわち、
この光検出装置では、受光素子に垂直入射(入射角度9
0゜)するときに受光強度が最大となるが、太陽光が垂
直入射するとき、自動車などの室内にいる人には、屋根
などの陰になって直接太陽光が当らないので、体感温度
は上がらない。このため、人間工学上、車内にいる人が
最も暑いと感じる入射角度(水平面を基準とする;以下
同様)は約30゜とされている。従って、従来の光検出
装置では、日射センサとして用いても、空調制御に最適
な受光特性を得ることができなかった。
【0006】また、このような光検出装置では、レンズ
等の光学素子を備えていないので、受光素子へ入射する
光の角度や受光エリアが制限され、受光素子の受光効率
が悪かった。特に、水平方向近傍からの入射光を受光素
子で受光することができない。
【0007】このため図2に示す従来の光検出装置Bで
は、受光素子カバー2の中心部(受光素子1の直上)下
面にテーパー部3を設け、テーパー部3で入射光を屈折
させて受光素子1へ入射させることにより、光検出装置
Bの受光特性と体感温度特性との差を小さくしている。
【0008】しかしながら、このような光検出装置にあ
っても、入射角度30゜で受光強度が最大となるように
設計したとしても、受光特性を表わす曲線全体を調整す
ることはできず、所望の特性を得ることはできなかっ
た。さらに、テーパー部を設けるために受光素子カバー
が厚くなるので、光検出装置の全体寸法も大きくなって
いた。逆に、受光素子カバーを形成する樹脂材料の透過
率や外観上の制約から受光素子カバーの厚みにも限度が
あるので、テーパー部の大きさをあまり大きくできず、
受光エリアを大きくできないために受光効率を向上させ
ることが困難であった。また、テーパー部を設けても、
水平方向近傍からの入射光を受光できるようにすること
はできなかった。したがって、この光検出装置にあって
も、空調装置の最適制御を行なうことはできなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは広い受光視野角を有し、任意の受光特性を容易に
得ることができ、入射光の受光効率を向上させることが
できる光検出装置を提供することにあり、さらに当該光
検出装置を用いた日射センサや空調装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光検出
装置は、受光素子と、前記受光素子に入射する光の光路
上に設けられ、受光素子に入射する角度に応じて受光素
子に受光される光量を制御するための光学素子と、から
なる光検出装置において、前記光学素子は中央部と周辺
部とを有し、前記周辺部は前記受光素子の受光面に対し
てほぼ平行な方向で光学素子に入射する光線の方向を受
光面に入射する方向へ変換させるための形状を有するこ
とを特徴としている。
【0011】請求項1の光検出装置にあっては、受光素
子の受光面と平行な水平方向から入射する光を光学素子
の周辺部で方向変換し、受光素子で受光させることがで
きるので、光検出装置の中央部と周辺部との組合せによ
って受光視野角を拡大することができる。特に、垂直入
射から水平入射までの広い範囲にわたっての受光を可能
にすることができる。また、受光素子の前面に光学素子
を配置することにより、光検出装置における入射光の受
光効率を向上させることができる。
【0012】さらに、中央部と周辺部とを有する光学素
子において、中央部と周辺部の焦点距離や面積比などを
最適化することにより、受光強度の所望の受光特性を得
ることができる。
【0013】請求項2に記載の実施態様は、請求項1に
記載の光検出装置において、前記光学素子の周辺部は光
入射側表面と光出射側表面とが非平行となっており、両
表面の間隔は光学素子の中心に近づくほど小さくなって
いることを特徴としている。
【0014】この実施態様においては、光学素子の周辺
部の両面間の間隔が光学素子の中心に近づくほど小さく
なっているので、水平方向から周辺部に入射した光は下
方へ向けて屈折し、光学素子の下方に位置している受光
素子に受光される。
【0015】請求項3に記載の実施態様は、請求項1に
記載の光検出装置において、前記光学素子の光入射側表
面はほぼ平坦となっており、光学素子の周辺部は滑らか
な傾斜面を有することを特徴としている。
【0016】この受光素子においては、光学素子の光入
射側表面がほぼ平坦となっており、周辺部下面が滑らか
に傾斜しているので、水平方向から入射した光は光学素
子の他部に遮られたり、影響を受けたりすることなく、
受光素子へ入射させられる。
【0017】請求項4に記載の実施態様は、請求項1に
記載の光検出装置において、前記光学素子の中央部の面
積は受光素子の受光面積より小さく、光学素子の当該中
央部に隣接する部分は光発散性又は遮光性を有している
ことを特徴としている。
【0018】この実施態様によれば、光学素子の中央部
を通って受光素子に入る垂直入射量を減少させることが
できるので、受光素子における受光強度のピークを水平
入射と垂直入射の中間に設定することができ、しかも、
受光強度がピークとなる光入射方向を最適な方向に設定
することができる。
【0019】請求項5に記載の実施態様は、受光素子
と、前記受光素子に入射する光の光路上に設けられ、受
光素子に入射する角度に応じて受光素子に受光される光
量を制御するための光学素子とからなる光検出装置にお
いて、前記光学素子は中央部と周辺部とを有し、前記中
央部は前記受光素子の受光面に対してほぼ平行な方向で
光学素子に入射する光線の方向を受光面に入射する方向
へ変換させるための形状を有することを特徴としてい
る。
【0020】請求項5の光検出装置にあっても、受光素
子の受光面と平行な水平方向から入射する光を光学素子
の中央部で方向変換し、受光素子で受光させることがで
きるので、光学素子の複合化によって垂直入射から水平
入射までの広い範囲にわたっての受光を可能にすること
ができ、光検出装置の受光視野角を拡大することができ
る。受光素子の前面に光学素子を配置することにより、
光検出装置における入射光の受光効率を向上させること
ができる。
【0021】また、中央部と周辺部とを有する光学素子
において、中央部と周辺部の焦点距離や面積比などを最
適化することにより、所望の受光特性を得ることができ
る。
【0022】さらに、この光検出装置においては、水平
方向の入射光を受光素子に受光させるための機能を光学
素子の中央部に設けているので、この水平方向入射光を
受光させる部分と受光素子との距離を短くすることがで
き、水平方向入射光の受光効率をより高くすることがで
きる。
【0023】請求項6に記載の実施態様は、請求項5記
載の光検出装置において、前記光学素子の中央部は、受
光素子の受光面に対して垂直な方向で光学素子に入射す
る光線を受光素子の受光面に入射させることを特徴とし
ている。
【0024】この実施態様にあっては、垂直入射する光
も光学素子の中央部で受光素子に受光させるようにして
いるので、垂直方向入射光を受光させる部分と受光素子
との距離も遠くなることがなく、垂直方向入射光の受光
効率も高く保つことができる。
【0025】請求項7に記載の実施態様は、請求項5記
載の光検出装置において、前記光学素子の中央部の形状
がその周囲の部分から突出した柱状体であって、当該柱
状体の先端面には錐状の窪みが設けられていることを特
徴としている。
【0026】この実施態様にあっては、水平方向から入
射した光は、外周面から中央部の柱状体へ入射し、錐状
の窪みとの境界面で反射することによって受光素子側へ
出射される。
【0027】請求項8に記載の実施態様は、請求項5記
載の光検出装置において、前記光学素子の周辺部は、所
定の入射角度で光学素子に入射する光線を受光素子の受
光面に集光して入射させる形状を有することを特徴とし
ている。
【0028】例えば、受光強度をもっとも高くしたい入
射角方向の光を受光素子に入射させるようにすることが
できる。従って、光学素子の設計を容易にすることがで
きる。
【0029】請求項9に記載の実施態様は、請求項8記
載の光検出装置において、前記光学素子の周辺部の形状
は、当該周辺部の一部で中央部に近い部分に設けられ
た、中央部を囲む溝であることを特徴としている。
【0030】光学素子の周辺部を溝の設けられている領
域と溝の設けられていない領域とから構成することによ
り、周辺部を通過する光に対して少なくとも2種の光線
経路を設計することができ、周辺部による受光特性の帯
域を広くすることができる。
【0031】請求項10に記載の日射センサは、受光面
が水平となるようにして請求項1又は5に記載の光検出
装置を太陽光が照射される場所に設置し、太陽高度に応
じた出力を得るようにしたことを特徴としている。
【0032】本発明の光検出装置を日射センサとして使
用すれば、人の体感温度特性とほぼ合致した受光特性を
有する日射センサを得ることができる。従って、日射セ
ンサの出力に基づいた機器の処理を簡単にすることがで
きる。
【0033】請求項11に記載の空調装置は、請求項1
0に記載の日射センサと空調制御装置と空調装置本体と
を備え、日射センサの出力に基づいて、空調制御装置に
より空調装置本体の動作を制御することを特徴としてい
る。
【0034】本発明の光検出装置を用いた日射センサの
出力に応じて空調装置を制御することにより、人の体感
温度特性に応じた最適な空調制御を行なうことができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図3は本発明の一実施形態による光
検出装置Cを示す概略断面図である。この光検出装置C
にあっては、樹脂モールドされたフォトダイオード等の
受光素子11を納めたケーシング12の上方は、透明な
受光素子カバー13によって覆われており、受光素子カ
バー13の下面には光学素子14aが設けられている。
光学素子14aは回転対称な構造を有しており、その中
心軸は受光素子11の光軸と一致している。なお、光学
素子14aはメタクリル樹脂(PMMA)やポリカーボ
ネイト樹脂(PC)等の透明な光学材料により形成され
ており、受光素子カバー13と一体成形されていてもよ
く、受光素子カバー13の下面に接着されていてもよ
い。また、第2輪帯16の面積は受光素子11の面積よ
りも小さい。
【0036】受光素子カバー13の上面(光学素子14
aの光入射側表面)は緩く滑らかに湾曲してほぼ平坦と
なっており、下面に光学素子14aのパターンが形成さ
れている。受光素子カバー13の下面に形成された光学
素子14aは、複数の輪帯部分に分割されている。図3
の実施形態では、光学素子14aの中央部に位置する第
1の輪帯15は凸レンズ状をした集光性のレンズ素子に
よって形成され、その周囲の第2の輪帯16は光発散性
のレンズ素子によって形成され、さらにその周囲の第3
の輪帯17(周辺部)はプリズム素子によって形成され
ており、各輪帯15,16,17は同心円状に配置され
ている。すなわち、図4に示すように、第1輪帯15
は、光学素子14aの中心軸上に焦点を有し、その焦点
距離f1は比較的長くなっている。また、第2輪帯16
は、光学素子14aの中心軸を囲むように円環状に焦点
を有し、その焦点距離f2は比較的短くなっている。さ
らに、第3輪帯17は、光入射側表面(光学素子14a
の上面)と光出射側表面(傾斜した下面)とが非平行と
なっており、両表面の間隔は光学素子14aの中心に近
づくほど小さくなっている。したがって、光学素子14
aの光軸とほぼ平行に第3輪帯17へ入射した光rは、
外周側へ広がるほぼ平行光として出射する。
【0037】光学素子14aは、上記のような構造を有
しているので、各輪帯15,16,17は図5に示すよ
うな受光特性を有している。すなわち、第1輪帯15を
通過する光rは、入射角度90゜のときに受光強度が最
大となる。また、第2輪帯16を通過する光rは、入射
角度30゜のときに受光強度が最大となる。さらに、第
3輪帯17を通過する光rは、ほぼ水平な光が入射する
ときに受光強度が最大となる。
【0038】図6(a)(b)は光学素子14aの第1
輪帯15の受光特性を詳細に示す図である。図6(a)
は光rが入射角度90゜で第1輪帯15に入射する場合
であって、この場合には、光rは第1輪帯15で集光さ
れて受光素子11に入射し、受光強度は最大となる。こ
れに対し、図6(b)はカットオフ点(例えば、入射角
度がほぼ54゜)よりも小さな入射角で第1輪帯15に
入射する場合であって、この場合には、光rは受光素子
11外へ出射される。
【0039】また、図7(a)(b)(c)は光学素子
14aの第2輪帯16の受光特性を詳細に示す図であ
る。図7(a)は入射角度がほぼ0゜で光rが第2輪帯
16に入射する場合であって、この場合には、第2輪帯
16で集光された光rの一部が受光素子11に入射す
る。また、図7(b)は入射角度30゜で光rが第2輪
帯16に入射する場合であって、第2輪帯16で集光さ
れた大部分の光rが受光素子11に入射し、受光強度は
最大となる。これに対し、図7((c)はカットオフ点
(例えば、入射角度がほぼ75゜)よりも大きな入射角
で第2輪帯16に入射する場合であって、この場合に
は、光rは受光素子11外へ出射される。
【0040】図8(a)(b)は光学素子14aの第3
輪帯17の受光特性を詳細に示す図である。図8(a)
は入射角度がほぼ15゜で第3輪帯17に入射する場合
であって、第3輪帯17で集光された光の大部分が受光
素子11に入射し、受光強度は最大となる。これに対
し、図8(b)はカットオフ点(例えば、入射角度が3
0゜弱)よりも大きな入射角で第3輪帯17に入射する
場合であって、この場合には、光は受光素子11外へ出
射される。
【0041】したがって、光学素子14a全体の受光特
性18は、第1輪帯15の受光特性イ、第2輪帯16の
受光特性ロ及び第3輪帯17の受光特性ハの和として、
図9(縦軸は受光素子の受光強度の相対値を示す)のよ
うになる。この図9から分かるように、光学素子14a
の受光特性18は、3つの設計ポイント(つまり、入射
角が0゜、30゜、90゜の点)を含む領域に分割され
ていて、各受光特性イ,ロ,ハの和として全体の受光特
性18が決まるので、所望の受光特性を得るための光学
素子14aの設計を簡単にすることができる。具体的に
は、第1輪帯15の半径H1や焦点距離f1、第2輪帯
16の幅H2や焦点距離f2、第3輪帯17の幅H3や
下面の傾斜角などを最適化することにより、各輪帯1
5,16,17の受光特性イ,ロ,ハのピーク値やピー
ク位置を調整することができ、これによって所望の受光
特性例えば入射角が30゜で受光強度が最大となる特性
を得ることができる。
【0042】これに対し、従来の光検出装置の受光特性
は、図10に示すように入射角度が0゜から90゜まで
受光強度が単調に増大しており、体感温度特性と異なっ
ている。
【0043】しかして、本発明にあっては、複数の部分
からなる複合構造の光学素子14aを用いることによ
り、光検出装置Cの受光視野角を拡大することができ
る。しかも、光検出装置Cの受光効率を向上させること
ができる。また、光学素子14aの各輪帯15,16,
17の面積比や焦点距離などを最適化することによっ
て、任意の受光特性を容易に得ることができる。さら
に、光学素子14aの利用によって受光効率を向上させ
ることができる。
【0044】また、光学素子14aは回転対称な構造を
有しているので、受光強度の受光特性は光軸の回転方向
に依存せず、この光検出装置Cは水平面内では取付角度
を選ばない。さらに、光検出装置Cの取付対象物が移動
体の場合にも、受光特性が移動体の進行方向(つまり、
太陽の方向)に依存しなくなる。
【0045】図11に示すものは、上記光検出装置Cに
用いられる受光素子11の構造を示す平面図及び一部破
断した正面図である。この受光素子11にあっては、金
属ベース19上に搭載した受光部20をドーム型にモー
ルドした透明樹脂部21によって覆っている。受光素子
11としては、キャンタイプのものなどを用いても差し
支えないが、透明樹脂部21でドーム状に覆われている
ものを用いることにより、水平に近い角度で入射した光
も効率よく受光することができる。
【0046】(第2の実施形態)図12に示すものは本
発明の別な実施形態を示す概略断面図、図13はその光
学素子14bにおける光線追跡図である。この光検出装
置Dにあっては、第2輪帯16と第3輪帯17の間の段
差をなくしている。また、この光学素子14bでは、第
1輪帯15の半径をH1=0.65mm、焦点距離をf1
=2.2mm、第2輪帯16の幅をH2=5.3mm、焦
点距離をf2=11.7mm、第3輪帯17の幅をH3=
1mmとしている。
【0047】これらの数値は、図14に示すような受光
特性18を得るためである。すなわち、第1輪帯15で
入射角が54゜〜90゜の光を受光素子11上に結像し
(受光特性イ)、第2輪帯16で入射角が0゜〜85゜
の光を受光素子11上に結像し(受光特性ロ)、第3の
輪帯で入射角が4゜〜28゜の光を受光素子11上に結
像する(受光特性ハ)ように設計されている。また、第
1の輪帯で得られる受光強度は入射角が90゜でピーク
値となり、第2輪帯16で得られる受光強度は入射角が
30゜でピーク値となり、第3輪帯17で得られる受光
強度は入射角が15゜でピーク値となるように設計され
ている。
【0048】人間工学上、車内の人が最も暑いと感じる
光の入射角度は30゜近傍であって、この入射角度で最
大出力が得られるよう設計された光検出装置が空調制御
などのためには最適となる。この実施形態では、図14
に示すように入射角度が30゜となった受光特性が得ら
れ、しかも図6の受光特性よりも滑らかな特性が得られ
る。また、水平方向の光も受光することができる。
【0049】(第3の実施形態)図13の光学素子14
cでは、光入射側表面(上面)を平坦にしているが、こ
の面に緩やかな傾斜や曲率などを持たせて滑らかな凸構
造とすることにより、水平方向(入射角度0゜)の光を
効率よく受光素子11へ入射させることができる。
【0050】この一例を図15に示す。図15に示す光
学素子14d(受光素子カバー13)では、受光素子1
1の光入射側表面側の外周部に緩やかな傾斜面22を設
けている。しかして、入射角度が0゜の水平な方向から
の光rは傾斜面22から光学素子14d内に入り、第3
輪帯17から出射して受光素子11に受光される。これ
により、例えば第3輪帯17による受光特性(例えば、
図14の受光特性ハ)の0゜側の裾を持ち上げることが
できるので、水平方向の光の受光感度を高めることがで
きる。
【0051】(第4の実施形態)図16は本発明のさら
に別な実施形態による光学素子14e(受光素子カバー
13)を示す断面図である。この光学素子14eにあっ
ては、その光入射側表面にシボ加工を施している。光学
素子14eの光入射側表面に入射する光は、このシボ面
23で散乱されるので、図17に示すように各輪帯1
5,16,17による受光特性イ,ロ,ハの帯域が広が
る。この結果、光学素子14eの受光特性18が滑らか
になり、特に水平方向からの受光特性ハが改善される。
【0052】(第5の実施形態)図18は本発明のさら
に別な実施形態による光学素子14f(受光素子カバー
13)を示す断面図である。この光学素子14fにあっ
ては、第2輪帯16を遮光部24によって覆われてい
る。したがって、受光素子11には第1輪帯15を通過
した光rと第3輪帯17を通過した光rだけが入射す
る。この実施形態にあっては、第2輪帯16を通過した
光rは受光素子11に入射しないが、第1輪帯15によ
る受光特性と第3輪帯17による受光特性の帯域を広く
して互いに重なりあうようにすることにより、適当な入
射角度例えば30゜で受光強度が最大となるようにする
ことができる。また、水平方向から入射した光rが第3
輪帯17を通って受光素子11に入射するようにもでき
る。
【0053】(第6〜第9の実施形態)上記実施形態で
は、第1及び第2輪帯16をレンズ素子によって形成
し、第3輪帯17をプリズム素子によって形成したが、
各輪帯はいずれもレンズ素子や回折格子、プリズム素子
などによって形成することができる。例えば、図19
(a)は第1〜第3輪帯15,16,17をいずれもレ
ンズ素子によって形成した光学素子14gを示し、図1
9(b)は第1〜第3輪帯15,16,17をいずれも
回折格子によって形成した光学素子14hを示し、図1
9(c)は第1〜第3輪帯15,16,17をいずれも
プリズム素子によって形成した光学素子14iを示す。
また、図19(d)に示す光学素子14jのように、第
1輪帯15をレンズ素子によって形成し、第2及び第3
輪帯16,17をプリズム素子によって形成してもよ
い。
【0054】(第10の実施形態)また、各輪帯15,
16,17はフレネル構造にしてもよい。フレネル構造
を用いることにより、光学素子14を薄くすることがで
きる。ひいては、光検出素子の高さを低くして小型化す
ることができる。例えば図20に示すものは、2点鎖線
で示したような形状の光学素子14mを基礎として第2
及び第3輪帯16,17をフレネル構造にし、薄型化し
た光学素子14nである。
【0055】(第11の実施形態)図21(a)は本発
明のさらに別な実施形態による光学素子14p(受光素
子カバー13)を示す一部破断した正面図である。この
光学素子14pにおいては、受光素子カバー13の中央
部下面に凸レンズ状をしたレンズ素子からなる第1輪帯
15を設け、断面V状をした2本の円環状のV溝パター
ン16aと平坦部16bからなる第2輪帯16を第1輪
帯15の周辺部に設け、受光素子カバー13の中央部上
面に図21(b)に示すような8角形柱状をした第3輪
帯17を設けたものである。この第3輪帯17は8角形
柱状体25の上面に逆8角形錐状をした窪み26を設け
た多面体プリズムである。
【0056】図22はこの光学素子14pに水平方向の
光rが入射する場合の光線の挙動を示している。入射角
度が0゜の水平入射光は、第3輪帯17の8角形柱状体
25の外周面から光学素子14内部に入射し、第3輪帯
17の窪み26との境界面で下方へ向けて全反射され、
さらに第1輪帯15で集光されて受光素子11に入射す
る。例えば、図3の実施形態のように第3輪帯17を光
学素子14の外周部に配置すると、第3輪帯17と受光
素子11との距離が遠くなり、効率よく光rを受光でき
なくなる恐れがある。そのため、この実施形態では、第
3輪帯17を光学素子14の上面中央部に設けることに
より、入射角度が0゜の光rの受光効率の向上を図って
いる。
【0057】さらに、第3輪帯17は、水平面内での指
向性の平坦化と受光効率の向上のため、8角形としてい
る。図21(c)は第3輪帯17で反射された光rの指
向性を示している。また、水平方向から入射する光束
は、第1輪帯15によって収束されるので、第3輪帯1
7で反射して受光素子11に入射する光rの帯域(入射
角度)を広くできる。
【0058】また、入射角度30゜の入射光のうち、第
2輪帯16の平坦部16bに入射した光rは、図23に
示すように、そのままの角度で平行に進行して受光素子
11に入射する。一方、第2輪帯16のV溝パターン1
6aに30゜の角度で入射する光rは、受光素子11の
端部に入射するように設計されている。これにより入射
角度が30゜より小さい場合にも受光素子11における
受光強度を維持し、逆に、入射角度が30゜より大きい
場合には急峻な光量減衰を与える。
【0059】また、入射角度90゜で垂直入射する光r
は、図24に示すように、第3輪帯17で広げられた
後、第1輪帯15で収束され、受光素子11に入射す
る。
【0060】(日射センサ)図25に示すものは本発明
による光検出装置14を日射センサEとして利用した例
を示す図である。日射センサEは自動車31のダッシュ
ボード32の上面などに取り付けられており、車内に差
し込む太陽光rの日射量を計測するようになっている。
車内にいる人にとっては、太陽光rが真上から差し込む
場合には自動車31の屋根33で遮られるので、余り暑
さを感じず、低い入射角度で太陽光rが差し込む場合に
も、物理的に日射強度が小さくなるので、人間工学的に
は、入射角度が30゜程度でもっとも暑く感じる(体感
温度特性)。これに対し、日射センサEはダッシュボー
ド32の上面等に取り付けられているので、太陽光が自
動車31の屋根33で遮られることがない。このため、
日射センサEに入射する太陽光rの受光強度は入射角度
が90゜のときに最大となり、体感温度特性と一致しな
い。しかし、本発明の光検出装置14を日射センサEと
して使用していれば、日射センサEの受光特性は体感温
度特性とほぼ合致するので、日射センサEからの出力を
複雑な信号処理を施して体感温度特性と一致させる必要
が無くなり、空調装置の制御回路を簡略にすることがで
きる。
【0061】図26は本発明にかかる空調装置Fを示す
概略構成図である。空調装置Fは、空調装置本体41
と、空調制御装置42と、日射センサE、室外温度セン
サ43及び室内温度センサ44等のセンサ類とからな
る。
【0062】当該空調装置本体41においては、四方弁
45と、室外側熱交換器46と、キャピラリーチューブ
47と、逆止弁49及びキャピラリーチューブ48を並
列接続したものを接続して冷媒循環回路50が構成され
ている。また、四方弁45の別な流入口及び流出口には
アキュムレータ51及び圧縮機52を含むサブ回路53
が接続されている。また、54は室外側熱交換器46に
送風するための送風ファンである。ダッシュボード等に
設けられた吹き出し口56と対向させて送風ファン55
及び室内側熱交換器57が配設されており、室内側熱交
換器57は冷媒循環回路50に接続されている。
【0063】しかして、冷房運転時においては、四方弁
45の流通方向は図26に破線で示す方向に切り替えら
れる。冷媒は図26の破線矢印で示す方向に循環し、圧
縮機52びキャピラリチューブ47間の室外側熱交換器
46側の区間の冷媒が圧縮機52によって凝縮させられ
ると共に冷媒の凝縮熱が送風ファン54によって室外側
熱交換器46から車外へ排出される。この凝縮された冷
媒をキャピラリチューブ48及び逆止弁49を通過させ
て室内側熱交換器57へ循環させて室内側熱交換器57
側で気化させる熱力学的サイクルを繰り返すと、キャピ
ラリチューブ47,48を通過した冷媒は室内側熱交換
器57側で膨張して気化し、冷媒が気化する際に気化熱
として周囲の熱を奪う。従って、室内側熱交換器57に
よって冷媒と熱交換して冷却された冷気は、送風ファン
55によってダッシュボード等の吹き出し口56から車
内へ吹き出され、車内の冷房が行なわれる。
【0064】また、暖房運転時においては、四方弁45
の流通方向は図1に実線で示す方向に切り替えられる。
冷媒は図26の実線矢印方向に循環し、圧縮機52及び
キャピラリチューブ47間の室内側熱交換器57側の区
間の冷媒が圧縮機52によって凝縮させられ、凝縮熱を
発生する。室内側熱交換器57によって冷媒と熱交換し
て加熱された熱気は、送風ファン55によって吹き出し
口56から吹き出され、室内の暖房が行なわれる。一
方、凝縮した冷媒は2箇所のキャピラリチューブ47,
48を通過して室外側熱交換器46側へ循環し、室外側
熱交換器46側で膨張して気化する。気化した冷媒は室
外側熱交換器46で外気と熱交換して吸熱し、再び圧縮
機52へ戻る。
【0065】上記のようにして冷房運転もしくは暖房運
転する空調装置本体41は、車内温度が設定された冷房
温度もしくは暖房温度に保たれるよう空調制御装置42
によって運転制御される。空調制御装置42には、日射
センサE、室外温度センサ43及び室内温度センサ44
の出力信号が入力されており、空調制御装置42は、こ
れらのセンサ出力に応じて圧縮機52や送風ファン5
4,55などを制御する。すなわち、空調制御装置42
は、室外温度センサ43及び室内温度センサ44から車
内外の温度差を検出し、車内外の温度差が一定値以上で
ある場合には圧縮機52を強運転したり、送風ファン5
5の送風量を大きくしたりし、逆に、温度差が一定値以
下の場合には、圧縮機52を弱運転したり、送風ファン
55の送風量を小さくしたりする。また、日射強度が大
きい場合には、冷房運転時であれば、圧縮機52を強運
転したり、送風ファン55の送風量を増加させ、暖房運
転時であれば、圧縮機52を弱運転したり、送風ファン
55の送風量を小さくしたりする。逆に、日射強度が小
さい場合には、冷房運転時であれば、圧縮機52を弱運
転したり、送風ファン55の送風量を小さくしてりし、
暖房運転時であれば、圧縮機52を強運転したり、送風
ファン55の送風量を大きくしたりする。
【0066】このような空調装置Fによれば、体感温度
特性に合致した日射センサEを用いているので、車内に
いる人の感覚に応じた適正な空調制御を行なうことがで
きる。
【0067】なお、ここでは日射センサを自動車の運転
席に取り付けた場合を説明したが、自動車以外の電車等
の車両や船舶の運転席や客室の窓際、室内の窓際などに
取り付けてあってもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光検出装置(日射センサ)を示す概略断
面図である。
【図2】別な従来の光検出装置を示す概略断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態による光検出装置の構造を
示す概略断面図である。
【図4】同上の光検出装置に用いられている光学素子を
示す一部破断した斜視図である。
【図5】同上の光学素子の作用説明のための断面図であ
る。
【図6】(a)(b)は同上の第1輪帯を通過する光の
挙動を示す光線追跡図である。
【図7】(a)(b)(c)は同上の第2輪帯を通過す
る光の挙動を示す光線追跡図である。
【図8】(a)(b)は同上の第3輪帯を通過する光の
挙動を示す光線追跡図である。
【図9】同上の光検出装置における受光特性を示す図で
ある。
【図10】従来の光検出装置における受光特性を示す図
である。
【図11】(a)(b)は本願の光検出装置に用いられ
ている受光素子を示す平面図及び一部破断した正面図で
ある。
【図12】本発明の別な実施形態による光検出装置を示
す断面図である。
【図13】同上の光検出装置における光学素子を通過す
る光の挙動を示す光線追跡図である。
【図14】同上の光検出装置における受光特性を示す図
である。
【図15】本発明のさらに別な実施形態による光学素子
の断面図である。
【図16】本発明のさらに別な実施形態による光学素子
の断面図である。
【図17】同上の実施形態における受光特性を示す図で
ある。
【図18】本発明のさらに別な実施形態による光学素子
の断面図である。
【図19】(a)(b)(c)(d)はいずれも本発明
のさらに別な実施形態による光学素子を示す断面図であ
る。
【図20】本発明のさらに別な実施形態による光学素子
の断面図である。
【図21】(a)は本発明のさらに別な実施形態による
光学素子を示す一部破断した正面図、(b)はこの光学
素子の第3輪帯を示す拡大平面図である。(c)は第3
輪帯による垂直入射光の指向性を示す図である。
【図22】同上の光学素子における入射角度0゜の場合
の光の挙動を示す光線追跡図である。
【図23】同上の光学素子における入射角度30゜の場
合の光の挙動を示す光線追跡図である。
【図24】同上の光学素子における入射角度90゜の場
合の光の挙動を示す光線追跡図である。
【図25】本発明の光検出装置を用いた日射センサを示
す概略図である。
【図26】本発明の日射センサを備えた空調装置を示す
概略図である。
【符号の説明】
C、D 光検出装置 E 日射センサ 11 受光素子 13 受光素子カバー 14,14a〜14p 光学素子 15 第1輪帯 16 第2輪帯 17 第3輪帯 22 傾斜面 23 シボ面 24 遮蔽部 25 柱状体 26 窪み

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子と、 前記受光素子に入射する光の光路上に設けられ、受光素
    子に入射する角度に応じて受光素子に受光される光量を
    制御するための光学素子と、からなる光検出装置におい
    て、 前記光学素子は中央部と周辺部とを有し、 前記周辺部は前記受光素子の受光面に対してほぼ平行な
    方向で光学素子に入射する光線の方向を受光面に入射す
    る方向へ変換させるための形状を有することを特徴とす
    る光検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光検出装置において、 前記光学素子の周辺部は光入射側表面と光出射側表面と
    が非平行となっており、両表面の間隔は光学素子の中心
    に近づくほど小さくなっていることを特徴とする光検出
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光検出装置において、 前記光学素子の光入射側表面はほぼ平坦となっており、
    光学素子の周辺部は滑らかな傾斜面を有することを特徴
    とする光検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光検出装置において、 前記光学素子の中央部の面積は受光素子の受光面積より
    小さく、光学素子の当該中央部に隣接する部分は光発散
    性又は遮光性を有していることを特徴とする光検出装
    置。
  5. 【請求項5】 受光素子と、 前記受光素子に入射する光の光路上に設けられ、受光素
    子に入射する角度に応じて受光素子に受光される光量を
    制御するための光学素子と、からなる光検出装置におい
    て、 前記光学素子は中央部と周辺部とを有し、 前記中央部は前記受光素子の受光面に対してほぼ平行な
    方向で光学素子に入射する光線の方向を受光面に入射す
    る方向へ変換させるための形状を有することを特徴とす
    る光検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光検出装置において、 前記光学素子の中央部は、受光素子の受光面に対して垂
    直な方向で光学素子に入射する光線を受光素子の受光面
    に入射させることを特徴とする光検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の光検出装置において、 前記光学素子の中央部の形状は、その周囲の部分から突
    出した柱状体であって、当該柱状体の先端面には錐状の
    窪みが設けられていることを特徴とする光検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の光検出装置において、 前記光学素子の周辺部は、所定の入射角度で光学素子に
    入射する光線を受光素子の受光面に集光して入射させる
    形状を有することを特徴とする光検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光検出装置において、 前記光学素子の周辺部の形状は、当該周辺部の一部で中
    央部に近い部分に設けられた、中央部を囲む溝であるこ
    とを特徴とする光検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は5に記載の光検出装置
    を、受光面が水平となるようにして、太陽光が照射され
    る場所に設置し、太陽高度に応じた出力を得るようにし
    たことを特徴とする日射センサ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の日射センサと空調
    制御装置と空調装置本体とを備え、 日射センサの出力に基づいて、空調制御装置により空調
    装置本体の動作を制御することを特徴とする空調装置。
JP6710796A 1996-02-27 1996-02-27 光検出装置、日射センサ及び当該日射センサを用いた空調装置 Pending JPH09229766A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2055512A1 (de) * 2007-10-10 2009-05-06 Robert Bosch GmbH Optischer Sensor für ein Kraftfahrzeug
JP2009276345A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Trw Automotive Electronics & Components Gmbh 周辺光を検知するための光センサー装置
JP2015004666A (ja) * 2013-05-21 2015-01-08 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 光検出装置
CN106840385A (zh) * 2015-10-12 2017-06-13 赫拉胡克公司 用于确定环境条件的传感器装置和确定太阳位置的方法
JP2019090661A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 日射センサ
WO2022181332A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 富士フイルム株式会社 紫外線感知キット、紫外線測定方法、および、紫外線感知キット用ユニット

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