JP7108818B2 - 日射日照複合センサ - Google Patents

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Description

本開示は、日射光の近赤外光を検出する日射センサと、日射光の可視光を検出する日照センサを組み合わせた、日射日照複合センサに関する。
近年、日射センサと日照センサの2種類のセンサを一体化した複合した日射日照複合センサの開発が進められている。
従来の日射日照複合センサは、例えば特許文献1に示されている。特許文献1に示された日射日照複合センサは、受光した光量に応じて電気信号を出力する受光素子と、受光素子に入射光させる集光素子を備えている。受光素子の受光面は、近赤外光を検出する領域と、可視光を検出する領域とに分割した構成が開示されている。
特開2000-258244号公報
しかしながら、近赤外光を検出する領域と可視光を検出する領域を一つの受光面に設定する場合、その領域に対応しない光の入射はノイズ信号を生成することになる。例えば、近赤外光を検出する領域における可視光の入射に伴う信号は、日射センサにおけるノイズ信号となる。また、可視光を検出する領域における近赤外光の入射に伴う信号は、日照センサにおけるノイズ信号となる。
そこで、本開示ではこのような問題を解決し、日射日照複合センサの検出精度を高めることを目的とする。
本開示の一態様における日射日照複合センサは、受光面を有する受光素子と、受光面と対向する位置に配置された光学素子とを備え、光学素子は、近赤外光を選択的に透過させる第1のレンズ部と、可視光を選択的に透過させる第2のレンズ部とを有し、第2のレンズ部は第1のレンズ部の外周を囲むように配置されており、受光面に垂直な軸を中心軸として、第1のレンズ部は、入射される近赤外光と中心軸となす角が第1の角度範囲にある近赤外光を前記受光面に集光させ、入射される近赤外光と中心軸となす角が第1の角度範囲外にある近赤外光を受光面以外の場所に分散させ、第2のレンズ部は、入射される可視光と中心軸となす角が第2の角度範囲にある可視光を前記受光面に集光させ、入射される可視光と中心軸となす角が第1の角度範囲外にある可視光を受光面以外の場所に分散させ、第1の角度範囲は、第2の角度範囲より小さくする構成とした。
このような構成により、本開示は、日射日照複合センサの検出精度を高めることができる。
図1は、本開示の一実施形態における日射日照複合センサの断面図である。 図2は、本開示の一実施形態における受光素子の検出特性を示す図である。 図3は、本開示の一実施形態における光学素子の上面図である。 図4は、本開示の一実施形態における日射日照複合センサに入射する近赤外線光の光路図である。 図5は、本開示の一実施形態における日射日照複合センサに入射する近赤外光の光路図である。 図6は、本開示の一実施形態における日射日照複合センサに入射する可視光の光路図である。 図7は、本開示の一実施形態における日射日照複合センサの検出特性を示す図である。 図8は、図1におけるレンズ部30Bの成形方法を模式的に示す図である。 図9は、本開示の一実施形態における光学素子の成形方法を模式的に示す図である。
以下では、本開示の実施の形態に係る日射日照複合センサについて図を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される形状、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本開示を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構造については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化している。
図1は、日射日照複合センサの要部構成を示す断面図である。日射日照複合センサ100は、日射検出機能と日照検出機能を有する。日射検出機能とは、日射光に含まれる近赤外光を検出し、例えば車内空間の空調制御するための制御信号の一つを生成する機能である。なお、近赤外光の波長範囲は、例えば750nmから1100nmである。日照検出機能とは、日射光に含まれる可視光を検出し、例えばヘッドライトの点灯制御するための制御信号の一つを生成する機能である。なお、可視光の波長範囲は、例えば450nmから650nmである。
日射日照複合センサ100は、パッケージ10と、受光素子20と光学素子30を有している。
パッケージ10は上方に向って開口した収容部11を有する。収容部11は底面12と底面12を囲む壁面13を有する。パッケージ10は樹脂成形体からなる。樹脂成形体の材料は、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)やABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合合成樹脂)などのプラスチック樹脂を用いることができる。
受光素子20は、受光面21に入射する日射光の光量に応じた電気信号を出力する。図2に受光素子20の検出特性を示す。横軸は検出波長を示す。検出波長の単位はnmである。縦軸は検出感度を示す。検出感度は、ピーク波長における出力を100とした規格値である。図2においてピーク波長は850nmである。例えば、波長が600nmの光に対する検出感度は、ピーク波長の検出感度の60%であることを示している。受光素子20は、フォトダイオードやフォトトランジスタを用いることができる。
光学素子30は、日射日照複合センサ100に入射する日射光を、選択的に受光面21
に集光させる。光学素子30は、図1に示すように、レンズ部30Aとレンズ部30Bとフランジ部30Cを有する。図3に光学素子30の上面図を示す。中央の黒い点は中心軸40を示す。光学素子30の上面視においてレンズ部30Aは、中心軸40を中心とした円形状の外周を有する。なお、中心軸40とは、受光面21の中心を通り、かつ、受光面と直交する方向に伸びる軸を示す。レンズ部30Bは、レンズ部30Aの外周を囲むように配置されており、中心軸40を中心とした円形状の外周を有する。フランジ部30Cは、レンズ部30Bの外周を囲むように配置されており、矩形形状の外周を有する。フランジ部30Cは、図1に示すようにパッケージ10の上端に接続されている。光学素子30は、パッケージの収容部11を覆い、収容部11を密閉している。
レンズ部30Aは、近赤外光を選択的に透過させる。レンズ部30Aは可視光を吸収あるいは反射する顔料を含む樹脂で成形することができる。顔料は、例えばフタロシアニン系顔料や銅、鉄、マンガン等の複合酸化物系顔料を用いることができる。樹脂は、例えばポリカーボネートを用いることができる。また、レンズ部30Aは、日射光の入射方向と中心軸40とのなす角度の範囲が20度以上75度未満となる近赤外光を受光面に集光させることができる。また、レンズ部30Aは、日射光の入射方向と中心軸40とのなす角度の範囲が0°以上20°未満の近赤外光を減光することができる。レンズ部30Aは、日射光の入射方向と中心軸40とのなす角度の範囲が75°以上90°未満の近赤外光は、受光面21に集光されない。レンズ部30Aの構造については後述する。
レンズ部30Bは、可視光を選択的に透過させる。レンズ部30Bは近赤外光を吸収あるいは反射する顔料を含む樹脂で成形することができる。顔料は、例えばセシウムタングステン酸化物を用いることができる。樹脂は、例えばポリカーボネートを用いることができる。また、レンズ部30Bは、日射光の入射方向と中心軸40とのなす角度の範囲が75°以上90°未満となる可視光を、受光面に集光させることができる。レンズ部30Bは、日射光の入射方向と中心軸40とのなす角度の範囲が0°以上75°未満の可視光は、受光面21に集光されない。
レンズ部30Bの構造については後述する。
フランジ部30Cは、樹脂で成形することができる。樹脂は、例えばレンズ部ポリカーボネートを用いることができる。なお、フランジ部30Cに入射する日射光は、受光面21に集光されない。
次に、光学素子30の構成について説明する。図1に示すように、光学素子30は、第1面31と第2面32を有する。第1面31は日射光が入射する側の面である。第2面32は、第1面31と反対側の面であり、受光素子20の受光面21と対向する側の面である。
第1面31は、上方に突出した湾曲形状である。湾曲面は非球面式により定義される。
第2面32は、中心軸40を中心とする第1領域33と、第1領域33の外周に位置する第2領域34と、第2領域34の外周に位置する第3領域35と、第3領域35の外周に位置する第4領域36とを有している。
第1領域33は、受光素子20の側(下方)に突出した円錐面であり、断面がV字状となっている。なお、円錐面の底面に相当する領域の外周円は、上面視において受光素子20の受光面21の外周より外側にある。第2領域34は、前記受光素子20の側に突出した凸状の湾曲面である。つまり、第2領域34は、日射光に対して正の屈折力を有している。第2領域34は、入射した日射光に対して集光作用を有する。第2面32における第1の領域33と第2の領域34と、第1の面31の一部によりレンズ部30Aの露出面が
形成される。
第3領域35は、受光素子20と反対側(上方)に突出した凹状の湾曲面である。つまり、第3領域35は、日射光に対して負の屈折力を有している。第3領域35は、入射した日射光に対して発散作用を有する。第2面32における第3の領域35と第1の面31の一部によりレンズ部30Bの露出面が形成される。
なお、光学素子30におけるレンズ部30Aとレンズ部30Bは、第1領域33の外周から第3領域35の外周に向って徐々に厚みが増加している。光学素子30の厚みは、第1領域33の外周すなわち第2領域34の内周、第2領域34の外周すなわち第3領域35の内周、第3領域35の外周すなわち第4領域36の内周の順で大きくなる。
なお、第4領域36は、平面である。第2面32における第4領域とこれらに対応する第1の面によりフランジ部30Cが形成される。
次に、日射日照複合センサ100の集光作用について説明する。
図4は、日射日照複合センサ100に対して日射光が真上から入射する場合の光路を示す光路図である。図中の破線で示す矢印は日射光における近赤外光50(50A、50B、50C)の光路を示している。
光学素子30の第1面31は凸状の湾曲面であり、レンズ部30Aの第1面31に入射した近赤外光50に対して集光作用が働く。近赤外光50は集光作用により中心軸40の側に屈折する。レンズ部30Aを構成している第1領域33は下側に向けて突出した円錐面である。円錐面は、中心軸40に対して傾斜している。第1領域33は、入射される近赤外光50Aに対して全反射の条件を満たしている。つまり、第1領域33に入射する近赤外光50Aは、円錐面により全反射されるので近赤外光50Aのほとんどが受光面21には到達しない。
また、レンズ部30Aを構成している第2領域34に入射する近赤外光50Bは、屈折作用によりほとんどの近赤外光50が受光面21には到達しない。なお、第1領域33の頂部を通る近赤外光50Aは受光面21に到達するが、光量が少なく検出結果に対して実質的に影響を及ぼさない。
また、レンズ部30Bは、可視光を選択的に透過させる。したがって、第3領域35を介して近赤外光50Cは受光面21の側に透過されない。
なお、この光学作用は、近赤外光50日射光の入射角が0°における光学作用について説明したが、近赤外光50の入射角が0°以上で且つ20°未満の範囲においてもほぼ同様の光学作用を示す。
図5は、日射日照複合センサ100に対して日射光が斜め入射する場合の光路を示す光路図である。なお、レンズ部30Aは日射光における近赤外線を選択的に透過させるものであり、図中の矢印は日射光の近赤外光50(50D、50E、50FC)の光路を示している。中心軸40に対する近赤外光50の傾きは例えば55°である。この場合、第1領域33における円錐面は、入射される近赤外光50Dに対して全反射条件を満たさない。つまり、近赤外光50Dは第1領域33を介して受光素子20の側に透過する。第1領域33を透過した近赤外光50Dは、円錐面により屈折される。屈折した近赤外光50Dの一部は受光面21に到達する。第2領域34は、第2面32が下方に向けて突出した凸状の湾曲面となっている。第2領域34を透過する近赤外光50Eは、第2領域34の正
の屈折力により集束光に変換されて受光面21に集光される。
また、第3領域35は、レンズ部30Bの第2面32を構成している。レンズ部30Bは可視光を選択的に透過させる。したがって、近赤外光50Fは第3領域35を介して受光面21の側に透過されない。
なお、この光学作用は、近赤外光50の入射角が55°における光学作用について説明したが、近赤外光50の入射角が20°以上で且つ75°未満の範囲においてもほぼ同様の光学作用を示す。また、近赤外光50の入射角が75°以上で且つ90°以下の範囲においては、受光面に対する集光条件を満たしていない。したがってこの入射角の範囲における近赤外光50は、受光面21に集光されない。
図6は、日射日照複合センサ100に対して日射光が斜め入射する場合の光路を示す光路図である。なお、図中の破線で示す矢印は日射光の可視光60(60A、60B)の光路を示している。中心軸40に対する可視光60の傾きは例えば85°である。この場合、レンズ部30Bの第2面32を構成する第3領域35は、第2面32が上方に向けて突出した凹状の湾曲面となっている。第3領域35を透過する可視光60Aは、負の屈折力により受光面21に集光される。
また、第1領域33と第2領域34は、レンズ部30Aの第2面32を構成している。レンズ部30Aは、近赤外光を選択的に透過させる。したがって、可視光60Bは、第1領域33または第2領域34を介して受光面21の側に透過されない。
なお、この光学作用は、可視光60の入射角が85°における光学作用について説明したが、可視光60の入射角が75°以上で且つ90°以下の範囲においてもほぼ同様の光学作用を示す。また、可視光60の入射角が0以上で且つ75°未満の範囲においては、受光面21に対する集光条件を満たしていない。したがってこの入射角の範囲における可視光60は、受光面21に集光されない。
日射日照複合センサ100の検出特性を図7に示す。横軸は日射光の入射角を示す。縦軸は、受光素子20の検出感度を示す。なお、受光素子20の検出感度とは、ピーク入射角における出力を100とした規格値である。図7におけるピーク入射角は、54°である。例えば、入射角が30°の光に対する検出感度は、ピーク波長の検出出力感度の75%であることを示している。なお、日射日照複合センサ100の出力は、車内の空調制御とヘッドライトの点灯制御に用いられる。
車内の空調制御とは、日射光に含まれる近赤外光の輻射熱により体感温度が車内温度より高く感じることに対して、体感温度を下げるための制御である。たとえば、車内が快適な温度(例えば28°である。)状態であっても車内に日射光が照射すると、近赤外光の輻射熱により体感温度が車内温度より高い温度(例えば32°である)となる。この体感温度を車内温度に近づけるため、車内空調における風量を上げたり送風温度を下げたりする制御である。この空調制御は、車内空間に入射する日射光に含まれる近赤外線の光量を検出することで可能となる。例えば図8において日射光の光量の閾値を10とすることができる。この場合、入射角が0°から75°の範囲で空調制御が行われる。
ヘッドライトの点灯制御とは、夕方におけるヘッドライトの自動点灯や、朝方におけるヘッドライトの自動消灯を行うための制御である。この点灯制御は、日射光に含まれる可視光の光量を検出することで可能となる。例えば図8において日射光の光量の閾値を5とすることができる。この場合、入射角が80°となる可視光の照度が点灯制御の切り替えタイミングとなる。
つまり、車内の空調制御は、日射光が車内に入射する近赤外光の影響が大きい昼間に検出する必要があり、近赤外光の影響が少なくなる夕方から朝方にかけての検出は必要がない。また、ヘッドライトの点灯制御は、朝方や夕方の検出が必要であるが、日中や夜間には検出の必要がない。したがって、光学素子30において近赤外光を検出する領域と、可視光を検出する領域を、中心軸40に対する日射光のなす角で領域分割し、かつ、近赤外光を検出するレンズ部30Aの中心軸40に対する角度範囲を、可視光を検出するレンズ部30Bの中心軸40に対する角度範囲より小さくすことで、単一の光学素子30と単一の受光素子を用いて日射日照複合センサ100を構成することができる。つまり、日射日照複合センサ100の小型化ができる。なお、近赤外光と可視光の分離は、光学素子30により行われるので、受光素子20の受光面21を領域分割する必要がない。したがって近赤外光と可視光の相互影響が抑制されるので日射日照複合センサ100における検出精度を高めることができる。また、日射日照複合センサ100を小型化できるので車内空間における視認性を抑制することができる。つまり、日射日照複合センサ100の配置に伴う車内空間のデザイン性の劣化を抑制することができる。
具体的な角度範囲は、上述したように、近赤外光を検出するレンズ部30Aの角度範囲を20°以上且つ75°未満とし、可視光を検出するレンズ部30Bの角度範囲を75°以上且つ90°以下とすることが好ましい。
また、上述したように、光学素子30を構成するレンズ部30A、レンズ部30B、フランジ部30Cが樹脂からなることで、光学特性を調整する顔料の調整が容易となり、光学設計における波長選択性を高精度に実現できる。また、成形金型を用いた樹脂成形が可能となるので光学素子30の生産性が向上される。さらに、光学素子30の光学面が金型成形面の転写面として形成されるので、光学素子30の生産に伴う特性バラツキが低減される。
次に、光学素子30の樹脂成形について説明する。光学素子30は、先ず図8に示すように成形金型70を用いてレンズ部30Bを成形する。レンズ部30Bは、可視光を選択的に透過するポリカーボネート材を成形金型70の成形空間に配置し加圧成形する。レンズ部30Bはリング状の成形体である。次いで、図9に示すように成形金型71を用いて光学素子30を形成する。近赤外光を選択的に透過するポリカーボネート材とレンズ部30Bとを成形金型の間に配置しプレス成形する。このプレス成形によりレンズ部30Aとレンズ部30Bとフランジ部30Cが一体となった光学素子30が作成される。このような手順で樹脂成形を行うことで、レンズ部30Aとレンズ部30Bの接合面およびレンズ部30Bとフランジ部30Cの接合面は、ともに溶着面となる。溶着面は、接接着剤により接合した接着面などに比べ気密性が高くなる。したがって、受光素子を配置したパッケージの収容部11を光学素子30で覆った場合における収容部11の気密性を高めることができる。
また、上記のようにフランジ部30Cをレンズ部30Aと同じ材料で成形したことで、フランジ部30Cからの可視光の入射が抑制され、パッケージ内部の紫外線による劣化が抑制される。ただし、フランジ部30Cをレンズ部30Bと同じ材料としてもよい。
本開示は、日射センサと日照センサを複合化した日射日照複合センサの検出精度を高めることができ、特に車内空間におけるデザイン性が求められる車種において有効である。
21 受光面
20 受光素子
30 光学素子
30A (第1の)レンズ部
30B (第2の)レンズ部
30C フランジ部
40 中心軸
50,50A,50B,50C,50D,50E,50F 近赤外光
60,60A,60B 可視光
100 日射日照複合センサ

Claims (5)

  1. 受光面を有する受光素子と、
    前記受光面と対向する位置に配置された光学素子と、を備え、
    前記光学素子は、近赤外光を選択的に透過させる第1のレンズ部と、可視光を選択的に透過させる第2のレンズ部と、を有し、
    上面視において、前記第2のレンズ部は、前記第1のレンズ部の外周を囲むように配置されており、
    前記第1のレンズ部の中心を通り、かつ、前記受光面に垂直な軸を中心軸として、
    前記第1のレンズ部は、入射される近赤外光と前記中心軸となす角が第1の角度範囲にある前記近赤外光を前記受光面に集光させ、入射される近赤外光と前記中心軸となす角が第1の角度範囲外にある前記近赤外光を前記受光面以外の場所に分散させ、
    前記第2のレンズ部は、入射される可視光と前記中心軸となす角が第2の角度範囲にある前記可視光を前記受光面に集光させ、入射される可視光と前記中心軸となす角が第1の角度範囲外にある前記可視光を前記受光面以外の場所に分散させ、
    前記第1の角度範囲は、前記第2の角度範囲より小さい、
    日射日照複合センサ。
  2. 前記第1の角度範囲は、20°以上75°未満であり、
    前記第2の角度範囲は、75°以上90°以下である、
    請求項1に記載の日射日照複合センサ。
  3. 前記第1のレンズ部は、近赤外光を選択的に透過する樹脂からなり、第2のレンズ部は可視光を選択的に透過する樹脂である、
    請求項1に記載の日射日照複合センサ。
  4. 前記第1のレンズ部と前記2のレンズ部の界面は、融着面で形成されている、
    請求項1に記載の日射日照複合センサ。
  5. 前記光学素子は、上面視において前記第2のレンズ部の外周を囲むフランジ部をさらに有し、
    前記フランジ部は、前記第1のレンズ部と同じ素材である、
    請求項1に記載の日射日照複合センサ。
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