JPH09229520A - セパレート冷凍サイクル - Google Patents

セパレート冷凍サイクル

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JPH09229520A
JPH09229520A JP8033601A JP3360196A JPH09229520A JP H09229520 A JPH09229520 A JP H09229520A JP 8033601 A JP8033601 A JP 8033601A JP 3360196 A JP3360196 A JP 3360196A JP H09229520 A JPH09229520 A JP H09229520A
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幸男 渡邊
Shigeto Yamaguchi
成人 山口
Yoshinori Kobayashi
義典 小林
Yuichi Kusumaru
雄一 薬丸
Akira Fujitaka
章 藤高
Shinji Watanabe
伸二 渡辺
Kanji Haneda
完爾 羽根田
Hironao Numamoto
浩直 沼本
Toshio Wakabayashi
寿夫 若林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セパレート冷凍サイクルで、簡単な構成およ
び操作によってポンプダウンが不足なく行われるように
することを目的とする。 【解決手段】 液管11およびガス管12を、液側弁1
3とガス側弁14とで開閉および分離できるように接続
し、ガス側弁14と圧縮機1との間の冷媒が圧縮機1側
にのみ流れる位置に、この流れと逆の冷媒の流れを止め
る逆止弁16を設け、通常の冷凍サイクルの冷媒の流れ
を邪魔せず、ポンプダウンモードの設定によって電動絞
り弁4を自動的に全閉状態にして、液側弁13の手操作
なくポンプダウンのための冷房運転を開始でき、かつ、
室内ユニット3側から室外ユニット5側に通過した冷媒
が逆止弁16により逆流せず、ガス側弁14の手操作な
くポンプダウンを終えられるようにすることで、上記目
的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外ユニットと室
内ユニットとの間の液管およびガス管を、室外ユニット
側に設けられる液側弁とガス側弁とで開閉および分離で
きるように接続したセパレート冷凍サイクルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の観点から、環境へ
の配慮が商品特徴として有用項目になりつつある。冷凍
サイクルにおいては、オゾン層破壊に配慮して使用する
冷媒を従来から使用しているR22から、より環境に優
しい代替フロンへ切換える方向にある。さらに、環境規
制として設置工事中の冷媒の放出も禁止する動きにあ
る。
【0003】従来、設置されたセパレート冷凍サイクル
を移設する際は、図9に示すように、室内ユニットaお
よび室外ユニットb間の液側弁である2方弁cを閉じた
状態で、冷凍サイクルを所定時間だけ冷房運転すること
により、冷媒を室外ユニットbの側に回収するいわゆる
ポンプダウンを行い、所定時間経過後に冷凍サイクルの
運転を停止し、室内ユニットaおよび室外ユニットb間
のガス側弁である3方弁dを閉じる。これによって、2
方弁cおよび3方弁dでの液管とガス管とを分離し、セ
パレート冷凍サイクルを切り離した状態で移設できるよ
うになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2方弁cおよ
び3方弁dは室外ユニットbに設けられていて、室外側
で操作される。一方、ポンプダウンの運転および運転の
停止は、室内側で室内ユニットaを操作して行われるこ
とが多く、2方弁cの閉じタイミングが遅れたり、3方
弁dの閉じタイミングが早すぎたりすると、室内ユニッ
トaの側に冷媒が残留するし、3方弁dの閉じ動作が運
転停止から遅くなっても、室外ユニットb側に回収され
た冷媒が室内ユニットaの側に逆流するので、いずれの
場合もポンプダウン不足となり、移設時に残留冷媒が放
出されてしまう。また、2つの弁を適時に操作しなけれ
ばならないので、操作に相当な注意が要る。
【0005】このような問題は、ポンプダウンの運転の
操作を室外側で行うにしても、皆無にはならない。した
がって、1つの弁の人為操作を無くすだけでも、前記の
ような問題が生じる確率は半減する。また、特開平2−
187580号公報が開示しているように自動制御して
タイミングを適正にすることも考えられるが、液管およ
びガス管の2つの開閉とも自動制御するのでは、手動の
場合に比し機器および制御が2倍複雑になり、高価につ
く。
【0006】本発明はこのような問題を解消することを
課題とし、簡単な構成および操作によってポンプダウン
が不足なく行われるセパレート冷凍サイクルを提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のセパレ
ート冷凍サイクルは、室外ユニットと室内ユニットとの
間の液管およびガス管を、室外ユニット側に設けられる
液側弁とガス側弁とで開閉および分離できるように接続
したものにおいて、ガス側弁と圧縮機との間の冷媒が圧
縮機側にのみ流れる位置に、この流れと逆の冷媒の流れ
を止める逆止弁を設けたことを特徴とするものである。
【0008】このような構成では、逆止弁はヒートポン
プタイプかどうかを問わず、ガス側弁と圧縮機との間の
冷媒が圧縮機側にのみ流れる位置に、この流れと逆の冷
媒の流れを止める状態にあるので、セパレート冷凍サイ
クルの通常の運転を邪魔することはなく、液側弁を閉じ
て冷房運転することによりポンプダウンを行うとき逆止
弁は、室内ユニット側からの冷媒が圧縮機に吸入されて
室外ユニット側に回収されるのを邪魔せず、一旦、室外
ユニット側へ通過した冷媒が室内ユニット側に逆流する
のを阻止し、ガス側弁を閉じないでもポンプダウン終了
状態を保てるので、逆止弁1つを設けるだけの簡単な構
成と、ガス側弁の操作を省略できる簡単な操作とによっ
て、ガス側弁の閉じタイミングを誤ってポンプダウン不
足を招くようなことを防止することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、さらに、四方弁を有したヒートポンプタイプのセパ
レート冷凍サイクルであって、逆止弁は四方弁と圧縮機
との間に設けられている。
【0010】このような構成では、請求項1の発明に加
え、さらに、逆止弁は、ヒートポンプタイプのセパレー
ト冷凍サイクルの冷房運転および暖房運転時に必要な冷
媒の流れを阻害しない、請求項1の条件を満足すること
ができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1、2の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、絞り装置に全閉できる
電動絞り装置を採用し、セパレート冷凍サイクルの動作
を制御する制御手段は、ポンプダウンモードの設定によ
って、電動絞り装置を全閉するとともに冷房運転して、
ポンプダウンモードを実行する。
【0012】このような構成では、請求項1、2の発明
のいずれか1つに加え、さらに、電動絞り装置の開度を
自動制御して通常運転が最適に達成されるようにするこ
とができるし、ポンプダウンモードでの運転時には全閉
状態に自動制御すると液側管が閉じポンプダウンモード
を実行できるようになるので、液側弁は特に要らない
し、これを閉じ操作しなくてもよいので、簡単な構成お
よび操作で、液側弁の閉じタイミングを誤ってポンプダ
ウン不足を招くようなことを防止することができる。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、さらに、液側弁および絞り装置が共に電動で、制御
手段はポンプダウンモード設定によって、液側弁を閉じ
て冷房運転してポンプダウンモードを実行し、ポンプダ
ウンモードに際し、絞り装置を最適な開度に調節する。
【0014】このような構成では、請求項3の発明に加
え、さらに、液側弁を自動的に閉じて、弁数は増加せ
ず、液側弁の操作が要らない、簡単な構成および操作
で、液側弁の閉じタイミングを誤ってポンプダウン不足
を招くようなことを防止できるとともに、ポンプダウン
モードでの運転時に絞り装置の開度を最適に調節するこ
とにより、冷媒が絞り装置を経た液側弁側へ液化状態で
入り込みやすくして、冷媒の室外ユニット側への回収効
率を高めることができ、その分だけポンプダウンが短時
間で十分に達成される。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜4の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、セパレート冷凍サイク
ルの動作を制御する制御手段は、ポンプダウンモードの
設定によるポンプダウンモード運転時に、室外ユニット
および室内ユニットのファンを最適な回転数に制御す
る。
【0016】このような構成では、請求項1〜4の発明
のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモードで
の運転時に、室外ユニットおよび室内ユニットのファン
を最適な回転数に制御して、室内ユニット側では冷媒の
ガス化を促進することにより室外ユニット側へ回収しや
すくするとともに、室外ユニット側では冷媒の液化を促
進することにより、冷媒が室外ユニットから絞り装置側
へ液化状態で入り込みやすくして、冷媒の室外ユニット
側への回収効率を高めることができ、ポンプダウンが短
時間で十分に達成される。
【0017】請求項6の発明は、請求項1〜5の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、制御手段が、ポンプダ
ウンモード運転時に、圧縮機を最適な回転数に制御す
る。
【0018】このような構成では、請求項1〜5の発明
のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモードの
運転時に、例えばポンプダウン最終段階で圧縮機の回転
を上げることにより、終始高い回転数にするような無理
なく、室内ユニット側で極く少なくなっている最終段階
の冷媒を室外ユニット側に回収できるようにして、短時
間のポンプダウンにて室内ユニット側の残留冷媒を問題
ない程度まで無くせる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1〜6の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、ポンプダウンモード終
了告知手段を有し、セパレート冷凍サイクルの動作を制
御する制御手段は、ポンプダウンモード運転時に、ポン
プダウンモードでの運転開始から所定時間が経過したと
きポンプダウンモード終了告知手段を働かせる。
【0020】このような構成では、請求項1〜6の発明
のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモードで
の運転が所定時間行われたとき、制御手段がポンプダウ
ンモード終了告知手段を働かせるので、作業者はポンプ
ダウン終了を知ることができ、これに合わせたガス側弁
の閉じ動作は不要であるが、ポンプダウン終了に伴う次
の作業、つまり、室内ユニットと室外ユニットとの分
離、移設の作業に遅速なく移れる。
【0021】請求項8の発明は、請求項1〜6の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、ポンプダウンモード終
了告知手段を有し、セパレート冷凍サイクルの動作を制
御する制御手段は、ポンプダウンモードの設定によるポ
ンプダウンモード運転時に、ポンプダウン終了検知デー
タをモニタして、ポンプダウンの終了を判定し、ポンプ
ダウンモード終了告知手段を働かせる。
【0022】このような構成では、請求項1〜6の発明
のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモードで
の運転が行われて十分なポンプダウン状態になったと
き、制御手段が、モニタしている例えば請求項9でいう
冷媒の圧縮機吸入側の圧力、請求項10でいう圧縮機の
運転電流と云ったポンプダウン終了検知データの状態か
らそれを判定し、この判定に基づいてポンプダウンモー
ド終了告知手段を働かせるので、作業者はポンプダウン
終了を知ることができ、これに合わせたガス側弁の閉じ
動作は不要であるが、ポンプダウン終了に伴う次の作
業、つまり、室内ユニットと室外ユニットとの分離、移
設の作業に遅速なく移れるし、所定時間経過しても電源
の電圧や周波数の変動によってポンプダウンが十分に達
成されていないのに、ポンプダウンを終了してしまった
り、ポンプダウンが終了しているのに所定時間が経過す
るまで無駄に運転されるようなことを回避することがで
きる。
【0023】請求項11の発明は、請求項1〜7の発明
のいずれか1つにおいて、さらに、セパレート冷凍サイ
クルの動作を制御する制御手段は、ポンプダウンモード
運転時に、ポンプダウンモードでの運転開始から所定時
間が経過したときポンプダウンモードでの運転を停止す
る。
【0024】このような構成では、請求項1〜6、8〜
10の発明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウ
ンモードでの運転が所定時間行われたとき、制御手段が
ポンプダウンモードでの運転を停止するので、ポンプダ
ウンモードの運転が無駄に行われるのを防止するし、作
業者は、この運転停止によって、あるいはポンプダウン
モード終了告知手段が働く場合はより確実に、ポンプダ
ウン終了を知って、ポンプダウン終了に伴う次の作業、
つまり、室内ユニットと室外ユニットとの分離、移設の
作業に遅速なく移れる。
【0025】請求項12の発明は、請求項1〜6、8〜
10の発明のいずれか1つにおいて、さらに、セパレー
ト冷凍サイクルの動作を制御する制御手段は、ポンプダ
ウンモードの設定によるポンプダウンモード運転時に、
ポンプダウン終了検知データをモニタして、ポンプダウ
ンの終了を判定し、ポンプダウンモードでの運転を停止
する。
【0026】このような構成では、請求項1〜6、8〜
10の発明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウ
ンモードでの運転が行われて十分なポンプダウン状態に
なったとき、制御手段が、モニタしているポンプダウン
終了検知データの状態からそれを判定し、この判定に基
づいてポンプダウンモードでの運転を停止するので、ポ
ンプダウンモードの運転が無駄に行われるのを防止する
し、作業者はこの運転停止によって、あるいはポンプダ
ウンモード終了告知手段が働く場合はより確実に、ポン
プダウン終了を知って、ポンプダウン終了に伴う次の作
業、つまり、室内ユニットと室外ユニットとの分離、移
設の作業に遅速なく移れるし、所定時間経過しても電源
の電圧や周波数の変動によってポンプダウンが十分に達
成されていないのに、ポンプダウンを終了してしまった
り、ポンプダウンが終了しているのに所定時間が経過す
るまで無駄に運転されるようなことを回避することがで
きる。
【0027】請求項13の発明は、請求項3〜12の発
明のいずれか1つにおいて、さらに、ポンプダウンモー
ドを設定するモード設定手段は、室外側に設けられてい
る。
【0028】このような構成では、請求項3〜12の発
明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンの作業
を全て室外側で行えるので、作業者は1人で十分である
し、液側弁を手操作しなければならない場合でも、これ
の閉じタイミングに遅速なくポンプダウンモードでの運
転を開始することができ、運転が早すぎて所定の時間で
はポンプダウン不足となったり、遅すぎて時間が無駄に
なったりするようなことを防止することができる。
【0029】請求項14の発明は、請求項8〜12の発
明のいずれか1つにおいて、さらに、ポンプダウンモー
ド終了告知手段は室外側に設けられている。
【0030】このような構成では、請求項8〜12の発
明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモード
終了がポンプダウン終了告知手段によって室外側で告知
されるので、ポンプダウン終了と同時に移設のための作
業に遊び時間なく移ることができる。
【0031】請求項3〜13の発明のいずれか1つにお
いて、ポンプダウンモードでの動作を制御する制御手段
は、請求項15の発明のように室外側に設けられてもよ
いし、請求項16の発明のように請求項3〜14の発明
のいずれか1つにおいて、室内側の制御手段であっても
よい。室内側の制御手段であると、マイクロコンピュー
タ等の1つの制御手段で済む。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の幾つかの実施の形
態について、図1〜図8を参照しながら説明する。
【0033】(実施の形態1)本実施の形態1は、ヒー
トポンプタイプのセパレート冷凍サイクルの場合を示し
ている。圧縮機1、四方弁2、室内ユニット3、絞り装
置4、および室外ユニット5が順次環状に接続されて、
主回路を構成している。室内ユニット3と室外ユニット
5との間の液管11およびガス管12を、室外ユニット
5側に設けられる液側弁である2方弁13とガス側弁で
ある3方弁14とで開閉および分離できるように接続し
てある。四方弁2と圧縮機1との間にはアキュームレー
タ15が設けられ、ガス側弁である3方弁14と圧縮機
1との間の冷媒が圧縮機側にのみ流れる位置、従って、
ヒートポンプタイプである本実施の形態1では、四方弁
2と圧縮機1との間に、前記流れと逆の冷媒の流れを止
める逆止弁16を設けてある。室内ユニット3および室
外ユニット5は図示しないが冷媒と室内空気および室が
空気との熱交換のためのファンを有している。
【0034】室内ユニット3の側からの冷房、暖房各モ
ードの切換え操作および温度設定に従って、室内ユニッ
ト3が装備している制御手段が働き、選択されたモード
に従って四方弁2をソレノイド等を利用した電動アクチ
ュエータ17を介して切換えるとともに、圧縮機1およ
びファンを働かせ、設定モードでの運転を行い、かつ室
内ユニット3が設置された室内を設定温度を維持するよ
うに圧縮機1の運転をオン、オフ制御し、またファンの
オン、オフおよび回転数制御をする。
【0035】冷房運転では、四方弁2は図1に実線で示
す状態に切り換えられる。圧縮機1で圧縮された高温、
高圧の冷媒蒸気は、四方弁2を経て室外ユニット5に入
りここで外気と接触して凝縮して放熱し、凝縮液化す
る。その後、絞り装置4で減圧膨張されて、低温、低圧
の冷媒となる。そして、2方弁13を経て室内ユニット
3に達し、ここで室内空気と接触して吸熱し蒸発、気化
した後、低温、低圧の冷媒蒸気となり、3方弁14、四
方弁2、逆止弁16およびアキュームレータ15を経て
圧縮機1に戻り再び圧縮機1で圧縮される。以降、この
冷凍サイクルを繰り返して冷房を行う。
【0036】暖房運転では、四方弁2は図1の破線で示
す状態に切り換えられる。圧縮機で圧縮された高温、高
圧の冷媒蒸気は、四方弁2および3方弁14を経て室内
ユニット3に入り、ここで室内空気と接触して凝縮して
放熱し、凝縮液化する。その後、2方弁13を経て絞り
装置4に達して減圧膨張されて、低温、低圧の冷媒とな
る。そして、室外ユニット5に入りここで外気と接触し
て吸熱し蒸発、気化した後、低温、低圧の冷媒蒸気とな
る四方弁2、逆止弁16およびアキュームレータ15を
経て圧縮機1に戻り再び圧縮機1で圧縮される。以降、
この冷凍サイクルを繰り返して暖房を行う。
【0037】従って、逆止弁16は、冷房モードおよび
暖房モードいずれの冷媒の流れも阻害しない。本実施の
形態1のセパレート冷凍サイクルを移設するとき、ポン
プダウンモードでの運転が行われる。このポンプダウン
モードでは、まず、液管11を閉じた後、冷房運転を行
う。このため、本実施の形態1では液側弁である2方弁
13を室外側で閉じる。そして、室内側の操作でセパレ
ート冷凍サイクルを冷房運転する。これにより、冷媒は
室内ユニット3の側から3方弁14、四方弁2、逆止弁
16およびアキュームレータ15を経て圧縮機1に吸入
されて室外ユニット5の側に吐出されるが、室外ユニッ
ト5の側から室内ユニット3の側への冷媒の流れは閉じ
られた2方弁13によって絶たれる。従って、室内ユニ
ット3側の冷媒が室外側ユニット5の側に回収され、ポ
ンプダウンが進行する。特に、逆止弁16を経て室外ユ
ニット5の側に回収された冷媒は室内ユニット3の側に
逆流するのを逆止弁16によって阻止される。これによ
り、室内ユニット3の側の冷媒が逆止弁16から室外ユ
ニット5の側に通過し切るまでポンプダウンモードでの
運転を行って後、冷房運転を停止すれば、3方弁14を
閉じなくても、冷媒を室外ユニット5の側に回収した状
態を維持することができる。本実施の形態1ではこのよ
うに3方弁14を閉じる操作が要らないのでポンプダウ
ン作業に便利であり、運転停止後直ちに移設のための作
業に移れるので、作業能率が向上する。しかも、この3
方弁14の閉じ操作を誤ってポンプダウン不足となるよ
うな不都合がなくなる。
【0038】なお、本実施の形態1では、前記ポンプダ
ウンのための冷房運転およびこれの停止の操作を室内側
で行ったが、ポンプダウン操作専用の操作部を室外側に
設けて、室外側から行うようにすることもできる。ま
た、この場合の動作制御は室内ユニット3に装置したも
のを兼用することもできるし、室外ユニット5の側にポ
ンプダウン用のものを設けることもできる。
【0039】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2を示している。本実施の形態2は、図1に示すセパ
レート冷凍サイクルの絞り装置4をロータリソレノイド
等の電動アクチュエータで動作する電動絞り装置4と
し、ポンプダウンの操作を室外側から行う場合の一例で
ある。図1に示す室外ユニット5に図2に示すようなポ
ンプダウン用の制御手段21と操作手段22とを設けて
ある。制御手段21はマイクロコンピュータを利用した
ものであるが、これに限らない。操作手段22は、図2
に示すように操作パネル23にポンプダウンモードの設
定を行うポンプダウンスタートキー24と、ポンプダウ
ンが終了したときにポンプダウン終了を告知するポンプ
ダウン終了告知ランプ25と、この告知を確認した作業
者が移設の作業に移る前にこれをリセットするリセット
キー26とを設けてある。
【0040】制御手段21は、操作手段22のポンプダ
ウンスタートキー24の操作によりポンプダウンモード
設定の信号を受けると、絞り装置閉じ信号を出力して、
電動絞り装置4を自動的に全閉した後、四方弁2を冷房
に切換えて圧縮機1およびファンを運転する。これによ
って、図1に示すセパレート冷凍サイクルは液管11が
閉じられた状態で冷房運転されることとなり、2方弁1
3を閉じる操作なしにポンプダウンモードでの運転が実
行される。従って、逆止弁16の存在によって3方弁1
4の閉じ操作が要らないのに加え、2方弁13の閉じ操
作も不要となり、実施の形態1の場合に比し作業能率が
さらに向上するし、2方弁13の閉じタイミングを誤っ
てポンプダウン不足を招いたり、2方弁13の閉じタイ
ミングを待つためにセパレート冷凍サイクルの冷房運転
の開始が何らかの理由で遅れて無駄な時間を費やしたり
するようなことを回避することができる。
【0041】また、制御手段21は、ポンプダウンモー
ドでの運転開始とともに内部タイマ27を働かせ、ポン
プダウンが進行する時間経過をポンプダウン終了検知デ
ータとして利用し、ポンプダウンが終了する所定時間経
過により、ポンプダウン終了を判定する。ポンプダウン
終了と判定すると表示信号を出力して、ポンプダウン終
了告知ランプ25を点灯、あるいは点滅等させてこれを
告知する。従って、作業者はポンプダウンの終了を自信
で判断して運転を停止する操作を行うような手間が要ら
ないし、運転停止のタイミングを誤ってポンプダウン不
足を招いたり、ポンプダウンのための運転を無駄に行う
ようなことを回避することができるし、作業者はポンプ
ダウンの終了と同時にこれを前記告知によって容易かつ
確実に知って、直ちに移設の作業に移ることができ、こ
こでも、無駄な時間を費やすことはない。告知を知った
作業者がリセットキー26を操作することにより、制御
手段21はポンプダウン終了告知ランプ25を消灯させ
る。これにより、ポンプダウン終了告知ランプ25がい
つまでも無駄に点灯しているようなことがなくなる。
【0042】制御手段21はさらに、ポンプダウンのた
めの運転の開始とともに、室内ユニット3および室外ユ
ニット5のファンを最適回転数に制御する。これによっ
て、室内ユニット3での冷媒をガス化して室外ユニット
5側に回収されやすくするとともに、室外ユニット5で
は冷媒を液化して収容効率を高めることにより、冷媒を
室外ユニット5側に回収しやすくするので、十分なポン
プダウンを短時間で達成することができる。
【0043】なお、本実施の形態2では、電動絞り装置
4はポンプダウンモードでの運転時に液管11を閉じる
働きをするが、このときの全閉状態が電源オフ時のノー
マル状態であるように設計しておくか、電源オフ状態で
全閉状態を保つように構成しておくことによって、これ
を液管11の接続を解くための2方弁13に共用するこ
とができ、2方弁13を省略することができる。
【0044】また、ポンプダウン終了は、圧縮機1の吸
入側の冷媒の圧力やこれを反映する各種データをポンプ
ダウン終了検知データとして、ポンプダウンが実際に終
了したかどうかを判定することができ、これを、上記所
定の時間が経過したかどうかによって判定するのに代え
ることができる。
【0045】また、ポンプダウン終了告知ランプ25に
代え、またはこれに加え、ブザーや疑似音声によって告
知できるようにすることもできる。
【0046】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3を示している。本実施の形態3は、実施の形態2の
内部タイマに代えて、ポンプダウン終了検知データを制
御手段21に入力し、このデータから内部機能としての
判定手段28が、ポンプダウン終了を判定するようにし
てある。ポンプダウン終了検知データは、圧縮機1の吸
入側の冷媒の圧力そのものであってもよいし、この圧力
が反映する、例えば、圧縮機1の運転電流であってもよ
い。圧力は圧力センサによって検出しマイクロコンピュ
ータ等である制御手段21に検出信号を入力すればよい
し、圧縮機1の運転電流は圧縮機1の駆動回路からモニ
タして制御手段21に入力すればよい。
【0047】なお、本実施の形態3では、ポンプダウン
モードでの運転時に圧縮機1の回転数を最適にするよう
にしてある。具体的には、圧縮機1は通常の回転数で駆
動しておき、最終段階でのみ回転数を上げる無理のない
制御および運転によって、室内ユニット3側での冷媒の
ガス化を促進することにより、室内ユニット3側の冷媒
を室外ユニット5側に回収されやすくしてあり、冷媒の
室外ユニット5側への回収効率をさらに向上できるよう
にしている。
【0048】しかも、ポンプダウンモードでの運転が行
われて十分なポンプダウン状態になったとき、制御手段
21の判定手段28が、冷媒の圧縮機吸入側の圧力、あ
るいは圧縮機の運転電流と云ったポンプダウン終了検知
データの状態からそれを判定し、この判定に基づいてポ
ンプダウン終了告知ランプ25等を働かせて、作業者等
に告知するので、前記所定時間経過によって告知する場
合と同様な作用効果を発揮する。しかし、実施の形態2
のような所定時間経過による判定では、電源の電圧や周
波数の変動によってポンプダウンが十分に達成されてい
ないのに、ポンプダウンを終了してしまったり、ポンプ
ダウンが終了しているのに所定時間が経過するまで無駄
に運転されるようなことを回避することがあるが、本実
施の形態3ではこのような問題を回避することができ
る。
【0049】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4を示している。本実施の形態4は、固定絞り装置4
を採用した点で、実施の形態1と異なっている。固定絞
り装置4は動作制御が不要であり構成および制御が簡略
化するが、ポンプダウンのための運転に際し、2方弁1
3の閉じ操作が必要となる。他は請求項1または2の発
明と同様であり、重複する説明は省略する。
【0050】(実施の形態5)図5、図6は本発明の実
施の形態5を示している。本実施の形態5は、図5に示
すように2方弁13を電磁弁として、図6に示すように
ポンプダウンのための運転を行うのに制御手段21によ
って自動的に閉じるようにした点で実施の形態1と異な
り、ポンプダウンのための運転時に、電動絞り装置4を
最適な開度に調節するようにした点で、実施の形態2と
異なる。
【0051】これにより、2方弁13を自動的に閉じて
ポンプダウンモードでの運転を行うが、これの手操作が
要らないし、操作タイミングを誤らない点で、図2、図
3の実施の形態2、3と同様な作用効果を発揮しなが
ら、ポンプダウンモードでの運転時に電動絞り装置4を
制御手段21によって最適な開度に調節して、ポンプダ
ウンモードでの運転時に絞り装置の開度を最適に調節す
ることにより、冷媒が絞り装置を経た液側弁側へ液化状
態で入り込みやすくして、冷媒の室外ユニット側への回
収効率を高めることができ、その分だけポンプダウンが
短時間で十分に達成される。
【0052】また、通常運転時に、電動絞り装置4の開
度を自動制御して通常運転が最適に達成されるようにす
ることができる。しかも、弁数は増大しない利点があ
る。
【0053】(実施の形態6)図7は本発明の実施の形
態6を示している。本実施の形態6は、非ヒートポンプ
タイプのセパレート冷凍サイクルの場合であり、電動絞
り装置4と逆止弁16とを設けた点で図2の本実施の形
態2の場合と、作用効果が共通している。本実施の形態
6では非ヒートポンプタイプのものであることにより、
逆止弁16は3方弁14と圧縮機1との間で、冷媒が圧
縮機1の側に流れ、逆の流れを阻止するように設けてあ
る。
【0054】本実施の形態6では、2方弁13および3
方弁14の双方を手操作しなくてよい。
【0055】(実施の形態7)図8は本発明の実施の形
態7を示している。本実施の形態7は、固定絞り装置4
を用いた点で実施の形態6と異なる。
【0056】従って、2方弁13の手操作が必要である
が、絞り装置4の構成が簡略化する。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明のセパレート冷凍サイク
ルによれば、セパレート冷凍サイクルの通常の運転およ
び、ポンプダウンのための運転時に室内ユニット側から
の冷媒が圧縮機に吸入されて室外ユニット側に回収され
るのを邪魔せず、ポンプダウンのための運転によって、
一旦、室外ユニット側へ通過した冷媒が室内ユニット側
に逆流するのを阻止し、ガス側弁を閉じないでもポンプ
ダウン終了状態を保ち、逆止弁1つを設けるだけの簡単
な構成と、ガス側弁の操作を省略できる簡単な操作とに
よって、ガス側弁の閉じタイミングを誤ってポンプダウ
ン不足を招くようなことを防止することができる。
【0058】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加え、さらに、逆止弁は、ヒートポンプタイプのセパ
レート冷凍サイクルの冷房運転および暖房運転時に必要
な冷媒の流れを阻害しない、請求項1の条件を満足する
ことができる。
【0059】請求項3の発明によれば、請求項1、2の
発明のいずれか1つに加え、さらに、電動絞り装置の開
度を自動制御して通常運転が最適に達成されるようにす
ることができるし、ポンプダウンモードでの運転時には
全閉状態に自動制御すると液側管が閉じポンプダウンモ
ードを実行できるようになるので、液側弁は特に要らな
いし、これを閉じ操作しなくてもよいので、簡単な構成
および操作で、液側弁の閉じタイミングを誤ってポンプ
ダウン不足を招くようなことを防止することができる。
【0060】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
に加え、さらに、液側弁を自動的に閉じて、弁数は増加
せず、液側弁の操作が要らない、簡単な構成および操作
で、液側弁の閉じタイミングを誤ってポンプダウン不足
を招くようなことを防止できるとともに、ポンプダウン
モードでの運転時に絞り装置の開度を最適に調節するこ
とにより、冷媒が絞り装置を経た液側弁側へ液化状態で
入り込みやすくして、冷媒の室外ユニット側への回収効
率を高めることができ、その分だけポンプダウンが短時
間で十分に達成される。
【0061】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
発明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモー
ドでの運転時に、室外ユニットおよび室内ユニットのフ
ァンを最適な回転数に制御して、室内ユニット側では冷
媒のガス化を促進することにより室外ユニット側へ回収
しやすくするとともに、室外ユニット側では冷媒の液化
を促進することにより、冷媒が室外ユニットから絞り装
置側へ液化状態で入り込みやすくして、冷媒の室外ユニ
ット側への回収効率を高めることができ、ポンプダウン
が短時間で十分に達成される。
【0062】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
発明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモー
ドの運転時に、例えばポンプダウン最終段階で圧縮機の
回転を上げることにより、終始高い回転数にするような
無理なく、室内ユニット側で極く少なくなっている最終
段階の冷媒を室外ユニット側に回収できるようにして、
短時間のポンプダウンにて室内ユニット側の残留冷媒を
問題ない程度まで無くせる。
【0063】請求項7の発明によれば、請求項1〜6の
発明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモー
ドでの運転が所定時間行われたとき、制御手段がポンプ
ダウンモード終了告知手段を働かせるので、作業者はポ
ンプダウン終了を知ることができ、これに合わせたガス
側弁の閉じ動作は不要であるが、ポンプダウン終了に伴
う次の作業、つまり、室内ユニットと室外ユニットとの
分離、移設の作業に遅速なく移れる。
【0064】請求項8の発明によれば、請求項1〜6の
発明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモー
ドでの運転が行われて十分なポンプダウン状態になった
とき、制御手段が、モニタしている例えば請求項9でい
う冷媒の圧縮機吸入側の圧力、請求項10でいう圧縮機
の運転電流と云ったポンプダウン終了検知データの状態
からそれを判定し、この判定に基づいてポンプダウンモ
ード終了告知手段を働かせるので、作業者はポンプダウ
ン終了を知ることができ、これに合わせたガス側弁の閉
じ動作は不要であるが、ポンプダウン終了に伴う次の作
業、つまり、室内ユニットと室外ユニットとの分離、移
設の作業に遅速なく移れるし、所定時間経過しても電源
の電圧や周波数の変動によってポンプダウンが十分に達
成されていないのに、ポンプダウンを終了してしまった
り、ポンプダウンが終了しているのに所定時間が経過す
るまで無駄に運転されるようなことを回避することがで
きる。
【0065】請求項11の発明によれば、請求項1〜7
の発明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモ
ードでの運転が所定時間行われたとき、制御手段がポン
プダウンモードでの運転を停止するので、ポンプダウン
モードの運転が無駄に行われるのを防止するし、作業者
は、この運転停止によって、あるいはポンプダウンモー
ド終了告知手段が働く場合はより確実に、ポンプダウン
終了を知って、ポンプダウン終了に伴う次の作業、つま
り、室内ユニットと室外ユニットとの分離、移設の作業
に遅速なく移れる。
【0066】請求項12の発明によれば、請求項1〜
6、8〜10の発明のいずれか1つに加え、さらに、ポ
ンプダウンモードでの運転が行われて十分なポンプダウ
ン状態になったとき、制御手段が、モニタしているポン
プダウン終了検知データの状態からそれを判定し、この
判定に基づいてポンプダウンモードでの運転を停止する
ので、ポンプダウンモードの運転が無駄に行われるのを
防止するし、作業者はこの運転停止によって、あるいは
ポンプダウンモード終了告知手段が働く場合はより確実
に、ポンプダウン終了を知って、ポンプダウン終了に伴
う次の作業、つまり、室内ユニットと室外ユニットとの
分離、移設の作業に遅速なく移れるし、所定時間経過し
ても電源の電圧や周波数の変動によってポンプダウンが
十分に達成されていないのに、ポンプダウンを終了して
しまったり、ポンプダウンが終了しているのに所定時間
が経過するまで無駄に運転されるようなことを回避する
ことができる。
【0067】請求項13の発明によれば、請求項8〜1
2の発明のいずれか1つにおいて、さらに、ポンプダウ
ンモード終了告知手段は室外側に設けられている。
【0068】このような構成では、請求項8〜12の発
明のいずれか1つに加え、さらに、ポンプダウンモード
終了がポンプダウン終了告知手段によって室外側で告知
されるので、ポンプダウン終了と同時に移設のための作
業に遊び時間なく移ることができる。
【0069】請求項3〜13の発明のいずれか1つにお
いて、ポンプダウンモードでの動作を制御する制御手段
が請求項16の発明のように室内側の制御手段である
と、マイクロコンピュータ等の1つの制御手段で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すセパレート冷凍サ
イクルの概略回路構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2を示す図1の回路構成を
利用したセパレート冷凍サイクルの制御回路のブロック
図である。
【図3】本発明の実施の形態3を示す図1の回路構成を
利用したセパレート冷凍サイクルの制御回路図である。
【図4】本発明の実施の形態4を示すセパレート冷凍サ
イクルの概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態5を示すセパレート冷凍サ
イクルの概略構成図である。
【図6】図5の冷凍サイクルの制御回路を示すブロック
図である。
【図7】本発明の実施の形態6を示すセパレート冷凍サ
イクルの概略構成図である。
【図8】本発明の実施の形態7を示すセパレート冷凍サ
イクルの概略構成図である。
【図9】従来のセパレート冷凍サイクルの移設時の作業
状態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 冷凍圧縮機 2 四方弁 3 室内ユニット 4 絞り装置 5 室外ユニット 11 液管 12 ガス管 13 2方弁 14 3方弁 16 逆止弁 21 制御手段 22 操作手段 23 操作パネル 24 ポンプダウンスタートキー 25 ポンプダウン終了告知ランプ 26 リセットキー 27 判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薬丸 雄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤高 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 伸二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 羽根田 完爾 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 沼本 浩直 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 若林 寿夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニットと室内ユニットとの間の液
    管およびガス管を、室外ユニット側に設けられる液側弁
    とガス側弁とで開閉および分離できるように接続したセ
    パレート冷凍サイクルにおいて、 ガス側弁と圧縮機との間の冷媒が圧縮機側にのみ流れる
    位置に、この流れと逆の冷媒の流れを止める逆止弁を設
    けたことを特徴とするセパレート冷凍サイクル。
  2. 【請求項2】 四方弁を有したヒートポンプタイプのセ
    パレート冷凍サイクルであって、逆止弁は四方弁と圧縮
    機との間に設けられている請求項1に記載のセパレート
    冷凍サイクル。
  3. 【請求項3】 絞り装置に全閉できる電動絞り装置を採
    用し、セパレート冷凍サイクルの動作を制御する制御手
    段は、ポンプダウンモードの設定によって、電動絞り装
    置を全閉するとともに冷房運転して、ポンプダウンモー
    ドを実行する請求項1、2のいずれか一項に記載のセパ
    レート冷凍サイクル。
  4. 【請求項4】 液側弁および絞り装置が共に電動で、制
    御手段はポンプダウンモード設定によって、液側弁を閉
    じて冷房運転してポンプダウンモードを実行し、ポンプ
    ダウンモードに際し、絞り装置を最適な開度に調節する
    請求項3に記載のセパレート冷凍サイクル。
  5. 【請求項5】 セパレート冷凍サイクルの動作を制御す
    る制御手段は、ポンプダウンモードの設定によるポンプ
    ダウンモード運転時に、室外ユニットおよび室内ユニッ
    トのファンを最適な回転数に制御する請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載のセパレート冷凍サイクル。
  6. 【請求項6】 制御手段は、ポンプダウンモード運転時
    に、圧縮機を最適な回転数に制御する請求項1〜5のい
    ずれか一項に記載のセパレート冷凍サイクル。
  7. 【請求項7】 ポンプダウンモード終了告知手段を有
    し、セパレート冷凍サイクルの動作を制御する制御手段
    は、ポンプダウンモード運転時に、ポンプダウンモード
    での運転開始から所定時間が経過したときポンプダウン
    モード終了告知手段を働かせる請求項1〜6のいずれか
    一項に記載のセパレート冷凍サイクル。
  8. 【請求項8】 ポンプダウンモード終了告知手段を有
    し、セパレート冷凍サイクルの動作を制御する制御手段
    は、ポンプダウンモードの設定によるポンプダウンモー
    ド運転時に、ポンプダウン終了検知データをモニタし
    て、ポンプダウンの終了を判定し、ポンプダウンモード
    終了告知手段を働かせる請求項1〜6のいずれか一項に
    記載のセパレート冷凍サイクル。
  9. 【請求項9】 ポンプダウン終了検知データは、冷媒の
    圧縮機吸入側の圧力である請求項8に記載のセパレート
    冷凍サイクル。
  10. 【請求項10】 ポンプダウン終了検知データは、圧縮
    機の運転電流である請求項8に記載のセパレート冷凍サ
    イクル。
  11. 【請求項11】 セパレート冷凍サイクルの動作を制御
    する制御手段は、ポンプダウンモード運転時に、ポンプ
    ダウンモードでの運転開始から所定時間が経過したとき
    ポンプダウンモードでの運転を停止する請求項1〜7の
    いずれか一項に記載のセパレート冷凍サイクル。
  12. 【請求項12】 セパレート冷凍サイクルの動作を制御
    する制御手段は、ポンプダウンモードの設定によるポン
    プダウンモード運転時に、ポンプダウン終了検知データ
    をモニタして、ポンプダウンの終了を判定し、ポンプダ
    ウンモードでの運転を停止する請求項1〜6、8〜10
    のいずれか一項に記載のセパレート冷凍サイクル。
  13. 【請求項13】 ポンプダウンモードを設定するモード
    設定手段は、室外側に設けられている請求項3〜12の
    いずれか一項に記載のセパレート冷凍サイクル。
  14. 【請求項14】 ポンプダウンモード終了告知手段は室
    外側に設けられている請求項8〜12のいずれか一項に
    記載のセパレート冷凍サイクル。
  15. 【請求項15】 ポンプダウンモードでの動作を制御す
    る制御手段は室外側に設けられている請求項3〜14の
    いずれか一項に記載のセパレート冷凍サイクル。
  16. 【請求項16】 ポンプダウンモードでの動作を制御す
    る制御手段は、室内側の制御手段である請求項3〜12
    のいずれか一項に記載のセパレート冷凍サイクル。
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