JPH09228484A - ユニット住宅 - Google Patents

ユニット住宅

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JPH09228484A
JPH09228484A JP3782896A JP3782896A JPH09228484A JP H09228484 A JPH09228484 A JP H09228484A JP 3782896 A JP3782896 A JP 3782896A JP 3782896 A JP3782896 A JP 3782896A JP H09228484 A JPH09228484 A JP H09228484A
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JP
Japan
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unit
housing
units
house
module core
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Withdrawn
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JP3782896A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Kurokawa
晃敏 黒川
Junji Fujita
純司 藤田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】箱型に形成された複数の住宅ユニットを組み合
わせてユニット住宅を構成するに際し、壁をモジュール
芯上に配置することで、有効寸法の一元化をはかり、且
つ住宅ユニットの組み合わせの自由度を向上させる。 【解決手段】モジュール数Pを整数で除した数値pを基
準長として設定し、住宅ユニットの平投影面上の辺の長
さ基準長pの整数倍の値に設定する。2つの住宅ユニッ
トの接する辺の一方をモジュール芯mと一致させて配置
し、他方をモジュール芯から距離d離隔させて配置す
る。これにより、モジュール芯と一致させた辺に壁を構
成することで、ユニット住宅全体の壁をモジュール芯に
一致させて形成することが出来る。そして各ユニットの
室内の有効寸法の一元化をはかることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱形に形成された
住宅ユニットを複数組み合わせて構成したユニット住宅
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め設定されたモジュールに基づいた寸
法を有する複数種の箱形の住宅ユニットを構成し、前記
住宅ユニットを選択的に組み合わせてユニット住宅を構
成することが行われている。このようなユニット住宅で
は、個々の住宅ユニットの寸法を如何に設定するかが問
題となる。
【0003】例えば、特公平1-12890 号公報に開示され
たユニット住宅では、箱型ユニットの長辺及び短辺の長
さを同一の基準長の整数倍から箱型ユニット相互の間隔
の長さを差し引いた寸法としている。この技術では、寸
法基準は外周壁の内面に設定され、且つ箱型ユニットど
うしの継ぎ合わせ部に基準長と同じ長さを生じさせるこ
とが出来るため、箱型ユニットを幾つも連ねた場合でも
モジュールを崩さないで設計出来るという利点がある。
【0004】しかし、上記技術では柱がモジュール芯上
に配置されないため、壁がモジュール芯上に配置される
とは限らず、従って、室内の有効寸法が一義的に決定さ
れることがなく、設備備品や階段等の部品の多様化が必
須となるという問題を有している。
【0005】上記問題を解決するために特公平7-54057
号公報に開示された住宅ユニットが提案されている。こ
の技術では、箱型の住宅ユニットに於けるモジュール基
準線が外周壁の内面よりも仕切壁の厚さの二分の一に等
しい幅だけ外側に位置して設けられており、住宅ユニッ
トの内部に仕切壁を設けた場合、この仕切壁の位置に関
わらず内法寸法を等しくすることが出来る。このため、
設備備品や階段の多様化をまねくことなく標準化するこ
とが出来るという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平7-54057 号
公報に開示された技術であっても全く問題がないわけで
はなく、複数の住宅ユニットを長辺方向及び短辺方向に
連接させてユニット住宅を構成する場合、組み合わされ
た住宅全体として見たとき、各壁はモジュール芯上に配
置されず、且つ住宅ユニットの組み合わせ方に制限が生
じるため、設計の自由度が低いという問題がある。
【0007】本発明の目的は、住宅ユニットに於ける壁
及び複数の住宅ユニットを組み合わせて構成した住宅全
体に於ける壁がモジュール芯上に配置されるユニット住
宅を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るユニット住宅は、モジュール割りされた
複数の箱形の住宅ユニットを組み合わせてなるユニット
住宅に於いて、隣合う2つの住宅ユニットの接する2辺
の一方の辺がモジュール芯上に位置すると共に、前記2
辺の他方の辺がモジュール芯から所定の寸法だけ内側に
位置することを特徴とするものである。
【0009】上記ユニット住宅では、隣接する2つの住
宅ユニットに於ける互いに接する2辺のうち一方の辺が
モジュール芯上に位置するため、この辺に壁を構成する
ことで、該壁を常にモジュール芯上に配置することが出
来る。このとき、他方の辺がモジュール芯から所定の寸
法だけ内側に離隔して位置するため、この辺が壁に悪影
響を与えることがない。
【0010】従って、複数の住宅ユニットの組み合わせ
方の如何に関わらず壁がモジュール芯上に配置されるこ
とから、室内の有効寸法の一元化をはかることが可能と
なり、設備備品や階段等の部品の標準化をはかることが
出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、上記ユニット住宅の好まし
い実施形態について図を用いて説明する。図1は敷地を
ゾーニングした図、図2は図1に基本寸法を持ったユニ
ットを割り付けた状態を示す図、図3は図2を基準長さ
で表した図、図4は図3の一部を拡大して説明する図、
図5は本発明の要部を説明する図、図6は図1に割り付
けるユニットの配置を説明する図、図7は図1の実際の
形態の住宅ユニットを割り付けた状態を説明する図、図
8は住宅ユニットの基本寸法と実寸法の関係を説明する
図である。
【0012】本発明に係るユニット住宅は、目的の住宅
プランに従って複数の住宅ユニットを組み合わせて配置
したとき、隣接する2つの住宅ユニットに於ける互いに
接する2つの辺のうち一方の住宅ユニットの辺をモジュ
ール芯上に位置させ、他方の住宅ユニットの辺をモジュ
ール芯から所定寸法(d)だけ内側に位置させることに
よって、住宅ユニットを如何なる組み合わせにしても、
常に壁をモジュール芯上に配置し得るように構成したも
のである。
【0013】先ず、本発明に係るユニット住宅を構成す
る住宅ユニットの平投影面に於ける各辺の寸法構成につ
いて図8により説明する。本実施形態に係るユニット住
宅では、一般的なモジュール数1P(例えば910 mm)を
整数(例えば2)で除した数値p(p=P/2)を設定
し、このpを基準長さ(455 mm)として用いている。
【0014】ユニット住宅を構成する全ての住宅ユニッ
トには、同図(a)に示すように、基準長さpを整数n
(n=1,2,3─m)倍した基本寸法F1及びF2が
夫々設定されている。但し、前記F1,F2は一義的に
設定された寸法ではなく、住宅ユニットの組み合わせ部
位に応じて多数の数値及び組み合わせがなされる。
【0015】また各住宅ユニットは、ユニット住宅に於
ける配置位置に応じて、前記基本寸法F1,F2を持っ
て構成される場合と、同図(b)に示すように、各基本
寸法F1,F2から前述したモジュール芯からの離隔寸
法であるd,2dを差し引いた実寸法(F1−d,F1
−2d,F2−d,F2−2d)を持って構成される場
合とがある。
【0016】従って、住宅ユニットの実寸法は各辺共に
基本寸法と該基本寸法からd,2dを差し引いた寸法と
の3通りとなり、1つの住宅ユニットに対し9通りの寸
法の組み合わせが設定される。このため、従来の住宅ユ
ニットと比較して多種のパターンが必要となる。しか
し、現状は市場ニーズの多様化に伴ってロット生産方式
から邸別生産方式に移行せざるを得ない状態であり、従
って、CIM化及びフレキシブル治具の開発等により、
生産性の低下を来すことなく対応することが可能であ
る。
【0017】次に、上記寸法を持った複数の住宅ユニッ
トを組み合わせて構成したユニット住宅について説明す
る。先ず、図1に示すように、敷地内にゾーニングす
る。この作業は一般住宅の設計手法に基づいて行われ、
水廻りやキッチン,和室,茶の間等のゾーンはモジュー
ル芯上に大まかに配置されている。
【0018】ゾーニングされた図1に対し、図2,図3
に示すように、基準長さpの整数倍の長さの基本寸法F
1,F2を持ち且つ目的の機能を有する住宅ユニット1
〜12を割り付ける。このとき、和室やリビング等の比較
的広い部屋では、2或いは3以上の住宅ユニットが割り
付けられる場合もある。
【0019】上記状態では、各住宅ユニット1〜12は基
本寸法F1,F2を持ち、従って、隣接する2つの住宅
ユニットに於ける平面上の各辺は何れもモジュール芯上
に配置されて重複している。
【0020】例えば図4に示すように、和室と茶の間を
構成する住宅ユニット1〜3に於いて、各住宅ユニット
1〜3の基本寸法がp×nであることから、各辺La1,
La2,Lb1,Lb2,Lc1は全て基準長さpのn倍上に位
置している。即ち、モジュール芯mを基準長さpのn倍
に設定すれば、前記各辺のうち、辺La1,Lb1、辺La
2,Lc1、辺Lb2,Lc1は夫々対応するモジュール芯m
上で重複した状態となっている。
【0021】従って、住宅ユニット1〜3の互いに接す
る2辺(辺La1,Lb1、辺La2,Lc1、辺Lb2,Lc1)
の一方をモジュール芯mに一致させて設定すると共に、
他方を夫々の住宅ユニットの内側に向けてd離隔させて
設定する。各住宅ユニットの辺が外壁や間仕切り壁或い
は同様の機能を有する場合、該辺は優先的にモジュール
芯mに一致して配置される。しかし、住宅ユニットの辺
が特に壁や同様の機能を有しない場合、周囲の状態を考
慮して適宜設定される。
【0022】例えば、図5に示すように、住宅ユニット
1では辺La1,La2を夫々モジュール芯mからd離隔さ
せ、住宅ユニット2では辺Lb1をモジュール芯m上に一
致させた状態で辺Lb2をモジュール芯からd離隔させ、
更に、住宅ユニット3では辺Lc1をモジュール芯m上に
一致させた状態を保持して夫々の住宅ユニット1〜3の
実寸法が設定される。
【0023】互いに接する2辺の一方がモジュール芯m
に一致したとき、該辺と他方の辺との距離d(例えば、
図5に於ける住宅ユニット2の辺Lb1をモジュール芯m
に一致させて配置したとき、該辺Lb1と住宅ユニット1
の辺La1との距離d)の寸法は特に限定するものではな
く、本例では壁厚を114 mmとしたとき、距離dを214mm
程度に設定している。尚、前記dの数値は住宅ユニット
のサイズに無関係に等しい。
【0024】次に、図3に示す全ての住宅ユニット1〜
12に対し、上記と同様にして各住宅ユニット毎にモジュ
ール芯mと一致して配置する辺を設定すると共に、モジ
ュール芯と一致した辺からd離隔させた辺を設定し、図
6に示すように、各住宅ユニット1〜12の実寸法を設定
する。
【0025】各住宅ユニット1〜12に於いて、4辺が基
本寸法F1,F2を持って形成されるのは、住宅ユニッ
ト3と住宅ユニット7であり、他の住宅ユニットは長辺
方向の寸法又は短辺方向の寸法の何れか、或いは両方が
d又は2d短い寸法を持って形成される。
【0026】上記の如くして実寸法が設定された住宅ユ
ニット1〜12には、図7に示すように、夫々目的の機能
が設定される。即ち、住宅ユニット1〜3には和室とし
ての機能が設定され、住宅ユニット4〜7には洋室とし
ての機能が設定され、更に、住宅ユニット8にはキッチ
ン、住宅ユニット9には階段、住宅ユニット10には浴
室、住宅ユニット11には洗面所、住宅ユニット12には玄
関としての機能が夫々設定される。
【0027】各住宅ユニット1〜12は夫々工場に於いて
製造され、建築現場に搬入されて予め設定された位置に
配置され、隣接する住宅ユニットどうしが連結される。
このとき、隣接した住宅ユニットの間にモジュール芯か
らの離隔距離dと壁厚tに応じた間隙が形成され、この
間隙は各住宅ユニットを連結した後、フィラー等によっ
て接続される。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
ユニット住宅では、複数の住宅ユニットを配置したと
き、一方の住宅ユニットの壁或いは同様の機能を有する
辺がモジュール芯上に配置される。このため、室内に配
置すべき設備備品や階段等の異方性がなくなり、標準化
をはかることが出来る。
【0029】また住宅ユニットの分割位置がモジュール
芯上であり、壁位置でユニット分割する機会が増加す
る。このため、住宅ユニット内に備品を組み込み易くな
り、工場に於ける生産効率を向上させることが出来、且
つ構造上有利となる。また有効寸法の一元化をはかるこ
とが可能となり、生産上の管理面及びコスト面で有利と
なる。
【0030】またユニット住宅を構成する全ての壁がモ
ジュール芯上に配置されるため、一般住宅に対する設計
手法と同一の手法でプランニング出来る。また住宅ユニ
ットの組み合わせが自由に出来る等の特徴を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】敷地をゾーニングした図である。
【図2】図1に基本寸法を持ったユニットを割り付けた
状態を示す図である。
【図3】図2を基準長さで表した図である。
【図4】図3の一部を拡大して説明する図である。
【図5】本発明の要部を説明する図である。
【図6】図1に割り付けるユニットの配置を説明する図
である。
【図7】図1の実際の形態の住宅ユニットを割り付けた
状態を説明する図である。
【図8】住宅ユニットの基本寸法と実寸法の関係を説明
する図である。
【符号の説明】
1〜12 住宅ユニット P モジュール数 p 基準長さ F1,F2 基本寸法 d モジュール芯からの離隔寸法 m モジュール芯 La1,La2,Lb1,Lb2,Lc1辺

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュール割りされた複数の箱形の住宅
    ユニットを組み合わせてなるユニット住宅に於いて、隣
    合う2つの住宅ユニットの接する2辺の一方の辺がモジ
    ュール芯上に位置すると共に、前記2辺の他方の辺がモ
    ジュール芯から所定の寸法だけ内側に位置することを特
    徴とするユニット住宅。
JP3782896A 1996-02-26 1996-02-26 ユニット住宅 Withdrawn JPH09228484A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3782896A JPH09228484A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 ユニット住宅

Applications Claiming Priority (1)

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JP3782896A JPH09228484A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 ユニット住宅

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JPH09228484A true JPH09228484A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12508396

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3782896A Withdrawn JPH09228484A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 ユニット住宅

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JP (1) JPH09228484A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227306A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227306A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物
JP4669615B2 (ja) * 2001-01-31 2011-04-13 積水化学工業株式会社 ユニット建物

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Effective date: 20030506