JPH09228362A - 揚排水装置を装備した連続打設中空杭体による連続壁 - Google Patents
揚排水装置を装備した連続打設中空杭体による連続壁Info
- Publication number
- JPH09228362A JPH09228362A JP6203596A JP6203596A JPH09228362A JP H09228362 A JPH09228362 A JP H09228362A JP 6203596 A JP6203596 A JP 6203596A JP 6203596 A JP6203596 A JP 6203596A JP H09228362 A JPH09228362 A JP H09228362A
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- JP
- Japan
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- pumping
- hollow
- pipe
- continuous wall
- strainer
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- Pending
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Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 揚排水井戸の設置費用を低減できると共に、
井戸の設置場所の選定確保を不要とする。 【構成】 連続壁を構成する中空杭体群の一部区間の中
空杭体１の杭壁にその中空部内に地下水を導入する開口
部２を設けると共に、その中空部内にストレーナー管３
を設置し、このストレーナー管３内に揚水管１１を配管
してなることを特徴としている。
井戸の設置場所の選定確保を不要とする。 【構成】 連続壁を構成する中空杭体群の一部区間の中
空杭体１の杭壁にその中空部内に地下水を導入する開口
部２を設けると共に、その中空部内にストレーナー管３
を設置し、このストレーナー管３内に揚水管１１を配管
してなることを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、揚排水装置を装備し
た連続打設中空杭体による連続壁に関するものである。
た連続打設中空杭体による連続壁に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、放水路を含む河川等に止水壁と
して用いられる連続壁は、図１１に示すような自然環境
下で河川に流入する地下水を完全に遮断することを目的
に設置される。
して用いられる連続壁は、図１１に示すような自然環境
下で河川に流入する地下水を完全に遮断することを目的
に設置される。
【０００３】しかし完全に地下水を遮断すると、その止
水により周辺地盤の地下水位が異常に上昇するなど自然
環境に悪影響を与えることがある。
水により周辺地盤の地下水位が異常に上昇するなど自然
環境に悪影響を与えることがある。
【０００４】そのため従来、図１０に示すように連続壁
Ａの外側にディープウエルなどの揚排水井戸Ｂを設け、
これによって自然環境保全のために余分な地下水量を揚
水し、例えば、対岸等の所定箇所に排水Ｃすることが行
われている。
Ａの外側にディープウエルなどの揚排水井戸Ｂを設け、
これによって自然環境保全のために余分な地下水量を揚
水し、例えば、対岸等の所定箇所に排水Ｃすることが行
われている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】連続壁は一般に放水路
を含む河川の両側に設置されるため、その延長は数ｋｍ
以上に及ぶことが多いが、それに伴って揚排水井戸の数
も膨大となり、井戸設置費を多大に要すると共に、設置
場所の選定確保に困難を伴うなどの問題がある。
を含む河川の両側に設置されるため、その延長は数ｋｍ
以上に及ぶことが多いが、それに伴って揚排水井戸の数
も膨大となり、井戸設置費を多大に要すると共に、設置
場所の選定確保に困難を伴うなどの問題がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は前記従来の課
題を解決するために、連続壁を構成する中空杭体群の一
部区間の中空杭体１の杭壁にその中空部内に地下水を導
入する開口部２を設けると共に、その中空部内にストレ
ーナー管３を設置し、このストレーナー管３内に揚水管
１１を配管してなる揚排水装置を装備した連続打設中空
杭体による連続壁を提案するものである。
題を解決するために、連続壁を構成する中空杭体群の一
部区間の中空杭体１の杭壁にその中空部内に地下水を導
入する開口部２を設けると共に、その中空部内にストレ
ーナー管３を設置し、このストレーナー管３内に揚水管
１１を配管してなる揚排水装置を装備した連続打設中空
杭体による連続壁を提案するものである。
【０００７】またこの発明は、連続壁を構成する中空杭
体群の一部区間の中空杭体１の杭壁にその中空部内に地
下水を導入する開口部２を設けると共に、その中空部内
にストレーナー管３を設置し、このストレーナー管３の
周囲の中空部内に濾過材層４を設け、前記ストレーナー
管３内に揚水管１１を配管してなる揚排水装置を装備し
た連続打設中空杭体による連続壁を提案するものであ
る。
体群の一部区間の中空杭体１の杭壁にその中空部内に地
下水を導入する開口部２を設けると共に、その中空部内
にストレーナー管３を設置し、このストレーナー管３の
周囲の中空部内に濾過材層４を設け、前記ストレーナー
管３内に揚水管１１を配管してなる揚排水装置を装備し
た連続打設中空杭体による連続壁を提案するものであ
る。
【０００８】さらにこの発明は、連続壁を構成する中空
杭体群の一部区間の中空杭体１の杭壁にその中空部内に
地下水を導入する開口部２を設けると共に、その中空部
内にストレーナー管３を設置し、開口部２内に濾過材層
６を設け、前記ストレーナー管３内に揚水管１１を配管
してなる揚排水装置を装備した連続打設中空杭体による
連続壁を提案するものである。
杭体群の一部区間の中空杭体１の杭壁にその中空部内に
地下水を導入する開口部２を設けると共に、その中空部
内にストレーナー管３を設置し、開口部２内に濾過材層
６を設け、前記ストレーナー管３内に揚水管１１を配管
してなる揚排水装置を装備した連続打設中空杭体による
連続壁を提案するものである。
【０００９】
【作用】連続壁を構成する中空杭体群の一部区間の中空
杭体１の杭壁にその中空部内に地下水を導入する開口部
２を設け、この開孔部２から中空部に集水した地下水を
揚水管１１を介して水中ポンプまたは揚水ポンプにより
揚水することにより、連続壁を止水壁として用いながら
その一部区間を揚排水井戸としても兼用する。
杭体１の杭壁にその中空部内に地下水を導入する開口部
２を設け、この開孔部２から中空部に集水した地下水を
揚水管１１を介して水中ポンプまたは揚水ポンプにより
揚水することにより、連続壁を止水壁として用いながら
その一部区間を揚排水井戸としても兼用する。
【００１０】開口部２から導入する地下水は濾過材層４
又は６を通して土砂などを濾過し、ストレーナー管内へ
の土砂などの侵入と目詰まりが防止される。
又は６を通して土砂などを濾過し、ストレーナー管内へ
の土砂などの侵入と目詰まりが防止される。
【００１１】
【実施例】図２に示すように、断面略四角形等の中空杭
体１を横方向に密接させて連続して打ち込み、連続壁を
構築する。
体１を横方向に密接させて連続して打ち込み、連続壁を
構築する。
【００１２】この連続壁を構成する一部区間を揚排水部
として所定間隔毎に設定し、その揚水部の各杭体１には
その中空部内に地下水を導入する開口部２が集水側面に
設けられ、中空部内にはストレーナー管３が設置されて
いる。
として所定間隔毎に設定し、その揚水部の各杭体１には
その中空部内に地下水を導入する開口部２が集水側面に
設けられ、中空部内にはストレーナー管３が設置されて
いる。
【００１３】開口部２は、図３、図５および図７に示す
ように杭体１にその内外を連通するようにストレートに
明けた複数の小孔群によって構成し、これを通って地下
水と共に導入される土砂を中空部とストレーナー管３と
の間に充填した砂利や珪石などの濾過材層４によって濾
過する構造、あるいは図４、図６および図８に示すよう
に杭体１にその内外を連通するように縦長長方形などの
大きく明けた開口によって構成し、その内外の開口端縁
部にパンチングメタル、エクスパンドメタル等の濾過板
５，５を取付け、その濾過板５，５間に砂利や珪石など
の濾過材層６を充填して地下水と共に導入される土砂を
濾過する構造などを採用することができる。
ように杭体１にその内外を連通するようにストレートに
明けた複数の小孔群によって構成し、これを通って地下
水と共に導入される土砂を中空部とストレーナー管３と
の間に充填した砂利や珪石などの濾過材層４によって濾
過する構造、あるいは図４、図６および図８に示すよう
に杭体１にその内外を連通するように縦長長方形などの
大きく明けた開口によって構成し、その内外の開口端縁
部にパンチングメタル、エクスパンドメタル等の濾過板
５，５を取付け、その濾過板５，５間に砂利や珪石など
の濾過材層６を充填して地下水と共に導入される土砂を
濾過する構造などを採用することができる。
【００１４】ストレーナー管３としては、図９に示すよ
うに周囲に多数のスリットなどの小孔７を設けた鋼管を
用い、その外周に金網８を巻き付けたものなど、土砂な
どを濾過してその侵入を防止する構造の管を用いる。
うに周囲に多数のスリットなどの小孔７を設けた鋼管を
用い、その外周に金網８を巻き付けたものなど、土砂な
どを濾過してその侵入を防止する構造の管を用いる。
【００１５】ストレーナー管３の内部には、図３および
図４に示すように先端に水中ポンプ９あるいは図１に示
すように吸水口１０を取付けた揚水管１１が挿入され、
これらの揚水管１１はそれぞれ排水管１２に接続されて
おり、吸水口１０を取付けた揚水管１１に対しては図１
および図２に示すように排水管１２に揚水ポンプ１３が
接続されている。
図４に示すように先端に水中ポンプ９あるいは図１に示
すように吸水口１０を取付けた揚水管１１が挿入され、
これらの揚水管１１はそれぞれ排水管１２に接続されて
おり、吸水口１０を取付けた揚水管１１に対しては図１
および図２に示すように排水管１２に揚水ポンプ１３が
接続されている。
【００１６】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、連続壁を
構成する一部区間の杭体に揚排水井戸を構成するので、
揚排水井戸の設置費用を低減できると共に、従来のよう
に連続壁近辺の井戸の設置場所の選定確保の問題を解消
することができる。
構成する一部区間の杭体に揚排水井戸を構成するので、
揚排水井戸の設置費用を低減できると共に、従来のよう
に連続壁近辺の井戸の設置場所の選定確保の問題を解消
することができる。
【００１７】開口部から導入する地下水は濾過材層を通
して土砂などを濾過し、ストレーナー管内への侵入とそ
の目詰まりを防止することができる。
して土砂などを濾過し、ストレーナー管内への侵入とそ
の目詰まりを防止することができる。
【図１】この発明の実施例を示す縦断側面図。
【図２】この発明の実施例を示す部分平面図。
【図３】この発明の他の実施例を示す縦断側面図。
【図４】この発明のさらに他の実施例を示す縦断側面
図。
図。
【図５】図３の実施例における要部の横断平面図。
【図６】図４の実施例における要部の横断平面図。
【図７】この発明に係る開口部の一例を示す正面図。
【図８】この発明に係る開口部の他の例を示す正面図。
【図９】この発明に係るストレーナー管の一部を破断し
て表した側面図。
て表した側面図。
【図１０】従来の揚排水井戸の設置状態を示す縦断側面
図。
図。
【図１１】一般的な地下水の状況を示す縦断側面図。
１ 中空杭体 ２ 開口部 ３ ストレーナー管 ４ 濾過材層 ５ 濾過板 ６ 濾過材層 ７ 小孔 ８ 金網 ９ 水中ポンプ １０ 吸水口 １１ 揚水管 １２ 排水管 １３ 揚水ポンプ
Claims (3)
- 【請求項１】 連続壁を構成する中空杭体群の一部区間
の中空杭体の杭壁にその中空部内に地下水を導入する開
口部を設けると共に、その中空部内にストレーナー管を
設置し、このストレーナー管内に揚水管を配管してなる
ことを特徴とする揚排水装置を装備した連続打設中空杭
体による連続壁。 - 【請求項２】 連続壁を構成する中空杭体群の一部区間
の中空杭体の杭壁にその中空部内に地下水を導入する開
口部を設けると共に、その中空部内にストレーナー管を
設置し、このストレーナー管の周囲の中空部内に濾過材
層を設け、前記ストレーナー管内に揚水管を配管してな
ることを特徴とする揚排水装置を装備した連続打設中空
杭体による連続壁。 - 【請求項３】 連続壁を構成する中空杭体群の一部区間
の中空杭体の杭壁にその中空部内に地下水を導入する開
口部を設けると共に、その中空部内にストレーナー管を
設置し、前記開口部内に濾過材層を設け、前記ストレー
ナー管内に揚水管を配管してなることを特徴とする揚排
水装置を装備した連続打設中空杭体による連続壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6203596A JPH09228362A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 揚排水装置を装備した連続打設中空杭体による連続壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6203596A JPH09228362A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 揚排水装置を装備した連続打設中空杭体による連続壁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09228362A true JPH09228362A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=13188517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6203596A Pending JPH09228362A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 揚排水装置を装備した連続打設中空杭体による連続壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09228362A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102953389A (zh) * | 2012-11-07 | 2013-03-06 | 宁波大学 | 一种新型的边坡支挡锚拉抗滑桩 |
| CN103061332A (zh) * | 2013-01-29 | 2013-04-24 | 新宇建设有限公司 | 内置外包双层排水体与中间混凝土组合桩及施工方法 |
| CN104372790A (zh) * | 2014-11-26 | 2015-02-25 | 南京赛伯通建筑工程有限公司 | 一种纤维增强复合材料筋混凝土排水管桩 |
| CN115354618A (zh) * | 2022-08-24 | 2022-11-18 | 江苏麦廊新材料科技有限公司 | 一种用于湿地系统的多功能生态景观护岸桩 |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP6203596A patent/JPH09228362A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102953389A (zh) * | 2012-11-07 | 2013-03-06 | 宁波大学 | 一种新型的边坡支挡锚拉抗滑桩 |
| CN103061332A (zh) * | 2013-01-29 | 2013-04-24 | 新宇建设有限公司 | 内置外包双层排水体与中间混凝土组合桩及施工方法 |
| CN104372790A (zh) * | 2014-11-26 | 2015-02-25 | 南京赛伯通建筑工程有限公司 | 一种纤维增强复合材料筋混凝土排水管桩 |
| CN115354618A (zh) * | 2022-08-24 | 2022-11-18 | 江苏麦廊新材料科技有限公司 | 一种用于湿地系统的多功能生态景观护岸桩 |
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