JPH03221620A - 構造物の液状化防止基礎構造 - Google Patents

構造物の液状化防止基礎構造

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JPH03221620A
JPH03221620A JP2014084A JP1408490A JPH03221620A JP H03221620 A JPH03221620 A JP H03221620A JP 2014084 A JP2014084 A JP 2014084A JP 1408490 A JP1408490 A JP 1408490A JP H03221620 A JPH03221620 A JP H03221620A
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JP
Japan
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sand layer
ground
liquefaction
construction
drainage pipe
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Pending
Application number
JP2014084A
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English (en)
Inventor
Toshiro Uno
壽郎 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH03221620A publication Critical patent/JPH03221620A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、砂層中に少なくとも一部が埋設された構造
物の液状化防止基礎構造に係り、特に、静水圧による浮
き上がりは起こらないが、砂層の液状化による浮き上が
りの恐れのある構造物に用いられて好適な構造物の液状
化防止基礎構造に関するものである。
「従来の技術」 近年、埋立地盤の開発や、ウォーターフロント(水際)
領域の開発が活発になるに連れて、地震時等における砂
地盤の液状化が問題となり、これに伴う構造物の浮き上
がりを防止する方法が種々実現されている。−例として
、砂地盤中にグラベルドレーンと呼ばれる砂利等からな
る柱体を施工し、地震時等における砂地盤中の間隙水を
グラベルドレーンを通じて地表面の排水層に排水するこ
とで液状化を防止するグラベルドレーン工法や、砂地盤
中に井戸を掘ってこの井戸から地下水を汲み上げること
で地下水位を低下させ、これにより地表面付近の液状化
を防止する地下水低下工法等がある。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、前記従来の砂地盤の液状化防止手段は、次にあ
げるような問題点を抱えており、改良の余地があった。
すなわち、グラベルドレーン工法においては、ドレーン
の配置やその間隔等により排水性能も大きく異なり、確
実な排水効果が得にくい状況にある。また、地下水低下
工法においては、地下水を常時汲み上げる必要があるた
め、設備費等が嵩む、等の問題点がある。
この発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、構造
物周辺の地盤への施工作業が不要で、しかも安価に液状
化防止対策を施すことのできる構造物の液状化防止基礎
構造の提供を目的としている。
「課題を解決するための手段」 そこでこの発明は、砂層中に少なくとも一部が埋設され
た構造物の底部に、その一端が前記砂層中に開口する排
水管を配設すると共に、該排水管の他端を構造物周囲の
地盤の地下水位以上の高さにまで延出したような構造物
の液状化防止基礎構造を構成して、前記課題を解決せん
としている。
「作用」 この発明に係る構造物が構築された砂層に地震力が作用
すると、砂層における粒子間の間隙水圧が上昇し、通常
の状態で地下水位にあった排水管内の地下水のレベルが
上昇する。よって、砂層内の地下水は排水管を通じて地
上付近まで導かれ、これにより、構造物直下における間
隙水圧が逸散されて砂層が液状化することが抑制される
「実施例」 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、この発明の一実施例である構造物の液状化防
止基礎構造を示す図である。第1図において、符号1で
表されるのは、本実施例が適用される構造物であり、こ
の構造物lは、不透水層C上に延在する砂層Sの地表面
部分にその下部が埋設されている。また、この砂層Sに
は、前記構造物1を囲繞するように止水壁Wが設けられ
、この止水壁Wの下端は前記不透水層Cにまで至らされ
、これにより、地震時等において止水壁W外方にある砂
層Sから構造物1直下の砂層Sへの地下水の供給が防止
される構造となっている。
この砂層Sは、例えばその地下水位WLが第1図に示す
如く地表面近くにまで至り、静水圧による構造物1の浮
き上がりは起こらないが、液状化による浮き上がりの生
じる恐れのある地盤(液状化時の見掛けの比重=約1.
9)である。
砂層S内に埋設された構造物lの底版2は、上下方向に
所定間隔をおいて形成された1対のスラブ3.3により
二重に構成され、これらスラブ3.3間は中空室4とさ
れている。なお、この中空室4は、仕切部材5等により
複数の室に区分されてもよい。
また、下方に位置するスラブ3には、前記砂層Sに開口
して中空室4に連通ずる貫通孔6.6、・・・が複数個
設けられている。それぞれの貫通孔6の上部には、この
貫通孔6に連通ずる枝管7が設けられている。そして、
これら枝管7.7、・・・は、前記中空室4内に水平方
向に延設された排水管8に連結され、この配水管8の一
端は、前記地下水位WLより上の地上付近に設置された
側溝9上方にまで至らされている。なお、この側溝9の
周囲には砂利等からなる環水層10が形成されていると
共に、側溝9の側壁にはこの環水層10に開口する遣水
口9aが形成されている。
なお、符号11は、底版2下方に略水平に敷き均された
敷石上を兼用する礫層(集水層)Gである。
従って、このような構成の構造物1が構築された砂層S
に地震力が作用しない状態では、地下水は枝管7、排水
管8を通って上昇し、地下水位WLと同一レベルに位置
する。次に、この砂層Sに地震力が作用すると、砂層S
における粒子間の間隙水圧が上昇し、地下水は前記礫層
Gにより集水されて枝管7、・・・を通じて排水管8内
へと導かれ、その上端のレベルが配水管8の一端の高さ
に至った段階で側溝9へと排水される。これにより、構
造物1直下における間隙水圧が逸散されて液状化の発生
が抑制される。この後、側溝9へ排水された地下水は、
その側壁に形成された還水口9を通っテ環水層10へと
環水されるため、構造物1周辺の地盤沈下という現象は
発生しない。そして、地震終了後、排水管8内の地下水
のレベルは地下水位WLにまで低下し、側溝9への地下
水の排水が終了して通常の状態に戻る。
よって、この実施例によれば、従来のグラベルドレーン
工法の如く構造物1周辺の地盤に何等施工工事を行うこ
となく、この構造物1の下部に液状化が発生することを
抑止することができ、簡易かつ安価に液状化防止対策を
施すことができる。
また、従来の地下水低下工法の如くポンプ等の設備が不
要であり、この面からも安価な液状化防止対策を実現す
ることができる。
なお、この発明の構造物の液状化防止基礎構造は、その
細部が前記実施例に限定されず、種々の変形例が可能で
ある。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、砂層中
に少なくとも一部が埋設された構造物の底部に、その一
端が前記砂層中に開口する排水管を配設すると共に、該
排水管の他端を構造物周囲の地盤の地下水位以上の高さ
にまで延出したような構造物の液状化防止基礎構造を構
成したので、従来のグラベルドレーン工法の如く構造物
周辺の地盤に何等施工工事を行うことなく、この構造物
下部の砂層に液状化が発生することを抑止することがで
き、簡易かつ安価に砂地盤の液状化防止対策を施した構
造物の液状化防止基礎構造を提供することができる。ま
た、従来の地下水低下工法の如くポンプ等の設備が不要
であり、この面からも安価な構造物の液状化防止基礎構
造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図はこの発明の一実施例である構造物
の液状化防止基礎構造を示す図であって、第1図は全体
構成を示す断面図、第2図は中空室付近を拡大して示し
た断面図である。 S・・・・・・砂層、1・・・・・・構造物、2・・・
・・・底版、3・・・・・・スラブ、4・・・・・・中
空室、6・・・・・・貫通孔、7・・・・・・枝管、8
・・・・排水管、9・・・・・・側溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 砂層中に少なくとも一部が埋設された構造物の底部に、
    その一端が前記砂層中に開口する排水管が配設されてい
    ると共に、該排水管の他端は構造物周囲の地盤の地下水
    位以上の高さにまで延出されている構造物の液状化防止
    基礎構造。
JP2014084A 1990-01-24 1990-01-24 構造物の液状化防止基礎構造 Pending JPH03221620A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332542A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Kubota Ci Kk 地中埋設物の浮上防止構造
JP2013129979A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Something:Kk 地中連続壁構造体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01239217A (ja) * 1988-03-18 1989-09-25 Chubu Electric Power Co Inc 液状化しやすい砂地盤における地中構造物の防護工法
JPH03158524A (ja) * 1989-11-15 1991-07-08 Taisei Corp 建物の浮き上がり防止構造

Patent Citations (2)

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