JPH09228079A - 金属の防食方法及び防食材料並びに導電性シート - Google Patents

金属の防食方法及び防食材料並びに導電性シート

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JPH09228079A
JPH09228079A JP8190941A JP19094196A JPH09228079A JP H09228079 A JPH09228079 A JP H09228079A JP 8190941 A JP8190941 A JP 8190941A JP 19094196 A JP19094196 A JP 19094196A JP H09228079 A JPH09228079 A JP H09228079A
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metal
adhesive
anticorrosion
conductive sheet
corrosion
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JP8190941A
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English (en)
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Kazutoshi Sakakibara
和利 榊原
Minoru Kaneko
稔 金子
Kazumasa Asano
一正 浅野
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Togo Seisakusho Corp
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑形状の部品にも適用でき、かつ優れた防
食性を備えた防食方法及び防食材料並びに成形性に優れ
た導電性シートを提供する。 【解決手段】 金属部品よりもガルバニ序列が卑である
金属粉末を粘着性樹脂材料に混合し、ペースト状やテー
プ状にする。これにて金属部品の接着を行うと、腐食現
象は金属部品ではなく、接着性防食材料の方に犠牲的に
発生する。また、粒径が40〜60μmの粒子が40%
以上であり、かつ40μm未満の粒子が10%以上であ
る亜鉛粉末を、合成ゴム中に全体として75重量%以上
分散させて、導電性シートを成形する。亜鉛粉末は粒度
分布を有するため、合成ゴム中で密な状態で相互に接触
して良好な導電性を呈するとともに、柔軟性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属の防食方法並
びにその実施に適した防食材料及び導電性シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動
車、海洋構造物、橋梁、パイプライン等の厳しい環境下
で使用されたり、長期間の寿命が必要とされる金属製品
では、その金属の腐食による強度劣化や外観劣化が問題
となる。このため、従来から金属製品の防食が様々な方
法で試みられている。
【0003】最も一般的な方法は塗装によるものであ
り、自動車用等の複雑な形状の部品の防食に次のように
利用されている。例えば自動車ドアは、外装板と内装板
の2枚の金属パネルから構成されており、一方の金属パ
ネルの端縁部付近を折り返し、もう一方の金属パネルの
端縁部をその間に挟み込むようにしたヘミング構造によ
り接合状態となっている。このような自動車用ドアのヘ
ミング部は高度の防食性が要求され、たとえば特開平6
−305329号公報に記載されているような塗装式の
防食構造が提案されている。
【0004】これは、図18に示すように、外装板1と
内装板2の2枚の金属パネルをその接合部で接着剤3に
よって接着するとともに、外装板1の折曲げ角部の内側
に充填材4を満たす構造とし、さらに外装板1の折曲げ
側端部と内装板2との境界部分にシール材5を塗布し、
さらに全体に電着塗装を施したものである。
【0005】しかしながら、この構造では接着剤の防食
効果が充分ではなく、防食性に改善の余地があった。
【0006】また、防食方法のひとつとして、犠牲防食
効果を利用したものも実用化されている。これは、例え
ば鉄製品の防食を行うためには、鉄よりもガルバニ序列
が卑である亜鉛等の金属をテープ状やシート状に圧延成
形し、これを防食しようとする鉄製品に直接接触させる
のである。すると、腐食現象は、鉄製品ではなく亜鉛シ
ートの方に犠牲的に発生するため、鉄製品の劣化を防止
できるというものである。
【0007】しかし、上記した亜鉛シートは金属特有の
硬さがあるから、複雑な部品形状に添わせることができ
ず、前述した自動車のヘミング部のような複雑な部品に
対する防食方法としては、到底採用できない。また、た
とえ鋼管のような単純形状の鉄製品に対する防食構造と
して採用しようとした場合でも、これに巻回することに
なるから、その巻回作業に耐え得る程度の厚さに成形し
たものでは、充分な柔軟性を得ることができない。この
ため、鋼管に亜鉛シートをきつく巻回したとしても、そ
の全域が鋼管に密着せずに部分的な接触に留まり、亜鉛
シートと鋼管との隙間部分で鋼管の腐食が生ずるという
問題があった。本発明は上記諸事情に鑑みてなされたも
のであり、塗料を用いた防食方法のように複雑形状の部
品にも適用できるという利点を備えながら、単なる塗料
にはない優れた防食性を発揮することができる防食方法
及びそれに用いる防食材料を提供することを目的とす
る。また、他の目的は、優れた防食性を発揮する犠牲防
食方式でありながら、現場施工性、作業性に優れた犠牲
防食方法及びまた成形性に優れた導電性シートを提供す
るところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】請求項1
の発明に係る金属部品の防食方法は、金属部品の表面に
適用してその金属部品の腐食を防止するための方法であ
って、前記金属部品よりもガルバニ序列が卑である犠牲
防食用金属の粉体を粘着性樹脂材料に混合してなる接着
性防食材料を介して前記金属部品を他の金属部品に接着
し、その後、前記接着性防食材料の表面とともに前記金
属部品の表面に電着塗装を行うところに特徴を有する。
【0009】本発明のように、金属部品よりもガルバニ
序列が卑である金属粉末を粘着性樹脂材料に混合し、こ
れにて金属部品の接着を行うと、腐食現象は金属部品で
はなく接着性防食材料の方に犠牲的に発生する。しか
も、この接着性防食材料は粘着性樹脂を基材とするか
ら、もちろん接着剤としても機能し、複雑な構造の金属
部品の組立に利用することができ合理的である。さら
に、本発明の接着性防食材料は導電性を有するため、金
属部品と同様に表面に電着塗膜を形成することができる
ようになる。この結果、防食効果がいっそう高くなると
いう効果を奏する。
【0010】請求項2の発明に係る金属部品の防食方法
は、請求項1の防食方法において、前記粘着性樹脂材料
は熱硬化性樹脂であって、粘着性樹脂材料として熱硬化
性樹脂を利用した接着性防食材料によって金属部品を仮
止めした状態で電着塗装を行ってその電着塗膜を加熱乾
燥させるところに特徴を有する。上記方法によれば、熱
硬化性樹脂を電着塗膜の加熱乾燥工程を利用して硬化さ
せることができるから、接着剤を硬化させるための特別
な加熱工程が不要となり製造工程の合理化を図ることが
できる。なお熱硬化性樹脂としては、ユリア、フェノー
ル、エポキシ、不飽和ポリエステル、メラミン、アクリ
ル、アルキド等が用いられる。
【0011】請求項3の発明に係る接着性防食ペースト
は、金属部品の表面に適用してその金属部品の腐食を防
止するためのものであって、前記金属部品よりもガルバ
ニ序列が卑である犠牲防食用金属の粉体を粘着性樹脂材
料に混合してなるところに特徴を有する。本発明によれ
ば、接着剤自体が犠牲防食機能を有するから、単一の材
料によって金属部品の接着とその防食という複合機能を
発揮させることができる。しかもペースト状であるか
ら、金属部品の接着の他にも、接合部に形成される隙間
の充填に用いる等、特に細かい部分の作業性に優れる。
【0012】請求項4の発明に係る接着性防食テープ
は、金属部品の表面に適用してその金属部品の腐食を防
止するためのものであって、前記金属部品よりもガルバ
ニ序列が卑である犠牲防食用金属の粉体を粘着性樹脂材
料に混合してテープ状に成形してなるところに特徴を有
する。本発明によれば、やはり接着剤自体が犠牲防食機
能を有するから、単一の材料によって金属部品の接着と
その防食という複合機能を発揮させることができる。し
かも、テープ状に成形されているため、取り扱いが容易
であり、塗りムラが生じたり、押圧によるはみ出しが生
じたりすることがなく、例えば平坦面相互の接着を行う
場合には便利である。
【0013】請求項5の発明に係る接着性防食材料は、
請求項1記載の防食方法に使用するものであって、その
犠牲防食用金属の粉体の粒径が350μm以下であると
ころに特徴を有する。混入する防食用金属粉末の粒子径
が大きいほど分散性は悪くなり、表面に露出する粒子の
率は低下する。粒子径が350μm以上になると、表面
の金属含有率が低くなるため表面の導電性が低下して電
着塗装を行っても塗膜が形成されにくくなる。このた
め、粒子径は350μm以下にすることが電着塗装性の
面から望ましい。
【0014】一方、柔軟な防食シートの開発は、合成ゴ
ム中に分散させる金属粒子の粒度分布について考察する
ことによって完成された。請求項6に係る導電性シート
は、粒径が40〜60μmの大きさの粒子が40%以上
であり、かつ、40μm未満の大きさの粒子が10%以
上である導電性を有する金属粉を、合成ゴム中に全体と
して75重量%以上分散させて、シート状に成形したと
ころに特徴を有する。
【0015】合成ゴム中に分散させる金属粉の粒径を、
40〜60μmを40%以上、かつ40μm未満を10
%以上とした理由は以下のようである。
【0016】犠牲防食による防食効果は電気化学的反応
に起因するから、その防食製品が金属と接触して十分な
防食電流を流し得る程度の導電性が必要である。従っ
て、例えば柔軟性を得るために合成ゴム中に金属粉末を
分散させてなるシートでは、合成ゴム基材中で金属粉末
が相互に接触する程度の量を添加して混練する必要があ
る。ところが、導電性を確保すべく多量の金属粉末を添
加すると、金属粉末のかさが大きくなるため、合成ゴム
中に金属粉末を均一に混練してシート状に成形すること
が困難になり、シートの成形性や強度が著しく低下して
実用に供し得ないのである。
【0017】粒径が40μm以下の小さい金属粒子のみ
を添加した場合、その分散性は良好であるが、各金属粒
子間が十分に接触しないから、導電経路が途絶えやすく
なって導電性が悪くなる。また、金属粒子のシート表面
への露出面積が小さいため、防食用として導電性シート
を用いる場合には、シート表面の金属粒子が早期に溶出
して防食効果が失われ、防食効果の安定性に欠ける。
【0018】逆に粒径が大きい粒子のみを添加すると、
金属粒子の合成ゴム中での分散性が悪いため成形性が悪
化し、シートとしての強度が弱くなる。また、金属粒子
間の隙間が大きくなり、添加量を多くすることが困難と
なり、十分な導電性を確保できない。
【0019】そこで、これら問題点を解決すべく添加す
る金属粒子の径の調整を行った結果、粒径が40〜60
μmを40%以上、かつ、40μm未満を10%以上と
した金属粉を、全体として75重量%以上分散させた場
合の導電性及び成形性が最も安定したものであることが
確認できた。粒径が40〜60μmである大径の粒子が
相互に接触して導電性が確保され、この大形の金属粒子
間の隙間に粒径が40μm以下の金属粒子が充填されて
密な充填形態となって分散性・成形性も改善されるため
と考えられる。しかも、合成ゴムを基材としているから
柔軟なシートとなって取扱い易くなり、また、耐熱性に
も優れる。
【0020】なお、合成ゴムとしては例えばEPDM
(エチレン・プロピレンゴム)、AR(アクリルゴ
ム)、IIR(ブチルゴム)、BR(ブタジエンゴ
ム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、NBR
(ニトリルゴム)等一般的なものや、粘着性を示す合成
ゴム成分であるPIB(ポリイソブチレン)等の液状ゴ
ムが用いられる。
【0021】請求項7の発明に係る導電性シートは、請
求項6の発明において、導電性シートの体積抵抗率を1
0MΩ以下としたところに特徴を有する。
【0022】この程度の抵抗率を有すれば、例えば防食
用として使用する場合には十分な防食電流を流すことが
できて優れた防食効果が得られる。
【0023】請求項8の発明に係る導電シートは、上記
請求項6又は7の発明において、シートの裏面に粘着剤
を点状または線状に付着させたところに特徴を有する。
このような構成とすれば、防食用に使用する場合のよう
に、導電シートを他製品に電気的に密着させる必要があ
る場合には、粘着剤よって導電シートが固定され、か
つ、粘着剤がない部分で電気的に接触することになる。
【0024】請求項9の発明に係る導電性シートは、請
求項8の発明において、粒径が40〜60μmの大きさ
の粒子が40%以上であり、かつ、40μm未満の大き
さの粒子が10%以上である導電性を有する金属粉を、
粘着剤中に全体として75重量%以上分散させたところ
に特徴を有する。このように、シートのみならず粘着剤
の方にも導電性を有する金属粉を分散させれば、粘着剤
が介在する部分でも電気的に接触することになる。請求
項10の発明に係る導電性シートは、請求項6ないし9
のいずれかの発明において、導電性シートに補強材を添
設または埋め込みしたところに特徴を有する。このよう
な構成とすれば、導電性シートが金属粉を含有していて
シートとしての強度を低下させ易いという事情があって
も、補強材により強度が補われる。従って、補強材を埋
め込んだ場合にはシートの巻回作業時にこれを引っ張っ
ても破れにくく、さらにシート材料と補強材とが剥がれ
にくい導電性シートを得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
<接着性防食材料の調製>まず、本発明の防食方法に使
用される防食材料の試験結果について説明する。表1に
示す様々な粒度分布の亜鉛粉末を亜鉛粉末:エポキシ樹
脂=9:1の割合になるようにそれぞれ混合し、亜鉛−
エポキシテープを成形した。硬化はテープを鉄片に貼
り、シリコンゴムを両面に挟んでクリップで留め、17
0度で20分加熱して行った。なお、シリコンゴムは、
加圧硬化後取り除いた。また(b)の粒子を混合したテ
ープについては、エポキシ樹脂が未硬化のものと、硬化
させたものの2種類作成した。
【0026】これらの導電性を調べるために、1mm間隔
での体積抵抗率の測定をデジタルマルチメーターで行う
とともに、表面及び断面の亜鉛含有率の測定を波長分散
型EPMA(電子線マイクロアナライザー)で行った。
亜鉛含有率は、表面が20mm×15mm、断面が20mm×
0.5mmの範囲で任意の3点の測定を行い、それらの平
均値を出した。また、テープと鉄片をプラスチックボル
トで止め、3%塩化ナトリウム水溶液に30分間浸漬後
の腐食電位を測定した。
【0027】さらに、亜鉛−エポキシテープの電着塗装
性を調べるために、鉄試験片に亜鉛−エポキシテープを
接着し、カチオン電着塗装を行った。電着塗装前後の表
面の亜鉛含有率をEPMAで測定し、表面の亜鉛塗装カ
バー率を計算するとともに、塗装後の試験片を切断した
後フェノール樹脂に埋め込み、断面の状態をSEM(走
査型電子顕微鏡)を用いて観察した。
【0028】表2及び図1にこれらの結果を示す。
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】まず、表1(b)の亜鉛粒子をエポキシ樹
脂に混合したテープの硬化前後の特性を比較すると、表
2で示されるように、未硬化のものは体積抵抗率が高
く、亜鉛含有率は低い。しかしこれを硬化させると体積
抵抗率は低くなり、亜鉛含有率は高くなる。また腐食電
位については、未硬化の亜鉛−エポキシテープでは鉄の
腐食電位である−770mVよりも高く、犠牲防食を行
うことができないことを示している。しかしながら硬化
後の亜鉛−エポキシテープでは、−1015mVと鉄の
腐食電位よりも245mVも低く、高い犠牲防食効果を
示すであろうことがわかった。
【0031】これらの結果は後述するしくみによって説
明することができる。すなわち、硬化させることによっ
てエポキシ樹脂が収縮して島状に存在する亜鉛同士が互
いに近づき、亜鉛濃度が高くなる。このため導電経路が
確保されて安定した導電性が得られるとともに、表面に
露出する亜鉛の率も高くなるため、高い犠牲防食効果を
示すのである。なお、表面の亜鉛含有率が断面のそれに
比べて硬化前後で大きく変化しているのは、内部よりも
表面近辺のエポキシ樹脂収縮率が大きいためである。
【0032】ところで未硬化の状態で電着塗装を行った
場合は、以下のようになる。電着塗膜は表面に亜鉛が露
出している部分にだけ形成されるが、その後加熱・乾燥
させることによって、エポキシ樹脂が収縮する。この結
果、形成された塗膜同士が互いに近づき、表面全体を被
覆するようになるのである。このことは、塗装・硬化後
の亜鉛−エポキシテープの断面の状態を観察しても確認
でき、図1に示すように、亜鉛−エポキシテープ部分6
にも鉄7の部分と同様に塗膜8が全体に渡って形成され
ている。
【0033】一方、様々な粒度分布の亜鉛を混入した硬
化後の亜鉛−エポキシテープを比較した場合、表2に示
すように測定値に若干の差は生じるものの、いずれも表
面の亜鉛含有率は高く、良好な導電性を示している。ま
た腐食電位も鉄の腐食電位である−770mVよりも充
分低く、高い犠牲防食効果を示すであろう事がわかっ
た。さらに電着塗装を行った結果、表面亜鉛塗装カバー
率はいずれも高い値を示しており、電着塗装性にも優れ
ていることがわかった。
【0034】<導電性シートの調製>表1(b)に示す
粒度分布の亜鉛粉末をEPDM(エチレン・プロピレン
ゴム)とIIR(ブチルゴム)をブレンドした合成ゴム
に添加し、含有率が異なる数種の亜鉛粉末含有EPDM
主成分シートを成形した。それらの導電性を調べるため
に、1mm、及び10mm間隔での体積抵抗率の測定をデジ
タルマルチメーターで行った。測定結果を、表3に示
す。
【0035】
【表3】 表3で示されるように、亜鉛粒子の添加量の少ないもの
は体積抵抗率が高く、導電性が悪い。添加量を多くして
いくと、75重量%の亜鉛粉末を添加したEPDM主成
分シートでは体積抵抗率が10MΩとなり、不安定なが
ら導電性が付与された。これは、亜鉛濃度を上げたこと
によって、亜鉛粒子が相互に接触して導電経路が確保さ
れたことを示している。さらに添加量を増やしていく
と、83重量%以上では1mm間隔で、90重量%になる
と10mm間隔でも安定した高い導電性が付与されてい
る。このことより、安定した導電性を得るためには、9
0重量%以上の亜鉛粉末を添加することがより望ましい
といえる。
【0036】なお、通常、体積抵抗率は測定間隔によっ
て変化しないが、EPDM主成分シート中に金属粉末が
分散している場合には、導電経路が長くなると、金属粒
子相互の接触確率が大きく低下するため、10mm間隔の
体積抵抗率が1mm間隔のそれに比べて低下するものと考
えられる。
【0037】次に、導電性シートの表面及び断面の亜鉛
含有率の測定を波長分散型EPMAで測定するととも
に、亜鉛粒子の分散状態をSEMで観察した。亜鉛含有
率は、表面が1.5mm×1.5mm、断面が1.5mm×
0.5mmの範囲で任意の3点の測定を行い、それらの平
均値を出した。その結果を表4並びに図2及び図3に示
す。
【0038】
【表4】 表4に示すように、亜鉛の添加量の少ないものでは、亜
鉛の添加率と断面部の亜鉛含有率の値が大きく異なる。
例えば、亜鉛を50重量%添加したEPDM主成分シー
トの断面の亜鉛含有率は22.9%であり、これは添加
率のほぼ半分の値である。これは、添加した亜鉛粉末が
完全には均一に分散していないためと考えられる。この
傾向は83重量%まで続き、添加率を86重量%にした
ところで、断面の亜鉛含有率は添加率とほぼ同じ値を示
すようになる。このことより、亜鉛粒子を均一に分散さ
せるためには、亜鉛粉末を86重量%以上添加すること
が望ましい。また、SEM写真に基づき描いた図2及び
図3によって導電性付与の仕組みがより一層明らかとな
る。すなわち、図2に示すように亜鉛添加量が少ないシ
ートでは粒子Znがまばらに分布しているため、亜鉛粒
子間が接触せず、導電性が低くなると思われる。また、
亜鉛添加量が多いシートでは図3のように粒子Znが相
互に接触し、しかも粒径の異なる亜鉛粉末が混じり合っ
ているために各粒子の接触面積が大きい。このため、電
気的にも内部まで通じることが可能である。また、表面
に露出している亜鉛の面積も大きく、大きな犠牲防食効
果が得られることが容易に想像できる。
【0039】<第1実施形態>自動車のドア部は、鋼鉄
製の外装板、内装板の2枚のパネルを接合させた、ヘミ
ング構造により成っている。ここに本発明の防食テープ
を適用した実施形態について図4ないし図7を参照して
説明する。
【0040】図4に示すように、外装板10はパネルの
一端縁部付近が垂直状態に折曲げられており、その折曲
げ角部10aを挟んだ内側部分に、本実施形態に係る接
着性防食テープ12を貼り付ける。この接着性防食テー
プ12は、熱硬化性エポキシ樹脂に表1(b)に示す亜
鉛粉末を90%濃度になるように混合し、テープ状に成
形したものである。
【0041】一方内装板11は一端縁部付近がくの字型
に折曲げられており、折曲げ角部11aの外側の端縁部
側の面が外装板10と対向する方向で、上記した亜鉛−
エポキシテープ12により外装板10と接着する(図5
参照)。その後、外装板10の折曲げ角部10aを内装
板11を挟み付けるように180度まで折曲げる。する
と内装板11の上下面は、予め貼り付けられていた亜鉛
−エポキシテープ12によって、外装板10と接着状態
となる(図6参照)。この状態で亜鉛−エポキシテープ
12は未硬化であるが、粘着性があるために両板10,
11の接合を保つ程度の接着力を有し、仮止め状態にあ
る。
【0042】この状態のままドア部分を組み立て、その
後電着槽に沈めて電着塗装を行う。この段階で亜鉛−エ
ポキシテープの表面の亜鉛含有率は、表2に示した様に
23%程度であり、この部分に電着塗膜13が形成され
る。この時、亜鉛部分は充分な導電性を有するため、短
時間のうちに他の金属部分と同等厚さの電着塗膜13を
形成することが可能である。しかる後、電着塗膜の加熱
・乾燥工程を行うことにより、塗膜13の乾燥と同時に
亜鉛−エポキシテープ12も硬化し、充分な接着力を得
ることができる。また、この時テープ表面近辺のエポキ
シ樹脂が大きく収縮するため、島状に形成された塗膜同
士は互いに近づき合い、テープ表面全体を被覆する(図
7参照)。
【0043】このように本実施形態の接着性防食テープ
は、硬化前の状態でもある程度の接着力を有するため、
接着後すぐに加熱・乾燥しなくても電着塗膜と同時に硬
化させればよく、わざわざ接着性防食テープ硬化のため
の工程を設ける必要がない。また、電着塗膜をテープ以
外の部分と同等厚さ形成することができるとともに、加
熱・乾燥後にはテープ全体を電着塗膜で被覆することが
できる。このことは、電着塗膜の上に塗布する防食性塗
料も金属部分と同様に形成できることにつながる。従っ
て簡単に水分が入り込むことはないが、もしも入り込ん
だ場合でも亜鉛−エポキシテープは高い犠牲防食効果を
示すため、鉄の腐食が簡単に進行することがないという
優れた効果を奏する。また、外装板10と内装板11の
境界部分に防食シールを塗布する手間も省くことが可能
である。
【0044】<第2実施形態>本実施形態の接着性防食
ペーストは、第1実施形態の接着性防食テープと同様
に、熱硬化性エポキシ樹脂に表1(b)に示す粒度分布
の亜鉛粉末を80%濃度になるように混合し、これに溶
剤或いは軟化剤を加えてペースト状にしたものである。
その特性は表2に示す通り、上記防食テープに遜色ない
値を示す。ペースト状にすることによって、テープでは
困難であった複雑な構造や小さい面積の部分の接着に使
用し易くなるという利点がある他、隙間の充填等にも使
用することができる。また、接着方法や接着箇所に合わ
せて溶剤の量を変え、ペーストの粘度を自由に変えるこ
とが可能である。ペースト硬化時には溶剤や軟化剤は蒸
発するため、接着性防食テープと同等の強度と防食効果
とが得られる。図8ないし図11に、上記第1実施形態
の防食テープに変えて防食ペースト14を自動車ドアの
ヘミング部に適用した例を示す。
【0045】<第3実施形態>本発明を合成ゴム基材の
防食用導電性シートに適用した実施形態について図12
及び図13を参照して説明する。図12は請求項8の発
明に係る導電性シートを示す。導電性シート20は表1
(b)の粒度分布の亜鉛粉末をEPDMとIIRをブレ
ンドした合成ゴム中に90重量%の濃度になるように添
加、混練して成形したものである。その表面には、粘着
剤21が点状に付着させてある。
【0046】このような構成の導電性シート20を鋼管
22に直接巻回して被覆すると、図13に示すように、
導電性シート20は鋼管22を外部から完全に隔離した
状態で固定される。この時、導電性シート20は合成ゴ
ムを基材としているために柔軟性に富み、隙間を作るこ
となく鋼管22に密着させることが可能である。この状
態で、導電性シート20中の亜鉛は犠牲防食作用を示
し、鋼管22の代わりに腐食する。このように、本実施
形態によれば、導電性シート20を鋼管22に巻回する
だけで簡単に固定でき、しかも鋼管22の粘着剤21と
の接触面積が少ないために、効率的な防食作用を期待す
ることができる。
【0047】<第4実施形態>本実施形態の導電性シー
ト20は、基本的な構造は上記実施形態と同様である
が、導電性シート20を固定する粘着剤21中に導電性
シート20に混入したものと同じ粒度分布の亜鉛粉末が
分散させてある。このような構成の導電性シート20を
鋼管22に被覆すると、粘着剤21の介在する部分でも
導電性シート20と鋼管22の電気的接続が保たれる。
従って、亜鉛粉末が混入されていない粘着剤21を用い
る構成に比べ、より優れた防食効果が得られる。
【0048】<第5実施形態>図14は請求項10の発
明に係る導電性シート20であり、自己粘着性合成ゴム
基材のシートへ適用したものである。本実施形態では、
導電性シート20を形成する合成ゴムとしてEPDMと
IIRの代わりにポリイソブチレン(エクソンケミカル
製 ビスタネックスLMMS(商品名)または日本石油
化学製 テトラックス(商品名))を用い、上記実施形
態と同様に表1(b)の粒度分布の亜鉛粉末を90重量
%の濃度になるように添加、混練し、導電性シート20
を成形した。その体積抵抗率と表面及び断面の亜鉛含有
率の測定結果を、表5に示す。
【0049】
【表5】 ポリイソブチレンはそれ自身が粘着性を示すため、粘着
剤を省略することができる。この場合、保存時の相互粘
着を防止するため、導電性シート20の表裏両面をポリ
エチレン等の離型紙23で被覆することが好ましい。ま
た、導電性シート20には網目基材として例えばビニロ
ン寒冷紗24を添設すると、これが補強材として機能
し、導電性シート20の強度が増すという効果が得られ
る。
【0050】寒冷紗24の添設された導電性シート20
は、ビニロン寒冷紗24にポリイソブチレンを埋設させ
ると共に、その埋設層の上にポリイソブチレンのみの層
を更に重ねて形成することで製造することができる。こ
の導電性シート20を例えば防食用シートとして使用す
る場合には、離型紙23を剥がしてビニロン寒冷紗24
ごと直接鋼管22等に巻回すればよく、この際に導電性
シート20に引張力が作用してもシートに亀裂が生ずる
ことを防止できる。
【0051】また、ビニロン寒冷紗24の代わりに補強
材として、図15に示すように、グラスファイバーやロ
ックウール等の無機質繊維あるいはその織布、又は合成
樹脂繊維、その織布25を添設してもよい。更に補強材
として、多孔質フィルム等を使用してもよい。 <他の実施形態>本発明は上記記述によって説明した各
実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような
実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下
記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施
することができる。 (1)上記第3実施形態では接着剤を導電性シートの裏
面に点状に付着させたが、図16に示すように線状に付
着させてもよい。 (2)上記第5実施形態では補強材を導電性シートに添
設したが、図17に示すように、導電性シート20の間
に補強材26埋め込みしてもよい。 (3)上記実施形態では導電性シートを防食用に使用し
たが、これに限らず、例えばコンピュータ等の電子機器
からの電磁波の輻射を防止する電磁波シールド材料とし
て使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電着塗装を行った亜鉛−エポキシテープと鉄片
の断面SEM写真に基づく断面図
【図2】亜鉛添加量が少ない場合(50重量%)の導電
性シートの断面SEM写真に基づく断面図
【図3】亜鉛添加量が多い場合(90重量%)の導電性
シートの断面SEM写真に基づく断面図
【図4】本発明の第1実施形態を示す自動車ドア部のヘ
ミング部形成過程の断面図
【図5】同じくヘミング部形成過程の断面図
【図6】同じくヘミング部の断面図
【図7】同じくヘミング部電着塗装後の断面図
【図8】本発明の第2実施形態を示す自動車ドア部のヘ
ミング部形成過程の断面図
【図9】同じくヘミング部形成過程の断面図
【図10】同じくヘミング部の断面図
【図11】同じくヘミング部電着塗装後の断面図
【図12】本発明の第3実施形態の導電性シートを示す
斜視図
【図13】同じく導電性シートを鋼管に巻回したときの
断面図
【図14】本発明の第5実施形態の導電性シートを示す
斜視図
【図15】本発明の他の実施形態の導電性シートを示す
斜視図
【図16】同じく他の実施形態の導電性シートを示す斜
視図
【図17】同じく他の実施形態の導電性シートを示す斜
視図
【図18】従来の自動車ドア部のヘミング部の断面図
【符号の説明】
10…外装板 11…内装板 12…接着性防食テープ(亜鉛−エポキシテープ) 13…電着塗膜 20…導電性シート 21…粘着剤 22…鋼管
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKK C09J 7/02 JKK JKN JKN C23F 13/00 C23F 13/00 P (72)発明者 浅野 一正 大阪府茨木市下穂積一丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部品の表面に適用してその金属部品
    の腐食を防止するための方法であって、前記金属部品よ
    りもガルバニ序列が卑である犠牲防食用金属の粉体を粘
    着性樹脂材料に混合してなる接着性防食材料を介して前
    記金属部品を他の金属部品に接着し、その後、前記接着
    性防食材料の表面とともに前記金属部品の表面に電着塗
    装を行うことを特徴とする金属の防食方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の防食方法において、前記粘着
    性樹脂材料は熱硬化性樹脂であって、前記接着性防食材
    料によって金属部品を仮止めした状態で前記電着塗装を
    行ってその電着塗膜を加熱乾燥させることを特徴とする
    金属の防食方法。
  3. 【請求項3】 金属部品の表面に適用してその金属部品
    の腐食を防止するためのものであって、前記金属部品よ
    りもガルバニ序列が卑である犠牲防食用金属の粉体を粘
    着性樹脂材料に混合してなることを特徴とする接着性防
    食ペースト。
  4. 【請求項4】 金属部品の表面に適用してその金属部品
    の腐食を防止するためのものであって、前記金属部品よ
    りもガルバニ序列が卑である犠牲防食用金属の粉体を粘
    着性樹脂材料に混合してテープ状に成形してなることを
    特徴とする接着性防食テープ。
  5. 【請求項5】 犠牲防食用金属の粉体の粒径が350μ
    m以下であることを特徴とする請求項1記載の防食方法
    に使用する接着性防食材料。
  6. 【請求項6】 粒径が40〜60μmの大きさの粒子が
    40%以上であり、かつ、40μm未満の大きさの粒子
    が10%以上である導電性を有する金属粉を、合成ゴム
    中に全体として75重量%以上分散させて、シート状に
    成形してなる導電性シート。
  7. 【請求項7】 体積抵抗率が10MΩ以下であることを
    特徴とする請求項6記載の導電性シート。
  8. 【請求項8】 裏面に、粘着剤を点状または線状に付着
    させたことを特徴とする請求項6又は7記載の導電性シ
    ート。
  9. 【請求項9】 前記粘着剤中に、粒径が40〜60μm
    の大きさの粒子が40%以上であり、かつ、40μm未
    満の大きさの粒子が10%以上である導電性を有する金
    属粉を、全体として75重量%以上分散させたことを特
    徴とする請求項8記載の導電性シート。
  10. 【請求項10】 導電性シートには補強材を添設または
    埋め込みしたことを特徴とする請求項6ないし9のいず
    れかに記載の導電性シート。
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