JPH09227837A - 貼付装置 - Google Patents

貼付装置

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JPH09227837A
JPH09227837A JP8055577A JP5557796A JPH09227837A JP H09227837 A JPH09227837 A JP H09227837A JP 8055577 A JP8055577 A JP 8055577A JP 5557796 A JP5557796 A JP 5557796A JP H09227837 A JPH09227837 A JP H09227837A
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roller
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仁一 森村
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雅昭 奥村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状の部材に対して、薄板状の対象物を
接着剤を用いて確実に接着することができる貼付装置を
提供すること。 【解決手段】 薄板状の対象物を着脱可能に保持する対
象物保持手段200と、薄板状の対象物を接着剤を用い
て貼り付けるためのシート状の部材2の第1面2aとは
反対側の第2面2bを支持するシート状の部材の支持手
段300と、を備え、この支持手段300は、シート状
の部材2の第2面2bを支持する第1ローラ3と、シー
ト状の部材2の第2面2bを支持する第2ローラ4と、
第1ローラ3に対して第2ローラ4を移動することで、
シート状の部材2の第1面2aと対象物保持手段200
の保持されている薄板状の対象物7とを密着させて、接
着剤Bの気泡を除去するローラ移動手段5と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード(電子
集積回路を含むカード)等の機能カード等を製造するた
めの貼付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数枚のシート(フィルム)を貼り付け
て、積層体を構成して、その積層体を所定の長さに切断
することにより、たとえばICカード等の機能カードを
製造することが提案されている。たとえばICカードを
作る場合には、シートとシートの間に電子回路を含むフ
ィルム基板を配置する必要がある。このフィルム基板を
シートに対して接着剤を介して接着する従来の例として
は、図11で示す方式が採られている。つまりシートS
は、平らな面を有するテーブルTの上に載っている。シ
ートSの一方の面には接着剤Bが塗布されている。ヘッ
ドHは、フィルム基板Fを保持しており、操作手段Tが
作動するとヘッドHは、矢印Z方向に下がり、これによ
りフィルム基板FはシートSに対して接着剤Bを介して
接着される。つまりフィルム基板FはシートSに対して
接着剤Bを介して面接触することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方式の貼付装置では、次のような問題がある。ヘッドH
のフィルム基板Fと、テーブルTのシートSが平行でな
いと、接着剤Bがあるのでフィルム基板FとシートSの
接触圧が安定せず、フィルム基板Fの全面にわたって安
定した接着をすることが難しい。しかも図11のように
フィルム基板FとシートSを一度に接着した場合に、接
着剤B内に気泡が残る可能性が高く、接着の信頼性が欠
ける。特に、ICカードのような機能カードは、過酷な
使用に耐える必要があり、フィルム基板Fのような薄板
状の対象物と、シートSの密着性を向上して、機能カー
ドの耐久性を向上することが望まれている。
【0004】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、シート状の部材に対して、薄板状
の対象物を接着剤を用いて確実に接着することができる
貼付装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、シート状の部材に対して、薄板状の対象物を接
着剤を用いて貼り付けるための貼付装置において、薄板
状の対象物を着脱可能に保持する対象物保持手段と、薄
板状の対象物を貼り付けるシート状の部材の第1面とは
反対側の第2面を支持するシート状の部材の支持手段
と、を備え、この支持手段は、シート状の部材の第2面
を支持する第1ローラと、シート状の部材の第2面を支
持する第2ローラと、第1ローラから第2ローラを移動
することで、シート状の部材の第1面と対象物保持手段
の保持されている薄板状の対象物とを密着させて、接着
剤の気泡を除去するローラ移動手段と、を備える貼付装
置により、達成される。
【0006】本発明では、シート状の部材に対して、薄
板状の対象物を接着剤を用いて貼り付ける際に、対象物
保持手段が薄板状の対象物を着脱自在に保持している。
そして支持手段が、シート状の部材の第2面を支持す
る。この支持手段の第1ローラと第2ローラはシート状
の部材の第2面をそれぞれ支持しているが、ローラ移動
手段を作動すると、次のような作動をする。すなわち、
第2ローラが第1ローラから移動し、第2ローラが移動
することで、シート状の部材の第1面と対象物保持手段
の保持されている薄板状の対象物との密着性を高めて、
接着剤内に含まれている気泡を除去する。このようにす
ることで、接着剤内の気泡を排除でき、薄板状の対象物
はシート状の部材に対して接着剤を用いて、確実に貼り
付けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0008】図1ないし図3は、本発明の貼付装置の好
ましい実施の形態を示している。図1は、貼付装置を示
す斜視図であり、図2は貼付装置および周辺部分を示す
側面図、図3は図2の貼付装置の正面図である。図4と
図5は、ICカードのような機能カードを作る製造装置
を示している。この製造装置は、図1ないし図3に示す
貼付装置70を含んでいる。まず図4と図5を参照する
ことで、機能カードの製造工程について説明する。図4
は、この製造工程の前半部分を示し、図5は製造工程の
後半部分を示している。この製造工程は、図4のラミネ
ート部PR1、圧延部PR2、図5の処理部PR3等を
含んでいる。
【0009】まず図4のラミネート部PR1を説明す
る。ラミネート部PR1のロール110は、シート状の
部材2を巻いたものである。またロール112は、別の
シート状の部材902を巻いたものである。シート状の
部材2、シート状の部材902は、たとえばポリエチレ
ンテレフタレート(PET)のシートである。このシー
ト状の部材2,902は、それぞれ必要な印刷が施され
ている。
【0010】シート状の部材2は、ロール110から繰
り出されて所定の幾つかのローラを通り、その途中で接
着剤Bが塗布されるようになっている。この接着剤B
は、液剤供給装置1000によりシート状の部材2の第
1面2aに塗布される。この第1面2aは、図4におい
ては上面側であり、第2面2bは下面側である。シート
状の部材2は、幾つかのローラを通り、貼付装置70の
ローラ180に送られる。この貼付装置70は、シート
状の部材2の第1面2aの接着剤Bに図7のフィルム基
板7を貼り付ける。そしてシート状の部材2は、マーク
検出部181、ローラ182を経て、幾つかのローラを
経て、圧延部PR2側に至る。
【0011】一方、図4のロール112から繰り出され
るシート状の部材902は、幾つかのローラを通り、シ
ート状の部材902は、シート状の部材2とラミネート
されて、圧延部PR2に導かれる。シート状の部材2,
902が圧延部PR2に至る前に、シート状の部材2,
902の間には液剤供給装置1000から接着剤Bが供
給される。この接着剤Bは、ラミネート後のシート状の
部材2,902の厚みを所定値にするために塗布され
る。圧延部PR2においては、シート状の部材2,90
2は、図5の熱硬化炉185で熱硬化処理されて、厚さ
検出等の作業が施される。そしてラミネートされたシー
ト状の部材2,902は、処理部PR3を経て、切断部
PR4において所定の長さに切断され、切断して得られ
たシート状の部材2,902(積層体FL)は、収容部
PR5に収容される。
【0012】図6は、図4と図5の製造工程の各工程で
のシート状の部材2,902の様子を示している。図6
(A)は、シート状の部材2に対して接着剤Bを薄膜コ
ーティングしている状態を示している。図6(B)は、
貼付装置70の工程において、シート状の部材2の接着
剤Bに対して、電子回路を有するフィルム基板7を貼り
付ける様子を示している。
【0013】図6(C)は、図4のラミネート部PR1
を示しており、シート状の部材2の上には、さらに接着
剤Bが塗布される。この段階において接着剤を塗布する
のは、上述したようにシート状の部材2と902の間に
充填用の接着剤を塗布することで、シート状の部材2,
902およびフィルム基板7から構成されるカードの厚
みを所定値に設定するためである。図6(D)は、図5
の熱硬化炉185における熱処理をしている状態を示し
ている。図6(E)は、図5の切断部PR4においてシ
ート状の部材2,902およびフィルム基板7から構成
されるカード製造用の積層体FLを、所定寸法に切断す
る様子を示している。この積層体FLはICカードのよ
うな機能カードである。
【0014】図7は、図6(B)で示したフィルム基板
7の一例を示している。このフィルム基板7は、電子回
路を含むフィルム基板である。図8は、図4のロール1
10を示し、図9は図4のロール112を示している。
【0015】次に、図4の貼付装置70について図1な
いし図3を参照して説明する。貼付装置70は、概略対
象物保持手段200、支持手段300を有し、詳しくは
さらに対象物移載手段400、ローラ180,182、
制御部100等を備えている。この貼付装置70は、図
4と図1に示すシート状の部材2の接着剤Bに対して、
フィルム基板(薄板状の対象物)7を確実に貼り付ける
ための装置である。まずシート状の部材2は、たとえば
ローラ180のモータM1を作動することで、矢印A方
向に送ることができる。
【0016】すでに述べたように、シート状の部材2の
第1面2aにはたとえばエポキシ系の接着剤Bが、予め
塗布されている。この接着剤Bの塗布は、図4ですでに
説明したように液剤供給装置1000が供給する。シー
ト状の部材2は、たとえばポリエチレンテレフタレート
(PET)で作られており、その両側部分には、送り用
の孔HLが形成されている。これにより、ローラ180
のピン180aが、シート状の部材2の孔HLにはまり
込むので、モータM1を作動することで、ローラ180
はシート状の部材2を矢印A方向に確実に滑ることなく
送ることができる。
【0017】次に、対象物移載手段400について説明
する。図1の対象物移載手段400は、図2に示すよう
に、対象物供給部600により供給されてくるフィルム
基板7を、対象物保持手段200側に移すための装置で
ある。対象物移載手段400は、ベース401の上にロ
ータリーアクチュエータ402を有しており、このロー
タリーアクチュエータ402が作動すると、フィルム基
板の移載ハンド403が、180度毎にインデックスで
きる。つまり移載ハンド403の吸着ハンド部404と
405が、それぞれ対象物保持手段200と、対象物供
給部600の間で交互に位置決めできる。吸着ハンド部
404,405は、図1の真空源407の作動により、
図7で示したフィルム基板(薄板状の対象物)7を吸着
して保持できる。ベース401と移載ハンド403は、
図示しないアクチュエータによりZ方向に下げることが
でき、これにより、吸着ハンド404は貼付ヘッド1に
近ずき、吸着ハンド405はバックアップユニット60
1に近ずく。
【0018】図2の対象物供給部600は、バックアッ
プユニット601と搬送コンベア602等を備えてい
る。搬送コンベア602がプラテン603を用いてフィ
ルム基板7を搬送してくると、プラテン603はバック
アップユニット601の上に載る。そうすると、ベース
401と移載ハンド403が、図示しないアクチュエー
タにより下がるので、移載ハンド403のたとえば吸着
ハンド部405がバックアップユニット601側のフィ
ルム基板7に接近して、吸着ハンド部405がフィルム
基板7を吸着して保持する。そしてベース401と移載
ハンド403が上昇して、ロータリーアクチュエータ4
02が作動すると、吸着ハンド部405と404の位置
が入れ替わり、吸着ハンド部405が、対象物保持手段
200の貼付ヘッドに対応した位置にくる。
【0019】次に、対象物保持手段200について説明
する。対象物保持手段200は、図1ないし図3に示す
ように、2つの貼付ヘッド1,1を備えている。貼付ヘ
ッド1,1は、図2の軸201のベース202に対して
設定されている。ベース202は、これらの貼付ヘッド
1,1を、反対方向に向けて、バネ8,8を介して弾性
的に保持している。
【0020】貼付ヘッド1,1は、それぞれフィルム基
板7を吸着により保持することができる装置である。つ
まり図1に示すように貼付ヘッド1,1は、真空源40
7に接続されており、真空源407が作動すると、貼付
ヘッド1,1は、対象物移載手段400の移載ハンド4
03の吸着ハンド部404(あるいは405)のフィル
ム基板7を、吸着して保持することができる。図2のよ
うに、上側に位置している貼付ヘッド1が、移載ハンド
403に対面しており、下側に位置している貼付ヘッド
1が、後で述べる支持手段300に対面している。バネ
8は、貼付ヘッド1を、支持手段300側のシート状の
部材2に対して所定の圧力で貼り付けるための付勢力を
付与する。軸201のプーリー208と、ロータリーア
クチュエータ207のプーリー210の間には、ベルト
206が配置されている。これによりロータリーアクチ
ュエータ207が作動すると、軸201が180度毎に
インデックスされるので、貼付ヘッド1,1の何れか
が、移載ハンド403に対面し、他方の貼付ヘッド1が
支持手段300に対面する。
【0021】次に支持手段300について説明する。支
持手段300は、図1と図3に示すように、シート状の
部材2の第1面2aとは反対側の第2面2bを支持する
支持手段である。図2の支持手段300は、第1ローラ
3、第2ローラ4、ローラ移動手段5、操作手段6、ベ
ース301等を有している。このベース301は、装置
の枠体303に固定されている。このベース301は、
垂直に取付られており、操作手段6を保持している。こ
の操作手段6は、昇降ユニット9を矢印Z方向に昇降す
ることができる。この昇降ユニット9は、図1に示すよ
うに第1ローラ3と第2ローラ4を回転可能に支持して
いる。
【0022】操作手段6は、昇降ユニット9を矢印Z方
向に上下動するための上下動用のシリンダである。第1
ローラ3は、昇降ユニット9の支持板9aに回転可能に
支持されている。これに対して第2ローラ4は昇降ユニ
ット9の支持板9bに回転可能に支持されている。第1
ローラ3は、支持板9aに保持された固定側の貼付ロー
ラである。
【0023】第2ローラ4は、支持板9bに回転可能に
保持され、移動貼付ローラの役割を果たす。支持板9b
は、昇降ユニット9において、ローラ移動手段5の作動
により、図1と図3で示すように、矢印RT方向に移動
できるようになっている。この矢印RT方向は、シート
状の部材2の移動方向Aと反対方向である。図3では、
第2ローラ4が移動する状態を示している。つまり第2
ローラ4の初期状態では、第1ローラ3の横に位置して
いるが、ローラ移動手段5が作動することにより、破線
で示すように矢印RT方向に移動できる。従って、ロー
ラ移動手段5は、矢印RT方向(左右方向)に関して、
第2ローラ4を第1ローラ3から移動するための左右動
用のシリンダである。ローラ移動手段5は、空気圧発生
部5aにより空気圧が供給される。操作手段6は、空気
圧発生部6aにより作動される。
【0024】図1の真空源407、空気圧発生部5a,
6a、モータM1、図2のロータリーアクチュエータ等
は、制御部100の指令により制御できる。なお、図1
の貼付ヘッド1には、複数の孔1hが形成されており、
真空源407の作動により、貼付ヘッド1はフィルム基
板7を真空吸着し、そして真空源からの真空吸着を停止
し、真空破壊を行うことでフィルム基板Fを外すことも
勿論できる。そして2つの貼付ヘッド1,1は、真空源
407の作動により別々にフィルム基板Fを吸着し、フ
ィルム基板Fの真空解除を行うことができる。
【0025】また、フィルム基板Fは、図7のように予
め金型で所定形状に打抜きされている。図1のシート状
の部材2は、シート状の部材の第1面2aに対して接着
剤Bを介してフィルム基板7を貼り付ける間は、シート
状の部材2のA方向の移動を停止し、フィルム基板7
が、貼付ヘッド1および支持手段300の第1ローラ3
と第2ローラ4の作用により貼付けられた後には、シー
ト状の部材2が再び矢印A方向に所定のテンションで送
ることができる、所謂間欠送り動作を行うようになって
いる。
【0026】次に、上述した貼付装置70の動作を説明
する。まず図2の対象物移載手段400の移載ハンド4
03の吸着ハンド部405が、対象物供給部600によ
り供給されたフィルム基板7を吸着する。そしてロータ
リーアクチュエータ402が作動して、移載ハンド40
3が180度インデックスされると、吸着ハンド部40
5が、吸着ハンド部404に代えて、貼付ヘッド1の上
にくる。そして図示しないアクチュエータが、ベース4
01を下げて、移載ハンド403に吸着されているフィ
ルム基板7を上側の貼付ヘッド1の付近まで移動する。
そして吸着ハンド部405の真空を破壊するとともに、
貼付ヘッド1の真空吸引を開始すると、フィルム基板7
が貼付ヘッド1に吸着される。
【0027】次に、図2のロータリーアクチュエータ2
07が作動して、上側の貼付ヘッド1と下側の貼付ヘッ
ド1が180度インデックスされる。従って、フィルム
基板7が、支持手段300の上に位置している図1のシ
ート状の部材2の第1面2aの接着剤Bに対面する。
【0028】予め支持手段300の昇降ユニット9は、
操作手段6により図3に示すような状態まで上昇してい
る。従って、初期の段階では第1ローラ3と第2ローラ
4が隣り合わせに位置しており、両ローラ3,4および
ローラ180がシート状の部材2を傾斜して支持してい
る。ここで、シート状の部材2の矢印A方向の送りを一
旦停止し、そしてローラ移動手段5を作動して、移動用
の支持板9bを、矢印RT方向に移動する。これによ
り、第2ローラ(貼付ローラ)4と、貼付ヘッド1との
接触圧により、フィルム基板7が接着剤Bを介してシー
ト状の部材2の第1面2aに対して確実に接着できる。
つまり、第2ローラ4が、矢印RT方向に移動すること
から、接着剤B内に含まれている気泡を排除することが
できることから、フィルム基板7とシート状の部材2
は、接着剤Bを介して確実に密着して貼り付けることが
できる。
【0029】なお、貼付ローラである第2ローラ4が矢
印RT方向に移動中には、下側の貼付ヘッド1はフィル
ム基板7を真空吸着したままであり、第2ローラ4の移
動が終了した後に、フィルム基板7の真空吸着を解除す
る。従って、フィルム基板7は、スムーズにシート状の
部材2側に貼り付けられることになる。接着が完了する
と、第1ローラ3と第2ローラ4は、操作手段6を作動
して昇降ユニット9を下げることによりシート状の部材
2から離れる。そして第2ローラ4が第1ローラ3側に
再び戻されて原点復帰する。このような貼付作業と同時
に、上側に位置している貼付ヘッド1には、図2と図3
の対象物移載手段400が、上述した要領と同様にして
次に貼り付けようとするフィルム基板7を上側の貼付ヘ
ッド1側に真空吸着させる。このような作業を繰り返す
ことによって、図1のシート状の部材2の上面2a側
に、フィルム基板7を所定の間隔で配置して貼り付ける
ことができる(図6(B)(C)参照)。
【0030】上述したような貼付装置は、第2ローラ4
を第1ローラ3より離れる方向に移動することで、貼付
ヘッド1とシート状の部材2の接触圧を移動しながら確
実に与えていくことができるので、接着剤に含まれる気
泡を徐々に排除していき、フィルム基板のシート状の部
材2に対する接着の信頼性を非常に高めることができ
る。また図1〜図3の貼付装置は比較的簡単な機構なの
で、機械的な信頼性も確保できる。ところで上述したシ
ート状の部材2はPETを用いており、フィルム基板7
としては、たとえばポリイミドフィルムに対して、両面
に銅のめっきを施したものを採用することができる。ま
た接着剤としてはたとえばエポキシ系の接着剤を採用で
き、このエポキシ系の接着剤は、2液混合型のものであ
り、主剤と硬化剤を含むものである。
【0031】次に、図4の液剤供給装置1000の一例
を図10を参照して説明する。この液剤供給装置100
0は、シート状の部材2の第1面2aに対して接着剤B
を、気泡をできるだけ含ませずに安定供給できる装置で
ある。液剤供給装置1000は、液剤供給手段101
0、予備液剤供給手段1030、ノズル1050等を有
している。
【0032】液剤供給手段1010は、撹拌モータ10
12、撹拌部1011、液剤下限検出部1013、ポン
プ1020等を有している。撹拌モータ1012が作動
すると、撹拌部1011が液剤供給手段1010のタン
ク1021内の液剤である接着剤Bを撹拌することがで
きる。ポンプ1020は、タンク1021内の接着剤B
を、ノズル1050側に供給するものである。ノズル1
050は、液剤噴射ノズルである。ポンプ1020が作
動すると、接着剤Bがノズル1050側に送られて、そ
して残った接着剤Bは、タンク1021の上側に戻され
る。
【0033】予備液剤供給手段1030は、液剤供給手
段1010に対して接着剤Bを供給する予備タンクであ
る。予備液剤供給手段1030のタンク1031には液
剤を補充する補充口1036が設けられている。またタ
ンク1031、エアー供給口1030a、液剤下限検出
部1033等を有している。撹拌モータ1032が作動
すると、撹拌部1031eがタンク1031内の接着剤
Bを撹拌する。液剤下限検出部1033は予備タンク1
031内の接着剤Bの量を確認するセンサである。エア
ー供給口1030aは、供給タンク1010に液剤Bを
空圧にて供給するための所定の圧力を維持する空気取入
れ口である。エアー供給口1030aに供給する空気の
供給量および空気の供給の停止をするバルブを備えてい
る。
【0034】予備タンク1031内に発生する気泡を除
くために、真空ポンプ1040が設けられている。この
真空ポンプ1040は、予備タンク1031内に発生す
る気泡を取り除くためのポンプであり、真空ポンプ10
40のチューブの途中には、予備タンク1031に対す
る開閉を行うバルブおよび接続口を有している。予備タ
ンク1031内の接着剤量(液剤量)が、液剤下限検出
部1033により検出されると、この液剤下限検出部1
033の液剤不足信号が発生する。この信号に基づい
て、補充口1036から新たな接着剤Bを予備タンク1
031内に補充するようになっている。なお補充口10
36から接着剤Bを供給する場合には、すべてのバルブ
を閉じて、補充口1036の蓋を開いて接着剤Bを補充
する。
【0035】液剤供給装置1000の動作を説明する。
液剤供給手段1010の撹拌モータ1012が作動し
て、撹拌部1011がタンク1021内の接着剤Bを撹
拌する。この撹拌をしながら、タンク1021の下部よ
り、供給ポンプ1020がノズル1050側に接着剤B
を供給する。従って接着剤Bは、ノズル1050から、
図4のシート状の部材2の第1面2a側に塗布できる。
但し、接着剤供給中にノズル1050より接着剤の噴射
がない場合には、接着剤Bは供給ポンプ1020の圧力
により、ノズル1050から液剤供給手段1010の上
部の戻し口に回収される。
【0036】下限検出センサ1013が接着剤Bの量を
検出すると、予備液剤供給手段1030のバルブ103
5が開いて、予備タンク1031側からタンク1021
側に接着剤Bが供給される。予備タンク1031の下部
は、タンク1021の上部と接続されており、かつ予備
液剤供給手段1030の接着剤Bは、常に撹拌されてい
る。バルブ1035が開くと、空気圧力がかかって接着
剤Bは予備タンク1031の下部からタンク1021の
上部に供給される。供給および撹拌等により、タンク1
021内で接着剤B内に気泡が生じた時には、バルブ1
035を閉じて真空ポンプ1040を作動させて真空状
態にして、予備タンク1031内の接着剤Bの気泡を取
り除く作業を行う。
【0037】また液剤下限検出部1033の検知によ
り、接着剤Bが不足状態になった時には、空気圧力およ
び真空用の電磁操作型のバルブ(電磁弁)1035を閉
じて、補充口1036の蓋を外し、接着剤Bの補充を行
う。なお、接着剤Bの補充は、液剤供給手段1010が
作動している時にも行うことができる。
【0038】このように、接着剤Bのような液剤を、図
4のシート状の部材2のようなシートに対して噴射して
供給する際には、予備液剤供給手段1030を液剤供給
手段1010に対して設けることにより、予備液剤供給
手段1030において発生する接着剤B内の気泡を、予
め脱泡手段である真空ポンプ1040等を用いて、気泡
を除去することができる。従って安定した接着剤の補充
と供給ができる。
【0039】上述した実施の形態では、シート状の部材
がポリエチレンテレフタレート(PET)で作られてい
るが、これに限らず他の種類のシート状の部材を採用す
ることもできる。また薄板状の対象物としては、機能カ
ードを作るための電子回路を含むフィルム状の基板以外
のものを採用することもできる。つまり本発明の貼付装
置は、ICカードのような機能カードを作る工程におい
て、シート状の部材に対してフィルム基板を貼り付ける
以外にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート状の部材に対して、薄板状の対象物を接着剤を用
いて確実に接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼付装置の好ましい実施の形態を示す
斜視図。
【図2】図1の貼付装置の側面図。
【図3】図1の貼付装置の正面図。
【図4】本発明の貼付装置を備えるカードの製造装置の
前半部分を示す図。
【図5】カードの製造装置の後半部分を示す図。
【図6】図4と図5の製造工程の一部を示す図。
【図7】対象物であるフィルム基板の一例を示す図。
【図8】シート状の部材のロールを示す図。
【図9】シート状の部材のロールを示す図。
【図10】図4の液剤供給装置の実例を示す図。
【図11】従来の貼付装置の一例を示す図。
【符号の説明】
1・・・貼付ヘッド、2,902・・・シート状の部
材、3・・・第1ローラ、4・・・第2ローラ、5・・
・ローラ移動手段、6・・・操作手段、7・・・フィル
ム基板(薄板状の対象物)、70・・・貼付装置、20
0・・・対象物保持手段、300・・・支持手段、40
0・・・対象物移載手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の部材に対して、薄板状の対象
    物を接着剤を用いて貼り付けるための貼付装置におい
    て、 薄板状の対象物を着脱可能に保持する対象物保持手段
    と、 薄板状の対象物を貼り付けるシート状の部材の第1面と
    は反対側の第2面を支持するシート状の部材の支持手段
    と、を備え、 この支持手段は、 シート状の部材の第2面を支持する第1ローラと、 シート状の部材の第2面を支持する第2ローラと、 第1ローラから第2ローラを移動することで、シート状
    の部材の第1面と対象物保持手段の保持されている薄板
    状の対象物とを密着させて、接着剤の気泡を除去するロ
    ーラ移動手段と、を備えることを特徴とする貼付装置。
  2. 【請求項2】 支持手段は、第1ローラと第2ローラを
    シート状の部材の第2面へ移動したり、シート状の部材
    の第2面から離すための操作手段を備える請求項1に記
    載の貼付装置。
  3. 【請求項3】 薄板状の対象物は電子回路を有するフィ
    ルム基板であり、フィルム基板はシート状の部材の接着
    剤を介してシート状の部材の第1面に固定される請求項
    1に記載の貼付装置。
  4. 【請求項4】 対象物保持手段は、薄板状の対象物を吸
    引保持する請求項1に記載の貼付装置。
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