JPH09227002A - 紙葉処理装置 - Google Patents

紙葉処理装置

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JPH09227002A
JPH09227002A JP8035181A JP3518196A JPH09227002A JP H09227002 A JPH09227002 A JP H09227002A JP 8035181 A JP8035181 A JP 8035181A JP 3518196 A JP3518196 A JP 3518196A JP H09227002 A JPH09227002 A JP H09227002A
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JP
Japan
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paper sheet
transmission shaft
overlapped
sheet
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JP8035181A
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Inventor
Nobu Imagawa
展 今川
Hirokazu Kuwabara
弘和 桑原
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の紙幣が重なり合って同時に搬送された場
合に、紙幣を排出せずに退避させる退避領域に確実に収
容可能な紙葉処理装置を提供する。 【解決手段】紙葉収納部に収納された紙葉を排出する際
に複数の紙葉が重なり合って同時に搬送された場合に、
当該重なり合った紙葉を排出せずにリジェクト部32に
収容可能な紙葉処理装置30であって、重なり合った紙
葉を排出せずにリジェクト部32に収容する際に、伝達
軸71に設けられ、外周に複数の可撓性の羽根72aが
形成され、回転しながら可撓性の羽根72が当接するこ
とによってリジェクト部32を形成する収容空間90の
入口94付近に搬送された紙葉を収納空間90に送り込
み、収容空間90の底部に収容する紙葉送り羽根車72
と、紙葉送り羽根車72が設けられた伝達軸71とプー
リ73との間にワンウエイクラッチ74と設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、発券機な
どに用いられる紙幣処理装置等の紙葉処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、発券機等には、入金された紙幣
を収納または紙幣を釣り札として取り出すときなどに、
入金された紙幣を紙幣収納部に収納し、かつ釣り札を送
り出す際には、前記紙幣収納部に収納された紙幣を送り
出すことが可能な紙幣処理装置が一般的に用いられる。
【0003】このような紙幣処理装置においては、入金
された紙幣は、例えば、装置内に設けられた識別部で、
札挿入口を介して挿入された紙幣の真偽判定および金種
の判定を行う。そして、識別部において、例えば、千円
札、五千円札、一万円札等の各種紙幣に識別された後、
装置内に設けられた千円札、五千円札、一万円札を収納
する各々の収納部に搬送され、紙幣処理装置内への収納
が完了する。
【0004】一方、紙幣処理装置内の各種紙幣の各々の
収納部に収納された紙幣を、例えば、釣り札として取り
出す場合、紙幣の排出は、例えば、紙幣処理装置に設け
られた排出部から排出する。このとき、各々の収納部か
ら搬送された紙幣が、例えば、複数の紙幣が重なって搬
送される場合がある。この状態で上記の排出部から紙幣
の排出を行うと、所要の金額以上の釣り札を排出してし
まうことになり、経済的な損失を被ることになる。そこ
で、これを防止するためには、上記の紙幣を収納した収
納部から紙幣を排出する排出部に至る搬送経路中に例え
ば、光センサ等から構成される検出器を設け、複数の紙
幣が重なって搬送されていないかどうかの監視を行う方
法が知られている。
【0005】そして、上記の方法によって、重なり合っ
た紙幣が検出された場合には、上記の排出部への搬送は
中止され、搬送経路が搬送経路切り換え手段によって切
り換えられ、重なり合った紙幣を別に保管するリジェク
ト部と呼ばれる退避領域に収納される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
リジェクト部を形成する収容空間への重なり合った紙幣
挿入は、搬送ベルトによってのみ行われていたため、挿
入された紙幣が収容空間の入り口に接触したり、紙幣が
折れ曲がったりして収容空間の底部に確実に収容されな
いことがある。また、特に紙幣同士が重なりあっている
ため、紙幣の確実な収容が困難であった。さらに、紙幣
が静電気により帯電すると、紙幣が収容空間の上部壁に
付着するため、紙幣の収容を円滑に行うことが難しかっ
た。
【0007】このように、リジェクト部を形成する収容
空間に紙幣が確実に収容されないと、当該紙幣がリジェ
クト部に新たに搬送されてきた紙幣の収容空間への円滑
な収容を妨害するため、紙葉処理装置にエラーが発生す
る。
【0008】一方、搬送駆動系の駆動力は、例えば、一
の駆動モータから、回転軸、歯車、搬送ベルト等の伝達
手段を用いて、装置内に分配されている。したがって、
新たな紙幣が紙幣処理装置内に投入されると、リジェク
ト部へ紙幣を搬送する搬送ベルトも逆方向に動作する。
例えば、リジェクト部へ挿入した紙幣が確実にリジェク
ト部を形成する収容空間に収容されておらず、紙幣の一
端部が収容空間からはみ出した状態であると、再び紙幣
がリジェクト部へ搬送してきた経路と同じ経路をたどっ
て逆流してしまう。このため、逆流した紙幣が、紙幣の
搬送経路を妨害して、紙幣がつまることがあるという問
題もあった。
【0009】本発明は、かかる従来の問題に鑑みてなさ
れたものであって、紙葉処理装置内に収納された紙幣を
排出する際に、複数の紙幣が重なり合って同時に搬送さ
れた場合に、当該重なり合った紙幣を排出せずに退避さ
せる退避領域に確実に収容可能な紙葉処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る紙葉処理装
置は、挿入された紙葉を紙葉収納部に収納し、かつ前記
紙葉収納部に収納された紙葉の外部への排出が可能で、
前記紙葉収納部に収納された紙葉を排出する際に複数の
紙葉が重なり合って同時に搬送された場合に、当該重な
り合った紙葉を排出せずに退避領域部に収容可能な紙葉
処理装置であって、前記重なり合った紙葉を排出せずに
前記退避領域部に収容する際に、前記重なり合った紙葉
を搬送する搬送駆動系を構成し、前記重なり合った紙葉
を前記退避領域部に収容する場合には一の方向に回転す
る動力が供給され、前記挿入された紙葉を前記紙葉収納
部に収納する場合には他の方向に回転する動力が供給さ
れる一の伝達軸に設けられ、前記伝達軸の一の方向の回
転にともなって前記重なり合った紙葉に当接することに
よって前記退避領域部を形る収容空間の入口付近に当該
紙葉を前記収納空間に送り込み、前記収容空間の底部に
収容する紙葉送り手段と、前記紙葉送り手段が設けられ
た伝達軸に一の方向および他の方向に動力を供給する動
力伝達手段と前記伝達軸とを前記伝達軸の一の方向の回
転においてのみ連結させる連結手段とを有する。
【0011】本発明に係る紙葉処理装置では、前記紙葉
送り手段は、前記重なり合った紙葉を搬送する搬送駆動
系を構成する一の伝達軸に設けられ、回転体の外周に少
なくとも一の可撓性の羽根が形成され、前記回転体が前
記一の方向に回転しながら前記可撓性の羽根が当接する
ことによって前記退避領域部を形成する収容空間の入口
付近に搬送された紙葉を前記収容空間に送り込み、前記
収容空間の底部に収容する紙葉送り羽根車である。
【0012】本発明に係る紙葉処理装置では、搬送ベル
ト等の搬送系によって退避領域部に搬送される紙葉は、
退避領域部を形成する収容空間の入り口において回転す
る紙葉送り手段、例えば、紙葉送り羽根車と紙葉送り羽
根車の可撓性の羽根と当接する。このとき、紙葉送り羽
根車の有する可撓性の羽根は、撓み、かつ紙葉表面を摺
動する。これにより、紙葉の表面と可撓性の羽根の間に
摩擦力が発生し、当該紙葉が退避領域部を形成する収容
空間内に送りこまれる。紙葉が収容空間内に送り込まれ
ると、回転する紙葉送り羽根車の可撓性の羽根は、紙葉
の終端部に当接するため、紙葉を退避領域部を形成する
収容空間の底部に押し込むように作用する。この結果、
紙葉が退避領域部を形成する収容空間の底部に確実に収
容されることになる。
【0013】一方、紙葉送り手段が設けられた伝達軸に
動力を供給する動力伝達手段と伝達軸とを伝達軸の一の
方向の回転においてのみ連結させる連結手段を設けたこ
とにより、搬送ベルト等の搬送系が紙葉を退避領域部に
向けて搬送する一の方向とは逆の他の方向に動作した場
合に、紙葉送り手段が設けられた伝達軸には動力が供給
されないため紙葉送り羽根車は回転せず、一旦退避領域
部を形成する収容部に収納された紙葉が逆流して搬出さ
れるということがなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る紙葉処理装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明に係る紙葉処理装置のリジ
ェクト部(退避領域部)の一実施形態を示す断面説明図
である。また、図2は、図1に示すリジェクト部が適用
される紙幣処理装置の詳細な説明図であり、図3は、図
1に示すリジェクト部が適用される紙幣処理装置の概略
構成図である。
【0016】図2および図3に示すように、紙幣処理装
置30は、上部から下部に向かって、識別部31、リジ
ェクト部32、一時保留・排出部33、千円札収納部3
4、千円札・5千円札払出し部35、5千円札収納部3
6および1万円札収納部37が設けてある。
【0017】図2に示すように、紙幣処理装置30で
は、切換部40〜43による切換装置に応じて、一点鎖
線で示される搬送経路5に沿って紙幣が搬送される。搬
送経路5には、切換部40と切換部41との間に位置す
る光センサ3と、切換部41と切換部42との間に位置
する光センサ4とが設けてある。光センサ3は、紙幣が
通過すると、発光部3aから受光部3bに向かって射出
される光が遮光され受光部3bで受光されなくなり、受
光部3bの受光結果に基づいて紙幣の通過を検出する構
成である。光センサ4も光センサ3と同じように発光部
4aと受光部4bとで構成される。
【0018】また、例えば、上記の発光部4aと受光部
4bとにより構成される光センサ4からの情報、紙幣の
種類および紙幣の搬送速度等に基づき、光センサ4を通
過する紙幣が複数枚重なり合っていないかどうかを判定
することができる。すなわち、発光部4aからの光が紙
幣を透過して受光部4bに入射される場合に、紙幣が複
数枚重なり合っていると光の透過量が減少するため、こ
れを受光部4bによって検出すれば、紙幣が複数枚重な
り合っていることを検知することができる。また、例え
ば、複数枚の紙幣がずれた状態で重なり合っている場合
には、搬送速度および光センサ4の通過時間から紙幣の
重なりを検出することも可能である。
【0019】また、図2、図3に示すように、紙幣処理
装置30では、モータ9によって紙葉送り羽根車20,
25の回転が駆動される。
【0020】以下、紙幣処理装置30の各構成要素につ
いて説明する。識別部31は、札挿入口38を介して挿
入された紙幣の真偽判定および金種の判定を行うが、こ
の識別部31については、後述する。
【0021】リジェクト部32は、紙幣が重なり合って
いるかどうかの判定でした後、切換部40による切り換
えによってエラーとなった紙幣を入力し、これを収納す
る。なお、このリジェクト部32については、後で詳し
く説明する。
【0022】一時保留・排出部33は、釣り銭としての
紙幣を千円札・5千円札払出し部35から入力し、この
紙幣を保留する。そして、釣り銭としての紙幣が全てそ
ろった後に、保留した紙幣を全て同時に釣り札出口39
から出力する。
【0023】千円札収納部34は、千円札を収納する。
5千円札収納部36は5千円札を収納する。1万円札収
納部37は、1万千札を収納する。なお、5千円札収納
部36および1万円札収納部37には、収納された紙幣
を上方に押し上げるように弾性力を付与するバネ36
a,37aなどが設けてある。
【0024】図2,3に示すように、千円札・5千円札
払出し部35は、切換部42の切り換え操作によって入
力した千円札を千円札収納部34に収納させると共に、
切換部43の切り換え操作によって入力した5千円札を
5千円札収納部36に収納させる。また、千円札・5千
円札払出し部35は、千円札収納部34および5千円札
収納部36に収納してある千円札および5千円札を切換
部42,43を介して選択的に一時保留・排出部33に
出力する。
【0025】以下、図1に基づいてリジェクト部32に
ついて詳しく説明する。
【0026】図2に示した光センサ4からの情報等によ
り、千円札収納部34等から排出された紙幣が重なり合
っているかどうかの判定でした後、紙幣が重なり合って
いると判断された場合には、切換部40および切換部4
1の切り換えによって、当該紙幣は、リジェクト部32
に搬送される。すなわち、図1(a)に示す矢印Bの方
向から重なり合う紙幣が搬送されてくると、当該紙幣
は、搬送ベルト76と搬送ベルト85とに挟まれるかた
ちで搬送される。搬送ベルト76は、プーリ78,73
を介して、伝達軸77,71に巻き付けられている。ま
た、搬送ベルト85は、側部板91によって両端を回転
可能に支持された搬送ピンチローラ用回転軸81,83
に固定された搬送ピンチローラ82,84に巻き付けら
れている。
【0027】そして、上記の伝達軸77は側部板91に
よって両端を回転可能に支持されているとともに、伝達
軸77の一方端部にはプーリ79が固定され、このプー
リ79に搬送ベルト80が巻き付けられている。搬送ベ
ルト80は、他の搬送駆動系からの動力を伝達するもの
である。この搬送ベルト80からの動力によって、伝達
軸77が回転駆動し、これにより、伝達軸71も回転駆
動される。
【0028】次に、伝達軸71と伝達軸71に設けられ
たプーリ73との間には、伝達軸71の一の方向の回転
においてのみ伝達軸71とプーリ73とを連結させるワ
ンウエイクラッチ74が設けられている。伝達軸71の
一の方向の回転とは、図1(b)に示す矢印A3 の方向
に伝達軸71が回転した場合(伝達軸77が矢印A1の
方向に回転した場合) のことである。したがって、伝達
軸71が矢印A4 の方向に回転するとき(伝達軸77が
矢印A2 の方向に回転するとき) は、ワンウエイクラッ
チ74によって伝達軸71とプーリ73との連結は解放
され、伝達軸71は回転しない。
【0029】また、伝達軸71には、上記のプーリ73
の両側に、外周に複数の可撓性の羽根72aが形成され
た紙葉送り羽根車72が設けられており、紙葉送り羽根
車72は伝達軸71の回転に伴って回転する。この紙葉
送り羽根車72に形成された可撓性の羽根72aは、搬
送ベルト76,85に挟まれて搬送される紙幣2の表面
と当接する。
【0030】一方、図1(b)に示す矢印A1 方向に搬
送ベルト76が回転したとき、搬送ベルト76,85の
出口付近に、リジェクト部32が形成されており、この
リジェクト部32は、側部板91,上部板92および底
部板93によって形成される収容空間90を有してい
る。この収容空間90への搬送される紙幣2の挿入は入
口94を通じて行われる。
【0031】次に、以上のように構成されるリジェクト
部32の動作について説明する。図1において、搬送ベ
ルト76,85によってリジェクト部32に向かって搬
送されてきた紙幣2は、収容空間90の入口94付近に
おいて矢印A3 の方向に回転する紙葉送り羽根車72の
可撓性の羽根72aと当接する。このとき、可撓性の羽
根72aは、撓みながら紙幣2の表面をしゅう動する。
これにより、紙幣2の表面と可撓性の羽根72aの間に
摩擦力が発生し、この摩擦力が紙幣2を当収容空間90
内に向けて推しやり、当該紙幣2が収容空間90内に送
りこまれる。
【0032】次に、紙幣2が収容空間90内に送り込ま
れると、回転する紙葉送り羽根車72の可撓性の羽根7
2aは、紙幣2の終端部を上から下に向けて叩くように
当接する。このため、可撓性の羽根72aは紙幣2を収
容空間90の底部方向に押し込むように作用する。この
結果、紙幣2が収容空間90の底部に確実に収容される
ことになる。
【0033】このため、新たに収容空間90に紙幣を収
容する際に、当該紙幣の収容が妨害されて収容ミスを起
こすということを防止することが可能となる。
【0034】一方、紙幣処理装置内の搬送系が回転方向
が逆になった場合、すなわち、伝達軸77が矢印A2 の
方向に回転する場合には、紙葉送り羽根車72が設けら
れた伝達軸71には、ワンウエイクラッチ74が設けら
れているため、紙葉送り羽根車72が設けられた伝達軸
71には動力が供給されない。このため、紙葉送り羽根
車72は回転せず、一旦収容部90に収納された紙幣2
が逆流して搬出されるということが防止される。
【0035】次に、図4は、本発明に係る紙葉処理装置
のリジェクト部(退避領域部)の他の実施形態を示す断
面説明図である。図4に示すリジェクト部32におい
て、図1に示したリジェクト部32と異なる点は、伝達
軸71の一方端部であって、伝達軸71と側部板91と
の間に第2のワンウエイクラッチ75を設けたことであ
る。この第2のワンウエイクラッチ75は、上記の第1
のワンウエイクラッチ74と同様に機能するが、伝達軸
71が矢印A4 の方向に回転したときのみ伝達軸71と
側部板91とを連結し、伝達軸71が矢印A3 の方向に
回転したときは、伝達軸71と側部板91との連結を解
放する。
【0036】このような構成としたのは、通常は、第1
のワンウエイクラッチ74のみによって、伝達軸77が
矢印A2 の方向に逆回転した場合に、搬送ベルト76の
張力の影響によって、第1のワンウエイクラッチ74に
よる伝達軸71とプーリ73との連結の解放が十分でな
い場合がある。このため、紙葉送り羽根車72も矢印A
4 の方向に逆回転してしまう。この紙葉送り羽根車72
が既に収容空間90の底部に収容した紙幣を再び収容空
間90の外部に排出するように作用してしまう。
【0037】そこで、伝達軸71の一方端部に第2のワ
ンウエイクラッチ75を設けることにより、伝達軸77
が矢印A2 の方向に逆回転した場合に、第1のワンウエ
イクラッチ74による伝達軸71とプーリ73との連結
の解放が十分でなくても第2のワンウエイクラッチ75
の働きによって、伝達軸71が矢印A2 の方向に逆回転
するのを防止することができる。これにより、既に収容
空間90の底部に収容した紙幣が再び収容空間90の外
部に排出されるという不具合が防止される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る紙葉
処理装置によれば、搬送ベルト等の搬送系によって退避
領域部に搬送される紙葉を、退避領域部を形成する収容
空間の入り口において回転する紙葉送り手段、例えば紙
葉送り羽根車の可撓性の羽根の作用により、円滑かつ確
実に退避領域部を形成する収容空間の底部に収容するこ
とができる。このため、新たに退避領域部に紙葉を収容
する際に、当該紙葉の収容が妨害されて収容ミスを起こ
すということを防止することが可能となる。
【0039】また、紙葉送り羽根車が設けられた伝達軸
に動力を供給する動力伝達手段と伝達軸とを伝達軸の一
の方向の回転においてのみ連結させる連結手段を設けた
ことにより、一旦退避領域部を形成する収容部に収納さ
れた紙葉が逆流して搬出され、搬送経路に紙葉が詰まる
といった不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙葉処理装置におけるリジェクト
部の一実施形態を示す上面図(図1(a))および側面
図(図1(b))である。
【図2】図1に示すリジェクト部が適用される紙幣処理
装置の詳細な説明図である。
【図3】図1に示すリジェクト部が適用される紙幣処理
装置の概略構成図である。
【図4】本発明に係る紙葉処理装置におけるリジェクト
部の他の実施形態を示す上面図(図4(a))および側
面図(図4(b))である。
【符号の説明】
2 紙幣 3,4 光センサ 3a,4a 発光部 3b,4b 受光部 19 送り込みローラ 20,25 紙幣送り羽根車 21,26 ゲートローラ 22 搬送ピンチローラ 29 戻しローラ 30 紙幣処理装置 31 識別部 32 リジェクト部 33 一時保留・排出部 34 千円札収納部 35 千円札・5千円札払出し部 36 千円札収納部 37 1万円札収納部 38 札挿入口 39 釣札出口 40,41,42,43 切換部 50,51 アーム 60,61 モータ 71,77 伝達軸 72 紙葉送り羽根車 73,78,79,82,83 プーリ 74 第1のワンウエイクラッチ 75 第2のワンウエイクラッチ 76,80,85 搬送ベルト 81,83 搬送ピンチローラ用回転軸 82,84 搬送ピンチローラ 90 紙幣収容空間 91 側部板 92 底部板 93 上部板 94 収容空間入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入された紙葉を紙葉収納部に収納し、
    かつ前記紙葉収納部に収納された紙葉の外部への排出が
    可能で、前記紙葉収納部に収納された紙葉を排出する際
    に複数の紙葉が重なり合って同時に搬送された場合に、
    当該重なり合った紙葉を排出せずに退避領域部に収容可
    能な紙葉処理装置であって、 前記重なり合った紙葉を排出せずに前記退避領域部に収
    容する際に、前記重なり合った紙葉を搬送する搬送駆動
    系を構成し、前記重なり合った紙葉を前記退避領域部に
    収容する場合には一の方向に回転する動力が供給され、
    前記挿入された紙葉を前記紙葉収納部に収納する場合に
    は他の方向に回転する動力が供給される一の伝達軸に設
    けられ、前記伝達軸の一の方向の回転にともなって前記
    重なり合った紙葉に当接することによって前記退避領域
    部を形成する収容空間の入口付近に当該紙葉を前記収納
    空間に送り込み、前記収容空間の底部に収容する紙葉送
    り手段と、 前記紙葉送り手段が設けられた伝達軸に一の方向および
    他の方向に動力を供給する動力伝達手段と前記伝達軸と
    を前記伝達軸の一の方向の回転においてのみ連結させる
    連結手段とを有する紙葉処理装置。
  2. 【請求項2】 前記紙葉送り手段は、前記重なり合った
    紙葉を搬送する搬送駆動系を構成する一の伝達軸に設け
    られ、回転体の外周に少なくとも一の可撓性の羽根が形
    成され、前記回転体が前記一の方向に回転しながら前記
    可撓性の羽根が当接することによって前記退避領域部を
    形成する収容空間の入口付近に搬送された紙葉を前記収
    容空間に送り込み、前記収容空間の底部に収容する紙葉
    送り羽根車である請求項1に記載の紙葉処理装置。
JP8035181A 1996-02-22 1996-02-22 紙葉処理装置 Pending JPH09227002A (ja)

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JP (1) JPH09227002A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101423543B1 (ko) * 2012-12-31 2014-07-25 노틸러스효성 주식회사 금융자동화기기의 리젝트 장치
KR20220050409A (ko) * 2020-10-16 2022-04-25 효성티앤에스 주식회사 매체 입금기의 번들모듈

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