JPH09226971A - 用紙搬送装置およびプリンタ - Google Patents

用紙搬送装置およびプリンタ

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JPH09226971A
JPH09226971A JP4157096A JP4157096A JPH09226971A JP H09226971 A JPH09226971 A JP H09226971A JP 4157096 A JP4157096 A JP 4157096A JP 4157096 A JP4157096 A JP 4157096A JP H09226971 A JPH09226971 A JP H09226971A
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JP
Japan
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feed roller
roller
sheet
feed
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP4157096A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kuki
正和 九鬼
Ryuichiro Umeda
隆一郎 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拍車ローラとの接触によるフィードローラの
損傷をなくし、またフィードローラを安価に製作する。 【解決手段】 拍車ローラ16と接触する複数のフィー
ドローラ14を、軸部21の軸方向に間隔をおいて、そ
の軸部21と同じ樹脂材料で一体に成形する。フィード
ローラ14の表面はローレット状の細かい凹凸に形成
し、用紙とのスリップを防止する。また軸部21の一端
は、歯車25を一体に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷を終えた用紙
を機器の外部へ排出するために使われる用紙搬送装置
と、その用紙搬送装置を備えたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット式プリンタに
搭載される用紙搬送装置として、回転駆動されるフィー
ドローラと、外周に放射状に突設された接触歯を有し、
その接触歯をフィードローラに押し当てるように配置さ
れた拍車ローラとを備えたものが知られている。
【0003】この種の用紙搬送装置は、印字ヘッドより
も下流側に配設され、フィードローラの回転に伴い、フ
ィードローラと拍車ローラとの間に用紙を挟持しつつ、
フィードローラと用紙との間の摩擦力にて印刷済みの用
紙を機器の外部へ排出するもので、この様な用紙搬送装
置を用いれば、印刷面に付着したインクが、仮に十分に
乾いていなかったとしても、印刷面には拍車ローラの接
触歯がごく細い先端で接触するだけなので、印刷面を汚
すことなく用紙を排出することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によれば、フィードローラと拍車ローラとの間に用紙
が介在していない状態のままで用紙搬送装置が駆動され
ると、拍車ローラの接触歯がゴム製のフィードローラに
突き刺さり、フィードローラを傷つけるという問題があ
った。そして、こうした状態がたびたび繰りかえされる
と、フィードローラが部分的に破損して、フィードロー
ラによる搬送がスムーズになされなくなり、また、フィ
ードローラの一部がちぎれて、その断片が機器の内部を
汚損し、最悪の場合、フィードローラの断片が、用紙搬
送装置の駆動機構やその他の駆動機構等に噛み込まれ
て、当該駆動機構の動作障害を招くといった恐れもあっ
た。
【0005】また、従来は、長尺な軸部の外周に、複数
個のフィードローラが並べて装着されていたため、各フ
ィードローラの単価が比較的高い上に、部品点数が多い
分、相応の組立コストがかかり、この用紙搬送装置を搭
載する機器の価格が高騰する要因になっていた。
【0006】本発明は、この様な問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、比較的安価で、しか
も、拍車ローラとの接触によるフィードローラの損傷を
招くことのない用紙搬送装置と、その用紙搬送装置を備
えたプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の用紙搬送装置は、請求項1記載の通り、回
転駆動されるフィードローラと、外周に放射状に突設さ
れた接触歯を有し、該接触歯を前記フィードローラに押
し当てるように配置された拍車ローラとを備え、前記フ
ィードローラの回転に伴い、該フィードローラと拍車ロ
ーラとの間に用紙を挟持しつつ、フィードローラと用紙
との間の摩擦力にて用紙を下流側へ搬送する用紙搬送装
置において、前記フィードローラの外周に、用紙との間
のスリップを抑制する凹凸を設けると共に、当該フィー
ドローラと該フィードローラを回転させる軸部とを、樹
脂材料により一体成形したことを特徴とする。
【0008】本発明の用紙搬送装置によれば、フィード
ローラが、軸部と同じ樹脂材料により一体成形されてい
るので、従来のゴム製のものに比べて強度が高く、拍車
ローラとの接触によって損傷することがない。また、こ
の様な樹脂材料でフィードローラを形成すると、ローラ
表面の摩擦係数がゴム製ローラより小さくなり、用紙の
搬送に支障を来す恐れがあるが、その点、本発明の用紙
搬送装置では、フィードローラの外周に用紙との間のス
リップを抑制する凹凸を設けてあるので、用紙の搬送も
スムーズになされる。更に、樹脂材料を使ってフィード
ローラ及び軸部を一体成形すれば、ゴム製のローラより
も材料コストがかからず、しかも、部品点数が少なくな
る分、組立コストもかからなくなるので、用紙搬送装置
の低価格化に寄与する。
【0009】なお、本発明の用紙搬送装置において、フ
ィードローラの外周に設ける凹凸は、用紙との間のスリ
ップを抑制することができれば、具体的な形状を問うも
のではないが、より具体的な例を挙げれば、例えば、紙
面の微細な凹凸に引っかかる様な微細で鋭利に突出した
凹凸、あるいは、拍車ローラの接触歯の先端と共同して
用紙を強固に挟持可能な凹凸等が形成されているとよ
い。
【0010】また、フィードローラは、軸部のほぼ全長
に渡って設けられていてもよいが、請求項2記載の如
く、前記フィードローラが、前記軸部に沿って間隔をお
いて複数あり、前記拍車ローラが、前記複数のフィード
ローラのそれぞれに対応して配設されていると、樹脂の
肉厚が全体にわたって厚くならず、樹脂成形が容易にな
る。また、フィードローラと用紙との総接触面積がより
小さくなるため、両者の間の接触圧が高くなり、用紙が
よりスムーズに搬送されるものと期待される。
【0011】また更に、請求項3記載の如く、前記軸部
の一端に、駆動源側の歯車と噛み合う歯車が一体成形さ
れていると、歯車とフィードローラとが確実に一体とな
って回転するので、より精度の高い紙送りを行うことが
でき、しかも、用紙搬送装置の部品点数が更に減り、製
造コストが低減される。
【0012】次に、本発明のプリンタは、請求項4記載
の通り、上述の用紙搬送装置を備え、更に、前記フィー
ドローラ及び拍車ローラの上流側に、用紙に対してイン
ク滴を噴射して印字するインクジェット式印字ヘッドが
配設されていることを特徴とする。この様な構成にすれ
ば、用紙搬送装置が比較的安価な分、より安価なインク
ジェット式プリンタを提供することができ、しかも、拍
車ローラによるフィードローラの損傷を招かないので、
プリンタの耐用年数が延びる。
【0013】なお、本発明の用紙搬送装置は、プリンタ
に限らず、インクジェット式のヘッドを備えたファクシ
ミリ装置等に搭載してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する具体
的な装置等は、本発明の実施の形態の一例に過ぎず、本
発明の実施の形態が以下に例示する具体的なものに限ら
れる訳ではない。
【0015】インクジェット式プリンタ2は、図1に示
す通り、多数枚の用紙を積み重ねた状態で収容する給紙
カセット4と、回転駆動されるのに伴い給紙カセット4
から用紙を1枚ずつ下流側へ送り出す給紙ローラ6と、
搬送経路の上方に揺動可能に設けられたアーム7と、ア
ーム7の先端に回転可能に設けられ、アーム7下方の搬
送経路を通過する用紙を上面側から押圧するプレッシャ
ローラ8と、プレッシャローラ8との間に用紙を挟持し
つつ、回転駆動されるのに伴って用紙を印字ヘッド12
の正面へと送り出す第1フィードローラ10と、印刷を
終えた用紙の下面側に接触しつつ回転駆動される第2フ
ィードローラ14と、第2フィードローラ14に対して
用紙を押し付けて用紙の搬送を補助する拍車ローラ16
とを備えている。
【0016】これらの内、第2フィードローラ14は、
軸部21と同じ樹脂材料(例えばポリアセタール)によ
り一体成形されている。この第2フィードローラ14の
表面はローレット状の細かい凹凸に形成され、これによ
り用紙との間で発生するスリップを抑制している。ま
た、第2フィードローラ14は、軸部21の軸方向に間
隔をおいて複数形成され、拍車ローラ16が、複数の第
2フィードローラ14のそれぞれに対応して配設されて
いる。更に、軸部21の両端には、プリンタ本体側の軸
受(図示略)に軸支される細軸部23が一体形成され、
その一方の端部には、駆動源側の歯車(図示略)と噛み
合う歯車25が一体成形されている。
【0017】この様に構成された第2フィードローラ1
4は、従来のゴム製のものに比べて強度が高く、拍車ロ
ーラ16と接触しても損傷することがなく、より長期に
渡って交換修理を行う必要がない。また、第2フィード
ローラ14の外周はローレット形状になっているので、
用紙との間でスリップすることなく用紙の搬送がスムー
ズになされる。更に、樹脂材料を使って第2フィードロ
ーラ14、軸部21、及び歯車25を一体成形してある
ので、従来のものよりも製造コストを低減することがで
きる。
【0018】以上、本発明の具体例について説明した
が、本発明の具体的な構成については上記具体例以外に
も種々考えられる。例えば、上記具体例では、本発明の
用紙搬送装置をインクジェットプリンタに搭載する例を
示したが、プリンタ以外の装置(例えばファクシミリ装
置など)に搭載してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の用紙搬送装置を搭載したインクジェ
ット式プリンタの要部の概略構成を示す縦断面図であ
る。
【図2】 第2フィードローラ周辺の斜視図である。
【符号の説明】
2・・・インクジェット式プリンタ、4・・・給紙カセ
ット、6・・・給紙ローラ、7・・・アーム、8・・・
プレッシャローラ、10・・・第1フィードローラ、1
2・・・印字ヘッド、14・・・第2フィードローラ、
16・・・拍車ローラ、21・・・軸部、23・・・細
軸部、25・・・歯車。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるフィードローラと、外周
    に放射状に突設された接触歯を有し、該接触歯を前記フ
    ィードローラに押し当てるように配置された拍車ローラ
    とを備え、前記フィードローラの回転に伴い、該フィー
    ドローラと拍車ローラとの間に用紙を挟持しつつ、フィ
    ードローラと用紙との間の摩擦力にて用紙を下流側へ搬
    送する用紙搬送装置において、 前記フィードローラの外周に、用紙との間のスリップを
    抑制する凹凸を設けると共に、当該フィードローラと該
    フィードローラを回転させる軸部とを、樹脂材料により
    一体成形したことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の用紙搬送装置において、 前記フィードローラが、前記軸部に沿って間隔をおいて
    複数あり、 前記拍車ローラが、前記複数のフィードローラのそれぞ
    れに対応して配設されていることを特徴とする用紙搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の用紙搬送装
    置において、 前記軸部の一端に、駆動源側の歯車と噛み合う歯車が一
    体成形されていることを特徴とする用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    用紙搬送装置を備え、 更に、前記フィードローラ及び拍車ローラの上流側に、
    用紙に対してインク滴を噴射して印字するインクジェッ
    ト式印字ヘッドが配設されていることを特徴とするプリ
    ンタ。
JP4157096A 1996-02-28 1996-02-28 用紙搬送装置およびプリンタ Pending JPH09226971A (ja)

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