JPH09226796A - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JPH09226796A
JPH09226796A JP8031956A JP3195696A JPH09226796A JP H09226796 A JPH09226796 A JP H09226796A JP 8031956 A JP8031956 A JP 8031956A JP 3195696 A JP3195696 A JP 3195696A JP H09226796 A JPH09226796 A JP H09226796A
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JP
Japan
Prior art keywords
piece
lid
container body
container
broken
Prior art date
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Pending
Application number
JP8031956A
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English (en)
Inventor
Norikazu Shimizu
則一 清水
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NISHIMUNE KK
Original Assignee
NISHIMUNE KK
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Publication date
Application filed by NISHIMUNE KK filed Critical NISHIMUNE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体と蓋体とからなる合成樹脂製の容器
であって、密閉状態を維持した状態で、食品,その他ペ
ースト状,粉末状のものを収納する密閉容器に関し、鋭
利な刃物等でこじ開けても、不用意に開口することのな
い密閉容器を提供することを課題とする。 【解決手段】 上面に開口部2を有する容器本体1と、
該容器本体1に嵌合可能な蓋体13とからなる合成樹脂製
の密閉容器において、前記容器本体1の上部周縁には、
外周立上り片3と内周立上り片4とが形成され、且つ前
記蓋体13の周縁部には前記容器本体1の外周立上り片3
と内周立上り片4間の溝部5に挿入可能な立下り片14が
形成されてなるとともに、前記容器本体1の内周立上り
片4の上端部4aが圧入される圧入凹部16が形成され、し
かも前記容器本体1の外周立上り片3に破断片6が破断
可能に連設され、該破断片6が破断された部分において
前記蓋体13の立下り片14の下端部14a が裸出する構成に
してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉容器、さらに
詳しくは、容器本体と蓋体とからなる合成樹脂製の容器
であって、密閉状態を維持した状態で、食品,その他ペ
ースト状,粉末状のものを収納する密閉容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密閉容器としては、たと
えば実開昭55−53757 号,実開昭56−46554 号,実開昭
58−143337号等に記載のものがある。
【0003】すなわち、これらの密閉容器は、図11に示
すように、上面に開口部2bを有する容器本体1bと、該容
器本体1bの上端部18に嵌合可能な嵌合溝19を有する蓋体
11bとからなり、該容器本体1bの上部外周面に環状の突
起20が形成されてなるとともに、該突起20が係合可能な
係合凹部21が前記蓋体11b の嵌合溝19内の内壁面に形成
され、且つ該係合凹部21が形成された嵌合溝19の内壁面
の薄肉部分がシール解除部22として形成され、該シール
解除部22より下部を切除することによって前記蓋体11b
が容器本体1bから取り外されて開封可能に構成されたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の密閉容器は、シール解除部22より下部を切
除しない限り、開封できないような構造には一応形成さ
れているが、場合によっては、蓋体11b の端縁を鋭利な
刃物等でこじ開ければ、不用意に開口するおそれもあ
る。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、上記のような鋭利な刃物等でこじ
開けても、不用意に開口することのない密閉容器を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決せんとしてなされたもので、その課題を解決す
るための手段は、上面に開口部2を有する容器本体1
と、該容器本体1に嵌合可能な蓋体13とからなる合成樹
脂製の密閉容器において、前記容器本体1の上部周縁に
は、外周立上り片3と内周立上り片4とが形成され、且
つ前記蓋体13の周縁部には前記容器本体1の外周立上り
片3と内周立上り片4間の溝部5に挿入可能な立下り片
14が形成されてなるとともに、前記容器本体1の内周立
上り片4の上端部4aが圧入される圧入凹部16が形成さ
れ、しかも前記容器本体1の外周立上り片3に破断片6
が破断可能に連設され、該破断片6が破断された部分に
おいて前記蓋体13の立下り片14の下端部14a が裸出する
構成にしてなることにある。
【0007】すなわち、蓋体13の周縁部の立下り片14
は、容器本体1の外周立上り片3と内周立上り片4間の
溝部5に挿入可能に形成されているため、蓋体13が容器
本体1に嵌合された状態においては、蓋体13の周縁部の
立下り片14が容器本体1の外周立上り片3と内周立上り
片4間の溝部5に挿入されることとなるため、蓋体13の
立下り片14の下端部14a に鋭利な刃物等を引っかける部
分がなく、従って、その鋭利な刃物等でこじ開けても不
用意に開口することもないのである。
【0008】一方、蓋体13を容器本体1から取り外す場
合には、先ず破断片6を外周立上り片3から破断する。
【0009】このように破断片6を外周立上り片3から
破断すると、破断片6が破断された部分において蓋体13
の立下り片14の下端部14a が裸出することとなり、その
裸出した立下り片14の下端部14a を持ち上げることによ
って蓋体13を容器本体1から取り外すことが可能となる
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に従って説明する。
【0011】図1乃至図6において、1は上面に開口部
2を有する有底略円筒状のポリプロピレン製の容器本体
で、該容器本体1の上部周縁には、外周立上り片3と内
周立上り片4とが形成され、且つその外周立上り片3と
内周立上り片4間には溝部5が形成されている。
【0012】そして、内周立上り片4の上縁4aは、外周
立上り片3の上縁3aよりも高く形成され、且つ内周立上
り片4の上縁4aは断面略円形状に膨出した形状に形成さ
れている。
【0013】6は、前記外周立上り片3に左右一対の連
設部7,7を介して破断可能に連設された破断片で、そ
の破断片は、外向きに突設された摘み片8を具備して図
5に示すように断面逆L字状に形成されている。
【0014】そして、前記破断片6の内面側には、係止
片9が内向きに突設されている。
【0015】また、この係止片9と同種の係止片10が、
前記破断片6と対向する容器本体1の外周立上り片3の
内面側に内向きに突設されている。
【0016】11は、前記係止片10の直下の溝部5の底面
に穿設された孔を示す。
【0017】12は、容器本体1の外周面側であって前記
破断片6と対面する位置に形成された凹部を示す。
【0018】13は、前記容器本体1に嵌合可能なポリプ
ロピレン製の蓋体で、平面略円形に形成されている。
【0019】14は、前記蓋体13の周縁部に形成された立
下り片で、前記容器本体1の外周立上り片3と内周立上
り片4間の溝部5に挿入可能に形成されてなる。
【0020】15は、前記立下り片14の下端部全周に外向
きに突設された係止片で、前記容器本体1の破断片6の
内面側と、外周立上り片3の内面側とに内向きに突設さ
れた係止片9,10と係合可能に形成されている。
【0021】16は、前記立下り片14の近傍の蓋体13の裏
面側に形成された圧入凹部で、前記容器本体1の内周立
上り片4の上端部4aが圧入されるように、断面略円形状
に形成されている。
【0022】18,18は、前記破断片6の位置の目印とな
る目印用突片で、図2に示すように平面三角形状に形成
され、該破断片6の両側に位置して外向きに突設されて
いる。
【0023】そして、上記のような蓋体11の立下り片14
が容器本体1の溝部5に挿入され、且つ容器本体1の内
周立上り片4の上端部4aが蓋体13の圧入凹部16内に圧入
されることよって図3乃至図6のように容器本体1と蓋
体13とが嵌合状態となる。
【0024】このとき、蓋体13の立下り片14に形成され
た係止片15が、容器本体1の破断片6の係止片9と、外
周立上り片3の係止片10とにそれぞれ係止される。
【0025】従って、この状態において、内周立上り片
4の上端部4aが圧入凹部16内に圧入されていること、及
び蓋体13の係止片15が容器本体1の係止片9及び係止片
10に係合されていることによって、容器本体1と蓋体11
との嵌合状態が確実に維持されることとなるのである。
【0026】この場合において、蓋体13の下端部の全周
縁がすべて容器本体1の外周立上り片3(破断片6を含
む)と内周立上り片4間の溝部5に挿入されているた
め、蓋体13の下端部が外部に裸出することがない。
【0027】従って、蓋体13の立下り片14と容器本体1
の溝部5との嵌合部分の近傍においては、引っ掛かりの
部分が全く存在せず、よってたとえば鋭利な刃物等を蓋
体13の立下り片14に引っ掛けて蓋体13をこじ開けようと
しても、蓋体13を容器本体1から取り外すことはできな
いのである。
【0028】一方、蓋体13を容器本体1から取り外す場
合には、先ず図7及び図8に示すように、1対の連設部
7,7のうちの一方の連設部7の位置で破断片6の一端
側を容器本体1の外周立上り片3から切り取る。
【0029】このようにして破断片6の一端側が破断さ
れれば、破断片6の他端側がたとえ外周立上り片3に連
設されていたとしても、図7に示すように破断片6を外
向きに開くことによって蓋体13の立下り片14の下端部14
a は外部に裸出することとなる。
【0030】従って、その破断片6が破断された部分に
おいて、指17等で蓋体13の立下り片14の下端部14a を把
持することが可能となる。
【0031】しかも、上記のように破断片6の一端側が
破断されることによって、その破断片6の内面側の係止
片9と、蓋体13の係止片15との係合状態が解除されるこ
ととなる。
【0032】よって、図9に示すように指17等で把持し
た蓋体13の立下り片14の下端部14aを持ち上げることに
よって、蓋体13の立下り片14と容器本体1の溝部5との
嵌合状態を解除しつつ、蓋体13を容器本体1から離脱さ
せることが可能となる。
【0033】この場合において、外周立上り片3に形成
されたもう一方の係止片10と蓋体13の係止片15との係合
状態は未だ解除されてはいないが、蓋体13が可撓性のあ
るポリプロピレンで構成されているため、蓋体13を強制
的に持ち上げることによって、蓋体13の立下り片14と容
器本体1の溝部5との係合状態の解除も容易に行うこと
ができるのである。
【0034】また、容器本体1の外周面側であって前記
破断片6と対面する位置には凹部12が形成されているた
め、指17で蓋体13の立下り片14の下端部14a を把持する
際に容器本体1の外周部分が支障となることもなく、そ
の下端部14a を把持して蓋体13を持ち上げる作業を容易
に行うことができるのである。
【0035】さらに、破断片6の両側には、目印用突片
18,18 が外向きに突設されているため、その破断片6の
位置を容易に確認することができる。すなわち、破断片
6のみでもその位置を探索するのは不可能ではないが、
破断片6の縁部が蓋体13の周縁部と同心円状に形成され
ているため、その位置の探索は不慣れな使用者にとって
は必ずしも容易ではない。しかし、上記のような三角形
状の目印用突片18,18が形成されていることによって、
その目印用突片18,18 間に破断片6が存在することが直
ちに確認できるのである。
【0036】尚、上記実施形態では、容器本体1及び蓋
体13がともにポリプロピレンで構成されていたが、容器
本体1や蓋体13の素材はこれに限らずたとえばポリエチ
レンで構成されていてもよく、要は合成樹脂で構成され
ていればよい。
【0037】ただし、蓋体13を強制的に持ち上げること
によって蓋体13の立下り片14と容器本体1の溝部5との
係合状態を解除するためには、蓋体13は可撓性を有する
ことが好ましい。
【0038】また、上記実施形態では、蓋体13の全周に
係止片15を形成するとともに、破断片6の内面側及びこ
れと対向する外周立上り片3の内面側にそれぞれ係止片
9及び係止片10を形成したため、係止片15を係止片9及
び係止片10に係合させることによって、容器本体1と蓋
体11との嵌合状態をより確実に維持することができると
いう好ましい効果が得られたが、このような係止片9、
10、及び15を形成することは本発明に必須の条件ではな
い。
【0039】さらに、上記実施形態では、1対の連設部
7,7のうち、一方の連設部7のみで破断片6を破断し
て蓋体13の立下り片14を裸出させたが、これに限らず、
双方の連設部7,7で破断片6を破断してその破断片6
を立下り片14から完全に除去することも可能であり、こ
の場合でも蓋体13の立下り片14は裸出することとなるた
め、指等で把持して蓋体13を容器本体1から離脱させる
ことが可能となるのである。
【0040】ただし、蓋体13の立下り片14を裸出すれば
たりるのであるから、上記実施形態のように一方の連設
部7のみで破断片6を破断して、その破断片6を外向き
に開くことで目的は達成される。
【0041】さらに、容器本体1や蓋体13の形状も上記
実施形態のような平面略円形に限定されるものではな
く、たとえば四角形のような形状のものであってもよ
い。
【0042】
【発明の効果】叙上のように、本発明においては、蓋体
が容器本体に嵌合された状態において蓋体の周縁部の立
下り片が容器本体の外周立上り片と内周立上り片間の溝
部に挿入されることとなるため、容器本体の立下り片の
下端部に鋭利な刃物等を引っかける部分がなく、従っ
て、その鋭利な刃物等でこじ開けても不用意に開口する
こともなく、密閉容器としての密閉状態を確実に維持す
ることができるという効果がある。
【0043】この結果、食品等を収納する場合に不正開
口によって異物等が混入されるのを防止できるという利
点がある。
【0044】一方、蓋体の容器本体からの取外しも、破
断片を破断して蓋体の立下り片の下端部を裸出させるこ
とにより、その裸出した立下り片の下端部を持ち上げる
ことで容易に行えるという利点がある。
【0045】また、蓋体の立下り片の下端部に係止片を
形成するとともに、破断片の内面側及びこれと対向する
外周立上り片の内面側に形成した場合には、これらの係
止片を相互に係合させることによって、容器本体と蓋体
との嵌合状態をより確実に維持することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の密閉容器の正面図。
【図2】同平面図。
【図3】図1のA−A線端面図。
【図4】図2のB−B線拡大端面図。
【図5】図2のC−C線拡大端面図。
【図6】図2のD−D線拡大端面図。
【図7】破断片を破断した状態の平面図。
【図8】図7のE−E線拡大端面図。
【図9】蓋体を容器本体から離脱させる状態を示す要部
拡大端面図。
【図10】蓋体を容器本体から取り外した状態の平面図。
【図11】従来の蓋体と容器本体との嵌合構造を示す要部
拡大端面図。
【符号の説明】
1…容器本体 2…開口部 3…外周立上り片 4…内周立上り片 5…溝部 6…破断片 13…蓋体 14…立下り片 16…圧入凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口部(2) を有する容器本体(1)
    と、該容器本体(1) に嵌合可能な蓋体(13)とからなる合
    成樹脂製の密閉容器において、前記容器本体(1) の上部
    周縁には、外周立上り片(3) と内周立上り片(4) とが形
    成され、且つ前記蓋体(13)の周縁部には前記容器本体
    (1) の外周立上り片(3) と内周立上り片(4) 間の溝部
    (5) に挿入可能な立下り片(14)が形成されてなるととも
    に、前記容器本体(1) の内周立上り片(4) の上端部(4a)
    が圧入される圧入凹部(16)が形成され、しかも前記容器
    本体(1) の外周立上り片(3) に破断片(6) が破断可能に
    連設され、該破断片(6) が破断された部分において前記
    蓋体(13)の立下り片(14)の下端部(14a) が裸出する構成
    にしてなることを特徴とする密閉容器。
  2. 【請求項2】 前記破断片(6) は、破断点となる左右一
    対の連設部(7),(7) を介して前記外周立上り片(3) に連
    設されている請求項1記載の密閉容器。
  3. 【請求項3】 前記蓋体(13)の立下り片(14)の下端部に
    は係止片(15)が外向きに突設されているとともに、該係
    止片(15)に係合可能な係止片(9),(10)が、前記容器本体
    (1) の破断片(6) の内面側と、該破断片(6) と対向する
    容器本体(1) の外周立上り片(3) の内面側とに内向きに
    突設されてなる請求項1記載の密閉容器。
JP8031956A 1996-02-20 1996-02-20 密閉容器 Pending JPH09226796A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8031956A JPH09226796A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 密閉容器

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JP8031956A JPH09226796A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 密閉容器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007119827A1 (ja) * 2006-04-14 2007-10-25 Dic Plastics, Inc. 蓋体の係止構造および容器
JP2010241492A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Morinaga Milk Ind Co Ltd 密封容器および包装体
CN109969584A (zh) * 2019-04-25 2019-07-05 伍京栋 食品容器

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