JPH09226702A - 物体収納装置及びその収納方法 - Google Patents

物体収納装置及びその収納方法

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JPH09226702A
JPH09226702A JP6388796A JP6388796A JPH09226702A JP H09226702 A JPH09226702 A JP H09226702A JP 6388796 A JP6388796 A JP 6388796A JP 6388796 A JP6388796 A JP 6388796A JP H09226702 A JPH09226702 A JP H09226702A
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JP
Japan
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storage box
hopper
storage
kidney beans
swinging
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Application number
JP6388796A
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English (en)
Inventor
Kenichi Katagai
賢一 片貝
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細長い物体を収納し、この収納された物体を
簡単に整列させることができるようにした物体収納装置
及び収納方法を提供する。 【解決手段】 供給部から搬送された細長い物体(イン
ゲン豆53)を一時保持し、所定の信号により断続的に
落下投入するホッパー62と、このホッパー62から投
入された前記細長い物体を収納する収納函65と、この
収納函65をホッパー62の下側で移動させるシリンダ
122と、収納函65を揺動させて収納函65内に収納
された収納物を整列させる動作を行なう収納函駆動手段
とを備えてなる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インゲン豆、アス
パラガス、胡瓜等のような細長い物体を整列した状態で
収納する物体収納装置及び収納方法に関するのである。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送供給されたインゲン豆、アス
パラガス、胡瓜等のような細長い物体は、選別された
後、一度ホッパーに保持され、所定量まとまった状態で
収納函に落下・供給して収納する方法がとられている。
また、さらに収納函に整列させた状態で収納する場合に
は、供給ホッパーから一度に収納函に落下・供給した
後、収納函に振動を与えて整列させる方法が行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来方法のように、インゲン豆、アスパラガス、胡瓜
ような細長い物体を整列した状態で収納する場合は、ホ
ッパーからの供給が一度に行われるため、供給された物
体が山積みとなり、細長い物体が複雑に絡み合うと言う
現象が起き、ひどくなると振動を加えても整列できない
と言う問題点が生じている。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は細長い物体を収納し、この収納さ
れた物体を簡単、かつ均一に整列させることができるよ
うにした物体収納装置及び収納方法を提供することにあ
る。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で順
次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、細長い物体を収納する物体収納装置におい
て、供給部から搬送された細長い物体を一時保持し、所
定の信号により断続的に落下・供給するホッパーと、前
記ホッパーから供給された前記細長い物体を収納する収
納函と、前記収納函を前記ホッパーの下側で移動させる
移動手段と、前記収納函を揺動させて前記収納函内に収
納された前記収納物を整列させる動作を行なう収納函駆
動手段とを備えてなるものである。他の構造は特許請求
の範囲中、請求項2〜4に記載の構成である。
【0006】この構成では、ホッパー内に一時保持され
ている細長い物体が所定量貯まったら、ホッパーの下側
の位置Aにある収納函内に落下・投入させる。次に、収
納函駆動手段により収納函を揺動させると、収納函内に
収納されている細長い物体が整列する。次いで、移動手
段を駆動させて収納函をホッパーの下側の位置Bに移動
させ、移動後、移動手段を停止させるとともに、再びホ
ッパー内から細長い物体を収納函内に落下・供給させ、
さらに収納函駆動手段を駆動させて収納函を揺動させる
と収納函内に収納されている細長い物体が整列する。こ
のようにして、複数箇所での収納と揺動を順次与えるこ
とにより、収納函内の細長い物体の整列収納を簡単に行
うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図5乃至図8は本発明の一形態例
として示す自動選別機の全体概略構成配置図で、図5は
その上面図、図6は図5の矢印B方向より見た拡大側面
図、図7は図5の矢印A方向より見た側面図、図8は図
5の矢印C方向より見た拡大側面図である。なお、ここ
での自動選別機は、インゲン豆をその大きさ(長さや太
さ)及び曲がり具合等で選別する場合を一例としてい
る。
【0008】図5乃至図8において、この自動選別機
は、大きくは操作盤1a及び制御盤1bとを有して選別
機全体の動作を制御する中央制御部1と、目視選別部を
兼ねる投入部2と、第1の分離供給部3と、振り分け部
4と、第2の分離供給部5と、振動部6と、認識部7
と、仕分け部8と、認識部7及び仕分け部8と中央制御
部1との間に介装された補助制御部9等で形成されてい
る。
【0009】ここで、全体の概略動作を説明すると、本
形態例でのインゲン豆の選別は、S,M,L,2S,2
L,規格外の6種類に分けられ、この仕分けされたもの
が各々の函に詰められる構造になっている。そして、選
別されるインゲン豆は、作業者等により投入部2内に散
らばされて投入される。この投入部2内にはベルトコン
ベア10が配設されており、投入されたインゲン豆はベ
ルトコンベア10によって第1の分離供給部3に向かっ
て送られる。ベルトコンベア10上で送られるインゲン
豆を作業者が目視して、曲がりが極端に大きくて通常の
販売ルートにのらないもの、破損しているもの等を大ま
かなに選別して排除する。
【0010】また、ベルトコンベア10で第1の分離供
給部3に搬送されると、この第1の分離供給部3には、
図7中で反時計回り方向に回転される第1の回転分離体
11及び同じく図7中で反時計回り方向に回転される第
2の回転分離体12と、振り分け部4側に向かってイン
ゲン豆を搬送可能な分離ベルト13とが配設されてい
る。そして、ベルトコンベア10からのインゲン豆は、
まず第1の回転分離体11で受けられて横向き(搬送方
向に対して直角に交差した方向)に揃えられ、次いで第
1の回転分離体11の下側に配置されている第2の回転
分離体12に送られる。この第1の回転分離体11から
第2の回転分離体12に送られるとき、重なって送られ
て来ているインゲン豆はさらに細かい数に分離されて、
分離ベルト13上に横向きに落とされて供給される。そ
の分離ベルト13上には波形溝が形成されているととも
に、この分離ベルト13が途中に傾斜面を作りながら回
転され、この傾斜面で波形溝に複数重なって入り込んで
いるインゲン豆を1つだけ残して他を分離させるととも
に、投入部2での目視検査で見逃されて搬送されて来た
極端に曲がりが大きいもの、及び縦向きに上って来たイ
ンゲン豆が傾斜面を上れないようにして排除しながら振
り分け部4に供給する。
【0011】振り分け部4に供給されて来たインゲン豆
は、この振り分け部4の下側に配置されている第2の分
離供給部5に設けられている5つのコンベアベルト51
a,51b,51c,51d,51eにそれぞれ平均的
に振り分けられる。さらに、コンベアベルト51a〜5
1eに排出されたインゲン豆は、認識部7での認識をし
易くするのに、各コンベアベルト51a〜51eの下流
側に配設されている分離供給器52a,52b,52
c,52d,52eによりインゲン豆とインゲン豆との
間に一定以上の間隔を開けて1つ1つに分離されて、こ
れらが仕分け部8側の搬送コンベアベルト14a,14
b,14c,14d,14e上に各々供給される。
【0012】搬送コンベアベルト14a〜14eは、振
動部6及び認識部7内を通って各々配設されており、搬
送コンベアベルト14a〜14e上に供給されたインゲ
ン豆は認識部7内を通って仕分け部8内に送られる。ま
た、認識部7内に送られる直前では振動部6によりイン
ゲン豆が搬送コンベアベルト14a〜14e上で左右方
向(搬送方向と直角な方向)に動かされて搬送コンベア
ベルト14a〜14eの略中央部分に寄せられる。これ
は各搬送コンベアベルト14a〜14eの間を仕切って
いる仕切り板に寄り掛かった状態でインゲン豆が搬送さ
れると、認識部7での認識がしにくくなって認識精度が
低下する虞があるが、これを防ぐ目的がある。
【0013】また、認識部7内には、この認識部7内を
通過するインゲン豆に光を照射するためのランプ50
(図9参照)とCCDラインセンサとしての一台のCC
Dカメラ49(図9参照)とが設けられており、そのC
CDカメラ49を通して各搬送コンベアベルト14a〜
14e上のインゲン豆が撮像されて、そのデータが補助
制御部9に取り込まれ、その大きさ(長さ及び太さ)と
向き(なり口の方向)等が認識される。さらに、認識部
7を通ったインゲン豆は搬送コンベアベルト14a〜1
4eで仕分け部8側に搬送される。
【0014】図9は、本発明と最も密接に関係する取り
出し部(8A〜8F)とホッパーコンベア58と、ホッ
パー62及びその周辺に配置されるインゲン豆収納部1
10等の構造を概略的に示している斜視図である。な
お、この図9では取り出し部8Aと取り出し部8Fの部
分を示しているが、実際には他の取り出し部8B乃至8
Eも存在するものである。そして、この仕分け部8にお
いて、取り出し部8Aでは「S」の大きさ、取り出し部
8Bでは「M」の大きさ、取り出し部8Cでは「L」の
大きさ、取り出し部8Dでは「2L」の大きさ、取り出
し部8Eでは「2S」の大きさのインゲン豆53をそれ
ぞれ取り出し、取り出し部8Fでは「規格外」のインゲ
ン豆53を取り出す設定となっている。加えて、各取り
出し部8A〜8Eには搬送コンベアベルト14a〜14
eよりインゲン豆53をそれぞれ取り出し部8A〜8E
に排出するための排出器15が設けられている。すなわ
ち、搬送コンベアベルト14a〜14eにより認識部7
を通って搬送されて来たインゲン豆53は、認識部7で
認識された上記データに基づいて排出器15が制御され
ることにより、その大きさに応じた取り出し部8A〜8
Eで排出され、また取り出し部8A〜8Eの何れでも排
出されなかった規格外のインゲン豆53は取り出し部8
F(搬送コンベアベルト14a〜14eの下流端)に配
置された籠94内に収納される。これにより、投入部2
に投入されたインゲン豆53は、自動選別されて、それ
ぞれの取り出し部8A〜8Fより取り出すことができ
る。
【0015】また、上記排出器15は、各取り出し部8
A,8B,8Cでは各搬送コンベアベルト(14A〜1
4e)に対して前後に分かれて15a,15bの1対づ
つ設けられ、取り出し部8D,8Eでは15a(または
15b)の1つだけが設けられている。そして、各排出
器15は後述する制御装置(図11のCPU102)か
らの指令を受けてアクチュエータが回転され、この回転
で対応している搬送コンベアベルト14a〜14e上の
インゲン豆53を落下させて排出するようになってい
る。
【0016】さらに、取り出し部8A,8B,8Cに
は、搬送コンベアベルト(14a〜14e)の下側に位
置してホッパーコンベア58が配設されている。このホ
ッパーコンベア58は、左右方向に延ばされた状態にし
て配設されており、図9中の矢印59方向(以下、この
方向を正面側と言う)に向かって回転される。また、ホ
ッパーコンベア58上には、仕切り板部60を略等間隔
で取り付けてなる仕切り板部列(a列,b列)が各排出
器15にそれぞれ対応して形成されている。そして、こ
の各仕切り板部列a列,b列の各仕切り板部60の間に
は、排出器15により排出されたインゲン豆53が落下
・収納される。なお、ここで仕切り板部列をa列及びb
列の2列設けている理由は、各列でなり口を基準として
向きを揃えるためである。加えて、ホッパーコンベア5
8の近傍には、本体側に固定されてセンサ61が設けら
れ、このセンサ61により仕切り板部60の位置が検出
され、このセンサ61からのデータにより、各仕切り板
部60内に収納されたインゲン豆53の数が後述する制
御部(図11のCPU102)により管理されている。
【0017】次に、ホッパー62の構造については図1
0でも詳細に示している。このホッパー62は、各ホッ
パーコンベア58の先端側の下方にそれぞれ配設されて
おり、垂直に配置されるベース70と、このベース70
に枢軸71を介して配置された左右一対のホッパー本体
63等で構成されている。各ホッパー本体63は左右対
称形に形成されているため片側の構成について説明す
る。つまり、ホッパー本体63は、上面が開口した薄い
三角函状に形成されており、底側は2つの傾斜面(7
2,73)でV字状に形成されている。このうち、一方
の傾斜面72は固定壁で、他方の傾斜面73は開閉蓋
(以下、傾斜面73を「開閉蓋73」と言う)であり、
上面開口より収納されたインゲン豆53は開閉蓋73側
に寄り掛かった状態で、先端が傾斜面72に当接された
状態で収納される。
【0018】上記開閉蓋73は、ヒンジ74を介して開
閉可能にホッパー本体63に取り付けられており、通常
は復帰バネ75により閉方向に回動付勢されている。ま
た、開閉蓋73の一部には、開閉用突片76が固定して
取り付けられており、この開閉用突片76を図10の手
前側に復帰バネ75の付勢力に抗して引くと、これと一
体に開閉蓋73が開放され、引き力を取り除くと復帰バ
ネ75の付勢力で戻されて再び閉じられる構造になって
いる。
【0019】さらに、ホッパー本体63には、ベース7
0に枢軸77を介して回転自在に装着されたレバー78
がリンク結合されている。すなわち、レバー78の一端
には長孔79が設けられており、この長孔79にホッパ
ー本体63側の固定ピン80を結合させて上記リンク結
合を形成しているとともに、レバー78の他端側には、
ベース70にブラケット82を介して固定して取り付け
られているプランジャ81のアクチュエータ81aが枢
軸83を介してリンク結合されている。そして、プラン
ジャ81のアクチュエータ81aが退避された状態にあ
るときにはホッパー本体63は開口された上面が上方を
向いた図10の実線で示す位置に配置され、プランジャ
81のアクチュエータ81aが突出された状態になると
ホッパー本体63は枢軸71を支点として回転されて図
10中に一点鎖線で示す位置、すなわち開閉蓋73が下
側を向いた状態になる。また、この位置では、開閉蓋7
3の開閉を制御する図示せぬ開閉蓋制御装置のレバー8
4が開閉用突片76の内側に対応した状態になる。した
がって、この状態で開閉用突片76が図10中の手前側
に引かれると開閉蓋73が開放されて、このホッパー本
体63内に収納されているインゲン豆53が落下され
て、インゲン豆収納部110に配置されている収納函6
5内に収納されることになる。なお、ここでホッパー本
体63と開閉蓋73には、それぞれチェーン85,86
が垂れ下げられた状態にして取り付けられている。この
チェーン85,86は、開閉蓋73が開放されてインゲ
ン豆53が収納函65内に落下されるとき、落下された
インゲン豆53が散らばって向きが崩れるのを防ぐ役目
をしている。また、ホッパー本体63内のインゲン豆5
3の排出が終了すると、開閉用突片76が初期位置に復
帰し、これにより開閉蓋73も復帰バネ75の復帰力で
再び閉じられる。これと同時に、プランジャ81も駆動
されてアクチュエータ81aが退避され、ホッパー本体
63が図10の一点鎖線で示す位置から実線で示す位置
まで復帰されて1サイクルが終了する。そして、上記プ
ランジャ81を駆動する動作のコントロールは、図11
に示す制御回路におけるCPU104のコンピュータ制
御によりセンサ123等の信号を受けてコントロールす
るようになっている。
【0020】図2は、上記インゲン豆収納部110の細
部構造を示す斜視図である。図2を用いてインゲン豆収
納部110の構造をさらに説明すると、このインゲン豆
収納部110は収納函65を保持するチャック64を搭
載し、このチャック64で保持した収納函65をインゲ
ン豆53の収納位置、すなわちホッパー本体63の下側
を通って往復移動するスライドベース121と、このス
ライドベース121を駆動するシリンダ122とを配設
したステージ部材125を有している。また、ステージ
部材125には、スライドベース121の横に位置して
3つのセンサ123a,123b,123cが配設さ
れ、スライドベース121にはセンサ123a,123
b,123cに各々対応して3つのセンサドグ124
a,124b,124cが設けられている。なお、3つ
のセンサ123a〜123cは、スライドベース121
と直角に交差する位置に並べて設けられているが、セン
サドグ124a〜124cはスライドベース121の進
行方向にずらされた位置にそれぞれ設けられている。そ
して、各センサドグ124a〜124cは、その先端が
対応するセンサ123a〜123c内を横切ることによ
って検出されるが、進行方向にずらされていることによ
って、検出されるタイミングがそれぞれ異なる。すなわ
ち、センサドグ124aは収納函65の前側部分がイン
ゲン豆53の収納位置に配置されたときに検出され、セ
ンサドグ124bは収納函65の中央部分が収納位置に
配置された時に検出され、センサドグ124cは収納函
65の後側部分が収納位置に配置されたときに検出され
る。また、ここでのセンサ123a〜123cの出力は
図11に示すCPU104に入力される。
【0021】上記シリンダ122はエアシリンダであ
り、供給エアの制御を行うソレノイドバルブ127(図
3参照)により制御されるもので、またソレノイドバル
ブ127も図11に示すCPU104により制御され
る。なお、上記ソレノイドバルブ127は、シリンダ1
22がステージ部材125を往き(後ろ方向への)動作
(A動作)と復(前方向への)動作(B動作)を交互に
繰り返して収納函65内のインゲン豆53に揺動動作を
与える操作をするソレノイドバルブ127(A)と、収
納函65内にインゲン豆53が入れられる位置、すなわ
ちホッパー62に対する収納函65の位置を変えるの
に、シリンダー122がステージ部材125を前後方向
に移動させる動作を与える別のソレノイドバルブ127
(B)とを有して、ダブルソレノイドバルブとして構成
されている。
【0022】なお、図11は、この自動選別機における
制御回路ブロック図である。この制御回路では、中央演
算制御部としてのホストコンピュータ101を中心とし
て形成されており、このホストコンピュータ101にC
CDカメラ49と、排出器15用のCPU(中央処理装
置)102と、CCDカメラ49からのデータを画像処
理するためのイメージプロセッサ103と、搬送コンベ
アベルト(14a〜14e)やホッパーコンベア58,
シリンダ126,ソレノイドバルブ127,ホッパー6
8の開閉等を決められた手順に従って制御するCPU1
04等で構成されている。
【0023】図3はインゲン豆収納部110における構
造模式図で、図4はソレノイドバルブ127の動作図、
図1はインゲン豆収納部110でのインゲン豆収納手順
の一例を示した動作状態図である。そこで、図1乃至図
4を用いてホッパー62より収納函65内にインゲン豆
53を収納する手順を説明すると、まずシリンダ122
の駆動によりスライドベース121が移動され、センサ
123aとセンサドグ124aが対応したことがCPU
104に入力されると、CPU104はホッパー62か
らのインゲン豆(ワーク)53の投入を指示する。する
とホッパー62からインゲン豆53が落下され、これが
収納函65内の前側部分に収納される(図1のステップ
S1参照)。
【0024】続いて、CPU104はソレノイドバルブ
127を制御し、図4の動作図に示すように、まずシリ
ンダ126がステージ部材125を後側に所定量戻すA
動作を時間T1だけ行わせ、その後、時間T2の間隙を
持たせ、続いてステージ部材125を前側に元の位置ま
で引き戻すB動作を時間T3だけ行わせ、その後、時間
T2の間隙を持たせ、続いてステージ部材125を後側
に戻すA動作を時間T1だけ行わせ、・・・と言うよう
に収納函揺動動作を所定の時間内繰り返し、この動作で
収納函65内のインゲン豆53に揺すりをかけて整列さ
せる(図1中のステップS2参照)。
【0025】また、ここでの整列が終わったら、シリン
ダ122が駆動されて次のセンサドグ124bが対応す
るセンサ123bに検出されるまでステージ部材125
を移動させる。そして、その位置に到達したらステージ
部材125を一度停止させ、ホッパー62から収納函6
5内の中間部分にインゲン豆53の落下・供給を受け
る。続いて、ソレノイドバルブ127が制御されて同じ
収納函65の前後方向の揺動動作が繰り返され、この中
間部分での整列が行われる(図1中のステップS3参
照)。
【0026】ここでの整列が終わったら、再びシリンダ
122が駆動されて次のセンサドグ124cが対応する
センサ123cに検出されるまでステージ部材125を
移動させる。そして、その位置に到達したらステージ部
材125を一度停止させ、ホッパー62から収納函65
内の後側部分にインゲン豆53の落下・供給を受ける。
続いて、ソレノイドバルブ127が制御されて同じ収納
函65の前後方向の揺動動作が繰り返され、この後側部
分での整列が行われる(図1中のステップS4)。これ
により、収納函65の内部全体にインゲン豆53が整列
される。また、こうして所定量のインゲン豆53が収納
された収納函65は排出される。そして、スライドベー
ス上121には新たな空函が配置されて同様にしてイン
ゲン豆53が収納される。
【0027】したがって、このように構成された自動選
別機では、単体のシリンダ126とダブルソレノイドバ
ルブ127の組み合わせによる駆動によって、収納函6
5をスライドベース121と共に前後方向、すなわち前
側位置,中間位置,後側位置の3つの位置に移動させる
動作と、収納函65内のインゲン豆53を整列させるた
めの前後方向の揺動とを行わせることができるので、短
時間で安定したインゲン豆の整列収納を可能にすること
ができ、生産効率の飛躍的な向上が期待できる。また、
この自動選別機によれば、インゲン豆の整列収納を効率
良く処理すると言う懸案の選別装置の実用化が可能とな
るもので、従来複数の作業者により行われていた整列収
納工程を作業者1名で成し得ることができる。しかも、
自動的に選別を行うので製品の品質を確実に保証でき、
産業上の効果も極めて期待できる。
【0028】なお、上記形態例における仕分け方式にお
いて、CCDラインセンサは、CCDカメラ49を使用
した画像処理装置を用いたが、レーザー変位センサ等に
置き換えることも可能であり、排出器15もロータリー
アクチュエータやエアーノズル等を使用して搬送コンベ
アベルト(14a〜14e)より落下させるようにして
も良いものである。また、取り出し部8A〜8Cと、取
り出し部8D,8Eと、取り出し部8Fとで異なる構造
にした構成を開示したが、これは取り出し部8D〜8F
を取り出し部8A〜8Cと同じ構造にしても差し支えな
いものである。さらに、各コンベアの数は仕分けする数
によっても異なる数が使用されるものである。加えて、
インゲン豆53を選別する場合について説明したが、こ
のインゲン豆53の選別に限ることなく、比較的長い形
状部品の選別等、一般のワークの選別として適用できる
ことは勿論のことである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ホッパー内から細長い物体を収納函内に落下・供給さ
せ、さらに収納函駆動部を駆動させて収納函を揺動させ
ると収納函内に収納されている細長い物体が整列される
ことになるので、収納函内の細長い物体の整列収納を簡
単に行うことができ、これによって生産性を向上させる
ことができる等の有益な効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例として示す自動選別機におけ
る要部動作フロー図である。
【図2】本発明の一形態例として示す自動選別機の要部
構成斜視図である。
【図3】本発明の一形態例として示す自動選別機の要部
構成模式図である。
【図4】本発明の一形態例として示す自動選別機におけ
る要部動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例として示す自動選別機の全体
概略構成配置図である。
【図6】図5の矢印A方向より見た同上自動選別機の側
面図である。
【図7】図5の矢印B方向より見た同上自動選別機の側
面図である。
【図8】図5の矢印C方向より見た同上自動選別機の側
面図である。
【図9】本発明の一形態例として示す自動選別機におけ
る要部構造斜視図である。
【図10】本発明の一形態例として示す自動選別機にお
けるホッパーの構成図である。
【図11】本発明の一形態例として示す自動選別機にお
ける要部制御回路ブロック図である。
【符号の説明】
7 認識部 8 仕分け部 8A〜8F 取り出し部 14a〜14e 搬送コンベアベルト 15 排出器 53 インゲン豆(細長い物体) 58 ホッパーコンベア 62 ホッパー 65 収納函 110 収納部 121 スライドベース(移動と揺動手段) 122 シリンダ(移動と揺動手段) 123a〜123c センサ 124a〜124c センサタグ 125 ステージ部材 127 ソレノイドバルブ(Aは揺動用、Bは移動用)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い物体を収納する収納装置におい
    て、 供給部から搬送された細長い物体を一時保持し、所定の
    信号により断続的に落下・供給するホッパーと、 前記ホッパーから供給された前記細長い物体を収納する
    収納函と、 前記収納函を前記ホッパーの下側で移動させる移動手段
    と、 前記収納函を揺動させて前記収納函内に収納された前記
    収納物を整列させる動作を行なう収納函駆動手段と、 を備えることを特徴とする物体収納装置。
  2. 【請求項2】 単一のシリンダを前記移動手段用の駆動
    源と前記収納函駆動手段用の駆動源として用いるととも
    に、前記シリンダーを複数のソレノイドバルブを介して
    目的別の動作を行わせるようにした請求項1に記載の物
    体収納装置。
  3. 【請求項3】 前記収納函が所定の位置に移動される毎
    に前記収納函駆動手段の前記揺動動作を行うようにした
    請求項1に記載の物体収納装置。
  4. 【請求項4】 細長い物体を収納する収納方法におい
    て、 前記細長い物体が断続的に落下・供給されて来る位置の
    下側で収納函を移動させて、前記細長い物体が前記収納
    函内に落下・供給される位置を切り換えて前記細長い物
    体を前記収納函内に収納するとともに、 前記細長い物体が収納された後の前記収納函を揺動させ
    て前記収納函内の前記細長い物体を整列させる動作を複
    数箇所にて行なうことを特徴とする物体収納方法。
  5. 【請求項5】 単一のシリンダを前記収納函を移動させ
    るための駆動源と前記収納函を揺動させるための駆動源
    として用いるとともに、前記シリンダーに複数のソレノ
    イドバルブを介して前記収納函を移動させる動作および
    前記収納函を揺動させる動作を行わせるようにした請求
    項4に記載の物体収納方法。
JP6388796A 1996-02-27 1996-02-27 物体収納装置及びその収納方法 Pending JPH09226702A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062968A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Yamato Scale Co Ltd 箱詰め装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008062968A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Yamato Scale Co Ltd 箱詰め装置

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