JPH0922651A - マグネトロンアノ−ドの製造方法 - Google Patents

マグネトロンアノ−ドの製造方法

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JPH0922651A
JPH0922651A JP7168834A JP16883495A JPH0922651A JP H0922651 A JPH0922651 A JP H0922651A JP 7168834 A JP7168834 A JP 7168834A JP 16883495 A JP16883495 A JP 16883495A JP H0922651 A JPH0922651 A JP H0922651A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
laser beam
seams
copper
welding
Prior art date
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Pending
Application number
JP7168834A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sato
佐藤  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0922651A publication Critical patent/JPH0922651A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、安定した溶接ビ−ドを随時形成す
ることが出来、信頼性の高いマグネトロンアノ−ドが得
られるマグネトロンアノ−ドの製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】この発明のマグネトロンアノ−ドの製造方
法は、平板状の銅素材1を丸め成形して円筒2とし、そ
の後、この円筒部品の合わせ目3をレ−ザビ−ム4によ
り溶接する場合、レ−ザビ−ムの焦点位置6を、円筒部
品の表面よりもレ−ザ発振器側の位置に設定して溶接す
ることにより、上記の目的を達成することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマグネトロンアノ
−ドの製造方法に係り、特に円筒部品の合わせ目を溶接
する際のレ−ザビ−ムの焦点位置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にマグネトロンアノ−ドは図3に示
すように構成され、アノ−ド円筒21の内周側壁に放射
状に複数枚のアノ−ドベイン22,22…が接合固着さ
れている。この場合、アノ−ド円筒21は銅即ち無酸素
銅、或いは銅を主とする銅合金(単に銅と記す)からな
り、軸に沿って平行に延びる素材両端面合わせ目がレ−
ザ或いは電子ビ−ムのような高エネルギ−ビ−ムによる
溶接で真空気密に接合されている。この接合部は内,外
方に突出することなく形成されており、ビ−ム溶接部を
符号Bで表わしている。
【0003】このようなマグネトロンアノ−ドの製造方
法は、例えば特開平3-207589号公報に記載されたものが
あり、図4に示すように構成され、全体の概略工程を示
している。同図(a)に示すように、先ず銅からなる長
尺の平板条を所定の長さlに切断して、板厚t1 の平板
状の銅素材26を得る。
【0004】次に、同図(b)に示すように、銅素材2
6を丸め成形する工程により、アノ−ド円筒となる円筒
27を得る。この段階では、銅素材26の両端面23a
は完全に密着せず、V字状隙間S1 が残る、次に、同図
(c)に示すように、しごき成形(絞り成形)工程を経
た後、常温まで冷却する。このしごき成形により、合わ
せ目23の隙間S2 が所定範囲になるようにする。
【0005】その後、同図(d)に示すように、脱脂・
洗浄を行い、円筒27の全体に付着している加工油や異
物を除去する。この時、合わせ目23には隙間S2 があ
るため、この合わせ目23の内部も同時に脱脂・洗浄さ
れる。
【0006】次に、同図(e)に示すように、隙間S2
をなくすために押圧力W1 を加え、合わせ目23を密着
した状態でレ−ザビ−ムを照射し、局部的に銅を溶融さ
せて接合した後、冷却する。それにより合わせ目23が
気密接合された円筒27が得られる。
【0007】次に、同図(f)に示すように、しごき成
形を兼ねた圧縮成形工程において、円筒27に軸方向圧
縮力を加えて塑性変形を生じさせ、開口端に必要な段差
27a,27bを形成する。これによって肉厚および真
円度が均等化される。尚、同図(f)における符号51
はポンチ、59は固定ダイ、61はダイ・アンド・ノッ
クアウトである。
【0008】次に、同図(g)に示すように、円筒27
の開口端部や内外周面を所定の形状、寸法に切削加工す
る工程に移る。同図における符号73は切削バイトを表
わしている。その後、同図(h)に示すように、円筒2
7の全体を洗浄する。最後に、同図(i)に示すよう
に、検査工程に移る。
【0009】尚、こうして完成したアノ−ド円筒にアノ
−ドベインを固着すれば、マグネトロンアノ−ドが得ら
れる。さて、上記の場合、合わせ目23の溶接は、図5
に示すように行われる。即ち、円筒27の合わせ目23
にレ−ザビ−ム28を照射して局部的に銅を溶融させて
接合を行い、気密溶接された円筒27を得る。そのた
め、溶接すべき複数個の円筒27,27…を互いに端面
を密着させて縦列に配置する。そして、押さえ治具49
の2つのア−ム49a,49bにより押圧力W1 ,W2
を加え、合わせ目23を密着させる。押さえ治具49
は、ストッパ面49cにより円筒27を過度に押付けな
いようになっている。こうして、各円筒の合わせ目23
は、一直線に並べられる。尚。円筒の内側には溶接時に
円筒素材の溶融物が円筒内面に不所望に付着しないよう
に、受皿50が設置されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、合わせ
目23にレ−ザビ−ム28を照射する場合、レ−ザビ−
ム28の焦点位置は図示のように円筒27の表面又は内
部に位置させている。その結果、溶接を実施すると、溶
接ビ−ドの安定面で若干ばらつきを生じ、信頼面におい
て乏しい傾向があった。
【0011】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、安定した溶接ビ−ドを随時形成することが出来、信
頼性の高いマグネトロンアノ−ドが得られるマグネトロ
ンアノ−ドの製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、平板状の銅
素材を丸め成形して円筒とし、その後、この円筒部品の
合わせ目をレ−ザビ−ムにより溶接する場合、レ−ザビ
−ムの焦点位置を、円筒部品の表面よりもレ−ザ発振器
側に所定寸法離れた位置に設定して溶接するマグネトロ
ンアノ−ドの製造方法である。
【0013】この発明によれば、円筒部品の合わせ目を
レ−ザビ−ムにより溶接するに当たり、溶接ビ−ドの安
定した接合が得られ、連続的な溶接においても可能であ
り、信頼性の高いマグネトロンアノ−ドを提供すること
が出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態を詳細に説明する。この発明によるマグ
ネトロンアノ−ドの製造方法は図1および図2に示すよ
うに構成され、図1は製造方法を示す概略工程説明図、
図2は溶接工程におけるレ−ザビ−ムの焦点位置を示す
正面図である。即ち、図1(a)に示すように、先ず銅
からなる長尺の平板条を所定の長さlに切断して、板厚
t=2.0mmの平板状の銅素材1を得る。
【0015】次に、同図(b)に示すように、銅素材1
を丸め成形する工程により、アノ−ド円筒となる円筒2
を得る。この段階では、銅素材1の両端面は完全に密着
せず、V字状隙間Sが残る、次に、しごき成形(絞り成
形)工程を経た後、常温まで冷却する。このしごき成形
により、合わせ目3の隙間Sが所定範囲になるようにす
る。
【0016】その後、脱脂・洗浄を行い、円筒2の全体
に付着している加工油や異物を除去する。この時、合わ
せ目3には隙間Sがあるため、この合わせ目3の内部も
同時に脱脂・洗浄される。
【0017】尚、上記のしごき成形工程および脱脂・洗
浄工程は、便宜上、図示を省略した。次に、同図(c)
に示すように、隙間Sをなくすために押圧力を加え、合
わせ目3を密着した状態でレ−ザビ−ムを被溶接部に鉛
直線に対し約20°の角度を保って斜め方向から照射
し、局部的に銅を溶融させて接合した後、冷却する。そ
れにより合わせ目3が気密接合された円筒2が得られ
る。
【0018】上記の合わせ目3にレ−ザビ−ムを照射す
る場合、この発明では図2に示すように、図示しないレ
−ザ発振器からレ−ザビ−ム4を集光レンズ5を介して
照射するが、レ−ザビ−ム4の焦点位置Fを、円筒2の
表面よりもレ−ザ発振器側に寸法Gだけ離れた位置に設
定して溶接する。尚、この後の工程は、従来技術と同様
ゆえ、説明を省略する。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、円筒部品の合わせ目
をレ−ザビ−ムで溶接する際、レ−ザビ−ムの焦点位置
を円筒部品の表面よりもレ−ザ発振器側の位置に設定し
て溶接するので、円筒部品の合わせ目の溶接溶融部およ
びビ−ドの安定したマグネトロンアノ−ドを得ることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るマグネトロンア
ノ−ドの製造方法を示す概略工程説明図。
【図2】この発明の溶接工程におけるレ−ザビ−ムの焦
点位置を示す正面図。
【図3】一般的なマグネトロンアノ−ドを示す斜視図。
【図4】従来のマグネトロンアノ−ドの製造方法を示す
工程説明図。
【図5】従来技術の溶接工程におけるレ−ザビ−ムの焦
点位置を示す正面図。
【符号の説明】
1…銅素材、2…円筒(アノ−ド円筒)、3…合わせ
目、4…レ−ザビ−ム、F…焦点位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の銅素材を丸め成形して円筒と
    し、その後、この円筒部品の合わせ目をレ−ザビ−ムに
    より溶接するマグネトロンアノ−ドの製造方法におい
    て、 上記レ−ザビ−ムの焦点位置を、上記円筒部品の表面よ
    りもレ−ザ発振器側の位置に設定して溶接することを特
    徴とするマグネトロンアノ−ドの製造方法。
JP7168834A 1995-07-04 1995-07-04 マグネトロンアノ−ドの製造方法 Pending JPH0922651A (ja)

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JP7168834A JPH0922651A (ja) 1995-07-04 1995-07-04 マグネトロンアノ−ドの製造方法

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JP7168834A JPH0922651A (ja) 1995-07-04 1995-07-04 マグネトロンアノ−ドの製造方法

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JPH0922651A true JPH0922651A (ja) 1997-01-21

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JP7168834A Pending JPH0922651A (ja) 1995-07-04 1995-07-04 マグネトロンアノ−ドの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021757A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 光デバイス組立方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021757A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 光デバイス組立方法
JP4593022B2 (ja) * 2001-07-10 2010-12-08 古河電気工業株式会社 光デバイス組立方法

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