JPH0922617A - 屋外用絶縁高分子材料組成物 - Google Patents
屋外用絶縁高分子材料組成物Info
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- JPH0922617A JPH0922617A JP16890695A JP16890695A JPH0922617A JP H0922617 A JPH0922617 A JP H0922617A JP 16890695 A JP16890695 A JP 16890695A JP 16890695 A JP16890695 A JP 16890695A JP H0922617 A JPH0922617 A JP H0922617A
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- Japan
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- high polymer
- silicone oil
- porous silica
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- Organic Insulating Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度および加工性の低下を招くことなく、耐
候性、耐トラッキング性に優れた絶縁高分子材料組成物
を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系材料またはシリコーン
ゴムに対して、シリコーンオイルを吸着させた球状多孔
性シリカ、および金属水和物を配合した屋外用絶縁高分
子材料組成物。
候性、耐トラッキング性に優れた絶縁高分子材料組成物
を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系材料またはシリコーン
ゴムに対して、シリコーンオイルを吸着させた球状多孔
性シリカ、および金属水和物を配合した屋外用絶縁高分
子材料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高電圧機器に適用さ
れ、屋外に直接曝露される成形品、例えば碍子、碍管、
スペーサー、ブッシングなどを構成する屋外用絶縁高分
子材料組成物に関する。
れ、屋外に直接曝露される成形品、例えば碍子、碍管、
スペーサー、ブッシングなどを構成する屋外用絶縁高分
子材料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】高電圧機器に適用されて屋外に直接曝露
される成形品、例えば碍子などを構成する絶縁材料とし
ては、従来から電気的および機械的に劣化しにくい磁器
製品が使用されている。しかし、磁器は比重が大きく製
品自体が重くなるため鉄塔の強度に制限が生じるうえ、
コンパクト化および美化を妨げるという難点がある。ま
た、トラッキング現象(絶縁物の表面に漏電性の経路が
生じる現象)が生じた場合、磁器自体が硬くかつ脆い性
質を有しているため種々の問題が生じる。例えば、碍子
の外側で気中閃絡が起こると、電気エネルギーによる衝
撃で碍子の笠が割れてしまい、鉄塔から部品の落下が生
じる。同様に、アレスター素子を内蔵する碍管では過大
な雷サージを吸収する際に素子の貫通が生じたり、素子
外側での閃絡時のエネルギーにより素子と碍管との隙間
にある空気が膨張・爆発して碍管が飛散するという問題
がある。
される成形品、例えば碍子などを構成する絶縁材料とし
ては、従来から電気的および機械的に劣化しにくい磁器
製品が使用されている。しかし、磁器は比重が大きく製
品自体が重くなるため鉄塔の強度に制限が生じるうえ、
コンパクト化および美化を妨げるという難点がある。ま
た、トラッキング現象(絶縁物の表面に漏電性の経路が
生じる現象)が生じた場合、磁器自体が硬くかつ脆い性
質を有しているため種々の問題が生じる。例えば、碍子
の外側で気中閃絡が起こると、電気エネルギーによる衝
撃で碍子の笠が割れてしまい、鉄塔から部品の落下が生
じる。同様に、アレスター素子を内蔵する碍管では過大
な雷サージを吸収する際に素子の貫通が生じたり、素子
外側での閃絡時のエネルギーにより素子と碍管との隙間
にある空気が膨張・爆発して碍管が飛散するという問題
がある。
【0003】このような背景から、磁器の代替として相
対的に耐衝撃性が高くかつ軽量である高分子材料を用い
ることが以前から検討されている。具体的には、エチレ
ン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリオレ
フィン系高分子材料またはシリコーンゴムなどを主成分
とする架橋エラストマーの使用が検討されている。ま
た、トラッキング現象の改善を目的として、水酸化アル
ミニウムのような金属水和物を配合することも検討され
ている。
対的に耐衝撃性が高くかつ軽量である高分子材料を用い
ることが以前から検討されている。具体的には、エチレ
ン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリオレ
フィン系高分子材料またはシリコーンゴムなどを主成分
とする架橋エラストマーの使用が検討されている。ま
た、トラッキング現象の改善を目的として、水酸化アル
ミニウムのような金属水和物を配合することも検討され
ている。
【0004】上述したEPDMやEVAなどのポリオレ
フィン系高分子材料は、適切な充填剤を選択することに
より、強度、耐候性、耐燃焼性に関しては十分な特性が
得られる。しかし、水酸化アルミニウムのような金属水
和物を配合したとしても、耐トラッキング性の改善効果
は短期間しか維持できない。これは、ポリオレフィン系
高分子材料は本質的に表面のはっ水性に乏しいため、屋
外に長期間曝露されると導電性の汚損物が付着しやす
く、次第に表面の漏洩電流が増加してトラッキング現象
に至るためである。
フィン系高分子材料は、適切な充填剤を選択することに
より、強度、耐候性、耐燃焼性に関しては十分な特性が
得られる。しかし、水酸化アルミニウムのような金属水
和物を配合したとしても、耐トラッキング性の改善効果
は短期間しか維持できない。これは、ポリオレフィン系
高分子材料は本質的に表面のはっ水性に乏しいため、屋
外に長期間曝露されると導電性の汚損物が付着しやす
く、次第に表面の漏洩電流が増加してトラッキング現象
に至るためである。
【0005】一方、シリコーンゴムは他の高分子材料と
比較して優れたはっ水性を有することから耐トラッキン
グ性に優れ、耐候性および耐燃焼性にも優れているた
め、磁器製品の代替として諸外国で急速に用途が広まっ
ている。しかし、本発明者らの研究によれば、シリコー
ンゴムを用いても耐トラッキング性の改善効果は十分で
はなく、耐トラッキング性をさらに改善するためには水
酸化アルミニウムなどの金属水和物を大量に添加する必
要があることが判明している。ところが、このような金
属水和物は一般にシリコーンゴムの強度を低下させると
ともに、硬度を増加させて加工性の悪化を招く。
比較して優れたはっ水性を有することから耐トラッキン
グ性に優れ、耐候性および耐燃焼性にも優れているた
め、磁器製品の代替として諸外国で急速に用途が広まっ
ている。しかし、本発明者らの研究によれば、シリコー
ンゴムを用いても耐トラッキング性の改善効果は十分で
はなく、耐トラッキング性をさらに改善するためには水
酸化アルミニウムなどの金属水和物を大量に添加する必
要があることが判明している。ところが、このような金
属水和物は一般にシリコーンゴムの強度を低下させると
ともに、硬度を増加させて加工性の悪化を招く。
【0006】そこで、表面のはっ水性を付与するため
に、製品にシリコーンオイルを塗布することも行なわれ
ている。しかし、この塗布作業は煩雑であり、しかも高
分子材料からなる製品がシリコーンオイルによって膨潤
するため問題が生じる場合が多い。さらに、例えば予め
シリコーンオイルを配合したシリコーンゴムを用いるこ
とも検討されている(特公昭62−60794号公
報)。しかし、シリコーンオイルを配合した場合には組
成物の混練りが困難となり、製品の強度が低下するため
現実的ではない。
に、製品にシリコーンオイルを塗布することも行なわれ
ている。しかし、この塗布作業は煩雑であり、しかも高
分子材料からなる製品がシリコーンオイルによって膨潤
するため問題が生じる場合が多い。さらに、例えば予め
シリコーンオイルを配合したシリコーンゴムを用いるこ
とも検討されている(特公昭62−60794号公
報)。しかし、シリコーンオイルを配合した場合には組
成物の混練りが困難となり、製品の強度が低下するため
現実的ではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
絶縁高分子材料組成物では、強度、加工性、耐候性、耐
トラッキング性などの特性を全て満足する成形体を得る
ことができない。本発明の目的は、強度および加工性の
低下を招くことなく、耐候性、耐トラッキング性に優れ
た成形体を得ることができる絶縁高分子材料組成物を提
供することにある。
絶縁高分子材料組成物では、強度、加工性、耐候性、耐
トラッキング性などの特性を全て満足する成形体を得る
ことができない。本発明の目的は、強度および加工性の
低下を招くことなく、耐候性、耐トラッキング性に優れ
た成形体を得ることができる絶縁高分子材料組成物を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の屋外用絶縁高分
子材料組成物は、高分子材料にシリコーンオイルを吸着
させた球状多孔性シリカを配合したことを特徴とするも
のである。本発明の屋外用絶縁高分子材料組成物では、
高分子材料中に配合した球状多孔性シリカからシリコー
ンオイルが徐々に表面にしみ出てくるため、長期間にわ
たって高分子材料にはっ水性を付与することができ、耐
候性、耐トラッキング性を維持することができる。ま
た、充填剤としての多孔性シリカ自体の強度が高く、し
かもその形状が球状であることから分散性が良好であ
り、製品の強度および加工性が低下することがない。こ
こで用いられる多孔性シリカは他の充填剤と比較して良
好な特性を有し、例えばシラスバルーンのような微小中
空球体のよりも高強度であり、通常の湿式シリカなどよ
りも高分子材料中での分散性が良好である。
子材料組成物は、高分子材料にシリコーンオイルを吸着
させた球状多孔性シリカを配合したことを特徴とするも
のである。本発明の屋外用絶縁高分子材料組成物では、
高分子材料中に配合した球状多孔性シリカからシリコー
ンオイルが徐々に表面にしみ出てくるため、長期間にわ
たって高分子材料にはっ水性を付与することができ、耐
候性、耐トラッキング性を維持することができる。ま
た、充填剤としての多孔性シリカ自体の強度が高く、し
かもその形状が球状であることから分散性が良好であ
り、製品の強度および加工性が低下することがない。こ
こで用いられる多孔性シリカは他の充填剤と比較して良
好な特性を有し、例えばシラスバルーンのような微小中
空球体のよりも高強度であり、通常の湿式シリカなどよ
りも高分子材料中での分散性が良好である。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、本発明をさらに詳
細に説明する。本発明の組成物においては、高分子材料
として架橋エラストマーであるポリオレフィン系材料ま
たはシリコーンゴムが用いられる。これらの高分子材料
ははっ水性が良好であり、耐トラッキング性の改善に有
利である。これに対して、ポリクロロプレンゴムや塩化
ビニル樹脂などは本質的に耐トラッキング性に劣る。こ
のため、これらの材料にシリコーンオイルを吸着させた
多孔性球状シリカを充填しても耐トラッキング性をそれ
ほど改善することができない。
細に説明する。本発明の組成物においては、高分子材料
として架橋エラストマーであるポリオレフィン系材料ま
たはシリコーンゴムが用いられる。これらの高分子材料
ははっ水性が良好であり、耐トラッキング性の改善に有
利である。これに対して、ポリクロロプレンゴムや塩化
ビニル樹脂などは本質的に耐トラッキング性に劣る。こ
のため、これらの材料にシリコーンオイルを吸着させた
多孔性球状シリカを充填しても耐トラッキング性をそれ
ほど改善することができない。
【0010】このうちポリオレフィン系材料のベースポ
リマーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アク
リル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−プロピレ
ン−ジエン三元共重合体(EPDM)、エチレン−プロ
ピレンゴム、α−オレフィン−エチレン共重合体などが
挙げられる。
リマーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アク
リル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−プロピレ
ン−ジエン三元共重合体(EPDM)、エチレン−プロ
ピレンゴム、α−オレフィン−エチレン共重合体などが
挙げられる。
【0011】ポリオレフィン系材料に対して架橋剤およ
び必要に応じて各種の添加剤が配合される。ポリオレフ
ィン系材料の架橋剤としては有機過酸化物を用い、ラジ
カル反応により架橋する。有機過酸化物架橋剤として
は、ベンゾイルペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾ
イルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、クミル−t
−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル2,5−ジ−
t−ブチルペルオキシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオ
キシドなどが挙げられる。これらの有機過酸化物架橋剤
のうちでは、製品の圧縮永久歪を小さくできることか
ら、ジクミルペルオキシド、クミル−t−ブチルペルオ
キシド、2,5−ジメチル2,5−ジ−t−ブチルペル
オキシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシドなどを用
いることが好ましい。架橋剤の量は、ポリオレフィン系
ベースポリマー100重量部に対して0.1〜10重量
部であることが好ましい。
び必要に応じて各種の添加剤が配合される。ポリオレフ
ィン系材料の架橋剤としては有機過酸化物を用い、ラジ
カル反応により架橋する。有機過酸化物架橋剤として
は、ベンゾイルペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾ
イルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、クミル−t
−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル2,5−ジ−
t−ブチルペルオキシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオ
キシドなどが挙げられる。これらの有機過酸化物架橋剤
のうちでは、製品の圧縮永久歪を小さくできることか
ら、ジクミルペルオキシド、クミル−t−ブチルペルオ
キシド、2,5−ジメチル2,5−ジ−t−ブチルペル
オキシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシドなどを用
いることが好ましい。架橋剤の量は、ポリオレフィン系
ベースポリマー100重量部に対して0.1〜10重量
部であることが好ましい。
【0012】シリコーンゴムのベースポリマーとして
は、1分子中においてケイ素原子に結合した有機基のう
ち少なくとも2個がビニル、プロペニル、ブテニル、ヘ
キセニルなどのアルケニル基であるポリオルガノシロキ
サンが用いられる。これらのポリシロキサンのなかで
も、原料の入手および合成が容易であることから、ビニ
ル基を有するものが好ましい。
は、1分子中においてケイ素原子に結合した有機基のう
ち少なくとも2個がビニル、プロペニル、ブテニル、ヘ
キセニルなどのアルケニル基であるポリオルガノシロキ
サンが用いられる。これらのポリシロキサンのなかで
も、原料の入手および合成が容易であることから、ビニ
ル基を有するものが好ましい。
【0013】ポリオルガノシロキサンに対して架橋剤お
よび必要に応じて各種の添加剤が配合される。ポリオル
ガノシロキサンの架橋剤に関しては、(1)ポリオレフ
ィン系材料の場合と同様の有機過酸化物を用いてラジカ
ル反応により架橋してもよいし、(2)1分子中にケイ
素原子に結合した水素原子の数が平均で2個を超えるポ
リジオルガノシロキサンを用いて付加反応によい架橋し
てもよい。(1)の有機過酸化物架橋剤の配合量は、シ
リコーンゴムのベースポリマー100重量部に対して
0.05〜15重量部であることが好ましい。(2)の
ポリジオルガノシロキサンの配合量は、ベースポリマー
のアルケニル基1個に対し、架橋剤中のケイ素原子に結
合した水素原子が0.5〜4個となるような量が好まし
い。
よび必要に応じて各種の添加剤が配合される。ポリオル
ガノシロキサンの架橋剤に関しては、(1)ポリオレフ
ィン系材料の場合と同様の有機過酸化物を用いてラジカ
ル反応により架橋してもよいし、(2)1分子中にケイ
素原子に結合した水素原子の数が平均で2個を超えるポ
リジオルガノシロキサンを用いて付加反応によい架橋し
てもよい。(1)の有機過酸化物架橋剤の配合量は、シ
リコーンゴムのベースポリマー100重量部に対して
0.05〜15重量部であることが好ましい。(2)の
ポリジオルガノシロキサンの配合量は、ベースポリマー
のアルケニル基1個に対し、架橋剤中のケイ素原子に結
合した水素原子が0.5〜4個となるような量が好まし
い。
【0014】また、架橋触媒としては、塩化白金酸、白
金オレフィン錯体、白金ビニルシロキサン錯体、白金
黒、白金トリフェニルホスフィン錯体などの白金系触媒
が用いられる。架橋触媒の配合量は、組成物中における
白金元素の配合量が1〜1000ppmの範囲となるよ
うにすることが好ましい。
金オレフィン錯体、白金ビニルシロキサン錯体、白金
黒、白金トリフェニルホスフィン錯体などの白金系触媒
が用いられる。架橋触媒の配合量は、組成物中における
白金元素の配合量が1〜1000ppmの範囲となるよ
うにすることが好ましい。
【0015】本発明の組成物において用いられる球状多
孔性シリカは、ほぼ100%SiO2 からなり、平均粒
径が3〜20μmで真球状の形状をなし、比表面積が3
00〜900m2 /g、吸油量が150〜350ml/
100gの多孔質のものである。具体的には、旭硝子
(株)社から商品名SILDEXとして市販されている
ものが挙げられる。上述した特性に応じて各種のグレー
ドがあるが、特に平均粒径3μm、比表面積900m2
/g、吸油量350ml/100gのSILDEX H
−32は強度およびシリコーンオイルの吸着性などの特
性の観点から好ましい。
孔性シリカは、ほぼ100%SiO2 からなり、平均粒
径が3〜20μmで真球状の形状をなし、比表面積が3
00〜900m2 /g、吸油量が150〜350ml/
100gの多孔質のものである。具体的には、旭硝子
(株)社から商品名SILDEXとして市販されている
ものが挙げられる。上述した特性に応じて各種のグレー
ドがあるが、特に平均粒径3μm、比表面積900m2
/g、吸油量350ml/100gのSILDEX H
−32は強度およびシリコーンオイルの吸着性などの特
性の観点から好ましい。
【0016】球状多孔性シリカにシリコーンオイルを吸
着させるには、まずJIS K−5101に従って球状
多孔性シリカの吸油量を測定し、吸油量以下望ましくは
吸油量の1/3以下のシリコンーンオイルを多孔性シリ
カに含浸させ、ヘラなどで混練りする方法が用いられ
る。
着させるには、まずJIS K−5101に従って球状
多孔性シリカの吸油量を測定し、吸油量以下望ましくは
吸油量の1/3以下のシリコンーンオイルを多孔性シリ
カに含浸させ、ヘラなどで混練りする方法が用いられ
る。
【0017】シリコーンオイルを吸着させた球状多孔性
シリカの配合量は、ポリオレフィン系ベースポリマー1
00重量部に対しては20〜100重量部、シリコーン
ゴムのベースポリマー100重量部に対しては10〜8
0重量部とすることが好ましい。これは、配合量が下限
値未満では製品の強度および耐トラッキング性が劣り、
逆に上限値を超えると材料の粘度が高すぎて成形困難に
なるためである。
シリカの配合量は、ポリオレフィン系ベースポリマー1
00重量部に対しては20〜100重量部、シリコーン
ゴムのベースポリマー100重量部に対しては10〜8
0重量部とすることが好ましい。これは、配合量が下限
値未満では製品の強度および耐トラッキング性が劣り、
逆に上限値を超えると材料の粘度が高すぎて成形困難に
なるためである。
【0018】本発明の組成物においては、耐トラッキン
グ性を改善する目的で、上記の各成分に加えてさらに金
属水和物を配合することが好ましい。金属水和物として
は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどが挙
げられるが、耐トラッキング性の観点から水酸化アルミ
ニウムが好ましい。金属水和物の配合量は、ベースポリ
マー100重量部に対して20〜100重量部とするこ
とが好ましい。金属水和物が20重量部未満では耐トラ
ッキング性の改善効果が得られず、100重量部を超え
ると製品の強度が低下する。
グ性を改善する目的で、上記の各成分に加えてさらに金
属水和物を配合することが好ましい。金属水和物として
は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどが挙
げられるが、耐トラッキング性の観点から水酸化アルミ
ニウムが好ましい。金属水和物の配合量は、ベースポリ
マー100重量部に対して20〜100重量部とするこ
とが好ましい。金属水和物が20重量部未満では耐トラ
ッキング性の改善効果が得られず、100重量部を超え
ると製品の強度が低下する。
【0019】本発明の組成物には、目的とする製品の特
性を損なわない範囲で他の充填剤、顔料、老化防止剤、
耐熱性向上剤などを配合してもよい。例えば、酸化チタ
ン、酸化セリウム、マイカ、クレー、炭酸亜鉛などを用
いることができる。以上の各成分を均一に混練した後、
所定の形状に成形して架橋することににより、耐候性、
耐トラッキング性に優れた碍子などの製品を得ることが
できる。
性を損なわない範囲で他の充填剤、顔料、老化防止剤、
耐熱性向上剤などを配合してもよい。例えば、酸化チタ
ン、酸化セリウム、マイカ、クレー、炭酸亜鉛などを用
いることができる。以上の各成分を均一に混練した後、
所定の形状に成形して架橋することににより、耐候性、
耐トラッキング性に優れた碍子などの製品を得ることが
できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。実施例1
〜7および比較例1〜8の組成物を調製するために、表
1および表2に表示した材料を用意した。各材料の詳細
は以下の通りである。 EPDM:日本合成ゴム(株)製、商品名JSR EP
−22 EVA:三井ポリケミカル(株)製、商品名EVA 3
60 ポリジメチルシロキサン:ビニル基含有、重合度約60
00 球状多孔性シリカ:旭硝子(株)製、商品名SILDE
X H−32、(O)はシリコーンオイル吸着、(N)
は未吸着。 湿式シリカ:日本シリカ工業(株)製、商品名ニップシ
ールVN−3 シリコーンオイル:東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製、商品名SH−200 水酸化アルミニウム:昭和電工(株)製、商品名ハイジ
ライトH−42 架橋剤(1)=ジクミルペルオキシド:日本油脂(株)
製 架橋剤(2)=2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブ
チルペルオキシド:日本油脂(株)製 ステアリン酸:日本油脂(株)製、商品名 椿、粉末状 老化防止剤:大内新興(株)製、商品名ノクラック22
4 カーボンブラック:旭カーボン(株)製、商品名HAF
カーボン まず、球状多孔性シリカ100部に対してシリコーンオ
イル50部を添加し、ヘラで混練して、あらかじめ多孔
性シリカにシリコーンオイルを吸着させた。次に、表1
および表2に示すように、高分子材料、球状多孔性シリ
カ、水酸化アルミニウム、架橋剤およびその他の添加剤
を所定の割合(重量部で表示)で配合し、加圧型ニーダ
ーで混練して組成物を得た。
〜7および比較例1〜8の組成物を調製するために、表
1および表2に表示した材料を用意した。各材料の詳細
は以下の通りである。 EPDM:日本合成ゴム(株)製、商品名JSR EP
−22 EVA:三井ポリケミカル(株)製、商品名EVA 3
60 ポリジメチルシロキサン:ビニル基含有、重合度約60
00 球状多孔性シリカ:旭硝子(株)製、商品名SILDE
X H−32、(O)はシリコーンオイル吸着、(N)
は未吸着。 湿式シリカ:日本シリカ工業(株)製、商品名ニップシ
ールVN−3 シリコーンオイル:東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製、商品名SH−200 水酸化アルミニウム:昭和電工(株)製、商品名ハイジ
ライトH−42 架橋剤(1)=ジクミルペルオキシド:日本油脂(株)
製 架橋剤(2)=2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブ
チルペルオキシド:日本油脂(株)製 ステアリン酸:日本油脂(株)製、商品名 椿、粉末状 老化防止剤:大内新興(株)製、商品名ノクラック22
4 カーボンブラック:旭カーボン(株)製、商品名HAF
カーボン まず、球状多孔性シリカ100部に対してシリコーンオ
イル50部を添加し、ヘラで混練して、あらかじめ多孔
性シリカにシリコーンオイルを吸着させた。次に、表1
および表2に示すように、高分子材料、球状多孔性シリ
カ、水酸化アルミニウム、架橋剤およびその他の添加剤
を所定の割合(重量部で表示)で配合し、加圧型ニーダ
ーで混練して組成物を得た。
【0021】また、参考例として以下の材料を配合した
組成物を調製した。 クロロプレンゴム 100部 :電気化学工業(株)製、商品名 電化M−40 ステアリン酸 1部 :日本油脂(株)製、商品名 椿、粉末状 カーボンブラック 20部 :旭カーボン(株)製、商品名HAFカーボン 炭酸カルシウム 60部 :備北粉化工業(株)製、商品名ソフトン1200 プロセスオイル 10部 :日本石油(株)製、商品名コーモレックス2号 酸化マグネシウム 5部 :協和化学(株)製、商品名キョーワマグ#30 酸化亜鉛 4部 :三井金属(株)製、商品名 亜鉛華1号 エチレンチオウレア 1部 :川口化学(株)製、商品名アクセル22 テトラメチルチウラムジスルフィド 1部 :大内新興(株)製、商品名ノクセラーTS 得られた各組成物を用い、以下のようにして物性を調べ
た結果を表1および表2に併記する。
組成物を調製した。 クロロプレンゴム 100部 :電気化学工業(株)製、商品名 電化M−40 ステアリン酸 1部 :日本油脂(株)製、商品名 椿、粉末状 カーボンブラック 20部 :旭カーボン(株)製、商品名HAFカーボン 炭酸カルシウム 60部 :備北粉化工業(株)製、商品名ソフトン1200 プロセスオイル 10部 :日本石油(株)製、商品名コーモレックス2号 酸化マグネシウム 5部 :協和化学(株)製、商品名キョーワマグ#30 酸化亜鉛 4部 :三井金属(株)製、商品名 亜鉛華1号 エチレンチオウレア 1部 :川口化学(株)製、商品名アクセル22 テトラメチルチウラムジスルフィド 1部 :大内新興(株)製、商品名ノクセラーTS 得られた各組成物を用い、以下のようにして物性を調べ
た結果を表1および表2に併記する。
【0022】(1)引張り強さおよび引裂強さ:各組成
物を160℃でプレス成形して成形体を得た。得られた
成形体についてJIS K−6301に従って引張り強
さおよび引裂強さを測定した。
物を160℃でプレス成形して成形体を得た。得られた
成形体についてJIS K−6301に従って引張り強
さおよび引裂強さを測定した。
【0023】(2)接触角:得られた成形体について液
滴法により接触角を測定し、はっ水性を評価した。この
場合、接触角が大きいほどはっ水性が良好で、接触角が
0に近づくほどはっ水性が劣る。また、接触角の測定
は、混練り直後(オリジナル)およびサンシャインウェ
ザーメーターで5000時間曝露した後に行った。両者
の測定値の変化が少ないものほど、はっ水性が持続して
いるといえる。
滴法により接触角を測定し、はっ水性を評価した。この
場合、接触角が大きいほどはっ水性が良好で、接触角が
0に近づくほどはっ水性が劣る。また、接触角の測定
は、混練り直後(オリジナル)およびサンシャインウェ
ザーメーターで5000時間曝露した後に行った。両者
の測定値の変化が少ないものほど、はっ水性が持続して
いるといえる。
【0024】(3)耐トラッキング性:各組成物を電線
上に成形し、JIS C−3005に従ってトラッキン
グ破壊するまでの回数を調べることにより耐トラッキン
グ性を評価した。この回数が多いほど耐トラッキング性
が良好である。
上に成形し、JIS C−3005に従ってトラッキン
グ破壊するまでの回数を調べることにより耐トラッキン
グ性を評価した。この回数が多いほど耐トラッキング性
が良好である。
【0025】(4)成形性:各組成物を用い、図1に示
すような碍子1を射出成形し、組成物の流動性から成形
性を評価した。成形性の判定基準は以下の通りである。 ○…材料が十分に流れ、図1の形状に成形できた。 △…材料の流れが悪く、部分的に図1の笠の形状が得ら
れなかった。 ×…材料の流れが非常に悪く、図1の形状に成形できな
かった。
すような碍子1を射出成形し、組成物の流動性から成形
性を評価した。成形性の判定基準は以下の通りである。 ○…材料が十分に流れ、図1の形状に成形できた。 △…材料の流れが悪く、部分的に図1の笠の形状が得ら
れなかった。 ×…材料の流れが非常に悪く、図1の形状に成形できな
かった。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】表1および表2から以下のようなことがわ
かる。すなわち、比較例1はEPDMに対してシリコー
ンオイルを吸着させた球状多孔性シリカの配合量が少な
いため、耐トラッキング性が劣る。比較例2はEPDM
に対してシリコーンオイルを吸着させた球状多孔性シリ
カの配合量が多いため、成形性が劣る。比較例3はEP
DMに対して水酸化アルミニウムの配合量が少ないた
め、耐トラッキング性が劣る。比較例4はEPDMに対
して水酸化アルミニウムの配合量が多いため、引張り強
さ、引裂強さ、成形性が劣る。比較例5はシリコーンゴ
ムに対してシリコーンオイルを吸着させた球状多孔性シ
リカの配合量が多いため、成形性が劣る。比較例6はE
PDMに対して通常の湿式シリカとシリコーンオイルを
配合したものであり、張り強さ、引裂強さ、耐トラッキ
ング性が劣る。比較例7はEPDMに対してシリコーン
オイルを吸着させていない球状多孔性シリカを配合した
ものであり、耐トラッキング性が劣る。比較例8はシリ
コーンゴムに対してシリコーンオイルを吸着させていな
い球状多孔性シリカを配合したものであり、耐トラッキ
ング性が劣る。参考例は非ポリオレフィン系材料である
クロロプレンゴムを用いたものであり、耐トラッキング
性が劣る。
かる。すなわち、比較例1はEPDMに対してシリコー
ンオイルを吸着させた球状多孔性シリカの配合量が少な
いため、耐トラッキング性が劣る。比較例2はEPDM
に対してシリコーンオイルを吸着させた球状多孔性シリ
カの配合量が多いため、成形性が劣る。比較例3はEP
DMに対して水酸化アルミニウムの配合量が少ないた
め、耐トラッキング性が劣る。比較例4はEPDMに対
して水酸化アルミニウムの配合量が多いため、引張り強
さ、引裂強さ、成形性が劣る。比較例5はシリコーンゴ
ムに対してシリコーンオイルを吸着させた球状多孔性シ
リカの配合量が多いため、成形性が劣る。比較例6はE
PDMに対して通常の湿式シリカとシリコーンオイルを
配合したものであり、張り強さ、引裂強さ、耐トラッキ
ング性が劣る。比較例7はEPDMに対してシリコーン
オイルを吸着させていない球状多孔性シリカを配合した
ものであり、耐トラッキング性が劣る。比較例8はシリ
コーンゴムに対してシリコーンオイルを吸着させていな
い球状多孔性シリカを配合したものであり、耐トラッキ
ング性が劣る。参考例は非ポリオレフィン系材料である
クロロプレンゴムを用いたものであり、耐トラッキング
性が劣る。
【0029】これに対して、実施例1〜7は、シリコー
ンオイルを吸着させた球状多孔性シリカおよび水酸化ア
ルミニウムが適量配合されているので、ポリオレフィン
系材料およびシリコーンゴムのいずれでも、引張り強
さ、引裂強さ、耐トラッキング性および成形性が優れて
いる。
ンオイルを吸着させた球状多孔性シリカおよび水酸化ア
ルミニウムが適量配合されているので、ポリオレフィン
系材料およびシリコーンゴムのいずれでも、引張り強
さ、引裂強さ、耐トラッキング性および成形性が優れて
いる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の屋外用絶縁
高分子材料組成物を用いれば、強度および加工性の低下
を招くことなく、耐候性、耐トラッキング性に優れた成
形体を得ることができ、高電圧機器に適用される絶縁部
品、構造部品として好適に使用できる。
高分子材料組成物を用いれば、強度および加工性の低下
を招くことなく、耐候性、耐トラッキング性に優れた成
形体を得ることができ、高電圧機器に適用される絶縁部
品、構造部品として好適に使用できる。
【図1】本発明の実施例において組成物の成形性を評価
するために成形した碍子の断面図。
するために成形した碍子の断面図。
1…碍子。
Claims (5)
- 【請求項1】 高分子材料にシリコーンオイルを吸着さ
せた球状多孔性シリカを配合したことを特徴とする屋外
用絶縁高分子材料組成物。 - 【請求項2】 前記高分子材料がポリオレフィン系材料
またはシリコーンゴムであることを特徴とする請求項1
記載の屋外用絶縁高分子材料組成物。 - 【請求項3】 ポリオレフィン系材料100重量部に対
し、シリコーンオイルを吸着させた球状多孔性シリカを
20〜100重量部配合したことを特徴とする請求項2
記載の屋外用絶縁高分子材料組成物。 - 【請求項4】 シリコーンゴム100重量部に対し、シ
リコーンオイルを吸着させた球状多孔性シリカを10〜
80重量部配合したことを特徴とする請求項2記載の屋
外用絶縁高分子材料組成物。 - 【請求項5】 さらに、高分子材料100重量部に対
し、金属水和物を20〜100重量部配合したことを特
徴とする請求項1記載の屋外用絶縁高分子材料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16890695A JPH0922617A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 屋外用絶縁高分子材料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16890695A JPH0922617A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 屋外用絶縁高分子材料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0922617A true JPH0922617A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15876762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16890695A Pending JPH0922617A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 屋外用絶縁高分子材料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0922617A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006036922A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 樹脂用特性調整剤及びそれを用いた特性調整化樹脂組成物 |
JP2010280924A (ja) * | 2010-09-30 | 2010-12-16 | Hitachi Chem Co Ltd | 樹脂用特性調整剤及びそれを用いた特性調整化樹脂組成物 |
JP2017040299A (ja) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | 株式会社ブリヂストン | 架橋ポリオレフィンパイプ |
KR20190124532A (ko) * | 2018-04-26 | 2019-11-05 | (주) 이우티이씨 | 다결정 실리콘 절연체를 포함하는 애자 및 피뢰기 |
KR20190135658A (ko) * | 2018-05-29 | 2019-12-09 | 정대기 | 다결정 실리콘 절연체를 포함하는 케이블용 피복재 |
CN112226089A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-15 | 华南理工大学 | 耐漏电起痕加成型液体硅橡胶组合物及其制备方法与应用 |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP16890695A patent/JPH0922617A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006036922A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 樹脂用特性調整剤及びそれを用いた特性調整化樹脂組成物 |
JP4691921B2 (ja) * | 2004-07-27 | 2011-06-01 | 日立化成工業株式会社 | 樹脂用特性調整剤及びそれを用いた特性調整化樹脂組成物 |
JP2010280924A (ja) * | 2010-09-30 | 2010-12-16 | Hitachi Chem Co Ltd | 樹脂用特性調整剤及びそれを用いた特性調整化樹脂組成物 |
JP2017040299A (ja) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | 株式会社ブリヂストン | 架橋ポリオレフィンパイプ |
KR20190124532A (ko) * | 2018-04-26 | 2019-11-05 | (주) 이우티이씨 | 다결정 실리콘 절연체를 포함하는 애자 및 피뢰기 |
KR20190135658A (ko) * | 2018-05-29 | 2019-12-09 | 정대기 | 다결정 실리콘 절연체를 포함하는 케이블용 피복재 |
CN112226089A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-15 | 华南理工大学 | 耐漏电起痕加成型液体硅橡胶组合物及其制备方法与应用 |
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