JPH09225929A - モルタル充填式継手スリーブ位置決め治具 - Google Patents
モルタル充填式継手スリーブ位置決め治具Info
- Publication number
- JPH09225929A JPH09225929A JP3841796A JP3841796A JPH09225929A JP H09225929 A JPH09225929 A JP H09225929A JP 3841796 A JP3841796 A JP 3841796A JP 3841796 A JP3841796 A JP 3841796A JP H09225929 A JPH09225929 A JP H09225929A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint sleeve
- rod
- positioning
- jig
- main
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ＰＣ建材中の型枠に上下に並べた複数の継手ス
リーブの首折れを防止する。 【構成】主棒１１に１本以上の支持棒１２と１本の位置
決め棒１３とを垂直に又は少し斜めに、かつ相互に平行
に溶接してなる治具１０であって、前記位置決め棒１３
の下面を、型枠１内において継手スリーブ列のスペーサ
２によって水平支持された最下位継手スリーブ３先端部
上面にのせたとき、各支持棒１２はそれぞれ上位継手ス
リーブ４の先端部を水平に下支えするように設定する。
リーブの首折れを防止する。 【構成】主棒１１に１本以上の支持棒１２と１本の位置
決め棒１３とを垂直に又は少し斜めに、かつ相互に平行
に溶接してなる治具１０であって、前記位置決め棒１３
の下面を、型枠１内において継手スリーブ列のスペーサ
２によって水平支持された最下位継手スリーブ３先端部
上面にのせたとき、各支持棒１２はそれぞれ上位継手ス
リーブ４の先端部を水平に下支えするように設定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＰＣ建材の型枠にモルタ
ル充填式鉄筋継手スリーブを取り付けてコンクリートを
打設するときに使用する治具に関する。
ル充填式鉄筋継手スリーブを取り付けてコンクリートを
打設するときに使用する治具に関する。
【０００２】
【従来の技術】型枠に複数本の継手スリーブを水平に上
下に並べて取り付けてＰＣ建材を打設するとき、従来
は、図３に示すように、型枠１の底面にスペーサ２を配
置して最下位継手スリーブ３のみを水平に支えていた。
下支えされない上位継手スリーブ４は、自重と、挿入さ
れた鉄筋５による荷重と、掛けられた図外のフープ筋の
重量が加わるため、先端が下方に傾斜した首折れといわ
れる状態になりやすかった。
下に並べて取り付けてＰＣ建材を打設するとき、従来
は、図３に示すように、型枠１の底面にスペーサ２を配
置して最下位継手スリーブ３のみを水平に支えていた。
下支えされない上位継手スリーブ４は、自重と、挿入さ
れた鉄筋５による荷重と、掛けられた図外のフープ筋の
重量が加わるため、先端が下方に傾斜した首折れといわ
れる状態になりやすかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】型枠に取り付けた継手
スリーブが首折れした状態で、コンクリートを打設して
製造したＰＣ柱は内部に軸心が垂直ではなく傾斜した継
手スリーブが存在する。このＰＣ柱を上柱として下柱の
上に建て込むとき、上柱の底の軸心が傾斜している継手
スリーブに上柱の垂直な主筋を入れると、その主筋がそ
の継手スリーブの内壁に当接して、建て込みに支障を生
じる。この場合、上柱から突出する主筋をその傾斜した
継手スリーブに合わせて折り曲げて建て込む必要があ
る。このような手直しにより建て込みができたとして
も、建て込み後、上柱の前後左右の位置を調整すること
はできない。又、このＰＣ柱は主筋に対する荷重方向が
軸心方向と一致しないため、構造上の問題が生じる。
スリーブが首折れした状態で、コンクリートを打設して
製造したＰＣ柱は内部に軸心が垂直ではなく傾斜した継
手スリーブが存在する。このＰＣ柱を上柱として下柱の
上に建て込むとき、上柱の底の軸心が傾斜している継手
スリーブに上柱の垂直な主筋を入れると、その主筋がそ
の継手スリーブの内壁に当接して、建て込みに支障を生
じる。この場合、上柱から突出する主筋をその傾斜した
継手スリーブに合わせて折り曲げて建て込む必要があ
る。このような手直しにより建て込みができたとして
も、建て込み後、上柱の前後左右の位置を調整すること
はできない。又、このＰＣ柱は主筋に対する荷重方向が
軸心方向と一致しないため、構造上の問題が生じる。
【０００４】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、ＰＣ建材
の型枠に取り付けた複数の上下に並ぶすべての継手スリ
ーブを水平に保持することにある。
されたものであり、その目的とするところは、ＰＣ建材
の型枠に取り付けた複数の上下に並ぶすべての継手スリ
ーブを水平に保持することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、型枠内において上下に並
ぶ継手スリーブを鋼製の主棒と、それに溶接した同じく
鋼製の支持棒と位置決め棒とからなる治具によって位置
決めしたことにある。上下に並ぶ継手スリーブ列の上下
外幅に略等しい長さの主棒に各支持棒をそれぞれの継手
スリーブを下から支えるように溶接し、同じくその主棒
に位置決め棒を最下位の継手スリーブの上面に接するよ
うに溶接する。
め、本発明が採用する手段は、型枠内において上下に並
ぶ継手スリーブを鋼製の主棒と、それに溶接した同じく
鋼製の支持棒と位置決め棒とからなる治具によって位置
決めしたことにある。上下に並ぶ継手スリーブ列の上下
外幅に略等しい長さの主棒に各支持棒をそれぞれの継手
スリーブを下から支えるように溶接し、同じくその主棒
に位置決め棒を最下位の継手スリーブの上面に接するよ
うに溶接する。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の治具１０は、図１に示す
ように、主棒１１と、その主棒に直角に溶接した１本以
上の支持棒１２と、１本の位置決め棒１３とからなる。
型枠１内において、主棒１１を直立させ、位置決め棒１
３をスペーサ２によって水平に支持された最下位の継手
スリーブ３の先端部に対して位置決め棒の下面がその継
手スリーブ２の上面に接するように直角に挿入すると、
各支持棒１２がそれぞれの上位継手スリーブを水平に支
持する。このとき、各支持棒１２は荷重により下降しよ
うとするそれぞれの上位継手スリーブの先端によって下
方に押圧されるから、各支持棒１２と位置決め棒１は最
下位の継手スリーブ３とそれぞれの上位継手スリーブ４
によって弾性的に挟持される。その結果、治具１０は安
定し、各継手スリーブに鉄筋５を挿入し、ついで図外の
フープ筋を掛け、さらにコンクリートを打設しても、治
具10は継手スリーブ３、４から外れることなく、各継手
スリーブを水平に保持する。
ように、主棒１１と、その主棒に直角に溶接した１本以
上の支持棒１２と、１本の位置決め棒１３とからなる。
型枠１内において、主棒１１を直立させ、位置決め棒１
３をスペーサ２によって水平に支持された最下位の継手
スリーブ３の先端部に対して位置決め棒の下面がその継
手スリーブ２の上面に接するように直角に挿入すると、
各支持棒１２がそれぞれの上位継手スリーブを水平に支
持する。このとき、各支持棒１２は荷重により下降しよ
うとするそれぞれの上位継手スリーブの先端によって下
方に押圧されるから、各支持棒１２と位置決め棒１は最
下位の継手スリーブ３とそれぞれの上位継手スリーブ４
によって弾性的に挟持される。その結果、治具１０は安
定し、各継手スリーブに鉄筋５を挿入し、ついで図外の
フープ筋を掛け、さらにコンクリートを打設しても、治
具10は継手スリーブ３、４から外れることなく、各継手
スリーブを水平に保持する。
【０００７】
【実施例】本発明の治具を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図２の治具１０は、直径７ｍｍないし１６ｍ
ｍの鋼棒から製作したものである。直立させる主棒１の
長さは、型枠に上下に並ぶ継手スリーブ列の上下外幅に
略等しく設定する。位置決め棒１３はその下面が主棒１
１の下端から継手スリーブの直径に等しい高さになるよ
うに主棒１１に直交させて溶接する。位置決め棒１３は
主棒１１の片側から、最下位継手スリーブ３の直径に略
等しい長さだけ突出し、反対側からはそれよりも短く突
出する。
説明する。図２の治具１０は、直径７ｍｍないし１６ｍ
ｍの鋼棒から製作したものである。直立させる主棒１の
長さは、型枠に上下に並ぶ継手スリーブ列の上下外幅に
略等しく設定する。位置決め棒１３はその下面が主棒１
１の下端から継手スリーブの直径に等しい高さになるよ
うに主棒１１に直交させて溶接する。位置決め棒１３は
主棒１１の片側から、最下位継手スリーブ３の直径に略
等しい長さだけ突出し、反対側からはそれよりも短く突
出する。
【０００８】主棒１１に上位継手スリーブ４の本数に等
しい本数の支持棒１２を位置決め棒１３と平行して溶接
する。各支持棒１２の長さ及び主棒１１からの突出長さ
は位置決め棒１３と同一とする。各支持棒１２の主棒１
１への溶接位置は、位置決め棒１３を最下位の継手スリ
ーブの上面にのせたとき、各支持棒１２がそれぞれの上
位継手スリーブを水平に支持するように設定する。
しい本数の支持棒１２を位置決め棒１３と平行して溶接
する。各支持棒１２の長さ及び主棒１１からの突出長さ
は位置決め棒１３と同一とする。各支持棒１２の主棒１
１への溶接位置は、位置決め棒１３を最下位の継手スリ
ーブの上面にのせたとき、各支持棒１２がそれぞれの上
位継手スリーブを水平に支持するように設定する。
【０００９】実施例の支持棒及び位置決め棒は主棒に直
角に溶接したが、支持棒と位置決め棒は少し上下方向に
斜めに主棒に溶接することも可能である。
角に溶接したが、支持棒と位置決め棒は少し上下方向に
斜めに主棒に溶接することも可能である。
【００１０】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の治具は従来の最
下位の継手スリーブのみを水平に支持するものとは異な
り、コンクリート打設中、上下に並ぶすべての継手スリ
ーブを水平に支持するから、製造したＰＣ建材中の継手
スリーブが首折れとなるおそれはないという優れた効果
を奏する。
下位の継手スリーブのみを水平に支持するものとは異な
り、コンクリート打設中、上下に並ぶすべての継手スリ
ーブを水平に支持するから、製造したＰＣ建材中の継手
スリーブが首折れとなるおそれはないという優れた効果
を奏する。
【図１】は本発明の治具を用いたＰＣ建材型枠の要部断
面図、
面図、
【図２】は本発明の一実施例の治具の正面図、
【図３】は従来のスペーサを用いたＰＣ建材型枠の要部
断面図、
断面図、
１：型枠、 ２：スペーサ、 ３：最下位継手スリーブ、 ４：上位継手スリーブ、 ５：鉄筋、 １０：治具、 １１：主棒、 １２：支持棒、 １３：位置決め棒
Claims (2)
- 【請求項１】 主棒（１１）に１本以上の支持棒（１
２）と１本の位置決め棒（１３）とを垂直に又は少し斜
めに、かつ相互に平行に溶接してなる治具（１０）であ
って、型枠（１）内において、前記主棒を直立させて前
記位置決め棒（１３）の下面を継手スリーブ列のスペー
サ（２）によって水平支持された最下位継手スリーブ
（３）先端部上面にのせたとき、各支持棒（１２）はそ
れぞれの上位継手スリーブ（４）の先端部を水平に下支
えするように設定されたことを特徴とするモルタル充填
式継手スリーブ位置決め治具。 - 【請求項２】 主棒（１１）の長さは継手スリーブ列の
上下外幅に略等しく、位置決め棒（１３）下面の主棒
（１１）下端からの高さは、最下位継手スリーブ（３）
の直径に略等しく、各支持棒（１２）及び位置決め棒
（１３）が主棒（１１）の片側からの突出する長さはそ
れぞれの継手スリーブ（３、４）の直径に略等しいこと
を特徴とする請求項１記載のモルタル充填式継手スリー
ブ位置決め治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3841796A JPH09225929A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | モルタル充填式継手スリーブ位置決め治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3841796A JPH09225929A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | モルタル充填式継手スリーブ位置決め治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09225929A true JPH09225929A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12524745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3841796A Pending JPH09225929A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | モルタル充填式継手スリーブ位置決め治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09225929A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111618976A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-09-04 | 中铁六局集团有限公司 | 装配式建筑预制构件固定模台施工工法 |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP3841796A patent/JPH09225929A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111618976A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-09-04 | 中铁六局集团有限公司 | 装配式建筑预制构件固定模台施工工法 |
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