JPH09225514A - ルーパ設備の張力制御方法 - Google Patents
ルーパ設備の張力制御方法Info
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- JPH09225514A JPH09225514A JP8036249A JP3624996A JPH09225514A JP H09225514 A JPH09225514 A JP H09225514A JP 8036249 A JP8036249 A JP 8036249A JP 3624996 A JP3624996 A JP 3624996A JP H09225514 A JPH09225514 A JP H09225514A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 張力計からの実績張力を用いる張力制御を行
いながら、実績張力に異常が発生した場合でも、安定し
た張力制御を実現する。 【解決手段】 鋼板製造ラインを連続的に操業するため
のルーパ設備の張力制御方法において、張力計6による
実績張力16を用いた実績張力制御と、検出器9からの
ルーパ駆動電動機3の検出電流に基づく推定張力18を
用いた推定張力制御とがそれぞれ実行可能で、通常は実
績張力制御を行い、実績張力の異常検出時には、補正ゲ
イン制御器20でゲインα、βを調整することにより、
実績張力制御から徐々に推定張力制御に移行して行く重
み付け可変制御を行う。
いながら、実績張力に異常が発生した場合でも、安定し
た張力制御を実現する。 【解決手段】 鋼板製造ラインを連続的に操業するため
のルーパ設備の張力制御方法において、張力計6による
実績張力16を用いた実績張力制御と、検出器9からの
ルーパ駆動電動機3の検出電流に基づく推定張力18を
用いた推定張力制御とがそれぞれ実行可能で、通常は実
績張力制御を行い、実績張力の異常検出時には、補正ゲ
イン制御器20でゲインα、βを調整することにより、
実績張力制御から徐々に推定張力制御に移行して行く重
み付け可変制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルーパ設備の張力
制御方法に関する。
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図9に示すような張力計を有し
たルーパ設備の張力制御方法では、張力計6により、鋼
板1に作用しているルーパ部の実績張力16を検出し、
鋼板の板厚(mm)×板幅(mm)×設定ユニットテン
ション(kg/mm2 )で算出されるルーパ部の設定張
力15と実績張力16との偏差がなくなるように、ルー
パキャリッジ2を駆動電動機3にて上昇又は下降させて
張力制御を行う。
たルーパ設備の張力制御方法では、張力計6により、鋼
板1に作用しているルーパ部の実績張力16を検出し、
鋼板の板厚(mm)×板幅(mm)×設定ユニットテン
ション(kg/mm2 )で算出されるルーパ部の設定張
力15と実績張力16との偏差がなくなるように、ルー
パキャリッジ2を駆動電動機3にて上昇又は下降させて
張力制御を行う。
【0003】これを詳述すると、上記偏差を加減演算器
12で求め、これを、例えばPI(比例・積分)調整器
からなる14の実績張力制御器ATR1に入力したとき
の出力を張力制御出力13としてルーパ入側−出側間差
速17に加算し、電動機速度制御器ASR11への速度
指令とする。更に、この速度指令とルーパ速度検出器4
からのルーパ電動機回転数との偏差を電動機速度制御器
ASR11に入力して得られる出力を、電動機電流制御
器ACR10に入力してルーパ電動機3を速度制御す
る。つまり、張力制御出力13はルーパ駆動電動機3の
速度制御指令の一部となり、ルーパキャリッジ2を上昇
又は下降させることでルーパ部の張力制御を実行する。
12で求め、これを、例えばPI(比例・積分)調整器
からなる14の実績張力制御器ATR1に入力したとき
の出力を張力制御出力13としてルーパ入側−出側間差
速17に加算し、電動機速度制御器ASR11への速度
指令とする。更に、この速度指令とルーパ速度検出器4
からのルーパ電動機回転数との偏差を電動機速度制御器
ASR11に入力して得られる出力を、電動機電流制御
器ACR10に入力してルーパ電動機3を速度制御す
る。つまり、張力制御出力13はルーパ駆動電動機3の
速度制御指令の一部となり、ルーパキャリッジ2を上昇
又は下降させることでルーパ部の張力制御を実行する。
【0004】なお、図中、符号5はルーパカウンタウェ
イト、7、8はそれぞれルーパ入側、出側の速度検出器
である。
イト、7、8はそれぞれルーパ入側、出側の速度検出器
である。
【0005】又、図示は省略するが、特開平3−126
822に開示されているような張力計を使用しない張力
制御方法も知られている。一般に張力計を持たないルー
パ設備の張力制御方法では、ルーパキャリッジの駆動電
動機の電流値から電動機の加減速補償分やメカニカルロ
ス分を差し引いて該ルーパ駆動電動機の負荷電流を計算
し、これを鋼板の張力から受けた負荷とみなして、この
負荷電流を電流→張力変換することにより推定張力を算
出し、設定張力と推定張力との偏差がなくなるようにル
ーパキャリッジを駆動電動機にて上昇又は下降させて張
力制御を行う。
822に開示されているような張力計を使用しない張力
制御方法も知られている。一般に張力計を持たないルー
パ設備の張力制御方法では、ルーパキャリッジの駆動電
動機の電流値から電動機の加減速補償分やメカニカルロ
ス分を差し引いて該ルーパ駆動電動機の負荷電流を計算
し、これを鋼板の張力から受けた負荷とみなして、この
負荷電流を電流→張力変換することにより推定張力を算
出し、設定張力と推定張力との偏差がなくなるようにル
ーパキャリッジを駆動電動機にて上昇又は下降させて張
力制御を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したような張力計
からの実績張力を用いる実績張力制御方法では、張力計
の故障や外乱により実績張力に異常が発生した場合、実
際の張力にはこのような変動が生じていないにも拘ら
ず、検出された実績張力に合わせて制御を実行すること
になるため、実際の張力を正常な状態から変動させる方
向に張力制御を行ってしまい、板弛みによるスリ疵や板
破断を生じるという問題がある。
からの実績張力を用いる実績張力制御方法では、張力計
の故障や外乱により実績張力に異常が発生した場合、実
際の張力にはこのような変動が生じていないにも拘ら
ず、検出された実績張力に合わせて制御を実行すること
になるため、実際の張力を正常な状態から変動させる方
向に張力制御を行ってしまい、板弛みによるスリ疵や板
破断を生じるという問題がある。
【0007】又、一般に設定張力が低い場合の板弛みや
ブライドルロールのスリップを考慮すると、ルーパ部の
張力制御は高精度な方が安定した操業を行う上から好ま
しいが、ルーパ駆動電動機からの電流を用いた前記推定
張力制御方法には、ルーパキャリッジ駆動系のバックラ
ッシュ等があるため、推定張力制御の精度は実績張力制
御に比較して低いという問題がある。
ブライドルロールのスリップを考慮すると、ルーパ部の
張力制御は高精度な方が安定した操業を行う上から好ま
しいが、ルーパ駆動電動機からの電流を用いた前記推定
張力制御方法には、ルーパキャリッジ駆動系のバックラ
ッシュ等があるため、推定張力制御の精度は実績張力制
御に比較して低いという問題がある。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、張力計からの実績張力を用いる張力
制御を行いながら、実績張力に異常が発生した場合で
も、安定した張力制御を実現することを課題とする。
くなされたもので、張力計からの実績張力を用いる張力
制御を行いながら、実績張力に異常が発生した場合で
も、安定した張力制御を実現することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、鋼板製造
ラインを連続的に操業するためのルーパ設備の張力制御
方法において、ルーパ部の張力を検出する張力計の実績
張力を用いた実績張力制御とルーパ駆動電動機の電流を
用いた推定張力制御とをそれぞれ実行する手段を有し、
通常は実績張力制御を行い、実績張力の異常検出時に
は、実績張力制御から徐々に推定張力制御に移行して行
く重み付け可変制御を行うことにより、前記課題を解決
したものである。
ラインを連続的に操業するためのルーパ設備の張力制御
方法において、ルーパ部の張力を検出する張力計の実績
張力を用いた実績張力制御とルーパ駆動電動機の電流を
用いた推定張力制御とをそれぞれ実行する手段を有し、
通常は実績張力制御を行い、実績張力の異常検出時に
は、実績張力制御から徐々に推定張力制御に移行して行
く重み付け可変制御を行うことにより、前記課題を解決
したものである。
【0010】第2の発明は、又、鋼板製造ラインを連続
的に操業するためのルーパ設備の張力制御方法におい
て、ルーパ部の張力を検出する張力計を2台以上有し、
通常は張力計毎に存在する各々の張力制御器の出力を重
み付けして加算した結果をルーパ張力制御出力とし、検
出張力に異常が発生した時には、その張力計の張力制御
器出力を徐々にルーパ張力制御出力から除外して行く重
み付け可変制御を行うことにより、同様に前記課題を解
決したものである。
的に操業するためのルーパ設備の張力制御方法におい
て、ルーパ部の張力を検出する張力計を2台以上有し、
通常は張力計毎に存在する各々の張力制御器の出力を重
み付けして加算した結果をルーパ張力制御出力とし、検
出張力に異常が発生した時には、その張力計の張力制御
器出力を徐々にルーパ張力制御出力から除外して行く重
み付け可変制御を行うことにより、同様に前記課題を解
決したものである。
【0011】即ち、第1の発明においては、通常操業時
には推定張力制御よりも高精度の実績張力制御を行い、
張力計の故障や外乱による実績張力の異常発生時には、
設定張力と実績張力との偏差が、予め設定してある上限
・下限リミットを外れる等により、張力異常を検出した
場合、この異常な実績張力に合わせてルーパ設備の張力
制御を実行し続けないように、実績張力制御から徐々に
推定張力制御に移行して行くように張力制御の重み付け
を可変とする制御を行うようにしたので、板弛みによる
スリ疵や板破断を生じさせることなく安定した操業を続
行することができる。
には推定張力制御よりも高精度の実績張力制御を行い、
張力計の故障や外乱による実績張力の異常発生時には、
設定張力と実績張力との偏差が、予め設定してある上限
・下限リミットを外れる等により、張力異常を検出した
場合、この異常な実績張力に合わせてルーパ設備の張力
制御を実行し続けないように、実績張力制御から徐々に
推定張力制御に移行して行くように張力制御の重み付け
を可変とする制御を行うようにしたので、板弛みによる
スリ疵や板破断を生じさせることなく安定した操業を続
行することができる。
【0012】又、第2の発明においては、通常は張力計
毎に存在する各々の張力制御器の出力を重み付けして加
算した結果をルーパ張力制御出力とすることで、1台の
張力計を用いる場合よりも高精度な張力制御を実行でき
るようにすると共に、前記第1の発明と同様に、設定張
力と実績張力との偏差が予め設定してある上限・下限リ
ミットを外れる等により、張力異常を検出した場合、こ
の異常な張力実績に合わせてルーパ設備の張力制御を実
行し続けないように、ルーパ張力制御出力からその張力
計の張力制御器出力を徐々に除外していくように重み付
けを可変にする制御を行うようにしたので、板弛みによ
るスリ疵や板破断を生じさせることなく安定した操業を
続行することができる。
毎に存在する各々の張力制御器の出力を重み付けして加
算した結果をルーパ張力制御出力とすることで、1台の
張力計を用いる場合よりも高精度な張力制御を実行でき
るようにすると共に、前記第1の発明と同様に、設定張
力と実績張力との偏差が予め設定してある上限・下限リ
ミットを外れる等により、張力異常を検出した場合、こ
の異常な張力実績に合わせてルーパ設備の張力制御を実
行し続けないように、ルーパ張力制御出力からその張力
計の張力制御器出力を徐々に除外していくように重み付
けを可変にする制御を行うようにしたので、板弛みによ
るスリ疵や板破断を生じさせることなく安定した操業を
続行することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る第1の実施の形態の
ルーパ設備の張力制御方法の概略を示す制御ブロック図
である。
ルーパ設備の張力制御方法の概略を示す制御ブロック図
である。
【0015】この実施の形態における制御ブロック図
は、電動機電流検出器9からの検出電流に基づいてルー
パ推定張力制御を行うために、19の推定張力制御器A
TR2を付設すると共に、制御器ATR1及びATR2
の出力に制御ゲインα及びβをそれぞれ乗じる乗算器2
1及び22と、これら乗算器21及び22で乗ずるゲイ
ンを補正するための張力補正ゲイン制御器20とを追加
した以外は、前記図9に示したものと実質的に同一であ
る。
は、電動機電流検出器9からの検出電流に基づいてルー
パ推定張力制御を行うために、19の推定張力制御器A
TR2を付設すると共に、制御器ATR1及びATR2
の出力に制御ゲインα及びβをそれぞれ乗じる乗算器2
1及び22と、これら乗算器21及び22で乗ずるゲイ
ンを補正するための張力補正ゲイン制御器20とを追加
した以外は、前記図9に示したものと実質的に同一であ
る。
【0016】なお、上記張力制御器ATR1、ATR2
はいずれも、例えば伝達関数Gが次の(1)式で与えら
れるPI調整器で構成することができる。
はいずれも、例えば伝達関数Gが次の(1)式で与えら
れるPI調整器で構成することができる。
【0017】 G(s)=K+1/(τs) …(1) ここで、K:比例(P)ゲイン τ:積分(I)時定数 s:ラプラス変換子
【0018】この実施の形態では、ルーパ張力計6でル
ーパ実績張力16を検出し、これとルーパ設定張力15
との偏差を、14の実績張力制御器ATR1を介して出
力し、それに乗算器21で実績張力補正ゲインβを掛け
たものを実績張力制御出力とする。
ーパ実績張力16を検出し、これとルーパ設定張力15
との偏差を、14の実績張力制御器ATR1を介して出
力し、それに乗算器21で実績張力補正ゲインβを掛け
たものを実績張力制御出力とする。
【0019】又、電動機電流検出器9で検出した電流値
からルーパ推定張力18を算出し、これとルーパ設定張
力15との偏差を、19の推定張力制御器ATR2を介
して出力し、それに乗算器22で推定張力補正ゲインα
を掛けたものを推定張力制御出力とする。これら乗算器
21及び22の出力を加算したものがルーパ張力制御出
力13となり、ルーパ駆動電動機3への速度指令の構成
要素となる。
からルーパ推定張力18を算出し、これとルーパ設定張
力15との偏差を、19の推定張力制御器ATR2を介
して出力し、それに乗算器22で推定張力補正ゲインα
を掛けたものを推定張力制御出力とする。これら乗算器
21及び22の出力を加算したものがルーパ張力制御出
力13となり、ルーパ駆動電動機3への速度指令の構成
要素となる。
【0020】ここでは、上記乗算器21におけるゲイン
βと、乗算器22におけるゲインαは張力補正ゲイン制
御器20によって決定され、ルーパ張力制御出力13の
構成要素としての実績張力制御出力と推定張力制御出力
の割合を状況によって徐々に変更するような重み付け可
変制御が行われるようになっている。
βと、乗算器22におけるゲインαは張力補正ゲイン制
御器20によって決定され、ルーパ張力制御出力13の
構成要素としての実績張力制御出力と推定張力制御出力
の割合を状況によって徐々に変更するような重み付け可
変制御が行われるようになっている。
【0021】図2は、この実施の形態で用いられる張力
制御補正ゲイン制御器20の一例を示す詳細図である。
制御補正ゲイン制御器20の一例を示す詳細図である。
【0022】この図に示されるように、制御器20に
は、(a)、(b)で示す2つの制御関数と、実績及び
推定の各張力偏差に適用される2つの上限・下限リミッ
ト23が含まれている。
は、(a)、(b)で示す2つの制御関数と、実績及び
推定の各張力偏差に適用される2つの上限・下限リミッ
ト23が含まれている。
【0023】この制御器20での処理について詳述する
と、図3に示すように、制御関数(a)は、張力が正常
範囲内にある通常の張力制御中(設定張力と実績張力の
偏差X(T)が小)に出力せず(出力Yはゼロ)、張力
計の故障や外乱等によりルーパ張力実績に異常が発生し
て設定張力との偏差X(T)が大になった場合には指数
関数的な出力をする。
と、図3に示すように、制御関数(a)は、張力が正常
範囲内にある通常の張力制御中(設定張力と実績張力の
偏差X(T)が小)に出力せず(出力Yはゼロ)、張力
計の故障や外乱等によりルーパ張力実績に異常が発生し
て設定張力との偏差X(T)が大になった場合には指数
関数的な出力をする。
【0024】この出力Yの絶対値|Y|は制御関数
(b)の入力になり、図3の右下に示すような関数によ
って出力α0(0≦α0≦1)が決定される。制御関数
(a)の出力Yの絶対値が増加したとき、制御関数
(b)の出力α0は徐々に1に近づき、ゲインα=α0
及びゲインβ=1−α0であれば、最終的にはα≒1及
びβ≒0となって推定張力補正ゲインがメインになるこ
とにより、実績張力制御から徐々に推定張力制御に移行
されることになる。
(b)の入力になり、図3の右下に示すような関数によ
って出力α0(0≦α0≦1)が決定される。制御関数
(a)の出力Yの絶対値が増加したとき、制御関数
(b)の出力α0は徐々に1に近づき、ゲインα=α0
及びゲインβ=1−α0であれば、最終的にはα≒1及
びβ≒0となって推定張力補正ゲインがメインになるこ
とにより、実績張力制御から徐々に推定張力制御に移行
されることになる。
【0025】又、図2中の張力偏差上限・下限リミット
23とANDゲートは、実績張力制御と推定張力制御の
両方において同時に異常を検出した場合、板破断等によ
り実際のルーパ部張力に異常が発生していると推定され
ることより、乗算器21、22の入側にあるゲートを遮
断して張力制御を停止する回路である。
23とANDゲートは、実績張力制御と推定張力制御の
両方において同時に異常を検出した場合、板破断等によ
り実際のルーパ部張力に異常が発生していると推定され
ることより、乗算器21、22の入側にあるゲートを遮
断して張力制御を停止する回路である。
【0026】図4は、本実施の形態による制御結果の一
例を示す。(a)は従来法を使用した場合の張力制御結
果を示しており、図に示すように張力計の故障や外乱等
で実績張力が急に低下してしまった場合、この異常な実
績張力に従って張力制御を実行してしまうために実際の
ルーパ張力はどんどん上昇し、板破断等のトラブルを引
き起こす。
例を示す。(a)は従来法を使用した場合の張力制御結
果を示しており、図に示すように張力計の故障や外乱等
で実績張力が急に低下してしまった場合、この異常な実
績張力に従って張力制御を実行してしまうために実際の
ルーパ張力はどんどん上昇し、板破断等のトラブルを引
き起こす。
【0027】これに対し、本実施形態を使用すれば、上
記図4の(a)の場合と同様な異常が発生した場合でも
電流制御へ徐々に切り替えるので、実際のルーパ張力は
(b)に示すように設定張力付近に収束し良好な結果を
得られる。
記図4の(a)の場合と同様な異常が発生した場合でも
電流制御へ徐々に切り替えるので、実際のルーパ張力は
(b)に示すように設定張力付近に収束し良好な結果を
得られる。
【0028】又、当然、実績張力が異常値から正常範囲
に復帰して実績張力と設定張力との偏差が小になれば、
推定張力制御から通常の実績張力制御へ徐々に戻る。
に復帰して実績張力と設定張力との偏差が小になれば、
推定張力制御から通常の実績張力制御へ徐々に戻る。
【0029】以上詳述した如く、第1の実施の形態によ
れば、張力計からの実績張力に異常を発生した時、検出
された異常値に合わせて制御を実行し続けて、実際の張
力を変動させる方向に張力制御を行わないように、異常
を検出した場合にはルーパ駆動電動機からの電流を用い
た推定張力制御に徐々に移行するようにしたから、スリ
疵や板破断等を回避できるようになり、張力計の故障の
ような重大なトラブル発生時にもラインを停止させずに
操業を続行できるようになった。
れば、張力計からの実績張力に異常を発生した時、検出
された異常値に合わせて制御を実行し続けて、実際の張
力を変動させる方向に張力制御を行わないように、異常
を検出した場合にはルーパ駆動電動機からの電流を用い
た推定張力制御に徐々に移行するようにしたから、スリ
疵や板破断等を回避できるようになり、張力計の故障の
ような重大なトラブル発生時にもラインを停止させずに
操業を続行できるようになった。
【0030】又、通常は実績張力制御を行っているの
で、推定張力制御のみの場合よりも高い精度の張力制御
が容易に確保できる。
で、推定張力制御のみの場合よりも高い精度の張力制御
が容易に確保できる。
【0031】図5は、本発明に係る第2の実施の形態の
概略を示す制御ブロック図である。
概略を示す制御ブロック図である。
【0032】この実施の形態では、前記第1の実施の形
態で実行したルーパ推定張力制御に代えて、ルーパ入側
に符号24で示した第2の張力計2を追加して、これに
よる検出値に基づく第2の実績張力制御を、後述する方
法で併用できるようにした。従って、上記制御ブロック
図は、符号6出側の張力計1からは16Aのルーパ実績
張力1が、24の上記張力計2からは16Bのルーパ実
績張力2がそれぞれ検出され、乗算器21、22ではそ
れぞれ制御ゲインα1、α2が乗じられるようにした以
外は、第1の実施の形態の場合と実質的に同一である。
態で実行したルーパ推定張力制御に代えて、ルーパ入側
に符号24で示した第2の張力計2を追加して、これに
よる検出値に基づく第2の実績張力制御を、後述する方
法で併用できるようにした。従って、上記制御ブロック
図は、符号6出側の張力計1からは16Aのルーパ実績
張力1が、24の上記張力計2からは16Bのルーパ実
績張力2がそれぞれ検出され、乗算器21、22ではそ
れぞれ制御ゲインα1、α2が乗じられるようにした以
外は、第1の実施の形態の場合と実質的に同一である。
【0033】この実施の形態においては、6のルーパ張
力計1で16Aのルーパ実績張力1を検出し、ルーパ設
定張力15との偏差を14の実績張力制御器ATR1を
介して出力し、それに乗算器21で実績張力補正ゲイン
α1を掛けたものを実績張力制御出力1とする。
力計1で16Aのルーパ実績張力1を検出し、ルーパ設
定張力15との偏差を14の実績張力制御器ATR1を
介して出力し、それに乗算器21で実績張力補正ゲイン
α1を掛けたものを実績張力制御出力1とする。
【0034】一方、24のルーパ張力計2で16Bのル
ーパ実績張力2を検出し、ルーパ設定張力15との偏差
を19の実績張力制御器ATR2を介して出力し、それ
に乗算器22で実績張力補正ゲインα2を掛けたものを
実績張力制御出力2とする。
ーパ実績張力2を検出し、ルーパ設定張力15との偏差
を19の実績張力制御器ATR2を介して出力し、それ
に乗算器22で実績張力補正ゲインα2を掛けたものを
実績張力制御出力2とする。
【0035】これら両制御出力1、2を加算したものが
ルーパ張力制御出力13となり、ルーパ駆動電動機3の
速度指令の構成要素となる。
ルーパ張力制御出力13となり、ルーパ駆動電動機3の
速度指令の構成要素となる。
【0036】ここでは、上記乗算器21におけるゲイン
α1と、乗算器22におけるゲインα2は張力補正ゲイ
ン制御器20によって決定され、ルーパ張力制御出力1
3の構成要素としての実績張力制御出力1の割合(0〜
1)と実績張力制御出力2の割合(0〜1)とを、状況
によって徐々に変更するような重み付け可変制御が行わ
れるようになっている。
α1と、乗算器22におけるゲインα2は張力補正ゲイ
ン制御器20によって決定され、ルーパ張力制御出力1
3の構成要素としての実績張力制御出力1の割合(0〜
1)と実績張力制御出力2の割合(0〜1)とを、状況
によって徐々に変更するような重み付け可変制御が行わ
れるようになっている。
【0037】図6は、この実施の形態における張力制御
補正ゲイン制御器20の一例を示す詳細図である。
補正ゲイン制御器20の一例を示す詳細図である。
【0038】この図に示されるように、制御器20に
は、実績張力1及び2の各偏差に対して(a)、(b)
及び(c)、(d)のそれぞれ2組の制御関数が適用さ
れ、関数(b)及び(d)の出力に対して所定の計算を
行って、補正ゲインα1 及びα2 がそれぞれ求められる
ようになっている。
は、実績張力1及び2の各偏差に対して(a)、(b)
及び(c)、(d)のそれぞれ2組の制御関数が適用さ
れ、関数(b)及び(d)の出力に対して所定の計算を
行って、補正ゲインα1 及びα2 がそれぞれ求められる
ようになっている。
【0039】なお、ここで用いられる関数(a)、
(b)と関数(c)、(d)とはそれぞれ実質同一で、
又、前記第1の実施の形態で用いた関数(a)、(b)
とも実質同一である。
(b)と関数(c)、(d)とはそれぞれ実質同一で、
又、前記第1の実施の形態で用いた関数(a)、(b)
とも実質同一である。
【0040】この制御器20での処理について詳述する
と、図7(A)の左下に示すように、制御関数(a)
は、通常の張力制御中(設定張力と実績張力の偏差X1
(T)が小)は出力せず(出力Y1はゼロ)、張力計の
故障や外乱等によりルーパ張力実績1に異常が発生して
設定張力との偏差X1(T)が大になった場合には指数
関数的な出力をする。この出力Y1の絶対値|Y1|は
制御関数(b)の入力になり、同図右下のような関数に
よって出力Y2(0≦Y2≦1)が決定される。一方、
図7(B)に示すように、ルーパ張力実績2に適用され
る制御関数(c)、(d)も同様の働きをする。
と、図7(A)の左下に示すように、制御関数(a)
は、通常の張力制御中(設定張力と実績張力の偏差X1
(T)が小)は出力せず(出力Y1はゼロ)、張力計の
故障や外乱等によりルーパ張力実績1に異常が発生して
設定張力との偏差X1(T)が大になった場合には指数
関数的な出力をする。この出力Y1の絶対値|Y1|は
制御関数(b)の入力になり、同図右下のような関数に
よって出力Y2(0≦Y2≦1)が決定される。一方、
図7(B)に示すように、ルーパ張力実績2に適用され
る制御関数(c)、(d)も同様の働きをする。
【0041】従って、図にも示した次の(2)、(3)
式を用いて制御ゲインα1 、α2 を計算することによ
り、以下のような重み付けの設定処理が実行される。
式を用いて制御ゲインα1 、α2 を計算することによ
り、以下のような重み付けの設定処理が実行される。
【0042】 α1 =(1−Y2)×(1+Y4)÷2 …(2) α2 =(1−Y4)×(1+Y2)÷2 …(3)
【0043】(1)通常時:Y2=0、Y4=0より、
α1 =0.5、α2 =0.5となり、実績張力制御1対
実績張力制御2=0.5対0.5で半々の割合で重み付
けが行われている。
α1 =0.5、α2 =0.5となり、実績張力制御1対
実績張力制御2=0.5対0.5で半々の割合で重み付
けが行われている。
【0044】(2)張力計1の異常時:Y2=0→1、
Y4=0より、α1 =0.5→0、α2 =0.5→1と
なり、実績張力制御1対実績張力制御2=0対1で実績
張力制御2のみで制御するように重み付けの変更が行わ
れる。
Y4=0より、α1 =0.5→0、α2 =0.5→1と
なり、実績張力制御1対実績張力制御2=0対1で実績
張力制御2のみで制御するように重み付けの変更が行わ
れる。
【0045】(3)張力計2の異常時:Y2=0、Y4
=0→1より、α1 =0.5→1、α2 =0.5→0と
なり、実績張力制御1対実績張力制御2=1対0で実績
張力制御1のみで制御するように重み付けの変更が行わ
れる。
=0→1より、α1 =0.5→1、α2 =0.5→0と
なり、実績張力制御1対実績張力制御2=1対0で実績
張力制御1のみで制御するように重み付けの変更が行わ
れる。
【0046】(4)張力計1・2異常時:Y2=0→
1、Y4=0→1より、α1 =0.5→0、α2 =0.
5→0となり、この場合は板破断等により実際のルーパ
部張力に異常が発生していると推定されることより、実
績張力制御1対実績張力制御2=0対0で張力制御を停
止するように重み付けの変更が行われる。
1、Y4=0→1より、α1 =0.5→0、α2 =0.
5→0となり、この場合は板破断等により実際のルーパ
部張力に異常が発生していると推定されることより、実
績張力制御1対実績張力制御2=0対0で張力制御を停
止するように重み付けの変更が行われる。
【0047】図8は、本実施の形態による制御結果の一
例を示す。(a)は前記図4と同様に、1台の張力計に
よる従来法を使用した場合の張力制御結果を示してお
り、前述した如く、図のように実績張力が急に低下する
と、この異常な実績張力に従って張力制御を実行してし
まうために実際のルーパ張力はどんどん上昇し、板破断
等のトラブルを引き起こす。このトラブルは、例えば2
台の張力計を使用し、各々の検出器からの実績張力を、
0.5対0.5で固定した重み付けをして加算する場合
でも同様に起こる。
例を示す。(a)は前記図4と同様に、1台の張力計に
よる従来法を使用した場合の張力制御結果を示してお
り、前述した如く、図のように実績張力が急に低下する
と、この異常な実績張力に従って張力制御を実行してし
まうために実際のルーパ張力はどんどん上昇し、板破断
等のトラブルを引き起こす。このトラブルは、例えば2
台の張力計を使用し、各々の検出器からの実績張力を、
0.5対0.5で固定した重み付けをして加算する場合
でも同様に起こる。
【0048】これに対し、本実施の形態を使用すれば、
上記(a)と同様な異常が発生した場合(ここでは実績
張力1で生じたとする)でも、実績張力制御2のみの張
力制御に徐々に切り替えるので、実際のルーパ張力は
(b)に示すように設定張力付近に収束し、良好な結果
が得られる。
上記(a)と同様な異常が発生した場合(ここでは実績
張力1で生じたとする)でも、実績張力制御2のみの張
力制御に徐々に切り替えるので、実際のルーパ張力は
(b)に示すように設定張力付近に収束し、良好な結果
が得られる。
【0049】又、当然に、実績張力が異常値から正常範
囲に復帰して実績張力と設定張力との偏差が小になれ
ば、実績張力制御1の除外運転から通常の張力制御に徐
々に戻る。
囲に復帰して実績張力と設定張力との偏差が小になれ
ば、実績張力制御1の除外運転から通常の張力制御に徐
々に戻る。
【0050】以上詳述した如く、第2の実施の形態によ
れば、2台有する張力計のうちのどれかの実績張力に異
常を発生した時、検出された値に合せて制御を実行し続
けて、実際の張力を変動させる方向に張力制御を行わな
いように、異常を検出した張力計を用いた張力制御器出
力を徐々にルーパ張力制御から除外するようにしたか
ら、張力計の故障のような重大なトラブル発生時にもラ
インを停止させずに操業を続行でき、スリ疵や板破断等
を回避できるようになった。又、通常は2台の張力計を
用いているため、ルーパ部の張力分布が把握でき、1台
の張力計を用いる場合よりも高精度な張力制御を容易に
行える。
れば、2台有する張力計のうちのどれかの実績張力に異
常を発生した時、検出された値に合せて制御を実行し続
けて、実際の張力を変動させる方向に張力制御を行わな
いように、異常を検出した張力計を用いた張力制御器出
力を徐々にルーパ張力制御から除外するようにしたか
ら、張力計の故障のような重大なトラブル発生時にもラ
インを停止させずに操業を続行でき、スリ疵や板破断等
を回避できるようになった。又、通常は2台の張力計を
用いているため、ルーパ部の張力分布が把握でき、1台
の張力計を用いる場合よりも高精度な張力制御を容易に
行える。
【0051】なお、この実施の形態では、張力計が2台
の場合を説明したが、これに限らず3台以上であっても
よい。
の場合を説明したが、これに限らず3台以上であっても
よい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
張力計からの実績張力を用いる張力制御を行いながら、
実績張力に異常が発生した場合でも、安定した張力制御
を実現することができる。
張力計からの実績張力を用いる張力制御を行いながら、
実績張力に異常が発生した場合でも、安定した張力制御
を実現することができる。
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を示す制御ブロ
ック図
ック図
【図2】本実施の形態の張力補正ゲイン制御器の一例を
示すブロック図
示すブロック図
【図3】張力補正ゲイン制御器での処理内容を示す線図
【図4】本実施の形態による制御結果の一例を示す線図
【図5】本発明に係る第2の実施の形態を示す制御ブロ
ック図
ック図
【図6】本実施の形態の張力補正ゲイン制御器の一例を
示すブロック図
示すブロック図
【図7】張力補正ゲイン制御器での処理内容を示す線図
【図8】本実施の形態による制御結果の一例を示す線図
【図9】従来方法の一例を示すブロック図
1…鋼板 2…ルーパキャリッジ 3…ルーパ駆動電動機 4…ルーパ速度検出器 5…ルーパカウンタウェイト 6、24…ルーパ張力計 7…ルーパ入側速度検出器 8…ルーパ出側速度検出器 9…電動機電流検出器 10…電動機電流制御器ACR 11…電動機速度制御器ASR 12…加減演算器 13…ルーパ張力制御出力 14…張力制御器ATR1 15…ルーパ張力設定 16…ルーパ張力実績 17…ルーパ入側−出側間差速 18…ルーパ推定張力 19…張力制御器ATR2 20…張力補正ゲイン制御器 21、22…張力補正ゲイン乗算器 23…張力偏差上限・下限リミット
Claims (2)
- 【請求項1】鋼板製造ラインを連続的に操業するための
ルーパ設備の張力制御方法において、ルーパ部の張力を
検出する張力計の実績張力を用いた実績張力制御とルー
パ駆動電動機の電流を用いた推定張力制御とをそれぞれ
実行する手段を有し、通常は実績張力制御を行い、実績
張力の異常検出時には、実績張力制御から徐々に推定張
力制御に移行して行く重み付け可変制御を行うことを特
徴とするルーパ設備の張力制御方法。 - 【請求項2】鋼板製造ラインを連続的に操業するための
ルーパ設備の張力制御方法において、ルーパ部の張力を
検出する張力計を2台以上有し、通常は張力計毎に存在
する各々の張力制御器の出力を重み付けして加算した結
果をルーパ張力制御出力とし、検出張力に異常が発生し
た時には、その張力計の張力制御器出力を徐々にルーパ
張力制御出力から除外して行く重み付け可変制御を行う
ことを特徴とするルーパ設備の張力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8036249A JPH09225514A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | ルーパ設備の張力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8036249A JPH09225514A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | ルーパ設備の張力制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09225514A true JPH09225514A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12464510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8036249A Pending JPH09225514A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | ルーパ設備の張力制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09225514A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010020486A3 (de) * | 2008-08-20 | 2010-04-29 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur einstellung einer zugspannung eines bandes, steuer- und/oder regeleinrichtung, speichermedium, programmcode zur durchführung des verfahrens und eine industrieanlage zum bearbeiten von band |
CN102485365A (zh) * | 2010-12-01 | 2012-06-06 | 上海宝信软件股份有限公司 | 多塔式立式活套的张力稳定方法和装置 |
JP2013215795A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Jfe Steel Corp | ルーパー設備の制御方法、ルーパー設備の制御装置、および鋼帯の製造方法 |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP8036249A patent/JPH09225514A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010020486A3 (de) * | 2008-08-20 | 2010-04-29 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur einstellung einer zugspannung eines bandes, steuer- und/oder regeleinrichtung, speichermedium, programmcode zur durchführung des verfahrens und eine industrieanlage zum bearbeiten von band |
CN102123800A (zh) * | 2008-08-20 | 2011-07-13 | 西门子公司 | 用于调节带材的拉应力的方法、控制和/或调节装置、存储介质、用于实施所述方法的程序代码以及用于加工带材的工业设备 |
CN102485365A (zh) * | 2010-12-01 | 2012-06-06 | 上海宝信软件股份有限公司 | 多塔式立式活套的张力稳定方法和装置 |
JP2013215795A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Jfe Steel Corp | ルーパー設備の制御方法、ルーパー設備の制御装置、および鋼帯の製造方法 |
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