JPH09225408A - ごみ選別装置 - Google Patents

ごみ選別装置

Info

Publication number
JPH09225408A
JPH09225408A JP8036894A JP3689496A JPH09225408A JP H09225408 A JPH09225408 A JP H09225408A JP 8036894 A JP8036894 A JP 8036894A JP 3689496 A JP3689496 A JP 3689496A JP H09225408 A JPH09225408 A JP H09225408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
waste
sorting
air
combustibles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8036894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3544421B2 (ja
Inventor
Seitaro Imoto
清太郎 井本
Takayuki Terada
孝幸 寺田
Masayoshi Nagabuchi
正義 永渕
Zenichi Wakabayashi
善一 若林
Motoji Torii
元二 鳥居
Tomikazu Yamashita
富和 山下
Takeshi Nakagawa
武 中川
Yoichiro Tsutsui
陽一郎 筒井
Tatsuya Sakurai
龍也 櫻井
Ryota Muraoka
良太 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Japan Railway Co
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd, Central Japan Railway Co filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP03689496A priority Critical patent/JP3544421B2/ja
Publication of JPH09225408A publication Critical patent/JPH09225408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3544421B2 publication Critical patent/JP3544421B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ごみの選別精度の向上を図ることができるとと
もに、集塵機の吸引により吸気口のフィルタに付着した
ごみを確実に除去することのできるごみ選別装置を提供
する。 【解決手段】振動コンベア1と、振動コンベア1のごみ
排出部に設けられた風力選別装置4と、風力選別装置4
により吹き飛ばされた軽量物を、アルミ缶と可燃物とに
選別する第2の選別装置5とを備えている。また、風力
選別装置4のごみ選別回収室45の上部と集塵管62を
介して連結した集塵機63と、集塵管62に介設した集
塵開閉弁65と、集塵管62の吸気口に設けられたフィ
ルタ64と、集塵管62の吸気口付近に配置され、フィ
ルタ64に付着したごみを吹き飛ばすエアノズル7と、
エアノズル7のエアの供給、停止を切り換えるエア開閉
弁72と、フィルタ64に付着したごみを除去するとき
に、集塵開閉弁65を閉、且つエア開閉弁72を開とす
るべくした制御装置8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ袋を破袋し、
破袋したごみを選別するごみ選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−96243号公報記載
のものに見られるように、振動コンベアを構成するごみ
搬送通路の中間高さ位置にスクリーンを設け、スクリー
ンに形成された網目を通過するごみを小径の不燃物とみ
なして下側空間部に導くとともに、スクリーンを通過し
ない上側空間部のごみを風力選別により可燃物と不燃物
とに分離するごみ分離装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ごみの
選別にあたって風力選別を行う場合には、軽量物である
可燃物とアルミ缶との選別が完全でなく、可燃物内にア
ルミ缶が混入した状態で焼却処理される場合が生じる。
この場合、アルミ缶が溶融して焼却装置に付着するなど
の悪影響を与えるため、焼却処理する前段階でこれら可
燃物とアルミ缶とを確実に選別することができる装置が
要望されていた。
【0004】また、風力選別装置において集塵機を備え
たものは特開平5−273号公報記載に見られるよう
に、ケーシングの側壁部に形成されたエア導出口に集塵
機が連通され、該エア導出口の前方にベルト巻回方式の
スクリーンを配置し、集塵機による空気の吸い込みによ
りスクリーンに付着したごみを、スクリーンとともに下
方に移動させて除去するものが提供されている。しかし
ながら、スクリーンに付着したごみを下方に移動させて
エア導出口から退避させるだけでは、ごみがスクリーン
から剥離しない場合も生じるため、これによって集塵能
力の低下を招くという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ごみ選別装置は、ごみを選別するごみ選別装置であっ
て、一端をごみ投入部、他端をごみ排出部として搬送通
路を有する振動コンベアと、振動コンベアのごみ排出部
に設けられ、ごみ排出部から排出されるごみに気体を噴
射して該ごみを軽量物と重量物とに選別する風力選別装
置と、前記風力選別装置により吹き飛ばされた軽量物
を、アルミ缶と可燃物とに選別する第2の選別装置とを
備えたものである。
【0006】本発明の請求項2記載のごみ選別装置にお
いては、前記第2の選別装置は、前記振動コンベアの排
出端から所定距離を隔てた位置に該振動コンベアと一体
に配設され、ごみの排出方向と同方向に延設された複数
本のロッドを一定間隔を有して略水平面上に平行に配置
したすくい体であり、該一定間隔はアルミ缶が通過可能
で、その他の可燃物は前記ロッド上を前記振動コンベア
から伝わる振動により搬送されるように構成されたもの
である。
【0007】本発明の請求項3記載のごみ選別装置にお
いては、前記振動コンベアの搬送通路には、該搬送通路
を通過するごみ袋を切り裂く破袋手段が設けられ、前記
破袋手段は、振動コンベアの搬送通路上に立設した複数
個の下刃と、振動コンベアの上方において、搬送通路の
方向に往復動可能に、しかも先端部が上記搬送通路に対
して接近離間可能に設けられ、搬送通路上のごみ袋を上
方から突き刺し可能、且つ上記下刃との協動作用によっ
てごみ袋を切り裂く複数個の上刃とから構成されたもの
である。
【0008】本発明の請求項4記載のごみ選別装置は、
一端をごみ投入部、他端をごみ排出部として搬送通路を
有し、ごみ袋から取り出されたごみを搬送するコンベア
と、該コンベアのごみ排出部に設けられ、ごみ排出部か
ら排出されるごみに気体を噴射して該ごみを軽量物と重
量物とに選別する風力選別装置と、該風力選別装置のご
み選別回収室の上部と集塵管を介して連結した集塵機
と、前記集塵管に介設した集塵開閉弁と、前記集塵管の
吸気口に設けられたフィルタと、前記集塵管の吸気口付
近に配置され、フィルタに付着したごみを吹き飛ばすエ
アノズルと、前記エアノズルのエアの供給、停止を切り
換えるエア開閉弁と、前記フィルタに付着したごみを除
去するときに、前記集塵開閉弁を閉、且つ前記エア開閉
弁を開とするべくした制御装置とを備えたものである。
【0009】本発明の請求項5記載のごみ選別装置は、
前記フィルタにごみが付着したことを検出する検出手段
が設けられ、前記制御装置は、上記検出手段からの出力
信号により、前記集塵開閉弁及び前記エア開閉弁を開閉
制御するものである。
【0010】本発明の請求項6記載のごみ選別装置にお
いては、前記制御装置は、所定時間が経過するごとに前
記集塵開閉弁及び前記エア開閉弁を開閉制御するもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は、ごみ選別装置の概略の全体構成を
示している。
【0013】このごみ選別装置は、振動コンベア1と、
該振動コンベア1に設けられた破袋装置(破袋手段)2
と、振動コンベア1のごみ排出部に設けられた風力選別
装置4と、集塵装置6とを備えたものである。
【0014】前記振動コンベア1は、加振装置11によ
る加振運動をこの振動コンベア1に伝達することで搬送
通路12(図2及び図3参照)を振動させ、この振動に
よりごみを搬送方向に搬送するものである。
【0015】振動コンベア1のごみ投入部にはホッパ1
3が設けられており、ホッパ13の上面開口からごみを
投入するように構成されている。
【0016】前記破袋装置2は、図2に示すように、振
動コンベア1の搬送通路12に突設された複数個の下刃
21と、搬送通路12の上方に配置された複数個の上刃
22と、上刃22を駆動させる駆動装置3とから構成さ
れている。
【0017】上記上刃22は、上記駆動装置3により搬
送通路12の方向に往復動可能に、且つ先端部が上記搬
送通路12に対して接近離間可能に構成されている。
【0018】前記駆動装置3は、ガイドレール31に沿
って前記振動コンベヤ1の搬送通路12と平行に往復運
動自在に設置された支持台32と、該支持台32の前後
に軸支された2本の軸部材33、33にそれぞれ複数本
設けられた作動アーム34と、上記支持台32に連結さ
れた往復駆動手段35とから構成され、上記作動アーム
34の先端に前記上刃22が連設されている。
【0019】前記往復駆動手段35は、図示はしない
が、例えば水平回転する回転体の周縁部と支持台32と
を連結ロッド36で連結し、回転体の回転運動を連結ロ
ッド36を介して往復運動に変換するものが用いられて
いる。
【0020】前記2本の軸部材33、33の一端は、シ
リンダ37の伸縮ロッドが連結アーム37a、同調ロッ
ド37bを介して連結されており、このシリンダ37の
伸縮作動により各軸部材33に設けられた作動アーム3
4が連動して上下方向に回動する。
【0021】前記上刃22は、前記作動アーム34の先
端に略直角に延設されており、前記シリンダ37の伸縮
作動による作動アーム34の回動に伴い上下方向に移動
するとともに、前記往復駆動手段35による支持台32
の往復運動により前後方向に移動する。
【0022】例えば、上刃22は、以下に示す〜の
工程を1サイクルとして運動するよう往復駆動手段35
及びシリンダ37が制御される。
【0023】 最もごみ投入部側に近づく最前方にお
いて最上方に回動配置される行程 上記最上方から最下方に回動して搬送通路12に近接
する行程 上記最下方を保持して最もごみ排出部側に近づく最後
方に移動する行程 上記最後方において、最下方から最上方に回動する行
程 上記最上方を保持して上記最後方から前記最前方に移
動する行程 前記風力選別装置4は、図3に示すように、振動コンベ
ア1のごみ排出部の下部に設けられた第1空気供給室4
1と、該第1空気供給室41に配管42を介して連通さ
れたブロワ43と、ごみ選別回収室45とから構成され
ている。
【0024】前記第1空気供給室41には、振動コンベ
ア1のごみ排出部から排出されるごみに向かって上向き
方向に空気を噴射する噴射部41aが形成されている。
【0025】また、前記振動コンベア1の排出端にはす
くい体5が設けられている。
【0026】すくい体5は、図3及び図4に示すよう
に、本体部51から複数本のロッド52が延設された櫛
状に形成されたもので、ロッド52が前記振動コンベア
1の搬送方向と同方向に延設配置されており、両側端の
ロッド52が前記振動コンベア1側に延長されて該振動
コンベア1に連設されている。よって、すくい体5は、
振動コンベア1の排出端から所定の距離を隔てた状態で
略水平に配置されている。
【0027】また、前記隣接する各ロッド52の間隔H
は、アルミ缶が通過可能で、且つ可燃物がこれらロッド
52上に乗り前記振動コンベア1から伝わる振動によっ
て同方向に搬送されるように設定されている。
【0028】前記ごみ選別回収室45には、不燃物を回
収する不燃物回収ホッパ46と、可燃物を回収する可燃
物回収ホッパ47とが設置されている。
【0029】不燃物回収ホッパ46は、前記すくい体5
の下方に配置されており、該不燃物回収ホッパ46の前
方で且つ前記すくい体5の先端が臨む位置に前記可燃物
回収ホッパ47が配置されている。
【0030】これら不燃物回収ホッパ46と可燃物回収
ホッパ47の底部には搬送コンベア46a、47aが配
設されている。
【0031】さらに、前記すくい体5の先端部の上方に
なるごみ選別回収室45の上部には案内板55が配置さ
れている。この案内板55は、噴射部41aから噴射さ
れる空気流により上方に飛ばされた可燃物を前記すくい
体5上もしくは可燃物回収ホッパ47に導くためのもの
である。
【0032】前記集塵装置6は、前記案内板55の反対
側に形成された吸気口61に集塵管62を介して連通さ
れた集塵機63(図1参照)を備えている。
【0033】前記吸気口61には、集塵機63の吸引力
により可燃物である軽量物が該吸気口61から吸い込ま
れないようにフィルタ64が設けられている。
【0034】前記集塵管62には集塵開閉弁65が介装
されている。
【0035】前記集塵機63の上部には、該集塵機63
を作動させる吸引ブロワのモータ66が設けられてお
り、このモータ66には該モータ66の電流値を検出す
るセンサ(検出手段)67が設けられている。
【0036】また、前記フィルタ64を設けた吸気口6
1の近傍には、該吸気口61に向けてエアを噴射するエ
アノズル7が設けられている。
【0037】エアノズル7は、エア供給管71を介して
コンプレッサーなどの圧力源73に連通されている。エ
ア供給管71にはエア開閉弁72が介装されている。
【0038】前記集塵開閉弁65及びエア開閉弁72
は、前記センサ67からの検出結果に基づいて制御装置
8によって開閉制御される。
【0039】なお、このごみ選別装置においては、ごみ
を予め破袋した状態で振動コンベア1に搬入しても良
く、この場合には前述した破袋装置2は必要ないが、こ
こでは破袋装置2が振動コンベア1に設けられているも
のとして説明する。
【0040】図1に示す符号15は搬送通路12の側部
に設けられた側板である。
【0041】次に、このように構成されたごみ選別装置
の動作について説明する。
【0042】まず、ごみ袋をホッパ13に投入する。投
入されたごみはホッパ13の下方から振動コンベア1に
搬入され、振動コンベア1の振動によりごみ排出部へと
搬送される。この振動コンベア1による搬送時におい
て、破袋装置2の上刃22が最上方から最下方に回動す
ることで、上刃22がごみ袋内に突き刺さり、さらに上
刃22が搬送方向に移動することで下刃21と協動して
ごみ袋を破袋する。
【0043】このようにして破袋されてごみ袋から取り
出されたごみは振動コンベア1によりごみ排出部に搬送
され、ごみ排出部から排出される。
【0044】上述したごみ選別装置は、振動コンベア1
にごみをごみ袋ごと投入し、該振動コンベア1上におい
て破袋装置2で破袋した後に風力選別装置4により可燃
物と不燃物とに選別しているので、従来のように破袋装
置を上流側に別設することなく、装置をコンパクトにす
ることができる。
【0045】そして、排出されるごみは、噴射部41a
から噴射される空気流により可燃物が上方に飛ばされ、
可燃物に比して重い不燃物が手前の不燃物回収ホッパ4
6に落ちる。
【0046】この際、上方に飛ばされる可燃物には不燃
物の中でも軽量のアルミ缶が混入する場合があるもの
の、混入したアルミ缶はすくい体5上に落下することに
なる。つまり、アルミ缶がどんなに飛ばされても必ずす
くい体5上に落ちるように、噴射される空気流の強さや
すくい体5の配置位置が設定されている。
【0047】このようにして、すくい体5上に落ちたア
ルミ缶は、振動コンベア1からすくい体5に伝わる振動
によって姿勢が変化され、これによりロッド52の間か
ら不燃物回収ホッパ46に落ち、上記先に落ちた不燃物
とともに搬送コンベア46aによって適所に搬送され
る。
【0048】また、前記アルミ缶とともに、すくい体5
上に落ちた可燃物は、すくい体5の振動によりロッド5
2上を先端側に搬送され、該先端から可燃物回収ホッパ
47に落下し、案内板55によって直接可燃物回収ホッ
パ47に落下した可燃物とともに搬送コンベア47aで
適所に搬送される。
【0049】このように、すくい体5で上方に飛ばされ
たアルミ缶を受け止め、該アルミ缶を不燃物回収ホッパ
46に導くことで、可燃物内へのアルミ缶の混入を防止
でき、選別精度の向上を図ることができる。
【0050】上述したごみ選別作業時において、集塵装
置6ではモータ66の駆動により集塵管62を介して吸
気口61からごみ選別回収室45内の塵や埃を吸引して
いる。この際、軽量物である紙などの可燃物がごみ選別
回収室45内で舞い上がり、集塵装置6の吸引力により
吸気口61のフィルタ64に付着することがある。この
場合には、以下の動作を行いフィルタ64に付着した紙
などの可燃物を該フィルタ64から除去する。
【0051】詳しくは、図5に示すように、ステップS
1において集塵作業が開始すると、ステップS2で集塵
機63を駆動させるモータの電流値をセンサ67で検出
する。
【0052】ステップS3では、上記センサ67で検出
した電流値と予め設定した所定値とを比較し、所定値よ
りも電流値が小さくなればフィルタ64に紙などが付着
していると判断してステップS4に進む。このように判
断するのは、フィルタ64に紙などが付着することで吸
気口61が閉塞されると、集塵機63では真空吸引に近
い状態になりモータ66に作用する負荷が小さくなり、
これより電流値が小さくなるからである。
【0053】そして、前記ステップS4では集塵開閉弁
65を閉じ、ステップS5でi=0とした後、エア開閉
弁72を所定時間t1開放する(ステップS6、S
7)。これによりエアノズル7から圧縮空気がフィルタ
64の内側から該フィルタ64に向かって噴射され、こ
の噴射力によりフィルタ64の外側に付着した紙などを
除去する。除去された紙などはその下方に位置する可燃
物回収ホッパ47に落下して回収される。
【0054】この後、ステップS8、S9ではエア開閉
弁72を所定時間t1閉じ、ステップS10でiに1を
加算した後、ステップS11でiが3以内であれば、再
びステップS6に戻り、この動作を繰り返す。つまり、
エアノズルからの圧縮空気の噴射を3回繰り返してステ
ップS12に進む。
【0055】ステップS12では集塵開閉弁65を再び
開き、集塵作業が終了するまで上記動作を繰り返す(ス
テップS13)。
【0056】このように集塵機63の吸引力によりフィ
ルタ64に紙などの可燃物が付着しても、エアノズル7
によって自動的に紙などの可燃物を除去することがで
き、集塵能力を一定に保持することができる。
【0057】図6は、フィルタ64に付着した紙などの
可燃物を該フィルタ64から除去する他の動作を示して
いる。
【0058】この方法は、前述したセンサ67の代わり
にタイマを用い、該タイマにより所定時間ごと(定期
的)にエアノズル7から圧縮空気を噴射して、紙などの
可燃物をフィルタ64から除去するもので、ステップS
22で所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が
経過すれば、ステップS23に進む。
【0059】なお、ステップS23〜S32は、前述し
たステップS4〜S13の動作と同様であり、説明は省
略する。
【0060】図7及び図8は、ごみ選別装置の他の構成
を示している。なお、前述したごみ選別装置と同様の部
材には同符号を付し説明は省略する。
【0061】前記振動コンベア1のごみ排出部側の搬送
通路12には、複数の通孔14が形成されるとともに、
該通孔14が形成された搬送通路12の下面に第2空気
供給室9が設けられている。なお、第2空気供給室9の
下部には前記第1空気供給室41が配置されている。
【0062】前記第2空気供給室9は、前記配管42か
ら分岐された分岐管91が連通されている。よって、ブ
ロワ43から送給される空気は前記第1空気供給室41
に供給されるとともに、第2空気供給室9へも供給さ
れ、通孔14から搬送通路12の上方に向かって噴出さ
せることで、この噴出空気がここを通過するごみに当た
り、この作用で塊状のごみをほぐす。このように振動コ
ンベア1の振動によって破袋されたごみをほぐすととも
に、通孔14から噴出される空気流によりさらにごみを
ほぐすことで、前述した風力選別装置4による選別精度
の向上を図ることができる。
【0063】なお、本例では、通孔14を、搬送通路1
2のごみ排出部近辺に所定幅で形成したものについて説
明したが、通孔14は搬送通路12の全体に形成しても
よい。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1記
載のごみ選別装置によれば、風力選別装置により軽量物
と重量物とに選別するとともに、該風力選別装置によっ
て吹き飛ばされた軽量物をさらに第2の選別装置により
アルミ缶と可燃物とに選別することで、可燃物にアルミ
缶が混入することなくごみを確実に精度良く選別するこ
とができる。
【0065】請求項2記載のごみ選別装置によれば、す
くい体により、可燃物とアルミ缶との選別を行うことが
できるため、可燃物内へのアルミ缶の混入を防止でき、
選別精度の向上を図ることができるとともに、後の行程
で行われる可燃物の焼却に悪影響を与えることがない。
【0066】請求項3記載のごみ選別装置によれば、破
袋手段を、振動コンベアの搬送通路上に立設した複数の
下刃と、振動コンベアの上方において、搬送通路の方向
に往復動可能に、しかも先端部が上記搬送通路に対して
接近離間可能に設けられ、搬送通路上のごみ袋を上方か
ら突き刺し可能、且つ上記下刃との協動作用によってご
み袋を切り裂く複数の上刃とから構成し、上刃をごみ袋
に突き刺し、この上刃を搬送通路の方向に移動させて下
刃と協動してごみ袋を確実に破袋することができる。
【0067】請求項4記載のごみ選別装置によれば、集
塵機の吸引力により吸気口のフィルタに紙などの可燃物
が付着した場合には、集塵開閉弁を閉じ、エア開閉弁を
開放してエアノズルから空気を噴射することで、付着物
を簡単にしかも確実に除去することができ、集塵能力を
一定に保持することができる。
【0068】請求項5記載のごみ選別装置によれば、フ
ィルタにごみが付着したことを検出手段により検出する
ことで、付着物を自動的に除去することができ、作業性
が良い。
【0069】請求項6記載のごみ選別装置によれば、所
定時間が経過するごとにエアノズルから空気を噴射し、
フィルタからのごみの除去を定期的に行うことで、付着
物を自動的に除去することができ、作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のごみ選別装置の全体の構成を示す概略
の側面図である。
【図2】破袋装置及び風力選別装置を示す斜視図であ
る。
【図3】風力選別装置を示す断面図である。
【図4】すくい体を示す平面図である。
【図5】フィルタに付着したごみを除去する動作を示す
フローチャート図である。
【図6】フィルタに付着したごみを除去する他の動作を
示すフローチャート図である。
【図7】ごみ選別装置の他の構成を示す概略の側面図で
ある。
【図8】ごみ選別装置の他の構成を示す概略の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 振動コンベア 12 搬送通路 2 破袋装置(破袋手段) 21 下刃 22 上刃 4 風力選別装置 45 ごみ選別回収室 5 すくい体 52 ロッド 61 吸気口 62 集塵管 63 集塵機 64 フィルタ 65 集塵開閉弁 67 センサ(検出手段) 7 エアノズル 72 エア開閉弁 8 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永渕 正義 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 若林 善一 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 鳥居 元二 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 山下 富和 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内 (72)発明者 中川 武 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内 (72)発明者 筒井 陽一郎 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社環境システム事業部内 (72)発明者 櫻井 龍也 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社環境システム事業部内 (72)発明者 村岡 良太 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社環境システム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみを選別するごみ選別装置であって、 一端をごみ投入部、他端をごみ排出部として搬送通路を
    有する振動コンベアと、 振動コンベアのごみ排出部に設けられ、ごみ排出部から
    排出されるごみに気体を噴射して該ごみを軽量物と重量
    物とに選別する風力選別装置と、 前記風力選別装置により吹き飛ばされた軽量物を、アル
    ミ缶と可燃物とに選別する第2の選別装置とを備えたこ
    とを特徴とするごみ選別装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の選別装置は、前記振動コンベ
    アの排出端から所定距離を隔てた位置に該振動コンベア
    と一体に配設され、ごみの排出方向と同方向に延設され
    た複数本のロッドを一定間隔を有して略水平面上に平行
    に配置したすくい体であり、該一定間隔はアルミ缶が通
    過可能で、その他の可燃物は前記ロッド上を前記振動コ
    ンベアから伝わる振動により搬送されるように構成され
    た請求項1記載のごみ選別装置。
  3. 【請求項3】 前記振動コンベアの搬送通路には、該搬
    送通路を通過するごみ袋を切り裂く破袋手段が設けら
    れ、前記破袋手段は、振動コンベアの搬送通路上に立設
    した複数個の下刃と、振動コンベアの上方において、搬
    送通路の方向に往復動可能に、しかも先端部が上記搬送
    通路に対して接近離間可能に設けられ、搬送通路上のご
    み袋を上方から突き刺し可能、且つ上記下刃との協動作
    用によってごみ袋を切り裂く複数個の上刃とから構成さ
    れた請求項1又は2記載のごみ選別装置。
  4. 【請求項4】 一端をごみ投入部、他端をごみ排出部と
    して搬送通路を有し、ごみ袋から取り出されたごみを搬
    送するコンベアと、 該コンベアのごみ排出部に設けられ、ごみ排出部から排
    出されるごみに気体を噴射して該ごみを軽量物と重量物
    とに選別する風力選別装置と、 該風力選別装置のごみ選別回収室の上部と集塵管を介し
    て連結した集塵機と、 前記集塵管に介設した集塵開閉弁と、 前記集塵管の吸気口に設けられたフィルタと、 前記集塵管の吸気口付近に配置され、フィルタに付着し
    たごみを吹き飛ばすエアノズルと、 前記エアノズルのエアの供給、停止を切り換えるエア開
    閉弁と、 前記フィルタに付着したごみを除去するときに、前記集
    塵開閉弁を閉、且つ前記エア開閉弁を開とするべくした
    制御装置とを備えたごみ選別装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタにごみが付着したことを検
    出する検出手段が設けられ、前記制御装置は、上記検出
    手段からの出力信号により、前記集塵開閉弁及び前記エ
    ア開閉弁を開閉制御する請求項4記載のごみ選別装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、所定時間が経過するご
    とに前記集塵開閉弁及び前記エア開閉弁を開閉制御する
    請求項4記載のごみ選別装置。
JP03689496A 1996-02-23 1996-02-23 ごみ選別装置 Expired - Fee Related JP3544421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03689496A JP3544421B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 ごみ選別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03689496A JP3544421B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 ごみ選別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09225408A true JPH09225408A (ja) 1997-09-02
JP3544421B2 JP3544421B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=12482490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03689496A Expired - Fee Related JP3544421B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 ごみ選別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3544421B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104028463A (zh) * 2014-06-23 2014-09-10 新乡市高服筛分机械有限公司 智能筛分机
KR101446970B1 (ko) * 2009-03-30 2014-10-14 (주)미동이엔지 곡물 선별기
CN105521986A (zh) * 2016-01-28 2016-04-27 深圳华云数码有限公司 一种生活垃圾分选方法
CN108480217A (zh) * 2018-04-24 2018-09-04 湖南工程学院 一种城市生活垃圾分选机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102148276B1 (ko) * 2020-06-22 2020-08-27 주식회사 신텍 다중 파봉 및 선별 과정을 포함하는 생활계 폐기물 전처리 방법과 그 장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101446970B1 (ko) * 2009-03-30 2014-10-14 (주)미동이엔지 곡물 선별기
CN104028463A (zh) * 2014-06-23 2014-09-10 新乡市高服筛分机械有限公司 智能筛分机
CN105521986A (zh) * 2016-01-28 2016-04-27 深圳华云数码有限公司 一种生活垃圾分选方法
CN108480217A (zh) * 2018-04-24 2018-09-04 湖南工程学院 一种城市生活垃圾分选机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3544421B2 (ja) 2004-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0655015B1 (en) Machine and method for separating recyclable matter
JP5717806B2 (ja) 袋体入り汚染物の解体選別設備
KR101653304B1 (ko) 풍력을 이용한 연료재료 선별장치
CN219377406U (zh) 一种风电叶片破碎分选线
JP4480107B2 (ja) 空き缶等の選別処理装置
JP2001225017A (ja) 風力選別機
JPH09225408A (ja) ごみ選別装置
JPH10128240A (ja) 風力選別装置
JPH0985179A (ja) 廃棄物分離装置
KR100423207B1 (ko) 폐기물 흡입 분리장치 및 이를 이용한 폐기물 선별 시스템
JPH08215638A (ja) ごみ選別装置
JPH10249282A (ja) 風力選別装置
EP0472242A1 (en) Method for separating waste
JP4182049B2 (ja) 風力選別装置
CN110774486B (zh) 废旧pcb板的铜粉循环再生利用系统
JPH11156303A (ja) 破袋廃棄物の風力選別方法及び装置
JPH10277491A (ja) ごみ選別装置
JP3208793B2 (ja) 風選機
JPH09965A (ja) 除袋装置
JP3160948B2 (ja) ごみ分離振動コンベヤ
CN219817068U (zh) 一种复合式蝶式筛选机
JP2003080173A (ja) 廃棄物搬送シュート
JP3127489B2 (ja) ごみ分離装置
JPH09262546A (ja) ごみ選別装置
JPH0751589A (ja) 破袋装置及びその破袋装置を備えたゴミ袋破袋システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees