JPH09225350A - 回転霧化塗装方法およびその装置 - Google Patents

回転霧化塗装方法およびその装置

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JPH09225350A
JPH09225350A JP8041672A JP4167296A JPH09225350A JP H09225350 A JPH09225350 A JP H09225350A JP 8041672 A JP8041672 A JP 8041672A JP 4167296 A JP4167296 A JP 4167296A JP H09225350 A JPH09225350 A JP H09225350A
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air
temperature
coating
rotary
paint
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JP8041672A
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Shinji Katayama
眞司 片山
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/001Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements incorporating means for heating or cooling, e.g. the material to be sprayed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
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    • B05B3/1014Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with a spraying edge, e.g. like a cup or a bell
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転霧化させつつ塗料を供給するに際して、
該供給塗料の外周囲を圧縮エアにより包囲する回転霧化
塗装方法において、塗装ブ−ス温度を一定に保たなくて
も、誘導流に基づく被塗装物の塗装仕上がりの悪化を防
止できるようにする。 【解決手段】 噴出塗料42の外周囲をシェ−ビングエ
ア41により包囲する。そのシェ−ビングエア41の周
囲に、温度調整可能な温調空気40を供給する。その温
調空気40は、シェ−ビングエア41に比して低速且つ
大風量とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転霧化塗装方法
およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転霧化塗装方法には、特開昭64−3
0666号公報に示すように、回転カップから回転霧化
させつつ塗料を供給するに際して、第1の圧縮エアによ
り該供給塗料の外周囲を包囲する一方、第2の圧縮エア
を前記回転カップに備えられる羽根に供給して該回転カ
ップに回転力を付与し、その後、その回転カップの羽根
を通過した第2の圧縮エアを前記第1の圧縮エアに合流
させて、第1の圧縮エアとするものがある。
【0003】このものによれば、回転カップの回転速度
が低下したり、第1の圧縮エアによる供給塗料の包囲が
不十分になったとしても、それらの不備を、第2の圧縮
エアにより補うことができることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、圧縮エア(第1、第2圧縮エアを合流させたもの)
により供給塗料の外周囲を包囲するような回転霧化塗装
方法においては、圧縮エアが、その外周囲から膨大な空
気を誘導して外気を圧縮エア内に巻き込むことになり
(誘導流の発生)、外気温が特に低温のときには、供給
塗料中の固形成分の割合(濃度)に大きく影響を与え、
被塗装物の塗装仕上がり状態に悪影響を与える虞れがあ
る。
【0005】これに対しては、塗装ブ−スの温度を一定
にしたり、第1の圧縮エアを温度コントロ−ルすること
が考えられる。しかし、前者については、塗装ブ−ス温
度を一定に保つために多くのエネルギを有し、コストが
著しく増大することになり、後者については、圧縮エア
を温度コントロ−ルしても、膨大な誘導流により効果は
ほとんど期待できない。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その第1の目的は、回転霧化させつつ塗料
を供給するに際して、該供給塗料の外周囲を圧縮エアに
より包囲する回転霧化塗装方法において、塗装ブ−ス温
度を一定に保たなくても、誘導流に基づく被塗装物の塗
装仕上がりの悪化を防止できるようにすることにある。
第2の目的は、上記回転霧化塗装方法の実施に使用する
回転霧化塗装装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために請求項1の発明にあっては、回転霧化させつつ
塗料を供給するに際して、該供給塗料の外周囲を圧縮エ
アにより包囲する回転霧化塗装方法において、前記圧縮
エアの周囲に、温度調整可能な温度調整用空気を供給す
る、構成としてある。
【0008】また、請求項1の発明の好ましい態様とし
ては、請求項2、3記載の通りとなる。
【0009】前記第2の目的を達成するために請求項4
の発明にあっては、回転霧化させつつ塗料を供給する回
転カップと、圧縮エアを供給して、該圧縮エアにより前
記回転カップからの供給塗料の外周囲を包囲するように
する第1エア供給孔と、温度調整可能な温度調整用空気
を供給して、該温度調整用空気により前記圧縮エアの外
周囲を包囲するようにする第2エア供給孔と、を備えて
いる、ことを特徴とする回転霧化塗装装置とした構成と
してある。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、圧
縮エアの周囲に温度調整可能な温度調整用空気が供給さ
れることから、その温度調整用空気は、シ−ルドエアと
して、外気誘導流が圧縮エアに進入することを抑制し
て、該外気誘導流に基づいて圧縮エアの温度が大幅に低
下することを抑え、供給塗料中の固形成分の割合が変化
することを防止することになる。その上、温度調整用空
気は、その温度調整機能に基づき、そのもの自体により
圧縮エアの温度を調整することにより、圧縮エアを介し
て、供給塗料中の固形成分の割合を適正なものにする調
整をも行うことになる。このため、塗装ブ−ス温度を一
定に保たなくても、温度調整用空気の存在によって、誘
導流に基づく被塗装物の塗装仕上がりの悪化を防止でき
ることになる。
【0011】請求項2に記載された発明によれば、温度
調整用空気が圧縮エアに比して低速であることから、温
度調整用空気による外気(塗装ブ−ス内空気)の引き込
み(誘導流の発生、進入)を低下させることができ、し
かも、温度調整用空気が圧縮エアに比して低速且つ大風
量であることから、圧縮エアを乱すことなく、誘導流が
温度調整用空気を経て圧縮エアに進入することをより困
難にすることができることになる。このため、前述の請
求項1の場合よりも、より一層、誘導流に基づく被塗装
物の塗装仕上がりの悪化を防止できることになる。
【0012】請求項3に記載された発明によれば、温度
調整用空気の温度を、外気温(塗装ブ−ス内温度)が低
温のとき、該外気温が低温よりも高温である場合に比し
て、高めるように設定されていることから、低温の外気
によりなる誘導流が温度調整用空気内に進入しようと、
温度調整用空気は、自らの温度低下を防ぎ、供給塗料中
の固形成分の適正な割合が温度調整用空気の温度変化に
より変化することを防止することになる。このため、外
気温が低温となったとしても、誘導流に基づく被塗装物
の塗装仕上がりの悪化を防止できることになる。
【0013】請求項4に記載された発明によれば、第1
エア供給孔からの圧縮エアの周囲に第2エア供給孔から
の温度調整用空気が供給されることから、塗装ブ−ス温
度を一定に保たなくても、温度調整用空気の存在によっ
て、誘導流に基づく被塗装物の塗装仕上がりの悪化を防
止できることになる。このため、前述の請求項1に係る
回転霧化塗装方法の実施に使用する回転霧化塗装装置を
提供できることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する 先ず、実施形態に係る方法の説明に先立ち、その方法の
実施に使用する装置について説明する。図1、図2にお
いて、1は本実施形態に係る回転霧化塗装装置で、この
回転霧化塗装装置1は、支持筒2(ガン部)を備えてい
る。この支持筒2は、有底筒状に形成され、その支持筒
2は、図2に示すように、本体筒部3と先端筒部4とに
より分割構造として構成されている。
【0015】本体筒部3は、その内部に比較的大きなエ
アモ−タ収納空間5を有しており、その本体筒部3の底
部3aには、上記エアモ−タ収納空間5に連なるように
して、エアモ−タ駆動用エア通路6と塗料供給通路7と
が形成され、本体筒部3の側部には、圧縮エアとしての
シェ−ビングエアの供給通路8の構成要素として、構成
通路8aが先端筒部4側に向けて延びるようにして形成
されている。
【0016】先端筒部4は上記本体筒部3の内周に螺合
されており、この先端筒部4の開口を介して本体筒部3
のエアモ−タ収納空間5が外部に臨むことになってい
る。この先端筒部4の内周には、その軸心方向の途中に
おいて、径方向内方に突出する縮径部9が形成されてお
り、その縮径部9により、支持筒2の内径が一旦、絞ら
れ、その縮径部9よりも先端側において、再び、支持筒
2の内径が拡径されている。この先端筒部4内には、筒
体10が収納されている。この筒体10は、その筒体1
0の基端部10aが、先端筒部4における縮径部9寄り
において、該先端筒部4の内周に螺合されて、その筒体
10の基端が上記縮径部9に当接されており、筒体10
の先端は先端筒部4の先端にまで略延ばされている。こ
の筒体10は、その内部空間が回転カップ収容空間11
を構成している一方、この筒体10の外周と先端筒部4
の内周とは、協働して、該筒体10の基端部10aより
も先端側において、環状溝12を形成しており、その環
状溝12の外部に対する開口端側が、第1エア供給孔の
1つとして、エア噴出孔13を構成している。また、こ
の先端筒部4にも、シェ−ビングエア供給通路8の構成
要素として、複数の構成通路8bが形成されている。こ
の各構成通路8bは、その各一端側が前記シェ−ビング
エア供給通路8の構成通路8aに連なっている一方、そ
の各構成通路8bの他端側は、途中で、分岐されて、第
1、第2分岐通路8c、8dを構成することになってい
る。その第1分岐通路8cは、上記縮径部9の内周から
支持筒2内にそれぞれ開口され、第2分岐通路8dは、
先端筒部4内周に形成される環状溝14を介して前記環
状溝12にそれぞれに開口されることになっている。
【0017】前記本体筒部3におけるエアモータ収納空
間5には、エアモータ15が収納されている。このエア
モ−タ15は、支持筒2の軸心に一致させて、その回転
軸16先端部を先端筒部4側に向けて配設されており、
そのエアモータ15は、エアモータ収納空間5に収納さ
れたとき、本体筒部3の底部3aと先端筒部4とにより
位置決めされると共に挟持されることになっている。上
記エアモータ15の回転軸16は、中空軸とされ、その
回転軸16の基端部(図2中、上端部)がエアモータ本
体17内部に位置されている一方、その回転軸16の先
端部(図2中、下端部)は、前記回転カップ収容空間1
1にまで延ばされている。この回転軸16の基端部側に
は駆動羽18が設けられて、その駆動羽18に、エアモ
ータ本体17内におけるエア導入通路19を介して前記
エアモータ駆動用エア通路6からのエアが供給されるこ
とになっており、そのエアにより回転軸16に回転力が
付与されることになっている。
【0018】前記中空の回転軸16内には、中空の支持
軸20が嵌挿されている。この支持軸20の一端側(図
2中、上側)は、エアモータ本体17を貫通して本体筒
部3の底部3a側へと延びており、その本体筒部3の底
部3aと支持軸20の一端側とは、相対回転不能に固定
されている。一方、支持軸20の他端側は、回転軸16
と同方向に延びており、その支持軸20の他端側は、回
転軸16の先端部内周に相対回転可能に嵌合されてい
る。この支持軸20の外周と回転軸16の内周とは、協
働して環状のエア排出通路21を形成しており、駆動羽
18を経たエアモータ駆動用エアは、そのエア排出通路
21を介して外部に排出されることになっている。
【0019】前記支持軸20内には、塗料供給管22が
嵌合されている。この塗料供給管22は、その一端開口
が、前記塗料供給通路7に連通している一方、その塗料
供給管22の他端部は、支持軸20の先端部、回転軸1
6の先端部よりも多少、突出されている。
【0020】前記回転カップ収容空間11には、回転カ
ップ23が収容されている。この回転カップ23は、取
付け部24と、カップ本体部25とを備えている。取付
け部24は、取付け凹所26を有し、その取付け凹所2
6に前記回転軸16の先端部が相対回転不能に嵌合保持
されている。また、この取付け部24における取付け凹
所底部26aには、回転カップ23の径方向中央におい
て、外部に開口する貫通孔27が形成されており、その
貫通孔27には前記塗料供給管22の他端部が嵌挿され
て、その他端部開口が外部に開口することになってい
る。カップ本体部25は、御椀状に形成され、その内、
外面は、共に、取付け部24から先端筒部4外方に向う
に従って拡径されており、そのカップ本体部25の先端
部は、前記筒体10の先端よりも若干、突出されてい
る。そして、このカップ本体部25の先端外周縁部と筒
体10の先端部内周とは、協働して、第1エア供給孔の
別の1つとして、環状のエア噴出孔28を構成すること
になっている。
【0021】前記本体筒部3の外周側には、空気タンク
29が設けられている。空気タンク29は、本実施形態
においては、本体筒部3の外周が構成要素として利用さ
れ、その本体筒部3の外周と協働して環状空間30を形
成するように構成されている。
【0022】上記空気タンク29には、前記回転カップ
23側において、第2エア供給孔として、エア噴出孔3
1が形成されている。このエア噴出孔31は、本実施形
態においては、環状に形成されており、その環状のエア
噴出孔31は、支持筒2の外周囲に配設されることにな
っている。この場合、エア噴出孔31は環状となってい
るが、そのエア噴出孔31を、小さな複数の孔を支持筒
2の外周側に配置することにより構成してもよい。
【0023】前記空気タンク29の環状空間30には、
温調空気供給通路32が連通されており、その温調空気
供給通路32には、上流側から下流側としての空気タン
ク29に向って順に、フィルタ33、ファン34、加熱
装置35が設けられている。フィルタ33は、外気取入
れ口をも兼ねており、このフィルタ33を介して外気が
空気供給通路32に導入されることになっている。ファ
ン34は、フィルタ33外の外気を吸引して、該ファン
34の下流側に強制送風する機能を有している。加熱装
置35は、その内部に熱媒体供給管36が配設されてお
り、その熱媒体供給管36内を流れる熱媒体により強制
供給空気と関接熱交換が行われ、温調空気40が生成さ
れることになっている。この熱媒体供給管36には、途
中において、電磁式の流量調整弁37が介装されてお
り、その流量調整弁37により、熱媒体の流量を調整し
て上記温調空気40の温度を調整することができること
になっている。
【0024】図1中、符号Uは、制御装置を示してお
り、その制御装置Uには、センサ38と39とからの信
号が入力されることになっている。センサ38は、外気
温度(塗装ブ−ス内温度)を検出するものであり、セン
サ39は、温調空気40の温度を検出するものである。
一方、制御装置Uからは制御信号が出力されており、そ
の制御信号は、前述の流量調整弁37に対して入力され
ることになっている。これにより、制御装置Uは、外気
温度を考慮して、噴出塗料中の固形成分の割合が所望の
ものとなる温度を設定温度として設定すると共に、温調
空気温度をその設定温度にするべく、センサ39からの
検出温度に基づき、流量調整弁37をフィ−ドバック制
御することになっている。この場合、温調空気40の温
度は、外気温(塗装ブ−ス内温度)が低温のとき、外気
温が該低温よりも高い場合に比して、高めるように設定
されることになっている。
【0025】次に、上記回転霧化塗装装置1を用いた回
転霧化塗装方法について説明する。回転霧化塗装を行う
に際しては、エアモータ駆動用エア通路6からエアが供
給されて、回転軸16が回転され、これにより、回転カ
ップ23が回転される。一方、塗料供給通路7からは、
塗料が供給され、その塗料は、塗料供給管22を介して
回転カツプ23の凹所表面に供給される。これにより、
塗料は、回転カップ23の回転に基づく遠心力により、
その回転カップ23の周縁先端部から、回転し且つ径方
向外方に広がりつつ前方に噴出され、その噴出塗料42
(供給塗料)により、被塗装物に対して塗装が行われる
ことになる。また同時に、シェ−ビングエア供給通路8
からは、エアが供給され、そのエアは、図1に示すよう
に、エア噴出孔13、28からシェ−ビングエア41
(圧縮エア)として噴出される(図2中の矢印は、エア
噴出孔13からのシェ−ビングエア41の噴出方向を示
す)。これにより、そのシェ−ビングエア41は、図1
に示すように、回転カップ23からの噴出塗料42の外
周囲を包囲することになり、噴出塗料42の飛散を防止
することになる。さらに、このとき、環状のエア噴出孔
31からも、温調空気40が噴出され(図2中の矢印
は、エア噴出孔31からの温調空気の噴出方向を示
す)、その温調空気40は、図1に示すように、シェ−
ビングエア41の外周囲を包囲することになる。このと
き、温調空気40は、ファン34の調整に基づき、シェ
−ビングエア41に比して低速且つ大風量とされると共
に、温調空気40の温度は、外気温(塗装ブ−ス内温
度)が低温のとき、外気温が該低温よりも高い場合に比
して、高められることになっている。
【0026】より具体的には、温調空気40の温度設定
は、目的とする(所望の)噴出塗料42中の固形成分の
割合になる温度を事前にラボテストにより得ておくこと
により行うことになるが、温調空気40の温度範囲につ
いては、20〜40度C位が目安として好ましい。温調
空気40の流量については、シェ−ビングエア41の流
速、流量により発生する誘導流に相当するもの約1〜5
3 /min.位が好ましい。温調空気40の流速につ
いては、誘導流の発生を抑えるため、約10m/se
c.位が好ましい。温調空気40とシェ−ビングエア4
1の噴出角度については、必ずしも絶対条件ではない
が、エアの乱れを抑える意味において、同じとすること
が望ましい。
【0027】したがって、シェ−ビングエア41の外周
囲に温調空気40が供給されることから、その温調空気
40は、シ−ルドエアとして、外気誘導流がシェ−ビン
グエア41に進入することを抑制して、該外気誘導流に
基づいてシェ−ビングエア41の温度が大幅に低下する
ことを抑え、シェ−ビングエア41に誘導されて混入す
る温調空気40によりシェ−ビングエア41の温度がコ
ントロ−ルされ、噴出塗料42中の固形成分の割合が変
化することを防止することになる。その上、温調空気4
0は、その温度調整機能に基づき、そのもの自体により
シェ−ビングエア41の温度を低下させないことは勿
論、シェ−ビングエア41を介して、噴出塗料42中の
固形成分の割合を適正なものにする調整をも行うことに
なる。このため、塗装ブ−ス温度を一定に保たなくて
も、温調空気40の存在によって、外気誘導流に基づく
被塗装物の塗装仕上がりの悪化を防止できることにな
る。
【0028】また、温調空気40がシェ−ビングエア4
1に比して低速であることから、温調空気40による外
気(塗装ブ−ス内空気)の引き込み(誘導流の発生、進
入)を低下させることができ、しかも、温調空気40が
シェ−ビングエア41に比して低速且つ大風量であるこ
とから、シェ−ビングエア41のパタ−ンが崩れず、外
気誘導流が温調空気40を経てシェ−ビングエア41に
進入することをより困難にすることができることにな
る。このため、より一層、誘導流に基づく被塗装物の塗
装仕上がりの悪化を防止できることになる。
【0029】さらに、温調空気40の温度を、外気温
(塗装ブ−ス内温度)が低温のとき、外気温が該低温よ
りも高い場合に比して、高めるように設定されているこ
とから、低温の外気よりなる誘導流が温調空気40内に
進入しようと、温調空気40は、自らの温度低下を防
ぎ、噴出塗料42中の固形成分の適正な割合が温調空気
40の温度変化により変化することを防止することにな
る。このため、外気温が低温となったとしても、誘導流
に基づく被塗装物の塗装仕上がりの悪化を防止できるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る回転霧化方法及び回転霧化装置
を説明する説明図。
【図2】実施形態に係る回転霧化装置をの部分拡大縦断
面図。
【符号の説明】
1 回転霧化塗装装置 13 エア噴出孔 23 回転カップ 28 エア噴出孔 31 エア噴出孔 40 温調空気 41 シェ−ビングエア 42 噴出塗料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転霧化させつつ塗料を供給するに際し
    て、該供給塗料の外周囲を圧縮エアにより包囲する回転
    霧化塗装方法において、 前記圧縮エアの周囲に、温度調整可能な温度調整用空気
    を供給する、ことを特徴とする回転霧化塗装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記温度調整用空気が、前記圧縮エアに比して低速且つ
    大風量である、ことを特徴とする回転霧化塗装方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記温度調整用空気の温度を、外気温が低温のとき、外
    気温が該低温よりも高い場合に比して、高める、ことを
    特徴とする回転霧化塗装方法。
  4. 【請求項4】 回転霧化させつつ塗料を供給する回転カ
    ップと、 圧縮エアを供給して、該圧縮エアにより前記回転カップ
    からの供給塗料の外周囲を包囲するようにする第1エア
    供給孔と、 温度調整可能な温度調整用空気を供給して、該温度調整
    用空気により前記圧縮エアの外周囲を包囲するようにす
    る第2エア供給孔と、を備えている、ことを特徴とする
    回転霧化塗装装置。
JP8041672A 1996-02-28 1996-02-28 回転霧化塗装方法およびその装置 Pending JPH09225350A (ja)

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