JPH03146151A - ベル型回転塗装装置 - Google Patents

ベル型回転塗装装置

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JPH03146151A
JPH03146151A JP1285623A JP28562389A JPH03146151A JP H03146151 A JPH03146151 A JP H03146151A JP 1285623 A JP1285623 A JP 1285623A JP 28562389 A JP28562389 A JP 28562389A JP H03146151 A JPH03146151 A JP H03146151A
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pattern
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三千雄 三井
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
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    • B05B5/0403Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
    • B05B5/0407Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with a spraying edge, e.g. like a cup or a bell
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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    • B05B5/04Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
    • B05B5/0426Means for supplying shaping gas

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば静電塗装装置として用いられるベル型回
転塗装装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ベル型の静電塗装装置は、ベル型の回転霧化頭
を高速回転すると共に被塗物との間に高電圧を印加し、
該回転霧化頭の塗料平滑北面に塗料を供給して回転霧化
し、霧化された帯電塗料粒子を軸方向前方にある被塗物
との間に形成された静電界に沿って該被塗物に飛行塗着
せしめるようになっている。
このようなベル型回転霧化頭を用いた静電塗装装置とし
て従来第6図および第7図に示すものが知られている。
まず、第6図において、1は塗装装置の本体をなすケー
シングで、該ケーシング1内にはエア軸受2.エアモー
タ3.塗料弁(図示せず)等が内蔵されると共に、該ケ
ーシング1には高電圧ケーブル(図示せず)を介して高
電圧が印加されるようになっている。
4はエア軸受2に回転自在に軸支された回転軸で、該回
転軸4の先端はケーシング1外に突出し、その基端側は
エアモータ3に取付けられ、該エアモータ3によって高
速回転駆動せしめられるようになっている。
5は前記回転軸4の先端に設けられたベル型の回転霧化
頭で、該回転霧化頭5の外周面は筒状ないしカップ状を
なし、内周面側は塗料平滑北面となっている。6は回転
軸を挿通して設けられたセンタフィード式の塗料供給管
で、該塗料供給管6の先端は回転霧化頭5内に延在し、
その基端側には塗料弁が設けられ、該塗料パイプを介し
て塗料タンクに連なるようになっている。
7はケーシング1の外周から回転霧化頭5を囲むように
該ケーシング1に設けられ、内部がエア通路となった絶
縁性樹脂からなるシェーピングエアカバーで、該カバー
7はケーシング1の外周に位置するカバー本体7Aと、
該カバー本体7Aの先端側に回転霧化頭5を囲むように
二重に設けられた第1.第2のシェーピングエアノズル
部7B、7Cとからなり、該各シェーピングエアノズル
部7B、7C間の先端部がシェーピングエア噴出ロアD
となって、点線矢示a方向にシェーピングエアな噴出す
るようになっている。図中、8は回転霧化頭5の先方に
位置する被塗物を示す。
このように構成される静電塗装装置において、ケーシン
グ1に高電圧を印加することによって回転軸4、回転霧
化頭5を高電圧に帯電させ、被塗物8との間に静電界を
形成する。これと共に、ケーシング1内のエアモータ3
によって回転軸4、回転霧化頭5を高速回転させる。
この状態で、塗料弁を開弁させることにより、塗料供給
管6を介して回転霧化頭5に塗料を供給し、塗料平滑北
面に沿って展延させた後、その放出端縁から帯電塗料粒
子として噴霧させる。この際、回転霧化頭5は高速回転
しているから、遠心力によって塗料粒子は放出端縁から
半径方向に飛ばされようとする。しかし、シェーピング
エアカバー7のエア噴出ロアDからシェーピングエアを
矢示a方向に噴出しているから、帯電塗料粒子はシェー
ピングエアによって前方に向けて噴霧するようにパター
ン成形され、第6図中に実線矢示す方向の塗料噴霧パタ
ーンとなって、静電界に沿って飛行し、被塗物8に塗着
する。なお、塗料噴霧パターンbはシェーピングエアに
よってパターン成形されているから、被塗物8に対する
塗着パターンは円形なパターンとなる。
〔発明が解決しようとする課題J 然るに、上記従来技術による静電塗装装置にあっては、
シェーピングエアカバー7のエア噴出ロアDから矢示a
方向に噴出するシェーピングエアによって円形な塗装パ
ターンとなるように決定していた。
このように、塗装パターンはシェーピングエアのエア圧
で決定されるものであるが、しかしながら、回転霧化頭
5の放出端縁から塗料粒子が噴霧されるとき、当該塗料
粒子の粒径は不均一である。この結果、大径な塗料粒子
、即ち荒い塗料粒子には大きな遠心力が作用して遠くに
飛ばされようとし、小径な塗料粒子、即ち細かい塗料粒
子には小さな遠心力が作用して遠くに飛ばされることは
ない。
この結果、シェーピングエアカバー7からシェーピング
エアを噴出しているにも拘わらず、このシェーピングエ
アのエア圧は荒い塗料粒子に対する前方へのパターン成
形作用は小さいものであり、回転霧化頭5が高速回転す
るときに、塗料粒子の粒径に応じて当該塗料粒子に作用
する遠心力に差が生じる。このため、第6図、第7図に
示すように、被塗物8の塗着パターンは回転霧化頭5の
軸中心部分では細かい塗料粒子9が塗着し、周辺部分で
は荒い塗料粒子10が塗着することになる。
かくして、細かい塗料粒子9が塗着した中心部分は被塗
物8の下地を隠す膜厚(隠蔽膜厚)が均一となると共に
、グロスとよばれている表面の仕上り性が良好となる。
これに対し、荒い塗料粒子1oが塗着した周辺部分は隠
蔽膜厚が不均一となるばかりでな(、表面の仕上りが悪
く、良好な塗膜を得ることができないという問題点があ
る。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、シェーピングエアを用いることなく塗装パターン
の変更を簡単に行ないつるようにすると共に、均一な塗
膜を得ることができるようにしたベル型回転塗装装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、エアモタを内蔵
したケーシングと、先端側が該ケーシング外に突出し、
基端側が該ケーシング内に位置して前記エアモータによ
って回転駆動せしめられる回転軸と、該回転軸の先端側
に設けられ、外周面側が筒状ないしカップ状をなすと共
に内周面側に塗料平滑北面が形成されたベル型の回転霧
化頭と、該回転霧化頭に塗料を供給する塗料供給管とか
らなるベル型回転塗装装置において、前記回転霧化頭の
外周面側には被塗物に向けて軸方向に流れるエア流を発
生させる羽根を列設し、前記ケーシングには前記回転霧
化頭の外周を囲むように、かつ前記回転霧化頭の前後方
向に移動可能に流出エア量調整用の遮蔽筒を設けたこと
を特徴とする。
〔作用〕
このように構成することにより、回転霧化頭が高速回転
′したときに羽根によって被塗物に向かう軸方向のエア
流が発生し、このエア流がシェーピングエアとなって塗
装パターンの成形を行なうと共に、荒い塗料粒子と細か
い塗料粒子を混合させ、均一な塗膜とすることができる
。この際、遮蔽筒を回転霧化頭の前後方向に移動させる
ことによって、羽根による流出エア量を調節することが
でき、シェーピングエア圧を制御して塗装パターンを可
変とすることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図ないし第5図を参照しつ
つ詳細に述べる。
まず、第1図および第2図において、11は本実施例に
用いるベル型の回転霧化頭、12は該回転霧化頭11の
本体をなす霧化頭本体で、該霧化頭本体12の外周面1
2Aは筒状ないしカップ状をなしている。一方、前記霧
化頭本体12の内周面側は、軸方向中間に設けたリム1
2Bを挾んで軸方向−側が雌ねじを有する後述の回転軸
20の取付部12Cとなり、軸方向他側が朝顔状に拡開
する塗料平滑北面12’Dとなり、該平滑北面12Dの
先端は放出端縁12Eとなり、かつ該平滑北面12Dの
途中にはハブ部材取付溝12Fが形成されている。そし
て、前記霧化頭本体12は取付部12cの雌ねじを介し
て回転軸20の先端側に取付けられ、この取付状態にお
いては、後述する塗料供給管21の先端はリム12Bよ
りもわずかに突出した位置に延在するようになっている
。なお、放出端縁12E内周側には全周にわたって7字
状溝を形成してもよい。
13はほぼ円板状に形成され、霧化頭本体12のハブ部
材取付溝12Fに嵌着されたハブ部材を示し、該ハブ部
材13の一側面は塗料供給管4からの塗料が供給される
凸円錐状の塗料供給面となり、他側面は平坦面13Bと
なっている。14゜14、・・・はハブ部材13の周辺
部に全周にわたって多数個穿設された塗料流出穴で、該
各塗料流出穴14は平滑北面12Dに接して該平滑北面
12Dの前後を連通ずるようになっている。
15.15.・・・は霧化頭本体12の外周面12A側
・□であって、放出端縁12Eから若干奥まった位置に
設けられた8個の羽根で、本実施例の場合、該各羽根1
5は45°間隔で、かつ霧化頭本体12の軸線に対して
45°の角度をもって列設されている。そして、回転霧
化頭11を高速回転させたとき、被塗物8に向かう軸方
向のエア流Aを発生するようになっている。ここで、本
実施例の羽根15は霧化頭本体12の外周面12Aから
れずかに突出した長方形状体を斜めに等間隔で列設する
ことにより構成され、回転霧化頭11の高速回転に対し
ては大きな抵抗とはならず、後述する遮蔽筒22の突出
長さに応じた所要のエア圧をもったエア流Aの発生が可
能な形状となっている。
次に、16は本実施例による塗装装置の本体をなすケー
シングで、従来技術のものと同様に該ケーシング16内
にはエア軸受17.エアモータ18、塗料弁(図示せず
)等が内蔵されると共に、該ケーシング16には高電圧
ケーブル(図示せず)を介して高電圧が印加されるよう
になっているものの、本実施例では従来技術によるシェ
ーピングエアカバーは設けられていない。なお、19は
ケーシング16の前端面に直交するように4箇所開口し
たエア排気口で、該各エア排気口19はエア軸受17.
エアモータ18の駆動エアを排気するもので、通常シェ
ーピングエアの一部として使用されている。20はエア
軸受17に回転自在に支持された回転軸で、該回転軸2
0の先端にはケーシング16外に位置して前述した回転
霧化頭11が取付けられ、その基端側はエアモータ18
に取付けられている。21は前記回転軸20を挿通して
設けられたセンタフィード式の塗料供給管で、該塗料供
給管21の先端は回転霧化頭11内に延在し、その基端
側は、塗料弁と接続されている。
22はケーシング16の前端側に位置してその外周側に
前後方向に移動可能に設けられた筒状の遮蔽筒で、該遮
蔽筒22の先端側22Aは回転霧化頭11の外周側を囲
むようになっており、基端側22Bはテフロン等のすべ
り軸受23を介してケーシンノグ16の外周に摺動可能
に支持され、後述するように流出エア量を調節するよう
になっている。
24は遮蔽筒22の後部側に位置してケーシング16の
外周に取付けられたシリンダ装置で、該シリンダ装置2
4は内部にピストン(図示せず)が摺動可能に挿嵌され
たシリンダチューブ24Aと、基端がピストンに固着さ
れ、先端がシリンダチューブ24A外に突出したピスト
ンロッド24Bとから構成され、該ピストンロッド24
Bの先端側はブラケット25を介して遮蔽筒22の基端
側22Bに固着されている。そして、前記シリンダ装置
24は、エア制御弁(図示せず)からエアが給排される
ことによって、遮蔽筒22を第3図または第4図の状態
の間で任意の位置に変位させるようになっている。
さらに、26はケーシング16の前端にエア排気口19
を囲むように設けられたリング状の排気エア遮蔽板で、
該排気エア遮蔽板26はエア排気口19からの排気エア
がストレートに回転霧化頭11に向けて流出するのを防
止し、回転軸20外周の隙間26Aから図中矢示B方向
の流れとなって流出するように整流するものである。
本実施例はこのように構成されるが、次にその作動につ
いて述べる。
まず、第3図により、遮蔽筒22を回転霧化頭11の外
周を羽根15の近傍まで囲むように前進させ、大径な円
形の塗着パターンを得るようにした場合の作動について
述べる。
即ち、シリンダ装置24にエアを給排してピストンロッ
ド24Bを伸長させると、該シリンダ装置24によって
遮蔽筒22は第3図の状態まで前進する。
この状態で、ケーシング16に高電圧を印加すると共に
、エアモータ18によって回転軸20゜回転霧化頭12
を高速回転させる。このように回転霧化頭12を高速回
転すると、霧化頭本体12の外周側に列設された羽根1
5によって矢示A方向のエア流を発生する。
しかし、蔽遮筒22が第3図の位置まで前進している場
′合には、回転霧化頭11の羽根15に向かって流入す
る流入エアの流れは、第3図中の点線矢示Cの状態とな
り、遮蔽筒22に邪魔され羽根15に向けて十分なエア
を流入させることはできず、当該羽根15によって回転
霧化頭11から発生するエア流Aは弱く、またエア圧も
低い。
この状態で、塗料供給管21から回転霧化頭11に塗料
を供紬し、その霧化頭本体12の放出端縁12Eから塗
料を噴霧するとき、塗料粒子は遠心力によって半径方向
に飛ばされようとするが、比較的弱いエア流Aによって
図中二点鎖線りに示すような斜め前方に向かう塗料噴霧
パターンDにパターン成形される。
このように、遮蔽筒22を前進させているときには、エ
ア流への流出エア量とエア圧が弱く、塗料噴霧パターン
Dは十分に前方に向かうパターン成形されず、被塗物8
に塗着する塗着パターン27は第3図中に斜線で示すよ
うな大径な円形パターンとなる。
次に、第4図により、遮蔽筒22を回転霧化頭11の外
周をケーシング16側に向けて後退させ、小径な円形の
塗着パターンを得るようにした場合の作動について述べ
る。
即ち、シリンダ装置24にエアを給排してピストンロッ
ド24Bを縮小させると、該シリンダ装置24によって
遮蔽筒22は第4図の状態まで後退する。
この状態で、エアモータ18によって回転軸20、回転
霧化頭12を高速回転させると、霧化頭本体12の外周
側に列設された羽根15によって矢示A′力方向エア流
を発生する。
この際、遮蔽筒22が第4図の位置まで後退しているか
ら、回転霧化頭11の羽根15に向かって流入する流入
エアの流れは第4図中の点線矢示C′の状態となり、遮
蔽筒22に邪魔されず羽根15には十分なエアを流入さ
せることができ、羽根15によって回転霧化頭11から
発生するエア流A′は強く、またエア圧も高いものが得
られる。
この状態で、塗料供給管21から回転霧化頭11に塗・
料を供給し、その霧化頭本体12の放出端縁12Eから
塗料を噴霧するとき、塗料粒子は遠心力によって半径方
向に飛ばされようとするが、強いエア流A′によって図
中二点鎖線D′に示すような前方に向かう塗料噴霧パタ
ーンD′にパターン成形される。
このように遮蔽筒22を後退させているときには、エア
流A′のエア圧が強いから、塗料噴霧パターンD′は十
分にパターン成形され、被塗物8に塗着する塗着パター
ン27′は第4図中に斜線で示すような小径な円形パタ
ーンとなる。
かくして、本実施例によれば、回転霧化頭11の外周に
羽根15を列設し、該羽根15に流入するエアの流れを
第3図中のCまたは第4図中のC′の状態に変えること
により、羽根15への流入エア量を調節する構成として
いる。この結果、羽根15によって発生するエア流を第
3図に示す弱いエア流Aまたは第4図に示す強いエア流
A′とすることができ、当該エア流AまたはA′をシェ
ーピングエアとして使用することにより、塗着パターン
を第3図中の大径パターン27または第4図中の小径パ
ターン27′にパターン成形することができる。
次に、回転霧化頭11を高速回転すると、その前面(ロ
リには、第3図または第4図中に点線に示すように、エ
アボンピング現象にょる負圧領域28が生じる。なお、
エアボンピング現象とは、回転霧化頭11を高速回転さ
せたとき、その前方の空気が半径方向に飛ばされること
によって生じる負圧現象と、この負圧現象を補うため前
方の空気を補給するような逆流現象をいう。
このような状態で、霧化頭本体12の放出端縁12Eか
ら塗料を噴霧すると、この噴霧パターンD、D′は羽根
15によるエア流A、A′のエア圧とエアボンピング現
象による負圧領域28との間の工カ差により、塗料噴震
パターンD、D′は負圧領域28で巻込まれるようにな
る。この結果、塗料噴霧パターンD、D′はうず巻状態
となり、回転霧化頭11から噴霧された塗料粒子は、細
かい粒子と荒い粒子とが前述の巻込み作用によって混合
され、混合塗料粒子となる。そして、この混合した塗料
粒子は静電界に沿って飛行し、被塗物8に塗着すること
になり、該被塗物8の全面にわたって隠蔽膜厚を均一と
することができると共に、表面の仕上り性を良好ならし
めることができる。
さらに、本実施例ではケーシング16にエア排気口19
を隠蔽するようにリング状の排気エア遮蔽板26を設け
、排気エアを隙間26Aがら矢示B方向に流出させるこ
とにより、従来技術のようにストレートに流出するのを
防止してい゛る。
ここで、従来技術によるものは、4箇所のエア排気口か
ら排気エアがストレートに流出していたから、塗料噴霧
パターンは第5図中の点線29で示すように花びら状に
変形されていた。しかし、本実施例では排気エア遮蔽板
26によって整流化され、ストレートに流出することは
ないから、塗料噴露パターンは第5図中の実線30で示
すような円形のパターンとなる。従って、本実施例では
、前述した回転霧化頭11によるエア流A。
A′によるシェーピングエア作用と相まって、層良好な
塗膜を得ることができる。
なお、本発明は羽根の形状、列設個数について実施例の
ものに限ることな(、種々の形状、個数をもったものを
採用しつるものであり、要は被塗物に向けて流れる軸方
向のエア流を発生することができれば、他の形状をもっ
た軸流用羽根を用いてもよい。
また、回転霧化頭は筒状ないしカップ状をなしておれば
よく、外形が円椎状、半球状をなしたものも含むもので
ある。
一方、実施例では回転軸を霧化頭本体の取付部に固着し
、塗料供給管を該回転軸内に挿通する形式を例示したが
、回転軸をハブ部材に取付け、該回転軸とは別個に配設
した塗料供給管を該ハブ部材の塗料供給面に臨ませるよ
うに構成した形式のベル型回転霧化頭にも適用しつるも
のである。
さらに、実施例では遮蔽筒は第3図の状態と第4図の状
態について述べたが、シリンダ装置にエアを給排するエ
ア制御弁によって、遮蔽筒を任意の位置でロックしうる
ことは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明に係るベル型回転塗装装置は以上詳細に述べた如
(であって、回転霧化頭の外周面側に被塗物に向けて軸
方向に流れるパターン成形用のエア流を発生させる羽根
を列設し、ケーシングには回転霧化頭の外周を囲むよう
に、かつ該回転霧化頭の前後方向に移動可能に流出エア
量調整用の遮蔽筒を設ける構成としたから、該遮蔽板を
進退させるだけで羽根から流出エア量とエア圧が調整で
き、この流出エア流をシェーピングエアとして使用する
ことにより、遮蔽筒の進退に応じて塗着パターンを変更
することができ、さらに羽根からのエア流を用いて被塗
物の塗着パターン内で大小の粒径をもった塗料粒子が混
在した状態の塗膜を得ることができ、均一な膜圧をもっ
た仕上り性の良好な塗膜とじつる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の実施例に係り、第1図は
本実施例に用いる回転霧化頭の半断面図、第2図は第1
図の左側面図、第3図は本実施例によるベル型回転塗装
装置の全体構成を遮蔽筒を前進させた状態で示す半断面
図、第4図はベル型回転塗装装置の全体構成を遮蔽筒を
後退させた状態で示す第4図と同様の半断面図、第5図
は排気エア?!蔽坂の有無による塗装パターンの変化を
示す平面説明図、第6図および第7図は従来技術に係り
、第6図は従来技術によるベル型回転塗装装置を示す要
部破断の全体構成図、第7図は被塗物への塗装パターン
を示す平面図である。 11・・・回転霧化頭、12・・・霧化頭本体、15・
・・羽根、16・・・ケーシング、17・・・エア軸受
、18・・・エアモータ、19・・・エア排気口、20
・・・回転軸、21・・・塗装供給管、22・・・遮蔽
筒、23・・・すべり軸受、24・・・シリンダ装置、
26・・・排気エア遮蔽板。 第 1 図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エアモータを内蔵したケーシングと、先端側が該ケーシ
    ング外に突出し、基端側が該ケーシング内に位置して前
    記エアモータによって回転駆動せしめられる回転軸と、
    該回転軸の先端側に設けられ、外周面側が筒状ないしカ
    ップ状をなすと共に内周面側に塗料平滑北面が形成され
    たベル型の回転霧化頭と、該回転霧化頭に塗料を供給す
    る塗料供給管とからなるベル型回転塗装装置において、
    前記回転霧化頭の外周面側には被塗物に向けて軸方向に
    流れるエア流を発生させる羽根を列設し、前記ケーシン
    グには前記回転霧化頭の外周を囲むように、かつ前記回
    転霧化頭の前後方向に移動可能に流出エア量調整用の遮
    蔽筒を設けたことを特徴とするベル型回転塗装装置。
JP1285623A 1989-11-01 1989-11-01 ベル型回転塗装装置 Expired - Lifetime JP2622611B2 (ja)

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JP1285623A JP2622611B2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 ベル型回転塗装装置

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JP2622611B2 JP2622611B2 (ja) 1997-06-18

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