JPH09225031A - 定量分与器 - Google Patents

定量分与器

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JPH09225031A
JPH09225031A JP8067349A JP6734996A JPH09225031A JP H09225031 A JPH09225031 A JP H09225031A JP 8067349 A JP8067349 A JP 8067349A JP 6734996 A JP6734996 A JP 6734996A JP H09225031 A JPH09225031 A JP H09225031A
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JP
Japan
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plunger
scale
adjusting member
graduation
rear end
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Application number
JP8067349A
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English (en)
Inventor
Masaru Saiki
勝 斉木
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正確な計量が容易にでき、液体の効率の良い分
注が可能な定量分与器を提供する。 【解決手段】シリンジ本体2に螺合されて、回転によっ
て移動する調整部材4を設け、この調整部材47でプラ
ンジャー3の移動を規制して、薬液注入量を設定する構
造であって、プランジャー3の軸方向に沿って表示され
た第1の目盛り部34と、調整部材4の回転方向に沿っ
て表示された第2の目盛り部331と、第2の目盛り部
331に対応して設けられた複数の指標461a〜46
1eからなる指標部46とを設け、各指標461a〜4
61eを互いに識別可能に表示した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインシュリ
ンなどの薬液を定量的に分注する定量分与器に係り、分
注量の設定が容易にできる定量分与器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、糖尿病患者がインシュリ
ン製剤を自己注射する場合には、インシュリン用定量分
与器が用いられる。この定量分与器は、投与操作を簡単
にするために、シリンジ本体内に予めインシュリン製剤
が収納されているプレフィルド式のものが開発されてい
る。この方式の定量分与器には、外周面にネジ山を有す
るケーシングと、ピストンと、内側にネジ山を有しケー
シングと螺合するスリーブ形状の調整手段(以下「調整
スリーブ」という)とを有する構造のものがある。この
調整スリーブは、ピストンの移動量、即ち注液量を設定
するための部材である。
【0003】ところで、このような定量分与器では、ピ
ストンの移動量を設定する際に、設定する移動量以上の
量を誤って設定してしまう場合があるが、上記従来の定
量分与器では、ピストンの移動量を設定する調整スリー
ブは一方向にのみ回転可能となっているため、前記のよ
うに設定を誤った場合には、余分に設定してしまった分
量を、ピストンを移動させて捨てなければならず、薬液
の無駄が生じていた。
【0004】さらに、上記従来の定量分与器では、注液
量の設定に際し、目盛りの表示が見にくく、正確な設
定、分注ができないという問題もある。特に、糖尿病等
では、視力の低下や手の震えなどの症状がでる場合があ
り、このような患者が自己注射を行うには、前記調整ス
リーブやピストンに表示されている目盛りの表示が見に
くく、調整スリーブを適確に操作できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、携帯
性と、取扱の容易性を具備し、さらに分与する液体の正
確な計量を容易に行うことができる定量分与器を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の本発明により達成される。
【0007】(1) 筒状のシリンジ本体と、前記シリ
ンジ本体内で摺動し得るガスケットと、前記ガスケット
を移動させるプランジャーと、前記シリンジ本体の外周
に回転および軸方向移動可能に設置され、前記プランジ
ャーの移動量を設定する筒状の調整部材と、前記プラン
ジャーの後端に設けられ、前記調整部材の後端に当接す
る当接部と、前記プランジャーの後端部に軸方向に沿っ
て設けられた第1の目盛り部と、前記調整部材の回転方
向に沿って設けられた目盛りからなる第2の目盛り部
と、前記調整部材の回転時に前記第2の目盛り部に対し
て相対的に回転する指標部とを有し、前記当接部の外周
または前記調整部材の後端部外周のいずれか一方に、前
記第2の目盛り部が設けられ、他方に前記指標部が設け
られており、前記指標部は、前記第2の目盛り部の各目
盛りに対応し、互いに識別可能に表示された複数の指標
で構成されていることを特徴とする定量分与器。
【0008】(2) 前記調整部材と前記シリンジ本体
の間には、前記調整部材の回転位置を位置決めし、正逆
いずれにも回転可能とする位置決め手段が設けられてい
る上記(1)に記載の定量分与器。
【0009】(3) 前記位置決め手段は、前記第2の
目盛り部の各目盛りと、これらに対応する前記指標部の
各指標とが、少なくとも合致した位置で位置決めを行う
ものである上記(1)または(2)に記載の定量分与
器。
【0010】(4) 前記調整部材の内周面には螺旋が
形成されており、前記シリンジ本体の外周には前記螺旋
の山部または谷部に嵌合する相手体が設けられている上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載の定量分与器。
【0011】(5) 前記第2の目盛り部の目盛りは、
前記第1の目盛り部の目盛りの最小単位を整数等分する
ものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
定量分与器。
【0012】(6) 前記第1の目盛り部は、隣接する
目盛りまたはその目盛りを含む領域が相互に異なる色に
色分けされている上記(1)ないし(5)のいずれかに
記載の定量分与器。
【0013】(7) 前記指標部は、各指標が異なる色
に色分けされている上記(1)ないし(6)のいずれか
に記載の定量分与器。
【0014】(8) さらに、前記プランジャーの移動
方向を一方向へ規制する移動方向規制手段を有する上記
(1)ないし(7)のいずれかに記載の定量分与器。
【0015】(9) 前記移動方向規制手段は、前記プ
ランジャーの前記シリンジ本体に対する回転を阻止する
機能を併有している上記(8)に記載の定量分与器。
【0016】(10) 前記プランジャーに設けられた係
合部と、前記調整部材に設けられ、前記調整部材が所定
距離移動した時に前記係合部と係合する係止部とを有
し、前記係合部と前記係止部との係合によって前記調整
部材の回転を規制する上記(9)に記載の定量分与器。
【0017】(11) 前記シリンジ本体は、カートリッ
ジ本体と、前記カートリッジ本体内を液密に摺動し得る
ガスケットと、前記カートリッジ本体の底部に設けられ
注入経路が接続される接続部とを有するカートリッジを
収納する収納部材であり、前記プランジャーは、前記カ
ートリッジ本体内のガスケットを移動させるものである
上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の定量分与
器。
【0018】(12) 前記シリンジ本体の先端は、一端
が前記接続部に穿刺される両頭針が液密に着脱自在に装
着し得るよう構成されている上記(11)に記載の定量分
与器。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施例につい
て、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発
明の第1実施例の定量分与器1の全体断面側面図であ
る。この実施例の定量分与器1は、インシュリン等の薬
液の自己注射を行う場合に用いられる注射筒として使用
されるものである。この定量分与器1は、シリンジ本体
2と、シリンジ本体2内に挿入され、先端にガスケット
31を有しているプランジャー3と、シリンジ本体2の
後端部に設けられている調整手段である調整部材4と、
プランジャー3の一方向移動のみを許可する移動方向規
制手段5とを有している。
【0020】図1は、本発明の定量分与器1を使用する
直前の状態を示すもので、この状態では、プランジャー
3は、シリンジ本体2から最も突出した状態となってお
り、前記調整部材4内に、プランジャー3が挿通し、プ
ランジャー3の後端は、前記調整部材4の後端から突出
し、プランジャー3の後端に設けられた円柱部材33
が、前記調整部材4の後端(図1中右側)に当接した状
態となっている。以下、上記各構成部材について詳説す
る。
【0021】前記シリンジ本体2の先端(図1中左側)
には注入経路としての針管21が接続されており、その
外側には針管カバー22が嵌合され、さらにその外側に
は、キャップ23が着脱自在に覆いかぶせられている。
キャップ23は、シリンジ本体2の先端外周面に嵌合さ
れる。
【0022】シリンジ本体2の後端の開口24からは、
プランジャー3が挿入されており、シリンジ本体2の内
壁25に密着して摺動するガスケット31が、プランジ
ャー3の先端に設けられている。シリンジ本体2内に
は、前記内壁25とガスケット31とによって、空間2
6が形成され、該空間26内には、例えば注射液である
インシュリン製剤が収納されている。前記針管21は、
この空間26に連通している。
【0023】図1および図4に示されているように、シ
リンジ本体2の外周面には、位置決め係合部として、軸
方向へ向けて直線状に形成された溝27が設けられてい
る。溝27は、周方向に等間隔で5つ設けられている。
【0024】さらに、シリンジ本体2の後端部には、雄
ネジ(相手体)が形成されている螺合部28が設けられ
ている。この螺合部28には、後述する調整手段である
調整部材4が螺合される。
【0025】プランジャー3は、前記ガスケット31
と、前記ガスケット31を先端に有する棒状のプランジ
ャー本体32と、プランジャー本体32の後端に固定さ
れている円柱部材33と、前記円柱部材33の先端側
に、即ちプランジャー本体32の後端部外面に設けられ
た第1の目盛り部34と、さらにその先端側にフランジ
状に形成され、後述する調整部材4の係止部45に係合
して調整部材4の回転を規制する係合部35とを有して
いる。
【0026】前記第1の目盛り部34は、プランジャー
の軸方向に沿って設けられた複数の目盛り341で構成
されている。各目盛り341の間隙には、異なる色が着
色されており、隣接する目盛り341の識別が各々容易
にできるように構成されている。そして、調整部材4の
規制部44を構成する後端面が、この第1の目盛り部3
4の目盛り341を指し示して、設定された量を示す指
標として機能する。
【0027】各目盛り341の間隙に着色するパターン
としては、二色を交互に着色する場合、または全て異な
る色に着色する場合などが挙げられる。全て異なる色に
着色する場合の具体例としては、表示されている注液量
の内、量の多い目盛りを赤色、量の少ない目盛りを青色
とし、その中間の量の表示を緑色、黄色または橙色等と
することができる。このような着色によって、異なる色
の境目が目盛り341の位置となり、目盛りをより明確
に認識することができ、調整操作が容易となる。
【0028】前記円柱部材33は、その周面に第2の目
盛り部331を有し、先端側の側面が調整部材4の後端
部に当接する当接部332となっている。
【0029】図2および図3に示されているように、前
記第1の目盛り部34は、プランジャー本体32が調整
部材4の後端より突出して、外側から視認できる部分に
設けられており、その突出した長さがプランジャー3の
移動量となる。
【0030】一方、調整部材4は、シリンジ本体2の横
断面における外径と同程度の内径を有する筒体であっ
て、調整部材4の内周面に設けられ、前記螺合部28と
螺合する螺旋状の雌ネジが形成されているネジ部41
と、調整部材4の先端部内周面に設けられ、前記溝27
と係合する突起42と、後端部に形成され、前記プラン
ジャー3の当接部33に当接する規制部44と、規制部
44に形成されプランジャー3が挿通する挿通孔43
と、規制部44を形成する端面の内側に設けられ、プラ
ンジャー3の係合部35に係合する係止部45とを有し
ている。
【0031】前記ネジ部41におけるネジの1ピッチ
は、例えば、前記第1の目盛り部34の最小の一目盛り
の間隔に相当するように形成されている。これにより、
調整部材4が、プランジャー3に対して、1回転する
と、規制部44は第1の目盛り部34の最小の一目盛り
に相当する距離を移動する。従って、調整部材4の1回
転の回転量を分割すれば、その分割された量に相当する
量の第1の目盛り部34の最小の一目盛りをさらに複数
に分割した量が設定できる。本実施例では、円柱部材3
3の周面を5等分した位置に、第2の目盛り部331を
構成する目盛り333が配置されている。この目盛り3
33の表示は、例えば、第1の目盛り部の最小目盛りを
10(ml)とした場合、これを5等分した目盛り、例え
ば、0、2、4、6、8(ml)等となる。
【0032】また、図4に示されているように、突起4
2は、シリンジ本体2の外周に形成された5つの溝27
に選択的に係合し、調整部材4の回転によって、溝27
から外れてシリンジ本体2の外周面を摺動して、次の溝
27内へ移動する。この溝から溝への移動の際には、突
起42とシリンジ本体2の外周面との間に生ずる摩擦に
よって、調整部材4の回転に抵抗を生じさせ、突起42
が溝27内に位置する時は、容易に回転しない程度の回
転抵抗が生じる。このような突起42と複数の溝27と
によって、調整部材4の位置決め手段(クリック機構)
48が構成される。
【0033】調整部材4の外周面において、その後端部
には、指標部46が設けられている。その指標部46
は、周方向を5等分した位置にそれぞれ設けられた5つ
の指標461a〜461eによって構成されている。こ
の指標461a〜461eは、相互に異なる色に着色さ
れており、前記第2の目盛り部331を構成する目盛り
333に対応する位置に設けられている。
【0034】また、目盛り333の各位置に、各指標4
61a〜461eが対応した状態で、上記位置決め手段
48によって位置決めされる構造となっている。この位
置決め手段48を構成する溝27に加えて、各溝27の
間にさらに溝を設けることによって、各目盛り333の
中間点で指標461a〜461eが位置決めされる構成
とすることができ、この場合には、さらに細かい注液量
の設定を容易に行うことができる。
【0035】特に、クリック機構によって調整部材4の
位置が決められるので、目盛り333の数を増やすこと
なく、指標461a〜461eを目盛り333の間に位
置させるだけで正確な注液量の設定ができる。なお、調
整部材4の外周面にはクリップ47が設けられている。
【0036】プランジャー3に設けられている係合部3
5と、調整部材4の係止部45は、相互に対向した位置
に設けられており、これらは、調整部材4がプランジャ
ー3の先端方向へ移動するに従って接近する。そして、
相互に対向する面には、図5および図6に示されている
ように、鋸刃状の凹凸351、451が繰り返し形成さ
れており、当接した際には相互に噛み合って一体となる
ように構成されている。
【0037】後述するように、プランジャー本体32
は、シリンジ本体2に対して回動不能となっているの
で、係合部35と係止部45とが係合して一体となるこ
とにより、調整部材4は、シリンジ本体2およびプラン
ジャー3に対し、回転不能となって、移動が阻止され
る。即ち、調整部材4の移動によっては、プランジャー
3は移動できない構成となっており、調整部材4の最大
移動量は、このメカニズムによって規定される。
【0038】また、シリンジ本体2の開口24には、逆
止部材51、52が設けられている。逆止部材51、5
2は、プランジャー本体32の側面に摺接する逆止部5
11、521を有し、図7に示されているように、この
一対の逆止部511、521によってプランジャー3が
挟持されている。この各逆止部511、521の対向す
る表面には、図8に示されているように、鋸刃状の凹
凸、即ち、緩斜面531と急斜面532とで形成された
縦断面が三角形状の凸部53を一直線状に複数配置して
構成されている。
【0039】一方、プランジャー本体32の側面には、
前記逆止部511、521がそれぞれ接触する接触部3
6a、36bが形成されている。この接触部36a、3
6bは、逆止部511、521と同様に、鋸刃状の凹
凸、即ち、図8に示されているように、緩斜面381と
急斜面382とで形成された縦断面が三角形状の凸部3
8を一直線状に複数配置して構成され、前記緩斜面と急
斜面の向きは、前記逆止部511、521を構成する緩
斜面531と急斜面532とは逆に形成されている。具
体的には、プランジャー本体32では、急斜面382が
後端方向へ向き、緩斜面381が先端方向(ガスケット
の方向)へ向いた構成となっており、逆止部511、5
21の場合にはその逆となっている。
【0040】逆止部511、521と接触部36a、3
6bとが接触している時には、逆止部511、521側
の緩斜面531と接触部36a、36b側の緩斜面38
1とが接触し、また逆止部511、521側の急斜面5
32と接触部36a、36b側の急斜面382とが接触
している。このような状態でプランジャー3をシリンジ
本体2内へ押し込むと、接触している緩斜面が互いにス
ライドして、逆止部材51、52が外側へ押し開かれ、
プランジャー3は先端方向へ移動する。
【0041】プランジャー3をシリンジ本体2から引き
抜く方向へ外力を作用させると、接触している急斜面が
相互に当接して、プランジャー3の移動を規制する。こ
のように、逆止部材51、52とプランジャー3の接触
部36a、36bとの作用によって、プランジャー3は
後端方向へは移動せず、先端方向にのみ、即ち一方向に
のみ移動可能に構成されている。そして、前記逆止部材
51、52とプランジャー本体32の接触部36a、3
6bとによって移動方向規制手段が構成される。プラン
ジャー3の後端方向への移動を規制することによって、
プランジャー3の移動による針管21からの空気の侵入
が防止されるとともに、第1の目盛り部34が移動しな
いので、設定する注液量が狂わない。
【0042】また、図7に示されているように、プラン
ジャー3は、平行な接触部36a、36bを逆止部材5
1、52で挟持されているので、シリンジ本体2に対し
てプランジャー本体32が回転することは不可能となっ
ている。
【0043】シリンジ本体2の表面には、収容されてい
る注射液の残量を示す第3の目盛り部29が設けられて
いる。この第3の目盛り部29では、ガスケット31の
先端面と一致する目盛りにより注射液の残量が示され
る。
【0044】以上のような構成において、本発明の定量
分与器1の作用を、以下に詳細に説明する。
【0045】第2の目盛り部331と指標部46を確認
して、第2の目盛り部331の0の目盛りに対応した位
置にある指標(以下「指標461a」とする)の色を確
認する。調整部材4をシリンジ本体2に対して回転さ
せ、第1の目盛り部34を見ながら所望の注液量を設定
する。第1の目盛り部34は、調整部材4の1回転によ
る移動量(ネジ部41の1ピッチ)が、最小目盛りとな
るように、注液量が表示されている。
【0046】最初に第1の目盛り部34を目安として、
大ざっぱに注液量を設定し、その後第1の目盛り部34
より細かい単位で目盛りが設定されている第2の目盛り
部331にて、設定する注液量の微調整を行う。
【0047】最終的な注液量は、前記目盛り341の表
示と、指標461aが示す第2の目盛り部331の目盛
り333の表示との和によって知ることができる。図3
に示されている場合には、38mlに設定されている。
【0048】本実施例では、最大の設定量は40mlであ
り、それ以上の設定量まで調整部材4を移動させると、
前記係合部35と係止部45が係合して調整部材4の回
転が規制される。
【0049】また、調整部材4を操作する際には、正逆
いずれでも回転可能なため、誤って所望の設定量以上の
量に設定してしまった場合には、調整部材4を逆に回転
させて、正確な量に設定し直すことができる。従って、
余分に設定してしまった分の薬液を捨てる必要はない。
【0050】キャップ23と針管カバー22を外し、針
管21を血管に穿刺して、プランジャー3をシリンジ本
体2側へ押し込む。シリンジ本体2へプランジャー3を
押し込む際、定量分与器1の握りを変えても、位置決め
手段48によって、回転が軽く規制されているため、調
整部材4が回転して設定されている注液量が狂うことは
ない。プランジャー3は、設定された移動量だけ押し込
まれて、調整部材4の後端に設けられた規制部44に当
接し、これにより、設定通りの注液量の注射が完了す
る。
【0051】次回注射を行う場合には、第2の目盛り部
331の0の目盛りに対応した指標461bの色を確認
し、この指標461bに対応する位置にある数字から注
液量を設定し、上記と同様の操作を行う。
【0052】このように、注射を終了した時、第2の目
盛り部331の0の目盛りを指していた指標461a
は、0の目盛りに対応した位置から外れてしまうが、他
の指標(例えば、指標461b)が0の目盛りの位置に
あるため、注射を終了した後も、その終了した状態から
連続して次の注液量の設定を行うことができる。
【0053】上記注液量の設定と注射を繰り返すと、シ
リンジ本体2内の注射液は減って行き、図9に示されて
いるように、収納されている注射液を使い切った状態で
廃棄される。
【0054】以上のように構成された実施例の他、指標
部46を構成する指標を他のパターン、例えば5つの指
標の形状を変えたり、アルファベット等の他の異なる記
号を用いることによって構成してもよい。さらに、1つ
の指標からなる指標部とし、該指標部が表示されている
部分を、調整部材4に対して回動自在に設け、注液量の
設定をする度に、指標部を回転させて、0の目盛りの位
置に指標を合わせる構成としてもよい。
【0055】また、前記とは逆に第2の目盛り部331
を調整部材4の後端部に設け、指標部46を円柱部材3
3の周面に設けた構成とすることもできる。
【0056】以上のような定量分与器1を構成するシリ
ンジ本体2、プランジャー3、調整部材を構成する材料
としては、それぞれ、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ−(4−
メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹
脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ブ
タジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナ
イロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロ
ン12)のような各種樹脂またはアルミナ等のセラミッ
クスが挙げられるが、その中でも、成形が容易であると
いう点で、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ−(4
−メチルペンテン−1)のような樹脂が好ましい。な
お、シリンジ本体2に用いられる材料は、内部の視認性
を確保するために、実質的に透明であるのが好ましい。
【0057】また、ガスケット31の構成材料として
は、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、
ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコー
ンゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)
や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、
オレフィン系、スチレン系等の各種エラストマー、ある
いはそれらの混合物等の弾性材料などが挙げられる。
【0058】図10は、薬剤が充填されているカートリ
ッジ6をシリンジの内部に収納した構造である第2実施
例を示す部分断面側面図であり、図11は、定量分与器
の先端部分の側面断面図である。この実施例では、シリ
ンジ本体7がカートリッジ6を収納する収納部材となっ
ている。
【0059】カートリッジ6は、筒状のカートリッジ本
体61と、ガスケット62と、接続部63とを有してい
る。カートリッジ本体61の一端には底部610が、他
端には開口612が形成されている。カートリッジ本体
61の外径は、シリンジ本体7の内径とほぼ等しく、カ
ートリッジ本体61の内腔にはガスケット62が液密に
摺動し得るように挿入されている。
【0060】前記ガスケット62と、カートリッジ本体
61の内壁とによって構成される空間64内には、薬液
が充填されている。カートリッジ本体61の底部610
には、接続部63が設けられている。
【0061】図11に示されているように、接続部63
は、カートリッジ本体61の底部610に形成された孔
611と、該孔611の開口側に設けられた収納部63
2と、収納部632内に液密に収納される閉塞部材63
1とを有している。収納部632は、孔611の内壁に
所定の間隔で形成された突起633、634によって、
その間に形成されている。
【0062】閉塞部材631の構成材料は、後述する両
頭針761により刺通可能なもので、かつ刺通状態で液
漏れが生じない程度に弾性を有するものであるのが好ま
しく、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエン
ゴム、シリコーンゴム、ラテックスゴムのような各種ゴ
ム材料や、その他熱可塑性エラストマー等の弾性体が好
適に使用される。
【0063】一方、上記のように構成されたカートリッ
ジ6を収納するシリンジ本体7には、先端部分にカート
リッジ6を挿入するための挿入口71が形成されてい
る。この挿入口71の内周面には、周方向に溝72が形
成されており、該溝72によって、ホルダー蓋73を装
着する装着部が構成されている。
【0064】シリンジ本体7の開口74の内壁には、既
述の第1実施例と同様の構成を有する移動方向規制手段
が設けられており、さらにその先端側には、段部75が
形成されている。この段部75によって、シリンジ本体
7内でカートリッジ6を固定する固定手段が構成され
る。
【0065】ホルダー蓋73は、一端に開口731を有
し、他端に底部730を有する筒状体であって、開口7
31の外周面には、周方向に連続して形成された突起7
32が設けられ、この突起732によって嵌合部が構成
され、底部側の外周面にはネジ山が螺旋状に形成され
て、ネジ部(雄ネジ)734が設けられている。またホ
ルダー蓋73の底部には、中央に孔733が形成されて
いる。
【0066】ネジ部734には、針管である両頭針76
1を保持する保持部材76が、そのネジ部(雌ネジ)7
63により螺合される。保持部材76は、一端に開口7
64を有し、他端に底部762を有する筒状体であっ
て、開口764の内周面には、ネジ山が螺旋状に形成さ
れて、ネジ部763が設けられている。また底部762
の中央には、前記両頭針761を挿通して固定すること
ができる。
【0067】以上説明した構成の他の部分については、
第1実施例で説明した構造と同様であるので省略する。
【0068】上記構成において、カートリッジ6を本発
明の定量分与器に装填する場合には、カートリッジ本体
61の開口612をシリンジ本体7の挿入口71に対向
させて、開口612の側からシリンジ本体7内へカート
リッジ6を挿入する。挿入されたカートリッジ6のカー
トリッジ本体61の開口612が、シリンジ本体7の段
部75に当接した状態とし、ホルダー蓋73の開口73
1をシリンジ本体7の挿入口71に挿入する。これによ
り、シリンジ本体7の溝72にホルダー蓋73の突起7
32が嵌合し、シリンジ本体7にホルダー蓋73が装着
され、カートリッジ6がシリンジ本体7の段部75とホ
ルダー蓋73との間で固定される。この時、カートリッ
ジ本体61内のガスケット62は、プランジャー3の先
端に当接している。
【0069】次に、使用する前に両頭針761をシリン
ジ本体7に装着する。即ち、保持部材76をホルダー蓋
73へ螺合させると、ネジ部734とネジ部763が螺
合して、固定される。この際、保持部材76の内側に位
置する両頭針761の一端が、カートリッジ6の弾性材
631を貫通し、両頭針761を介して、外側と連通し
た状態となる。この後の使用方法は、前記第1実施例の
場合と同様なので省略する。
【0070】本発明は、内容量や目盛りを変更すること
によって、インシュリン製剤の自己注射の他、ヒト成長
ホルモン剤、抗血友病プロブリン製剤、乾燥血液凝固第
IX因子複合体等の自己注射に用いることもできる。ま
た、自己注射以外にも、例えば医師や看護婦による注
射、または注射器として使用する場合の他、薬液の配
合、培養液の分注などに用いる定量分与器に用いること
もできる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定量分与
器によれば、携帯に便利で、取扱が容易であり、分注す
る液体の正確な計量ができる。この場合、プランジャー
の軸方向に設けられた第1の目盛り部と、回転方向に設
けられた第2の目盛り部とを組み合わせて計量するた
め、より正確に計量することができる。
【0072】特に、第1の目盛り部、第2の目盛り部お
よび指標部などを色分けした場合には、目盛りがより見
やすくなり、計量がさらに容易となる。調整部材が正逆
いずれにも回転可能であるため、設定量の修正ができ、
さらに正確な注液量の設定ができるとともに、余分に設
定した分の液体を廃棄する必要がなく、分注する液体を
有効に利用することができる。
【0073】また、第2の目盛り部に対して、目盛りの
間隔に合わせた指標部を設けることによって、分与する
液体の計量を、リセット操作をすることなく、連続して
行うことができるので、さらに操作が簡単となり、より
迅速に計量を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用する前の状態を示すもので、本発明の第1
実施例の定量分与器の全体断面側面図である。
【図2】調整部材の移動が係止された状態を示す定量分
与器の全体断面側面図である。
【図3】注液量が設定された状態を示す定量分与器の全
体側面図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】プランジャー本体に設けられた係合部の形状を
示す、プランジャーの部分斜視図である。
【図6】調整部材の係止部の形状を示す、調整部材の内
部透視部分斜視図である。
【図7】移動方向規制手段の構成を示す、横断面図であ
る。
【図8】移動方向規制手段の構成を示す、部分断面拡大
図である。
【図9】注入液を使い切った状態を示す、定量分与器の
全体側面図である。
【図10】本発明の第2実施例の構成を示す、部分断面
側面図である。
【図11】本発明の第2実施例の先端部分の拡大断面側
面である。
【符号の説明】
1 定量分与器 2 シリンジ本体 21 針管 22 針管カバー 23 キャップ 24 開口 25 内壁 26 空間 27 溝 28 螺合部 29 第3の目盛り部 3 プランジャー 31 ガスケット 32 プランジャー本体 33 円柱部材 331 第2の目盛り部 332 当接部 333 目盛り 34 第1の目盛り部 341 目盛り 35 係合部 351 凹凸 36a、36b 接触部 38 凸部 381 緩斜面 382 急斜面 4 調整部材 41 螺子部 42 突起 43 挿通孔 44 規制部 45 係止部 451 凹凸 46 指標部 461a〜461e 指標 47 クリップ 48 位置決め手段 5 移動方向規制手段 51、52 逆止部材 511、521 逆止部 53 凸部 531 緩斜面 532 急斜面 6 カートリッジ 61 カートリッジ本体 610 底部 611 孔 612 開口 62 ガスケット 63 接続部 631 閉塞部材 632 収納部 633 突起 7 シリンジ本体 71 挿入口 72 溝 73 ホルダー蓋 730 底部 731 開口 732 突起 733 孔 734 ネジ部 74 開口 75 段部 76 保持部材 761 両頭針 762 底部 763 ネジ部 764 開口

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のシリンジ本体と、 前記シリンジ本体内で摺動し得るガスケットと、 前記ガスケットを移動させるプランジャーと、 前記シリンジ本体の外周に回転および軸方向移動可能に
    設置され、前記プランジャーの移動量を設定する筒状の
    調整部材と、 前記プランジャーの後端に設けられ、前記調整部材の後
    端に当接する当接部と、 前記プランジャーの後端部に軸方向に沿って設けられた
    第1の目盛り部と、 前記調整部材の回転方向に沿って設けられた目盛りから
    なる第2の目盛り部と、 前記調整部材の回転時に前記第2の目盛り部に対して相
    対的に回転する指標部とを有し、 前記当接部の外周または前記調整部材の後端部外周のい
    ずれか一方に、前記第2の目盛り部が設けられ、他方に
    前記指標部が設けられており、 前記指標部は、前記第2の目盛り部の各目盛りに対応
    し、互いに識別可能に表示された複数の指標で構成され
    ていることを特徴とする定量分与器。
  2. 【請求項2】 前記調整部材と前記シリンジ本体の間に
    は、前記調整部材の回転位置を位置決めし、正逆いずれ
    にも回転可能とする位置決め手段が設けられている請求
    項1に記載の定量分与器。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段は、前記第2の目盛り
    部の各目盛りと、これらに対応する前記指標部の各指標
    とが、少なくとも合致した位置で位置決めを行うもので
    ある請求項1または2に記載の定量分与器。
  4. 【請求項4】 前記調整部材の内周面には螺旋が形成さ
    れており、前記シリンジ本体の外周には前記螺旋の山部
    または谷部に嵌合する相手体が設けられている請求項1
    ないし3のいずれかに記載の定量分与器。
  5. 【請求項5】 前記第2の目盛り部の目盛りは、前記第
    1の目盛り部の目盛りの最小単位を整数等分するもので
    ある請求項1ないし4のいずれかに記載の定量分与器。
  6. 【請求項6】 前記第1の目盛り部は、隣接する目盛り
    またはその目盛りを含む領域が相互に異なる色に色分け
    されている請求項1ないし5のいずれかに記載の定量分
    与器。
  7. 【請求項7】 前記指標部は、各指標が異なる色に色分
    けされている請求項1ないし6のいずれかに記載の定量
    分与器。
  8. 【請求項8】 さらに、前記プランジャーの移動方向を
    一方向へ規制する移動方向規制手段を有する請求項1な
    いし7のいずれかに記載の定量分与器。
  9. 【請求項9】 前記移動方向規制手段は、前記プランジ
    ャーの前記シリンジ本体に対する回転を阻止する機能を
    併有している請求項8に記載の定量分与器。
  10. 【請求項10】 前記プランジャーに設けられた係合部
    と、前記調整部材に設けられ、前記調整部材が所定距離
    移動した時に前記係合部と係合する係止部とを有し、前
    記係合部と前記係止部との係合によって前記調整部材の
    回転を規制する請求項9に記載の定量分与器。
  11. 【請求項11】 前記シリンジ本体は、カートリッジ本
    体と、前記カートリッジ本体内を液密に摺動し得るガス
    ケットと、前記カートリッジ本体の底部に設けられ注入
    経路が接続される接続部とを有するカートリッジを収納
    する収納部材であり、 前記プランジャーは、前記カートリッジ本体内のガスケ
    ットを移動させるものである請求項1ないし10のいず
    れかに記載の定量分与器。
  12. 【請求項12】 前記シリンジ本体の先端は、一端が前
    記接続部に穿刺される両頭針が液密に着脱自在に装着し
    得るよう構成されている請求項11に記載の定量分与
    器。
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